プロサッカー選手の本田圭佑が、ABEMAで配信される「FIFA ワールドカップ カタール 2022」にて、日本代表のグループステージ全3試合と準決勝・決勝の試合を現地から解説することが9日、発表された。グループEに属する日本代表の試合は、今月23日22時からのドイツ戦、今月27日19時からのコスタリカ戦、12月2日4時からのスペイン戦の全3試合。準決勝は12月14日4時から、決勝は12月19日24時から実施される。現地カタールから解説を行う本田は「話したいことが多すぎて、整理するのが難しいです。それだけFIFAワールドカップは、僕にとって大きい存在だということではあるので、日本代表を応援してくれている皆さんと今回は選手としてではなく、1ファンとして全ての感情を分かち合いたいなと思っています。解説は初めてなので何をしゃべればいいのか分からないですが、これまで通り自分の考えをできるだけストレートに皆さんにお伝えできればと思っています!」とコメントを寄せている。(C)AbemaTV, Inc.
2022年11月09日自信を持ってベストメンバーを選出した。11月1日、『FIFA ワールドカップ カタール 2022』に挑むSAMURAI BLUE(サッカー日本代表)メンバー26名が発表された。発表記者会見に出席した森保一監督は次のように意気込みを語った。「“このカタールでの『W杯』で日本代表として日本のために戦いたい”と多くの選手が気持ちを見せてくれた。すべての選手を招集できないが、日本のために戦うと思ってくれたすべての選手に敬意と感謝を申し上げたい。これから発表する26名にはカタールの『W杯』でプレーしたくてもプレーできない選手の思いや、我々を支援・応援してくれた方がいて前へ進めることを胸に刻み、カタールで日本人として、日本代表としての誇りと責任を持って戦ってほしい。国内外で力を発揮してくれる選手が多く、難しい選考となったが、これまでの活動を振り返りながら、スタッフで議論し、今のベストとして自信を持ってみなさんにお伝えしたいと思う。カタールの『W杯』では日本人の誇りを持って、チーム一丸となって最後まで粘り強く戦い抜く姿をサポーター・国民にお見せしたい。そして我々はベスト8以上の結果を目標にしている。簡単な目標ではない。サポーター・国民のみなさんの力が必要。応援とともに共闘をお願いします。日本人一丸となって戦って、新しい景色を見たいと思います。どうぞよろしくお願いします」【FIFA ワールドカップ カタール 2022 SAMURAI BLUEメンバー】【GK】川島永嗣(RCストラスブール/フランス)権田修一(清水エスパルス)シュミット・ダニエル(シントトロイデンVV/ベルギー)【DF/MF/FW】長友佑都(FC東京)吉田麻也(シャルケ04/ドイツ)酒井宏樹(浦和レッズ)谷口彰悟(川崎フロンターレ)柴崎岳(CDレガネス/スペイン)遠藤航(VfBシュツットガルト/ドイツ)伊東純也(スタッド・ランス/フランス)山根視来(川崎フロンターレ)浅野拓磨(VfLボーフム/ドイツ)南野拓実(ASモナコ/フランス)守田英正(スポルティングCP/ポルトガル)鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト/ドイツ)板倉滉(ボルシアMG/ドイツ)中山雄太(ハダースフィールド・タウンFC/イングランド)相馬勇紀(名古屋グランパス)三笘薫(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC/イングランド)前田大然(セルティック/スコットランド)堂安律(SCフライブルク/ドイツ)上田綺世(セルクル・ブルージュKSV/ベルギー)田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ)冨安健洋(アーセナル/イングランド)伊藤洋輝(VfBシュツットガルト/ドイツ)久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)発表を終えた率直な心境を聞かれると、森保監督はこのように答えた。「発表した今も難しい選択だなと思っている。先ほども話したが、今のベスト。今回の『W杯』に臨むベストの選手を選択としたと自信を持っているが、このメンバーに入ってもおかしくない力がある選手はまだまだいる。その選手たちのことを思うと複雑な心境だが、すべての選手の思いを持って『W杯』で戦いたい」選手選考のポイントはこうである。「重要視したポイントはこれまでの活動、今の選手が置かれている状況、『W杯』の戦いを見通した時に総合的に考えて今のベストを選考させてもらった。個のストロングポイントを持ちつつ、チームとして気持ちをつなぐことができる、連携連動して戦うことができる選手を選考させてもらった。すべてのポジションで26名に入っていてもおかしくない選手がいるので、そこで誰を選ぶかということは非常に難しさがあった」大迫勇也が外れ、経験が浅い人選となったFWについて問われると。「そこは議論が出た。選ぶ時に『W杯』経験者は我々の考えるポイントのひとつだったが、こうやって選んだ今でも経験者の力を借りて戦いたい思いもこうして選んでおきながらまだあるが、経験がない選手の『W杯』で成功したいという野心を持って戦ってくれることを期待してメンバー選考に至った。大迫であったり、古橋(亨梧)であったり、これまでの活動で今回の『W杯』につながる道を作ってくれた素晴らしい選手だと思うが、色んなシミュレーションをした上で優先順位をつけこういうメンバーになった。今回選んだ選手と同等の力を持っているので、日本のために戦う気持ちを持ち続けてくれればと思っている」今大会は23名から26名に登録選手数が変わったが、選手選考の難しさは変わらないと言う。「あらゆる想定をした上で、日本のストロングポイントを少しでも出していける特徴を持った選手を選考した。いい選手がたくさんいる。たとえば登録が30名だったとしても迷う選考になっていたと思う。23名の選考枠から26名になって、もっと選びやすくなると思ったが、まったくそんなことはなかった。選手たちの思いを感じながら、今回の選考をさせてもらった」浅野、守田、田中、板倉、久保らケガ人も『W杯』に間に合うと口にした。「日本協会のメディカルチームと所属クラブのメディカルの間で常に情報を共有しながら選んでいる。選手に関しては『W杯』に向けてチームでの見通し、『W杯』でトップパフォーマンスでプレーできるということを情報共有している。情報共有だけではなく、日本協会の欧州支局の津村(尚樹)さんが常に各チームを回ってくれて、トレーナーとドクターが同行し、選手たちの状況を直で確認してくれた。情報をもらって安心して選ばせてもらった」監督は現在の心境を四文字熟語で表した。「四文字熟語で言えば、行雲流水。この場はすごく緊張しているが、『W杯』の本大会を考えた時は非常に楽しみだし、ワクワクするが、気持ちの高揚はあまりなく、普段やっていることを『W杯』に向けて積み上げていくことを自然体で考えられている」現役時代、苦い思い出のあるドーハを歓喜の場所に変えるつもりである。「私が現役の時、ドーハの地で夢を叶えられなかった場所で、悔しい悲しい思い出のある地だが、リベンジの思いはない。素晴らしいメンバー、スタッフととともにカタールの地で戦うことを楽しみにしている。ドーハの悲劇をドーハの歓喜に変えられるよう、残された時間で最善の準備をして、カタールでは選手たちに伸び伸びプレーしてもらい、みんなで喜び合える結果を出せればと思っている」森保監督は改めてベスト8進出を誓った。「まずは日本代表を応援してもらっている日頃からの活動の応援を感謝申し上げたい。カタールでは日本の代表として、日本人の誇りを持って、日本人らしくチーム一丸となって最後まで戦い抜いてみなさんの期待に応えたいと思っている。我々はベスト8以上の目標を持っている。強豪ばかりの『W杯』で簡単ではないが、みなさんの応援の力を借りれば、必ず目標は達成できると思っている。みなさんには応援とともに一緒に戦っていただき、世界の舞台にみんなで挑み、新しい景色を見て喜びたいと思っている」田嶋幸三会長と反町康治技術委員長は、記者会見で次のようにあいさつした。田嶋会長「7度目の『W杯』、これから発表される26名としっかり戦っていきたい。グループステージではドイツ、スペインという優勝経験がある国、またブラジル大会ではベスト8に進んでいるコスタリカと同じグループ。簡単な相手ではないが、私たちの目標の新しい風景を見るために勝っていかないといないといけない相手。そして2050年までにW杯で優勝したいというJFA2005年宣言を叶えることを考えると、公式戦で強豪と戦えるのはこの上ない喜びであり、幸せなこと。簡単なことではないが、まずグループリーグを突破し、ベスト16、そしてベスト8と駒を進めるべく日本サッカー協会一丸となって進んでいきたいと思います」反町技術委員長「今回の『W杯』、SAMURAI BLUEの団長として最初から最後まで責任を持って臨みたい。今回で7度目の『W杯』、しかし残念ながらいつも脇役で終わっている。今回はカタール『W杯』で主役として、ベスト8以上の成績を残して、新しい風景を見たいと思っている。ここまでコロナもあり、思うような強化ができず、最終予選も苦しい戦いだった。そうした中で培った我々の強さをこの本大会で披露したいと強く思っています」11月15日(火) にSAMURAI BLUEへ応援を届けるイベントとして、『新しい景色を2022 SAMURAI BLUE 壮行会』を実施。壮行会はドーハにいる監督、選手たちと日本の会場をオンラインでつなぎ、その模様はJFATVとSAMURAI BLUE公式Twitterでライブ配信(無料)される。日本代表は11月9日(水)・カタール・ドーハへ旅立ち、17日(木) にUAEアルマクトゥームスタジアムでカナダ代表と親善試合を行った後、『W杯』へ突入。11月23日(水・祝) ・ハリファ国際スタジアムにてドイツ、27日(日) ・アフマド・ビン・アリ・スタジアムにてコスタリカ、12月1日(木) ・ハリファ国際スタジアムにてスペインと戦い、グループE組上位2を目指す。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2022年11月02日女優の綾瀬はるかと元サッカー日本代表の中村俊輔が1日、都内で行われた『「コカ・コーラ」 FIFA ワールドカップ 開催国ボトル発売記念イベント』に出席した。先日、現役最後の試合を終え「少し経ったんですけど、みなさんに支えられて今までやってこられたということで、感謝の気持ちでいっぱいです」と現在の心境を吐露した中村。これまでサッカー漬けの毎日だったため、同イベントのような場は初めてで、加えて綾瀬ともこの日初対面となったそうで「なかなかこういう場に出たことがないので緊張していますけど、さらに綾瀬さんに会うことで緊張が増しますが、(お会いできて)光栄ですね」と笑顔を見せ、綾瀬も「サッカー選手生活お疲れ様でした。(中村は)サッカーの大ファンの方からも愛されるような選手という印象を受けていて、お会いできて嬉しいです」と声を弾ませた。また、自身にとってFIFAワールドカップとはどんな戦いかと尋ねられた中村は「世界が熱狂する大会ですし、全世界のサッカーファンも注目しますし、僕も小さいときから見ていて、自分が実際にピッチに立ったときは足も震えましたし、心も震えるくらいいい思い出ですね」としみじみと語り、「国を背負ってというか、誇りを持ってプレイできる場所だと思います」とコメント。そんな中村の言葉を聞いた綾瀬は「そういう思いを持って臨まれていたんだなと思うと、より熱く試合を見られそうです」と目を輝かせた。今年のFIFAワールドカップはどんなスタイルで楽しみたいか聞かれると、綾瀬は「お家に友だちを呼んで、いろいろ食べながらコーラを持って盛り上がりたいです」と答え、中村は「家で家族とコーラを飲みながら、みんなサッカーが好きなので騒ぎながら見たいと思います」とにっこり。中村自身は冷静に試合を見たいそうだが「子どもがうるさいですね(笑)。細かいことを聞いてくるのでサッカーの話もよくします」と頬を緩ませた。さらに、今年のFIFAワールドカップについて中村は「変わらず選手目線と、これから指導者を目指すので、そういう目線でも見てしまうんじゃないかなと思います。各国によって戦術やフォーメーションが違うので、そういうのも興味が湧きますね」と目を輝かせ、今後については「リーグ戦が終わったのでスパイクを脱ぐはずなんですけど、1か月間まだ練習があって今日も練習してきたので、なかなかスパイクが脱げないんですよね(笑)。逆にまだやれて幸せなので、今はそれに全うして、それが終わったら指導者になれるように少しずつ勉強します」とコメント。これに綾瀬は「指導されたいですね」と吐露して笑いを誘い、「中村さんならすぐ上達しそうな気がします。優しく丁寧に特技とかを見抜いてくださいそうです」と語った。イベントでは、サッカーボールを蹴ってパネルを抜くキックターゲットチャレンジが行われたが、挑戦前に自身は願掛けやジンクスはあるか尋ねられると、綾瀬は「ジンクスではないんですけど、気が散りがちなところを深呼吸でもなんでもいいんですけど、集中するために呼吸を置くというか、そういうことをたまにします。(緊張で)体が固まってきちゃうので全身に散らすみたいなイメージでやったり(体を動かしたり)します」と明かし、中村は「僕もジンクスではないんですけど、あまり言ったことがないんですけど、体が硬くなったときは、顔とか体をバシバシ叩きます。でもそれを人には見られたくないので、試合前にトイレに行って気合いを入れてからみんなの前に出ます」と告白した。
2022年11月02日アディダス ジャパン株式会社は、FIFAワールドカップ カタール 2022(TM) に向け、NIGO®氏デザインによる「サッカー日本代表 スペシャルコレクション」を発表いたします。本コレクションは、「KENZO」アーティスティックディレクターであり、「HUMAN MADE」デザイナーのNIGO®氏の協力を得て実現したスペシャルコレクションです。公益財団法人 日本サッカー協会が推進する多様性と包括の理念に共鳴する「サッカー日本代表を通して、サッカーをより深いカルチャーとして根付かせたい」というアディダスの想いを反映し、年齢や性別など様々な垣根を越えて愛されるサッカー日本代表を表現するべく、NIGO®氏によってデザインされました。日本を代表する花として昔から愛されてきた“桜”や、匠の技が結集された和菓子の“桜餅”といった、日本を象徴する文化からインスピレーションを受け、多くの和菓子に用いられるピンクとグリーンを組み合わせた日本的かつ調和のとれたカラーリングを採用。男女のサッカー日本代表が来月開催されるそれぞれの国際親善試合の前日トレーニングにて本コレクションを着用することで、「誰もが等しくスポーツを楽しむことができる社会の実現を目指す」というメッセージを伝えていきます。本コレクションは、CONFIRMEDアプリおよび一部のアディダスお取り扱い店舗にて10月21日10時より先行発売、その後アディダス オンラインショップおよび直営店、アディダスアプリ、全国のアディダスお取り扱い店舗にて10月28日より一般発売を開始いたします。アディダス「サッカー日本代表 スペシャルコレクション」について今回のコレクションは、過去アディダスとも様々な取り組みを行ってきたNIGO®氏をデザイナーとして迎え、開発されました。ミニマルかつクラシカルなデザインをベースに、“桜”や和菓子の“桜餅”といった日本文化からインスピレーションを得たカラーを採用。ピンク&グリーンの調和のとれたカラーリングに仕上がっています。さらにジャージーの背中部分には、NIGO®氏のアイコンとも言えるハート形の花びらが印象的な桜のモチーフをあしらい、襟の内側には「OGIN」シグニチャーを刻印。さらに番号付きジャージーの背面には、FIFAワールドカップ™開催年である”2022年”の22をプリントするなど、NIGO®氏のこだわりが細部に宿った、メモリアルなコレクションになっています。また今回、ジャージーやショーツといったパフォーマンスアパレルに加えて、Tシャツやトラックトップ&パンツといった、普段着使いが出来るアイテムをラインアップ。またビーニーやキャップ、ジムサックなどのアクセサリーも一緒に展開し、スタジアムの内外を問わず、幅広い場所と場面で活躍するコレクションとなっています。■着用選手コメント南野 拓実選手 コメント桜餅は日本人にとって親しみがあるものですし、桜は大好きな花なので、とても素敵なコンセプトだと思います。今までにはないカラーの組み合わせで、新しい層の方にもサッカーに興味を持っていただけると嬉しいですね。このコレクションで、サッカー日本代表の新しいイメージが出来るのが楽しみです。久保 建英選手 コメントサッカー日本代表といえば青のイメージが強いので、ピンクとグリーンの組み合わせはとても新鮮です。おしゃれなデザインで、ファッションとして楽しむこともできるので、このコレクションをきっかけに、たくさんの方にサッカー日本代表を応援してもらえればと思います。原口 元気選手 コメントサッカー日本代表は、まさに桜や桜餅のように、日本のみなさんから愛される存在でなくてはいけないといつも感じています。この新しいコレクションを通じて、そして僕たちのプレーを通じて、より多くの方にサッカー日本代表を応援してもらえるよう、サッカーをさらに広めていきたいと思います。本コレクションは、まず11月11日スペインにて開催されるサッカー日本女子代表国際親善試合「イングランド代表戦」の前日トレーニングにおいて、なでしこジャパンによる着用を予定しています。続いて、FIFAワールドカップ™開催直前となる11月17日、アラブ首長国連邦にて開催されるサッカー日本代表国際親善試合「カナダ代表戦」の前日トレーニングで、SAMURAI BLUEによる着用を予定しています。デザイナーコメント:NIGO®氏約300年もの間、親しまれている桜餅は、職人たちの匠の技が集結された日本を代表する和菓子です。 このコレクションは、そんな歴史ある和の伝統文化をインスピレーションに、あえてシンプルにデザインさせていただきました。【プロフィール】NIGO®(ニゴー)ファッションデザイナー/クリエイティブディレクター現在は自身のブランド「HUMAN MADE」のデザインをはじめ、「Cyber Agent」など企業のクリエイティブディレクションも手がける。「LOUIS VUITTON」からも二度のカプセルコレクションを発表。2021年9月には、LVMH傘下「KENZO」のアーティスティック・ディレクターに就任。2022年「第40回毎日ファッション大賞」を受賞。アディダス「サッカー日本代表 スペシャルコレクション」商品ラインアップ■アディダス サッカー日本代表 スペシャルコレクションジャージー 番号付き1万7,600円(税込)サイズ / XS, S, M, L, XL, 2XL, 3XL商品番号 / HS5759カラー / ワンダーモーブ、クルーグリーン■ アディダス サッカー日本代表 スペシャルコレクションジャージー1万7,600円(税込)サイズ / XS, S, M, L, XL, 2XL, 3XL商品番号 / HS5757カラー / ワンダーモーブ、クルーグリーン■ アディダス サッカー日本代表 スペシャルコレクションショーツ 番号付き8,250円(税込)サイズ / XS, S, M, L, XL, 2XL, 3XL商品番号 / HS5799カラー / ワンダーモーブ■ アディダス サッカー日本代表 スペシャルコレクションショーツ8,250円(税込)サイズ / XS, S, M, L, XL, 2XL, 3XL商品番号 / HS5758カラー / ワンダーモーブ■ アディダス サッカー日本代表 スペシャルコレクションソックス2,200円(税込)サイズ / KXXL, S, M, L, XL商品番号 / HS5760カラー / オフホワイト、クルーグリーン■ アディダス サッカー日本代表 スペシャルコレクション半袖Tシャツ4,070円(税込)サイズ / 2XS, XS, S, M, L, XL, 2XL, 3XL商品番号 / HC6287カラー / ワンダーモーブ■ アディダス サッカー日本代表 スペシャルコレクションショーツ6,050円(税込)サイズ / XS, S, M, L, XL, 2XL, 3XL商品番号 / HT6891カラー / ワンダーモーブ■ アディダス サッカー日本代表 スペシャルコレクショントラックジャケット9,350円(税込)サイズ / XS, S, M, L, XL, 2XL, 3XL商品番号 / HT6890カラー / ワンダーモーブ、クルーグリーン■ アディダス サッカー日本代表 スペシャルコレクションパンツ8,250円(税込)サイズ / XS, S, M, L, XL, 2XL, 3XL商品番号 / HT6892カラー / ワンダーモーブ■ アディダス サッカー日本代表 スペシャルコレクションビーニー3,300円(税込)サイズ / OSFC, OSFZ, OSFX, OSFL商品番号 / HZ9733カラー / ワンダーモーブ、ナイトレッド、オフホワイト■ アディダス サッカー日本代表 スペシャルコレクションキャップ3,300円(税込)サイズ / OSFC, OSFZ, OSFX, OSFL商品番号 / HZ9731カラー / ワンダーモーブ、クルーグリーン、オフホワイト■ アディダス サッカー日本代表 スペシャルコレクションジムサック1,870円(税込)商品番号 / HZ9732カラー / ワンダーモーブ、ナイトレッド、オフホワイト※2022年10月21日先行発売ではCONFIRMEDアプリおよび一部のアディダスお取り扱い店舗(アディダス サッカー日本代表 スペシャルコレクション ジャージー 番号付きのみ)、その他すべては2022年10月28日より一般発売を予定しています。※価格はすべて自店販売価格となります。アディダス「サッカー日本代表 スペシャルコレクション」主取り扱い店舗アディダス ブランドセンター RAYARD MIYASHITA PARK・渋谷・原宿アディダス オリジナルス フラッグシップストア 新宿・原宿アディダス ブランドコアストア・アディダス オリジナルスショップ 各店(*一部取り扱いのない店舗がございます)アディダス アプリ・CONFIRMED アプリ : アディダス オンラインショップ·アディダス サッカー·アディダス サッカースパイク·アディダス サッカーウエア·アディダス サッカー日本代表 2022 ユニフォーム·FIFA ワールドカップ カタール 2022™ 特集その他全国のアディダスお取り扱い店舗©2022 adidas Japan K.K. adidas, the Badge of Sport and the 3-Stripes mark are trademarks of the adidas.<一般のお客様からのお問い合わせ先>アディダスお客様窓口 Tel:0570-033-033 (土日祝除く、9:30~18:00)
2022年10月23日左:ディスカバリー・バックパック 43万1,200 円、中央:キーポル・バンドリエール 50 55万5,500 円、 右:シティ・キーポル 34万9,800 円(すべて税込)ルイ・ヴィトンの2023プレスプリング コレクションから、FIFAワールドカップ カプセルコレクションが10月13日より発売されます。ルイ・ヴィトンは2010年大会よりFIFAワールドカップのトロフィー用トラベルトランクを制作しており、大会との関係を築いてきました。2018年にはレザーグッズのコレクションも展開され、続く今回のカタール大会では、ダミエのシグネチャーに加えてゴールネットにもインスピレーションを得たモノトーンのレザーグッズが登場します。キーポル・バンドリエール 5055万5,500円(税込)50.0 x 23.0 x 29.0 cm・ルイ・ヴィトンシグネチャー入りレザータグ・内側にファスナー式ポケット・取り外し可能なシグネチャーストラップ・ダブルハンドル・5個の底ビスディスカバリー・バックパック43万1,200円(税込)37.0 x 20.0 x 40.0 cm・調節可能なストラップ・内側に2ヶ所のフラットポケットとiPadポケット・フロントにファスナー式コンパートメントシティ・キーポル34万9,800円(税込)27.0 x 13.0 x 17.0 cm・ルイ・ヴィトンシグネチャー入りレザータグ・取り外し可能なシグネチャーストラップドロップ・キット21万8,900円(税込)15.0 x 15.0 x 24.0 cm・調節可能なレザーハンドル・内側にファスナー式ポケットポケット・オーガナイザー8万2,500円(税込)7.5 x 1.0 x 11.0 cm・3ヶ所のカード用スロットx3・5ヶ所の内ポケット・外ポケット発売日:2022年10月13日(木)展開:ルイ・ヴィトン ストア及び公式サイト※2022年10月13日時点の価格※価格などの詳細は予告なく変更される可能性があります。※すべてのアイテムの内側に、パートナーシップロゴと本物であることを証明するホログラム入りの品質表示タグ付き。Photo Credit:Louis Vuitton【ルイ・ヴィトンについて】1854年の創業以来、ルイ・ヴィトンは、革新とスタイルを組み合わせた独自のデザインを常に最高級な品質で提供し続けています。現在もトラベルラゲージ、バッグ、アクセサリーなどの製品を通じて、クリエイティブでありながらエレガントで実用的という、創業者ルイ・ヴィトンが生み出した「旅の真髄(こころ)」という精神を忠実に受け継いでいます。ルイ・ヴィトンというストーリーを作り上げたのは「大胆さ」でした。伝統を重んじ、歴史の中で建築家、アーティスト、デザイナーに門戸を開き、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、ウォッチ、ファインジュエリー、フレグランスなどの分野を開拓してきたのです。これらの丁寧に製作された製品は、ルイ・ヴィトンがクラフツマンシップにいかにこだわりを持ってきたかという証となっています。詳細は、ルイ・ヴィトン 公式サイトwww.louisvuitton.com をご覧ください。
