WurtSが、10月4日(水) に配信リリースしたデジタルEPのタイトル曲「BACK」のMusic Videoを公開した。「BACK」は、巻き戻せない時間と関係や距離を儚くもエモーショナルに歌い上げたWurtS史上初のミディアムロックチューン。ストレートな感情を表現したラブソングであり、WurtSの自叙伝とも言える楽曲だ。公開されたMVは、自身が構想・監督まで務めている。デジタルEP『BACK』には、新曲「BACK」のほか、『チェンソーマン』『劇場版 呪術廻戦 0』などのアニメ作品を制作するアニメーションスタジオMAPPAの公式YouTubeチャンネル100万人突破記念スペシャルムービーのテーマ曲に起用された「ユートピア」、昨年WurtSがSNSでファンから募ったお題をもとに完成させた楽曲「クールじゃない?」、そして2021年11月17日に配信された自身の代表曲の1曲でもある「NERVEs (Vol.2)」の4曲を収録。なお「クールじゃない?」では、ユーザーから募集した画像を使用するSpecial Movie企画も行われている。WurtS「BACK」MV<リリース情報>WurtS デジタルEP『BACK』配信中WurtS『BACK』ジャケット【収録内容】1. ユートピア2. クールじゃない?3. NERVEs (Vol.2)4. BACK■「クールじゃない?」Special Movie応募期間:10月31日(金) 23:59まで配信リンク:<ライブ情報>『WurtS LIVEHOUSE TOUR II』10月7日(土) 北海道・Zepp SapporoOPEN 17:00 / START 18:0010月15日(日) 福岡・Zepp FukuokaOPEN 17:00 / START 18:0010月19日(木) 愛知・Zepp NagoyaOPEN 18:00 / START 19:0010月20日(金) 大阪・Zepp Osaka BaysideOPEN 18:00 / START 19:0011月10日(金) 石川・金沢EIGHT HALLOPEN 18:15 / START 19:0011月12日(日) 新潟・新潟LOTSOPEN 17:00 / START 18:0011月16日(木) 香川・高松festhalleOPEN 18:00 / START 19:0011月18日(土) 岡山・CRAZYMAMA KINGDOMOPEN 17:00 / START 18:0011月19日(日) 広島・BLUE LIVEOPEN 17:00 / START 18:0011月26日(日) 宮城・仙台GIGSOPEN 17:00 / START 18:0012月6日(水) 東京・Zepp Haneda (TOKYO)OPEN 18:00 / START 19:0012月7日(木) 東京・Zepp Haneda (TOKYO)OPEN 18:00 / START 19:00■チケット料金:5,000円(税込)※各公演別途ドリンク代必要()関連リンクUNIVERSAL MUSIC オフィシャルサイト:::::
2023年10月05日WurtS(ワーツ)の新作デジタルEP「BACK」が、2023年10月4日(水)に配信リリースされる。WurtSの新作デジタルEP「BACK」2023年は「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル 2023」や「スウィート ラブ シャワー 2023」など11本の夏フェスに出演し、各会場で入場規制を連発するなど、ジャンルの垣根を超えた独自のポップミュージックで音楽ファンを魅了している新世代のソロアーティスト・WurtS。「ユートピア」や新曲「BACK」など4曲を収録待望の新作EPには、アニメーションスタジオ「MAPPA」の公式YouTubeチャンネル100万人突破を記念したスペシャルムービーのテーマ曲に起用された「ユートピア」、自身の代表曲の一つである「NERVEs(Vol.2)」、東名阪ツアーで初披露した「クールじゃない?」、そしてタイトル曲であり未発表の新曲「BACK」の全4曲が収録予定だ。また、EPリリースの3日後からは、北海道・Zepp 札幌を皮切りに全国ライブツアー「WurtS LIVEHOUSE TOUR II」がスタート。各地のZeppを含む全11カ所で12公演が行われる。作品情報WurtS 新作デジタルEP「BACK」配信リリース日:2023年10月4日(水)収録曲:1. ユートピア2. クールじゃない?3. NERVEs(Vol.2)4. BACK
2023年09月14日WurtSが、デジタルEP『BACK』を10月4日(水) に配信リリースすることが決定した。本作には、『チェンソーマン』『劇場版 呪術廻戦 0』などのアニメ作品を制作するアニメーションスタジオMAPPAの公式YouTubeチャンネル100万人突破記念スペシャルムービーのテーマ曲「ユートピア」、「クールじゃない?」、2021年12月1日に配信された自身の代表曲の1曲でもある「NERVEs (Vol.2)」、そしてタイトル曲であり未発表の新曲「BACK」の4曲が収録される。WurtSは、本作をリリース後、10月7日(土) の北海道・Zepp Sapporoを皮切りに『WurtS LIVEHOUSE TOUR Ⅱ』をスタートさせる予定だ。<リリース情報>WurtS デジタルEP『BACK』10月4日(水) 配信リリースWurtS『BACK』告知画像【収録内容】1. ユートピア2. クールじゃない?3. NERVEs (Vol.2)4. BACK<ライブ情報>『WurtS LIVEHOUSE TOUR II』10月7日(土) 北海道・Zepp SapporoOPEN 17:00 / START 18:0010月15日(日) 福岡・Zepp FukuokaOPEN 17:00 / START 18:0010月19日(木) 愛知・Zepp NagoyaOPEN 18:00 / START 19:0010月20日(金) 大阪・Zepp Osaka BaysideOPEN 18:00 / START 19:0011月10日(金) 石川・金沢EIGHT HALLOPEN 18:15 / START 19:0011月12日(日) 新潟・新潟LOTSOPEN 17:00 / START 18:0011月16日(木) 香川・高松festhalleOPEN 18:00 / START 19:0011月18日(土) 岡山・CRAZYMAMA KINGDOMOPEN 17:00 / START 18:0011月19日(日) 広島・BLUE LIVEOPEN 17:00 / START 18:0011月26日(日) 宮城・仙台GIGSOPEN 17:00 / START 18:0012月6日(水) 東京・Zepp Haneda (TOKYO)OPEN 18:00 / START 19:0012月7日(木) 東京・Zepp Haneda (TOKYO)OPEN 18:00 / START 19:00■チケット料金:5,000円(税込)※各公演別途ドリンク代必要()関連リンクUNIVERSAL MUSIC オフィシャルサイト:::::
