東京都・千代田区のBambinart Gallery(3331 Arts Chiyoda B107)では、川田龍による個展「ウロボロス」を開催する。会期は11月1日~11月16日。開場時間は12:00~19:00(月・火休廊)。入場無料。同展は、現在東京造形大学4年に在籍し絵画を制作している川田龍の作品展。これまで、2013年にターナーアワードで未来賞を、TAMA ART COMPETITIONで天明屋尚賞をそれぞれ受賞している。また、川田の作品は暗い色彩でまとめられ、不穏な空気が漂っているが、それに反して決して暗いテーマを描いたものではない。過去の作品であれば、事件性を感じる顔面の異物の正体は豆腐であったり、不吉な雲は綿菓子であったりすることが、タイトルから読み取れる。結果的には意味のないシーンを、意味深な雰囲気の絵画に仕上げているが、しかしその意味のないシーンは、友人にモデルを頼み静物を用意し、場合によってはイメージに沿った背景を描いて設置するなどして実際に準備したうえで、写生して描いているとのことだ。
2014年10月30日ザハ・ハディド。アートやデザイン愛好者であれば、その名前を何度か耳にしたことがあるだろう。2020年開催の東京オリンピックでは新国立競技場を設計担当する建築家であり、2004年には女性初のプリツカー賞を受賞した。建築だけでなく、デザインプロダクトも数多く手掛け、緻密にプランニングされた独特のフォルムが人々を魅了している。今や世界各地で個展が開催されているザハにとって、10月18日から始まった東京オペラシティアートギャラリーでの個展は、日本初の大規模な展覧会となる。1980年に自らの事務所を設立以来、現代建築史に名を残す建築プロジェクトを多数手掛けてきたザハの初期から現在に至るまでの作品を、本人の意向も含めて選抜し、展示空間全体をダイナミックに使用したインスタレーションとして紹介している。展覧会は大きく四つにゾーニングされる。ゾーン「1」は、80年代から約10年間の初期にあたる時代の作品で構成。“アンビルトの女王”と異名を唱えられた当時において、都市の特徴や地形をリサーチし、精力的につくられたドローイングやペインティング、模型などは建築的な知識がなくても刺激的な作品ばかり。中でも注目すべきは、札幌のレストラン「ムーンスーン」のインテリア設計のため造作したソファ。ザハにとってキャリア初の実現プロジェクトということもあって、本人の思い入れも強く、同展のために再製作されたものだ。緩いカーブを描くソファには可動式テーブルが備えられ、人の動きに合わせてフレキシブルに対応できるデザインとなっている。ゾーン「2」では、90年代から2000年代に掛けてのプロジェクトを展示。3D解析や施工技術の進歩により実現可能となったザハの代表作の模型や映像などから、その思考やセンスが見えてくる。彼女らしい躍動感あるラインやエッジの効いたバランスは一目で印象に残る。デザインプロダクトや模型、映像作品などが並ぶゾーン「3」では、スケールにとらわれない多様性に着目したい。特に、ザハの意向で展示された模型「フィールド・オブ・ジュエルス」。彼女は建築が立つか立たないかにかかわらず綿密なリサーチを行い、“動き”を取り込むことで新しい流れを生む形を導き出す。一方で、その独特な視点と感覚によるデザインは、モダンでアーティスティックなデザインで知られる、「ダナ・キャラン(Donna Karan)」「ユナイテッドヌード(United Nude)」「メリッサ(Melissa)」「ラコステ(Lacoste)」といった著名ブランドに好まれ、フラワーベースや照明、テーブル、シューズ、アクセサリーなどが発売された。最後のゾーン「4」は、話題の新国立競技場を鮮明なイメージパースと模型で解説している。オリンピック開催を控える2020年に東京は一つの大都市としてどのように発展し、この建築物がもたらす新しい流れは今までの景観をどのように変えるのか。近い未来に向けて、「東京」という都市の変化はゆっくりと始まっていることを実感する。展示デザインはザハ・ハディド・アーキテクツ、グラフィックデザインは中島英樹が手掛けた。2012年以来2年間の準備期間を経て実現したという同展、ザハ・ハディドという1人の人物を通して、現代建築やデザインを考えるきっかけも与えている。【イベント情報】会場:東京オペラシティ アートギャラリー住所:東京都新宿区西新宿3-20-2会期:10月18から12月23日時間:11:00から19:00(金・土曜日は20:00まで)休館日:月曜日(12月22日は開館)入場料:一般1,200円大・高生1,000円
2014年10月19日イラストレーター・布川愛子の個展「パレード(Parade)」が、代官山の「ギャラリー スピーク フォー(GALLERY SPEAK FOR)」で10月24日より開催される。近年の多彩な仕事や創作の機会に生まれた着想を、「パレード」というタイトルに重ね一堂に自由に表現。描き下ろし新作の他、塗り絵ブック原画、オーストラリアで販売中の壁紙を作品化したものなど、代表的アーカイブも織り交ぜた大小約50点の作品を展示・販売する。絵付けした一点物の食器やタイル、刺繍小物やエコバッグ、自らデザインする紙ものブランド「ai」の新作ペーパーアイテムも紹介・販売。作家在廊時には原画購入者に動物の似顔絵、食器購入者に外箱に絵を描いてプレゼントする。布川は2005年に東京芸術大学美術学部デザイン科を卒業し、広告や書籍・雑誌、絵本、ステーショナリーの絵から海外のクライアントワークなどを手掛ける。江國香織『真昼なのに昏い部屋』、恩田陸『私の家では何も起こらない』の装画、伊勢丹新宿店サロンド・ショコラ(2011年)やビューティーアポセカリー、アトレ上野の広告などを担当。国内外での展示活動も活発で、2013年にギャラリー スピーク フォーで個展「ビューポイント(VIEW POINT)」を開催した。【イベント情報】布川愛子「パレード」会場:ギャラリー スピーク フォー住所:東京都渋谷区猿楽町28-2 スピークフォー2階会期:2014年10月24日から11月5日時間:11:00から19:00休廊微:木曜、年末年始
2014年09月30日漫画『ツルモク独身寮』などで人気の漫画家・窪之内英策氏が、9月6日~14日に台湾で初めて個展を開くことが明らかになった。台湾では今年、窪之内氏原作の漫画『ショコラ』(長澤まさみ主演)がTVドラマ化され、ヒットした事を受けての開催となる。会場内には漫画連載時の原稿や原画を展示し、ライブドローイング、サイン会、生原画のオークション等が行われる予定だという。もともと台湾を含むアジア圏では、『ツルモク独身寮』や『ショコラ』(日本での放送はホームドラマチャンネルにて8月28日より毎週木曜日深夜1:15~2:15/全22話)などの翻訳版が刊行されており、熱烈なファンが多い。今年の1月には長澤まさみ主演で『ショコラ』がドラマ化、また数年前には『ツルモク独身寮』もドラマ化されており、共に大きな話題となった。特に「ショコラ」については視聴率も良く、台湾の人気ドラマの一つになっている。『ツルモク独身寮』は、1988年から1991年まで漫画誌『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて連載された同氏の代表作で、「ツルモク家具」の新入社員・宮川正太と、彼が住む独身寮の住人たちとの人間模様を描いたラブコメ漫画。『ショコラ』は、ケーキ屋に転身した元暴力団員と、そこに転がり込んできた16歳の娘が織りなす人間ドラマを描いた作品で、漫画誌『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて1999年から2003年まで連載された。イベントではこれら漫画作品の原稿や原画展示のほか、イベント初日である6日~7日には、窪之内氏自身も滞在し、ライブドローイングやサイン会、生原画のオークションが行われる予定だ。日本では今年4月、吉祥寺で行われた窪之内英策氏の初の個展「まむがや大図鑑」が開催され、大盛況となった。その個展に対して、海外のファンから「見に行けなくて残念だ」「ぜひ日本以外でも行ってほしい」等の要望が多数寄せられたことが、今回の台湾開催のきっかけになったと関係者は話している。また、窪之内英策氏はTwitterやFacebookでも積極的にイラストを発表しており、こうしたネットでの活動に対して、日本だけでなく海外(特に台湾)からも大きな反響があるのだという。今回の個展「漫画屋大図鑑」は、9月6日~14日にかけて、台北にて開催される。会場の詳細などは以下の通り。■窪ノ内英策台湾初個展 - "漫画屋大図鑑"Kubonouchi First Taiwan Personal Exhibition-"Mamugaya Daizukan"展出資訊/Exhibition Info -日期/Date - 2014/09/06~09/14時間/Hour - 13:30~22:00地點/Place- Paradise Taipei 台北市敦化南路一段187巷17號地下室- Paradise Taipei No.17, Lane 187, Sec 1, Dun Hua, S. Rd., Taipei