2022年10月15日ハイセンスジャパン株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:李文麗)は、『FIFAワールドカップ(TM)カタール2022』の公式スポンサーとして、大会のサポートを行っています。この一環として、大会を更に盛り上げるべく、「ハイセンスが、FIFAワールドカップ(TM)を面白くするプロジェクト」を10月3日(月)より始動。「FIFAワールドカップ(TM)を面白くするプロジェクトアンバサダー」として三浦知良選手を起用しております。このプロジェクトに伴い、今回現役のサッカー選手である三浦知良選手をゲストとしてお呼びし、プロジェクトを開始した1週間後、国立競技場での歴史的な試合を行った翌日10月10日(月)に『ハイセンスジャパン 本社訪問イベント』を開催いたしました。集合写真三浦知良選手■「普段のJFLの雰囲気と違う、Jリーグのような雰囲気で取り組めた」10月9日(日)に行われたクリアソン新宿との試合について語るこの日はハイセンスジャパンの社員・その家族も集うアットホームなイベントのためハイセンスカラーを意識したシャツ姿で登場。はじめに、ハイセンスジャパン株式会社 代表取締役社長 李文麗(リ・ブンレイ)より花束を贈呈。三浦知良選手は「FIFAワールドカップ(TM)にこのような形で参加できることを誇りに思います。」とアンバサダー就任に対してお礼を伝えた。トークセッションでは、JFL史上最高の1万6千人を超える観客の中で行われた三浦選手所属の鈴鹿ポイントゲッターズ対クリアソン新宿戦について感想を聞かれると、三浦選手は「(JFLで)国立競技場のピッチに立てると思わなかった。普段のJFLの雰囲気と違う、Jリーグのような雰囲気で取り組めたことは鈴鹿の選手にとってもいい経験になったと思っている。その中でピッチに立たせてもらったことを感謝している。」とコメント。また、15歳から海外を拠点に活動してきた三浦選手から、海外から日本で働いているハイセンスジャパン社員に対して海外で働き生活することへのアドバイスとして、「経験から、その国の中で自分から入らないと中に入れない、入れてくれない。どんどん中に入り、良いことも悪いことも経験しながら、自分から入っていき、お互いに尊重していくことが大事だと思います。」と昔を思い出すように話した。■「良いサイドバックになるには?」という質問に、「それは長友に聞いてほしいな」と冗談まじりに回答トークセッション後、参加者からの質問に三浦選手が答えるコーナーでは、多数の応募の中から抽選で選ばれた5名が三浦選手に直接質問。中では子どもから「良いサイドバックになるには?」という質問に対して「詳しいこと長友に聞いておくよ!」と答え会場が大きな笑いに包まれた。「良い選手のプレーをたくさん見て、真似をして、たくさんトレーニングすることが大事。」と回答を続け、和やかな雰囲気の中でも、真剣に参加者と向き合う姿が見られた。質問コーナー■子どもたちが、キングカズと夢のサッカーボールパスを交換!参加者家族からも歓喜の声が上がる会の中盤では、抽選で6名の参加者と三浦知良選手による夢のボールパス交換が行われた。三浦知良選手は華麗なリフティングを披露し会場を沸かせた。また、三浦知良選手から参加した方へ「リフティングできる?」と問いかけ、それに対し「できます!」と嬉しそうに答える場面があった。ボールパスに加えてリフティングも披露し、参加者はとても楽しそうな様子であった。三浦知良選手自身も楽しんでボールパス交換を行っていた。ボールパス交換■ハイセンスジャパンの商品を“子ども説明員”がキングカズに発表!会の後半では、本イベントに参加した3名の子どもたちから三浦知良選手へ、ハイセンスジャパンから販売しているエアコン・冷蔵庫・テレビの3つをご紹介。最初に紹介したエアコンでは「(説明員)エアコンは何をしてくれるものか分かりますか?」という問いに、「(三浦知良選手)部屋を冷たくしてくれたり温めてくれたりします」「(説明員)正解です。」という微笑ましいやりとりに会場から笑いがおこった。また、ハイセンスジャパンイチ押しのテレビの説明では、85インチの大画面・高画質テレビをご紹介。緊張しながら話す子どもたちに対し、三浦知良選手は終始にこやかに対応し、会場は暖かい空気に包まれた。ハイセンスジャパン子ども説明員ハイセンスジャパン子ども説明員 集合写真三浦知良選手×ハイセンスジャパンテレビ■三浦選手「ハイセンスさんと一緒に1ヵ月間ワールドカップを盛り上げていきたい」イベントの終わりにハイセンスジャパン執行役員副社長 磯辺浩孝(いそべ ひろたか)より代表のご挨拶を伝え、三浦知良選手より「僕自身もハイセンスさんと一緒に1ヵ月間FIFAワールドカップ(TM)を盛り上げていきたい。現地でも試合を観させていただけるので、楽しみにしています。」と挨拶し、会場は本日最大の拍手でイベントの幕を下ろした。最後には本日の本社訪問イベントに参加された約40名全員で記念撮影。集合写真■Twitterキャンペーン概要10月3日(月)より「ハイセンスが、FIFAワールドカップ(TM)を面白くするプロジェクト」の施策の一つとして、Twitterキャンペーンを実施いたします。キャンペーン期間中にハイセンスジャパンの公式Twitterをフォロー、対象のキャンペーン投稿をリツイートした上で、該当の画像をクリックすると、“その場で”当選が確認でき、抽選で豪華賞品が当たります。また、もしハズレてしまっても毎日ご応募いただけるキャンペーンとなっています。A賞:キングカズ愛用バスローブ…5名B賞:キングカズサイン入りハイセンスオリジナルサッカーボール…10名C賞:キングカズサイン入りTシャツ…300名Twitterキャンペーンプロジェクト概要 : ハイセンス公式Twitter: ハイセンス公式Youtube: キングカズ FIFAワールドカップ(TM)を語る|予告編: ■ハイセンスジャパン『ハイセンス×キングカズ ハイセンスジャパン本社訪問イベント』実施概要日時 :2022年10月10日(祝月)11:00~12:00(10:30~報道受付開始)会場 :ハイセンスジャパン本社 16Fショールーム〒212-0058 神奈川県川崎市幸区鹿島田1-1-2新川崎三井ビルディングウエストタワー16階ゲスト:三浦知良選手登壇者:代表取締役社長 李文麗/執行役員副社長 磯辺浩孝/ハイセンスジャパン社員・ご家族各位内容 :主催より花束贈呈/サッカー関連トークショー/キングカズへの質問コーナー/キングカズとのボールパス交換会/ハイセンスジャパンショールーム見学/集合写真(フォトセッション)■ゲスト情報三浦知良(みうらかずよし)・所属 :鈴鹿ポイントゲッターズ・生年月日:1967年2月26日・出身地 :静岡県国内外受賞多数。国内における最年長プロサッカー選手であると同時に、Jリーグ発足当時からプレーを続ける唯一の現役選手として活躍中。宣材 三浦知良選手■「ハイセンスジャパン株式会社」概要ハイセンスは現在160以上の国と地域で製品を販売しています。全世界で約90,000人の従業員が従事しており、55か国に海外支社、20か所に研究開発センター、そして海外の29か所に生産拠点がある総合家電メーカーです。企業HP: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月12日ハイセンスジャパン株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:李文麗)は、『FIFAワールドカップ(TM)カタール2022』の公式スポンサーとして、大会のサポートを行っています。この一環として、大会をより盛り上げるべく、「ハイセンスがFIFAワールドカップ(TM)を面白くするプロジェクト」を実施します。これに伴い、現役のサッカー選手である三浦知良選手をゲストとして、10月3日(月)に『ハイセンスがFIFAワールドカップ(TM)を面白くするプロジェクト発表会』を開催いたしました。フォトセッション1三浦知良選手1本イベントではゲストとして、ハイセンスジャパンカタールワールドカップ(TM)プロジェクトアンバサダーを務める三浦知良選手が登壇。サッカー界きってのファッショニスタらしいスタイリッシュなグレースーツ姿で登場しました。トークセッションではまず、本プロジェクトのアンバサダーに就任した感想を聞かれると、三浦知良選手は「ハイセンスさんのような大きな企業と、こういった形でワールドカップに関われるのは嬉しく思います」とコメント。また、FIFAワールドカップ(TM)への思いについての質問に対し「今でも僕にとっては夢の舞台だし憧れの舞台だし目標でもあります。もし11月1日の(日本のメンバー選考)発表に僕が入っていたら、これ(アンバサダー)もキャンセルになりますからね」と答え、会場を沸かせました。また、本プロジェクトの一環として、カタールでのFIFAワールドカップ(TM)現地レポートを予定している三浦知良選手。カタールを訪れるのは、ドーハの悲劇の1993年以来とのこと。「29年ぶりにドーハの地に行くので、この29年間の日本サッカー界の進化を見れると思うとワクワクします。かつて共に戦った森保監督や後輩選手に激励を送り、躍動してもらいたいと思います」と力強くコメントしました。そして話題は三浦知良選手が思う今回のFIFAワールドカップ(TM)の注目ポイントへ。 「ドイツもスペインも世界のトップチームですが、僕はファンとして日本らしくいい試合をして躍動してほしいと思います」と語りました。またトークセッション後半では優勝国予想と注目選手についてコメント。ハイセンスのテレビで映像を見た三浦知良選手は「スタジアムより絶対にいいですね!」と興奮気味に語りました。最後には「皆さんもワールドカップをハイセンスの大画面でお楽しみください」と語り、最後まで熱気十分なトークセッションとなりました。フォトセッション2■ハイセンスジャパン株式会社 李 文麗・磯辺浩孝よりご挨拶・プレゼンテーション「FIFAワールドカップ(TM)公式スポンサーとして、プロジェクトを通し大会を盛り上げていきたい」発表会冒頭ではハイセンスジャパン株式会社 代表取締役社長 李 文麗(リ・ブンレイ)よりご挨拶。次に、執行役員副社長 磯部浩孝から「ハイセンスがFIFAワールドカップ(TM)を面白くするプロジェクト」について説明を行いました。今回ハイセンスジャパンカタールワールドカップ(TM)プロジェクトアンバサダーに三浦知良選手を起用した背景については「三浦知良選手は、サッカー界のレジェンドでありながら、現役選手として常に若々しく活力に溢れています。まさに、私たちのブランドイメージに合致します」とコメント。「4年に一度の地球規模のイベントをぜひ、日本中の皆様と楽しめたらと思います」とプロジェクトへの熱い思いを語りました。代表取締役社長 李文麗■世界のキングカズが予想する今回のFIFAワールドカップ(TM)優勝国はブラジル!注目は“ネイマール選手”と“鎌田選手”三浦知良選手ご登壇後のトークセッションではFIFAワールドカップ(TM)の優勝国予想へ。多くの強豪国が参戦する中、三浦知良選手は優勝国を「ブラジル」と予想。「個人的にブラジルへの思いが大きく毎回優勝国予想に挙げるのですが、今回は特にネイマールが最後のワールドカップと言っていますね。ネイマールがバロンドールをとるためにはワールドカップで優勝しなくてはならないと思うんです。彼の力でワールドカップ優勝に導くことができればさらに輝きが増すと思います」と答えました。イベント後半では、今大会で三浦知良選手が注目する海外と日本それぞれの選手をフリップに書き発表。海外の注目選手についてはネイマール選手、日本の選手については鎌田選手を挙げ、鎌田選手については「ドイツでも中心選手として活躍していて、チームの幹となって引っ張るという強い意思を試合から感じました。点も取れるしアシストもできるオールラウンダーな選手だと思います」と注目ポイントを語りました。また、自宅でのサッカー観戦については「実はスタジアムで見るよりテレビで見る方が好きなんです。解説もあるし、寝ながら見ている感じですね。いろんなサッカーの見方があると思うのですが、僕はファン目線で本当に楽しんでいて、次の日から自分も真似したいなと思いながら見ています」と語りました。またステージ上に並んだハイセンスの商品を前に「どれも欲しいですね…冷凍庫を持って帰ったら家族にも喜ばれますね」とコメント。続いて、ハイセンスの大画面テレビで映像を見た三浦知良選手。その映像美に「絶対スタジアムよりいいですね!近くで見てもキレイですし、部屋の大きさを選ばずに見れるというのは良いですね」と驚いた様子を見せました。三浦知良選手2三浦知良選手3■三浦知良選手からかつての戦友・森保監督、日本の選手に向けエール「29年分の思いをカタールのワールドカップで見せてほしい」イベント終盤では質疑応答が行われました。「ドーハの悲劇を共に経験した森保監督、またカタールで戦う後輩選手へのメッセージを」という問いに対しては、「あの舞台が戦いの始まりだったように思います。ドーハで世界の厳しさを味わった、森保監督、そして今回戦う選手には29年分の思いをカタールのワールドカップでみんなに見せてほしいし、僕も観戦して楽しみたいと思います。本番に向けてプレッシャーもあると思いますが、リラックスして楽しんでもらいたいなと思います」とコメント。また、鈴鹿ポイントゲッターズで現在も活躍する三浦知良選手。自身の今後の活動については、「あと7試合残っていますが、全力で7試合すべての試合に関われたらいいなと思います。次の国立競技場での試合に向けてもいい調整をしていきたいなと思います」とコメント。そして最後に「ワールドカップは世界的なスポーツイベントで、ハイセンスさんと一緒にこのように関わることができ、誇りに思います。ドーハの悲劇以来29年ぶりにドーハの地に行くので、いろんな思いをもって盛り上げたいと思います。皆さんもワールドカップをハイセンスの大画面でお楽しみください」と語り、アンバサダーとしての活動への意気込みを見せました。キャンペーン画像■Twitterキャンペーン概要10月3日より「ハイセンスがキングカズとFIFAワールドカップ(TM)を面白くするプロジェクト」の施策の一つとして、Twitterキャンペーンを実施いたします。キャンペーン期間中にハイセンスジャパンの公式Twitterをフォロー、対象のキャンペーン投稿をリツイートした上で、該当の画像をクリックすると、“その場で”当選が確認でき、抽選で豪華賞品が当たります。また、もしハズレてしまっても毎日ご応募いただけるキャンペーンとなっています。A賞:キングカズ愛用バスローブ:5名B賞:キングカズサイン入りハイセンスオリジナルサッカーボール:10名C賞:キングカズサイン入りTシャツ:300名プロジェクト概要: ハイセンス公式Twitter: ハイセンス公式Youtube: キングカズ FIFAワールドカップ(TM)を語る|予告編: ■ハイセンスジャパン『ハイセンスがFIFAワールドカップ(TM)を面白くするプロジェクト発表会』実施概要・日時 : 2022年10月3日(月)13:00~13:50(12:30~ 報道受付開始)・会場 : 有明セントラルタワー4F(〒135-0063 東京都江東区有明3丁目7-18)・ゲスト: 三浦知良選手・登壇者: 代表取締役社長 李文麗/執行役員副社長 磯辺浩孝マーケティング部ブランドマネージャー 家倉宏太郎・内容 : 主催挨拶/三浦知良選手アンバサダー就任発表FIFAワールドカップ(TM)質疑応答/フォトセッション関連トークショー 三浦知良選手による優勝国予想質疑応答/フォトセッション■ゲスト情報三浦知良(みうらかずよし)・所属 :鈴鹿ポイントゲッターズ・生年月日:1967年2月26日・出身地 :静岡県国内外受賞多数。国内における最年長プロサッカー選手であると同時に、Jリーグ発足当時からプレーを続ける唯一の現役選手として活躍中。【宣材】三浦知良選手■「ハイセンスジャパン株式会社」概要ハイセンスは現在160以上の国と地域で製品を販売しています。全世界で約90,000人の従業員が従事しており、55か国に海外支社、20か所に研究開発センター、そして海外の29か所に生産拠点がある総合家電メーカーです。企業HP: ハイセンスロゴ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月04日オリンピックやワールドカップ、世界選手権などでよく見る国旗。知っているつもりでも、いきなり聞かれたら???となりますよね。脳トレ感覚で楽しんでみてください。ヒントサッカーファンならば、4年に一度の「FIFAワールドカップ」は待ちきれないですよね。同時にこの国の首都名「ドーハ」と聞いただけで、あの時の苦い光景が目に浮かぶかもしれません。正解は…カタール国カタールはアラビア半島の国です。乾燥した砂漠と、ペルシア湾(アラビア湾)沿岸にビーチや砂丘のある長い海岸線をもち、首都ドーハもこの海岸線上にあります。首都ドーハ国旗の意味もともとは赤色だったそうですが、染色が悪く、強い日差しのためチョコレート色に変ってしまったそう。今ではその色が国旗の色として制定。 正式な国旗の縦横比は11対28で、世界一細長い国旗と言われています。オマケ1993年10月28日 に首都ドーハのアルアリ・スタジアムでサッカーの国際試合、日本代表対イラク代表戦が開催されました。この時の出来事が日本における通称となったのが「ドーハの悲劇」です。最終第5節、試合終了間際の2-1で日本がリードしていながら、ロスタイムにイラク代表に同点ゴールを入れられ予選敗退する結果に。それ以来、「ドーハの悲劇」と呼ばれてきました。そしていよいよ2022年11月に開催されるワールドカップ。カタールW杯の開催スタジアムは、決勝開催地のルサイル・アイコニック・スタジアムを含めて全部で8会場となるそう。サッカーファンに限らず、日本国内でも大いに盛り上がること確実ですね。出典元:世界の国旗 出典元: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』あわせて読みたい🌈【世界最大の湖と言われたカスピ海沿岸国のひとつ】この国はどこでしょうか?
2022年09月22日1年延期となっていた『ラグビーワールドカップ(RWC)2021』 ニュージーランド大会がいよいよ10月8日(土)に開幕。本大会前にはブラックファーンズ(女子ニュージーランド代表)との大一番も迎える。9月13日にはサクラフィフティーン(ラグビー女子日本代表)の『RWC2021』 NZ大会登録メンバー32名が発表、15日には主将をはじめ主力選手6名がオンライン取材に対応した。メンバーを選出した浅見敬子ナショナルチームディレクター、レスリー・マッケンジーヘッドコーチは次のように抱負を口にした。浅見チームディレクター「選手の家族や所属チーム、会社、大学といった関係者の方々に感謝を申し上げます。先日、サクラセブンズが『ワールドカップ』9位という最高のバトンを渡してくれた。レスリーHCが2019年から丁寧にチーム作りをし、その成果が見られる舞台がくることをうれしく思う。ぜひ本大会も応援のほどよろしくお願いします」マッケンジーHC「浅見TDの繰り返しになりますが、関係者の方々にありがとうございますと伝えたい。本日32名を発表でき、とてもエキサイティングな気持ち。ブラックファーンズ戦もあり、これまでにない『RWC』に向けて申し分のないウォー―ムアップになる。HCに就任したひとつのゴールとして『RWC』の選抜の過程が厳しくなるよう強化してきた。選手を強くすることを目標にやってきたので、完ぺきではないかもしれないが、とても満足している。フィールドで満足いくものを見せることができると自信を持っている」『RWC2021』でのターゲットを問われると、ふたりはこう答えた。マッケンジーHC「ベストなラグビーをお見せしたい」浅見TD「チームとしてもトップ8を目指すことに変わりはない」カナダ、アメリカ、イタリアと難敵ぞろいのプールBを戦い抜く自信を聞かれると、マッケンジーHCはこのようにコメントした。「自信過多になると自分たちをコントロールできなくなる。ここ数か月自信を持ちすぎることの反省も学んだ。アイルランドに大敗した翌週にコントロールできた自信もある。ゲームマネージメントの部分では大きなプレッシャー下ではミスも起こり得るが、ゲームを壊すほどのミスにはならないと思っている。十分戦えるチームになっていると思う」サクラフィフティーンを強化してきたポイントはこうだ。「ディフェンスとスピード。国際大会で戦う際にはディフェンスが必須。今ではディフェンスは日本の強みと言っていい。チームは誇りに思ってほしいし、私も自信を持っている。またスピードやアジリティはよりラグビーをエキサイティングなものにする。予想を裏切るプレーこそ、女子ラグビーには必要だと思っている。さっきディフェンスが強みだと言ったが、57失点したアイルランドとの初戦のことは忘れましょう(笑)。あの大敗の学びがあったからこそディフェンスを強みと言えるようになったので」大会の1年延期は幸運だったと言う。「タイムラインを1年延ばさなければならないのはつらかったが、ちょうどキャンプ中だったのでそれはよかった。チームで話し合えたのはよかった。延期がなければ今よりも小さなチームで『RWC』にチャレンジしなければならなかった。トレーニングマッチ、トレーニングキャンプに恵まれ、キャンプごとにいいチームに成長していると肌で感じることができた。私たちにとって幸運だった」32名のメンバー選考のポイントも明かした。「『RWC』へ連れて行くのは今を体現できるチーム。将来性を外して、今現在のマネージメント能力の高い選手を選んだ。大会はフィジカルなものになると想定される。大会中は全員に機会があると思うので、しっかりカバーできる32名を選んだ。日本代表は最も小さいチームなので、強靱であることが求められる。ケガなどで誰かが欠けた時にカバーできる選手を選んだ。もうひとつの要素として、トレーニング中にモメンタムを発揮できる選手を選んだ」マッケンジーHCはシンデレラガール候補についても言及した。「チーム全体のパフォーマンスがベストであるべきだが、何らかの形でブレイクスルーする選手の存在も望まれる。日本人選手、日本らしいプレーを知らない人たちにお見せできるのを楽しみにしている。名前を挙げるならば、メグ(阿部恵)は彼女が見せるスタイルは一貫性があってテンポを刻んで、SHとして世界を驚かせるようなパフォーマンスを見せてくれると思う。サチ(PR加藤幸子)はイングランドで日本人がどれほどできるか世界に見せているが、引き続き同じようなプレーができると期待している。リンカ(FB/CTB/WTB松田凛日)は快適にできるポジションでどういうことをできるかを見せてほしい。長い間セブンズでプレーしてきた選手なので、彼女がベストパフォーマンスを発揮できるように、周りにしっかりしたサポートを置きたい」南早紀主将ら選手たちは以下のように意気込みを語った。PR南早紀「レスリーの体制になって3年半、合宿で積んできたをやった出す舞台ができて楽しみ、ワクワクしている。前回大会はフィジカルで押されたが、今回は接点で押し返せると思うし、それが自分たちの持ち味だと思う。自分自身、スクラムが強くなかった実感があるし、海外にも押されないスクラムを組めると思う。(ブラックファーンズ戦について)今までの女子の日本ラグビーの歴史でブラックファーンズと対戦すること自体初めてなので、誇りに思う。自分たちがやってきたことをどれだけできるかにフォーカスしたい」PR加藤幸子「スキル、コンタクトレベルが上がってきて、個人的にはディフェンスが上がってきたと思うので、ディフェンスを見てほしい。(スクラムについて)FWの中で個々のポジションでのフォーカスポイントを徹底し、それから8名がひとつになって組めるスクラムを練習している。低さを意識して組んでいきたい。フロントローもLOもフットポジションを意識している。(ブラックファーンズ戦について)イーデンパークで試合できることにワクワクしている」SH津久井萌「前回は準備期間が1年もなく、今回は5年間準備してきたので、自信はある。前回よりテストマッチの経験も全然違う。大舞台に行った時にあたふたして、何もできないことはないと思うので、それは前回との違い。今回はフィジカルでウエイトをがんばり、テンポを速くするところと落とすところのゲームコントロールを磨いてきた。日本人は身体が小さいが、リアクションのスピードやハードワークで勝てると思う。(ブラックファーンズ戦について)『RWC』前にNZと戦えるのは『RWC』も大きいが、それよりも大きいと言うか、今までできなかった経験ができるのを楽しみにワクワクしている」SH阿部恵「前半から出たらテンポのいいアタックしていきたいし、後半に入った時も相手の足が止まった時にテンポアップするようにやっていきたい。日本に求められるテンポが速くいい展開をするために、まずハーフがいいパスを出さないといけないと思うので、自分の強みのいいパスを出していきたい。以前は自分のプランをがむしゃらにやるだけだったが、今は余裕が出てきて、考えながらラグビーできるようになってきた。(ブラックファーンズ戦について)『RWC』前に強い国と戦えるのはいいこと。フィジカルも強く、スピードもあるワールドクラスの相手。『RWC』前に大きな試合ができることは楽しみ」SO/CTB山本実「正直今日フライトでNZへ行くが、そんな感じがしない。今まで国内合宿をしてきてきたので。『RWC』前にも大きな試合があるが、そこを意識するより目の前の練習や試合を乗り越えていきたい。対戦する3か国には、自分たちがいいパフォーマンスすれば、いい試合ができると思っている。選手層も厚くなってきたので、全員でがんばりたい。(ブラックファーンズ戦について)テレビでしか見たことのない舞台で自分たちが試合するのが信じられない。実際どんな感情になるかわからない。そういう経験が『RWC』前にできるのはプラス。世界ランキング2位の相手にサクラウェーブを起こしたい」LO玉井希絵「初めての『RWC』ということで、特別な気持ちもあるが、ここ数年たくさんテストマッチ、トレーニングキャンプをやってきたので、その中のひとつと特別な感じがしていないのはいいかなと思っている。初戦に関してはレスリーさんがカナダ出身なのでいろんな思いがある。緊張感や肩に力が入ると思うが、だからこそ自分たちにフォーカスして、特別視しないで臨みたい。自分たちが何をするかにフォーカスしている。(ブラックファーンズ戦について)聞いた時は鳥肌が立った。フィールドから見る景色を想像したし、パニックになるのも想像できるので、練習のキーポイントを決めるなど、改めて自分を見つめ直すことができた。格上相手にも自分たちらしくしぶとくプレーしたい」【サクラフィフティーン『RWC2021』登録メンバー32名】【PR】加藤幸子(横河武蔵野アルテミ・スターズ)10北野和子(MIE PEARLS)6小牧日菜多(日本体育大学ラグビー部女子)3左高裕佳(弘前サクラオーバルズ)12南早紀(横河武蔵野アルテミ・スターズ)25ラベマイまこと(横河武蔵野アルテミ・スターズ)17【HO】谷口琴美(MIE PEARLS)3永田虹歩(国際武道大学女子ラグビー部)8【LO】川村雅未(RKUグレース)3佐藤優奈(東京山九フェニックス)6高野眞希(横河武蔵野アルテミ・スターズ)16玉井希絵(MIE PEARLS)13吉村乙華(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)5【FL】向來桜子(日本体育大学ラグビー部女子)2【FL/HO/NO8】齊藤聖奈(MIE PEARLS)31【FL/HO】鈴木実沙紀(東京山九フェニックス)30【FL】長田いろは(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)15細川恭子(MIE PEARLS)7【NO8】永井彩乃(YOKOHAMA TKM)10【SH】阿部恵(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)10津久井萌(横河武蔵野アルテミ・スターズ)19【SO】大塚朱紗(RKUグレース)9【SO/CTB】山本実(MIE PEARLS)21【SO/WTB】今釘小町(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)9【WTB】名倉ひなの(横河武蔵野アルテミ・スターズ)10【CTB/WTB/FL】伊藤優希(MIE PEARLS)11【CTB】鈴木彩香(ARUKAS QUEEN KUMAGAYA)18中山潮音(横河武蔵野アルテミ・スターズ)7古田真菜(東京山九フェニックス)14【FB】庵奥里愛(MIE PEARLS)7平山愛(自衛隊体育学校PTS)4【FB/CTB/WTB】松田凜日(日本体育大学ラグビー部女子)5サクラフィフティーンは9月24日(土)・イーデンパークにて『リポビタンDラグビーチャンピオンシップ 2022』ニュージーランド代表と対戦。『RWC2021』NZ大会では9日(日)・ノースランドイベントセンターでカナダ代表、15日(土)・ノースランドイベントセンターでアメリカ代表、23(日)・ワイタケレトラストスタジアムでイタリア代表と対峙する。『リポビタンDラグビーチャンピオンシップ』の模様はWOWOW、『RWC2021』の日本戦はJ SPORTSにて放送。