2023年09月12日新音楽フェス「キタサンローリング 2023(KITASAN ROLLING 2023)」の第1回が、2023年4月8日(土)・9日(日)の2日間、茨城・アダストリアみとアリーナにて開催される。新音楽フェス「キタサンローリング」とは「キタサンローリング」は、茨城・栃木・群馬の北関東3県を巡る、新しい大型ロックフェスティバルだ。記念すべき第1回目は、茨城県のアダストリアみとアリーナで開催。屋内2つのステージで、日本の音楽シーンをリードする豪華アーティストがパフォーマンスを披露する。注目の出演アーティスト出演するのは、映画『ちょっと思い出しただけ』の主題歌を担当したクリープハイプや、楽曲「キンモクセイ」で注目を集めるオレンジスパイニクラブ、大阪出身3ピースロックバンドHumpback(ハンプバック)など。そのほか、ネクストブレイクの期待がかかる地元アーティストも出演予定だ。出演者一覧■4月8日(土)ASIAN KUNG-FU GENERATION / indigo la End / the quiet room / Cody・Lee(李) / Hump Back / フレデリック / polly / yama / リュックと添い寝ごはん■4月9日(日)打首獄門同好会 / オレンジスパイニクラブ / キュウソネコカミ / クリープハイプ / SHISHAMO / the shes gone / ねぐせ。 / ハルカミライ / FOMARE※第2弾出演者情報。開催概要新音楽フェス「キタサンローリング 2023」開催日程:2023年4月8日(土)・9日(日) OPEN 10:00/START 11:00会場:アダストリアみとアリーナ住所:茨城県水戸市緑町2丁目3-10チケット情報オフィシャル最速先行受付(2日券のみ):1月13日(金)20:00~1月29日(日)23:59チケット料金:・2日券アリーナS 指定席 20,000円・1日券アリーナS 指定席 11,000円/アリーナA指定席 8,800円/スタンド指定席 8,800円※高校生以下対象 学生キャッシュバックあり。※チケット情報詳細は公式サイト(を確認。
2023年01月16日A24の映画『Never Goin’ Back / ネバー・ゴーイン・バック』が、2022年12月16日(金)より全国順次公開される。A24が贈るドタバタ青春ガールズムービー映画『Never Goin’ Back / ネバー・ゴーイン・バック』は、『ミッドサマー』『レディ・バード』『ムーンライト』など数々の話題作を世に送り出してきたA24が手がけるティーンムービー。監督を務めたオーガスティン・フリッゼルのほぼ自伝的な物語になっており、15歳で両親に捨てられたも同然の状態となり、毎月の家賃の当てもなく友人と一緒に困難な暮らしを送ってきた実体験が着想源となっている。『Never Goin’ Back / ネバー・ゴーイン・バック』では、困難に見舞われる中、サバイブしていく女子たちをゆるく明るいコメディタッチで描写。主人公のアンジェラ&ジェシーは、治安の悪い環境で違法行為やじり貧の生活を繰り返しながらも、誕生日を祝う夢のリゾートビーチへ向かって邁進。エネルギーに溢れた、ドタバタ青春ガールズムービーが繰り広げられる。尚、監督のオーガスティン・フリッゼルは、女優としては15年以上ものキャリアがあるが、長編映画の監督を務めたのは本作が初。『グリーン・ナイト』『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』を手がけた映画監督であり、夫のデヴィッド・ロウリーと出会い、短編映画を制作するようになったことから、自身の“暗黒時代”を笑い話に変えようと本作を撮影したという。本作は2018 年のサウス・バイ・サウスウエスト映画祭でゲームチェンジャー賞にノミネートされた。映画『Never Goin’ Back / ネバー・ゴーイン・バック』あらすじ高校を中退した親友同士のアンジェラとジェシーは、兄とその友人と4人で共同生活を送っているが、バイト三昧の日々でも、家賃を払うのがやっとの極貧生活を送っている。だが、ジェシーの誕生日に一週間のビーチリゾートのバカンスをプレゼントしたいアンジェラは、家賃を支払わなければならないお金で二人分の夢のチケットを購入する。不足分の家賃を稼ぐために無茶苦茶な追加シフトを入れるも、家に泥棒が入るわ、兄のせいで刑務所に入れられるわ、誤って大麻入りクッキーを食べてハイになるわ、挙句の果てにバイトもクビになりそう…。二人の追い求める憧れのバカンス、テキサスのリゾートビーチへ無事に辿り着くことは出来るのか!?マイア・ミッチェルとカミラ・モローネがW主演■主人公アンジェラ…マイア・ミッチェル高校を中退し、極貧生活を送る。親友ジェシーの誕生日プレゼントに、リゾートでのバカンスを贈ろうと奮闘する。アンジェラを演じるマイア・ミッチェルは、オーストラリアの人気子役出身の俳優。ディズニー映画『ティーン・ビーチ』シリーズほか、『ホット・サマー・ナイツ』への出演屋、人気ドラマ『フォスター家の事情』で知られる気鋭の若手だ。■主人公ジェシー…カミラ・モローネアンジェラの親友。演じるのは、カミラ・モローネ。モデルとしても活躍。ブルース・ウィリス主演の『デス・ウィッシュ』などで知られ、『Never Goin’ Back / ネバー・ゴーイン・バック』出演後の2019年には、サンディエゴ国際映画祭のライジング・スター賞に輝いている。【詳細】映画『Never Goin’ Back / ネバー・ゴーイン・バック』公開日:2022年12月16日(金)監督:オーガスティン・フリッゼル出演:マイア・ミッチェル、カミラ・モローネ、カイル・ムーニー、ジョエル・アレン、ケンダル・スミス、マシュー・ホルコム、アティーナ・フリッツェル2018年 / アメリカ / 英語 / 86分 / カラー / シネスコ/ 5.1ch / 原題:Never Goin’ Back / 日本語字幕:安本熙生配給:REGENTS
2022年11月04日A24が贈る映画『Never Goin’ Back/ネバー・ゴーイン・バック』より、ポスタービジュアルと場面写真、予告篇が解禁された。本作は、監督のオーガスティン・フリッゼルの実体験に基づき、暗黒時代を笑い話として映画化した長編デビュー作。主演は、『ティーン・ビーチ・ムービー』やティモシー・シャラメ主演『HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ』に出演のマイア・ミッチェルとアル・パチーノの継娘でモデルのカミラ・モローネ。この度解禁された予告編は強烈な悪戯から始まり、際どいジョークが連発される。そしてテキサスでのヤバめで刺激が強い生活が切り取られ、コメントにある通りの“道徳心なしの楽しく、エネルギー溢れる”様子が伝わる映像に仕上がっている。併せて解禁された場面写真では、警官に連行される2人の姿が確認でき、一筋縄では行かない旅の様子が伺える。果たして、2人が追い求める憧れのバカンス、テキサスのリゾートビーチへ無事に辿り着くことはできるのか!?旅の行く末が気になる写真となっている。『Never Goin’ Back/ネバー・ゴーイン・バック』は12月16日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:Never Goin’ Back/ネバー・ゴーイン・バック 2022年12月16日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2018Muffed Up LLC. All Rights Reserved.
