サードウェーブデジノスは30日、同社の「GALLERIA ゲーム推奨パソコン」から販売する「A列車で行こう9 Version 3.0 プレミアム」推奨PCに、最新のハードウェアを搭載したデスクトップPC2モデル、ノートPC1モデルを追加し、販売を開始した。GALLERIA 『A列車で行こう9 Version 3.0 プレミアム』 推奨モデル XT-Aの主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4790 (3.60GHz)、チップセットがIntel H97 Express、メモリがPC3-12800 8GB (4GB×2)、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 760 2GB、ストレージが2TB SATA6Gb/s HDD、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、OSがWindows 8.1 64bit (Windows 7 Home Premiumも選択可)。価格は税別124,980円。GALLERIA 『A列車で行こう9 Version 3.0 プレミアム』 推奨モデル XT-Mの主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4790 (3.60GHz)、チップセットがIntel H97 Express、メモリがPC3-12800 8GB (4GB×2)、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 760 2GB、ストレージが1TB SATA6Gb/s HDD、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、OSがWindows 8.1 64bit (Windows 7 Home Premiumも選択可)。価格は税別119,980円。GALLERIA 『A列車で行こう9 Version 3.0 プレミアム』 推奨モデル QF860HEの主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4710MQ(4コア/8スレッド、2.5GHz)、チップセットがMobile Intel HM87 Express、メモリが8GB PC3-12800(4GB×2)、ストレージが500GB SATA3Gb/s HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 860M 2GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、ディスプレイが15.6型フルHD(1,920×1,080ドット)非光沢液晶、OSがWindows 8.1 64bit(Windows 7も選択可能)。本構成の価格は税別119,980円から。
2014年10月30日京阪電気鉄道とホテル京阪は12月6日、婚活イベント「良縁列車でいく ロテル・ド・比叡」を開催する。参加者は中之島駅から出町柳駅まで直通の貸切列車「良縁列車」に乗り、縁結びで有名な「相生社(あいおいのやしろ)」がある下鴨神社を参拝。移動中の列車内で車内イベントなどを行い、スタッフが出会いをサポートする。下鴨神社では相生社の由緒に関する神官の説明を聞き、その後、比叡山の中腹にたたずむホテル「ロテル・ド・比叡」のパーティー会場にて、ビュッフェスタイルのランチやミニゲームを楽しむ。成立したカップルには、京阪グループの各種景品が抽選で当たるなどのプレゼントが用意されているという。参加できるのは28~45歳の未婚男性と、25~40歳の未婚女性。男女各70名、計140名を募集する。参加費は運賃、昼食代、イベント費用など込みで男性9,800円、女性9,500円。参加申込みはJTB西日本のオンライン予約サイト「たびーと」にて受け付ける。申込期間は12月1日までだが、定員に達し次第締め切る。
2014年10月28日東急電鉄の池上線はJR山手線の五反田駅とJR京浜東北線の蒲田駅を結んでいる。全線が複線で、全列車が各駅停車。追い越しもなく、3両編成の電車が行ったり来たりするだけのシンプルなダイヤだ。趣味的にはおもしろくないけれど、効率の良い平行ダイヤだから利用者には便利なはず。そして、輸送状況に合わせて巧みに運行本数を調整している。その池上線のダイヤの工夫を紹介しようと思ったら、不思議な列車の存在が浮かび上がってきた。増発したけれど終点から戻ってこない。その列車がどこへ消えたか、その謎を推理しよう。まずは東急池上線の列車ダイヤを見てみよう。画像をクリックして拡大してみたほうがわかりやすいと思う。1日を圧縮してみると、かなり運行本数が多い様子がわかる。列車ダイヤも密度が濃くなっている。列車の速度が同じで途中駅の追い越しもない。典型的な平行ダイヤだ。池上線は人口が多い地域を走るけど、列車は3両編成と短いから、これだけの本数を走らせないと乗客を乗せきれないのだろう。乗客にとっては、乗り過ごしても次の電車がすぐにやって来るという安心感がある。路面電車に似た感覚で、手軽に利用されていると思われる。朝のラッシュ時と夕方のラッシュ時はさらに線の密度が濃い。通勤通学用に増発するからだ。池上線は沿線に私立学校も多く、制服を着たお子様も多い。そして注目は朝ラッシュ時。五反田~雪が谷大塚間の区間列車がとても多い。朝は沿線各駅から五反田方面に通勤する人が多く、都心から遠ざかる蒲田方面の乗客は比較的少ないようだ。ちなみに雪が谷大塚駅には電車の車庫がある。朝のラッシュ時間帯を拡大してみよう。朝の5時になると、五反田駅から蒲田駅行、雪が谷大塚駅から五反田駅・蒲田駅行の始発列車がいっせいに出発する。少し遅れて蒲田駅から五反田駅行が発車する。雪が谷大塚駅の電車は車庫から出発。五反田駅と蒲田駅の電車は前日の夜から待機しているようだ。蒲田駅発の列車が少し遅れている理由も、ダイヤを見ると納得できる。雪が谷大塚駅から五反田駅行の列車に続行したときに、他の列車と運行間隔をそろえるためだ。この後、朝のラッシュ時に向けて、雪が谷大塚駅始発の電車が次々に追加されていく様子も読み取れる。少し時刻を移動して、朝のラッシュ時を表示した。やはり五反田~雪が谷大塚間の区間列車が多い様子がわかる。 雪が谷大塚~蒲田間は日中より少し運行間隔が狭い程度だ。そして、この中に謎の列車がある。7時台に雪が谷大塚駅始発で蒲田へ向かったまま、9時台まで帰ってこない列車だ。謎の列車を赤く塗ってみた。さらに観察すると、図で「A」と示した時間帯は蒲田駅行が多く、「C」の時間帯は蒲田発五反田行が多い。その間の「B」の時間帯の列車は少ない。終点に着いた列車は折り返して戻ってくるはずだけど、どうも数が合わない。ちなみに蒲田駅の池上線の線路は2本だけ。たくさんの列車を留置できない。○行先は東急多摩川線だった!では、蒲田駅であふれそうな列車たちはどこへ行ったか? 正解は、蒲田駅から東急多摩川線に入り、多摩川駅へ向かっていた。では、池上線のダイヤと東急多摩川線のダイヤを上下に並べてみよう。東急多摩川線の起点は多摩川駅で、列車ダイヤも多摩川駅を上にするところだけど、今回は蒲田駅を上にしてみた。これで池上線とのつながりがよくわかる。池上線で蒲田駅に到着した列車たちが、東急多摩川線の増発列車に使われている。その時間帯、東急多摩川線のダイヤの密度が濃くなっている。