2022年09月15日ABEMA公式アナウンサーに就任した貴島明日香が13日、都内で行われた「FIFA ワールドカップ カタール 2022 開幕100日前イベント」に登壇。イベント後に取材に応じ、アナウンサー就任の心境や意気込みを語った。貴島はABEMA公式アナウンサーとして、全64試合をABEMAにて無料生中継する「FIFA ワールドカップ カタール 2022」関連番組やニュース番組に今年10月より出演するほか、プロレスや格闘技などの大会を中継する「格闘チャンネル」などにも出演予定だという。ABEMA公式アナウンサーとして初仕事となったこの日のイベントで、クイズに正解して30秒の自局PRタイムを獲得してABEMAをアピールした貴島。イベントには、フジテレビの佐久間みなみアナウンサーとテレビ朝日の安藤萌々アナウンサーも参加していたが、「30秒でどうやってPRをするか、収めるか。他局のアナウンサーの方々がいらっしゃったので、見ているとさすがだなと。すごく刺激をいただきました。収めるっていうのは難しいなって思いました」と感想を語った。アナウンサーとして磨いていきたいスキルと聞かれると、「いろいろなABEMAの番組に今後出させていただく機会があると思いますが、今まではお天気をお伝えすることをしてきたんですけど、サッカーの魅力をお伝えするってなったときに、やっぱりお天気と違うって思うことがたくさんあって。なので、スポーツの楽しみ方や魅力を伝えるには勉強が必要だなと感じました」と答えた。サッカーの勉強はすでに始めていると言い、「初心者なので、『FIFA』と『ウイイレ』(ウイニングイレブン)を買いまして、ゲームでまずは勉強しようと思って励んでいます」とにっこり。アナウンサーからもアドバイスをもらったそうで、「『テレビでまとめられているのを見るのが一番わかりやすいと思うよ。選手の動きとか名シーンを見て勉強するとこの人はあのゴールの人だってつながっていくから、映像を見るのが大事だよ』ってアドバイスしてもらいました」と明かした。日本テレビ系『ZIP!』のお天気キャスターを5年間務めた貴島。お天気キャスターとしての経験がアナウンサーにも生きそうか聞かれると「どうなんでしょう。頑張ります!」と返したが、5年間で得たものは大きかったようだ。「お天気キャスターに関しては本当に右も左もわからず、人前で話すのも苦手でしたし、カメラの前に立って笑顔を作ることもそれまであまりしてこなかったので、表情や声のトーン、言葉だったり、状況にあわせて伝えるために工夫することはすごく学ばせていただいたかなと思います」さらに、「お天気は基本的には明るくお伝えすることが一番でしたが、時には人の命がかかわっているような災害のこともお伝えしていたので、そういうときは実際に聞く人の気持ちに立ちながらお伝えしていたと思います」と振り返った。
2022年08月13日ABEMA公式アナウンサーに就任した貴島明日香が13日、都内で行われた「FIFA ワールドカップ カタール 2022 開幕100日前イベント」に登壇。イベント後に取材に応じ、イベントの感想やアナウンサーとしての意気込みを語った。イベントの感想を聞かれ、貴島は「ABEMAのアナウンサーとして初めてのお仕事ということで、始まる前は緊張していたんですけど、いいのか悪いのか雨がすごく降ってきて、個人的にはちょっと雨に助けられた部分がありました。お天気キャスターをしていたので、いろんな人に『晴れさせてよ』って言われたんですけど無理でした」と笑顔で話した。貴島はABEMA公式アナウンサーとして、全64試合をABEMAにて無料生中継する「FIFA ワールドカップ カタール 2022」関連番組やニュース番組に今年10月より出演するほか、プロレスや格闘技などの大会を中継する「格闘チャンネル」などにも出演予定だという。ワールドカップ関連番組出演への意気込みを聞かれると、「私はめちゃくちゃサッカーが詳しいとかスポーツが詳しいとかではなくて、アナウンサーとして責任あることをするのが初めてなので正直不安はあるんですけど、皆さまと同じ立場に立って、視聴者の方の目線でしっかりとお伝えできたらいいなと思っています」とコメント。サッカー観戦の経験については「ワールドカップとか、盛り上がっているときはテレビで観戦したりしています。実際にスタジアムに行ったことはないです」と説明した。サッカーの勉強を始めていることも告白。「具体的にアナウンスの勉強をしているわけではないんですけど、サッカーの勉強は少しずつ始めていて、初心者なので、『FIFA』と『ウイイレ』(ウイニングイレブン)を買いまして、ゲームでまずは勉強しようと思って励んでいます」と笑った。アナウンサーからもアドバイスをもらったそうで、「『テレビでまとめられているのを見るのが一番わかりやすいと思うよ。選手の動きとか名シーンを見て勉強するとこの人はあのゴールの人だってつながっていくから、映像を見るのが大事だよ』ってアドバイスしてもらいました」と明かした。また、自身のスポーツ経験を聞かれると、「スポーツは全くで、インドアなので、今もできるだけ体を使わないで生きているんですけど、ちょっとは体を動かさないといけないなと思ってピラティスに行こうかなと今、企てています」と明かした。
2022年08月13日LiSAの新曲「一斉ノ喝采」(よみ:いっせいのかっさい)が、ABEMA・テレビ朝日『FIFA ワールドカップ カタール 2022』番組公式テーマソングに決定した。「一斉ノ喝采」は、同番組のためにLiSAが作詞を担当し書き下ろした楽曲。「意味を求めて走ってきたけれど いつもそれは足跡だった 一度きりだろう 一度きりなんだろう迷わず蹴り飛ばせよ」という歌詞からは、LiSAが走り抜けてきた歌手というフィールドに懸ける“情熱”と大会に参加する選手全員の“挑戦”が伝わって欲しいという想いが込められた一曲となっている。作曲は19歳のシンガーソングライター・竹内羽瑠が手掛けた。6月25日に放送予定の「ABEMA」×テレビ朝日の共同制作特別番組『FIFA ワールドカップ 64』では、歌詞に込めた想いや楽曲制作の裏側などをLiSA本人が語るインタビュー映像に加え、「一斉ノ喝采」の楽曲の一部が先行公開される。ABEMA・テレビ朝日『FIFA ワールドカップ カタール 2022』LiSAインタビューカット<LiSA コメント>Q1. FIFA ワールドカップについて、どのようなイメージをお持ちか。普段サッカーに身近でない方にとっても国の代表が国を挙げて戦っていくので、日本中がサッカーに熱狂すると思います。私自身、サッカーのことをいろいろと勉強している最中なのですが、熱狂的な友達が楽しむ姿を見ているとそのように感じます。Q2. 今年、日韓ワールドカップ20周年ということに重ねて、今後、LiSAさんが大切にしたいことは何でしょうか。直近10年でこれ程までの沢山の思い出や大切な曲ができ、次の10年どうやって生き抜いていこうかというのを10年経過したときに感じました。これから先10年、自分が変化していくなかで、今後も大事な曲たちを歌い続けていくことを大切な目標として頑張りたいと思います。Q3. 今回の楽曲に込める思いについて教えてください。何年後かはわからないですが、「一斉ノ喝采(いっせいのかっさい)」を制作した時、ワールドカップの選手やABEMAの皆さんが挑戦していく姿に対して、私自身が挑戦して生きていく姿に重ねながら書いていきました。また、現在までコロナ禍から抜けられていない状態にあり、いつものようにLIVEの中でお客さんが声を出せないなど、元通りになっていくのはすごく時間がかかると思っています。この数年で、大変な思いをした方も多くいらっしゃると思いますが、その中でも昨日をはみ出して乗り越えた先に、皆さんでいつかまた一斉ノ喝采ができる日が訪れることを願って作りました。まずは一番近い未来で、皆さんと一緒に声を出して喝采し合えるような日が来ることを願ってこの曲を歌いたいと思います。Q4. LIVEで一体感を目指すための工夫をしていますか。一緒にその空間を楽しめること。声だけではなく、手拍子や足踏み、ウェーブなど、皆さんが体で表現してくれることを楽曲の中に組み込みながら楽しんでいます。Q5. 「昨日をはみ出せよ」という歌詞に関連して、昨日をはみ出すために挑戦していることは何ですか?1日の終わりを「今日はいい日だ」と思えるようにしています。1日を振り返り、良かったことを見つけて、今日もいい日だったという気持ちで寝ています。また、その日に反省したことは、できるだけ次の日生かせるようにノートに書き留めています。1日1日が、あっという間に過ぎてしまうので、目の前のことばかり考えてしまうと、一秒前に自分が反省しなければいけなかったことを考える余裕がないと思います。なので、家に帰ってから今日の振り返りをすることは、皆さんもやってみると楽しいかもしれないです。新しい発見があるかもしれないです。Q6. 今回、ABEMAがFIFAワールドカップ全64試合を無料生中継することを聞いたときどう思いましたか。途中から試合を視聴した時に、今試合がどのような状況なんだろうっていうのが可視化されているのに加えて、追っかけ視聴ができるのも有難いと思いました。私もスポーツ中継を見逃したときに、この時どうなったのかということを文字で追っていきます。その際、どうゆう状況で今この点数になっているのかを把握したいのですが、視聴に間に合わない時でもこれまでの場面を想像しながら観ることができるのはすごく有難いです。あとは、推し選手が映っているカメラを観たいので、マルチカメラで、様々な視点で視聴できるのはとても嬉しいです。<楽曲情報>ABEMA・テレビ朝日『FIFA ワールドカップ カタール 2022』番組公式テーマソング「一斉ノ喝采」(よみ:いっせいのかっさい)発売日・詳細は後日発表作詞:LiSA作曲:竹内羽瑠編曲:江口亮■竹内羽瑠 コメント今回、自分の人生で初めて楽曲提供をさせて頂きました。LiSAさんという存在、そしてサッカーワールドカップという2つの大きなエネルギーの中で、圧倒的に未熟な自分がどうすれば3つ目のエネルギーになれるのか、悩み続けた中で最高の答えが出せたと思います。僕は、全てのスポーツは見る人に力を与えてくれる不思議なパワーがあると感じていて、LiSAさんにも同じものを感じました。<番組情報>「ABEMA」×テレビ朝日共同制作『FIFA ワールドカップ 64』2022年6月25日(土) 24:30~25:15放送チャンネル:ABEMA SPECIAL 2・テレビ朝日系列『FIFA ワールドカップ カタール 2022』ABEMA 特設ページ:『FIFA ワールドカップ カタール 2022』完全ガイド by ABEMA:【公式】FIFA ワールドカップ カタール 2022@ABEMA Twitter:テレビ朝日系列ではグループステージ第2戦ほか、計10試合を放送【放送日程】11月22日(火) メキシコvsポーランド1:00 キックオフ11月24日(木) ポルトガルvsガーナ1:00 キックオフ11月25日(金) オランダvsエクアドル1:00 キックオフ11月26日(土) チュニジアvsオーストラリア19:00 キックオフ11月26日(土) ポーランドvsサウジアラビア22:00 キックオフ11月27日(日) 日本vsコスタリカ19:00 キックオフ11月27日(日) ベルギーvsモロッコ22:00 キックオフ11月29日(火) エクアドルvsセネガル0:00 キックオフ12月7日(水) ベスト164:00 キックオフ12月14日(水)か15日(木) 準決勝4:00 キックオフ※キックオフ時間はすべて日本時間Netflixドキュメンタリー『LiSA Another Great Day』2022年秋 Netflixにて全世界独占配信『LiSA Another Great Day』より出演:LiSA監督:佐渡岳利詳しくはこちら:<リリース情報>カバヤ・ピュアラルグミ CMソング「シフクノトキ」配信中「シフクノトキ」配信ジャケット作詞:LiSA作曲:堀江晶太 / LiSA編曲:堀江晶太配信リンク:カバヤ・ピュアラルグミ スペシャル動画サイト:関連リンクLiSA Official Website: Official YouTube: 10周年特設サイト:
2022年06月25日泰星コイン株式会社(本社:東京都中央区/代表取締役会長:岡 政博)は、2022年11月に開幕する「FIFAワールドカップカタール2022」公式記念コインの最終予約販売を、全国の主要金融機関などを通じて2022年6月20日(月)より開始いたします。「FIFAワールドカップカタール2022」公式記念コイン本記念コインは、FIFA承認の公式コインとして開催国カタールが発行、700年以上の歴史と高い芸術性で定評のある国立ベルリン造幣局(ドイツ)が鋳造するものです。大会の舞台となる8つの近代的なスタジアムをはじめ、ダイナミックなサッカーのプレーや、アラビア文化特有の繊細なアートワークを随所に取り入れた、スポーツの躍動と緻密な表現を融合したデザインとなっています。また、金貨5種と銀貨4種は全て異なるデザインが採用されています。■史上最大級の迫力と緻密さを融合した5オンス金貨<100リヤル金貨>は、1994年大会から発行されているFIFAワールドカップ記念コイン史上最大となる、直径65mm、重さ155.55g(500円硬貨約22枚分)。熱戦の舞台となる8つのスタジアムの公式アートワークがサッカーボールのモチーフを囲むように配置され、その周囲にはアラビア風の幾何学模様などが精緻に描かれた、迫力と見応えのある一枚です。また、世界限定99枚のうち70枚が日本で販売される非常に希少性の高いものです。■カタールらしさとスポーツの躍動を表現した金貨4種1オンス(31.1g)サイズの<50リヤルトロフィー金貨>は、実物も純金製として知られるワールドカップ優勝トロフィーをメインモチーフに伝統的なアラベスク模様などを緻密に刻印。<10リヤル金貨>3種は、ボレーやオーバーヘッドシュートといったダイナミックなプレーと、砂丘やドーハの街並みといったカタールらしいモチーフを融合したデザインとなっています。■栄光の優勝トロフィー、歓喜の瞬間…多彩なデザインを楽しめる銀貨セット銀貨4種セットは、鮮やかなカラーで描かれた栄光の優勝トロフィーや、世界をつなぐメッセージを込めた地球儀、アクロバティックなシュートや歓喜の瞬間など、多彩なデザインを楽しむことができます。■公式コインにふさわしい純金・純銀。金貨は品位99.99%金貨5種は、FIFAワールドカップ公式記念コインにふさわしい高品位の純度99.99%(フォーナイン)の純金。銀貨4種も全て純度99.9%(スリーナイン)の純銀となっています。【販売概要<税込価格>】■単品A. 100リヤル スタジアム金貨 …2,970,000円(限定70枚) B. 50リヤル トロフィー金貨 …660,000円(限定450枚) C. 10リヤル プレー金貨 …165,000円(限定200枚) D. 10リヤル タレント金貨 …165,000円(限定200枚) E. 10リヤル ヴィクトリー金貨 …165,000円(限定200枚) ■セットF. 金貨3種セット<C. 10リヤル プレー金貨 D. 10リヤル タレント金貨 E. 10リヤル ヴィクトリー金貨>…495,000円(限定400セット) G. 銀貨4種セット<(1)ヴィクトリー銀貨 (2)グローバル銀貨 (3)ゴール銀貨 (4)セレブレイト銀貨>…66,000円(限定1,200セット) ※ いずれも税込み価格です。※ 各商品すべてに特製ケースと発行証明書を付けてお渡しします。【販売概要<規格および発行限度数>】■100リヤル金貨重量 :155.55g品位 :99.99%直径 :65mm状態 :プルーフ発行限度数:99枚対日割当数:70枚■50リヤル金貨重量 :31.10g品位 :99.99%直径 :37mm状態 :プルーフ発行限度数:1,000枚対日割当数:450枚■10リヤル金貨重量 :7.78g品位 :99.99%直径 :20mm状態 :プルーフ発行限度数:各5,000枚対日割当数:各600枚■5リヤル銀貨重量 :31.10g品位 :99.9%直径 :37mm状態 :プルーフ発行限度数:各18,888枚対日割当数:各1,200枚※ プルーフとは、鑑賞用に磨かれた鏡面仕上げのことです。※ 10リヤル金貨の対日割当数は、単品販売の200枚と、セット販売の400枚の合計数です。【予約販売期間】 2022年6月20日(月)~7月8日(金)※期間内でも限定数に達した時点で終了【発行】 カタール中央銀行【鋳造】 国立ベルリン造幣局(ドイツ)【国内発売元】 泰星コイン株式会社【ご購入方法】 『FIFAワールドカップカタール2022 公式記念コイン』は、全国の主要金融機関のほか、泰星コインでもお買い求めいただけます。●インターネットでのお申込み【泰星コインWebサイト】 ●お電話でのお問い合わせ/お申込み0120-07-8222(受付時間 平日9:00~17:30 ※祝日休)●泰星コインショップ営業時間:平日 10:00~17:30 ※祝日休所在地 :〒104-0032 東京都中央区八丁堀4-9-4 西野金陵ビル1Fアクセス:東京メトロ日比谷線/JR京葉線 八丁堀駅A1出口から徒歩1分【会社概要】社名 : 泰星コイン株式会社TAISEI COINS CORPORATION代表者 : 代表取締役会長 岡 政博 ANA(全米貨幣協会)終身会員所在地 : 〒104-0032 東京都中央区八丁堀4-9-4 西野金陵ビル1F・2F設立 : 1967年 株式会社泰星スタンプ・コインとして創業資本金 : 2億円事業内容: 外国コインの輸入販売、商品企画URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月15日熾烈なサバイバルの中、選手たちが躍動している。『FIFA ワールドカップ 2022』アジア最終戦とは異なるプレッシャーがかかる『キリンチャレンジカップ2022』『キリンカップサッカー2022』で各選手ともいいパフォーマンスを見せている。本大会のメンバー入りを目指すがために過度なアピールに走ったりしない。あくまで森保一監督が標榜する日本代表の戦い方を展開しながら、各々がストロングを発揮しているのだ。久保建英ですら追い詰められていた。3年前に国際Aマッチデビューを果たしたものの、16試合で無得点。6月10日・ノエビアスタジアム神戸での『キリンカップ』ガーナ戦73分に三笘薫のマイナスの折り返しを左足で合わせた久保は試合後にこれまで感じていた重圧を明かした。「このまま一生入んないんじゃないかなと思った時もあった。周りの選手がどんどん簡単にゴールを決めていくたびに、『俺もそこにいたら』とか思った。シュートを弾かれる度に『なんで僕のシュートはブロックされるんだろう』と。こと代表に関しては、いつもなら入るところで入らないことが多かったので」出番のなかったブラジル戦のフラストレーションも力に変えた。「正直めちゃくちゃキツかった。『なんで出してくれないんだよ』と思ったし、僕だけではないと思うが『俺が出たらもっとやれる』とも思ったし。だけど、言ったところでただの負け惜しみなので、練習から自分がやれることをやっていこうと。練習から自分の中で気合が入っていたし、そういうところが運も少し味方してくれたのかなと思っている」ひとつのゴールで落ち着きを取り戻した。「ほかの人からしたら『もっと早く決めるチャンスがあっただろ』と思っていたと思う。結果的に17試合目で1ゴールだが、ここから(キャリアが)終わった時にいっぱい点を取っていればいい」6月11日のメディア対応の席で久保はこうも言った。「逆に一本取るまで長いという見方もあるが、次チャンスがあればまた積極的に打っていきたいし、気持ちが吹っ切れた分、正確性が出てくると思う。固め打ち? そうできるようにしたい」同じくガーナ戦で初得点をマークした前田大然にも秘めた思いがあった。82分、伊東純也のスピーディなパスに前田は左足をピンポイントで当てたが、3日後に3歳の誕生日を迎える愛娘へのアンパンマンポーズはなし。同日のメディア対応で前田はゴールパフォーマンスをしなかった理由を語った。「1試合目のものを挽回したいという思いでやっていたので、そういう状況ではないと思っていたので、やらなかった。ゴールパフォーマンスをやったらあかんとかはないが、まだ1点取っただけなんで」ガーナ戦の前にもパラグアイ戦を悔いていた。「パラグアイ戦で決定機を外してしまったので、悔いしかないといった感じ。チャンスは何回もあるわけではないので、仕留められる時に仕留められなければダメ」前田はガーナ戦のゴールだけでは満足はしない。「前回辞退したので、出遅れている部分があると思う。この4試合は大きい試合と感じていた。まだいいパフォーマンスを出せていない。あと1試合あるので、チャンスがあればしっかり狙っていきたい」森保監督は代表初得点を記録したふたりをこのように評価した。「この試合でも個人の結果を出していくという部分、かつチームの中で自分の良さを出そうという部分をトライし続けた結果、得点につながったのかなと思う。結果が出ても出なくても、日々努力し続けていることによって今日の得点につながったと思う。彼らがチームの戦い方の中で献身的にプレーしてくれたことが結果につながったと思う」久保についてさらにコメントを求められると指揮官はこうコメントした。「この代表に生き残れるかどうかというところで、自分で自分にプレッシャーをかけながら生き残りをかけて戦うというメンタル的なところが今日は出ていたと思う。個の力で何とかしようとアグレッシブにやりながらも、攻守ともに献身的に、連係・連動も使い分けながら戦っていた。それが結果につながったのかなと思う。ゴールを決めるために、個でいく選択肢しかなく相手に読まれる部分もあったと思う。個で崩す部分と周りを使う部分で、相手に的を絞らせない攻撃が良かった。守備の部分でもパラグアイ戦の時は1対1の部分で少し強度を出せない、こぼれ球の反応が遅れるという場面もあったが、今日は自分の責任で食らい付く、後手を踏んでもしぶとく食らい付くトライが良かった」このゴールで久保はひと皮むけるかという問いには次のように返答した。「意識としては間違いなく変わると思う。これを続けてほしい。1試合ですべてが変わることはない。メディアのみなさんの期待に応えられるように続けてやってほしいし、ファンの方々もタケの成長には大きな期待を寄せていると思う。彼にとっては大変なことだと思うが、期待されることはプロとして誇り。がんばってほしい」6月11日~13日、選手たちは取材対応を行った。口々にここまでの手応えや課題、チュニジア戦へ向けての意気込みを語った。古橋亨梧「個人的なことで言えば、ものすごくゴールはほしいが、まずチームの勝利。チームの勝利のためにプレーし、その中でゴールを取れればと思っている。(ガーナ戦は) まず勝ったことが一番。4点取ったことはチームとして良かったし、個人としてもいい刺激になった。テンボが上がるとスペースができるので、僕も試合に出ればそのスペースを突いていきたい。ブラジル戦での感覚は勉強になった。それを練習で生かしているので、それが出せるかわからないが、試合で出してゴールを決めたい」伊東純也「ブラジル戦でも亨梧に早いタイミングでGKとDFの間に低くて速いボールを入れようとした場面が1本あった。股を狙って相手の足に当たってしまったが、抜ければ亨梧がゴールを取った可能性があったシーン。亨梧も大然もそういうところを狙っていると思うので、高いボールより速いボールをイメージしている」南野拓実「(ブラジル戦は)攻撃できる回数が少なかったのがひとつの課題。どのようにいい形で攻撃に持っていけるのか。個人の能力なのか、チームとしての持っていき方か、やり方はある。スペインとドイツ、『W杯』にいったらああいう展開になる。前線の選手がボールキープする必要があるし、シュートの部分もレベルアップしないといけない。ラストパスをつなげるために相手より早くいいポジション取るなど、レベルアップしていく必要がある」堂安律「2試合スタメンで使ってもらえたので、まずはチームが勝つことが一番のアピールだと思っていた。中に入りながら、右で作って左で仕留められる薫くんがいたので。『五輪』から薫くんとはやっていたので彼の特徴を生かすのと、得点シーンのように視来くんも中で絡んでくるので、上手いこと入れ替わりながらできた。(久保について)彼が右で張ったら僕が中に入るというのは話していたし、彼に対する信頼は変わっていない。一緒にピッチに立ててワクワクしていたし、お互いに良さを引き出し合えたと思う」原口元気「今の日本代表の強みはサイドに違いを作れる選手がいること。そこに出した時に縦突破からのクロスだけだと苦しい。内巻きのクロスを入れるとか、そこからもう一個入るとか、チームとしてバリエーションを作ることが大事。チームで狙っている形を表現できてくると、強い相手にでも行き当たりばったりではなく、自分たちの形で点は取れてくると思う」田中碧「ブラジルとやって思ったのはチャンスを作るのは簡単ではないということ。そこへいくまでの段階、セットプレーやバイタルで前向きにミドルを打てるシーンはまだ作りやすいと思う。ミドルで取れるかどうかは試合が大きく変わってくると思うし、セットプレーで得点のチャンスが大きくなるかどうかで自分たちのメンタルも変わってくる。後ろ目でシュートを打つというのを自分自身どんどん磨いてかないといけない」遠藤航「結局大事なのは、誰が出てもその選手の特徴を出させてあげること。自分もやったことがない選手とできたし、オプションを広げている。タケだったら攻撃の良さを引き出してあげて、守備の負担を減らしてあげるとか。攻撃でできるだけ高い位置を取らせてあげることや、攻撃時の自分の立ち位置は意識している。岳だったら2ボランチ気味に作ってもいいのかなとか。そこは試合のシチュエーションやさまざまな状況での判断、その選手の特徴やポジショニングを見ながらやっている」吉田麻也「個人的にはケガをして試合に出ない時間が長かったが、最終節で帰って来て代表でコンスタントに試合に出てコンディションも上がってきたので、4試合目でベストのものを見せたい。チームとしてはブラジル戦で感じたことを見せないといけない。相手も強度も違うが、本大会を意識したものを出していかないといけない。選手層とクオリティで劣っているのはわかっている。ハードワークと献身さで補うしかない。ブラジル戦はハードワークしたが、強度が違ってもチームの幹を太くしていくのは大事」板倉滉「この3試合全試合出させてもらってCBもやり、ボランチもやり、充実感というよりコミュニケーションを取りながらやって、ポジティブにとらえ次につながっていると思う。3バックは時間的に短かったが、『こういう形もあるだぞ』と示せたと思うし、出来どうこうよりも試せたことがポジティブだと思う。3バックにすることによって、WBの選手の縦の距離は長くなるが、CBがうまく運んでいけば、じわじわ押し込んでいける。このチームで3バックはそんなにやっていないが、アンダー世代でやっていたので、違和感なくできた」冨安健洋「森保さんの判断だが、自分的には昨日の練習で問題はなかったので、あと2日チームとトレーニングをしていくだけ。1・3月とできなかったので、みんなと過ごしたり、ミーティングに入ったり、監督やスタッフともコミュニケーションを取れるというのも途中離脱しなかった理由。今回の『W杯』は事前キャンプもできない。今回長い時間が取れるということで、最後までいさせてもらった」『キリンカップサッカー2022』日本代表×チュニジア代表は6月14日(火)・パナソニック スタジアム 吹田にてキックオフ。チケットは発売中。試合の模様はTBS系列にて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)キリンカップサッカー2022のチケット情報