2022年10月11日「A24」が配給、実体験に基づく“暗黒時代”を笑い話として映画化した『Never Goin’Back』(2018年)が、邦題を『Never Goin’Back/ネバー・ゴーイン・バック』として12月より公開決定。メイン写真1点が解禁となった。高校を中退した親友同士のアンジェラとジェシーは、兄とその友人と4人で共同生活を送っているが、バイト三昧の日々でも、家賃を払うのがやっとの極貧生活を送っている。だが、ジェシーの誕生日に1週間のビーチリゾートのバカンスをプレゼントしたいアンジェラは、家賃代のお金で2人分の夢のチケットを購入する。不足分の家賃を稼ぐために無茶苦茶な追加シフトを入れるも、家に泥棒が入るわ、兄のせいで刑務所に入れられるわ、 誤って大麻入りクッキーを食べてハイになるわ、挙句の果てにバイトもクビになりそうに…。2人の追い求める憧れのバカンス、テキサスのリゾートビーチへ無事に辿り着くことは出来るのか!?監督オーガスティン・フリッゼルの実体験を笑い話として映画化2018年のサウス・バイ・サウスウエスト映画祭でゲームチェンジャー賞にノミネートされた本作。監督のオーガスティン・フリッゼルは、俳優としては15年以上ものキャリアがあるが、本作で長編映画監督デビューを果たした(続く2作目のフェリシティ・ジョーンズ主演『愛しい人から最後の手紙』は日本ではNetflix配信中)。テキサス州ダラスで育った彼女は、15歳で両親に捨てられたも同然となり、毎月の家賃の当てもなく、友人と一緒に困難な暮らしを送ってきたことから本作の着想を得ている。夫で、『グリーン・ナイト』『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』(ともにA24作品)監督のデヴィッド・ロウリーと出会い、短編映画を製作するようになり、あの暗黒時代を笑い話に変えようと本作を撮影したという。旬の若手俳優のW共演に注目主演はマイア・ミッチェルとカミラ・モローネ。マイアはディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービーの『ティーン・ビーチ・ムービー』や、同時期に公開されたティモシー・シャラメ主演の『HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ』の出演などで注目を浴びる長いキャリアを持つオーストラリア出身の若手俳優。また、レオナルド・ディカプリオと交際報道が話題となったカミラは名優アル・パチーノの継娘で、「VOGUE」誌の表紙も飾ったモデルで、ブルース・ウィリス主演の『デス・ウィッシュ』などでも知られる。旬の若手俳優のW主演による、パワフルガールズムービーがついに日本に上陸する。『Never Goin’Back/ネバー・ゴーイン・バック』は12月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:Never Goin’ Back/ネバー・ゴーイン・バック 2022年12月よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2018Muffed Up LLC. All Rights Reserved.
2022年09月08日2021年末に行われたラストイベント「Zepp Tokyo Thanks & So Long!」を最後に約22年の歴史に幕を下ろしたZepp Tokyo。もしかしたらあなたにも「あの時こんなライブを観たなあ」という思い出があるかもしれないが、来場者約1,300万人の中には、あるライブを観て“いつか自分もこのステージに立ちたい”と音楽の道を志したアーティストもいたことだろう。また、約2,700人キャパのZepp Tokyoはライブハウスにしては大規模であり、‟小さなハコに収まりきらなくなったバンドが次に目指す場所”としての役割を担い続けてきた印象。そういった背景から、この会場でライブすることを一つの目標として掲げてきたバンドも多かった。「Zepp Tokyo Thanks & So Long!」の2日目、THE NINTH APOLLO所属バンドが集まった12月30日公演は「Zepp Tokyo Thanks & So Long! THE NINTH APOLLO presents "1つの目標として存在してくれたZepp Tokyoにて"」と名付けられた。生粋のライブバンド5組による最後のZepp Tokyo。いったい彼らはどんなライブを見せてくれるのだろうか。6時間に及ぶイベントだが、2階席から見た限り、1組目スタート前の時点で空席はほぼなし。ロックバンドはライブハウスで最も輝く生き物だと知る人たちが早々に座席を埋めている。トップバッターのTETORAが登場すると、観客の熱い拍手がメンバー3人を迎えた。すっと息を吸った上野羽有音(Vo/Gt)、真っ白なギターを掻き鳴らしながら「本音」を唄い始める。曲名が象徴するように、3ピースサウンドはどこまでもまっすぐ。次の「日常」はテンポやリズムパターンにも変化のある緩急豊かな曲で、バンドの呼吸が手に取るように伝わってきた。「後ろまで見えてます!上の階も見えてます!最初から観てくれてありがとうございます!目の前にいてくれてありがとうございます!」と興奮気味に叫ぶ上野。そしてライブハウスの歌=「正直者だな心拍数」などアッパーチューンを立て続けに演奏していく。ハスキーボイスのボーカリスト特有の、喉元で引っかかりそうなところをしかし自力で突き抜けてみせる強さのある歌声に、高まる気持ちを放つような演奏が重なる。上野は「再生回数じゃなくて、拳の数じゃなくて、今まで出たフェスの回数じゃなくて、目の前にいる人の心を動かしたくてライブやってきた!」「今日のライブで、その視線で、どんなバンドか判断してください!」と曲間や曲中でも観客へ言葉を投げかけている。そんな彼女と想いをともにし、いのり(Ba)、ミユキ(Dr)も熱力高く演奏したバラード「レイリー」は特に素晴らしかった。ラストは「素直」。激しいギターカッティングとともに上野が唄うと、ミユキは大きく身体を揺らしながらリズムに乗り、そのテンポでビートを鳴らし始めた。膝立ちになって弾くいのり。笑顔の上野。2人の後ろで叩きまくるミユキ。最後の一音を長めに響かせてから3人はステージを後にした。「Zepp Tokyo、調子いいですか?」(ヤマグチユウモリ・Gt/Vo)とサウンドチェックから満場総立ちにさせ、そのままライブを始めたSIX LOUNGE。