この列車たちが戻ってくるまで、池上線のダイヤは隙間ができている。種明かしをすると、池上線の雪が谷大塚駅の車庫は、池上線と東急多摩川線の両方の電車を収容している。だから東急多摩川線の電車は雪が谷大塚駅から池上線を通って蒲田駅に行き、折り返して東急多摩川線の列車として運行する。そして1日の運行が終わると、始発列車用に多摩川駅と蒲田駅に残した電車を除いて、雪が谷大塚駅に帰ってくる。朝、本来は回送列車として出庫させる東急多摩川線の電車を、乗客が利用できるように池上線で営業運転を行う。だから、旅客列車のデータだけをダイヤで表すと、池上線の電車の一部が行方不明になったように見えてしまうというわけだ。池上線と東急多摩川線は別の路線だから、蒲田駅で折り返すときは別の列車となる。そのまま「雪が谷大塚駅発、蒲田経由、多摩川行」なんて直通運転してくれたらおもしろいと思うけれど、利用者が混乱するからやらないのだろう。ちなみに、東急多摩川線は「東急多摩川線」が正式な路線名。「東急」とわざわざ付ける理由は、西武鉄道にも「多摩川線」があり、明確に区別するため。また、現在の田園都市線渋谷~二子玉川間はかつて「新玉川線」の名称で、現在も新玉川線と呼ぶ人がいて混乱するかもしれないから、といわれている。
2014年10月26日JR東日本、JR東海、JR西日本、JR九州、JR四国、JR北海道は24日、冬の期間(12月1日から2015年2月28日まで)に運転される臨時列車の概要を発表した。JR東日本は冬の期間中、計3,469本(新幹線1,670本、在来線1,799本)増発される。「はやぶさ」「こまち」「あさま」「つばさ」をはじめ、年末年始の帰省や旅行に便利な臨時列車も運転。臨時の「あさま」には新型車両E7系も使用されるという。「とれいゆ つばさ」「POKEMON with YOU トレイン」など、"乗って楽しい"列車も運転される。水郡線では全線開通80周年を記念し、12月5~7日に快速「SL奥久慈清流ライン号」を運転。C61形の牽引で水戸~常陸大子間を走行する(下りのみ。上りは「DL奥久慈清流ライン号」として運転)。在来線では他にも、特急「成田エクスプレス」の延長運転(横須賀駅まで)、初日の出や初詣に便利な臨時列車の運転などを行う。JR東海は新幹線において、年末年始や3連休、休前日など利用者の集中する時間帯に、「のぞみ10本ダイヤ」(1時間あたり最大10本の「のぞみ」を設定)を実施。冬期間の新幹線の運転本数は過去最多の3万975本(1日平均344本)となり、うち12月26日から1月4日までの10日間で3,899本(1日平均390本)を運転する。年末年始は東海道・山陽新幹線を直通する「のぞみ」を数多く運転し、在来線でも臨時の特急「(ワイドビュー)しなの」「(ワイドビュー)ひだ」「(ワイドビュー)南紀」を増発する。JR西日本は、新幹線の臨時列車を昨年より151本多い計1,217本運転。「のぞみ」「みずほ」「さくら」「ひかり」などの臨時列車が年末年始や3連休を中心に運転される。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンへ行くのに便利な山陽新幹線「ひかり580号」(博多発新大阪行)と、同列車に接続し、新大阪駅からユニバーサルシティ・桜島方面へ直通する臨時の快速列車も引き続き運転される。JR九州は12月26日から1月4日まで、「みずほ」20本、「さくら」115本、「つばめ」10本を増発するほか、在来線特急列車(「かもめ」「ハウステンボス」など)も計357本増発する。特急「あそぼーい!」「A列車で行こう」といったD&S列車も冬休み期間を中心に運転。各地のカウントダウンイベントや初詣に合わせた臨時列車も運転する。JR四国は年末年始期間中(12月27~31日、1月2~5日)、特急「しおかぜ」「いしづち」の分割・併結がなくなり、8両編成すべて岡山駅発着の特急「しおかぜ」に。高松方面の特急「いしづち」へは多度津駅または宇多津駅で乗換えとなる。他に金刀比羅宮などへの初詣に便利な臨時列車も運転される。JR北海道の臨時列車の運転本数は計532本で、昨年より106本減少。「北海道新幹線(2015年度末に開業予定)に関する諸準備などによる影響」と同社は説明している。釧網本線では1~2月、釧路駅発着の「SL冬の湿原号」「DL冬の湿原号」や知床斜里~網走間の「流氷ノロッコ号」などを運転。流氷観光に便利な「流氷特急オホーツクの風」も札幌~網走間で運転される。夏に続き、函館本線「山線」経由の特急「ヌプリ」(札幌発函館行)・「ワッカ」(函館発札幌行)も登場するとのこと。
2014年10月25日JR東日本は10月7日、2017年春ごろに運行開始を予定している「クルーズトレイン」の列車名とシンボルマークを決定したと発表した。列車名は「トランスイート 四季島(しきしま)」となる。「四季島」には、日本の古い国名「しきしま」をもとに、美しい四季と伝統を感じながらの旅を連想させ、時間と空間の移り変わりを楽しむ列車であるという想いが込められている。「TRAIN SUITE(トランスイート)」は、「四季島」が同社のフラッグシップとして位置付けられる列車であること、全室スイートルームであることを表すサブタイトル。シンボルマークは、「ひと」「もの」「こと」の象徴である3本の線が四季を意味する「4つの節目」を巡り戻ってくるデザインとし、美しい四季と伝統を感じるクルーズの旅を表現したもの。シンボルマークのデザインは、車両のエクステリア・インテリアデザインと一体感のあるものとするため、KEN OKUYAMA DESIGNが担当した。列車名の決定に伴い、「四季島」専用ホームページのURLが変更となる。「トランスイート 四季島(しきしま)」の列車デザインは6月3日に発表されている。編成は、先頭車(展望エリア付き動力車)2両、パブリックスペースとしてラウンジ車1両、ダイニング車1両、パーソナルスペースとして客室のデラックススイート車1両、スイート車5両の計10両で構成される予定。
2014年10月08日JR東日本は7日、クルーズトレインの列車名を「TRAIN SUITE(トランスイート) 四季島」と発表した。シンボルマークも決定し、専用ホームページのURLも変更された。同社のクルーズトレインについては、車両のエクステリア・インテリアデザインのイメージがすでに発表され、運行開始時期は2017年春頃とされている。列車デザインのプロデュースを担当するのは、「KEN OKUYAMA DESIGN」代表の奥山清行氏。10両編成のうち、先頭車の1・10号車は展望エリア付き動力車、2・3・4・8・9号車がスイート車、5号車がデラックススイート車、6号車がダイニング車、7号車がラウンジ車とされ、各車両とも日本の自然や文化を楽しめるようなインテリアデザインに。エクステリアはガラス張りの形状が特徴だという。列車名に採用された「四季島」について、「日本の古い国名『しきしま』をもとに、美しい四季と伝統を感じながらの旅を連想させ、時間と空間の移り変わりを楽しむ列車」(JR東日本)との思いを込めて命名。サブタイトルにあたる「トランスイート」は、同社のフラッグシップに位置づけられる列車であることと、全室スイートルームであることを表したものだという。「四季島」のシンボルマークは「KEN OKUYAMA DESIGN」がデザインを手がけ、エクステリア・インテリアデザインと一体感を持たせた。「『ひと』『もの』『こと』の象徴である3本の線が、四季を意味する『4つの節目』を巡り戻ってくるデザインとし、美しい四季と伝統を感じるクルーズの旅を表現」(JR東日本)したとのこと。列車名の決定にともない、クルーズトレイン専用ホームページのURLも変更に。「四季島」の列車名を案内するページも新たに開設されている。