2014年09月02日『珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-』や『まんゆうき~ばばあとあわれなげぼくたち~』で知られる漫画家・漫☆画太郎初の個展となる「漫☆個展」が、8月14日から26日に東京・中野のpixiv Zingaroで開催されることが明らかになった。この個展は、現在漫画誌『月刊コミック@バンチ』(新潮社)で連載中の最新作『ミトコンペレストロイカ』の1巻、2巻が8月に発売されることを記念して開催。『ミトコンペレストロイカ』の原画を中心に、漫☆画太郎にとって初の打ち切りを回避した作品として話題になった『罪と罰』、漫画誌『週刊少年ジャンプ』で連載された『珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-』『まんゆうき~ばばあとあわれなげぼくたち~』『地獄甲子園』といった作品の原画が展示されるという。さらに、会場では数量限定で『ミトコンペレストロイカ』のサイン入りコミックスや会場限定商品、Tシャツなどの販売も予定されている。入場料は無料で、営業時間は12:00~19:00。(水曜定休日)詳細は公式サイトまで。■漫☆個展会期:2014年8月14日(木)~8月26日(火)※水曜定休日時間:12:00~19:00会場:pixiv Zingaro住所:東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ2F(C)まん
2014年07月08日劇団扉座の横内謙介が1992年に劇団(当時は善人会議)に書き下ろした『怪談・にせ皿屋敷』。その後、藤谷美和子、香取慎吾(SMAP)らの出演でよりショーアップされたバージョンも誕生した本作が、17年ぶりに復活する。いまや大衆演劇界に留まらないスター・早乙女太一を主演に、これが初舞台となる山本美月、ドラマ『ルーズヴェルト・ゲーム』でも注目された馬場徹ら実力派キャストが揃う。6月19日(木)の東京・青山劇場での初日に向け、最終仕上げの段階に入った稽古場を見学した。舞台『怪談・にせ皿屋敷』チケット情報御用金横領の悪事に手を染める“イカれた殿様”青山播磨(早乙女太一)に、大目付・岩田鉄太郎(陳内将)の捜査の手が及び、青山家家老・山岸次郎佐衛門(山崎銀之丞)や謎の協力者・園部上総之介(馬場徹)は策を練る。同じ頃、青山家の屋敷では、家宝の皿を割った女中が、同じ女中仲間のお菊(山本美月)に罪を着せていた。園部たちの策とは、御用金を隠した枯井戸で女が死に、その呪いを封じた“封印”を破れば災いが起こるという物語を仕立てること。そのウソの物語に信憑性を持たせるべく選ばれたターゲットはお菊だった……。怪談「皿屋敷」をベースにしているものの、「合コン」「ファンレター」といった台詞が混じるなど、実はコメディ色、現代色の強い作品だ。若いキャストが多く、稽古場の空気も非常に明るい。衣装合わせ中の馬場の格好を見てキャストのひとりが「カオナシだ!」と言うと、一斉に笑いが起こる。その和らいだ空気が、稽古に入ると当然ながらキュッと引き締まるのだが、特にその飛躍が激しいのが早乙女太一。山本らと直前まで雑談を交わし、22歳の普通の若者らしい姿を見せていたのが嘘のように、存在感と凄みが加わる。その早乙女との共演も多い馬場は、今回受けの役回りで抑えた演技が多いが、アスリートのごときストイックな雰囲気が役にぴったり。彼らと対峙する岩田を内面から湧き上がる熱さで演じる陳内将は、どこか狂気を宿したような目が印象的だった。ヒロインの山本美月も、お菊のピュアさと健気さを魅力的に表現して、パワフルな男性陣に立ち向かう。笑い満載のこの作品が、播磨とお菊との切ないラストシーンで見事、美しいラブストーリーに結実する。見学中、一瞬ピリッとする場面が。播磨に刀を向ける手下役に早乙女が、「そこいつもタイミングが合ってない。それじゃ台詞と効果音がかぶっちゃうでしょ?」と、口調は穏やかながら厳しいダメ出し。若き座長の確固たる美意識と芸への厳しさが垣間見られ、場の空気が一気に引き締まる。作品全体もオンオフを巧みに切り替え、金に囚われた人間たちのドラマをしっかりと観せてくれるはずだ。公演は6月19日(木)から23日(月)まで東京・青山劇場にて。チケット発売中。取材・文武田吏都
2014年06月13日ニューヨークを拠点に活躍するアーティスト、トム・クリストファー(Tom Christopher)の個展が、6月19日より大阪のホテルニューオータニ内「ギャルリーためなが」にて開催される。1993年にニューヨークで開催されて以来、パリ、東京、大阪など合わせて18回目となるギャルリーためながでの個展。今回は最新作を含む30点を展示。摩天楼やイエローキャブ、自転車メッセンジャー、行き交う人々など、写実性をベースにわずかなデフォルメを加えたニューヨークの姿を描き出す。クリストファーは1952年カリフォルニア州ハリウッド生まれ。81年よりニューヨークを描きはじめ、作品はニューヨーク市立美術館やCBS社、タイムワーナー社に収蔵される。95年にロックフェラーセンター壁画、98年にタイムズ・スクエアに巨大壁画を制作。2001年にはワールドトレードセンターを描いた作品が話題となった。米国のみならずスイスやドイツなどでも個展を開催している。【イベント情報】トム・クリストファー展―サムシング アバウト ニューヨーク シティ(Something about New York City)―会場:ギャルリー ためなが 大阪住所:大阪市中央区城見1-4-1ホテルニューオータニ大阪1階会期:6月19日から7月13日時間:11:00から20:00入場無料
2014年06月11日映画『人類資金』が10月19日(土)に公開を迎え、主演の佐藤浩市を始め、共演の香取慎吾、森山未來、観月ありさ、岸部一徳、オダギリジョーに原作者の福井晴敏、阪本順治監督が都内劇場で行われた舞台挨拶に登壇した。“M資金”と呼ばれる、旧日本軍が敗戦を前に祖国復興のために隠匿したという巨額の財産の存在を軸に、この10兆円で世界の仕組みを変えようとする者たちの姿を描いた経済サスペンス。30年以上前に“M資金”に関する本と出会って以来、ずっと映画化することを思い描いていたという阪本監督は、夢の結実に「昨日は眠れませんでした。いままでの映画(の公開時)で感じたことのなかった感動を覚えてます」と感慨を口にした。企画を立ててからも「人類(=人材)はあったけど、資金がなかった…(苦笑)」となかなか企画が進まない時期もあったが、「いま、経済が一番ホットな時期に公開を迎えてよかったなと思っています」と満足そうに頷いた。主演の佐藤さんは「完成に向けて、みんなが疾走していました」とスタッフ・キャスト陣の思いを代弁。香取さんは「最初に監督から『慎吾に世界を救ってもらいたい』と言われました(笑)。意味が分からなくて、台本を読んでも難しくて、こんなに何度も読み返したのは初めてというくらい何度も読んだ」と明かす。