挨拶代わりにまずは3曲。読んで字のごとくトップギアでぶっ飛ばす「スピード」に「トラッシュ」、「ふたりでこのまま」とパンキッシュでテンポの速い曲を重ねていく。心臓のビートに唸りを上げるベースライン、掻きむしるようなギター。泥臭いロックンロールにフロアからは拳も上がるが、楽器の音がただただ暴れているわけではなく、フレーズ一つ、リズム一つをとっても粒立ちがよい。今のSIX LOUNGEならではの‟研がれた爆走”といった印象を受けた。ヤマグチは2021年を「個人的につらい年だった」と振り返りながら、「だけどそれを吹き飛ばすくらいいいこともあった」「そういう瞬間になれるのがロックバンドでありライブハウス」と語っていたが、まさにその言葉の通り、心を真っ白にして音楽を鳴らす時間が続いた。そんななか、「ちょっとだけ大人になった気がしますけど、根本にあるクソガキみたいな部分は変わってないです」「羽有音ちゃんも言ってたけど、ここにいる人だけに向けて唄います」と演奏されたのは2017年にリリースされた「大人になってしまうなよ」。あの頃より確かに大人になってしまった感覚と、それでもライブハウスでジャーンと鳴らせば童心に還れるという実感、両者の間で揺れる20代半ばの心情。それが素直に表れた名演だった。その後は「俺たちもライブハウスの歌唄います!」と紹介された「俺のロックンロール」からの「僕を撃て」を経て、夕焼け色の照明の下で響かせた「メリールー」で終了。3組目のハルカミライは「君にしか」でライブをスタートさせた。橋本学(Vo)が「Zepp Tokyo!」と叫んだあと、メンバー4人で「さよならだぜ!」と声を合わせる一幕もあったが、別れだからとしんみりするのではなく、だからこそ“今”を思いっきり輝かせるのが彼らのやり方。全てを愛で包み込むようなでっかくやさしいバンドサウンドに、ボーカルの橋本のみならず、4人で唄っていく青春のメロディ。シンガロングできない分、観客は握った拳を突き上げる。3曲目で「ファイト!!」を演奏しようとするもステージ上で「今じゃない」「どうしようか」と言い合い、ひとまず「QUATTRO YOUTH」へ。同曲で心と身体を温めてから「よし、今だ!」と満を持して「ファイト!!」へ突入するなど心のままに鳴らす4人。歌詞の一部をTETORAやSIX LOUNGEに替える粋な計らいもありつつ、「僕らは街を光らせた」の〈もし俺のこと 選ぶやつがいるならば/どうか どうか 負けずに追って来い〉というフレーズが今このフロアにいるかもしれない次を担う世代へのメッセージとして存在感を放ち、嵐のような2ビートも、橋本によるアカペラも、泣き笑いの温度感を帯びていった。観客一人ひとりの目を見て演奏するメンバーや感極まった観客に「おい、姉ちゃん泣くなよ!」と語りかける橋本の姿を見て、TETORAやSIX LOUNGEが言っていた“今目の前にいるあなたに唄う”という姿勢は今日出演するライブバンドたちの共通項なのだと実感する。ラストを飾ったのは「ヨーロービル、朝」の大きなスケール感。真っ白な照明がバンドを、そしてフロアを満たす観客を残らず照らしたのだった。ハルカミライのライブで高ぶったのは観客の私たちだけではなかったのか、サウンドチェックの時点でエネルギッシュな音を鳴らしていたHump Back。オープナーは「星丘公園」で、「生きて行く」に「ティーンエイジサンセット」、テンポを速くしたバージョンの「オレンジ」がそれに続いた。林萌々子(Vo/Gt)はよく通る歌声の持ち主だが、特に今日はパワフルで、マイクスタンドが倒れても構わず歌い続ける姿も印象的。時にはうきうきと足踏みしながら弾き、時にはネックを揺らして音を響かせるぴか(Ba/Cho)、一音一音の芯を着実に捉える美咲(Dr/Cho)のプレイからも気合いが感じられた。MCで「このステージでまだ情熱を燃やしたかった」とZepp Tokyoの営業終了を惜しみながらも「でも、終わりあるものこそ美しい。ここ最近は特にそう思います」と語った林。中盤ではギターを弾きながら即興で心境を歌にし、〈強さ、やさしさに形を変えて僕らの心に住み続けるのさ〉〈今日からここから歩き出すのさ〉とまとめると「番狂わせ」へと繋げたのだった。また、「2021年に分かったのは、本当の‟さよなら”はないってこと」という実感をバラード「きれいなもの」にも託していく。クライマックスは「拝啓、少年よ」。膝から床に滑り込みながら渾身のギターソロを披露する林を見て自分まで嬉しくなったのか、林の周りでぴょんぴょん跳ね、「何や?」とツッコまれるぴかの姿も微笑ましい。美咲の元に3人集まり、最後の一音を鳴らしてフィニッシュ……と思いきや、滑り込みセーフと言わんばかりに「宣誓」を演奏。時間いっぱい自分たちの音楽を鳴らしきった3人だった。「ロックバンドとして、THE NINTH APOLLOとして、Zepp Tokyoに勝ちにきました!」トリはMy Hair is Bad。「ドキドキしようぜ!」と始まる1曲目は「アフターアワー」だ。3ピースサウンドはみずみずしく、山田淳(Dr)が追い込みをかけると、椎木知仁(Gt/Vo)と山本大樹(Ba/Cho)もガシガシと楽器を鳴らす。上越EARTHから始まり、今やホールやアリーナでワンマンをするほどにまでなったMy Hair is Bad。出演バンド中最年長ということもあり、「ディアウェンディ」曲中に椎木が「いつまで経ってもクソガキでいいぞ、ユウモリ!」と叫ぶなど先輩らしい一面を見せたが、だからといって演奏は落ち着いたトーンではなく、むしろ、ある種の青さや衝動に飛び込むこともよしとするテンションだった。リリース前の新曲「歓声を探して」以外はあえて2ndフルアルバム以前の曲でまとめたセットリストも象徴的だったように思う。また、特に印象的だったのは「戦争を知らない大人たち」。イントロ前、示し合わせたように笑う3人に「どうした?」と思っていたら、いつもより獰猛な音像で曲が始まったものだから驚いた。椎木がMCで語ったのは、レーベルの社長から“ライブには勝ち負けがある”と教わったこと。勝ち負けにこだわってきた結果オリジナリティを獲得し、2017年に憧れのZepp Tokyoに立てたこと(中学生の頃に観たELLEGARDENのZepp Tokyo公演のライブDVDをきっかけにレスポールを手に取ったという)。大人になるほど丸くなるし“音楽に勝ち負けはない”という気持ちも湧くが、THE NINTH APOLLOの字を見ると思い出すことがあること。レーベルの古株となった今、どんなライブをすればいいのかと考えながらライブしていたこと。