2014年10月07日JR西日本はこのほど、七尾線観光列車の名称を「花嫁のれん」に決定した。「北陸デスティネーションキャンペーン」に合わせ、2015年10月から運転開始を予定している。この名称は、婚礼の際に色鮮やかなのれんを嫁ぐ娘に持たせる旧加賀藩の風習にちなんだものだという。本来の「花嫁のれん」は、のれんが風になびくように、婚家の家風に早くなびくようにとの願いを込めて花嫁に渡される。女性の幸せを願うこの伝統文化を観光列車の名称として採用することで、「幸」をキーワードに旅の魅力を提供しようとの思いを込めた。能登には恋路海岸や夫婦岩と称される機具岩(はたごいわ)、パワースポットとして有名な「聖域の岬」など、「幸」をイメージさせる観光スポットが多いことから、観光列車「花嫁のれん」を契機に能登の魅力を全国・海外に発信していく考えだ。同列車は、北陸の伝統工芸である輪島塗や加賀友禅をイメージした外観に。車内座席は赤と黒を基調とし、車内装飾には金沢金箔や輪島塗などを施すという。キハ48形2両編成を改造して使用し、土休日や多客期を中心に金沢~和倉温泉間を1日2往復、年間約150日の運転を予定している。
2014年10月01日神戸電鉄は10月11日から11月3日まで、「粟生線の未来を考える市民の会」との協働による「ハロウィン装飾列車」を運行する。この取組みは、同会が主催するハロウィンパーティーの会場として神戸電鉄の列車を使用し、パーティー終了後もハロウィンの装飾をそのまま活用して営業列車として運行するというもの。ハロウィンパーティーは「みんなでハロウィン電車」の名称で、10月11日10時からと13時からの2回、押部谷駅停車中の電車の中で開催。各回1時間30分程度の予定で、参加者自らが市販のジェルシールを列車の窓内側に貼り付け、ハロウィンの飾付けを行う。パーティー参加費は大人500円、子供300円で、各回定員40名。仮装して参加の場合は各100円引きとなる。事前申込制で、粟生線の未来を考える市民の会ウェブサイトにて申し込める。
2014年09月30日「銀座」と名の付く商店街はたくさんあって、どこもにぎやかだ。そして鉄道にも「銀座」がある。それは「特急銀座」。各方面の特急列車がひしめく路線だ。かつての東北本線や山陽本線など、新幹線開業前の主要幹線は昼も夜も特急列車が多く、華やかだった。現代の「特急銀座」といえば北陸本線だ。米原駅を起点とし、琵琶湖に沿って敦賀駅に立ち寄り、日本海に沿って金沢駅・富山駅を経由して直江津駅に至る。そこから信越本線に接続して日本海縦貫線を形成する。米原駅から敦賀駅まではL特急「しらさぎ」が1時間に1本走り、途中から大阪駅と北陸方面を結ぶ特急「サンダーバード」も加わる。繁忙期は臨時便も合わせて30分間隔だ。福井駅からは関東方面への接続を担う特急「はくたか」も1往復運転され、金沢駅から1時間に1本の運転となる。金沢駅からは新潟行の特急「北越」も運転されている。その他、ビジネスや通勤需要に対応した特急「ビジネスサンダーバード」「おはようエクスプレス」「おやすみエクスプレス」も走る。そしてなんといっても、最長距離寝台特急「トワイライトエクスプレス」(大阪~札幌間)の存在感だ。こんなにたくさんの特急列車がひしめく中で、最も密度の高い区間は金沢~富山間だ。そこで、列車ダイヤ描画ソフト「Oudia」で、北陸本線米原~富山間のダイヤを作成してみた。そのにぎやかな列車ダイヤを眺めよう。特急列車を赤い線で表示したら、見事に真っ赤に染まった。もうこれだけでニヤニヤしたくなる。米原~敦賀間は、「しらさぎ」が等間隔で並ぶ。私鉄特急もJRの他の幹線も、特急列車と普通列車のバランスは大体このくらいだろう。ところが、敦賀駅から特急列車の運行本数がほぼ倍になる。特急「サンダーバード」の大群が加わるからだ。特急「サンダーバード」は、実際には敦賀駅より少し米原寄りの近江塩津駅から北陸本線に合流してくる。湖西線と北陸本線の接続駅が近江塩津駅だからだ。ただ、「サンダーバード」は近江塩津駅をあっさり通過してしまうため、時刻表では敦賀駅から走り出すように見える。ダイヤを見ると、「サンダーバード」は「しらさぎ」の直後を追いかけている。逃げる白鷺、追う雷鳥だ。調整して等間隔で走ればいいのに……とも思うが、どちらも併走区間内だけの乗客は少なく、名古屋・大阪から北陸方面を結ぶ役割が大きいのだろう。お互いの列車を気遣う必要はないらしい。敦賀~福井駅間はおっとりした白鷺と雷鳥が乱舞する。次の福井~金沢間もほぼ同じだけど、少し特急が増えている。朝に「おはようエクスプレス」、夜に「おやすみエクスプレス」が走るからだ。上越新幹線に接続する「はくたか」も、遠慮がちに1往復だけ設定されている。深夜に越後湯沢駅からやって来て、福井駅に1泊して早朝に戻っていく。そういえばこの区間、鳥の名前の列車が多いな……。そして金沢~富山間。中部・関西から北陸方面を結ぶ列車と、関東から北陸方面を結ぶ列車が入り乱れる。むしろ普通列車の肩身が狭い。通勤通学時間帯の金沢駅付近で、ちょっとだけ増発される以外は存在感がない。もっと増発したいけど、北陸本線は貨物列車も多いらしいから厳しいかも。なお、貨物列車のダイヤは旅客用時刻表ではわからないため、ここには表示していない。さて、緑色で示した線は豪華寝台特急「トワイライトエクスプレス」だ。下り札幌行は14時台から16時台にかけてこの区間を通過する。寝台特急だけど、この区間を走るのは昼間だ。糸魚川駅付近の海岸沿いを、トワイライトタイムに通過するように設定されている。上り大阪行は8時台から10時台に通過。やはり糸魚川駅付近で朝を迎えた後だ。「トワイライトエクスプレス」をたどっていくと、なんと、途中で特急列車に追い越されている。下りは鯖江駅付近で特急「サンダーバード19号」に、上りは動橋駅付近で特急「サンダーバード14号」に抜かれる。ビジネス客が多い昼間の特急列車が優先で、速度が遅い旅行向けの寝台特急列車は道を譲るというわけだ。ただし、乗車した人たちのブログによると、下りは鯖江駅で正解だが、上りは芦原温泉駅で抜かれるとのことで、このダイヤだとちょっとずれている。実際は上り「トワイライトエクスプレス」が必死に逃げて、芦原温泉駅に駆け込んでいるのかもしれない。「トワイライトエクスプレス」は来春で運行終了と発表されている。北陸新幹線が金沢駅まで開業するのは来年3月14日で、並行在来線の特急列車も金沢駅以北はほぼ廃止。和倉温泉駅発着の特急列車が金沢~津幡間をかすめるだけだ。そこで、現在のダイヤから金沢~富山間の特急列車を消してみるとどうなるか、試してみたところ……。うわ、寂しい! 金沢駅を境に、「特急銀座」が「シャッター通り」になってしまった。とはいえ、並行在来線のダイヤ発表はこれから。特急列車が消えた時間帯に普通列車が増発されるだろう。地元の人々に便利な路線となることを期待したい。
2014年09月21日エアバスは7月31日、ANAホールディングスがA320neoファミリー(A320neoとA321neo)を30機で、発注を確定したことを発表した。機材はA320neoが7機、A321neoが23機となっている。ANAが発注したA320neoファミリーには、プラット・アンド・ホイットニーのPW1100G-JMエンジンを搭載。現在、A320neo初号機の組み立ては完了しており、PW1100G-JMエンジン、塗装も終え、間もなく初飛行に向けた地上でのテストが始まる。初飛行は2014年第3四半期を、商業運航開始は2015年第4四半期を予定している。