2022年06月13日ABEMA開局6周年を記念して、テレビ朝日と「テレ朝×ABEMA 人気バラエティ・FIFA ワールドカップ64・音楽フェスでつなぐ2WEEKS」を5月20日(金)より2週間にわたり開催。期間中、ABEMAとテレビ朝日にて連携番組数が過去最多となる、バラエティ、スポーツ、音楽など様々なジャンルの番組を放送する。まず注目は、テレビ朝日で放送中の人気バラエティ番組とタッグを組んだ「ABEMA」オリジナル版の配信。今回、「あざとくて何が悪いの?」、「証言者バラエティアンタウォッチマン!」、「ロンドンハーツ」、「かまいガチ」、「マツコ&有吉 かりそめ天国」、計5番組とタッグを組み、地上波放送終了後、ABEMAで独占配信される。「あざとくて何が悪いの?」では、“あざとい女子のマイルール”をテーマにした全6話構成となっており、あざとドラマでは、元「乃木坂46」桜井玲香が主演を務める。「証言者バラエティアンタウォッチマン!」では「さらば青春の光」を深堀り。「ロンドンハーツ」では人気シリーズの芸人ランキングより、「セクシー女優が選ぶ芸人ランキング(セクシー女優編)」を配信。ロンハーMCの田村淳は「数々のセクシー女優さんのガチなコメントを頂いて、『あなたが好きです』って言われて舞い上がっている芸人さんも沢山いましたし、かなりお怒りになった方もいらっしゃいましたね。アンケートの内容も地上波では放送できない過激な内容も入っていたので、その辺りも、男性芸人さんの何かをくすぐったのではないかと思います」と内容についてコメント。田村亮も「今回の収録はいつにも増して熱がこもっていたよね。セクシー女優さんに選ばれた人は、めちゃめちゃテンションが上がっていましたね」と話している。また、「かまいガチ」ではかまいたちがガチで様々な企画に挑戦し、「マツコ&有吉 かりそめ天国」では「チャンカワイの剣道」企画や、「全力坂に混ざりたい」が復活する。そして、都内で開催される唯一の大型野外ロックフェスティバル「TOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2022」(「メトロック2022」)の東京公演を、5月21日(土)、22日(日)の2日間に渡り、メトロックチャンネルにて無料独占生中継。3年ぶりの有観客開催となる「メトロック2022」。10周年を迎える今年は、「Creepy Nuts」、「サカナクション」、「WANIMA」、「BiSH」、「Saucy Dog」、「ヤバイTシャツ屋さん」、「ジェニーハイ」らが集う。また前日は、特別番組「メトロック2022前夜祭 ~大阪ライブ最速放送~」を放送する。ほかにも、ABEMAとテレビ朝日が共同制作し、毎月第4週に連動しながら放送している「ネオバズ!~BUZZる!ネオバラ~」では、期間中に新番組が始動。豪華キャストが参加し、「ネオバズ周年SP」としてパワーアップ。「FIFA ワールドカップ カタール 2022」の全64試合無料生中継も行われ、新番組「FIFA ワールドカップ64」の放送も決定した。「テレ朝×ABEMA 人気バラエティ・FIFA ワールドカップ64・音楽フェスでつなぐ2WEEKS」配信概要■「あざとくて何が悪いの?」番組概要配信開始日時:5月29日(日)地上波放送終了後~■「証言者バラエティアンタウォッチマン!」番組概要配信開始日時:5月30日(月)地上波放送終了後~■「ロンドンハーツ」番組概要配信開始日時:5月31日(火)地上波放送終了後~■「かまいガチ」番組概要配信開始日時:6月1日(水)地上波放送終了後~■「マツコ&有吉 かりそめ天国」番組概要配信開始日時:6月3日(金)地上波放送終了後~■ネオバズ新月曜枠「バカ桁(バカゲタ)TV」番組概要配信開始日時:5月23日(月)25時20分~■ネオバズ「マッドマックスTV」番組概要配信開始日時:5月24日(火)25時20分~■ネオバズ「2分59秒」番組概要配信開始日時:5月25日(水)25時20分~■ネオバズ「ヒロミ・指原の恋のお世話始めました」番組概要配信開始日時:5月26日(木)25時20分~■ネオバズ「しくじり先生 俺みたいになるな!!」番組概要配信開始日時:5月27日(金)25時20分~■「FIFA ワールドカップ64」番組概要放送日時:5月28日(土)24時30分~25時15分■「メトロック2022前夜祭 ~大阪ライブ最速放送~」番組概要放送日時:5月20日(金)19時~■「メトロック2022 無料独占生中継!」放送日時:Day1:5月21日(土)11時15分~Day2:5月22日(日)12時~(cinemacafe.net)
2022年05月16日ワールドカップイヤーの2022年、サッカーを通して世界の国々の歴史や文化を学んでみませんか?そのきっかけとなるのが、『親子で学ぶサッカー世界図鑑 』シリーズです。子どもたちが大好きなサッカーに日々触れている中で出てくる「なぜ?」を調べてみると、実はそこからさまざまな"学び"を得ることができます。今回は2月に発行された『親子で学ぶサッカー世界図鑑 イングランド編』から、「サッカーの起源」について抜粋して紹介します。最初は「危険な祭り」だった?サッカーの母国イングランドの歴史から紐解く「紳士のスポーツ」としてのサッカーの起源■ユニオンジャックの秘密「サッカーの母国」と言われるイングランドは、実は"イギリスという国のなかにあるもう一つの国"です。イギリスの正式な国名は『グレートブリテン及び北アイルランド連合王国』。長くて難しい名前だけど「連合王国」がキーワード。一番大きく、イギリスの首都ロンドンがある『イングランド』、その上にある『スコットランド』と西の『ウェールズ』、そして隣の島国アイルランドの北部『北アイルランド』の4つの国が一緒になって連合王国を構成しています。『連合王国』なので、国旗も連合デザインです。イングランド、スコットランド、北アイルランドの旗を合わせると、イギリスの国旗「ユニオンジャック」が浮かび上がってきます。ウェールズの国旗だけ組み合わされていないのは、最初のユニオンジャックができた1606年のずっと前、13世紀には、もうウェールズはイングランドの一部とみなされていたから。旗の歴史に国の歴史あり、ですね。大好きなサッカーを通じて世界を学ぼう!大人も子どもも楽しめるサッカー図鑑>>■FIFAよりも4協会のほうが歴史が長い!イングランドでサッカー協会が設立され、現代サッカーのルールが定められたのは1863年のこと。その後1873年にスコットランド、1876年にウェールズ、北アイルランドが1880年にサッカー協会を設立しました。ときを同じくして、産業革命の流れに乗ってサッカーが世界中に広まっていき、1904年に世界のサッカーをとりまとめる国際サッカー連盟(FIFA)ができましたが、前述のようにイギリスの4協会のほうが設立はずっと早かったのです。FIFAに加盟できるのは1国1協会が原則ですが、イギリスの4協会にはすでに立派な歴史があったこと、そしてサッカー発祥の国であることから、特別に1国4協会でのFIFA加入が認められました。だから、いまでもワールドカップには「イギリス代表」ではなくそれぞれの代表チームが参加できるのです。
2022年05月13日7大会連続となる7度目の『FIFA ワールドカップ』出場を決めた日本代表にとって、次のゲームは決して消化試合ではない。『W杯』アジア最終予選・ベトナム戦は貴重な実践の場である。本大会のメンバー23名をかけたサバイバルはすでにはじまっているのだ。22回目を数える『W杯』は11月21日(月)にカタールで開幕する。本大会までFIFAインターナショナルウィンドウは5月30日(月)~6月14日(火)と9月19日(月)~27日(火)の2回のみ。7月19日(火)~27日(水)の『EAFF E-1 サッカー日本主権2022』決勝大会は国内組の大事なアピールの場となるだろう。3月26日、『SAMURAI BLUE FIFAワールドカップカタール2022出場権獲得会見』の席上で日本サッカー協会・反町康治技術委員長は「『W杯』出場が決まった今、これからベスト8という目標に向け、次のベトナム戦が最初のスタートだと思う。これから熾烈な争いがチーム内でも起きると思う」と言及した。さらに今後のスケジュールについて、「6月のインターナショナルマッチデーで4試合やりたい。その後、7月中旬に『E1』がある。こちらは海外組の招集が難しいので、基本的にはJリーグの選手で構成して臨みたい。今回は11月の後半に『W杯』がはじまるので、9月の後半のインターナショナルマッチデーが最後の力試し、メンバー選考の上でも大事な試合になるので、強い相手とやりたい」とコメントした。同席した森保一監督はベトナム戦へ向けて、次のように語った。「我々は第一関門を突破したにすぎない。カタールで日本歴代最高の成績のベスト8以上を掴み取るべく、次のベトナム戦から新たに最善の準備をし、一戦一戦全力で戦っていき目標を達成したい。次のベトナム戦に勝って、このアジア最終予選を1位で突破すること、そのあとの『カタールW杯』での目標達成につなげられるように勝利を目指して戦いたい。戦い方に関しては、これから選手のコンディションを見極め、勝つためにベストな選択をしていきたい」選手を固定する傾向の強い森保監督だが、ベトナム戦ではメンバーを変更して臨むことになる。選手をがらりと入れ替えるか、これまでのメンバーをベースに要所となるポジションのみ入れ替えるかはわからないが、顔触れは変わる。もともと今回の代表活動はCF大迫勇也が不在である。アンカーの遠藤航とCB板倉滉はオーストラリア戦後、チームを離れた。期せずして、ベトナム戦は生命線となるセンターラインのテストマッチとなるのだ。CFとともに起用法が物議を醸した左SBはこれまで通り長友佑都か、中山雄太が入るのか。オーストラリア戦で殊勲の2ゴールを決めた三笘薫は先発起用されるのか、引き続きジョーカーの役目を担うのか。アンカーでは守田英正を本来のポジションで試すのか、柴崎岳を配置するのか。CFに入るのは前戦と同様に浅野拓磨か、それとも上田綺世、林大地か。はたまた2トップのオプションを試すのか。『W杯』を見据えた森保監督の選択が注目される。3月26日~28日には選手たちのメディア対応が実施された。喜びや安堵の声とともに選手たちは本大会へのサバイバルに向けて覚悟を口にした。上田綺世「僕以外にもFWはいるが、僕がこういう選手だということを表現できるように、与えられた中で自分の武器や結果にこだわりたい」守田英正「僕自身一番慣れているポジション、やってきたポジションがアンカー。航くんがずっと出ていて、僕もやれるということを見せられるチャンスだと思う。航くんは精神的支柱で、チームを引っ張る力があり、そこに頼ってしまうところは少なからずある。いなくなった分チャンスだと思うし、自分の普段見られない一面を見せられるチャンス。ポジショニングだったり、ビルドアップだったり、色々なところを見てもらいたい」山根視来「あそこ(豪州戦の先制点のアシスト)で貢献できたことはうれしいが、もう1試合あるので、メンバーに選ばれることが大事。次の準備に向かっている。育成年代でも代表のユニフォームを着ていなかったので、(『W杯』を)リアルに想像することは難しかった。数年前までそうだったが、何があるかわからない。チャンスはあるので、自分で掴みたい」三笘薫「僕は招集されて2回目、スペースが空いた後半に生きるタイプだと思う。ただ前半からもやれるところを見せないといけない。そのチャンスがきた時に生かさなければいけない。次の試合でどうなるかが変わってくるので、出場権は決まったが、決まっていない気持ちでなければいけない。スタメンで出て結果を残したい」田中碧「代表の活動で結果を残すのが大事。ゴールやアシスト、またそれとは違うものでアピールしていかないといけない。これから勝利とスコアというものによりこだわってやっていかないといけない。でも僕はボランチなので、ゴールをすればOKではないので、90分の内容も含めて求めていかないといけない」旗手怜央「自チームでインサイドハーフをやらしてもらっているので、インサイドハーフで勝負したい思いがある。でもウイングバック、ウイング、サイドバックでも経験があるので、出られるならどこでもという思いがあるが、インサイドハーフでやれるのはありがたい。(『W杯』は)僕自身テレビで見てきた舞台、豪州戦で出場を決めたのを肌で感じられたのは今後の成長につながると思う。今は少なからずチャンスはあると思うので、憧れの舞台に立てるかどうかは自分次第」原口元気「ポジションを奪うだけ。何を言われようとそこをやるだけ。所属クラブでやっているプレーを代表でもやれればチャンスはあるはず。ボランチのようにプレーするつもりはない。チームでもボランチに近い位置でプレーしているが、よりアタッカー気質と言うか、得点につながるプレーを見せていければと思う。『W杯』に行くことが決まったので、これからポジションを奪うよう、もちろんチームのためにやるが、自分のためにギラギラしてやっていきたい。次の試合チャンスがあれば、自分が表現したいものを表現する場だと思う。『W杯』まで半年、悔いが残らないようにポジション争いに勝ちたい」林大地「まず自分のできることを最大限引き出してやることと、FWは得点という目に見える結果を出さないと物足りないので、ゴールを取りたい。いくらでも序列はひっくり返るとうことは昨年の『東京五輪』で自分でも経験している。でも中途半端な気持ちや準備では起こることも起こらない。しっかり準備をして、自分の可能性を信じてしっかりやることが大事」吉田麻也「チームももっと構築しないといけないし、個人ももっと成長しないといけない。アジアと世界の戦いは違う。もう競争ははじまっている。ここからのマッチメイキングがすごく大事になってくる。コロナ禍で渡航が制限される中、いいマッチメイクでいい相手と戦うことが大事」南野拓実「チャンスはあったので、それを決め切りたかった。次に向けてああいう場面で決め切れるようにレベルアップしていきたい。時間を重ねるうちに自分もあのポジションをやりやすくなっている」柴崎岳「普段航がやっているポジションだが、自分が入ったら自分らしいプレーをピッチの中でパフォーマンスしたい。『W杯』が決まって、近々相手も決まって、相手によってメンバー構成が決まってくると思うので、そこのメンバーに入っていけるよう努力していきたい」谷口彰悟「まず1位で予選を突破すること。あとは『W杯』に向けての戦い、出場するだけが目標ではない、ベスト8以上という目標を掲げている以上、1試合1試合大事にしたい。試合に飢えている、結果に飢えている選手も多いので、そこで結果を出したい。コンディションはいいと思うが、試合に出て結果で見せないと意味がないので、しっかり集中していい準備したい」中山雄太「もちろんポジションは常日頃から狙っている。僕個人の思いで言えば、『W杯』出場を決められてうれしいが、新たな競争は始まっていると思う。次の試合は最終予選という名前ではあるが、新たな競争がはじまっている印象。チャンスがあれば結果にこだわってやっていきたい」『W杯』アジア最終予選へ臨む日本代表のメンバーは以下の通り。【GK】川島永嗣(ストラスブール/フランス)、権田修一(清水)、シュミット・ダニエル(シントトロイデン/ベルギー)、谷晃生(湘南)【DF】長友佑都(FC東京)、吉田麻也(サンプドリア/イタリア)、佐々木翔(広島)、谷口彰悟(川崎F)、山根視来(川崎F)、植田直通(ニーム/フランス)、中谷進之介(名古屋)、中山雄太(ズウォレ/オランダ)【MF/FW】原口元気(ウニオン・ベルリン/ドイツ)、柴崎岳(レガネス/スペイン)、伊東純也(ヘンク/ベルギー)、浅野拓磨(ボーフム/ドイツ)、南野拓実(リバプール/イングランド)、守田英正(サンタ・クララ/ポルトガル)、林大地(シントトロイデン/ベルギー)、三笘薫(サンジロワーズ/ベルギー)、旗手怜央(セルティック/スコットランド)、上田綺世(鹿島)、田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ)、久保建英(マジョルカ/スペイン)3月26日の『W杯出場権獲得会見』でもサポーターへ来場の声掛けを行った吉田主将は3月28日のメディア対応でもファンの来場を促した。「会見で言った通り、選手たちは満員のスタジアムで代表戦をやることに飢えている。ヨーロッパでもオーストラリアでも明らかに日本とは状況が違う。誰かが突破口を開かないといけない。それはサッカー日本代表ではないといけないと思っている。みんなが我慢しているところ、誰かが扉を開かないといけないといけない。僕らにできることはサッカーで一つひとつ実績を積んで変えていくこと。サッカーファミリーで変えていけたらいいなと思っている。みんなで一丸となって扉を開けたらうれしいし、ぜひ6万人集まってほしい」果たして、明日の日本代表はどんなスタメンが並ぶのか。『W杯』アジア最終予選・日本代表×ベトナム代表は3月29日(火)・埼玉スタジアム2002にてキックオフ。チケット発売中。試合の模様はDAZN、テレビ朝日系列にて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)アジア最終予選(RoadtoQatar)のチケット情報
2022年03月28日カタール行きのキップはもう目前である。勝てば7大会連続7度目の『FIFA ワールドカップ 2022』出場が決まり、引き分けでも優位性は揺るがない。日本代表はアウェイでのオーストラリア代表戦で負けさえしなければいいのだ。もし負けても終わりではない。アジア最終予選Bグループは6勝1分1敗・勝点19で1位のサウジアラビアを6勝2敗・勝点18の2位日本、4勝3分1敗・勝点15の3位オーストラリアが追う展開となっている。3強の残り2試合のカードは次の通り。サウジはアウェイで中国と対峙した後、ホームで豪州を迎え撃つ。日本はアウェイでの豪州戦の後、ホームでのベトナム戦が控える。3位オーストラリアが逆転突破を果たすには2連勝で締め括らなければならない。あまり考えたくはないが、たとえB組3位で終わっても『W杯』への道が閉ざされるわけではない。6月・カタールにて一発勝負で行われるA組3位とのアジア予選プレーオフ、南米予選5位との大陸間プレーオフに連勝すれば、『W杯』出場となるのだ。Aグループは7勝1分・勝点22のイラン、6勝2分・勝点20の韓国がすでにカタール行きを決めている。3位UAEは2勝3分3敗・勝点9、4位レバノンは1勝3分4敗・勝点6と成績は振るわないが、カタールでのプレーオフとなれば相手に地の利がある。しかも一発勝負となれば何が起こるかわからない。引いて守って120分間を凌ぎ切り、命運をPKに託すなんて戦法もなくはない。アジア予選プレーオフを乗り越えても、次に待っているのは南米勢だ。6勝4分6敗・勝点22の4位ウルグアイ、6勝3分7敗・勝点21の5位ペルー、5勝4分7敗・勝点19の6位チリと古豪・実力者がひしめく南米5位との大陸間プレーオフの危険度については言うまでもないだろう。もちろん、選手たちは目の前の試合に集中している。オーストラリア戦に勝って決めることしか頭にない。引き分けでOKという考えがよぎるのはあくまで試合終盤に試合展開による話である。3月20日~23日のメディア対応に登場した選手たちは異口同音に「オーストラリアに勝つ」と口にした。吉田麻也「相手も後がない状態なので非常に難しい試合になる。この最終予選では自分たちが圧倒した試合はない。オーストラリア戦はこれまでも僅差の戦いになっている。引き分けでもOKという気持ちで臨まないことが大事」権田修一「僕らは日本を代表して戦っている。どの試合も日本代表の誇りを持って、どこが相手でも勝つことを目指すことが大前提。(引き分けについて)ゲーム終盤の話、今は勝利を目指す。森保(一)監督は『今回は引き分けでいい』なんて言う監督ではないことはみんなわかっている。引き分けでOKという状況になっても、ひとつになって戦えるのが日本代表のひとつの強みだと思っている」長友佑都「この試合に勝って『W杯』を決めたい。引き分けとか考えず、勝つことだけを考えてチーム一丸となって臨みたい」遠藤航「簡単な予選ではなかったが、勝てば決まるところまできた。アウェイで厳しい戦いだが、勝って決めたい。勝ちにいく姿勢を見せるのは全然悪くない。逆に引き分けでOKという姿勢の方がよくないと思う。引き分けで悪くないというは守備的な選手が思っていればいいこと。僕がアンカーとして、リスクを負ってまで前線へ出る必要があるのか。バランスを見て、しっかり勝ちにいく姿勢をみんなで統一することが大事」守田英正「勝つことができれば、『W杯』の出場決定が決まるので一番大事な試合になる。勝ちにいくが、負けることが一番いけないので、引き分けも考えないといけない。勝ちにいきながら、時間帯によって引き分けという切り替えもしないといけない」伊東純也「まずは勝つことしか考えていないし、ゴール、アシストは自分の役割だと思うので、そこをできるようにがんばりたい」南野拓実「準備する時間が少ないので、今日の練習が非常に大事。明日の試合をイメージしながら、みんなで練習するのが大事。明日は何が何でも勝たなければならない。時間が少ないがやれることをやらないといけない」三笘薫「勝利すれば決まるので、この1試合にチームとしても個人としても命懸けで戦おうと思うし、代表として未来が決まる試合。攻撃的な選手なので、ゴール、アシストでチームに貢献することが一番の目標。試合に出られなくても日本が勝利できればいいと思っているし、練習から100%出してコミュニケーションを取っていくことに変わりない」CB冨安健洋、右SB酒井宏樹、FW大迫勇也の不在を受けて腕を撫す選手たちもいる。谷口彰悟「(吉田とのコンビについて)一番はコミュニケーション。それぞれの感覚や考え方は違うだろうし、そこの感覚をすり合わせていくが必要。積極的にコミュニケーションを取っていきたい。隙を与えないとか、当たり前のことを当たり前に徹底してやることが大事。それは自チームであれ代表であれ一緒。どの舞台でも丁寧に丁寧に90分間集中してやり続けたい」板倉滉「彰悟さんとやるにしろ、ナオ(植田直通)君とやるにしろ、(吉田)麻也君とやるにしろ、これまでやってきたので、コミュニケーションを取ってやっていければと思う。オーストラリア戦まで時間があるので詰めていきたい。麻也君とは『五輪』で何度もやっているが、隣にいて本当に頼りがいがある選手。自分もそうなっていかないといけない。誰と組んでもコミュニケーションを取ってやっていかないといけない」山根視来「現時点で大きなチャンスが目の前にあると思うので、サッカー人生の中で一番大きな試合になると思う。大きな覚悟を持って準備していきたい。前の選手の特徴に合わせることは普段から意識している。相手が一番警戒するのは伊東選手のスピード、裏をケアすると思うが、そこを狙いすぎないようにしたい。自分が無理に上がって、相手選手を引き連れていかないように気をつけなければいけない」上田綺世「やっぱり1点が重い試合だと思うので、貪欲に得点を狙いにいきながらも、チームに求められることをバランスよくやっていきたい。短い時間でパフォーマンスを見せないといけないのは僕の立場上変わらない。短い時間で動き出しやシュートを打つとか、自分を使いたいと思わせるパフォーマンスをしないといけない。求められる役割をすることも、プラスアルファも必要。まず自分の出場時間を自分で掴み取ることが必要。求められることを実践することと自分の武器を見せたい」右サイドで酒井、大迫とコンビネーションを深めてきた伊東はふたりの離脱をこのように語った。「サコ(大迫)君、酒井君が来られないのは残念だが、ほかにも力のある選手が多いので。誰が出るかわからないが、今日練習で確認すると思うので、そこでしっかりコミュニケーションを取ってやれれば。それぞれ特徴は違うと思うが、自分がクロスを上げたいタイミングでどこに入ってほしいと伝えられればと思うし、逆に特徴を生かしてあげたいとも思う」伊東はサウジアラビア戦と同様に、相手の裏を狙っている。「相手はフィジカルがあって推進力があるチームなのでそこで負けないというのもあるが、裏を狙ったりしていきたい」7大会連続出場を決める5試合連続ゴールに期待がかかるが、本人に特別な意識ない。「4試合連発の時も取れると思っていなかったし、取れればいいかなと思うが、そこにこだわりはない。チームが勝てればいい」『W杯』アジア最終予選へ臨む日本代表のメンバーは以下の通り。【GK】川島永嗣(ストラスブール/フランス)、権田修一(清水)、シュミット・ダニエル(シントトロイデン/ベルギー)、谷晃生(湘南)【DF】長友佑都(FC東京)、吉田麻也(サンプドリア/イタリア)、佐々木翔(広島)、谷口彰悟(川崎F)、山根視来(川崎F)、植田直通(ニーム/フランス)、中谷進之介(名古屋)、板倉滉(シャルケ/ドイツ)、中山雄太(ズウォレ/オランダ)【MF/FW】原口元気(ウニオン・ベルリン/ドイツ)、柴崎岳(レガネス/スペイン)、遠藤航(シュツットガルト/ドイツ)、伊東純也(ヘンク/ベルギー)、浅野拓磨(ボーフム/ドイツ)、南野拓実(リバプール/イングランド)、守田英正(サンタ・クララ/ポルトガル)、林大地(シントトロイデン/ベルギー)、三笘薫(サンジロワーズ/ベルギー)、旗手怜央(セルティック/スコットランド)、上田綺世(鹿島)、田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ)、久保建英(マジョルカ/スペイン)次で決めるのか、最終戦までもつれ込むのか、それとも後退を余儀なくされるのか。『W杯』アジア最終予選・オーストラリア代表×日本代表は3月24日(木)・スタジアム・オーストラリアにてキックオフ。日本代表×ベトナム代表は3月29日(火)・埼玉スタジアム2002で開催。2試合ともDAZN、ベトナム戦はテレビ朝日系列にて生中継。日本代表×ベトナム代表のチケットは発売中。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)アジア最終予選(RoadtoQatar)のチケット情報