そういった想いも引き連れつつZepp Tokyoと向き合い、Zepp Tokyoに語りかけるような形でこの日の「フロムナウオン」は鳴らされた。「このライブハウスは明日で本当になくなる」「なくなることがどうしても信じられないのは何でかって言ったら、記憶に残り続けるからだ」「今夜が終わっても記憶に残るような夜、別れても記憶に残るような誰かになってくれよ、Zepp Tokyo!バイバイじゃない!」。椎木は湧いた言葉をそのまま叫び、言葉を連ねるほど、バンドのグルーヴも増していく。その後は「歓声を探して」、「告白」で本編を終え、アンコールとして「優しさの行方」を演奏。「いろいろなことがあっても戻ってこられる場所がなくならないように、ロックバンド頑張っていきます。そしてぜひ、これからもそれを応援してください」(椎木)という言葉にはこの日集まった観客、もといロックバンドファン、ライブハウスラバーへの信頼が表れていた。Zepp Tokyoのステージに憧れたかつての少年によって締め括られた「Zepp Tokyo Thanks & So Long!」2日目。最終日にはまさに彼が目を輝かせたそのバンドが出演するわけで、ロックバンドの夢とロマンの詰まったバトンリレーに胸が熱くなった。取材・文=蜂須賀ちなみ写真=小杉歩<セットリスト>■TETORA1.本音2.日常3.正直者だな心拍数4.嘘ばっかり5.言葉のレントゲン6.ずるい人7.知らん顔8.今日くらいは9.レイリー10.イーストヒルズ11.素直■SIX LOUNGE1.スピード2.トラッシュ3.ふたりでこのまま4.いつか照らしてくれるだろう5.DO DO IN THE BOOM BOOM6.LULU7.ピアシング8.大人になってしまうなよ9.俺のロックンロール10.僕を撃て11.メリールー■ハルカミライ1.君にしか2.カントリーロード3.QUATTRO YOUTH4.ファイト!!5.俺達が呼んでいる6.春のテーマ7.ヨーローホー8.PEAK’D YELLOW9.世界を終わらせて10.僕らは街を光らせた11.アストロビスタ12.ヨーロービル、朝■Hump Back1.星丘公園2.生きて行く3.ティーンエイジサンセット4.オレンジ5.番狂わせ6.短編小説7.クジラ8.きれいなもの9.LILLY10.拝啓、少年よ11.宣誓■My Hair is Bad1.アフターアワー2.グッバイ・マイマリー3.ドラマみたいだ4.クリサンセマム5.ディアウェンディ6.戦争を知らない大人たち7.フロムナウオン8.歓声を探して9.告白EN.優しさの行方
2022年01月09日2022年1月23日(日)ワールド記念ホール(神戸ポートアイランドホール)にて、ライブイベント『SOULFUL - GO LIVE , GO GREENS -』が開催される。『SOULFUL - GO LIVE , GO GREENS -』チケット情報出演アーティストは、Saucy DogとHump Back。曲が、声が、心に寄り添い、時には感情が揺さぶられる。2組のアーティストによる魂のこもったライブがアリーナの空間に響き渡る。チケットは、1月8日(土)10:00より一般発売開始。一般発売に先駆け、12月13日(月)23:59までオフィシャル先行(抽選)を受付中。
2021年12月06日Hump Backの2ndフルアルバム『ACHATTER(アチャッター)』は、とてもシンプルでメロディが前面に出たロックアルバムに仕上がっている。眩しいくらいの生命力に溢れている。「いつもと変わらず、『かっこいいの作ったろ』みたいな気持ちでした(笑)。これまでと同様、メロディを一番大事にしたいという気持ちからベースラインを考えていきましたね」(ぴか・Ba&Cho)「私も特に何も変わらず、いつも通りですね」(美咲・Dr&Cho)「ふたりへの信頼感はすごくあります。メロディを大切にしてくれてるってすごく感じるし。私自身がベースもドラムもほぼできひんので、『ここちょっとバッとしてガッとしたい』とか、ニュアンスで伝えることが多いんですけど、それをちゃんと汲み取ってくれて、私が思っている以上にハマるようなものを持ってきてくれたりするんです」(林萌々子・Vo&Gt)1曲目を飾る1分に満たないパンキッシュな「宣誓」では、「生きてるって最高」という想いが爆発し、2曲目の「番狂わせ」もアッパーでエネルギッシュな曲だ。「この流れは『むっちゃ生きようとしてるやん』ってなるかなと思って迷いましたね(笑)。これまでいろいろなことを求めたり、『こういう自分でいたいな』っていう気持ちが強くあって。それが活力になる時もあれば、しんどかったりする時もあったんですけど、このアルバムを作ってる時期は極論『とりあえず生きてたらいいな』って思う出来事が多かったので、こういう曲が生まれてきたんだと思います」(林)「番狂わせ」では、聴き手を鼓舞するように「番狂わせ」というフレーズが何度もリピートされる。「私の仲良い女友達で、一見ハチャメチャな子がおって、その子が私の人生の中で番狂わせやったんです(笑)。お酒の場で急に脱いだりするんですけど、実は真面目なだけで、考えすぎでよく傷つくし。私が忙しい時にその子より別のことを優先したら、『そばにいてほしい時におらへん』ってすごく怒られて。『あ、友達の間でもそういうのってありなんや』って反省したんです。そういう出来事も自分の中で番狂わせやったんですよね」(林)他にも、衝動をエンジンにして突き進むHump Backらしいフレーズが満載だ。「言葉選びはほんまに自然と出てきますね。閃きやときめきに勝てるもんってないなって年々感じてて、ライブ前に『今日はこういう日やからこういうことを言おう』とか用意しても、いざステージに立った時の自分にならないとしっくりこないし。瞬間にかけてますね」(林)「ライブで(林が)『セットリストにない別の曲やる』っていきなり言いだすと、『どれやろ?』って戸惑うことはありますね(笑)」(ぴか)「でもそのドキドキが楽しかったりする」(美咲)「ふたりにはほんまに私のやりたいようにやらせてもらってるんですよね」(林)2ndフルアルバム『ACHATTER』。新曲「番狂わせ」や、ぴかが初めて作詞作曲した「スリーピース」を含むバンド史上最大の全14曲収録。¥2,750(林音楽教室)ハンプバック中・林萌々子(Vo&Gt)、右・ぴか(Ba&Cho)、左・美咲(Dr&Cho)。2009年結成。大阪出身の3ピースロックバンド。※『anan』2021年8月11日‐18日合併号より。写真・中島慶子取材、文・小松香里(by anan編集部)