2014年08月01日JR北海道はこのほど、猛暑時に札幌圏で運行していた散水列車の廃止を発表した。散水列車は、レール温度の上昇を抑制するため、線路に水を撒きながら運行するタンク車。1999年の記録的な猛暑による札幌圏での大幅なダイヤの乱れを受けて、翌年から導入された。17時の天気予報で翌日の予想最高気温が32度以上となった場合に翌日の運行を決定し、岩見沢~札幌間と白石~島松間で臨時運転していた。散水により、レール温度を5度程度下げられたという。一方で、温度低下効果の持続時間は1時間から1時間半程度と比較的短く、かといって長時間散水すれば、路盤を緩めてしまい、軌道変位につながりかねないとの問題点もあった。このため、JR北海道は酷暑期の軌道管理体制を強化することで、散水列車を廃止しても安全が確保できると判断。従来は52度と想定していたレールの最高温度を57度(外気温35~36度に相当)に変更し、レール管理を行うこととした。また、想定される最高レール温度を超えた場合にも安全を確保するため、レール温度57度で時速45km以下の徐行、60度で運転中止とする運転規制の基準を定めた。レール温度が50度に達した時点で、徒歩による巡回に加え、列車による巡回も行うこととし、監視を強化するとしている。
2014年07月12日アウディ ジャパンは、プレミアムミッドサイズセダン&アバントモデル「A4シリーズ」のエントリーモデル「A4 / A4 アバント 2.0 TFSI」に、スポーティな人気装備を追加した限定車「A4 / A4 アバント Sラインプラス」を発売した。同限定車は、人気のオプションであるSラインパッケージを標準装備とし、19インチチタンルックアルミホイールも新規採用した。「A4」本来のスポーティさ、デザイン性をよりいっそう引き立てたモデルとなっている。Sラインパッケージはエクステリアに専用フロント&リヤバンパー、サイドシル、Sラインエンブレム(サイド)、Sラインロゴ入りドアシルプレート、Sラインサスペンション(quattro社製)を装備。インテリアには「S-line」エンボス加工入りフロントスポーツシート、マルチファンクション&パドルシフト付本革巻き3スポークスポーツステアリングホイール、マットアルミニウムパネル、ブラックヘッドライニングを備える。同限定車ではこれらの装備に加えて、19インチ5アームローターデザイン チタンルック マシンポリッシュト アルミホイールを標準装備としている。ボディカラーはグレイシアホワイト、デイトナグレー、ファントムブラックの3種類を用意。販売台数はセダン、アバントモデルそれぞれ限定110台、計220台。価格は、「A4 Sラインプラス」が522万円(税込)、「A4 アバント Sラインプラス」が540万円。
2014年06月20日JR西日本岡山支社はこのほど、ラッピング列車「NARUTO -ナルト- 列車」の運行を3月末で終了すると発表した。今月30日に津山線で運行される臨時列車「ありがとう! NARUTO -ナルト- 列車」がラストランを飾る。「NARUTO -ナルト- 列車」は、美作(みまさか)地域10市町村からなる美作国建国1,300年記念事業実行委員会との共同事業として、昨年4月3日から運行開始。キハ47形(2両編成)とキハ120系(1両編成)の2編成で、外観と内装には美作地域の岡山県奈義町出身の漫画家、岸本斉史氏原作『NARUTO -ナルト- 疾風伝』のキャラクターが描かれた。キハ47形は津山線を中心に、キハ120系は姫新線と因美線を中心に運転されたが、当初から約1年間の運転期間が定められており、今年3月いっぱいで運転を終了することに。臨時列車「ありがとう! NARUTO -ナルト- 列車」はキハ47形(2両編成)を使用し、津山線岡山~津山間を1往復運転。運転時刻は、津山行の往路が岡山駅10時0分発・津山駅11時15分着。岡山行の復路は津山駅14時15分発・岡山駅15時48分着。途中、金川・福渡・弓削・亀甲の各駅に停車する。全車自由席で、普通乗車券があれば予約なしで乗車可能だ。乗車記念として、往路の津山駅到着時にはスイーツや「NARUTO -ナルト- 列車」中吊りポスター、NARUTOクリアファイルなどを乗客にプレゼント。復路の車内(亀甲~岡山間)では、硬券タイプの記念乗車証を配布するという。プレゼントはいずれも数量限定のため、なくなり次第配布を終了する。
2014年03月26日JR九州はこのほど、人気の観光特急列車で行く日帰り旅行商品2種類を発売した。ツアー名称は「特急『ゆふいんの森』で行く、駅長おすすめの日田ひなまつりの旅」「特急『A列車で行こう』で行く、駅長おすすめの天草の旅」。「日田ひなまつりの旅」は、木のぬくもりあふれるモダンなインテリアが人気の特急「ゆふいんの森」を使用し、D&S列車(デザイン&ストーリー列車)ならではのリゾート気分を満喫しながら現地へ。日田では365日がひなまつりの宿「ひなの里 山陽館」での食事やひな人形、女将が描いたおひなさまの筆絵、三隈川を眺めながらの日田温泉を楽しむ。日田の豆田町では、昔ながらの街並みに映える絢爛豪華なひな人形を眺めながらの散策タイムも。同旅行商品は2月22日出発で、旅行代金は新鳥栖駅発7,060円、佐賀駅発8,000円、肥前山口駅発9,140円、肥前鹿島駅発1万280円。定員40名。「天草の旅」では、移動に九州新幹線と特急「A列車で行こう」を使用。「A列車で行こう」では、ベンチやソファを配した1号車「A-TRAIN BAR」でドリンクを片手にゆったりと過ごしながら、天草の海の絶景を車窓から楽しめる。現地到着後、松島観光ホテル「岬亭」で天草ならではの海鮮料理やまろやかな泉質の庭園露天風呂を堪能する。1月25日出発で、旅行代金は新鳥栖駅発1万2,300円、佐賀駅発1万3,800円、肥前山口駅発1万5,000円、肥前鹿島駅発1万6,000円。定員50名。「特急『ゆふいんの森』で行く、駅長おすすめの日田ひなまつりの旅」「特急『A列車で行こう』で行く、駅長おすすめの天草の旅」ともに、申込みは佐賀駅およびJR九州旅行佐賀支店、新鳥栖駅、肥前鹿島駅、肥前山口駅にて受け付ける。