2022年03月23日泣いても笑っても残り2試合。すでにイラン、韓国が『FIFA ワールドカップカタール2022』出場を決めたアジア最終予選Aグループとは対照的にBグループは混戦模様。6勝1分1敗・勝点19で1位のサウジアラビアを、6勝2敗・勝点18の2位日本、4勝3分1敗・勝点15の3位オーストラリアが追う展開である。日本はアウェイでのオーストラリア戦、ホームでのベトナム戦を残すのみ。豪州は日本戦の後、アウェイでのサウジ戦に臨む。ちなみにサウジの9戦目は敵地での中国戦となっている。まだ予断を許せない状況ながら、日本としてはオーストラリア戦で勝てば文句なし、引き分けでも7大会連続の『W杯』出場がぐっと近づくのだ。3月16日、森保一監督が3月24日(火)・豪州戦、29日(火)・ベトナム戦に向けて選出した日本代表メンバーは以下の通り。 【GK】川島永嗣(ストラスブール/フランス)、権田修一(清水)、シュミット・ダニエル(シントトロイデン/ベルギー)、谷晃生(湘南)【DF】長友佑都(FC東京)、吉田麻也(サンプドリア/イタリア)、佐々木翔(広島)、酒井宏樹(浦和)、谷口彰悟(川崎F)、山根視来(川崎F)、植田直通(ニーム/フランス)、板倉滉(シャルケ/ドイツ)、中山雄太(ズウォレ/オランダ)【MF/FW】大迫勇也(神戸)、原口元気(ウニオン・ベルリン/ドイツ)、柴崎岳(レガネス/スペイン)、遠藤航(シュツットガルト/ドイツ)、伊東純也(ヘンク/ベルギー)、浅野拓磨(ボーフム/ドイツ)、南野拓実(リバプール/イングランド)、守田英正(サンタ・クララ/ポルトガル)、三笘薫(サンジロワーズ/ベルギー)、前田大然(セルティック/スコットランド)、旗手怜央(セルティック/スコットランド)、上田綺世(鹿島)、田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ)、久保建英(マジョルカ/スペイン)メンバー発表記者会見に出席した指揮官は次のように意気込みを語った。「『W杯』予選は残り2試合になった。これまで通りに目の前の試合に最善の準備をし、全力で勝利を目指したい。完全アウェイの厳しい中行われる次のオーストラリア戦、『W杯』に出たいという強い思いを持って準備したい」過去2大会豪州代表戦で『W杯』出場を決めている点を問われると、森保監督はこう答えた。「オーストラリアは『W杯』の出場権をかけて戦っている力のあるチーム。フィジカル的にも非常に強く、テクニック、組織力も兼ね備えたチーム。我々にとってアウェイ、厳しく難しい戦いになるが、我々にもいい選手は揃っている。これまで『W杯』予選で積み上げきたものがある。まず自信を持って、我々の持っている力を出して勝利することを考えたい。過去オーストラリアに勝って出場を決めてきたデータがあるが、データが勝たせてくれるわけではない。勝つための準備をしていきたい」大一番へ向けての心境をこのように明かした。「大一番ということに変わりない。と同時に毎試合大一番だと思って戦ってきた。最終予選で限って言えば、サウジアラビアに2敗目を喫してから我々は勝ち続けなければ『W杯』出場は難しいと思い戦ってきた。毎試合毎試合勝ち取る、掴み取るという気持ちで戦ってきた。自分たちのやってきたことに自信を持って選手たちにはやってほしいし、勝って終わらせる準備をしたい。試合直前になったら心がどう変わっているかわからないが、このオーストラリア戦が大一番であると認識しつつ、これまでも毎試合勝ち続けなければならならい大一番だと思って戦ってきた。戦う姿勢はこれまでと変わらないと思う」前回の対戦からシステムが変更となった豪州対策についてはこう言及した。「埼スタで戦った時とは戦い方は変わってきている。より多くのオプションを持って戦ってくると思う。我々もオプションとして戦い方を準備しておく必要性がある。選手たちと共有しながら、使い分けられるよう最善の準備をしたい。オーストラリアが勝利を与えてくれるわけではない。我々がアグレッシブに勝ちにいく、掴み取りにいかないといけない」試合状況によっては勝点1を確保する必要性に質問が飛ぶと、森保監督は次のように返した。「もし答えがあれば教えてほしいが、まず我々の姿勢として勝点3を掴み取りにいく。試合の状況が我々の理想通りにいくかわからない。そうならなかった場合は勝点1をしっかり持ち帰ることも必要になってくる。選手には状況を見極めて、プレーの選択をしてもらいたい」ケガ明けの大迫、出場機会の少ない長友の招集の意図を求められと、こう説明した。「彼(大迫)のケガからの回復状況を見てきた。昨日の『ACL』プレーオフで120分すべて戦い抜いたということで、その後のリバウンドも確認しつつ、この招集の発表になった。疲労は違った形で出たり、痛みが出てきたりするかもしれないので、これからも経過観察をしたい。大迫だけではなく、国内外で今週末試合がある。今週末のゲームを見て、改めてオーストラリア戦のメンバーを決めることになる。左SBは長友のコンディションに不安があり、多めに呼んだわけではない。ディフェンスライン全体を考えて招集させてもらっているし、中盤、前線も含めて、GKから各ポジションひとりずつ本来より多く招集をさせてもらっている。長友は先週のゲームでも途中から出ている。チームに機能を持たせられる、チームを勝たせられるという自分の役割を見させてもらい、ハードに動けるということは確認できた」ホームでの豪州戦以来、チームの命運を握る遠藤、守田、田中の中盤の3人についてはこのように評価した。「前回の我々の戦い、直近を見ても、4-3-3で戦う時間が多い。その中で起用した3選手はコンビネーションやバランスでいいものを見せてくれているのは間違いないが、彼らだけでチームは構成されていない。途中出場の選手や前回の中国戦は途中から形を変えている。選手のコンディションを見て柔軟に考えるということと、オーストラリア戦の準備としてどういう形、どういうメンバーで戦った方がいいかを準備する中で決めていきたい」旗手と三笘へのコメントを求められと、森保監督はこう言葉を並べた。「(旗手は)以前の代表活動ではまだ欧州に慣れていないということで招集を見送ったが、今はサッカーの部分もスコットランドでの日常生活の部分でも慣れてきていると確認でき、一番大事なピッチでのパフォーマンスもチームにフィットできているので今回招集することになった。今セルティックでプレーしているインサイドハーフが彼が一番プレーしやすいしポジションだと思っている。だが、同じシステム、同じポジションだけではなく、複数のポジションでの起用も考えて招集させてもらっている。(三笘は)集合した時に元気に自分の持てる力を発揮できるという彼のよさを練習から見せてほしい。起用について明言はできないが、所属クラブでウイングバックとして攻撃も守備もやっているポジションで成長を見せてくれているので、彼の持っている攻撃力を見せてほしい」果たして次で決めるのか、王手にとどまるのか、それとも窮地に立たされるのか。『W杯』アジア最終予選・オーストラリア代表×日本代表は3月24日(木)・スタジアム・オーストラリアにてキックオフ。日本代表×ベトナム代表は3月29日(火)・埼玉スタジアム2002で開催。2試合ともDAZN、ベトナム戦はテレビ朝日系列にて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2022年03月17日開幕3日前に残念なニュースが飛び込んできた。『FIBA 女子バスケットボールワールドカップ 2022』予選の出場をベラルーシが辞退。新型コロナウイルス感染症の陽性者・体調不良者が多数発生し、来日を断念したのだ。これにより日本、カナダ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ベラルーシで争うはずだった上位3位までの本戦出場の権利はFIBAでの協議により決定することとなった。ベラルーシの不出場は残念だが、『W杯』予選は実施される。日本は『アジアカップ』5連覇を達成した若手と『東京2020オリンピック』銀メダルを獲得したベテランが、恩塚亨HCのもとついに融合を果たすのだ。1月17日からは強化合宿をスタート。まずメンバーを見てみたい。【AKATSUKI FIVE日本代表候補選手】髙田真希(PF/デンソーアイリス)渡嘉敷来夢(C/ENEOSサンフラワーズ)近藤楓(SG・SF/デンソーアイリス)町田瑠唯(PG/富士通レッドウェーブ)宮澤夕貴(SF・PF/富士通レッドウェーブ)谷村里佳(PF/日立ハイテククーガーズ)本橋菜子(PG/東京羽田ヴィッキーズ)三好南穂(SG・SF/トヨタ自動車アンテロープス)藤岡麻菜美(PG/シャンソン化粧品シャンソンVマジック)林咲希(SG・SF/ENEOSサンフラワーズ)馬瓜エブリン(SG・SF/トヨタ自動車アンテロープス)宮崎早織(PG/ENEOSサンフラワーズ)中田珠未(PF/ENEOSサンフラワーズ)吉田舞衣(SG・SF/シャンソン化粧品シャンソンVマジック)赤穂ひまわり(SG・SF/デンソーアイリス)馬瓜ステファニー(SF・PF/トヨタ自動車アンテロープス)オコエ桃仁花(PF/富士通レッドウェーブ)山本麻衣(PG/トヨタ自動車アンテロープス)東藤なな子(SG・SF/トヨタ紡織サンシャインラビッツ)1月24日には恩塚亨HCがオンライン取材に対応。指揮官は「『アジアカップ』メンバーと『五輪』メンバーの融合がひとつのテーマ。世界一のアジリティを生かせるよう原則のインスタールとワクワクのマインドセットを入れている」と合宿のテーマを語った。恩塚HCは若い林に主将の大役を託し、副将には高田を指名した。「『東京五輪』のメダリストたちから引き継ぎたいところは役割と任務遂行能力、その力を存分に発揮してくれることを期待している。私たちの目指すチーム像はポジティブな思考でい続けるチーム。『アジアカップ』を導いてくれた林選手の存在が大きかったので、今回もお願いした。もうひとつ、『東京五輪』メダリストとの素晴らしいケミストリーを期待し、高田選手にお願いした。キャプテンを経験したことで副キャプテンとして支える経験に生きると思うので、キャプテンを林選手、副キャプテンを高田選手にお願いした」『東京五輪』はケガに泣いたスペシャリスト渡嘉敷への期待も大きい。「アジリティを生かして戦うのは変わらない。渡嘉敷選手のスピードを生かすのか、高さを生かすのか、その都度考えている。高さの幅が広がった。ポストプレー、リバウンドのところで貢献に期待できる。あとメンタル面でも素晴らしいリーダーシップを発揮してくれている」世界一のアジリティについてはこう補足した。「これまでも日本代表はスピードで勝負してきたが、もう一段階高めたいし、幅を広げたい。物理的なスピードだけではなく、適応能力を発揮し続けることで先手を取って高さを克服していきたい。それにはメンタル的な要素も含まれる。次から次へいいオフェンスを展開し、ディフェンスがついていけない状態にすること。3ポイントだけ、レイアップだけではなく、判断のスピードを磨いて、期待値の高いシュートを選択し続けることを強みにしたい」1月25日~2月2日には選手たちがメディア対応に登場。日本代表候補たちは以下のように意気込みを口にした。林「お姉さん方が来て、『質の高いバスケができているのかな』『私自身も楽しくできているのかな』と思っている。若い選手も短いながらも恩塚コーチのもとでやれているので、自信を持ってアグレッシブにできていると思う。3Pだけではなく、ドライブ、パス、レイアップ、ジャンプシュートも練習している。(『東京五輪』決勝)アメリカ戦で3Pしかなくて、その3Pを止められて悔しかったので、3P以外も見せていきたい。1クール目は不安が多かったが、高田さんと話す時間もあり、相談したら『キキらしくやればいいよ』と言われて、開き直れた」高田「オフェンスもディフェンスも原則がある中、ほとんどフリーで動くことがあるので、個々のスキルを求められている。若い選手はすごいスキルを持っているし、自分は合わせるプレーが好きなので、みんなが1対1で強気で攻めている姿勢を頼もしく思う。恩塚HCになって初めての合宿なので、覚えていかないといけないことが多い。まず落とし込んで、身体に沁み込ませているところ。副キャプテンとしてというより年齢が上でいろんなことを経験してきているので、役割に関係なくチームに貢献していきたい。年上の選手がいる中、林選手がキャプテンに選ばれてやり辛さもあると思うので、コミュニケーションを取っていきたいし、気を使わせないようにチームをサポートしていければいいかなと思っている」宮崎「やっと恩塚さんのバスケットに慣れてきたと思う。今回は新しい選手も数名いるので、その選手たちといいコミュニケーションを取りながら、合宿をがんばっている。新しいメンバーとも教え合うことができ、本当にいいコミュニケーションが取れている。ライバルが増えたが、そこはポジティブに考えて、いろんな選手のいいところを見て学んで、それを習得できたらいいなと思う」渡嘉敷「トム(・ホーバス)さんとはスタイルが違うので、最初はそのスタイルに慣れるのに時間がかかった。今はだいぶ浸透してきて、『これから自分自身がどうなるのかな』というのが楽しみな状態。『センターがセンターらしくない動きをしているのかな』という感じ。普段より運動量は間違いなく多いし、常にカッティングやダウンスクリーンにいったり、ポジションチェンジをしたりと動いているので、そこは今までになかったこと」赤穂「(『東京五輪』は)お姉さん方についていっただけ。やりたいことをやらせてもらったし、何も考えずにやれた。『アジアカップ』は引っ張っていかないといけない立場になっていい経験をさせてもらった。恩塚さんのバスケットは私たちの方が経験していてわかっているので、お姉さん方にしっかりと伝えていきたい。恩塚さんのバスケットはチャンスを見つけたら自分でいく。チャンスを逃さずにどんどん攻める。そこは変わらない。ディフェンスリバウンドを取った後にボールプッシュができたらと思うので、そこを増やしていきたい」ステファニー「もっと得点に絡んでいけるようにしたい。ただガムシャラにやるのではなく、チームにとっていい方向になるように。海外の選手、大きい選手に対してアタックすることは3×3で学んだので、もっと出していきたい。恩塚さんのバスケットは、お互いにタイミングや思っていることが通じた時に本当にハマるという感じ」オコエ「恩塚さんのバスケットをやっていたのでスムーズに合宿に入ることができた。ベテランが入り、チームの雰囲気は良くやれている。3Pはもちろん、ドライブ、センターのディフェンス、何でもやって相手から見て嫌な選手になりたい。『五輪』で銀メダルを取れたが、同じことをしていても相手はもっと上を目指してきていると思うので、もっと質の高いバスケをしていくことが大事だと思う。(渡嘉敷は)コート内外ですごいコミュニケーションを取ってくれるのでお手本。来夢さんの守りを学んでいきたい。私が3Pを躊躇していると、『私がリバウンドを取るからどんどん打っていいよ』と心強いアドバイスをくれた」本橋「ヒザの状態が万全ではない中でも呼んでもらい素直にうれしいし、この環境でやれるのは楽しみ。すごく頭をフル回転させて、速い判断、速いバスケを展開するので、判断するのが追い付かないこともあった。でも今はちょっとずつ体現できるようになった。この女子日本代表が世界一のアジリティを目指して、ワクワクしながらバスケをしている姿を見せて、多くの人に夢を与えたいとみんなで共通認識を持って活動しているので、私もその一員としてやれたい。これまでもそうだったが、あまり先のことは見ずに、今いる環境でこのメンバーとバスケットができたらいいなと思う」『女子W杯』予選は2 月10日(木)に日本×カナダ、12日(土)はカナダ×ボスニア・ヘルツェゴビナ、13日(日)にはボスニア・ヘルツェゴビナ×日本をおおきにアリーナ舞洲にてティップオフ。チケットは残りわずか。FIBA 女子バスケットボールワールドカップ 2022予選のチケット情報 1フォトギャラリー髙田真希渡嘉敷来夢林咲希赤穂ひまわりオコエ桃仁花馬瓜ステファニー宮崎早織恩塚亨ヘッドコーチ
2022年02月09日決めるか、決められないか。『FIFA ワールドカップカタール2022』アジア最終予選の天王山・サウジアラビア戦のポイントはシンプルだ。ポジティブな条件が揃う。日本代表はこの大一番を最終予選初となるホーム2連戦の2戦目で迎えられる。1月27日の中国戦は2-0で勝利したものの、相手の出来から見てもっと点を取れたという不満も残ったが、これまでも最終予選2連戦の初戦はどうしても低調なパフォーマンスに終わっている。初戦より2戦目と時間の経過とともに、日本代表はプレーの質を上げてきたのだ。そして、今回は移動がない。腰を据えて、サウジアラビア戦へ備えてきた。一方のサウジアラビア代表は冬でも20℃を超える暖かいジッダから寒さ厳しい日本へやって来た。日本代表への追い風は、サウジアラビア代表にとって向かい風となっている。懸念された吉田麻也&冨安健洋のCBコンビの不在も、中国戦で谷口彰悟&板倉滉が安定したプレーを見せたことで不安は解消されつつある。もちろんグループA首位を走るサウジと5位に甘んじる中国では明確な力差はあるが、「水も漏らさないような対応をしないと次の相手は一瞬で決め切る力がある」(谷口)、「中国戦とは別のゲームになる。速さ強さうまさが変わってくる」(板倉)と当人たちも織り込み済み。CBふたりにとってサウジ戦を前に最終予選を肌で感じてられたのは大きい。ここまで7勝1分と完璧なリザルトを残すサウジアラビアだが、必要以上に恐れることはない。前戦のホームでのオマーン戦は1-0。後半早々に右SBスルタン・アブドゥラ・アルガンナムのシュートのこぼれ球をFWフィラス・アルビラカンが押し込んだが、22分や35分のオマーンのカウンター、試合終了間際のコーナーキックなど、ヒヤリとさせられた。勝敗を分けたのは好機を逃さなかったサウジアラビアと逃し続けたオマーンの決定力の差だった。そもそも昨年10月のアウェイゲームも同じである。敵地でのアジア最終予選第3戦は29分のカウンターか、36分のクロス、どちらかのチャンスを大迫勇也が決めていれば、ゲームはまったく別の展開になっただろう。71分に柴崎岳のパスミスをアルビラカンに決められて0-1で敗れたが、日本は終了間際も立て続けに好機を作った。結局、決め切ったサウジと決められなかった日本の決定力が勝敗を分けた。確かに最終予選7試合で7得点しか挙げていない日本代表が急にゴールラッシュを見せるとは思えない。ただ無得点は3試合あるが、システムを4-3-3に変更後は少なくともゴールを奪っている。サウジ戦後のオーストラリア戦と前回の中国戦では複数得点をマークしている。つまり4-3-3に変更後のホームゲームはいずれも複数得点を記録している。そして今の日本代表には3試合連続ゴールの伊東純也がいる。両SBが高い位置を取るサウジアラビアは伊東にとって格好の相手と言える。1月31日のメディア対応で伊東は次のように意気込みを語った。「今までの相手よりもボールを握られる時間帯が多くなると思うので、攻守の切り替えで裏のスペースを突ければいいかなと思っている。前の試合も攻守の切り替えで何回か裏を取れていたので、そこを狙っていきたい。攻守の切り替えを大事にして、相手にボールを持たれても常に相手の背後を狙っていければと思っている」相手が強ければ強いほど生きてくるタイプだと自己分析する。「相手が強いが、相手が強い方が自分は生きる方なので。緊張はしないことはないが、緊張しないように心掛けている。常に自分のパフォーマンスを出せるようにやっていて、そこまで硬くならずにできている」中国戦のゴールは狙い通りだと伊東は振り返った。「逆サイドのクロスに入っていこうと意識していた。DFの前に入ろうと思っていたので、そしたら(中山)雄太からいいクロスが入ったので、ふかさないようにだけ気を付けた。雄太の時だけではなく、佑都くんの時でも逆サイドからクロスにはサコ(大迫勇也)くん、(前田)大然だけではなく、中へ入っていこうと思っている」連続ゴールに特別な意識はないが、チームの勝利のためのために4試合連続ゴールが取れればと伊東は語る。「勝つためにゴールに絡めればいい。でも次勝つためにゴールを決められたら。2連続、3連続と決めた時も意識していなかったが、(原口)元気くんが4連続で決めているので次4試合連続で決められればとは思っている」とにかく勝利するだけだと伊東は誓った。「サウジに勝てば、サウジも全然わからない状況になるので、勝つことしか考えていない。ホームで『W杯』出場を決められるのは腹が立つので、それだけは絶対にやらせない。勝たないと『W杯』につながらないので、勝ちにいくだけ」もっと明確にゴールへの渇望を口にしたのは同じ日にメディア対応をした前田だ。中国戦で58分に出場し、攻撃のスイッチを入れた前田に満足した様子はない。「ゴールを取れなかったので、次と切り替えてやっている。前からスイッチを入れるとか、自分が中へ入ったことで純也くんも点を取れたと思うので、それはよかった。まあ次。僕はゴールを取らないと」サウジ戦でも前線からプレッシャーをかけ続けるつもりだ。「今までやってきた相手よりも強度が高いと思うが、まずそういうところで負けない。守備に関してはスイッチを入れて取れればチャンスだし、取れなくても相手はロングボールを蹴ってくればセカンドボールを奪えるチャンスになるので、取れても取れなくてもどちらでも。自分なりにこうすればいけると手応えはある」前田は強烈なプレスとともに相手の背後、そしてゴールを狙い続けるとキッパリ。「どんどん背後を狙っているので、スタートから出ても途中から出てもそこは変わらない。前で出ているのでゴールは求められていると思うし、ゴールを取ってチームに貢献したいという思いがある。途中からでもゴールに絡むのが一番。(救世主になるつもりという質問に)僕だけではなく、みんなが思っていないと勝てない。それで僕がなれたら最高だが、チーム全員がそういう気持ちで勝てればと思う」伊東、前田だけではない。ほかのアタッカー陣もサウジアラビア戦の勝点3のみを睨む。1月28日に取材対応した久保建英、29日にメディア対応した浅野拓磨、南野拓実、堂安律は次のようにコメントした。久保「一回負けているし、向こうは首位だし、勝点差は4。日本を相手に引いて引き分け狙いにはこないだろうし、勝ちにくるだろうと選手たちで話した。今回の試合で順位がひっくり返るわけではないが、自分たちもしっかり勝ちにいって勝点を縮めるのが大事だと思う」浅野「前回のサウジ戦とは比べられない状況。前回は気候、環境面で戦術どうこうという前に力を発揮できる状況になかった。相手の能力に変わりはないが、全く違った試合になると思う。相手はサイドハーフ、サイドバックががんがん上がってくるので、そのスペースを攻撃陣のひとりとして狙っていきたい」南野「個人的な感覚ではミドルでゴールが決まっているイメージが少ないので、ミドルレンジからシュートを狙うことでチャンスは広がると思うし、意識していきたい。セットプレーの重要性というのはみんな代表の中でも共有しているし、セットプレーで試合が決まるというのは個人的にも経験してきたので、そういうチャンスでチームの幅を広げていければと思う」堂安「違いを作ること、それしかない。毎試合ゴールを狙いにいっているので、ゴールへの意欲が感じられなかったら、サッカーをやめようと思っている。それぐらいのギラギラは今後も出していきたい」1月31日の公式記者会見には森保一監督が登壇。サウジアラビア戦の勝利のポイントは気持ちだと口にした。「戦術やメンタルなどポイントはいくつかあるかと思うが、我々が『W杯』出場へ向けて明日のゲーム、サウジアラビアを気持ちで上回ることが大事だと思う。サウジアラビアは強敵だが、日本代表にはいい選手が揃っている。一人ひとりが能力を100%発揮し、チームとして戦えば、我々の方が強いと選手たちに伝えた」目の前で相手に『W杯』出場を決めさすわけにはいかないという思いはあるかとの質問に対して、指揮官はあくまで自分たちにフォーカスを当てた。「アウェイでサウジアラビアに負けているのでアジアで同じ相手に負けられない、サウジアラビアが日本で『W杯』を決める状況になれば私も悔しいとか、いろんな思いはある。でも一番強く思っているのはサウジアラビアがどうかではなく、サウジに負けたから取り返すではなく、私たちが『W杯』へつなげるために明日勝たないといけないということ。2敗した時点で我々は勝ち続けることで『W杯』へつなぐことができると一戦一戦全力で戦ってきた。私たちの夢、目標に向かうことを最優先したい」メンバー構成について問われるとこのように明かした。「最終的には今日の練習を見て決めるが、基本的に大きく変える必要はないと思う。勝っていても変えるべきだと思えば変えていくが、基本的には中国戦のメンバーをベースに考えていきたい」日本代表メンバーは以下の通り。【GK】1川島永嗣(ストラスブール/フランス)、12権田修一(清水)、23シュミット・ダニエル(シントトロイデン/ベルギー)【DF】5長友佑都(FC東京)、19酒井宏樹(浦和)、3谷口彰悟(川崎F)、22山根視来(川崎F)、2植田直通(ニーム/フランス)、16中谷進之介(名古屋)、4板倉滉(シャルケ/ドイツ)、20中山雄太(ズウォレ/オランダ)【MF】15大迫勇也(神戸)、8原口元気(ウニオン・ベルリン/ドイツ)、17柴崎岳(レガネス/スペイン)、6遠藤航(シュツットガルト/ドイツ)、14伊東純也(ヘンク/ベルギー)、浅野拓磨(ボーフム/ドイツ)、10南野拓実(リバプール/イングランド)、13守田英正(サンタ・クララ/ポルトガル)、9前田大然(セルティック/スコットランド)、21堂安律(PSV/オランダ)、17田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ)、11久保建英(マジョルカ/スペイン)『W杯』アジア最終予選・日本代表×サウジアラビア代表は2月1日(火)・埼玉スタジアム2002で開催。試合の模様はテレビ朝日系列、DAZNにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2022年02月01日前進か、足踏みか、はたまた後退か。サッカー日本代表が大事なホーム2連戦に臨む。『FIFA ワールドカップカタール2022』アジア最終予選で中国とサウジアラビアを迎え撃つのだ。最終予選はここまで6試合を終えてサウジアラビアが5勝1分・勝点16でA組1位、日本は4勝2敗・勝点12の2位である。3位にはオーストラリアが3勝2分1敗・勝点11で続き、中国は1勝2分3敗・勝点5の5位に沈む。力関係では中国は劣るが、リー・シャオペン新監督のもとどのような戦術でくるのか未知数である。日本代表は3月24日(木)に豪州代表とのアウェイ戦が控える。ライバルとの直接対決を前に勝点を落とすわけにはいかないのだ。ホームのアドバンテージはある。だが、不安材料もある。吉田麻也主将と冨安健洋というCBが不在なのだ。吉田&冨安はこの最終予選でも6試合中5試合でコンビを組んできた。アーセナルへの移籍手続きの影響で冨安が不在だった初戦・オマーン戦は植田直通が先発。この試合は一進一退の攻防の末、0-1で敗北を喫したのも記憶に新しいことだろう。今回のメンバーの内、CBは4名。谷口彰悟に植田、板倉滉、冨安の負傷により追加招集となった中谷進之介である。日本代表に選出されるだけあって4人の実力は疑いようがない。しかし、森保一監督が重視する経験値は乏しい。国際Aマッチの出場試合数は植田が16試合、谷口と板倉が5試合、中谷が3試合にとどまっている。国際Aマッチ112試合出場の吉田はもとより、23歳ながら28試合を経験している冨安にも遠く及ばない。しかも親善試合ではない。やるかやられるかの最終予選である。それでも当人たちには気負いもなければ気後れもない。4人のCBはそれぞれのキャラクターを感じさせながら、前向きなコメントを発した。1月24日のメディア対応に登場した植田はこのように語った。「今まで出ていた選手がいるいないに関係なく、この2試合は大事になるし、ポジションに関係なくみんないいコンディション作っていると思うし、誰が出ても問題ないと思う。自分が出たら結果を残していきたい。今回のCBも練習の中で何度かやってきたので、これまでずっと一緒に予選を戦ってきたので、問題なくやれると思う。この2試合はチームとして、自分のことよりもチームが2連勝することにフォーカスしたい」植田はオマーン戦での失点シーンをこう振り返った。「あのシーンは僕のところで終わらせるのがベスト。クロスの対応のところでしっかりマークについていれば、問題なくクリアできていたので、チームというより自分のところでできたと思う。オマーンに負けたのは自分の中でも大きなことだったし、いろいろ考えた」大津高校の先輩・谷口とのコンビについても言及した。「なかなか一緒にやる機会はなかったし、(2021年6月の)セルビア戦が代表で初めてやったようなものなので探り探り。2回目となればお互いの良さが出せる。個人の良さを出しながら、サポートしていければと思う。