「AR」という技術がいま、テレビやインターネットといったメディアを中心に注目されている。スマートフォンなどの端末でARマーカーを読み込むと、現実世界の映像にアニメーションや文字が飛び出して見えるというものだ。昨年には日本初の書籍とAR(デジタル技術)が本格的に融合した本が販売され、話題を呼んでいる。ARとは、拡張現実(Augmented Reality)といわれるデジタル技術のこと。スマートフォンなどのカメラ画面から現実世界をのぞくと、現実には存在しないイラストや文字情報などが表示される。それらが現実感を作り出すことによって、そこに映った情報をより深くとらえることができるのだ。マンガの中からキャラクターが飛び出したり、動画を再生できたりするなど、雑誌の一部の企画にARが使われることはある。しかし、書籍全体がARとコラボレーションしたものはなかった。そんな中、各メディアで話題の「ミライ系NEW HORIZONでもう一度英語をやってみる」(東京書籍株式会社)は、日本で初めて本格的な書籍とARのコラボレーションを実現。英語を「読む」ことにくわえて「体験」できる、新感覚の書籍だ。■ARが頭の中に眠っている「英語」を呼び起こすまた、実際に中身を見てみると、同書は、中学校用英語教科書「NEW HORIZON」の登場人物の15年後の姿を描いた、大人向けの次世代型教科書になっている。社会人に成長したケン、ユミ、ルーシーの3人の様子を、中学生レベルの英語で表現。3人の日常生活がコミカルに描かれている。基礎から英語を学び直したい人に最適だ。楽しみながら英語を学べる仕掛けとして、AR技術を採用。ARとの本格的なコラボレーションによって、本を読むと同時に、正しい発音を習得できるのだ。ARマーカーを読み込むと、本の上に3人が浮かび上がる。そして、アニメーションとともに、彼らの英会話を聞くことができるのがおもしろい。また、浅草の町へ繰り出すシーンでは、喧騒も再現されている。まるで目の前で彼らが話しているかのように、ストーリーが展開していく。臨場感あふれる仕上がりで、物語に引き込まれてしまう。さらに、物語には、3人の恋愛模様も盛り込まれており、読み物としても楽しめる。偶然の再会でユミにときめいてしまうケン、彼を追って日本へやってきたルーシー。恋の行方も見逃せない。親しみやすいアニメのようなイラストも特徴だ。ARを体験するには、無料の専用アプリ「NEW HORIZON AR」のダウンロードが必要。公式サイトでもARキャラを体験できる。紙の上からキャラクターが浮き出る感覚、そしてライブ感のある英語を味わってほしい。■ARによって、書籍は新しいステージへ駆け上がるさらに、「ARで手にとるようにわかる 3D宇宙大図鑑」(同社)も4月に発売された。地球の自転や月の満ち欠け、彗星(すいせい)の動きや姿をARによって再現。最先端のデジタル技術を駆使し、月の誕生やコズミック・ビューといった、宇宙の謎もシミュレーションできる。アルベルト・アインシュタインやガリレオ・ガリレイの肖像画が話し出すといった、ユニークな仕掛けも。遠く離れた宇宙の世界を、より身近に感じられる工夫が凝らされている。詳しい解説は書籍で、ビジュアル面はデジタルで補う。ARを使うことによって、同時に多くの情報を得られるため、より深く理解することができる。こちらの書籍は、「NEW HORIZON AR」とは違うアプリ「AReader(エアリーダー)」のダウンロードが必要だ。また、5月21日に観測できる金環日食用のメガネも付属。同書で宇宙の仕組みを学んだ後、リアルにその動きを体感すれば、より宇宙について興味が増すだろう。■専門家が語る、ARと書籍の未来ARはここ数年で普及した新しい技術である。同社のように、本格的な書籍とのコラボレーションは今後、どのように展開していくのだろうか。「ARToolKit」の開発者である、奈良先端科学技術大学院大学・加藤博一教授にARと書籍の将来についてうかがった。ちなみに「ARToolKit」とは、ARの研究のために開発されたもの。これを使えば、カメラに映し出された現実世界の映像に、アニメーションや3Dなどの素材を合成できる。「書籍は情報量に限界がありますが、ARではそれを補うことが可能です。平面図ではわかりにくかった設計書を3Dで再現したり、商品を立体的に映し出し、さまざまな角度から見られるようにしたりできるなど、従来は不可能だった表現をARが可能にしました。