2013年12月09日年末の帰省に列車を利用する人も多いことだろう。列車の指定席を手配する時は、窓口で希望をいうと可能な限り配慮してくれる。さて、どんな席が人気だろうか。マイナビニュース会員の男女1,000名に聞いてみた。Q.指定席の位置、どこが一番好きですか?1位 進行方向左側の窓際 38.2%2位 窓際ならどこでも 27.3%3位 進行方向右側の窓際 15.2%4位 進行方向左側の通路側 11.6%5位 通路側ならどこでも 1.8%■進行方向左側の窓際・「外の景色を見る事が出来るので」(33歳男性/情報・IT/技術職)・「車窓を楽しめる、すれ違いが気にならない」(40歳男性/医療・福祉/専門職)・「左ひじをついて右手が開くから、リラックスできる」(24歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)■窓際ならどこでも・「景色が見えるし、横に寄りかかれるので」(28歳男性/その他/フリーランス)・「景色が見られればよい」(24歳女性/サービス業/事務系専門職)・「奥まった方が落ち着くから」(27歳男性/機械・精密機器/技術職)■進行方向右側の窓際・「身体を右に傾けて座るのが楽だから」(34歳男性/その他/企業サービス)・「通過駅や対向列車が確認しやすい」(31歳男性/情報・IT/事務系専門職)■進行方向左側の通路側・「トイレにすぐいけるので通路側がよい」(24歳男性/食品・飲料/営業職)・「一人なら乗り降りしやすい通路側がいいです」(29歳女性/商社・卸/事務系専門職)■通路側ならどこでも・「トイレや売店に行きやすい」(34歳男性/運輸・倉庫/労務)・「落ち着くし、隣の人に気を遣わないから」(27歳女性/学校・教育関連/その他)・「いつでも逃げ出せる」(25歳男性/金融・証券/専門職)■番外編: 実は、こだわってます・「窓際ならどこでも: コンセント等の兼ね合い(N700系に限ったことだが)」(24歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)・「窓際ならどこでも: 路線に寄って進行方向のどちら側が景色が良いかあらかじめ調べて、座る」(42歳男性/電機/技術職)・「車両の一番後ろ: シートを心置きなく全開で倒せるから」(34歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)■総評やっぱり景色が見える窓際が上位。1位から3位まで窓際で、全体で8割となった。左側と右側では左が人気で、主な理由は「左によりかかりたい」「右手が動きやすい」だった。どちらと同じと思いきや、利き腕に関係しているらしい。また、日本の列車は左側通行だから、右側の窓で対向列車とすれ違う。鉄道ファンなら対向列車を見たくて右側を選ぶところだ。しかし、すれ違う時の衝撃を嫌って「落ち着く」と左側を選ぶ人も多い。4位と5位は通路側。こちらも理にかなっていて「トイレに立ちやすい」「売店や車内販売を利用しやすい」という理由が多い。女性には「窓際だと席をたつときに気をつかう」という意見もあった。「本当は窓際がいいんだけど......」という気持ちもありそうだ。これはシート間隔を広げるなど、鉄道会社に強く要望したいところだろう。窓際か通路側か、という選択になるが、選択の理由は景色やトイレだけではない。東海道・山陽新幹線のN700系は窓際だとコンセントを使いやすいし、東京に行くときは富士山が見える。車端部はスーツケースといった荷物を置ける......など、ユニークな回答も多かった。また、右側と左側、進行方向の前後など、すべての選択肢で「落ち着く」「なんとなく」という意見があった。理屈ではなく、居心地のいい場所は人それぞれということか。調査時期: 2012年10月24日~2012年10月26日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性716名 女性284名 合計1,000名調査方法: インターネットログイン式アンケート【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月20日三陸鉄道は12月15日から、全国でも珍しい「こたつ列車」を運行する。2011年は東日本大震災の影響で運行することができなかったため、今回は2シーズンぶりの運行となる。こたつ列車は、12月15日~2013年3月31日までの土日祝日を対象に(元日から1月6日までは毎日運行)、久慈(くじ)駅~田野畑駅までの区間を1日1往復する。4人向かい合わせの席にひとつのこたつが設けられ、みかん(12~1月)やせんべい(2~3月)を食べながら列車の旅を楽しめる。また、乗車した人には「こたつ列車乗車記念証明書」がプレゼントされる。こたつ列車のもうひとつのポイントは、岩手県沿岸北部に伝わる小正月の「なもみ」が登場すること。なもみは、鬼面をかぶって家々を回り無病息災を祈願する行事で、秋田県のなまはげと同じような風習。車内で「なもみ」が練り歩く姿は迫力満点で、列車内はどよめきと歓声に包まれるという。運賃は、乗車区間の乗車券(久慈~田野畑片道960円)と指定席券(片道300円)。久慈~田野畑1日フリー乗車券(1,500円)の購入がおすすめとのこと。また、久慈発12時30分のこたつ列車の予約をされた人には、こたつ列車限定の特製お弁当の予約販売を行う。予約は乗車日の前日13時まで受付。価格は1,050円~。こたつ列車は全て指定席。予約は三陸鉄道で電話にて受け付ける。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月14日東日本旅客鉄道(以下JR東日本)は、大みそかから元旦にかけて運行する、終夜臨時列車と初詣列車について発表した。JR東日本は12月31日の夜から1月1日早朝にかけて、日の出スポットや有名寺社仏閣に出掛ける利用者を対象に、臨時列車と初詣列車を運行する。東北の岩手県の毛越寺(もうつうじ)、中尊寺(平泉)行きは、「ジパング盛岡平泉初詣・平泉初詣」「ふるさと初詣平泉号・ふるさと初詣仙台号」を運行。宮城県の塩竈(しおがま)神社行きは、「初詣2013年開運号」を運行する。東京都の武蔵御嶽神社行きには青梅線が終夜運転する他、高尾山へは「新春初詣やまどり」が運行する。千葉県の成田山新勝寺へは、「成田山初詣むさしの号」などの臨時便を運行。神奈川県鎌倉の鶴岡八幡宮へは、宇都宮線(湘南新宿ライン)・横須賀線とも終夜運転する。また、新潟県の弥彦神社行きには、「きらきら来る年 」「初詣NO.DO.KA」などが運行する。日の出スポットとしては、茨城県の鹿島灘(太平洋沿い)行きは「常磐初日の出号」が運行。千葉県の犬吠埼(いぬぼうざき)へは「犬吠初日の出・銚子初日の出号」が、外房へは「外房初日の出・おいでよ南房総初日の出」が運行する。また、静岡県伊豆の初日の出観光のために、「伊豆初日の出号・伊東初日の出号・熱海初日の出号」を運行する。詳細はJR東日本の特設サイトで案内している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月10日京王電鉄は、12月から年始にかけての列車増発を発表した。臨時列車が増発されるのは、京王線と井の頭線。忘年会シーズンの深夜需要に対応するため、12月6日、7日、13日、14日、20日、21日の6日間、京王線新宿24時前後発の準特急、通勤快速と、井の頭線渋谷発24時前後の各駅停車を臨時増発。また8日、15日、22日の3日間も、京王線で新宿発24時前後の通勤快速を臨時増発する。12月31日~1月1日には、大みそか終夜運転も実施する。運転区間は京王線新宿~高尾山口間、新線新宿~笹塚間、調布~橋本間、北野~京王八王子間、ならびに井の頭線全線。おおむね30~40分間隔で各駅停車を運転するという。また、高尾山の初日の出を迎える時間に合わせて、新宿発高尾山口行きの特急列車1本および急行列車2本と、都営新宿線本八幡発高尾山口行きの直通列車1本を「迎光号」として設定。車両前後にはヘッドマークが掲示されるという。京王バス東では、調布駅北口・つつじヶ丘駅北口と深大寺を結ぶ初詣臨時バスを、22時30分頃~午前3時頃の間に約30分間隔で運行。最終便は深大寺発3時頃を予定している。御岳山についても、御岳登山鉄道でケーブルカーを終夜運転するほか、西東京バスでJR青梅線御嶽駅から御岳山ケーブル下まで臨時バスを運行する。なお、京王電鉄バスグループの深夜急行バス、および西東京バスの深夜急行バス・楽々エクスプレスについては、12月29日(土)~2013年1月6日(日)の深夜は運休となる。