大津に関わる人が応援してくれると思うので、応えられるようにしたい」今年に入って試合ができていないが、コンディションに問題はないと植田は言う。「(新型コロナウイルス感染症の)濃厚接触者になり家でひとりでトレーニングしたり。その後チームでクラスターが出て、今年に入って試合はできていないが、練習試合は意識高くやれているので、自分として問題なくここに来られている。ここに来た以上しっかりやっていきたい」CBの中で最年長の谷口も同日にメディア対応を行った。「とにかくいつ出番がきてもいいように継続して準備してきているつもり。CBふたりがケガで来られない中、間違いなくチャンスの幅が広がるのはここに来ているCBはみんな思っている。誰が出てもチームの勝利に貢献することが大事」谷口はチームファーストだと強調した。「勝つことしか考えていない。ここからスタメンの座を狙いにいくには、周りを納得させるプレーをしないといけないが、まずチームが勝つことしか考えていない。勝たないと、予選を突破しないことには始まらない。チームが勝つために自分のプレーができれば最高だが、そういう頭の中の順番。アピールという考えは大きくない。今は変な気負いもないし、変な自信もないし、結構自然体でやるべきことを準備できている」さらに谷口は攻撃面での自信も口にした。「特徴でもあるビルドアップは、自信を持って臨める。ブロックを敷く相手はどこにボールを入れられるのが嫌なのか、どこに入ればうちの攻撃がスムーズにいくとかなど、始まってみないとわからないところもあるが、始まってから見極めるところは自信がある。出し入れしながら、早い段階で探りながらつかんでいきたい。徐々に徐々に隙を突いていきたい」中国戦当日に25歳の誕生日を迎える板倉の頭にもチームの勝利しかない。板倉は1月25日・メディア対応に出席した。「ふたりが不在の中、ここでしっかり勝ち切ることが大事。もちろん自分がやってやるという気持ちでこの代表活動に来ているが、チームが勝つことしか考えていない。この2試合を終えて勝点6を手にしていることが大事。自分の良さは1対1で負けない。後ろからサッカーを作っていくこと。でもプレーどうこうよりも勝つことが大事」板倉は3人のCBについてもコメントした。「彰悟さんはフロンターレで一緒にやっているのでよく知っている。直君も何回か一緒にやっている。中くんとは一緒にやっていないけど、練習からコミュニケーションを取っていきたい。CBふたりだけの関係ではないので、誰とやっても一緒。誰と組んでも変わりないと思うが、彰悟さんのことはよく知っている、プレースタイルも性格も知っているので」サッカーにケガは付き物だと言う。「今までのキャリアを振り返ってみても出られないこともあったし、ケガ人が出て出られることもあった。大事な試合で結果を残すか残さないかでサッカー人生は大きく変わる。こういう試合で結果を残せる選手になりたいというよりならないといけない」また中谷は日本代表候補合宿での1月19日メディア対応でこう語っていた。「麻也君がいなくて変な言い方だが、チャンスはチャンス。CBの絶対的なレギュラーがいないので、アピールしていきたい。監督は攻撃の第一歩をGKからと言うが、広い視野を持ちながらいいパスを出していければと思う。(負けないポイントは)安定したプレーできるというのはひとつの強み。特筆して、対人で世界に勝てるかというのはタイプではないが、90分間通してブレずに戦い続けることができることには自信持っている」CBの前を守るアンカーであり、今回主将に指名された遠藤航、CBの後ろに控える守護神・権田修一はこのようにコメントした。遠藤「ケガ人が多い中でやらないといけないのは決していい状況ではないが、ほかにもいい選手はいるし、みんなで2試合勝てるよういい準備をしていきたい。前回とやることは変わらないし、お互いコミュニケーションを取っているところ。2試合ホームでできるのでそこはアドバンテージとしてポジティブに思っているし、厳しい戦いだと思うが、きっちり勝点6を取れるようにしていきたい」権田「代表チームの主将を務めるような選手がいないことはマイナスにしかならない。では、吉田選手がいないからチームがまとまらない、誰かがいないから勝てないというようでは本大会では勝てない。ほかの選手が代わって活躍するのが理想の形。本大会の時に『吉田選手がケガした』『コロナになった』というのは十分あり得る話。代えのきかない選手かもしれないが、日本代表なので不在を何人かで埋めていかないといけない。例えば僕や長友(佑都)選手、大迫(勇也)選手、酒井(宏樹)選手で補完していかないとと思っている」1月26日の試合前日会見では、森保監督がCBへの信頼を口にした。「これまでの我々の代表活動の中で吉田麻也、冨安がチームにもたらしてくれた貢献度は非常に大きいものがある。麻也、トミーが今回参加できないのは残念だが、一番痛い思いをしているのは本人。まずケガが直って充実したプレーが早くできることを祈りたい。麻也、トミーのいたポジションには新しい選手が入る。新しく入る選手だけではなく、チームとしてもコンビネーションを確認し、明日の中国戦に臨むことになる。代わりに入る選手ではなく、彼らは所属チームで力を発揮してこの代表にいる。自信を持ってやってほしい。誰かがいないから力が落ちたではなく、日本には力のいる選手は多くいる。チーム一丸となって戦って日本の総合力を見せていきたい」日本代表メンバーは以下の通り。【GK】川島永嗣(ストラスブール/フランス)、権田修一(清水)、シュミット・ダニエル(シントトロイデン/ベルギー)【DF】長友佑都(FC東京)、酒井宏樹(浦和)、谷口彰悟(川崎F)、山根視来(川崎F)、植田直通(ニーム/フランス)、中谷進之介(名古屋)、板倉滉(シャルケ/ドイツ)、中山雄太(ズウォレ/オランダ)【MF/FW】大迫勇也(神戸)、原口元気(ウニオン・ベルリン/ドイツ)、柴崎岳(レガネス/スペイン)、遠藤航(シュツットガルト/ドイツ)、伊東純也(ヘンク/ベルギー)、浅野拓磨(ボーフム/ドイツ)、南野拓実(リバプール/イングランド)、守田英正(サンタ・クララ/ポルトガル)、前田大然(セルティック/スコットランド)、堂安律(PSV/オランダ)、田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ)、久保建英(マジョルカ/スペイン)『W杯』アジア最終予選・日本代表×中国代表は1月27日(木)・埼玉スタジアム2002にてキックオフ。日本代表×サウジアラビア代表は2月1日(火)・埼玉スタで開催。2試合ともテレビ朝日系列、DAZNにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2022年01月27日第一関門は乗り越えた。11月11日、日本代表は『FIFA ワールドカップカタール2022』アジア最終予選・ベトナム戦を1-0でクリア。9・10月と黒星を喫していた2連戦の初戦で無事勝点3を獲得した。次は初戦のリベンジである。アジア最終予選も2巡目、日本は11月16日(火)(日本時間17日(水))・敵地でオマーンと対峙するのだ。3位と4位の直接対決でもあるオマーン戦には、もうひとつのテーマがある。決定力不足解消である。ご存じ通り、3勝2敗・勝点9でグループB3位に付ける日本はわずか4得点に甘んじている。5戦全敗で最下位に沈むベトナムと同じ最少得点だ。4勝1分・勝点13で首位を走るサウジアラビア、3勝1分1敗・勝点10で2位に続くオーストラリアは8得点。サウジ、豪州と同じ3失点で、得点数は半分となれば苦戦を強いられるのは当然である。確かに『W杯』予選は結果がすべて。1-0でも勝てばOKなのは重々承知している。ただ、4試合で10失点喫しているベトナム相手に63%もボールを保持し、14本ものシュートを放ちながら17分の伊東純也のゴールだけでは物足りない。欧州組の大半が飛行機の給油トラブルで合流が遅れ、ほとんどぶっつけ本番で試合に臨んだエクスキューズがあったとしてもだ。1トップの大迫勇也にボールが収まらないのも気になる。2-1のオーストラリア戦と1-0のベトナム戦、4人目まで同じ交代策なのも疑問が残る。モヤモヤした空気が漂う中、森保一監督は11月15日前日会見に出席し、抱負を語った。「初戦で敗戦を喫している相手。アウェイで厳しい戦いになるが、我々は勝点3が掴み取れるよう試合に全力を尽くしたい。負けた相手に次に勝つと言うだけではなく、我々が何を目標にしているか考えないといけない。『W杯』出場権を掴み取るためにタフに粘り強く戦って、次のつなげたいと思う」具体的にどのように戦うのか問われると、指揮官はこう答えた。「明日のオマーン戦は非常に難しい試合になると思うが、ホームであろうがアウェイであろうが、『W杯』に出るために1試合1試合出場権を得るためのトーナメントのつもりで勝ち抜いていく必要がある。メンタルだけでは勝てないが、絶対勝って次につなげる強い気持ちが必要。すでに2敗している中、選手も重圧がかかる中、アグレッシブに勇気を持ってプレーしてくれているので、明日の試合も勇気を持ってプレーしてもらえるよう監督として準備したい」初戦の反省点を改善するのか、前戦と同じ4-3-3の継続性か。選手たちに強調したい点を質問されると、このように返答した。「我々はふたつ準備することがある。前回の対戦を踏まえて我々が修正しないといけないところ。ただ我々が負けたがすべてが悪かったわけではない。できたことは整理して明日の試合に臨みたい。オマーンも最終予選を通して改善を重ねてマイナーチェンジしてきている。我々が上回れるよう整理していきたい。ここ2試合4-3-3でやってきたが、その流れをベースに戦っていきたい。ただシステムは試合が動いていない立ち位置であって、4-3-3であり4-2-3-1にもなり、3-5-3や3-4-3にもなり、試合の流れで臨機応変に可変していけるよう準備していきたい」サウジアラビアが首位を独走する現状をどう見るか聞かれると、次のようにコメントした。「結論を言えば我々はどんな厳しい戦いの中でも『2023カタールW杯』へ出場できると思っている」選手たちも自分たちが置かれた状況を理解している。11月13日~15日に実施されたメディア対応では口々にゴールへのイメージが語られた。伊東純也「自分がエースだと思ったことはない。得点に絡むことは仕事だと思うが、得点を奪うキャラではないと言うか、チャンスメイクで味方がいい位置にいたらそこへしっかりパスを出すことも大事。自分が自分がとはならず、しっかりベストな選択ができればと思う。自分の中の優先順位は縦へいって嫌なところにクロスを入れるのが高い。縦を切られたら中にいくというスタンス。試合に出たらやってやろうという気持ちは変わっていないし、自分が引っ張るという気持ちを出さないといけない」大迫勇也「厚みのある攻撃をしたい。チーム全体で押し込みたいし、それが日本代表の強みだと思うので、厚みある攻撃をして、攻守の切り替え、相手のゴールをどんどん狙う攻撃をしたい。相手のやり方もわかっている、弱点をどんどん突いていきたい。セットプレーも入る時は入るというイメージでやっている。あとはしっかりチームとして狙いどころを定めていく必要がある。蹴る人の質、入る人のタイミングをもっと確認しないといけない。勝点3を取るという気持ちが強すぎる気もする。もっと振り切って、チーム全体として点を取りにいくというシーンがあってもいいかなと感じる部分はある」南野拓実「先制点がすごく重要になるなと。あとどれだけ相手を押し込めるかというのが重要になるし、前回の試合に比べて攻撃細かいミスを減らすのも重要になるかなと思っている。ベトナム戦のように5バックで中盤をケアされた時にどう攻めるのかは、今後も『W杯』予選を突破する上では重要なひとつのポイント。ベトナム戦のゴールはサコ(大迫)くんに当てて僕が追い越してという速い攻撃で3トップが絡んだ。ああいうシーンはひとつの理想的な形。チャンスが全くないわけではないし、とは言えチャンスの数は増やしていきたい。基本的にはウイングがサコくんの裏のスペースを使っていければいいと思うが、個人的には8番の選手が追い越してそのスペースを使うのも効果的だと思う。どちらにせよサコくんが動いてできたスペースはうまく使えていないと思うので、うまく使っていければと思っている」古橋亨梧「代表でやり続けることが大事だし、コミュニケーションを取らないといけない。裏を狙うだけではなく、作る部分でも動き出してはたくなどもしないと。結果はもう少しだと思うので、隙があれば裏を狙う、スペースを見つけてシュートを狙いたい。ゴールに向かう選手をもっと増やしていかなければいけないと思う。僕は相手の嫌なところ、スペースを突いたり、味方と連動して動いたりしなければいけない。どこかに隙はあるので、そこを突いていきたい」堂安律「1対2、2対3で仕掛けているので、ひとりとひとりしかかみ合っていないので、単調な攻撃に終わっている。もっと3人目4人目、いろんな選手が湧き出てくるような攻撃、コンビネーションを見せていきたい。引かれるのは予想されるので、ブロックとGKの間が狭くなるが、そこを質高く狙えるよう意識したい。アジアで1-0で勝っても喜べない。勝利を大前提にエンターテナーとして見る人を楽しませるのも僕らの仕事なので、意識してやりたい。僕が出られれば活を入れるではないけど、刺激を与えたい。勝てばいいけど、勝つだけではだめ」田中碧「僕自身セットプレーをずっと蹴ってきた選手ではないので、何がいいのか何が悪いのかを試行錯誤している。入っていない、チャンスになっていないのは事実。それは自分の蹴るボールのクオリティの低さの責任だと思っている。せっかくセットプレーを取っても、チャンスにならなければ必然的に相手もファールなどを減らさなくてもプレーできてしまう。カウンターを避けながらクオリティの高いボールを蹴られるよう練習します」冨安健洋「セットプレーと言えば、スローインのボールロストが多いので、現代サッカーではスローインもセットプレーのひとつとして考えられる。スローインからサイドチェンジにつなげればチャンスが広がるので、話し合っていきたい。あとはコーナーキック、フリーキック。まずは自分のところにボールがくると信じて100%で飛び込むのがベースなので、それをさぼらず毎回やるというのが大事」日本代表の遠征メンバーは以下の通り。【GK】川島永嗣(ストラスブール/フランス)、権田修一(清水)、谷晃生(湘南)【DF】長友佑都(FC東京)、吉田麻也(サンプドリア/イタリア)、酒井宏樹(浦和)、谷口彰悟(川崎F)、山根視来(川崎F)、室屋成(ハノーファー/ドイツ)、板倉滉(シャルケ/ドイツ)、中山雄太(ズヴォレ/オランダ)、旗手怜央(川崎F)、冨安健洋(アーセナル/イングランド)【MF/FW】大迫勇也(神戸)、原口元気(ウニオン・ベルリン/ドイツ)、柴崎岳(レガネス/スペイン)、遠藤航(シュツットガルト/ドイツ)、伊東純也(ヘンク/ドイツ)、浅野拓磨(ボーフム/ドイツ)、南野拓実(リバプール/イングランド)、古橋亨梧(セルティック/スコットランド)、鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)、三笘薫(サンジロワーズ/ベルギー)、前田大然(横浜FM)、上田綺世(鹿島)、田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ)、堂安律(PSV/オランダ)果たして日本代表がこれまでのうっ憤を晴らす内容と結果を手にすることができるのか、それとも再びオマーンが返り討ちにするのか。『W杯』アジア最終予選・オマーン代表×日本代表は11月16日(火)(日本時間17日(水))・スルタンカブーススポーツコンプレックスでキックオフ。試合の模様はDAZNにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年11月16日アウェイ2連戦で勝点6の獲得をターゲットにする日本代表に逆風が吹く。『FIFA ワールドカップカタール2022』アジア最終予選・ベトナム戦に向けて準備を進める日本代表だが、不運なアクシデントに見舞われた。11月7日にリーグ戦を消化した欧州組がロシアの空港で給油トラブルのため足止めを余儀なくされ、ベトナム入りが半日ずれ込んだのだ。しかも機内から出ることは叶わず、24時間飛行機に缶詰めに。吉田麻也主将をはじめ、CB冨安健洋やMF守田英正、アタッカーの南野拓実、鎌田大地、伊東純也、古橋亨梧ら11人は11月9日に午前に到着するはずが、深夜に合流。ピッチ上での練習は1日のみ、ほとんどぶっつけ本番で試合に臨まなければならなくなった。さらに言えば11月8日にベトナム入りしたMF遠藤航と田中碧、アタッカー・浅野拓磨と三笘薫ら欧州組7人は日本経由での入国となった。欧州組はかくもタフな移動を強いられているのだ。それでも、森保一監督は前を向く。11月10日に行われた前日会見に出席した指揮官は次のようにコメントした。「昨日欧州からのチャーター機が遅れてしまい、チーム全体の練習ができなくなってしまったが、起こってしまったことは仕方ない。我々が試合に勝っていくために、大きな目標を達成していくためにはこうしたアクシデントを乗り越えていかないといけないと思っているので、しっかりリカバリーして明日の試合に臨みたい。選手たちには想定外のアクシデントはあって当たり前なので、それを乗り越えていこうとポジティブに伝えたい。足止めで機内にとどまらなければいけないのはストレスがかかると思うが、選手からはリラックスしていい休養が取れたと聞いている。チャーター機で来た選手と昨日練習できなかったのは残念だが、月・火と休養に当てられたことはポジティブに捉えている。選手たちにはイライラしたりするのではなく、起こっている現実を受け止めて我々が次へ向けて何ができるかということを働きかけたい」森保監督は合流が遅れた11人も先発の選択肢に入っていると言う。「明日のメンバー選考ではプレーできると考えている。最終的に今日の練習を見て判断したいが、選手たちは日常の所属クラブでのパフォーマンスを見て代表に呼ばれている。コンディションさえ戻してくれれば、日本のために力を発揮してくれると思っている」ベトナムの印象を問われると、森保監督はこのように答えた。「ここ近年非常に強いチームへと成長している印象。アジアでトップクラスだと思う。明日の試合は非常に難しくタフなゲームになると思うが、我々は完全アウェイの中でも勝点3を掴んで『W杯』へ前に進みたいと考えている」最終予選では2連戦の初戦をいずれも落としている課題について質問されると、監督はこう返答した。「おっしゃる通り9・10月と初戦は敗戦となっている。その経験を生かして、11月は初戦から勝利を掴み取らないといけない。ただ10月は9月の初戦の入り方を反省・改善した試合内容を見せられたと思う。結果としてサウジアラビアに敗れたが、内容としては自分たちの持っているもの、チームとして戦い方の矢を合わせられたと思う。やれる準備は特別なものではない。個の役割を明確にして、チームとして連携連動して合わせていく。ミーティングで絵を合わせられるようにしていきたい」厳しいゲームで勝点3を手にするか否かは決定力にかかっている。詰まるところ決めるか決めないかである。11月8日~10日には選手たちのメディア対応が実施された。ゴールを担うアタッカー陣は自身に求められる役割を理解していた。大迫勇也「ゴール前のところでチームとしてやるべきことを整理して臨みたい。僕らは11月の2試合で絶対に勝点6を取らないといけない。結果を残すためにチームとしてやるべきことをやるだけ。まず点を取るためにどうするか、失点しないためにどうするかを考えないといけない。僕個人としてはゴール前の連係を考えないといけないし、そこで違いを見せないといけない。(ポジション争いについて)まずは日本代表が試合に勝つことを考えて試合をしたい。誰が出ても、いい入りをしたい。日本がしっかり勝てればいいので、それしか考えていない。今までやってことも出していきたいし、ゴールでチームを勝たせるようにしていきたい」浅野拓磨「ベトナム相手にはサイドからの攻撃やクロスボールは絶対起点になると思う。絶対隙はあるので、それをモノにする。サイドで出ようが、トップで出ようが、絶対チャンスはくると思うので、あとは決めるか決めないかになってくる。絶対もぎ取って、勝ちたい。どのポジションでどういう状況で出るかで役割が変わってくるが、まず目指すところはゴール。スペースへ飛び出す動きや相手の隙を突く動きを狙っている。サウジ戦でもひとつのコントロールの質を上げていればコールにつながっていたんじゃないかというシーンもあるので、とにかくやり続けたい」南野拓実「飛行機のトラブルで24時間機内で、その前のフライト含めて30時間以上となり、コンディション的に難しい面があるかもしれないが、そこは割り切って、自分ができることをやるだけ。明日の結果に対して言い訳にならないし、言い訳にするつもりもないので、勝つしかない。自分たちは今難しい状況なので、どんな状況でも勝つしかない。いろんなことがあったが、プロとして準備して応援してくれるファンのために勝つだけ。(三笘薫、前田大然らについて)そのふたりは特徴的な選手なので、チームの助けになると思う。競争になるがそれはチームにとっていいこと。自分の特徴はゴールに関わっていくこと。あと数字にこだわること。今は誰が試合に出るというよりチームが勝つのが一番」三笘「初めて呼ばれてうれしい気持ちと最終予選の厳しい戦いでの招集なので責任感を感じている。どんなプレーでも日本の勝利に貢献できるプレーができればいい。チームの力になりたい。自分は出るとしたらサイドハーフかウイングだと思うので、自分の仕掛けでペナルティエリアへ入っていったり、スルーパスでアシストしたりはしていかないといけない。五輪代表の時も今回のA代表もチームの勝利に貢献するのは変わらない。自分は国内組から海外組へしか変わっていない。能力もそんなに伸びているわけではない。代表は自分がどう成長したか発揮する場ではないので、日本の勝利のために貢献することが大事。相手が引くことが多いかもしれないが、ボールを持てると思うので、ワンツーで抜けたり、ミドルシュートだったり、サイドからえぐったり、そういうことを狙っていきたい」前田「自分が出た時にはゴールを取ると心掛けている。厳しい戦いになっているし、勝たないといけないので、そういう中自分がゴールしたり、チャンスメイクしたりしていかないといけないと思っているのでしっかり結果を残したい。自分は練習から100%の力でやるというのを心掛けているので、100%がむしゃらにやれれば。目に見える結果を残していかないと代表では使われない。目に見える結果を練習から出していきたい。スピードの部分では負けないと思っているが、ほかの部分ではまだまだほかの選手に勝てないと思うので、そこは盗んでいければ。単純なスピードやそのスピードを何回も繰り返せるのは武器だと思っている。ただ最終的にメンバーを決めるのはスタッフ陣、自分は練習からしっかりやるのが大事」上田綺世「チャンスだと思っているし、久々と言うよりちゃんとしたメンバーで呼んでもらったのは初めて。選手(FW)は多くいるが、特徴は違う。自分にしかできないことをピッチ上で表現して、必要だと思われれば試合に出られると思うので、まずは自分にしかできないことを表現したい。ゴール前の駆け引きやゴールへの動き出し、何よりも結果を出してほしいと思われていると思うので、結果を出すためにやっていきたい。前から守備のスイッチを入れるのも必要」日本代表のメンバーは以下の通り。【GK】川島永嗣(ストラスブール/フランス)、権田修一(清水)、谷晃生(湘南)【DF】長友佑都(FC東京)、吉田麻也(サンプドリア/イタリア)、酒井宏樹(浦和)、谷口彰悟(川崎F)、山根視来(川崎F)、室屋成(ハノーファー/ドイツ)、板倉滉(シャルケ/ドイツ)、中山雄太(ズヴォレ/オランダ)、旗手怜央(川崎F)、冨安健洋(アーセナル/イングランド)【MF/FW】大迫勇也(神戸)、原口元気(ウニオン・ベルリン/ドイツ)、柴崎岳(レガネス/スペイン)、遠藤航(シュツットガルト/ドイツ)、伊東純也(ヘンク/ドイツ)、浅野拓磨(ボーフム/ドイツ)、南野拓実(リバプール/イングランド)、古橋亨梧(セルティック/スコットランド)、守田英正(サンタ・クララ/ポルトガル)、鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)、三笘薫(サンジロワーズ/ベルギー)、前田大然(横浜FM)、上田綺世(鹿島)、田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ)、堂安律(PSV/オランダ)FIFA ワールドカップカタール2022』アジア最終予選・ベトナム代表×日本代表は11月11日(木)・ミーディンナショナルスタジアムにてキックオフ。日本代表はその後11月16日(火)(日本時間17日(水))・スルタンカブーススポーツコンプレックスでのオマーン代表と対峙する。試合の模様はDAZNにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年11月11日早くもSAMURAI BLUE(サッカー日本代表)が前半の正念場を迎える。ご存じのように9月2日『FIFA ワールドカップカタール2022』アジア最終予選初戦はホームでオマーンを相手にまさかの0-1という黒星スタート……。8日・カタールで行われた中国戦は相手の守備ブロックに手を焼いたものの40分、右サイドを突破した伊東純也のクロスをゴール前で大迫勇也が合わせて先制ゴール! その後も日本代表が攻め続けるも追加点には至らず、1-0で勝点3を持ち帰ったのだった。次の相手はサウジアラビアとオーストラリアだ。ともに連勝スタートを切ったグループB最大のライバルである。サウジアラビア代表は第1戦・ホームでベトナムに3-1、第2戦・アウェイでオマーンに1-0、オーストラリア代表は第1戦・ホーム扱いのカタールで中国に3-0、第2戦・アウェイでベトナムに1-0と勝点6を獲得している。9月28日、前半戦の最大の山場となる2連戦に臨む日本代表メンバーが発表された。日本代表日本サッカー協会・反町康治技術委員長と日本代表・森保一監督はオンライン記者会見に出席し、抱負を語った。反町委員長「10月の2試合に向けて我々は粛々と準備を進めてきた。ジッダでサウジアラビアと埼玉でオーストラリア、この2試合に向けてスタッフでメンバーを選考し、今日に至った。我々でできる得ることをやり、勝点3を取って帰って来て、埼玉でも勝てるよう準備したい」森保監督「最善の準備をして試合に向かい、最大の勝点を掴み取れるよう全力を尽くしたい。まず目の前の一戦へ全力で準備しベストを尽くして戦うこと。チーム全体でやるべきことを共有して戦いたい。結果を持って、国民に喜んでもらい、選手のがんばりによってこのコロナ禍で大変な思いをしているみなさんに勇気を届けられればと思っている」10月7日(木)・サウジアラビア戦、12日(火)・オーストラリア戦に臨む日本代表のメンバーは以下の通り。【GK】川島永嗣(ストラスブール/フランス)、権田修一(清水)、谷晃生(湘南)【DF】長友佑都(FC東京)、吉田麻也(サンプドリア/イタリア)、酒井宏樹(浦和)、室屋成(ハノーファー/ドイツ)、植田直通(ニーム/フランス)、板倉滉(シャルケ/ドイツ)、中山雄太(ズヴォレ/オランダ)、冨安健洋(アーセナル/イングランド)、橋岡大樹(シントトロイデン/ベルギー)【MF】原口元気(ウニオン・ベルリン/ドイツ)、柴崎岳(レガネス/スペイン)、遠藤航(シュツットガルト/ドイツ)、伊東純也(ヘンク/ベルギー)、浅野拓磨(ボーフム/ドイツ)、南野拓実(リバプール/イングランド)、守田英正(サンタ・クララ/ポルトガル)、鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)、三好康児(アントワープ/ベルギー)、堂安律(PSV/オランダ)、田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ)【FW】大迫勇也(神戸)、オナイウ阿道(トゥールーズ/フランス)アウェイでのサウジアラビア戦は引き分けでよしとするのか、あくまで勝利を追求するのか問われると、森保監督はこのようにコメントした。