2021年08月15日9月3日に8th アルバム『WHO’S BACK?』をリリースしたBoA。そのリード曲「First Time」のミュージック・ビデオが公開になると、レコーディングドキュメントの中の彼女のすっぴんがあまりにキレイ過ぎると話題となった。本人はすっぴんより楽しく作業をしているところを見せたいという想いからだったと言うのだが、27歳とは思えないその美しさに世間が食いついてしまったのだ(笑)。今回はそんな彼女に美肌の秘密を明かしてもらった。―「First Time」のミュージック・ビデオでは、ノーメイクでもすごくキレイなBoAさんが見られるということでも話題となりました。今回、ノーメイクを公表することになったのはどんなきっかけからですか? BoA:もともとこの「First Time」のミュージック・ビデオの企画は、すっぴんを見せるというよりも、皆さんに普段の私のレコーディングの様子を見てもらえたらなと思って立てたんですね。いつも私が思っていたのは、皆さんに見せていない裏で起こることに楽しいことが多くって。そういう部分を見てもらえたら、より曲との距離も縮まるし、曲自体をもっと楽しんでもらえるんじゃないかなって考えて出したアイディアなんです。だから、逆にマネージャーさんからは「本当にすっぴんで出るんですか?」って言われました(笑)。―(笑)。そもそもはすっぴんを見せることがメインでは無かったと。BoA:そうなんです。でも、実際にこのミュージック・ビデオが世の中に出たら、あっちこっちからすっぴんについてばかり言われるようになって(笑)。むしろ、わざとすっぴん風を出すとかして、レコーディングしている風を撮りますとかが嫌だったんです。本当にレコーディングしているところに、カメラをそのまま入れてくださいっていうのが私からのオファーだったんですね。自然体で楽しく曲の作業をしているところを画にしたかったので。それで、実際にレコーディングするわけですから、私はやっぱり歌に集中したいので、メイクとか余計なものはいらないって思って。だから、なるべく遠くから撮ってくださいってお願いしてたんですけど…あんなにズームアップされてるとは思いませんでした(苦笑)。―BoAさんはステージや撮影などお仕事以外ではどんなメイクをされてることが多いのですか? BoA:メイクはほとんどしてないですね。するのは、ステージかカメラの前だけ(笑)。―やはりステージメイクって一般のメイクより濃かったりするし、お肌に負担がかかることが多いから、普段は意識的にしないという感じですか? BoA:それもありますけど、どちらかと言うとメイクが嫌みたいです(笑)。幼い頃から(仕事で)メイクをされてきたっていうのもあるんですけど、なんかメイクをしていると重みを感じるんですよね。あと、クレンジングして、きれいにマスカラも取らなくちゃいけないとかがめんどくさい(苦笑)。周りからはマスカラだけでもつけたら? とかって言われることもあるんですけど、いつも仕事でフルメイクをしているせいか、アイラインだけとか、マスカラだけとかって、メイクを途中で終わりにしちゃった感じがして来て変な感じなんですよ。なので、普段の生活だとティントを塗るくらいとか、そういうナチュラルな感じで色が付いてるくらいが好きですね。―今日もすっぴんでいらっしゃるんですけど、実は、数年前にBoAさんの取材をさせて頂いたときにすっぴんでいらっしゃったことがあって。そのときに、私は初めてBoAさんのメイクされてないところを見たのですが、すっごいキレイだって思っていて。BoA:あははは(笑)。―今回、このミュージック・ビデオで世の中の人にも見てもらうことができて、なんか自分じゃないのにすごい自慢したい気分なんですよ(笑)。BoA:ありがとうございます(笑)。でも、本当にこんなに皆さんがすっぴんにひっかかるとは思わなかったです。結構、美容系の取材が増えたり、ラジオとかに行っても、すっぴんばかり言われて、逆に恥ずかしいくらいなんです。自分ではもっと音楽よりな話題として取り上げられるのかなって思っていたんですけど。―そのくらい注目してしまうお肌のキレイさだからですよ。でも、どう考えてもお仕事柄不規則な生活リズムになってしまうと思うんですよね。その中で、この肌を保つにはどんなことをしていらっしゃるのかなと。BoA:やっぱり自分の肌を把握することが一番大事だと思います。自分の肌が敏感になる原因とか、こういう天気のときに自分の肌は弱くなるとか。それを把握してると、今日は日差しを浴びたからアロエで落ち着かせて、クリームを塗っておこうとか、今日はちょっと乾燥したからリッチなクリームを塗ってみようとか、そういう対処ができるので。―そうするとご自身の肌の状態に合わせて何種類か基礎化粧品を使い分けていたりするんですか? BoA:私、基礎化粧品の種類が3つくらいあるんですよ。敏感用、普通用、乾燥用とか。仕事や旅行にも必ず持って行きます。韓国に居るときは、ちょっと肌の調子が悪いなって感じたら皮膚科に行けたりするんですけど、日本とか外国にいるとそれができないので。韓国って皮膚科とエステティックが一緒になってるので、ニキビのケアとか、シミのケアとかもやってもらえるんですよね。だから、皮膚科の先生にいろいろ教えてもらって、予防薬とかも持っているし、パックとか特別なことをするよりは、自分の今の肌質を観察して、ホームケアをすることを頑張っています。―なるほど。では、食べ物とか内側から採るものに気を付けたりはしてますか? たとえば、サプリメントとか。BoA:食べ物はあんまり無いですね。好きな食べ物も麺類とかご飯系とか炭水化物ですし。あとは、水が好きですね。―水って美容に良いイメージがあるんですけど、一日にどのくらい飲むとかってありますか? 基本的にずっと飲んでます。家にも飲み物は水しか無いですね。夕ごはんが食べられなくても水があれば全然平気です。―今までやった美容法でこれはお勧めってものはありますか? BoA:うーん…、やっぱり最初に言いましたけど、自分の肌質を把握することだと思います。私もコマーシャルとかを見て「これは良さそう!」とか思って買ったりもするんですけど、使ってみたら値段が高くても合わないのもあれば、安くても合うものもあるし。それはホントに人それぞれ、肌質は全員違うじゃないですか。だから、自分に合うものをどんどん探して行って、自分に合わせたセットを自分なりに作るのが一番大事だと思います。サンプルとかをもらって試してみて、これは合う、合わないとかをやってみるといいですよ。