その他、ダイヤの情報は「京王電鉄」、「京王バス」、「御岳登山鉄道」、「西東京バス」各公式ページへ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月05日JR九州は2013年1月3日・4日に福岡Yahoo!JAPANドームで行われるコンサートに伴い、臨時特急列車を運転することを発表した。臨時特急列車は、小倉・大分方面の「ソニック」、佐賀・長崎方面の「かもめ」で実施。いずれもコンサートの終演時間に合わせて運行するという。1月3日の博多発大分行き臨時列車「ソニック97号」は博多を22時17分に出発し、大分に0時53分に到着する。博多発長崎行き臨時列車「かもめ97号」は、博多を22時13分に出発し、長崎に0時13分到着。1月4日の博多発大分行き臨時列車「ソニック99号」は、博多を23時22分に出発し、大分に1時43分に到着する。博多発長崎行きの臨時列車「かもめ99号」は、博多を23時に出発し、長崎に1時3分到着。全国のJR駅みどりの窓口・旅行センター、指定席券売機および主な旅行会社にて発券を行う。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月05日JR東日本「185系」「185系」は、東海道本線で普通列車と急行列車に使用されていた「153系」の置き換えとして登場。特急「踊り子」号の列車として知られている。東京駅7:24発伊東行きの普通列車は、「185系」で運行されている。これに乗れば、普通料金でちょっと快適に乗車することができる。大井町駅~品川駅間で撮影した、特急型電車を使用した乗り得普通電車です。(にゃこさん・千葉県・27歳男性)あなたの鉄道写真をマイナビニュースに載せてみませんか?その鉄道への想いやエピソードとともに画像を募集中!投稿はこちらから。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月30日秩父鉄道は12月3日、秩父神社の例大祭「秩父夜祭」に合わせて、普通列車ならびに急行列車を臨時増発する。当日、秩父市内は交通規制などにより大きな混雑が予想される。同社では、「ぜひ列車で秩父夜祭見学にお出掛けください」と呼びかけている。なお、12月2日は臨時列車の増発はなく、土休日時刻表での利用となる。また、秩父夜祭を記念した特別ヘッドマークを掲出し、「秩父夜祭号」として運転する。車両は急行6000系(3編成)、1007号、ELパレオエクスプレス。このうち、「EL秩父夜祭号」は12月1日~3日の3日間の掲出となる。今年は「秩父屋台」が国重要有形民俗文化財に指定されて50周年を記念し、12月1日にも秩父夜祭の屋台4基が特別曳行(えいこう)される。午前中に各収蔵庫を出発、秩父神社境内に集結し、12時30分~14時30分まで飾り置きされる。通常ではなかなか見ることができない4基そろっての飾り置きを観覧する機会となる。同社では、秩父夜祭臨時時刻表を作成し、各駅にて配布中。秩父鉄道ホームページよりダウンロードすることも可能となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月28日JR東日本仙台支社はこのほど、奥羽本線(山形線)赤岩駅について、冬の期間に全列車通過とすることを発表した。期間は12月1日から2013年3月25日まで。福島~米沢間では、山形新幹線「つばさ」は全列車通過。普通列車も、福島~庭坂間で区間列車が運転される以外、沿線人口が少ないこともあって1日6往復のみの運転とされ、日中約5時間にわたって列車が停車しない時間帯もあった。中でも赤岩駅は、冬の期間の周辺住民による利用実績がない状態が続いていた。そのため、赤岩駅では12月1日より普通列車もすべて通過することに。来年度以降もこの措置が継続されるという。福島県福島市にある赤岩駅は、山形新幹線の開業まで板谷駅、峠駅、大沢駅とともに「4駅連続スイッチバック」のひとつとして知られた。1992年の山形新幹線開業にともない、スイッチバックは撤去され、ホームも移設されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月17日JR九州は、12月2日より開催される「水戸岡鋭治の幸福(しあわせ)な鉄道展」に合わせ、全車指定席の臨時列車「水戸岡鋭治の幸福な臨時列車」を限定運行する。同列車は「SL人吉」に使用される50系客車3両とディーゼル機関車による編成で、鹿児島本線の博多~門司港間を1日1往復運行。陣原~門司間では、通常は貨物列車しか運転しない貨物線を走行するという。運行にあたり、水戸岡鋭治氏がデザインしたヘッドマークを掲出。車内では記念乗車証の配布や九州の観光列車グッズの販売などを行う。運転日は、12月2・8・9・15・16日および2013年1月12~14日。きっぷは乗車日の1カ月前より、全国の駅のみどりの窓口や旅行会社の窓口で発売する。臨時列車は全席指定のため、乗車区間の通常運賃のほかに指定席料金が必要。なお、臨時列車の乗車を行程に含んだ旅行ツアー商品「貨物線(鹿児島本線)を行く! 水戸岡鋭治の幸福しあわせな臨時列車 乗車の旅」も企画しているとのこと。「水戸岡鋭治の幸福(しあわせ)な鉄道展」は、12月2日から2013年1月14日まで、JR博多シティのJR九州ホールにて開催。JR九州のデザイン顧問でもあるデザイナー、水戸岡鋭治氏が手がけた車両や駅の数々を映像やパネル・模型などで展示し、「水戸岡デザイン」の真髄を探る。入場料は大人1,000円、中高生800円、小学生200円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月05日茨城県ひたちなか市内を走るローカル鉄道「ひたちなか海浜鉄道」では、毎年元旦に初日の出・初詣列車「急行あじがうら号」を運行するのが恒例となっている。2013(平成25)年1月1日は、これに加えて新企画「快速なかみなと号」も運行することになった。運行は「急行あじがうら号」が勝田駅5時32分発、阿字ヶ浦駅5時58分着、「快速なかみなと号」が勝田駅6時14分発、那珂湊駅6時29分着というスケジュール。「特別1日フリー乗車券」(勝田~阿字ヶ浦間)も大人800円、小人400円で発売される。発売場所は、那珂湊駅及び勝田駅湊線ホーム改札とひたちなか商工会議所の本所および支所で、前売りは12月1日から発売。前売り1日フリー乗車券については三が日のうち1日有効。前売乗車券購入者には「湊線ノート」がプレゼントされるというプレミアム付き。また、指定席券も発売予定で、大人・小人同額で420円。50名先着順で、12月1日(土)那珂湊駅特設コーナーで11時00分から先行予約を受け付ける(当日は引換券発行)。電話予約受付は12月2日(日)9時00分からとなり、指定席券は当日(元日)5時00分から勝田駅で現金または引換券と交換となる。なお、主催の「ひたちなか海浜鉄道」と「おらが湊鐵道応援団」では、沿線でおすすめの初日の出と初詣スポットとし以下の場所を挙げている。初日の出スポットが「湊公園」(那珂湊駅から徒歩約10分)、「海門橋」(那珂湊駅から徒歩約13分)、「水門帰帆」(殿山駅から徒歩約15分)、「平磯海水浴場」(平磯駅から徒歩約10分)、「平磯白亜紀層」(平磯駅から徒歩約15分)、「磯埼灯台」(磯崎駅から徒歩約20分)、「阿字ヶ浦海岸」(阿字ヶ浦駅から徒歩約10分)。