佐藤さんに森山さん、仲代達矢らとの共演は「毎日、緊張の日々でした」とふり返った。原作小説を手がけた福井さんは「今回ほど受け止められ方が予想できない作品は初めて」と語り、映画を観終えたばかりの観客に「どうでしたか?」と質問。拍手が沸き起こると、ホッとした表情を見せたが「難しかったと感じましたか?」とさらに質問。ここでも「難しかった」という意味の拍手が聞こえると、「そうですよね」と頷きつつ「もう1回観るとよく分かります。さらによく分かるために原作の小説も売ってます」とアピールし、会場は笑いに包まれた。暗殺者役で出演した韓国人俳優のユ・ジテからは祝福の手紙が届いたが、監督は彼が10年ほど前に日本に住んでいた頃からの知り合いであることを明かし「彼は本来主役を演じる俳優さんですが、ルワンダにボランティアに行ったり、ミャンマーに学校を作る活動をしており、僕が作ろうとしている世界観を理解してくれると思って、脚本がない状態でお願いした」と明かす。ユ・ジテとのアクションに挑んだ森山さんは、軍隊経験もあり、さらに本作のために体を鍛えた彼とのアクションで「(台本にあるように)跳ね返そうとしてもできないことがあった」と苦労を述懐。観月さんも、彼が190センチ近くある長身であり「顔が高くてキックするのも大変だった」とふり返る。さらに香取さんは「うろ覚えの韓国語や英語で話しかけたら、日本語ベラベラでした(笑)」と明かすなどユ・ジテとのエピソードに花を咲かせる。終いには直接の共演シーンのなかったオダギリさんまで「遠くでユ・ジテさんを見てました」と明かすなど、何故かみんな、ユ・ジテが大好き…?一方、佐藤さんは同じく共演したハリウッド・スターのヴィンセント・ギャロの存在に触れ「ヴィンセント・ギャロからは手紙届いてないの?」と不服そうに語り、会場は再び笑いに包まれた。ロシアにニューヨーク、タイと巡った本作の撮影の総移動距離は5万キロ超でおよそ地球1.3周分。これについて最後の最後でコメントを求められた佐藤さんは「難しい」とムチャぶりに困惑しつつ、「マイル貯めときゃよかった!」と語り、最後まで笑いの絶えない船出の舞台挨拶となった。『人類資金』は全国にて公開中。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:人類資金 2013年10月19日より全国にて公開(C) 2013「人類資金」制作委員会
2013年10月19日ドイツの現代写真を代表する写真家、アンドレアス・グルスキーによる日本初の個展「アンドレアス・グルスキー展」が7月3日、東京・国立新美術館で開幕した。一辺5メートルにも及ぶ作品が持つ圧倒的なスケール感、それでいてデジタル画像処理を加えることで細部まで描きこまれた緻密な世界。グルスキー作品の、まるで絵画のような美しさは世界を魅了し続けている。本展覧会では、1980年代の初期作品に始まり、《99セント》(1999年)、《ライン川II》(1999年)、《F1ピットストップIV》(2007年)、《ピョンヤンI》(2007年)、日本に関連した《東京証券取引所》(1990年)や《カミオカンデ》(2007年)といった代表作から、最新作《カタール》(2012)にいたるまで、グルスキー自身が厳選した約65点の作品を一堂に集めている。初日前日の2日には、グルスキーが会見に登場し自作を解説。岐阜県にあるニュートリノ観測装置を題材にした《カミオカンデ》については「雑誌で紹介されているのを見た。私が見た限りではよくないイメージで掲載されていたが、私ならもっと違う表現をするだろうと思った。そこで許可をいただき作品の母体となる写真を撮りました。その時は水を張ってなかったので、後の作業でコンピュータで加えていくことにしました。私のイメージでは水はあった方がよかったので」と創作の一端を明かした。開催は9月16日(月・祝)まで。
2013年07月04日ニューヨークを拠点に活動するジュエリー作家Ayaka Nishiが、2013年5月19日(日)まで東京恵比寿にて個展を開催している。Ayaka Nishiは、ニューヨーク州立ファッション工科大学を卒業し、フィリップ・クランジの「サヴァーシブ・ジュエリー」でコレクション制作に携わったのちに独立。パリやニューヨークでのトレードショーにも参加している。同氏の作品は、細胞、蜂の巣、骨、珊瑚など自然の形と素材をテーマにしたエッジーなデザインに、シルバー、ゴールド、ダイヤモンド、パールといった素材を用い、すべてニューヨークのアトリエでハンドメイドで制作されている。今回、東京に初出展となる個展には会期中Ayaka Nishi本人も在館予定。会場では、展示販売の他オーダーも行なわれる。【個展情報】INVITATION TO NATURE Ayaka Nishi ジュエリー展2013 年5月14日 (火)~5月19日 (日)OPEN AM12:00 - PM8:00 (最終日19日は5:00まで)object by gallery deux poissons(オブジェクト バイ ギャラリードゥポワソン)〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿2-3-6 1F(恵比寿駅より徒歩10分、広尾駅から徒歩8分)TEL:03 5795 1933FAX:03 5795 1933元の記事を読む
2013年05月18日パリを拠点に活躍中の世界的ヴァイオリニスト諏訪内晶子が芸術監督を務める新たなクラシック音楽祭、国際音楽祭NIPPON」の記者発表会が、7月6日に行われた。諏訪内晶子の公演情報1990年の第9回チャイコフスキー国際コンクールで第1位(史上最年少、日本人初の優勝)の快挙を成し遂げて以来、世界を舞台に活躍を続けているヴァイオリニストの諏訪内晶子。ここ10年来「演奏活動以外に、何か世の中に恩返しができないか。次の世代に伝えていけることはないか」ずっと考えてきたという彼女が、長年温めてきた構想を実現させるのが今回の音楽祭だ。諏訪内が考えるこの音楽祭の柱は3つだという。「まず1つは、現在演奏活動を行っている同世代の方たちと一緒に作ること。2つ目は、音楽祭のための作品の委嘱とそれを世界に向けて発信すること。そして3つ目は教育。マスタークラスを含め、私はまだ日本では教えたことがないのですが、自分が経験してきたことを今後定期的に伝えていきたいです」と思いを語る。音楽祭は、諏訪内自身が10年以上住んだことのある思い入れのある横浜と、仙台を中心に開催。出演者には、諏訪内晶子のほか、エサ=ペッカ・サロネン(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団、レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)、ピーター・ウィスペルウェイ(チェロ)、江口玲(ピアノ)らが予定されている。内容は、リサイタルやオーケストラとの共演、諏訪内初の室内楽コンサートに加え、美術館とのコラボレーション、0歳児から入場できるコンサートや小学生のためのヴァイオリン教室などの子ども向けプログラムも計画中だ。また東日本大震災復興支援として、公演の収益金の一部を被災地へ寄付するほか、仙台でのコンサートやヴァイオリン教室も行われる。「国際音楽祭NIPPON」は、2013年2月2日(土)から16日(土)まで、横浜みなとみらいホール、横浜美術館(以上・神奈川県)、電力ホール(宮城県)などで行われる。公演内容の詳細、チケットの発売日などは随時発表される予定。