ARは教育関連のコンテンツに向いています。例えば、物理や化学の教科書に活用すれば、その場で実験の様子を見ることができる。英単語にかざせば和訳が浮き出すようにするなど、非常に相性がいいと思います。ただ、現在はまだ、ARが本当に便利だということが伝わっていないように感じます。紙の良さをいかしつつ、アニメーションや3Dといったデジタルの奥深い表現を融合させれば、さらにおもしろいものができるのではないでしょうか。例えば、ファッション誌のモデルを3Dで表現することで、コーディネートの全体像を確認することができるようにしたり、アイドルの特典ライブ映像が見られるようにするなど、エンターテイメント系でのコラボレーションも期待できますね」(加藤教授)ぜひ、気になる方は書店で購入し、試してみてはいかがだろうか。(OFFICE-SANGA渡辺あきこ)●ミライ系NEW HORIZONでもう一度英語をやってみる●3D宇宙大図鑑
2012年05月07日JR東日本は11日、スマートフォン向け情報提供サービス「東京駅JR×AR(ジェイアールエイアール)」の実証実験を東京駅構内にて実施すると発表した。同サービスは、スマートフォンに無料の専用アプリをダウンロードすることで、運行情報や経路検索、時刻表、駅構内図など鉄道に関する情報のほか、ショップリストやおすすめ情報といったエキナカ情報も閲覧できるというもの。AR(拡張現実)技術を取り入れており、東京駅の柱や床面27カ所に設置したAR識別マーカーにスマートフォンをかざすと、駅構内の店舗情報や立体的な駅構内地図などが表示される。利用は無料だが、一部コンテンツの閲覧には通信費用がかかる。JR東日本は2010年、ソフトバンクテレコム、DNPデジタルコム、ブックマークとの4社共同で開発した「床面サインとスマートフォンを利用した駅空間案内システム」にてグッドデザイン・フロンティアデザイン賞を受賞。そのノウハウをさらに活用するべく、今回の実証実験を行うとのこと。その結果を踏まえてサービス内容の評価や検証を進め、実用化に向けた取り組みを進めるとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月12日豚骨スープとデミグラスソースのまさかのコラボ!「めん屋匠神」大宮店で発売中の新作メニュー、BRIX(スープ濃度)が25%を超える濃厚な「極濃デミグラスつけ汁」が話題の、『デミつけ麺』。・『デミつけ麺』とは?「食べやすい濃厚」をキーワードに研究を重ね、辿り着いたのが「デミグラスソースを豚骨スープに合わせる」という手法。真っ黒に近い褐色のつけ汁ながら、デミグラス特有のまろやかさ、具材のトマトやチーズの口当たりの良さの、他にない一杯が完成。濃度が高まれば高まるほど食べづらくなるというつけ麺の特性を、見事に払拭したこの『デミつけ麺』。超圧力寸胴を使ったこだわりのラーメンを展開する「めん屋匠神」大宮店の珠玉の味を、ぜひご堪能あれ。お問い合わせ:『めん屋匠神』大宮店 tel.048-620-5810
2012年02月29日1872年創業のドイツ、ツヴィーゼル社。ワイングラスを始めたとしたガラス製品を手がけている。独自に開発した無鉛クリスタルグラスは、環境にもやさしく高い透明度と強度を誇る。ツヴィーゼル社から、今年発売されたショット・ツヴィーゼル「Party ダンシングタンブラー」。優しい丸みをおびたフォルムと、手のひらにおさまりのいいサイズでユーザーからの厚い信頼を受けている。そんなタンブラーに、限定価格でネームを刻印できるギフトが販売される。グラス1脚につき名前かイニシャルの名入れ加工し、申し込みから1週間から10日ほどで手元に届けるというものだ。「Party ダンシングタンブラー」2個セット ¥3,150+名入れ加工代¥2,100クリスマスも近づいてきたし、今年は一味違った世界にひとつだけのグラスをプレゼントしてみても。おすすめの逸品だ。お問い合わせ:ツヴィーゼル・ブティック代官山 tel.03-3770-3553 公式サイト ※12月15日まで受付中