初詣スポットは「橿原神宮」(殿山駅から徒歩約10分)、「天満宮」(那珂湊駅から徒歩約7分)、「酒列磯前神社」(磯崎駅から徒歩約10分)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月26日JR北海道、JR東日本、JR東海、JR西日本、JR四国は19日、冬の期間(12月1日から来年2月28日まで)に運転される臨時列車・増発列車の概要を発表した。東海道新幹線は期間中、1日平均331本の列車を運転。利用者の多い朝夕時間帯を中心に臨時列車も運転する。また、N700系以降の技術開発成果を採用し、安全性・信頼性を高めた新型車両、N700Aが2月8日にデビューする。山陽新幹線では年末年始、3連休、週末を中心に、東京~博多間を直通運転する「のぞみ」、新大阪~鹿児島中央間を直通運転する「さくら」などの臨時列車を運転する。東北新幹線も年末年始や3連休を中心に、「はやぶさ」「はやて」など増発。一部の臨時列車は新型車両E5系で運転し、グランクラスも営業する。在来線の増発列車で注目されるのが、「成田エクスプレス」のE259系による特急「マリンエクスプレス踊り子」。今期初めて設定される列車で、全車指定席の6両編成。東京~伊豆急下田間で運行される予定だ(運転計画については別表参照)。伊豆方面へは251系10両編成(全車指定席)による「スーパービュー踊り子」や、リゾート21黒船列車またはアルファ・リゾート21による「リゾート踊り子」も冬の期間に運行される。12月29日より大船渡線一ノ関~気仙沼間で運転開始する快速「ポケモントレイン気仙沼号」(キハ100系2両編成)をはじめ、各社とも年末年始の帰省や行楽などに便利な列車を多数運転。なお、JR四国の特急「しおかぜ」については、12月28~31日と1月2~6日は全編成が岡山駅発着となり、特急「いしづち」は高松~多度津間のみの運転(高松から松山へは宇多津駅で、松山から高松へは多度津駅で「しおかぜ」と乗換え)となる。年末年始には臨時夜行列車も運転される。注目は12月29日に運転される上野発弘前行「あけぼの81号」と1月3日に運転される弘前発上野行「あけぼの82号」。ともに583系6両編成(全車寝台車)を使用する。今春より臨時列車化された寝台特急「日本海」と急行「きたぐに」は、今冬も引き続き運転。大阪~青森間の「日本海」は客車二段B寝台車6両(全車寝台車)という編成で、運転日は青森発が12月27~29日と1月3~5日、大阪発が12月28~30日と1月4~6日。「きたぐに」は大阪~新潟間を湖西線経由で運行し、電車三段B寝台車6両とグリーン車1両の編成に(自由席はなし)。大阪発12月27~1月6日、新潟発12月28日~1月7日の運転となる。東京~大垣間の臨時快速「ムーンライトながら」(全車指定席)については、運転日は東京発12月21日~1月5日、大垣発12月22日~1月6日とJR東海が発表。485系6両編成(全車指定席)の「ムーンライトえちご」については、12月21~24日と12月28日~1月6日に新宿~新潟間で運転するとJR東日本高崎支社が発表している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月21日岡山県の岡山駅~津山駅を結ぶJR津山線に、美咲町オリジナルのラッピングをほどこした列車が登場した。2013年6月ごろまで、定期列車として毎日2~7本運行する。「美咲町ラッピング列車」は、美咲町の玄関口であるJR亀甲駅を拠点とした観光施策の第1弾として行われるもの。JR津山線の列車1両(キハ47系気動車)をラッピングし、美咲町の魅力を観光客へPRする。ラッピング列車のデザインは、全国の小、中、高校生を対象に行った「幸せのエッグデザインコンテスト」の応募作品975点の中から選ばれた14作品。列車の前に2作品、左右に各6作品が配置されている。列車のメインカラーは黄色で、美咲町が展開する観光プロジェクト「美咲黄福物語」のロゴや、「美作国建国1300年」、「幸せいっぱい美咲町」のロゴが描かれている。運行時間の詳細など美咲町ホームページで確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月19日三重県伊賀市の国定公園青山高原内に総合リゾート施設を運営する「メナード青山リゾート」と「忍者列車」の伊賀鉄道がタイアップして実現した、アロマフラワートレイン「セージトレイン」。10月6日に運行を開始した。期間は11月25日(日)まで。「セージトレイン」は、メナード青山リゾート「ハーブガーデン」で開催されている「セージフェスタ」に合わせて運行するイベント列車。青とピンクの「忍者列車」の伊賀上野寄りの車両に、ハーブポプリやてるてる坊主、香り袋が吊り下げられる。癒し効果抜群の香りに満ちた車内は、伊賀鉄道の秋の恒例となっている。「セージトレイン」の運行時刻は日替わり。乗車の際は乗車日前日の17時00分以降に、伊賀鉄道上野市駅へ確認を。また、同列車の運行に合わせ、「セージ香り付ききっぷ」も上野市駅と伊賀神戸駅で発売している。セージの香りが付いた珍しいきっぷで、大人片道350円区間となっている。メナード青山リゾート「ハーブガーデン」の入園料が半額になる特典付きだ(入園の際、きっぷの呈示が必要)。ただし、各200枚ずつの発売で売り切れ次第終了となる。なお、メナード青山リゾート「ハーブガーデン」は、6ヘクタールに10万株のセージが広がる。「セージフェスタ」期間中は、ミニブーケ作り(500円)やセージ花摘み体験(500円)を開催するほか、セージ写真コンテストや特別撮影会を企画。さらに、11月中の土、日、祝日には、ハーブ足湯(300円)、簡単ソーセージ作り(800円)も行い、期間末の11月23日~25日のセージ収穫祭が予定されている。ハーブガーデン入園料は、大人1,000円、子ども500円。開園時間は9時00分~17時00分(最終受付16時00分)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月18日茨城県ひたちなか市内を走るローカル鉄道「ひたちなか海浜鉄道」では、今夏にも実施したビア列車「湊線一番搾り号」に続き、11月に「湊線ボージョレ・ヌーヴォー号」を運転する。「ひたちなか海浜鉄道湊線」は、JR常磐線勝田駅と阿字ヶ浦駅間14.3キロメートルを結ぶ。全国的にも珍しくなった、昭和中期製造のディーゼルカーがいまだに現役で運行中だ。沿線の那珂湊駅は大正初期の開設当時の趣を残すレトロな建築で、沿線で唯一の有人駅だ。そんな「ひたちなか海浜鉄道」と、ひたちなか市の酒屋「お酒の遊園地・イシカワ」のコラボによるイベント列車が「湊線ボージョレ・ヌーヴォー号」。11月15日(木)に解禁日を迎える”ボージョレ・ヌーヴォー”を、解禁日直後の11月16日(金)に「ひたちなか海浜鉄道湊線」の列車貸し切りで味わおうというもの。ワインアドバイザーも乗車する予定だ。当日は18時15分勝田駅湊線構内集合で、往路は勝田駅18時32分発~勝田駅19時45分着で、復路は阿字ヶ浦発19時19分~勝田着19時45分の一往復。使用車両はキハ3710-01を予定している。料金は、1人4,000円で、ワイン代(ボージョレ・ヌーヴォーほか約10種類)とオードブル、往復乗車運賃も込みとなっている(ただし、飲み放題ではない)。定員は30名で、定員に達し次第、締め切る。1人での参加も受け付けている。また、予約申し込みは「お酒の遊園地・イシカワ」で毎日9時00分~17時00分までの受付。