私も結構、当たり外れ多かったですし(苦笑)。あと、そうやって自分の肌に合う化粧品を見つけて長く続けて使うと、肌も丈夫になるみたいで。私も昔は場所が変わったりとかすると、肌が荒れたりしたんですけど、今はわりと周りの環境に影響されないくらいどんどん丈夫になっているような気がします。―実際にこうやってすっぴんを拝見していると、お肌の悩みとかなさそうな気がするんですが…BoA:ありますよ。くすみとか。―えっ? 全く見えませんけど。BoA:(笑)。だから、日差しにあまり当たらないようにしたりしてます。それから乾燥もしますし。最近は、「リフトが必要なのはこういうことなんだ!」って思ことがあります(笑)。ハードな仕事が続いて疲れたりすると、本当にこう落ちてくる感じがするんですよ。そんなときは、エステでリフティングケアとかをしてもらいます。―その変化に気付くのって、普段から自分の肌と向き合ってるからこそですよね。BoA:それもありますけど、私たちの仕事ってカメラで撮られることが多いので。カメラって結構、小さな変化でもものすごく大きく見えるんですよね。「たるんで来ました~」「しわが~」って(笑)。―ホント、怖いですよね(笑)。ついすっぴんがキレイなので食いつき過ぎてしまいましたが、そもそもは8th アルバム『WHO’S BACK?』をリリースされるということで、今回のミュージック・ビデオも収録されたわけで。BoA:そうですね(笑)。―今作はBoAさんにとってどんなアルバムになりましたか? BoA:アルバムは4年半ぶりのリリースになるんですが、この約5年間の音楽活動が詰まった作品だと思います。その分、いろんなジャンルの曲が入ってて、どういうジャンルが好きな方にも楽しんで頂けるんじゃないかなと。―すっぴんもそうだったのですが、そのレコーディングを楽しいそうにしているBoAさんの姿が印象的でした。ことしでデビュー13年目ということですが、これだけずっと歌い続けていても、BoAさんにとって歌うことは楽しいんだな、と感じました。BoA:だって同じ歌なんて無いじゃないですか。一つの作品を作っていくプロセスは、毎回新しいし、楽しい。それから、今、一緒に作業している方たちとの相性もすごくいいんですよね。なので、どんな曲もとは言いませんけど、9割くらいはあんなふうに楽しくやってます。―最後にBoAさんと同世代の20代中盤から後半の女性っていろいろと悩みの多い年齢だとも思うんです。仕事とか、結婚とか…そんな女性たちにエールを頂けますか? BoA:やっぱり人生は選択次第なので、そういう選択にちゃんと責任を取って、自分が楽しめることが一番じゃないかなと思います。(取材・文/瀧本幸恵)■作品情報BoAニューアルバム『WHO'S BACK?』 2014.09.03リリース【CD+DVD盤】3,800円(税抜)購入は こちら から【CD盤】3,000 円(税抜)購入は こちら から ・Boaオフィシャルサイト ・BoA掲載記事リスト
2014年09月19日前作『IDENTITY』以来、約4年半ぶりとなるBoAのニュー・アルバム『WHO’S BACK?』。この4年の月日の間にリリースされた7枚のヒットシングルをすべて網羅し、明るくてポップなBoAから、バラードでしっとり酔わせるBoAまで、みんなが聴きたかったBoAの魅力がたっぷり詰まったファン納得の一枚となっている。今作についての話はもちろんのこと、可愛すぎる“すっぴん”姿が話題となった「First Time」のミュージック・ビデオの裏話から、9月6日よりスタートするこちらも約4年半ぶりとなるツアーについてなど、たっぷりと語ってもらった。――新作『WHO'S BACK?』には、『WOO WEEKEND』以降のシングル表題曲と、「NO DANCE, NO LIFE」以外のカップリング曲をすべて収録。リリースは4年半ぶりですが、その間の“まとめ”のようなお得な一枚ですね。BoA:そうですね。一曲一曲に世界観があるし、歌声とか曲調とか、いろんなカタチの私が入った一枚になりました。――ミドルテンポの曲が多い印象があったので落ち着いた仕上がりになるかと思いきや、全体的にリズミカルで気持ちよいグルーヴが感じられる一枚でした。BoA:私も最初はそう思ってたんですけど、意外とアップテンポが多いんですよ。「First Time」もそうですし、2、4、6、9、1、14曲目と半分がアップだから。――ミディアムテンポの3曲目「Only One」も踊れる曲ですしね。BoA:そう。「Baby you...」もテンポが遅い曲じゃないし、「Call my name」も全然ダンス曲ですから。純粋にバラードといえる曲は3曲なので。――新録曲「First Time」は、心が躍り出すような明るいエレクトロ調のナンバーに仕上がりましたね。BoA:初めてのことは不安も多いけど、勇気を出してトライしてみようとか、一歩踏み出してみようとか、そういうメッセージソングになってます。毎日同じことを繰り返してるように思うけど、本来、1日1日は違う1日なわけだから。なにか初めてのことに対面したときも楽しくやっていこう的な曲ですね。――ミュージック・ビデオは、「First Time」のレコーディング風景や今回のアルバムのジャケット写真撮影に密着したドキュメンタリー映像になっていますが、これはBoAさんがアイデアを出したとか。BoA:そうなんです。このアルバムのリード曲だし、ウチらが普段どうやって作品を制作して世の中に出してるのかをみんなに見てもらいたいなと思って。――レコーディングスタジオで手料理する場面もあるし、すっぴんの顔も初披露! ここまで舞台裏を見せるのは初めてですよね。BoA:私、レコーディング作業はいつもメッチャ楽しんでるんです。でも、そういう部分をこれまで出したことがないし、そういう風に楽しく作ってる楽曲ですよっていうのを見せると、この楽曲がより楽しく聴こえるんじゃないかと思って。だから、撮影のときもスタッフに“レコーディングをしてる風”の映像を作るのはやめてくださいってお願いしたんです。本当のレコーディングにカメラを入れたし、ジャケ写撮影のときもそう。実際にやってることをそのまま映像にしたんです。だから、すっぴんも完全なるすっぴん(笑)。――7月にリリースした最新シングル「MASAYUME CHASING」は、力強さと可愛らしさが共存したとてもポップな曲でしたね。BoA:結構パンチのあるアップテンポの曲に仕上がったなっていう印象です。サビもキャッチーですしね。