「サウジ戦はアウェイで厳しい戦い、難しい戦いになることは覚悟して戦わないといけない。その中でも勝点3を目指して戦うことを準備しながら結果はどうなるかわからないが、勝点1を拾うということになるかもしれない。サウジは非常に攻撃力がある。ホームのアドバンテージで多くのサポーターの声援で我々に圧力をかけてくる。我々もいい守備からいい攻撃につなげることをアウェイの地でも発揮したいと考えている」第1・2戦に向けての準備の失敗を受けて、改善する点があるのか質問されると、指揮官はこう返答した。「試合に向けてやらなければならないことはたくさんあるが、できるだけ細部を詰めて準備をするということを9月の経験を踏まえて、さらに準備の質を上げていかなければならない。その中でひとつ大事なことは選手たちが所属クラブへ戻り、それぞれの役割を求められて代表と違うギャップもあると思うので、限られた時間の中で代表としての戦うコンセプト、選手たちの役割に切り替えてもらわないといけない。9月の反省はクラブと代表のギャップを埋められなかったということがあるので、今回は選手にクリアになってもらうための働きかけをしていきたい。それから欧州、日本も涼しい気候になってきたが、暑いサウジアラビアで戦うのは厳しい。我々は距離感よく戦わないとパフォーマンスの連係・連動が難しくなってくるので、距離感を詰めていきたい。9月はクラブと代表のギャップとコンディションの部分が難しかった。今回はプラス、サウジの気候の部分もしっかり準備したい」橋岡、三好、田中の『東京五輪』組ら新たに加わったメンバーについてはこう言及した。ハ「新しく加わってくれた選手たちには個々の良さを発揮してもらいながら、チームとして連係・連動してもらえるようにしていきたい。新たなメンバーに見えるかもしれないが、これまでも活動の中でいたメンバー、早くチームに馴染んでほしい。選手をどう起用するかは試合の流れ、状況によって使える選手、使えない選手が出てくるが、起用については全く問題ないと思うし心配もしていない。周りとの連係も活動期間ですり合わせてもらえば十分能力を発揮できると思うし、チームとして機能すると思う。チームとして誰が出ても機能するよう準備していきたい。これまでA代表と東京五輪のチームの監督をさせてもらい、幅広く選手を見させてもらって、彼ら経験の浅い選手も心配なく招集させてもらった。これまでも1チーム2カテゴリーでやってきたので、その辺は心配なく招集させてもらった。経験の多い選手をもっと招集するかについてもコーチングスタッフと議論した。結果として経験の浅い選手が多くなったが、国内外のチームを視察し、どういうチーム構成がいいか、どういう選手をピックアップすればいいかを考え、今回戦うベストの布陣と思っている。若い選手には『このチームに絶対残るんだ』『この2試合で自分の存在を発揮するんだ』というハングリーな気持ちをチームのエネルギーにつなげていってほしい」田中に期待することについてコメントを求められると、以下のように語った。「アグレッシブにプレーできる、攻守に絡める選手。まず練習から自分の良さをアピールしてほしい。A代表でこれから定着していくためにまだまだ経験が浅いので、ハングリーな気持ち、アグレッシブな気持ちを練習から見せてほしい」サウジ戦は出場停止となる伊東の合流時期を聞かれると、こう答えた。「サウジアラビア戦に向けてのチームの一員として参加してもらう。試合は出場停止で出らないが、準備してもらう。9月の代表招集の反省としてコロナ禍ではケガなどでの選手の入れ替えができなかった。だから通常の招集人数よりもプラスで招集させてもらって、対戦相手を見て選手の入れ替えをしていきたいということで今回のメンバーになった」伊東を出場停止で久保建英、古橋亨梧をケガで欠く2列目について質問が飛ぶと、監督はこう返した。「ケガで久保、出場停止で伊東が試合に出られない。中国戦からメンバーを変えないといけないというのは、勝利した流れからそのままいきたい部分もあるが、毎試合毎試合相手を分析して、メンバーを変えていなくてもメンバーの構成は考えている。サウジアラビア戦でも我々の力を最大限には発揮できるメンバーを選んでいきたい。伊東、久保が出られなくても『俺がやってやろう』と思っている力がある選手、経験がある選手がいるので、サウジ戦に向けて選手たちには勝利のために自分のパフォーマンスを思い切り出してほしい。ケガやコロナで招集できなかったり、いろいろアクシデントはある。出た選手が日本のために走って戦ってくれればと思っている」森保監督のサウジ評、豪州評は次の通り。「サウジもオーストラリアも非常に力のあるチーム。アジアのトップを走る非常に力のあるチーム。最終予選に出てくるチームはどこも強いが、『W杯』の出場経験を見ても彼らは力を持っている。サウジアラビアは非常に攻撃的で非常にアグレッシブに戦ってくるのは彼らの試合を見ても感じている部分」難しいコンディションの見極めについて、森保監督はこのように対応すると言う。「今回の招集の前に欧州で多くの選手を直接見ている中で、コンディション的にも上がっているのを感じている。国内組に関しては私は映像で確認し、コーチングスタッフから報告も上がっている。夏場、連戦ということで調子のいい選手、疲労が見える選手の報告が上がっている。9月は気候や時差など本来の力を発揮しづらい中、どう絵を合わすのかが足りなかった。それは私の責任。今回の10月、気候の違う完全アウェイでしっかり戦えるよう準備していかないといけない」キックオフ時間は9月28日現在決まっていないと反町委員長は説明した。「キックオフ時間はまだわからない。夜でも早い時間か、遅い時間かで気温・湿度が違う。スタジアムの人数は5万人収容のところで60%入ると聞いている。街中を見てもマスクをしている人が多いかというとそうでもない。日本のように手拍子だけで応援するというよりも、我々としては完全アウェイの形になるだろうと思っている」日本代表は『FIFA ワールドカップカタール2022』アジア最終予選グループBで10月7日(木)・キング・アブドゥッラー・スポーツ・シティにてサウジアラビア戦、12日(火)・埼玉スタジアム2002にてオーストラリア戦と対戦。サウジアラビア戦はDAZN、オーストラリア戦はテレビ朝日系列、DAZNにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年09月29日もう負けられない。日本代表は2大会連続で『FIFA ワールドカップカタール2022』アジア最終予選黒星スタートとなった。9月2日、人数をかけて中央を固めるオマーンを崩せず、後半43分に一発のカウンターを決められたのだった。ただ落ち込んでいる暇はない。試合後、吉田麻也主将が「負けるべくして負けた」と振り返る低調なパフォーマンスから5日後、戦いの舞台をカタール・ドーハに移し、中国戦を迎えるのだ。9月3日から6日にかけて、選手たちのメディア対応を行われた。勝点3が求められるアジア最終予選第2戦へ向けて、日本代表選手たちは覚悟を口にした。冨安健洋「オマーン戦は難しい展開、苦しい展開の中で負けてしまった。内容が悪くても結果は譲らないことが最終予選では必要。次の中国戦はどんな内容であれ、内容が伴えばいいが、勝点3が必要になる。チャレンジしてアグレッシブにプレーすることが必要だと思う。いろいろ考えすぎず、シンプルに考えていつも通りプレーできれば」守田英正「最終予選という大事な大会の初戦という絶対に勝たないといけない中で敗戦。自分が入ることで少しでも雰囲気をいいものにしたい。まず自分たちに矢印を向けるのは当然。その上で相手の分析や戦術がある。まず100%持っているものを出せる準備が重要」大迫勇也「言い訳できない、負けたので。問題はたくさんあったと思うが、チームの中でしっかり話し合って解決するのが一番。相手にうまく対応されたが、対応された中でしっかり自分たちが解決するのが大事。(中国戦に向けて)もう後がないと言うか、次は絶対に勝たないといけない試合。必死に勝点3を取りにいく。戦術うんぬんよりも個々で負けない。もう割り切ってやるしかない。しっかり割り切って勝つために自分に何ができるか、各々考えて試合に入らないといけない。いい準備をすれば、いい結果が得られると思うので、体の準備と心の準備と頭の準備をしっかりしていかないといけない」川島永嗣「最終予選の初戦で勝てなかったことで、自分たちの本当の力が求められと思うし、自分たち自身に集中して覚悟を持って進めるかが本当に大事。1試合終わって勝点0、ここから厳しい戦いになっていくと思うが、予測できないことが起こるのが最終予選。相手の出方も変わってくるのが最終予選。何となくうまくいくことはない。どのチームも『W杯』に出るために全力でくる。勝点が取れなかったのは残念だが、ここからが本当に大事だと思うし、チームメイトにも伝えている」原口元気「『W杯』でプレーしたいという気持ちをどれだけピッチで表現できるか、どれだけ気持ちを乗せられるか、気持ちを表現できるかをフォーカスしたい。初心に帰るのは大事。『W杯』でプレーしたいとやっていた5年前、いろんな経験してそこに対する飢えが4・5年前の方が強かった。『W杯』でベルギーに負けてまた出たいリベンジしたいという気持ちはすごく強いが、どれだけ熱意をよみがえらせられるか。それがないなら試合に出ないほうがいい。自分にはその熱は十分あると思うし、日本代表のために熱くプレーできると思うし、うまくコントロールして試合で気持ちを表現したい」室屋成「(オマーン戦について)自分たちのやりたいことができなかったし、相手も研究していた。もっともっと高めていかないといけない。相手が最後のところでブロック敷いてうまくやらせなかったのが一番だが、ボールしかけて失った時にチームとして切り替えて回収しないと、そういうところで攻め込めたらと見ていて思った。(中国戦に向けて)前の選手は強力な選手、一発もある選手もいるので、こういう最終予選では0で進めるのが大切なので、うまくやらせないようにしたい。今まで代表でやっているプレーを見せたいと思うし、誰かの代わりというプレーはできないので、自分のプレーをしっかり出せたらいいなと思う」山根視来「(オマーン戦について)相手の準備期間が長く、日本が短かったが、そんなものは関係なく、勝点3を取りにいかいないといけない。もう絶対に負けられない状況になってしまったので、もう一度最終予選がどういう戦いなのか理解して戦う必要がある。(中国戦に向けて)帰化選手が何人かいたり、また球際に激しく来る印象が昔からある。まず気持ちで負けないようにしないと、勝点3を持ち帰れないと思う。縦や横だけではなく、斜めのパスは相手も嫌がるので出してもいい。オマーン戦でも対角のパスとか少なかったので、サイドチェンジのパスも有効だったかもしれない」昌子源「コロナ禍で難しい状況だったが、ホームだから勝たないといけない。試合の入りだったり、全員が勝つ思いでやっていたが、その中でも勝たないといけない。残り9試合絶対に勝たないといけない。オマーン戦は非常に残念。次の試合は内容はもちろん大事だが、まず勝点3を持ち帰らないといけない。ホーム開幕戦でやってはいけない試合をした。もう二度とこういう試合をしない。代表チームは国民の喜ぶ試合をしないといけない」鎌田大地「(オマーン戦について)僕にとってもチームにとっても難しい試合になった。それでも勝ち切れればよかったが負けてしまった。でも結果は仕方ないので、勝ち続けて、あの初戦の負けがあったけど、そこから自分たちが変われたというふうにしないといけない」遠藤航「オマーン戦の分析もしたし、みんなとも話したが、サイドのところを起点にどうやれたかというのはある。右は(伊東)純也がサイドに張って、左は(原口)元気くんが中へ入って(長友)佑都くんのオーバーラップを生かした方がよかったかもしれない。中に入ってくれば(鎌田)大地と(柴崎)岳と僕で4人にでき、よりボールを奪えたかもしれない。右からのクロス、左からのクロスに対して人数かけて入るとか、サコ(大迫勇也)くんのサポートができたかなと思った。(中国戦に向けて)先のことを見ずに1試合1試合戦っていかないと『W杯』へ行けない。ホームで勝てなかった以上、次は勝点3を取らないといけない。残り試合全部勝っていかないといけない」吉田麻也「チームが苦しい時に引っ張れる選手になりたい。真価が問われていると思うし、チームをいい方向に導きたい。初戦も頭では理解していたと思うが、やはり足りなかった。チームとしてあってはならないことだし、アジアを相手にホームで戦う上でやってはいけないゲーム。次の試合からもう一回気持ちを入れ直してやっていこうと思うし、やっていかないといけない」中山雄太「相手というより1戦目の反省があり、僕らがやるべきことをやる。1戦目はそこが課題として挙がってしまった。まず自分たちが自分たちのサッカーをするというのが優先順位」オナイウ阿道「僕がスーパースターで来ているわけではなく、僕ひとりでチームを勝たせられるわけではない。中国戦に向けて、チームとして勝てるように準備していきたい。気負いは必要ない。自分が今までやってきたことを出すスタンスを変えないで自分らしさを出していきたい」伊東純也「ちょっと仕掛けるシーンが少なかったので、ちょっと不利な状況でも仕掛けていこうと思っている。中国の映像を見て、イメージは作っている。ひとつひとつが『W杯』につながる試合の中で<相手がしっかり対策してくる中で、もうこういう思いはしたくないのでしっかり上回っていけるようにしたい」SAMURAI BLUEのメンバーは以下の通り。【GK】1川島永嗣(ストラスブール/フランス)、12権田修一(清水)、23谷晃生(湘南)【DF】5長友佑都(-)、22吉田麻也(サンプドリア/イタリア)、4佐々木翔(広島)、21山根視来(川崎F)、3室屋成(ハノーファー/ドイツ)、2植田直通(ニーム/フランス)、13中山雄太(ズヴォレ/オランダ)、16冨安健洋(アーセナル/イングランド)【MF】8原口元気(ウニオン・ベルリン/ドイツ)、7柴崎岳(レガネス/スペイン)、6遠藤航(シュツットガルト/ドイツ)、14伊東純也(ヘンク/ベルギー)、19守田英正(サンタ・クララ/ポルトガル)、9鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)、11堂安律(PSVオランダ)、17久保建英(マジョルカ/スペイン)【FW】15大迫勇也(神戸)、18古橋亨梧(セルティック/スコットランド)、10オナイウ阿道(トゥールーズ/フランス)9月6日には森保一監督も取材対応を行った。中国戦に向けてのアプローチについて問われると、指揮官はこう答えた。「最終予選ということで今までとは違う強度の高さはあるので、一戦目の結果も踏まえてもっと上げていかないといけない。選手としてチームとして相手を甘く見ているわけではないが、相手のモチベーションや準備してきたものを上回っていくよう共有している。相手は一戦一戦変わっていくのでオプションを持っていないといけないが、これまでやってきたベースをしっかりチームとして持ちつつ、さらに対戦相手を上回っていけるよう持っていきたい」中国戦の分析について、こう語った。森保「個の能力が非常に高い選手が多いという印象。プラスチームとしてシステマチックに可変システムを使って相手を攻略する戦術を持っている」カタール・ドーハの試合環境については、このようにコメントした。森保「こちらに来て暑い中トレーニングして選手はきつそうだが、個々のコンディションを上げていく、チームのコンディションを上げていくということで、強度の高い練習をやっている。冷却システムのあるスタジアムでやるが、涼しいところでやった後に暑いところでやるのは難しいが、日本やこちらの暑い中でやってきて、空調の効いた中でやるのはやりやすい、プラスになるのではと思っている」さらに森保監督は海外組のコンディションについて言及した。「フィットネスの部分で本来持っている100%ではない中、現状でできる100%でどう戦術に生かしていくかというのはオマーン戦の反省として伝えた。海外組は新シーズンで戦術をインプットしないといけない中で代表に来て、選手たちに意思統一できる絵を渡すことが私自身の反省でもある。我々も最終予選の厳しさは覚悟している。相手も死に物狂いで準備してくるのを上回っていかないといけないといけない」『FIFA ワールドカップカタール2022』アジア最終予選グループB・中国代表×日本代表は9月7日(火)・ハリファ国際スタジアムにてキックオフ。試合の模様はDAZNにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年09月07日A代表に『東京2020オリンピック』を戦ったU-24日本代表が融合する。『FIFA ワールドカップカタール2022』アジア最終予選に臨むメンバー24名が発表された。8月26日、日本サッカー協会・反町康治技術委員長と日本代表・森保一監督がオンライン記者会見に出席、最終決戦を前に意気込みを語った。反町委員長「いよいよ『W杯』本大会へ向けた最終予選がスタートする。コロナの状況がよろしくなく、厳しい中での最終予選となる。でも我々は日本で初戦をスタートできることをうれしく思う。最終予選は今まで行ってきた2次予選とは全然違うものになると思う。初戦の重要性やアウェイの過酷な環境、そしてコロナ禍の大変な状況で行われる。そんな中でも日本の良さを前面に出していきたい」森保監督「いよいよ最終予選を戦うことになる。厳しい戦いの連続になると思うが一戦一戦最善の準備をして、厳しい最終予選を戦い、『カタールW杯』へ駒を進めたいと思う。我々はホームでスタートすることができる。コロナ禍でたくさんの地域が緊急事態宣言の制限があり、国民は大変な生活を強いられている。選手のがんばりを見て、励ましのエールとなるような戦いをしたいと思うので、応援をよろしくお願いします」9月2日(木)・オマーン戦、7日(火)・中国戦に臨むSAMURAI BLUEのメンバーは以下の通り。【GK】川島永嗣(ストラスブール/フランス)、権田修一(清水)、谷晃生(湘南)【DF】長友佑都(-)、吉田麻也(サンプドリア/イタリア)、佐々木翔(広島)、酒井宏樹(浦和)、山根視来(川崎F)、室屋成(ハノーファー/ドイツ)、植田直通(ニーム/フランス)、中山雄太(ズヴォレ/オランダ)、冨安健洋(ボローニャ/イタリア)【MF】原口元気(ウニオン・ベルリン/ドイツ)、柴崎岳(レガネス/スペイン)、遠藤航(シュツットガルト/ドイツ)、伊東純也(ヘンク/ベルギー)、南野拓実(リバプール/イングランド)、守田英正(サンタ・クララ/ポルトガル)、鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)、板倉滉(シャルケ/ドイツ)、堂安律(PSV/ドイツ)、久保建英(マジョルカ/スペイン)【FW】大迫勇也(神戸)、古橋亨梧(セルティック/スコットランド)オーバーエイジを除いた『東京五輪』組は久保や堂安をはじめ、冨安に板倉、中山、谷の6名にとどまった。U-24世代からの昇格の少なさについて指摘されると、森保監督はこう答えた。「メンバー招集に関して、『東京五輪』から『カタールW杯』最終予選への流れもあるが、今回谷だけがA代表の経験を持っていなくて最終予選に臨む。多くの選手はA代表ですでに活動していたので、そういう印象になるのかなと。『東京五輪』のメンバーでこの中に選ばれてもおかしくない選手はいる。ただ本人のコンディションであったり、クラブでの日常も考え、それが本人のため、日本のため、クラブのためになると考え、今回の選考につながった点はある」オマーン、中国に対する分析、戦い方などを問われると、指揮官はこのように返答した。「これまでのオマーン、中国の2次予選を見た時、個々の良さを生かしながら、かつ組織的に戦える2チームと思っている。オマーンは(欧州での事前合宿で)1か月、中国は(すでにドーハ入りし)2週間、戦術の上積みがあり、我々に対する対応策を持って試合に臨んでくると思う。アタッカー陣はゴールへ向かって推進力があり、ゴールに絡む選手も多い。守備陣は個の力で止められる、組織的にも守れる、洗練した戦術も持っているという印象。(オマーン戦について)過去のデータの部分ではポジティブに受け止めたいが、最終予選に出てくるチームは難敵ばかり。オマーン代表とは私が監督になってから『アジアカップ』で戦ったことがあるが、監督も選手も代わっている。チーム力は非常に上がっていると分析している。どの試合も難しい戦いになると思うが、選手の持っている力を100%発揮できるよう準備したい。難しい試合ばかりだと思うが、我々が勝つんだという強い気持ちで臨みたい。(中国代表の帰化選手について)今把握している中では4名の帰化選手と理解している。アタッカー陣、帰化選手を中心に攻めてくるので準備していかないといけない」『東京五輪』を経て、森保監督はチーム作りについて次のように手応えを口にした。「五輪は五輪で目標を持ちながら戦ってきた中で、これまでの五輪代表の活動、A代表の活動すべてが日本のサッカーのためになると考えながら1チーム2カテゴリーで戦ってきた。五輪代表は守備の選手がオーバーエイジで加わり、五輪メンバーをそのままA代表に移行しながら、また融合しながらチームのレベルアップにつなげていきたいと考えている。『五輪』をどう生かすかというよりA代表のさらなる強化のために2チームで活動していたので、違和感なく融合してチーム作りを進められるのかなと思っている。どれぐらい前進したかはみなさんに評価していただければ。『五輪』に出た選手は間違いなく全員がレベルアップにつながる経験ができたと思っている。日本代表を目指している選手は『五輪』の戦いを見てくれたと思っている。計6試合世界の強豪と戦った中で日本代表の強みと最後に足りなかった部分が出てきた。そこは一人ひとりが感じて、選手個々の成長につなげてくれると思う。準決勝、3位決定戦と勝利することはできなかった。スペインは6名A代表の経験があり、そこにオーバーエイジ3名が入り、A代表に準ずるチームで臨んでくれた。我々はこれを基準に世界で戦うためにレベルアップしていきたい」2020年11月の欧州遠征以来の招集となる柴崎岳についてはこうコメントした。「このタイミングでの招集だが、これまでも3・6月と招集しようとしたが、所属クラブの状況を見ながら様子を見ていた。所属クラブで結果を出し、1部昇格してもらった方が本人のため、日本のため、クラブのためになると思っていた。ただケガもあり招集できなかったことが現実としてある。スペインでの新シーズン、レガネスでも中心としてやってくれている。コンディション的にも非常にいいということで招集させてもらった。ボランチとしてチームの勝利に導いてくれるよう攻守に貢献してほしいと思っている。彼は『ロシアW杯』でも中心として戦ってきた。世界で戦うため、世界に勝つために我々がやらないといけないことを彼は把握している。目の前の試合に勝ちにいくとともに高い基準を持ってチームを引っ張っていくようプレーしてもらいたい」さらに森保監督は新天地セルティックで活躍する古橋、所属クラブが決まっていない長友について言及した。「まず古橋から。セルティックへ移籍して得点という形でもチームの勝利という形でも、セルティックというスコットランドの強豪の中で力を発揮している。素早い動きからゴールを奪う、チームメイトと連携しながらチャンスを作るという彼の良さを生かしている。長友は現在所属クラブがなく、一般的に不透明なところがあると思われ、コンディションもわからないところがあるかもしれないが、彼の所属先の道筋も聞いているし、コンディションも把握して招集している。メンバーに選んでいるので、試合に臨んでもらうつもりでいるが、トレーニングでコンディションを確認し、起用法を考えていきたい」日本代表は『FIFA ワールドカップカタール2022』アジア最終予選グループBでオーストラリア、サウジアラビア、中国、オマーン、ベトナムと上位2枚のキップを争う(3位はプレーオフに進出)。初戦のオマーン戦は9月2日(木)・市立吹田サッカースタジアム、中国戦は7日(火)・カタール・ドーハにてキックオフ。抽選販売において引き換えられなかったオマーン戦のチケットはチケットJFAにて8月28日(土)午前10時より追加販売。オマーン戦はテレビ朝日系列、DAZN、中国戦はDAZNにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年08月27日久々に骨のある相手だ。ミャンマー戦からキルギス戦までの5試合で唯一勝敗が論点となる試合である。『FIFA ワールドカップカタール2022』アジア2次予選突破が求められた5月28日・ミャンマー戦はオール海外組で臨んだ日本代表が10-0でノルマを達成した。ジャマイカ戦が中止となり6月3日に急遽組まれたU-24日本代表戦は強度の違いを見せ付けて3-0の快勝。国内組7人を先発に並べた6月7日・タジキスタン戦は相手の堅守速攻に手を焼いたもの4-1で勝利、チームの底上げと結果の両立を果たした。続いて対峙するのがセルビア代表である。FWルカ・ヨビッチやMFフィリップ・コスティッチ、ドゥシャン・タディッチ、セルゲイ・ミリンコビッチ=サビッチら主力は来日していないが、ドラガン・ストイコビッチ監督率いる若きセルビア代表は侮れない。6月7日のジャマイカ戦は1-1に終わったものの来日して1週間、若いメンバーは日に日にコンディションを上げている。接戦、さらには苦戦も予想されるセルビア戦ではあるが、日本代表の面々は楽しみにしていた。「今までやって来た部分を出すという意味では変わらない。予想される試合の展開とかはアジア相手とはちょっと変わってくる。メンツを見ても今までの相手よりも実力がある。こういう時期に欧州のチームとやれるのは僕らにとって有意義。今までやってきたことをぶつけた上でどういう結果になるかは楽しみ。(リバプールでチームメイトだったマルコ・グルイッチについて)少し連絡を取った、仲がいい選手のひとり。彼は体が大きく技術も高く中盤でボールもさばける。こっちとしては厄介な選手で、相手にとって重要な選手じゃないかと思っている。(相手の可変システムについて)個人的にひとつのポイントは両サイドハーフのプレッシャーのかけ方になると思うので、今日の練習でしっかり話し合えればと思う」(南野拓実)「まずは勝ちにこだわりたい。今回一番いい相手。まず勝つことだけを考えてプレーしたい。その上でチームとして森保(一)さんが求めることをやりながら、コンビネーションの質を上げていきたい。セルビアはフィジカル面で強いイメージがある。逆にすぐカッとなってしまうなど人間的に弱いと感じる部分もあるので、日本が狭い距離感でやっていければ、だんだんイライラして自分たちのプレーできなくなるんじゃないかなと思っている」(鎌田大地)「強い相手とやる方が楽しいし、個人としての良さも出しやすいと思う。やっぱり欧州など自信を持っているチームの方が1対1になるので。サイドで1対1になれば勝つ自信がある、相手も攻撃してくるので」(伊東純也)「僕個人として代表で欧州のチームとやるのは初めて、アジアのチームとは違い強い相手。ポルトガルでやってきたが試される場だと思う。ここでしっかり活躍して勝利に貢献できれば次の可能性につながっていく。ポルトガルへ行って個で負けない、局面を打開するのは成長していると思うので、そこを見てほしい。