「ひたちなか海浜鉄道」では受け付けていないので注意。また、当日キャンセルについて、キャンセル料が必要。更に、20歳未満の参加は不可。なお、当日の受付は運行開始の約15分前から勝田駅で受付を行うため、発車10分前までには集合のこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月16日サイバーフロントは2日、都市開発鉄道シミュレーションゲーム『A列車で行こう9 Version2.0 プロフェッショナル』の製品概要を発表した。12月7日に発売する。人気の鉄道ゲーム『A列車で行こう』シリーズの最新作で、『A列車で行こう9』の追加キットとして販売する。鉄道施設のスケール縮小、臨時ダイヤ設定機能のほか、立体交差駅や三角建物など70種類以上の建物を追加した。開発はアートディンク。対応機種はWindows 7 / Vista / XP。遊ぶためには『A列車で行こう9』本体が必要となる。『A列車で行こう9』は2010年に発売され、街づくりゲームおよび鉄道ゲームとして人気となった。その後、街づくりファン向けに2本の建物キットが発売され、リアルな風景を楽しむためにNVIDIA 3D VISIONに対応する「3Dプログラム」も提供された。その一方で、鉄道ファンからはさらなる鉄道要素の充実を望む声が多かった。『A列車で行こう9 Version2.0 プロフェッショナル』は、その要望に応えた進化版となっている。鉄道要素として最大の特徴は、「スケール1:1モード」と「架線柱」だ。「スケール1:1モード」は、鉄道施設を縮小して建物との比率を1:1とする機能で、このモード専用のマップが用意される。従来は遊びやすさと鉄道車両の見やすさを重視し、鉄道を大きくデフォルメしていた。「スケール1:1モード」の搭載により、よりリアルな風景が再現できるほか、同じ広さのマップでも相対的に鉄道路線を長くできるため、長距離列車を運行しやすくなる。「架線柱」は線路に付随する施設で、電化区間の再現には欠かせない。従来は省略されていたが、架線柱を使うことで電車の走る風景に実感がプラスされ、電化区間と非電化区間の風景の違いも楽しめる。なお、架線自体は描画されず、架線柱の有無にかかわらず電車の運行は可能で、従来通り省略しても遊べる。こだわりの情景パーツといったところだ。鉄道施設はほかに、2種類の「立体交差駅」や路面電車用の「電停」、さらに「車両倉庫」などが追加された。立体交差駅は都市の鉄道に欠かせないスタイルで、郊外の路線に見られる「1階 / 2階タイプ」と、秋葉原駅のような「2階 / 3階タイプ」が用意される。電停もユーザーの要望の高かったスタイルで、路面電車を活用した風景を再現できる。その他の駅として、短編成用の田舎駅や、バス向けの「標識1本の田舎バス停」も登場する。「車両倉庫」は飾りではなく駅の一種として機能し、実際に列車の乗り入れが可能。列車運行を極めたい「ダイヤ派」にもうれしい機能が追加された。ポイントの時間指定が可能となり、ターミナル駅で同じ列車が入線するホームを時間帯によって変えたり、夜間のみ車庫へ振り向けるというダイヤ設定が可能になった。駅のダイヤ設定には、「臨時ダイヤ機能」を追加。同じ車両について平日と休日のダイヤを変えたり、季節によって運行時刻を変更したりできるようになった。街づくり重視のプレーヤーにも朗報だ。従来は「マップ・コンストラクション」しか使えなかった「地形編集」が、ゲームモードでも使用可能に。山を切り崩して住宅地を造成し、海を埋め立てて工場や港湾の整備もできる。「市街化調整区域指定」機能によって過剰な都市発展も防げる。「田舎の風景に勝手にビルが立ってしまう」という悩みも解消される。マップはあらたに12種類を追加。建物も過去に販売された「建物キット」と同等の数を追加した。今回は鋭角に交差する道路に対応する「三角形の建物」が登場。また「郵便ポスト」「電柱」「ベンチ」「自動販売機」など1m四方の細かなパーツが多く、街の隙間を埋められる。夜景を演出する「ライトアップ建物」や、展望タワービル、神社(山タイプ、海タイプ)などの日本の新旧の建物も追加されている。その他、建物を選択した際に、その建物が中央になるようにカメラを移動したり、画面上の列車をクリックして車窓モードに切り替えたりできるなど、インターフェースが改良されている。価格は、『A列車で行こう9 Version2.0 プロフェッショナル』が7,140円。既発売の建物キット2本を追加した『A列車で行こう9 Version2.0 プロフェッショナル アディショナルパック』が1万1,340円。これに『A列車で行こう9』本体も追加した『A列車で行こう9 Version2.0 プロフェッショナル 完全版』が1万8,690円。さらにガイドブック第3弾を追加した『A列車で行こう9 Version2.0 プロフェッショナル 完全版 with プロフェッショナル公式ガイド』が1万9,950円。ガイドブック『A列車で行こう9 Version2.0 プロフェッショナル公式ガイドブック』については、単体でもエンターブレインから発売(1,890円)される予定だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月02日夜行列車といえば、眠っている間に移動でき、時間を有効に使える便利な列車だ。しかし、新幹線の整備や低料金のビジネスホテル、夜行バスの普及により、JRの夜行列車は減っていく一方だ。そんなご時世の中、夜行列車を走らせる私鉄がある。その夜行列車は「尾瀬夜行23:55(ニイサンゴーゴー)」「スノーパル23:55(ニイサンゴーゴー)」だ。運行会社は東武鉄道で、どちらも東武浅草駅を23:55に出発する。この出発時刻が列車名の由来になっている。「尾瀬夜行23:55」は、尾瀬散策の観光客向けの列車だ。運行期間は6月から10月までの金曜日で、土曜日に走る日もある。浅草駅を23時55分に出発した後、北千住駅、新越谷駅、春日部駅に停車し、東武日光線・鬼怒川線で新藤原駅へ。ここから野岩鉄道に乗り入れて、翌日早朝の3時18分に会津高原尾瀬口駅に着く。ここから列車利用者専用のバスに乗り継ぎ、6時10分に尾瀬国立公園の沼山峠に着く。「スノーパル23:55」は会津高原に向かうスキーヤー向けの列車だ。運行期間はおもに12月から3月までの週末である。浅草駅を23時55分に出発した後、新藤原駅までは「尾瀬夜行23:55」とほぼ同じ。ただし、「スノーパル23:55」は新藤原駅でしばらく停車して仮眠時間を設けた後、5時33分に会津高原尾瀬口駅に着く。ここからスキー場への専用バスに乗り換える。使用車両は東武鉄道の300系電車だ。かつて急行「りょうもう」で使われていた1800系を改造した車両で、リクライニング機能はないけれど乗り心地はまずまず。なお、「尾瀬夜行23:55」「スノーパル23:55」ともに下りのみ設定されており、上り列車はない。これらの東武鉄道の夜行列車に乗るには、東武鉄道と東武トラベルが募集するツアーに参加する必要がある。つまり、現地のバスやスキー場などのクーポン券をセットで購入する必要があり、列車のきっぷだけを購入することはできない。乗車時間が短いため、目的地までぐっすり眠って……、とはいかないかもしれない。しかし、「到着地で1日をフルに使える」という夜行列車のメリットが生かされている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月15日