――途中に出てくるBoAさんのラップもアクセントになってるし、あとこれはライヴが盛り上がりそうな曲だなって。BoA:そう。“nanananananana”のところはライヴでみんなが歌ってくれそうなフレーズだなって思ってるので。9月のツアーでは一緒に歌って、みなさん盛り上がりましょう! ――その他の収録曲についても伺いたいんですが、特に思い出深い曲はどれですか? BoA:曲に対してたくさん思い出があるのは「Only One」ですね。韓国でリリースして、そのあと日本でもシングルにしたから、一曲のプロモーション期間が長かったんですよ。一年間「Only One」を歌い続けてたから。この曲はすごくたくさん歌った記憶があるし、(振り付けで)男性の背中にすごく乗っかった記憶があります(笑)。――バラードで印象深いのは? BoA:「close to me」かな。歌ってて気持ちよかったから。好きな楽曲だったからかもしれないんですけど、ミックスはこんな感じでやって欲しいとか、そういうリクエストまでした曲でしたし。――4年半のなかで節目とか分岐点になったかも、という曲は? BoA:「Milestone」ですね。これは日本デビュー10周年のときに出した曲だから。ミュージック・ビデオ撮影もすごく覚えてます。――本作には、BoAさんが作詞作曲した「Only One」「Baby you..」、そして作詞のみ行った「Shadow」と、自身のペンによるナンバーが3曲入っています。前作『IDENTITY』は作詞作曲に注力した作品でしたが、そういう部分もこのアルバムにきちんと引き継がれていますね。BoA:作詞作曲はこれからもずっとやっていくものなので、もう特別なものとは思ってないんです。でも、「Only One」が私の作詞作曲だっていうことを知らない人も多いので、この機会に知ってもらえるとうれしいですね。私はエレクトリックピアノのサウンドがすごく好きなので、「Only One」と「Baby you..」は自分でも出来に満足してる楽曲です。――9月には4年半ぶりとなるライヴツアーが控えていますが、ツアーに向けてトレーニングとか準備してることはありますか? BoA:トレーニングは普段から週3回ジムに通ってるんですよ。これ以上となると毎日ってことになっちゃうし、そうなるとムキムキになっちゃうから(笑)。現状のままでOKです。――韓国では昨年頃から女優としても本格的な活動を始めましたが、ライヴパフォーマンスに演技経験からのフィードバックはありそうですか? BoA:女優は小さな動きで感情を大きく伝える仕事じゃないですか。オーバーリアクションをすると変な感じになるから。でもステージは大きく動いて感動があるから、あんまりリンクしないかも。表現の分野が違うというか、やってること自体がまったく違うと思いますね。――最後に、ライヴを楽しみにしているお客さんにメッセージをお願いします。BoA:ツアーをやることが決まったときに、日本での活動が始まったな、ここからだなって気持ちに改めてなりましたし、今、どんどんモチベーションが高まってます。久々にファンの方と会えるのは本当にうれしいし、楽しみ。満足してもらえるステージをつくりたいと思っているので、みなさん期待していてください! ■作品情報BoAニューアルバム『WHO'S BACK?』 2014.09.03リリース【CD+DVD盤】3,800円(税抜)購入は こちら から【CD盤】3,000 円(税抜)購入は こちら から ・BoAオフィシャルサイト ・BoA掲載記事リスト
2014年09月08日8月28日に東京・渋谷O-EASTで「back"cast"away presentsJUMP × HIGH × JACK -その足は跳ぶためにある-」が開催された。【公演情報はこちら】「JUMP × HIGH × JACK (ハイジャンプ・ハイジャック) -その足は跳ぶためにある-」はロックバンドback"cast"awayが主催し、すべて手作りで作り上げる夏の終わりの一大イベント。トップバッターはSILC set Heaven。出だしから気合の入ったプレイで、客席を沸かせる。続いてはTHE Hitch Lowke。初めて見た人にも伝わるほど、強く熱のこもった演奏と歌唱を見せ、披露した新曲も大きな盛り上がりを見せた。3番目に登場したuniverseは魅せる曲と聴かせる曲のバランスがマッチしており、ボーカルのharuの歌声も会場に力強く響き渡っていた。続いてはUZUMAKIが登場。音圧の強いサウンドに始めこそ面食らった様子の観客だったが、豪快なパフォーマンスを見ると徐々に呼応していき、最終的には会場がの全員がUZUMAKIに魅了されていた。イベントも後半に差し掛かり、続いて登場するのはiMagic.。エレクトロとロックが融合したような曲など、様々なジャンルが合わさった様な楽曲群は、それぞれ特色があって良いライブ。続いての出演はTHE 冠。back"cast"awayのメンバーが「まさか出てもらえると思わなかった」と語っていたベテランは、若者が多い客席と40代の自分を対比させるMCをはさみながらも、楽曲は芯の通ったへヴィーメタルで、ヘドバンを行うオーディエンスも現れるなど、笑いの中にもカッコよさを感じさせるステージだった。そしていよいよトリ前のBrand New Vibeの登場。元々back"cast"awayとは仲の良い彼ら。メンバーとのエピソードを明かしつつも、後から出てくるback"cast"awayには負けないという熱も感じさせる演奏を魅せてくれた。イベントのトリを勤めるのは勿論、back"cast"away。朝早くから会場入りし、様々な業務も自らこなしてからの登場。さすがに集中力が切れているのではと心配になったが、そんな思いは1曲目の「Arrow」のイントロが流れた瞬間に消し飛んだ。まるで見に来てくれたファンや出てくれたミュージシャンに、全身全霊で感謝を伝えようとしているかの様な、パフォーマンスに長い時間を供にした観客も最後の力を振り絞るかの如く応えていた。今回のイベントについてback"cast"awayは「決して、自分達だけで出来たフェスではないと思います」と会場に足を運んだファンを含め、関係する全ての方への感謝を口にし、加えて「このJ×H×Jのようにメジャー、アマチュア入り混じりジャンルは関係なく楽しめて、今後も僕らがテーマとしてる「暖かい空間」やLIVEには必ず欠かす事の出来ない「笑顔」を皆で共有出来る、たくさんの人が「来てよかった」と思ってもらえるようなイベントにしていきたい」と野望を語った。
2012年08月30日