2012年07月10日「ぴあ」調査による6月22日、23日公開の映画・満足度ランキングは、香取慎吾出演の『LOVE まさお君が行く!』がトップに輝いた。2位に映画作家フィリップ・ガレルの最新作『愛の残像』が、3位に三浦健太郎の人気コミックを映画化した『ベルセルク黄金時代篇IIドルドレイ攻略』が入った。1位の『LOVE まさお君が行く!』は、売れない芸人の松本君とダメ犬・まさお君の道中を捉えた感動作。劇場は、香取のファンや、「犬が好きで足を運んだ」という観客が多く「自分も犬を飼っているので感情移入してしまった」「まさお君と香取くんのコンビ関係は観ていて癒された」「犬の一生懸命な姿は観ていて心を動かされた」「基になったテレビ番組も見ていたが、映画ならではの展開もあって楽しめた」などの声が寄せられた。2位の『愛の残像』は、パリを舞台に、若き写真家と美しい女優の愛の行方と苦悩を描いた作品。「通俗的な愛ではなく、愛の“深さ”を教えられた」「単なる恋愛談に終始するのではなく、俳優の迫真の演技によって、哲学的な“愛”を見ることができた」「大人の観客に観てほしい映画」など、出口調査では考え、言葉を選びながらじっくりと感想を述べる観客が多く見られた。(本ランキングは、2012年6月22日(金)、23日(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2012年06月25日映画『LOVEまさお君が行く!』の初日舞台挨拶が6月23日(土)、東京・新宿ピカデリーで行われ、主演の香取慎吾(SMAP)&相棒のラブラドールレトリーバーのまさお、広末涼子、成海璃子、光石研、木下隆行(TKO)、大久保佳代子(オアシズ)、大谷健太郎監督が舞台挨拶に登壇した。テレビ東京の番組「ペット大集合!ポチたま」の人気コーナーで、芸人・松本秀樹と犬のまさおが全国各地を巡る「まさお君が行く!ポチたまペットの旅」を基にした本作。食いしん坊のまさおと、なかなか芽が出ない芸人の松本くん(香取さん)が失敗を繰り返しつつも絆を深めていく。香取さんは「笑えて泣けて、ほっこり温かい気持ちになってもらえれば。イヌを飼っている人もそうでない人も、きっとイヌが人を癒してくれると知ってもらえるし、(イヌを)もっともっと好きだなと思ってほしい」と本作を通して体感した“絆”をアピール。恋人役で共演する広末さんも「いまの日本には楽しく、元気で明るくまっすぐな映画が必要。命と向き合う大切さと温かさを感じてもらえるはず」と笑顔で語った。ちなみに香取さんは、プールに落ちてしまう劇中シーンがお気に入りだと言い「いまどきないベタな感じで、見ていて楽しくてハッピー」。撮影が行われたのは昨年の冬で、広末さんらは「とても寒い日だった。それなのに香取さんは『楽しかった』と言っていて…。本当にすごいです」と絶賛のコメント。すると、香取さんは「寒かったでしたっけ?」と当日の寒さもまったく意に介していない様子で、登壇者たちを驚かせていた。この日は広末さんが、香取さんに手作り弁当をプレゼントするサプライズ演出も!香取さんは早速、弁当を頬張り「うまい!超嬉しいです。今日まで頑張ってきて本当に良かった。だって広末涼子(の手作り)ですよ!」と大喜び。その姿に、相棒・まさお君は羨ましそうな表情を見せていた。『LOVEまさお君が行く!』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。■関連作品:LOVEまさお君が行く! 2012年6月23日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2012「LOVEまさお君が行く!」製作委員会
2012年06月25日映画『LOVEまさお君が行く!』の完成披露試写会が6月10日(日)に都内で開催され、主演の香取慎吾(SMAP)に相棒のラブラドールレトリーバーのまさお、広末涼子、成海璃子、木下隆行(TKO)、大久保佳代子(オアシズ)、大谷健太郎監督らが舞台挨拶に登壇。さらにサプライズゲストとして、主題歌「君は僕だ」を歌う「AKB48」の前田敦子も登場し、香取さんから質問攻めにされた。テレビ東京の番組「ペット大集合!ポチたま」の人気コーナーで、芸人・松本秀樹と犬のまさおが全国各地を巡る「まさお君が行く!ポチたまペットの旅」を基にした本作。食いしん坊のまさおとなかなか芽が出ない芸人の松本(香取さん)が失敗を繰り返しつつも絆を深めていくさまを描き出す。香取さんはまさお君を連れて、劇場後方から登場。この日も劇中のコンビさながらに、あちこちへと寄り道するまさおにズルズルと引っ張られながら劇場内の“散歩”を楽しみつつ、「犬も歩けば映画が当たる!」と満面の笑みで映画の大ヒットを予告した。壇上で香取さんが話し始めるとまさおが吠えるなど、この日も名コンビぶりを発揮。やはり、撮影では苦労が多かったようで「全く言うこと聞かなかった。カメラが回ってないところで僕の足におしっこしたり、この子は天才です(笑)。璃子ちゃんや涼子ちゃんが来ると寝っ転がってお腹を見せたりするんですよ」と気ままな相棒を評したが、大久保さんは「私のときは全くなかったですけど…。犬には人気あると思ってたのに」と首をかしげていた。広末さんは小さい頃に自宅でシベリアンハスキーを飼っていたそうで、「久しぶりに現場で犬に触れて嬉しかったです」とニッコリ。特にプールのシーンが印象深いようで「撮影中にまさお君が見事なダイブでプールに落ちちゃったんですよ」と楽しそうにふり返った。なぜか広末さんの兄役を演じている木下さんは「顔がそっくりだからかと。僕は4人兄弟の末っ子なので、『お兄ちゃん』と呼ばれるたびに『この撮影、終わらなければいいのに』と思ってました」とデレデレだった。この日は、“本物”の松本くんこと松本秀樹も登場し、すでに亡くなっている相棒のまさお君とだいすけ君の存在に触れ「天国で喜んでいると思います」と映画化の感激を語った。松本さんが広末さんに祝福の花束を贈呈したため、香取さんは自分に花束をプレゼントしてくれる女性を探しに客席へ。ひとりの女性客の手を取りつつ壇上へと戻ったが、なんとそれが前田さん!思わぬサプライズに客席はもちろんのこと香取さん以外の登壇陣もビックリで、広末さんは驚きのあまり奇声を上げて固まっていた。ここから、香取さんがなぜか進行役となって前田さんを質問攻めに。「犬と人間を超えての友情、愛情に感動しました」と映画の魅力を語り、主題歌についても「感無量」と語る前田さんに「これから女優として活動する中で、この中で共演したい俳優は?」と質問。前田さんは迷いつつも「香取さんとは歌の方で何度か共演させていただきましたが、ぜひまた作品でご一緒したい」と答えた。香取さんは待ってましたとばかりに「決まりましたね、次回作。『2人でLOVEまさお君が行く!』ですね」とノリノリで本作の続編での共演企画を発表し、笑いを誘っていた。『LOVEまさお君が行く!』は6月23日(土)より全国にて公開。■関連作品:LOVEまさお君が行く! 2012年6月23日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2012「LOVEまさお君が行く!」製作委員会
2012年06月11日今秋公開の映画『踊る大捜査線 THE FINAL新たなる希望』に、SMAPの香取慎吾が犯人役で出演することが発表された。その他の写真『踊る大捜査線 THE FINAL…』は、湾岸署を舞台に、おなじみのメンバーである青島(織田裕二)やすみれ(深津絵里)、署長に就任した真下(ユースケ・サンタマリア)、室井(柳葉敏郎)らが、新犯人(香取)が巻き起こす事件に挑む姿が描かれる。これまで“踊る”シリーズに登場した犯人といえば、 小泉今日子が演じた猟奇殺人犯や岡村隆史が演じた女子高生連続噛み付き魔など、観客に強烈な印象を残してきた。本作で香取が演じる犯人は、極端に台詞が少なく台本にも感情がほとんど書かれていないそうで、その正体や彼の犯行内容、その目的は謎に包まれている。長年、“踊る”シリーズのファンだったという香取は「いつかは出演したいと思っていましたが(メンバーの)稲垣くんが出演した時に自分の出演はないなと思いました。自分の持つ力を出しきって勝負したい。織田さんに負けません」と意気込みを語っている。すべての撮影を終えた本広克行監督は、香取について「普段あまり見せない狂気の芝居を見せてくれてます。その表情だけでものを語れる役者としての香取さんにすごい魅力を感じました」とコメントしており、シリーズ最後の犯人が青島とどのように対峙するのか気になるところだ。『踊る大捜査線 THE FINAL新たなる希望』9月7日(金)より全国公開