この半年でできることが増えて、戦えるか試される大事な試合。レベルの高い試合になると思うし、率直に楽しみ」(守田英正)「テクニック、フィジカル的にも優れている選手がたくさんいるので、今までの2次予選とは全く違うサッカーになってくると思うし、厳しい試合になると思う。目の前の相手が強いからこそ、自分たちの立ち位置、ポジショニングをしっかり考えて戦いたい。フィジカル面で上回られるチームと戦った時にどう自分たちのストロングを出すか。目の前の相手と戦うのか、ボールをもらう前のポジショニングだったり、勝負をしない立ち位置というのを常に一人ひとりがしていかないと、フィジカルの強いチームには勝てない」(長友佑都)「自分の特長を出したい。もっと攻撃的で面白いサッカーを見せられれば。自分の良さをピッチ内で示していくだけ。(酒井)宏樹くんがこの代表で出続けているし、チームに貢献しているのですごくリスペクトしているが、大事なのは自分がピッチに立った時にどうプレーするか。試合に出る時はいつもそこだけに集中している」(室屋成)「セルビア×ジャマイカは食事の時に流れていたので、ある程度知っている。日本人にはない体格の部分があるし、欧州はすごく強い。このキャンプ、4試合の中で一番レベルが高い相手なので、激しくなると思う」(小川諒也)「セルビアは力があるなと映像を見てすごく感じた。欧州の選手たちとやる機会は多くないので、貴重な機会を大事に戦っていきたいし、自分がどれだけバトルできるのかしっかり出し切りたい。チームとしても勝つために色々合わせていかなければいけない。試合の中で、臨機応援に対応しながら進めていければ」(谷口彰悟)「個の部分で勝つのは当たり前だが、日本の良さは組織で守れることだと思うし、そういったところをたくさん出していければいいなと思う。局面では自分の個の強さであったり、一人ひとりの個の強さが重要になってくる部分もすごく大事になる。そういった局面では負けないことを意識したい」(植田直通)「欧州の選手の方が個で打開しようとする。FWだったら周りにサポートの選手がいなくても、ボールを収めて、まずマイボールの時間を作って、あわよくばターンしてそのままゴールへ向かう。そういう個の意識の違いがある。今回のセルビアはアピールしたい選手もたくさんいるだろうし、“1本のシュートを決めて、次の代表にも生き残るんだ”という思いを持つ選手もいるはず。そこにも注意しなければならない。(タジキスタン戦で)失点したからこそ、もう一度引き締め直して、集中して入れる気はする」(権田修一)「ある程度アグレッシブにくる時間帯があると思うので、そういう時には自分に一枚食い付かせてフィールド内の数的有利を作りたい。それにどんなシュートがきても無失点で終わることを一番の目標にしたい。大柄の選手がいてセットプレーとかクロスボールに対して、自分の強みである高さを出していければ。その上でシュートストップして無失点で終われればいいなと。見ている人も接戦を望んでいるだろうし、やる側としても歯応えのある相手の方がチームの成長につながる」(シュミット・ダニエル)戦線離脱したエース大迫勇也に代わって追加招集されたオナイウ阿道は、純粋に試合を待ち望んでいた。「今回は予選があって親善試合もあり、活動期間が長いので、FWとして結果を残したい。より結果というものにフォーカスしていかなければならない。本当にスタート地点に立たないといけない。同年代、下の世代の選手はずっと先を行っているので、自分も追い付いていかないといけないし、追い抜いていかないといけない。ゴール前で起点になりながら最後ボックス内で勝負できればと思っている。個人のレベルが高いので、ビルドアップに自分が入らなくても、しっかり前へボールを運んでくれると思うので、CFとしてしっかりゴールを取れればいいなと思っている」選手だけではない。指揮官もセルビア戦を楽しみにしていた。6月10日の前日会見で森保監督は次のようにコメントした。「セルビアという強豪と試合できることを楽しみにしている。この戦いで我々が世界で勝っていくための基準を確かめられるし、我々がどの位置にいるか測る最高の相手だと思う。攻守にインテンシティが高く、スピードもある。時間とスペースのない中での戦いでどれだけ相手を上回っていけるか、選手たちにはトライしてほしい。FIFAランキングも我々は28位で、セルビアは25位だが、実際は25位以上の力を持っていると思う。今回『キリンチャレンジカップ』でセルビアを呼んでもらい、試合ができることに感謝したい」相手をどのように分析しているか問われると、こう答えた。「セルビアは攻撃力も守備力もレベルが高いチーム。ポルトガル戦はカウンターで点を取り、アイルランド戦も縦に速い攻撃で点を取っている。遅攻でもビルドアップできる選手がいる。簡単にボールを握られないように我々はいい守備をしないといけない。相手の起点をしっかり潰せるようにしたい。ただ守備だけでは終わらないようにいい守備からいい攻撃へつなげるよう、相手の嫌がることができるよう今日の練習で詰めていきたい」選手起用について質問されると、指揮官はこのように返した。「U-24代表戦のスタメンが中心になってくると思う。そこからタジキスタン戦を見て、何人かを入れ替える形にしていこうかと思っている。最終的には今日のトレーニングを見て決めたい。相手も3バックのチーム、いろいろ考えないといけない。ジャマイカ戦の前半は4-1-4-1、4バックから3バックの可変システムで、後半は本来の3バックを使ってきた。選手にはコンパクトにきても3バックできても柔軟に対応できるかどうか、形を変えることも考えたい」また森保監督は大迫不在の戦い方についても言及した。「ここで無理をしてケガを悪化させてしまうと彼の所属チームでのプレーに影響してしまうし、我々の戦力ダウンにもつながる。今は無理する時ではない。大迫自身はすごくやりたがっていたが、ここは我慢。リスクを負う時ではないという判断で、離脱を決定した。大迫は存在が大きいのでチームにとって痛いが、彼がいつもいてくれるわけではない。大迫がいない時のチームの戦い方をここで作っていくことはチームにとってプラス。タイプは違うが、いいFWがいるので、経験を積んでいってもらって、最終予選へ向けて、幅を広げる、チーム力を上げるいい機会だと思っている。そもそも選手たちは“自分が負けている”なんて全く思っていないと思うので、我々やファンに存分に自分の良さを発揮してくれればと思っている」『キリンチャレンジカップ2021』日本代表×セルビア代表は6月11日(金)・ノエビアスタジアム神戸にてキックオフ。試合の模様はフジテレビ系列にて生中継。この後日本代表は15日(火)・パナソニックスタジアム吹田にて『FIFA ワールドカップカタール2022』アジア2次予選兼『AFCアジアカップ中国2023』予選・キルギス戦に臨む。こちらはフジテレビ系列、NHK BS1にて生中継。
2021年06月11日本日5月28日、『FIFA ワールドカップカタール2022』アジア最終予選進出を決める。ミャンマーに勝てばSAMURAI BLUE(日本代表)の2次予選突破が決まるのだ。5月27日には前日記者会見がオンラインで行われた。日本代表・森保一監督はミャンマー戦に向けて、次のように抱負を語った。「まず『W杯』最終予選、『W杯』へ向けて、2次予選突破を明日のミャンマー戦で決められればと思っている。2次予選突破が決まれば、そのあとの代表ウィークでトライできることもあると思う。6月の4試合すべてでチームの成長、個人の成長をできるよう最善の準備をして臨みたい。まずミャンマーに強い気持ちを持って勝つ、隙なく油断なく、相手に流されることなく、相手に合わせず、自分たちの全力を出せるよう準備したい」ミャンマー代表の印象について問われると、指揮官はこう答えた。「前回我々と戦った時とは監督が代わり、監督が代わってから2連勝している。個々の責任を選手に持たせて局面局面でタフに戦って来る。いい守備からいい攻撃につなぎをチームとしてやって来るとスカウティングで分析している」森保監督は2019年9月の『W杯』2次予選初戦・ミャンマー戦を評価していた。「モンゴル戦だけではなく、ミャンマー戦もすごいいい試合をしてくれた。パラグアイ戦でインテンシティの高い試合をした後、2-0だが、隙なく油断なく、相手に合わせることなく、流されることなく、いい試合にしてくれた。2-0と(モンゴル戦の)14-0のスコアの違いはあるが。高い志を持って全力を尽くしてくれた。明日も目の前の相手に全力を持って戦いながら、高い志を持って臨みたい」ミャンマー戦に求めるものを質問されると、森保監督はこのように返答した。「常にレベルアップしていきたい。まずベースの部分をどれだけ強固にできるかが大事。モンゴル戦では14-0となったが、得点がたくさんできたからよかったのではなく、選手たちが最後までゴールへのアグレッシブな姿勢を持ってくれた。攻守の切り替えを早くし、チームの連係を出してくれた。モンゴル戦から半分くらいメンバー変わる中、さらにクオリティを高めていくことを考えている」『W杯』アジア2次予選・ミャンマー戦に臨むSAMURAI BLUEのメンバーは以下の通り。【GK】川島永嗣(ストラスブール/フランス)、シュミット・ダニエル(シントトロイデン/ベルギー)、中村航輔(ポルティモネンセ/ポルトガル)【DF】長友佑都(マルセイユ/フランス)、吉田麻也(サンプドリア/イタリア)、酒井宏樹(マルセイユ/フランス)、室屋成(ハノーファー/ドイツ)、植田直通(ニーム/フランス)、中山雄太(ズヴォレ/オランダ)、冨安健洋(ボローニャ/イタリア)、橋岡大樹(シントトロイデン/ベルギー)、菅原由勢(AZ/オランダ)【MF】原口元気(ハノーファー/ドイツ)、遠藤航(シュツットガルト/ドイツ)、伊東純也(ヘンク/ベルギー)、橋本拳人(ロストフ/ロシア)、南野拓実(サウサンプトン/イングランド)、守田英正(サンタ・クララ/ポルトガル)、鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)、板倉滉(フローニンゲン/オランダ)、三好康児(アントワープ/ベルギー)、遠藤渓太(ウニオン・ベルリン/ドイツ)、堂安律(ビーレフェルト/ドイツ)、久保建英(ヘタフェ/スペイン)【FW】大迫勇也(ブレーメン/ドイツ)、浅野拓磨(-)5月24日から27日にかけて、選手たちも取材対応を行った。日本代表の面々は、次のようにコメントを発した。「(『ロンドン五輪』で) あと一歩でメダルを逃したのが今回のチャレンジにつながったのはある。『五輪』はメダル取ってなんぼ。オリンピアとメダリストの差はある。3回出てメダルをひとつも取れないのは情けない。18名しかいないので、ローテーションが鍵になる。日本の暑さや連戦、ホスト国かなと思うような相手、いろいろあるが、まず予選リーグを突破することを一番に考えないといけない。2次予選に関しては前回(のモンゴル戦)のことがあり、緩みがちになる恐れがあるので、しっかり緊張感を持てるようにしたい。僕らにできることはたくさん点を取ってこの予選が有意義なのか問題提起できればと思っている。アジアの下のチームの底上げは大事だし、東南アジアのチームの力も上がっているが、アジアが世界大会で結果を残すために何をしないといけないかも大事」(吉田)「久々の代表で充実しているし、楽しんでいる。緊張感も含めて楽しんでいる。コンディションはいい状態、マルセイユへ行ってから、9か月くらい実戦離れていたので、前半は苦労したが、後半はコンディションが右肩上がりでよくなった。(代表での役割は)基本的にサイドバック(SB)、ウイングバック、森保さんから求められるのは運動量があって攻守に高いレベルでやらないといけない。僕には経験があるので、チームに付加価値を与えられるんじゃないかと思っている。自信がないとここに来ていない」(長友)「大事な予選。勝てば次へ進むのが決まる。チーム一丸となってやっていきたい。(ロンドン五輪の印象は)僕は初戦のスペイン戦でケガをして動けなかったので、チームに迷惑をかけた印象しか残っていない。4位という結果だが、悔しさしか残っていない。(五輪代表にオーバーエイジ(OA)枠で選出されて)びっくりした。ラージリストに入っていると思っていたが、自分の中でOAはこの人たちたろうと勝手に思っていたので。(移籍について)単純に自分の意志。家族とか全く関係なく、自分の意志で決めたこと。これが自分に合っていると信じて決めてきた」(酒井)「どこでやるにしても変わらない。SBをやれと言われても、ポジティブにやる。FWで出ろと言われたらやる、そこにこだわりはない。(OAについて)本当に頼りになる先輩。ピッチ上はそうだし、ピッチ外でも頼りになる。ピッチ上の連係もうまくいくと思う。周りに声をかけながら、『五輪』までにより完璧に持っていきたい。(U-24代表について)まず僕がしっかり自分のプレーをしてチームに貢献することが大事。かなり久々のU-24なので、練習の中で連携を高めるのが大事。感覚のところ1秒、1mのズレを感じると思うので、そういう細かいズレを修正していくことが大事になる」(冨安)「大事なのは自分たちのやるべきことをやること。相手がどうこうではなく、自分たちにフォーカスする。個人としても攻撃において自分のよさは何か、守備において自分のよさは何かを整理して出していくのは大事。どういう戦い方でどういうシステムかは考えるが、相手がミャンマーでもブラジルでも僕自身あんまり関係ない」(遠藤)「(12ゴール16アシストは)10ゴール10アシストを目標にやっていたので達成できてよかった。サイドから張って仕掛けるだけではなく、中へ入っていったり、逆サイドのボールを中で受けてシュートというシーンも増えた。(ミャンマー戦は)まず1点目を取ることが大事。前回2-0で、点差が開かなかったので、まだ何も決まっていないので。クラブでやって来たことを代表でも還元したい。ゴールに絡むプレーで還元したい。(森保監督から)特別なことではなく、いつもやっていることをやってほしいと言われているので、自分の持ち味を出すことを意識している」(伊東)「シュートを打つ部分で川崎にいた時より求められている。意識は間違いなく上がっている。割とゴール前での冷静さも出てきていると思う。ポルトガルで自分ができるようになってきたのが攻撃の部分。数字に絡む部分なので。守備やビルドアップがベースだが、その上に最後、数字に絡む部分、ゴールやアシストが大事になってくる。これだけやればいいというのはない。全部で他の選手より上回っていけるような活躍をしたい」(守田)「(コンディション)昨日は少し疲れを感じる部分はあるが、明日の試合には100%でいける感覚がある。どのポジションで出たとしてもチームのためにプレーするだけ。もしFWで出たなら、求められたことを理解してプレーできれば。(予選5試合連続ゴールについて)あんまり考えていない。チームのためにプレーしてきた中でそういう記録があると思うので、もし達成できればうれしいが、まずチームへの貢献の方が大きい。1試合でも早くこの予選を突破することが大事なので、何よりも勝利することが大事。自分たちの距離感や引いて守る相手をどう攻めるかが自分たちのテーマになるんじゃないかなと思っている」(南野)「(5ゴール12アシストについて)今季はコンスタントに数字を伸ばせた。得点数はあと2・3点取れたらパーフェクト。10番をやるにはもうちょい点を取らないといけないが、そんな点を取れる選手ではないと感じた。今は10番というポジション、トップ下でやっているが、今年は得点する選手はいたので、アシストやそのひとつ前のプレー、クリエイティブなプレーを求められた。毎年15スコアポイントを残せる選手になりたい」(鎌田)「(ミャンマー)結構球際でガツガツくるイメージがある。アジリティもあって、U-22でやった時に若干日本と似たイメージがあった。(『W杯』2次予選は)チャンスもらえれば結果を残す。自信を持って、いい形で試合に臨めるよう最善の準備をすることが大事。結果が得られればベストだし、チームにとってもベスト。そこは切磋琢磨して、結果を求めていきたい」(久保)「まずしっかり結果を残すことが大事。セルビア、ジャマイカといういいチームとも対戦できるので。『五輪』で抜ける選手も多く、新しい選手も入って来るので、底上げするチャンス。最終予選の9月へ向けて、最後しっかりシーズンを締め括るよう、ケガなく締め括るようしていかないといけない。大事なのは今ではない。『W杯』の時に僕らがどれだけ戦えるかが大事。『W杯』の時に世界を相手に勝ち切れるようにしていかないといけない」(大迫)『FIFA ワールドカップカタール2022』アジア2次予選兼『AFCアジアカップ中国2023』予選・日本代表×ミャンマー代表は5月28日(金)・フクダ電子アリーナにてキックオフ。試合は無観客にて実施。試合の模様は日本テレビ系、NHK BS1にて全国生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年05月28日『東京2020オリンピック』に臨むメンバーが見えてきた。5月20日、『FIFA ワールドカップカタール2022』アジア2次予選を戦うSAMURAI BLUE(日本代表)のメンバーとともに、オーバーエイジ3人を含むU-24日本代表のメンバーが発表されたのだ。日本サッカー協会・反町康治技術委員長と日本代表・森保一監督、U-24日本代表・横内昭展代行監督がオンライン記者会見に出席。まずは反町委員長と森保監督がA代表の活動について抱負を語った。「最初のミャンマー戦はインターナショナルマッチデーではなく、国内の選手を呼べないので海外で戦う選手での活動となる。次の試合からはJリーグで活躍する選手が合流する形となった。我々は2次予選突破に向けていい位置にいるが、ミャンマー戦で勝点3を取って次に備えないといけない。このコロナ禍で活動ができること、みなさんへの気持ちをピッチで表現したい。最終予選へ向けていい強化をしたい」(反町委員長)「コロナ禍の大変な中活動させてもらい非常にありがたく思う。まずは目の前のミャンマー戦に勝って、2次予選の突破を決めたい。その後の2試合もしっかり勝利して最終予選へ向かっていきたい。ジャマイカ、セルビアという素晴らしい相手を迎える『キリンチャレンジカップ』も選手の成長、チームの成長につなげるとともに勝利を前提に戦いたい。すべての試合一戦一戦ベストを尽くして戦いたい」(森保監督)『FIFA ワールドカップカタール2022』アジア2次予選・ミャンマー戦に臨むSAMURAI BLUEのメンバーは以下の通り。【GK】川島永嗣(ストラスブール/フランス)、シュミット・ダニエル(シントトロイデン/ベルギー)、中村航輔(ポルティモネンセ/ポルトガル)【DF】長友佑都(マルセイユ/フランス)、吉田麻也(サンプドリア/イタリア)、酒井宏樹(マルセイユ/フランス)、室屋成(ハノーファー/ドイツ)、植田直通(ニーム/フランス)、中山雄太(ズヴォレ/オランダ)、冨安健洋(ボローニャ/イタリア)、橋岡大樹(シントトロイデン/ベルギー)、菅原由勢(AZ/オランダ)【MF】原口元気(ハノーファー/ドイツ)、遠藤航(シュツットガルト/ドイツ)、伊東純也(ヘンク/ベルギー)、橋本拳人(ロストフ/ロシア)、南野拓実(サウサンプトン/イングランド)、守田英正(サンタ・クララ/ポルトガル)、鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)、板倉滉(フローニンゲン/オランダ)、三好康児(アントワープ/ベルギー)、遠藤渓太(ウニオン・ベルリン/ドイツ)、堂安律(ビーレフェルト/ドイツ)、久保建英(ヘタフェ/スペイン)【FW】大迫勇也(ブレーメン/ドイツ)、浅野拓磨(-)6月シリーズに臨む日本代表のメンバーは次の通り。【GK】川島永嗣(ストラスブール/フランス)、権田修一(清水)、シュミット・ダニエル(シントトロイデン/ベルギー)、中村航輔(ポルティモネンセ/ポルトガル)【DF】長友佑都(マルセイユ/フランス)、佐々木翔(広島)、谷口彰悟(川崎F)、昌子源(G大阪)、山根視来(川崎F)、室屋成(ハノーファー/ドイツ)、植田直通(ニーム/フランス)、中谷進之介(名古屋)、小川諒也(FC東京)【MF】原口元気(ハノーファー/ドイツ)、伊東純也(ヘンク/ベルギー)、橋本拳人(ロストフ/ロシア)、南野拓実(サウサンプトン/イングランド)、古橋亨梧(神戸)、守田英正(サンタ・クララ/ポルトガル)、川辺駿(広島)、鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)、坂元達裕(C大阪)【FW】大迫勇也(ブレーメン/ドイツ)、浅野拓磨(-)23日間で5試合という長丁場の活動のポイントを問われた指揮官は、こう答えた。「まずベースの部分の確認作業をしっかりやりたい。どんな相手にも高いレベルで実践できるよう準備したい。ミャンマー戦から3週間の活動、なかなか集中を保つのも大変。選手には一戦一戦100%の集中と100%パフォーマンスを発揮してもらいたい。トレーニングを詰め込むのではなく、選手がフレッシュな気持ちで取り組めるよう練習や、オフザピッチの時間を過ごしてもらう工夫をしていかないといけない。メンタル面で疲労・疲弊があると体が動かない、トレーニングしても吸収することもできない、ケガのリスクも増える。日々のリフレッシュを念頭に置いて3週間の活動を考えていきたい」ドラガン・ストイコビッチ監督率いるセルビア代表との対戦について質問が飛ぶと、ふたりはこのように返答した。「この時期『EURO』が開催される。我々としてはヨーロッパのチームと戦いたいという希望があり、『EURO』に参加しない中で、最も強豪であるセルビアと交渉してきました。そうした中で、セルビアも監督が代わり、日本のことを熟知している監督ということで話が早く進んだ。日本のストロングもウィークも、十分にわかっている監督なので、拮抗したゲームになると思う。非常に楽しみにしている」(反町委員長)「ストイコビッチ監督とはJリーグで何度も対戦し、選手時代の華麗なプレーを覚えている。監督になってからも選手にプレーの美しさと勝利へ貪欲に戦う姿勢を求めていると感じていた。ストイコビッチと日本で再会するのもうれしいし、お互いに国を代表して戦えるのも非常にうれしい。非常に力を持っているのがセルビア。その中でまず我々がしっかりと結果を出すこと。世界のトップトップの選手もたくさんいるので、選手たちには個々の局面で上回っていくこと、これからの成長につながるような経験を得てもらいたい」(森保監督)また無所属で参加する浅野について、反町委員長は「日本にいて代表に備えている。我々としては代表に欠かせない選手という視点で選出している。代表活動には全力を尽くすことは約束してもらうし、彼のパーソナリティから考えて全力を尽くしてくれると思う。活躍してほしい選手のひとり」と期待を寄せた。続いてU-24日本代表の活動について、反町委員長と横内代行監督がこのように語った。「本大会が迫っている。今回の活動が最終選考という意味合いが強い。この期間に有意義な活動をしなければならない。横内代行監督には2試合を有意義に本大会につなげてもらいたいと強く思う。SAMURAI BLUEよりも活動期間は短いがその分色濃く、それがメダル獲得につながるように期待している」(反町委員長)浅野拓磨(C)スエイシナオヨシ「今回3月に引き続き、コロナ禍の難しい状況の中の試合を開催でき、感謝している。五輪まで日がないが、親善試合を無駄にしないよう、今回の活動が本戦に必ずつながるよう準備していきたい」(横内代行監督)U-24ガーナ戦、ジャマイカ戦に臨むU-24日本代表のメンバーは以下の通り。【GK】大迫敬介(広島)、沖悠哉(鹿島)、谷晃生(湘南)、鈴木彩艶(浦和)【DF】吉田麻也(サンプドリア/イタリア)、酒井宏樹(マルセイユ/フランス)、町田浩樹(鹿島)、旗手怜央(川崎F)、古賀太陽(柏)、冨安健洋(ボローニャ/イタリア)、橋岡大樹(シントトロイデン/ベルギー)、菅原由勢(AZ/オランダ)【MF】遠藤航(シュトゥットガルト/ドイツ)、板倉滉(フローニンゲン/オランダ)、中山雄太(ズヴォレ/オランダ)、相馬勇紀(名古屋)、三好康児(アントワープ/ベルギー)、三笘薫(川崎F)、遠藤渓太(ウニオン・ベルリン/ドイツ)、堂安律(ビーレフェルト/ドイツ)、食野亮太郎(リオ・アヴェ/ポルトガル)、田中碧(川崎F)、久保建英(ヘタフェ/スペイン)【FW】林大地(鳥栖)、前田大然(横浜FM)、上田綺世(鹿島)、田川亨介(FC東京)吉田、酒井、遠藤航のオーバーエイジの3人はメンバー確定か問われると、森保監督はこのように返した。「基本的にはこの3人のオーバーエイジでいきたいと考えている。しかし何が起こるかわからないので、その時は臨機応変に対応する。オーバーエイジの選手はすべてのポジションでリストアップし、本人の意向を確認し、クラブとの交渉もした。オリンピックエイジは最後まで競争があるが、オーバーエイジの枠は競争ではいけないと思っている」さらにオーバーエイジの3人について、森保監督は「誰がというわけではなく、3人とも絶対的な戦力。プレーで貢献できる、経験の浅い選手に影響力もある。プレー以外でも、オンザピッチでもオフザピッチでも背中で行動を示し、若い選手とコミュニケーションを取りながら彼らの成長を促してくれる選手だと思っている」と評価し、「A代表でレギュラークラスでやっている選手ならば、五輪世代に入れば活躍できるという中、今回の3人は試合を安定させることができる。GKから攻撃を仕掛ける時、攻撃を支えることもできる。攻守両方ができる。安定してリーダーシップを取ってくれて、安定してプレーしてくれるということで五輪世代が落ち着かせてくれる」と信頼感を口にした。また森保監督はキャプテンについて「A代表のキャプテンがU-24に参加するので、そこは基本として考えたい。これまで中山雄太がキャプテンとして引っ張ってくれたので、中心として支える、まとめる役割を考えていきたい」と明かし、18名の最終メンバーについても「本大会に向けての選手は今回の活動メンバーが選考の場と考えている。オーバーエイジを含めた強化の場と考えている。すべてここで決められるという状況ではない場合もあり得るので、その場合はラージグループから選手を呼ぶという考え」と語った。横内代行監督は仮想・南アフリカ戦となるガーナ戦について聞かれると「アフリカ勢とぜひやりたいとリクエストし、本大会前にガーナとできるのは意味がある。アフリカの選手は想定外のプレーがある。海外でプレーする選手はアフリカの選手とやる機会も多いが、国内の選手はまだまだ少ない。そういう意味でいいシミュレーションになる」と答え、選手の起用法について質問されると「競争は常にある。今回だけではなく、常に競争はある。この2試合で確実に出られる保証はない。(国内組のFW4人は)自分のチームでしっかり活躍している、自分の良さを出している4人。この国際親善試合を自分の良さをどれだけ出せるか見たいし、期待している」とコメントした。吉田麻也(C)スエイシナオヨシA代表の『FIFA ワールドカップカタール2022』アジア2次予選兼『AFCアジアカップ中国2023』予選・ミャンマー戦は5月28日(金)・フクダ電子アリーナ、タジキスタン戦は6月7日(月)・パナソニックスタジアム吹田、キルギス戦は15日(火)・パナソニックスタジアム吹田にてキックオフ。『キリンチャレンジカップ2021』ジャマイカ戦は6月3日(木)・札幌ドーム、セルビア戦は11日(金)・ノエビアスタジアム神戸にて開催。U-24日本代表の『国際親善試合』U-24ガーナ戦は6月5日(土)・福岡スタジアム、ジャマイカ戦は12日(土)・豊田スタジアムにて実施する。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年05月21日