2011年12月07日来年創立20周年を迎えるNTTドコモが、スマートフォン対応のAR技術(拡張現実)を用いた2012年版カレンダーを製作した。今回、マイナビニュースの読者にこちらのカレンダーをプレゼントする。カレンダーは、ドコモのスマートフォンに、専用のアプリをダウンロードし、ARマーカーを読み取ることで、カレンダー紙面だけでは見ることのできないアニメーションやイラストに描かれた観光情報などを楽しめるというもの。紙面のイラストは、2011年の全国カレンダー展において「日本印刷産業連合会会長賞」を受賞した鈴木英人氏が手がけている。「未来へつなぐ ~人に、未来に、伝えていきたい風景~」をテーマに日本の風景をグラフィカルに表現したカレンダーとなっている。なお、従来のiモードケータイからも、カレンダーのイラストがダウンロードできる。同カレンダーは、壁掛け用と卓上用の2種類が用意されている。今回、マイナビニュース読者プレゼントでは、壁掛け用、卓上用をそれぞれ3名に提供する。応募方法は以下の通りだ。○プレゼント概要賞品:2012年版カレンダー当選数:壁掛け用 3名 / 卓上用 3名○応募方法ご応募はTwitterで受け付けております。日本在住で、以下の「個人情報取扱いについて」に同意いただる方が対象です。個人情報の取扱いに同意いただけない場合はプレゼント抽選の対象となりません。同意いただいた方は、マイナビニュース(パソコン/携帯/家電)のアカウントをフォローした上で、以下のボタンを押してリンク先の文章をつぶやいてください。○応募期間2011年12月6日から12月13日24時まで(応募受付は終了いたしました)○当選者への連絡当選者には応募締め切り後、Twitterのダイレクトメッセージにてご連絡を差し上げます。ダイレクトメッセージ送信後24時間以内にご連絡のない場合は無効とさせていただきます。○個人情報取扱いについてマイコミジャーナルTwitterプレゼントの応募にあたって以下を必ずお読みください。応募には以下の「個人情報取扱いについて」に同意いただく必要があります。「個人情報取扱いについて」に同意いただけない場合はプレゼント抽選の対象となりません。【個人情報取扱いについて】マイナビでは個人情報保護マネジメントシステムを構築し、正しい個人情報の取扱および安全管理につきましてできるだけの体制を整え、日々改善に努めています。当社が運営するマイコミジャーナルにおいて、読者の皆様からお預かりする個人情報は、プレゼントの発送などに利用いたします。【開示等、個人情報の取り扱いについてのお問い合わせ】株式会社 マイナビ メディアコミュニケーション事業本部 マイナビニュース編集部 〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1-1パレスサイドビルmj-reader@mynavi.jp【個人情報保護管理者】株式会社 マイナビ 管理本部長 personal_data@mynavi.jp
2011年12月06日丈夫なことでも有名なドイツの老舗クリスタルブランド「SCHOTT ZWIESEL(ショット・ツヴィーゼル)」から、秋のボージョレ解禁に合わせておすすめしたい新作グラスが登場した。ショット・ツヴィーゼルのグラスの中でも特に人気の「VINA(ヴィーニャ)」シリーズから今回登場したのは、爽やかな酸味と軽くフルーティーな味わいが特徴のボージョレを楽しむために作られたグラス「ボージョレ」。秋の風物詩としてなじみ深いボージョレワインは、ガメイとよばれる葡萄品種100%で作られる果実味の豊かさが特徴で、基本的には飲み口部分が大きめで丸みのあるグラスが適しているとされる。今回登場の「ボージョレ」は、ショット・ツヴィーゼルならではのすっきりとした優しい丸みと、こだわりの“大きすぎないボウル”の形状で、ボージョレ特有のフレッシュな味わいや独特の深みと香りを最大限に引き出してくれるというワインラバーにはたまらないアイテムだ。ボージョレワインの新酒(ボージョレ・ヌーヴォー)の解禁は11月の第三木曜日(今年は11月17日)。基本的にボージョレは軽い飲み口なので、ワイン好きのママたちの集まりに、マイグラスを持参して集まるパーティーを企画しても楽しそう。高級感たっぷりのクリスタル製ワイングラスだけど、一脚あたり¥1,785と思っている以上にリーズナブルなので、マイグラスとしてまずはこの機会に入門してみては?お問い合わせ:ツヴィーゼル・ブティック代官山 Tel. 03-3770-3553取材/松浦明
2011年10月14日