2012年06月01日主演に「SMAP」の香取慎吾を迎え、TV番組「ペット大集合!ポチたま」の人気コーナーを映画化した『LOVEまさお君が行く!』の公開に先立ち、5月21日(月)、香取さんとラブラドール・レトリーバーのまさお君、共演の広末涼子さんが、本作にちなんで愛知県・名古屋にある伊奴(いぬ)神社にて大ヒット祈願を行った。香取さんはこの日、早朝からの生番組で金環日食の収録を行った後すぐに名古屋へ移動したようで「朝は東京で金環日食を見ていたと思ったら、いまは名古屋にいます」と少々お疲れ気味(?)の挨拶。本作について「いざやってみて、完成した作品を観てみると、とんでもないドタバタコメディになっていました!もっと涙を誘うようなところがあった方がいいのでは…と思ったくらい(笑)。でも、この映画のずるいところは、これでもかというくらいドタバタしておいて、最後にドカーンと泣かせてくれるんです」と見どころをアピールした。一方、松本君の恋人・里美を演じた広末さんは「普通ならワンちゃんと松本君のロードムービーがメインになるところを、恋人・里美という存在があり、結婚で揺れ動く彼女の様子、松本君との関係がとても現実的な部分として描かれていて、この映画と現実の社会とをうまく繋ぎ止められればと思いながら演じていました」とヒューマンドラマとしての魅力を語った。撮影時、広末さんは香取さんとまさお君の共通点を見つけたようで、「普段は2人共のんびりしているようなんですが、いざ『本番!』となると、そっと2人が近づいて演技に入っていました」と“プロ”意識の高さを称賛した。香取さん自身は芸歴25年、「SMAP」の一員として日本だけでなく世界でも人気を誇る芸の道のベテランだが、“売れない芸人”を演じるうえでの役作りについて聞かれると、「数々の芸人さんとお仕事をしている中で、売れない芸人さん、売れていてよく仕事をしていたのにいつの間にか仕事で会わなくなっていた芸人さん、色んな方がいますので、とても参考になりましたね(笑)」と芸能界の厳しさを感じさせるシニカルなコメントで集まった報道陣を沸かせた。このイベントが行われた伊奴(いぬ)神社は、名前にもある通り、古くから“犬”に縁のある神様や伝説などが奉られており、本作のヒット祈願に打ってつけの場所となった。さらにこの日、愛知県犬山市の公式キャラクターで中部地方を中心に人気を集めている“わん丸君”も登場し、本作の応援隊長に就任したが、映画のPRのはずが「観光は犬山へ」と自分の町のPRをしてしまい、香取さんにツッコまれる始末。抜群の“ダメ犬”ぶりを発揮し、会場は笑いに包まれた。『LOVEまさお君が行く!』は6月23日(土)より全国にて公開。■関連作品:LOVEまさお君が行く! 2012年6月23日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2012「LOVEまさお君が行く!」製作委員会■関連記事:広末涼子、女性限定試写会で美肌の秘密を公開!“ウェルエイジング”を宣言大の犬好き、前田敦子が『LOVEまさお君が行く!』主題歌を担当!芸人・松本君、自身出演の「まさお君が行く!」映画化も主演は香取慎吾で苦笑いおバカで天然のまさお君、映画撮影中も珍騒動!?その一部写真を入手!香取慎吾がおバカ犬とコンビ結成!TV発「まさお君が行く!」が映画化決定
2012年05月22日1980年代から“RUN DMC”や“Beastie Boys”、アンディ―・ウォーホル(Andy Warhol)といった名だたるアーティストの撮影に携わったことで知られる、ニューヨークを拠点に活動中のストリートフォトグラファー・Ricky Powell(リッキー パウエル)の個展が、東京・六本木のメルセデス・ベンツ・コネクションにて開催される。氏の個展が東京で開催されるのは今回が初となり、メルセデス・ベンツ日本株式会社主催のもとメルセデス・ベンツ G-classによってコラボレーションにて実現されたもの。Mercedes-Benz G-class初日にはリッキー本人による写真説明“WORLD FAMOUSRICKY POWELL SLIDE SHOW”も行われる。さらに、個展の開催を記念してファッションブランドとのコラボレーションアイテムをZOZOTOWN内にて販売。レディースブランドからはプランピーナッツ(plumpynuts)ほか、メンズブランドからはフェノメノン(PHENOMENON)、アタッチメント(ATTACHMENT)、ベドウィン&ザ・ハートブレイカーズ(BEDWIN&HEARTBREAKERS)といったいずれも東京を代表するブランドたち。アイテムは6月15日(金)まで受注を受け付け中。是非 特設サイト でチェックしてみよう。【イベント概要】開催日時:2012年6月8日(金)~15日(金) ※2012年6月7日はレセプションのみ会場:Mercedes-BenzConnection住所:東京都港区六本木7-8-1コラボレーションブランド・ATTACHMENT・BEDWIN&HEARTBREAKERS・COREMETALCRAFT・DELUXECLOTHING・FRANK・METAFHOR・MOM AVANTGARDE・PHENOMENON・plumpynuts・SWAGGER BLACK PLATINAM・TwoPoleRhythmkingRicky Powell : Photographerリッキー パウエル : 写真家1980年代後半から、ニューヨークを拠点に活動中のストリートフォトグラファー。写真の世界に魅入られたRicky Powellは、知り合いで当時はまだ新進気鋭のアーティストだったBeastie Boysと単なる遊び仲間として行動を共にし、彼らのプレイに顔を出したりしていた。その後Beastie Boysがフロリダで行われるRaising HellツアーでRun DMCと共演することになったのを聞いた彼は、かき氷の行商人の仕事を辞め、Beastie Boysのツアーバスに乗り込んだ。彼の撮ったツアーの写真は反響を呼び、その後’87年のLicense to Illツアー、Run DMCとのTogether Foreverツアー、そして‘92年のCheck Your Headツアー、‘94年の Lollapaloozaでの大成功へとつながることとになる。Rickyは非公式なDef Jamのクロニクル編集者として認知されており、また周知の通りLicensed to IllとPaul’s Boutiqueの時代の4番目のBeastie Boysメンバーとして知られている。彼の作品はNew York Times、New York Post、Daily News、Village Voice、Time、Newsweek、VIBE、Source、Rolling Stoneその他数多くの媒体で出版されている。最近ではWest Villageを拠点に活動している。これまでにそれら作品を編集した写真集を3冊出版している。そして、プロとしての活動25周年を祝した個展が各地で開催され好評を得ている。 リッキー パウエル公式サイト
2012年05月21日料理創作ユニット「Goma」のメンバーのひとりとして14年間の活動を経て、2012年から「unpeu(アンプ)」の名義でソロ活動をスタートした遠藤順子さん。そんな遠藤さんにとって初となるソロ個展、"Like of cookie"が5月8日より、ギャラリー・ドゥー・ディマンシュ 青山店にて開催される。今回の個展では、帆布生地を使ったクッキーをモチーフにしたブローチやネックレス、ピアスなどのアクセサリーをはじめ、プリントバッグやカラータイツなど、遠藤さんらしい遊び心溢れる、シンプルだけど個性的でおしゃれなデザインのアイテムが並ぶとのこと。 ※ 写真はイメージです。さらに、遠藤さん自身がこの展示のために手がけるラッピングやディスプレイもお楽しみ♪ 個展の開催期間中は、ご本人がギャラリーに滞在し、商品を案内する予定もあるそう。そのスケジュールは「unpeu」のブログやfacebookでアップするそうなので、どうぞお見逃しなく! ※「unpeu」(アンプ)= フランス語で「ちょっと」の意味だとか。写真はイメージ。おしゃれ&キュートなデザインのアイテムが勢揃いで、子どもから大人まで楽しめる見どころがいっぱい! 初夏のおでかけにぜひ、足を運んでみては?"Like of cookie"期間:2012年5月8日(火)~2012年5月20日(日)会場:ギャラリー・ドゥー・ディマンシュ 青山店営業時間:12:00~20:00定休日:毎週月曜「unpeu」blog 取材/田辺香
2012年05月07日テレビ番組『ペット大集合! ポチたま』の人気コーナーをもとに映画化した香取慎吾主演映画『LOVE まさお君が行く!』の主題歌を、秋元康が作詞し、前田敦子が歌うことが発表され、前田から喜びのコメントが届いた。本作は、テレビ東京で放映されたペット番組の人気コーナー“まさお君が行く!ポチたまペットの旅”で登場したラブラドールレトリバーのまさお君と、売れない芸人・松本君の友情と絆を、実際に起こった話をベースに描いた作品。香取が松本君に扮し、ほかに広末涼子、成海璃子、光石研、寺島進ら豪華キャストが出演する。ダメ芸人の松本君と、超食いしん坊で芸のないまさお君がコンビを組み、全国を旅しながらさまざまな人と触れ合う姿は当時話題となり、ふたりは全国的に人気者に。秋元が書きおろした歌詞は、ラブソングでもありながら、主題歌『君は僕だ』は、主人公ふたりの心情や絆を歌いあげているかのように映画とピッタリと合っているという。本作のプロデューサー、和田倉和利氏は前田を起用した理由について、「歌とパフォーマンスで皆を元気にするエネルギーが、映画の目指す方向と同じであったことから、主題歌のオファーをした」と明かしており、大の動物好きで6匹の犬と3匹の猫を飼っているという前田も、「まさお君のことはテレビで見ていましたし、今回このあたたかな犬の映画に関わることが出来てとても嬉しいです」とコメントを寄せている。『LOVE まさお君が行く!』6月23日(土)全国ロードショー
2012年04月25日3Dアニメーション映画『フレンズ もののけ島のナキ』が12月17日(土)に公開を迎え、声優を務めたSMAPの香取慎吾、山寺宏一、YOU、阿部サダヲ、子役の新堂結菜に山崎貴&八木竜一両監督が舞台挨拶に登壇した。また、本作が12月29日(木)より韓国で220スクリーン規模で公開されることも明らかになった。浜田廣介の名作童話「泣いた赤おに」を原案に、ひょんなことから人間の子供・コタケの面倒を見ることになった人間嫌いで乱暴者の赤鬼のナキが、コタケとの触れ合いの中で変化していくさまを描く。キャスト陣はそれぞれキャラクターのイメージに合わせた色のサンタの衣裳で登場。赤いサンタの香取さんは、ナキの声を織り交ぜつつ公開を迎えた喜びを語った。もしも香取さんからコタケにクリスマスプレゼントを贈るなら?と聞かれ「来年のSMAPのコンサートのチケット」と答えると、会場からは「いいなぁ」とリアルに羨む声も。また物語にちなんで「香取さんにとって鬼のように怖い存在は?」という問いには「つよぽん?吾郎ちゃん、中居くん…木村くんも怖くはないか…」とSMAPのメンバーの名をブツブツとつぶやきつつ「お客さんですかね。完成したものを観てもらうまで、『面白かった』と言ってもらうまで怖いです」と素直な心情を吐露。プロ意識の高さを垣間見せた。一方、YOUさんは同じ「怖いものは?」という問いに「ダウンタウンさんです」と即答。リアルな答えに会場は笑いに包まれた。コタケの声を演じた結菜ちゃんはもうすぐ6歳の幼稚園児。映画を観た観客の中にはコタケの声優は男の子だと思っていた人も多かったようで、黄色いサンタの衣裳に身を包んだ結菜ちゃんが姿を現すと「かわいい!」と歓声が飛んだ。結菜ちゃんは劇中さながらに“ナキ”香取さんのサポートを受けて「今日は観に来てくれてありがとうございます」と堂々の挨拶。客席は温かい空気に包まれた。ちなみに、韓国における220スクリーンでの公開は、日本での350スクリーンにも相当。韓国の10スクリーンに1つの割合で上映されることになるという。阿部さんは「何だか僕の手に負えないことになってきまして…」とビビり気味?現在、北米やヨーロッパでの公開に関しても話が進められているそうだが、山崎監督は「先日もロスで『アイス・エイジ』や『怪盗グルーの月泥棒』のプロデューサーと話したんですが、すごく褒めてもらって『行けるよ、お前ら』という感じでした」と手応えをつかんでいる様子。香取さんは「僕の韓国の“フレンズ”のチャン・グンソクにも観てほしい!」と意気込んでいた。『フレンズ もののけ島のナキ』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:フレンズ もののけ島のナキ 2011年12月17日より全国東宝系にて公開© 2011「friends もののけ島のナキ」製作委員会■関連記事:MISIAから被災地の子供たちにクリスマスプレゼント!『フレンズ』主題歌を初披露大迫力の3Dアニメにもご注目『friends もののけ島のナキ』試写会に5組10名様ご招待女性誌のインタビューの答えは嘘?YOUの衝撃告白に香取慎吾も驚愕!こども店長、香取慎吾の怖い話で「夜、眠れなかった」香取慎吾、主演3Dアニメの収録で服を脱ぎ捨てての熱演!?
2011年12月19日3DCGアニメーション映画『friends もののけ島のナキ』の完成披露試写会が10月31日(月)、都内で開催され、香取慎吾(SMAP)を始め、山寺宏一、YOU、阿部サダヲらボイスキャストと山崎貴、八木竜一両監督が上映後の舞台挨拶に登壇した。浜田庸介の童話「泣いた赤おに」を原案に、もののけ島に迷い込んだ人間の赤ん坊・コタケと赤おにのナキ、その友人の青おにのグンジョーらの友情を描いた感動作。大歓声を浴びて登場した香取さんが「どうだった?」と問いかけると、客席からは「泣いた!」という感動の声が。香取さんは「僕も完成したものを観て、不覚にも涙が出てきてしまいました」と照れくさそうに明かした。山寺さんは「慎吾くんとはいろんな縁があります。初めて役をもらったドラマでも共演したし、『おっはー』で慎吾くんは流行語大賞を受賞したし。あのとき僕には何の連絡もありませんでしたが…」とボヤきつつも再共演の喜びを語る。陽気でかわいいゴーヤンの声を担当した阿部さんは緑色のスーツで登場し「ゴーヤ色のスーツでこうやってここに立てて嬉しい」と満面の笑み。一方で出番が少ないYOUさんは香取さんから「YOUさん、出てましたっけ?」などとイジられて苦笑を浮かべていた。山崎監督は「この作品で世界に打って出てみたい!」と世界進出にも意欲満々。アカデミー賞を期待する声に「キャラクターは国境を超える。くださるものは何でも欲しい」と語った。赤ん坊のコタケの声を演じた新堂結菜ちゃんは2005年生まれでアフレコ当時はもちろんいまより幼い子供だった。山崎監督は「笑うシーンはお母さんがくすぐって笑わせた。コタケが『ナキ』と言えずに『ナチ』と言うのは演出ではありません。泣くシーンはお母さんに『もう帰っちゃうよ』とか『知らないよ』と言ってもらい、泣き出したところを邪悪な大人たちが『いい声だ!』と録ってました」と鬼のような現場の様子を告白した。友情をテーマにした作品にちなんで「友達にも言えない秘密は?」と問われた香取さんは「友達が少ないんですが、その中でも数少ない3人の地元の友達の連絡先が携帯のアドレスから消えてしまい、連絡が取れなくなってしまいました」と回答。YOUさんは「女性誌とかの取材で『ストレス解消法は?』と聞かれて答えた『アロマキャンドルを灯して半身浴してる』というのは嘘です。したことありません」と気まずそうに明かしたが、これには香取さんも驚いた様子だった。『friends もののけ島のナキ』は12月17日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:friends もののけ島のナキ 2011年12月17日より全国東宝系にて公開© 2011「friends」製作委員会■関連記事:こども店長、香取慎吾の怖い話で「夜、眠れなかった」香取慎吾、主演3Dアニメの収録で服を脱ぎ捨てての熱演!?
2011年11月01日SMAPの香取慎吾が10月31日(月)、主人公の声を務める3DCGアニメーション映画『friends もののけ島のナキ』の完成報告会見に出席。“もののけ島”に変貌を遂げた東京・六本木の毛利庭園に、同じくボイスキャストを務めた山寺宏一、YOU、加藤清史郎、山崎貴監督、八木竜一監督と共に姿を現した。名作として名高い童話「泣いた赤おに」を原案に、『ALWAYS 三丁目の夕日』の山崎監督が20年来の親友である八木監督と作り上げた本作。もののけたちが住む島に迷い込んだ人間の子供・コタケと暴れん坊の赤おに・ナキと青おにのグンジョーの交流を描く。この日は作品にちなんで“島”をイメージして、毛利庭園の浮島での会見となったが、池を隔てて報道陣と対峙した香取さんは「どうしてこういう形にしたのか…?報道陣のみなさんの苦情もあったでしょうに、それをおしてまでここでやる意味があるんでしょうか(笑)?」と困惑を語り、笑いを誘っていた。完成した作品については「新しい映画、日本が世界に誇れるCGアニメになった。観終わって知らぬ間に涙腺が緩んだ」と自信をのぞかせた。山崎監督とは監督のデビュー作『ジュブナイル』以来11年ぶりのタッグとなったが「監督はその後、どんどん日本が誇るビッグな監督になっていき、SMAPのほかのメンバーとも仕事をされていたのに、『どうして僕には話が来ないのか?何かやったかな?』と思ってました。ここぞで呼んでいただき、『ここだったんだ!』という思いで頑張りました」と作品に込めた強い思いを明かした。山崎監督は「生身のままでもキャラになれる」と香取さんを絶賛。「企画を立ち上げたときから香取さんだと思っていた」と全幅の信頼を置く。司会者からアメリカのアカデミー賞長編アニメーション賞への意気込みを問われると「じゃあ行きましょうか?いい線行けると思います」と胸を張った。香取さん同様に「作品を観て泣いてしまいました」と山寺さん。「二十年あまり、声優をやってますが、もし自分が出てなかったらこんな悔しいことないと思える作品。僕は宮城出身ですが、これほど友情の大切さを感じる年はなかった。そんなときにこの作品が公開されるのが嬉しい」と真摯に語った。YOUさんも「日本の懐かしい感じがあっていろんな世代に楽しんでもらえる作品」とアピールした。禁断の島に迷い込むコタケに因んで、子供の頃にやってはいけないと言われてたのにやったことは?と尋ねられた香取さんは「僕は清史郎くんくらいの年齢のときはもうSMAPで、ひとりで六本木に地下鉄で通ってました。帰りに街をプラプラぶらついたり、ひとりで銭湯に入ったりしてました」と子供の頃の“冒険”を明かした。また、清史郎くんはもののけやお化けを信じるか?と聞かれ「はい」と回答。「前に香取さんと映画で共演したとき、口裂け女の話をされてその夜は怖くて眠れなかったんです。『夜、ホテルのドアをトントンと叩くよ』と言われて、布団被って寝たんですが全然、眠れませんでした」と告白した。当の香取さんは「ひどい大人ですが、もっとひどいのはそういう話をしたことを覚えていないということ…。全部ひっくるめてごめんなさい」と苦笑を浮かべていた。『friends もののけ島のナキ』は12月17日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:friends もののけ島のナキ 2011年12月17日より全国東宝系にて公開© 2011「friends」製作委員会■関連記事:香取慎吾、主演3Dアニメの収録で服を脱ぎ捨てての熱演!?
2011年10月31日「こち亀」の両さん&中川が地元・亀有に凱旋!映画『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 勝どき橋を封鎖せよ!』主演の香取慎吾(SMAP)と速水もこみちが“亀有スクリーンジャック”と銘打って7月21日(木)、東京・亀有のMOVIX亀有で全10回におよぶ舞台挨拶を行った。週刊少年ジャンプ(集英社刊)で35年にわたって連載されている人気漫画の実写版。昨年の連続ドラマ化に続く映画化で、警察庁長官の孫娘の誘拐事件に両さんの初恋の女性とのロマンスなど大小さまざまな“事件”が勃発する。ラストの10回目の舞台挨拶に登壇した香取さんと速水さんは、疲れたそぶりを見せずにおなじみの制服姿で自転車にまたがって登場。ファンの歓声に手を振り、握手にも応じていた。全10回で舞台挨拶を観覧した観客は2,100人超!香取さんが「いかがでしたか?」と問いかけると「最高!」、「面白かったー!」という声が場内からわき起こった。各回の舞台挨拶では観客からの質問にも答えていたが、そのやりとりの中で偶然にも、香取さんと速水さんがこの日、共にピンク色の下着を着用していることが判明。この日、麗子役の香里奈は残念ながら欠席となったが、麗子のイメージカラーのピンクを2人が身に着けていることに…。香取さんはこの偶然にご機嫌で「こんなところに麗子がいたんだ(笑)?なでしこJAPAN!」と意味不明のボケをかましながら観客の笑いを誘っていた。速水さんも地元凱旋に笑顔。「最初は緊張しましたが、やはり亀有は温かい」とホッとした表情を見せていた。この10回目にはゲストとして青木克徳葛飾区長も来場。2人に花束を手渡した。さらに、原作者の秋本治も登場。秋本さんは「映画化の話が来たとき、松竹からというのがすごく嬉しかった。松竹と言えば『寅さん』(※『男はつらいよ』シリーズ)。僕は第1作からずっと劇場で寅さんを観てきたので、夢じゃないかと思った」と感慨深げ。実は、香取さんは『男はつらいよ』シリーズの山田洋次監督と対談したそうで「僕が、『亀有に来ると“おかえり”と声を掛けてもらえて嬉しい』と話したら、『渥美(清)さんもそうだった』とおっしゃってました」と明かし、秋本さんは顔をほころばせていた。『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 勝どき橋を封鎖せよ!』は8月6日(土)より全国にて公開。■関連作品:こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 〜勝どき橋を封鎖せよ!〜 2011年8月6日より全国にて公開©秋本治・アトリエびーだま/集英社 © 2011『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE』製作委員会■関連記事:香取慎吾熱唱!『こち亀』シリーズ化に原作者・秋本治もお墨付き香取慎吾主演『こちら葛飾区亀有公園前派出所』親子試写会に50組100名様ご招待キャスト登壇『こちら葛飾区亀有公園前派出所』完成披露試写会に10組20名様ご招待香取慎吾主演、劇場版『こち亀』の概要が明らかに!“初恋の人”深キョンと…
2011年07月21日映画『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 勝どき橋を封鎖せよ!』の完成披露試写会が7月12日(火)、都内で開催。主演の香取慎吾をはじめ、香里奈、速水もこみち、深田恭子、沢村一樹、伊武雅刀に川村泰祐監督が舞台挨拶を行った。この日は原作者の秋本治も来場し作品を鑑賞したが、大満足で映画のシリーズ化に太鼓判を押した。週刊少年ジャンプ(集英社刊)にいまも連載中の人気漫画を2009年の連続ドラマに続いて映画化。主人公の巡査・両津勘吉の幼なじみとの恋に誘拐事件など、映画ならではのエピソードが展開する。登壇陣は、劇中の衣装をまとって客席横の扉から登場したが、香取さんは劇中の両さんそのままに自転車に乗って駆けつけ「ついに来たぞー!」と絶叫。会場は割れんばかりの拍手と歓声に包まれた。壇上に上がり香取さんが「どうでしたか?」と映画を観たばかりの客席に問いかけると「よかったー!」という声が。香取さんは深々と頭を下げて涙をぬぐうしぐさ。スッと顔を上げると「みなさんの思いをツイートしてください!」とちゃっかりアピールし会場は笑いに包まれた。おなじみの特注の黄色い制服に身を包んだ中川役の速水さんは映画について「両津先輩の新しい一面を見せてもらいました」とニッコリ。麗子役の香里奈さんも寒さの中の撮影をふり返り「寒くてホッカイロを貼りまくって着込んで臨みました。でも楽しかったです」と充実した表情で語った。大原部長役の伊武さんは客席に敬礼!両津の初恋の人を演じた深田さんは「元々、ファンだったので参加できて嬉しい。たくさんの人が元気になっていただけたら」と呼びかけた。その隣の沢村さんは、劇中ではキリリとクールなキャリア組の警察官僚を演じているが、この日はデレデレ。「こうして多くの人とお会いできたことが喜びですが、何が嬉しいってこんな近くで深キョンの生腕を見られるとは…」とひとり感慨深げだった。この日の客席には原作者の秋本さんもいたが映画を観たばかりの秋本さんは「両さんが結婚するんじゃないか?してもいいかと思ってました。新しい両さんの一面を見て、こりゃシリーズ化するんじゃないかと。毎回、両さんが恋してフラれて、という感じで。脚本協力しますのでよろしくお願いします」とシリーズ化にお墨付きを与え、香取さんも「決まりですね。ここから先は大人たちの話し合いで」とノリノリ。最後は香取さんが、アタマに羽根を乗せた青いキラキラの歌謡ショー風の衣装にわざわざ着替えて、観客と一緒に主題歌の「365歩のマーチ」を熱唱し、舞台挨拶は幕を閉じた。『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 〜勝どき橋を封鎖せよ!〜』は8月6日(土)より全国にて公開。■関連作品:こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 〜勝どき橋を封鎖せよ!〜 2011年8月6日より全国にて公開©秋本治・アトリエびーだま/集英社 © 2011『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE』製作委員会■関連記事:香取慎吾主演『こちら葛飾区亀有公園前派出所』親子試写会に50組100名様ご招待キャスト登壇『こちら葛飾区亀有公園前派出所』完成披露試写会に10組20名様ご招待香取慎吾主演、劇場版『こち亀』の概要が明らかに!“初恋の人”深キョンと…
2011年07月12日「SMAP」の香取慎吾が声優を務める3DCGアニメーション映画『friends もののけ島のナキ』の製作発表会見が4月25日(月)、都内で開催され、香取さんをはじめ声優を務める山寺宏一、阿部サダヲ、新堂結菜、監督を務める山崎貴、八木竜一らが出席した。浜田広介の名作童話「泣いた赤おに」(偕成社刊)を原案に、『ALWAYS三丁目の夕日』シリーズ、『SPACE BATTLESHIP ヤマト』の山崎監督が20年来の盟友である八木竜一と共に手掛ける意欲作。もののけ島に住む赤おにのナキ、青おにのグンジョーらが、島に偶然迷い込んだ人間の赤ん坊・コタケとの交流を通して、優しさや思いやりの気持ちを育んでいく姿を描く。香取さんにとっては2000年の『ジュブナイル』以来の山崎監督とのタッグとなる。会見前には本邦初公開となる3Dのプロモーション映像が報道陣に披露され、香取さんらも一緒に鑑賞した。ナキたちが断崖絶壁を登っていく姿や、キノコを食べて風船のように膨らんだコタケが空に浮かぶ様子、阿部さん演じるゴーヤンが、ふっとばされるシーンなど、“飛び出す”3D映像が大迫力で映し出された。先に声を収録し、それに合わせて映像を制作していく“プレスコ”という手法が採用されており、香取さんも映像を見るのは今回が初めて。映像を見た香取さんは「びっくりしました!こんなスケールの大きな映像に入ることができて感激です」と大興奮。山寺さんも「このまま明日から公開してもいいんじゃないですか?見ていて思わず笑顔になりました」と大満足の様子で、阿部さんも「すご過ぎて、すごさが分からないくらい(笑)」と独特の言葉で感動を表現した。収録が行われたのは昨年の1月のこと。香取さんは「この1年、僕は何してたのか(笑)?」とおどけるが、実は、インフルエンザが治った直後の仕事だったそう。「(役が)人間ではないので」(香取さん)、裸足で収録に臨み「声を出しながら、暑くなって服も脱いでいって…裸足で汗だくで病み上がりで(笑)」と収録の様子をふり返った。ミニチュアを背景として使用するなど、これまでにない手法を用いて制作が進められている本作。八木監督によると現在の進行状況は「8割くらい」。夏ごろ完成の予定だが「ラストをどうするか、山崎と私で悩んでいます」と明かす。山崎監督は「ハリウッドの作品と比べても遜色のない作品ができつつあります。海外からも良い作品が入ってくるので負けてられない。『日本でもこういうことをやっている』ということを伝えたい」と強い意気込みを語った。北米ほか、世界での公開を目指しており、すでにプロモーション映像を見た数か国からオファーが届いているという。「たくさんの愛と笑顔があふれる映画になると思う」(香取さん)という『friends もののけ島のナキ』は12月17日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ALWAYS続・三丁目の夕日 2007年11月3日より全国東宝系にて公開© 2007「ALWAYS続・三丁目の夕日」製作委員会SPACE BATTLESHIP ヤマト 2010年12月1日より全国東宝系にて公開© 2010 SPACE BATTLESHIP ヤマト 製作委員会friends もののけ島のナキ 2011年12月より全国にて公開© 2011「friends」製作委員会■関連記事:キムタク『ヤマト』鑑賞後の観客の拍手に「言葉は必要ない高揚感」映画で見たいカップルNo.1は向井理&綾瀬はるか!実生活で夫婦の2人もランクインキムタク『ヤマト』の特撮に苦戦「いま、木星と言われても…」キャスト陣登壇予定!『SPACE BATTLESHIP ヤマト』完成披露試写会に10組20名様ご招待『ヤマト』主題歌をスティーヴン・タイラーが初のソロプロジェクトで書き下ろす
2011年04月25日「SMAP」の香取慎吾主演でTVドラマ化されて話題を呼んだ「こち亀」こと「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の劇場版『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 〜勝どき橋を封鎖せよ!〜』のキャストおよびストーリーの概要が解禁!両さんの初恋の女性役で深田恭子が出演することが明らかになった。原作は1976年から35年にわたって「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)で連載されている秋本治による人気漫画。下町情緒が残る葛飾区亀有近辺を舞台に、亀有公園前派出所に勤務する両津勘吉巡査長が巻き起こすドタバタ人情劇が多くの人に愛されてきた。TVアニメ化に続き、2009年には連続ドラマとして香取慎吾を主演に迎えて実写化され大きな話題を呼んだが、連載35周年を迎える今年、遂に映画化されることに!香取さんはもちろん、イケメンの後輩・中川役の速水もこみち、同じく後輩の麗子役の香里奈ほか、伊武雅刀、ラサール石井、柴田理恵らドラマ版でおなじみのキャスト陣は続投。さらに、映画版のスペシャルゲストとして深田恭子、谷原章介、沢村一樹、夏八木勲、平田満など豪華メンバーが集結した。今回の映画版では両さんが、小学校時代の憧れの同級生・桃子(深田さん)に再会。ほぼ時を同じくして警察庁長官の孫娘の誘拐事件が発生するが、何と桃子が事件に巻き込まれており、両さんは彼女を助けるべく事件解決に乗り出すが…。今回、明らかになった映画版のロゴを見ると、色も形も、サブタイトルまでも、あの人気刑事シリーズの匂いが…。ちなみに勝どき橋は隅田川にかかる橋で、船の運航のために橋が開く可動橋(※現在は開くことはない)。過去に、原作漫画で、両さんの少年時代を描いた人気エピソード「勝鬨橋ひらけの巻」でも登場し、開閉しなくなった橋を両さんと仲間たちが開けるという離れ業(?)を成し遂げたことも…。果たして今回の映画ではどんなハチャメチャをしでかすのか?そして両さんの切ない恋の行方は――?『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 〜勝どき橋を封鎖せよ!〜』は2011年夏、公開予定。■関連作品:こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 〜勝どき橋を封鎖せよ!〜 2011年夏、全国にて公開© 2011『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE』製作委員会
2011年03月04日脚本家の三谷幸喜演出、SMAPの香取慎吾主演のコメディ・ミュージカル「TALK LIKE SINGING」のニューヨーク公演が11月22日(現地時間)、全13回の日程を終え、各回ともスタンディング・オベーションなどの好反応を得て閉幕した。会場のオフブロードウェイで中規模劇場とされるニューヨーク大学・スカボールセンターは、最終公演前のウィークデイの回で、約860席がほぼ満席。約8割が日本人とみられる女性客が占めた。最後列席に座った三谷さんは、上演前にもかかわらず関係者からの挨拶に快く応じたが、緊張した面持ちだった。舞台が始まり、最初に香取さんが舞台に姿を見せると、会場から拍手が沸き起こった。生まれたときから話す代わりに歌と踊りでしか思いを表現できない不思議な青年・ターロウと、彼のよき理解者、学者ら彼を取り巻く人々の姿を描くオリジナルストーリー。音楽監督の元ピチカートファイヴ、小西康陽によるポップな曲に乗って、香取さんは日本語の歌、ダンス、英語の歌を通じ、愛嬌あふれる無垢な心を持つターロウを好演し、コンスタントに笑いを取り、時に切ないムードを醸して観客を魅了。外国人客や子供からも笑い声が起きた。一方で川平慈英、堀内敬子、新納慎也(にいろ しんや)の実力派共演陣もそれぞれに個性的な存在感を発揮。中でも、ターロウの“病”を研究する精神医学者・ダイソン博士役の川平さんはキレのあるダンスなどの芸達者ぶりで、拍手をさらう場面が何度もあった。終演後のカーテンコールでは、スタンディング・オベーション。反応を確かめ安堵の表情を浮かべる香取さんは、自身のN.Y.初進出と、日本のオリジナルミュージカルを日本より先にN.Y.で初演するという初の試みの“成功”の喜びをかみしめている様子だった。東京“凱旋公演”は2010年1月23日(土)から3月7日(日)まで、東京・赤坂ACTシアターにて。(photo/text:Yoko Saito)「TALK LIKE SINGING」■関連作品:座頭市 THE LAST 2010年、公開予定
2009年11月24日