JR東日本は7月14日、「グループ経営構想V~限りなき前進~」で掲げる一体感のあるグループ経営を進めるため、JR東日本グループの共通ポイント「JRE POINT(ジェイアールイー・ ポイント)」を開始すると発表した。同サービスでは、加盟店での利用金額100円(税抜き)につき1ポイントたまり、有効期限は利用した日から自動延長で2年間有効となる。ポイントは、加盟店で1ポイント当たり1円として利用できるほか、鉄道関連商品との交換などにも利用可能。ポイントサービスは2016年2月より順次開始される。初めに、アトレ、ボックスヒル、グランデュオ、シャポー、テルミナのポイントを共通化し、その後、他の駅ビルのポイントも共通化する。さらに、ビューカードの決済で貯まるビューサンクスポイントや、Suica電子マネーの決済でポイントが貯まるSuicaポイントとの共通化を目指す。
2015年07月15日JR東日本は7月14日、JR渋谷駅について、2014年4月より駅改良の準備工事に着手していたが、工事計画がまとまり、2015年9月より本体工事に着手すると発表した。全体の完成は2027年度を予定している。同工事は、国土交通省関東地方整備局が進める国道246号拡幅事業との共同事業として進めるとともに、東西に横断する自由通路の整備を渋谷駅街区土地区画整理事業と一体で進めていく。改良工事として、「埼京線ホームの移設」「駅コンコースの拡充」「バリアフリー設備の整備」「山手線ホームの1面2線化 」「東西自由通路の整備」が行われる。現在、駅南側にある埼京線ホームは2020年春を目標に北側へ約350m移設し、山手線ホームと並列の位置とする。また、1階部分と3階部分において、駅構内コンコースを拡充するほか、1階と3階コンコースと山手線・埼京線各ホームを結ぶエレベータを整備する。東京オリンピックが開催される2020年時点で、駅施設は一部仮設備の状態となるが、埼京線ホーム移設のほか、改札内におけるバリアフリー設備の整備、他社線との乗り換え動線を改善する予定で工事を進めていくという。
2015年07月15日ゴールデンマジックは7月18日、「九州熱中屋 錦糸町LIVE」を東京都墨田区錦糸にオープンする。「九州熱中屋」は、九州の料理を地方感そのままに提供する居酒屋で、山手線沿線エリアを中心に展開している。名物メニューは、脂ののった腹側の身と背側のコリコリした歯ごたえが特徴という大分直送の「活豊後さば刺し」や、2種類のひき肉を使用した「博多一口鉄板餃子」など。長崎の西方100kmにある五島の海産物も多数投入する。なお、7月18日~23日の期間でオープン記念イベントも開催。期間中は、生ビール・ハイボール・自家割焼酎を99円(税別)で提供する。そのほかにも、当日17時までに予約して来店すると、ダイヤモンドダイニンググループオリジナルのサービスポイント「DDマイル」を予約人数1人につき350マイル分、幹事に贈呈する。
2015年07月09日JR東海とJR西日本は7月6日、東海道新幹線の放火事件を受け、東海道・山陽新幹線において、防犯カメラを増設することを発表した。セキュリティの向上を図るため、これまでデッキ部に設置されていた防犯カメラを客室内およびデッキ通路部にも増設する。対象編成は、JR東海がN700A(31編成)とN700系(80編成)の計111編成、JR西日本がN700A(9編成)とN700系(16編成)の計25編成となっている。2社は、平成28年度から30年度にかけて改造工事を実施する。
2015年07月07日ゴールデンマジックが運営する「九州熱中屋」では6月24日、ドラマ『めんたいぴりり2』とコラボレーションしたメニューを期間限定で発売した。同店は、九州の繁盛店を再現した居酒屋で、地方感そのままに九州の料理を提供している。メニューには、大分県直送の「活豊後さば刺し」や2種類のひき肉を使用する「博多一口鉄板餃子」などがある。『めんたいぴりり』とは、辛子明太子を日本で初めて製造・販売し、福岡県を代表する食産品に育てた「味の明太子ふくや」の創業者・川原俊夫氏の生涯を描いたドラマ。テレビ西日本が2013年に創立55周年記念として制作し、お笑い芸人の博多華丸さんが主演を務めている。今回のコラボレーションは、同作の第2弾がDVD販売・TSUTAYA独占レンタルを開始したことを記念して実現した。「味の明太子ふくや」の明太子を使用し、同店ならではの食材や調理法にこだわった料理を提供するという。また、コラボレーションメニュー名は博多さんが命名した。「釜飯ぴりり」(850円)は、ヒノヒカリを釜で炊き上げたご飯と明太子を楽しめる1品。「明太子入れたでごわす」(690円)は、長崎県五島列島近海でとれた白身魚を使用したさつま揚げ。同店専用に作ったすり身に明太子と大葉を練り込んだ。「明太根」(690円)は、炭火で軽くあぶった明太子にシャキシャキの大根をはさんだ1品。「メンぷら」(750円)は、明太子の天ぷらで、外はサクっと、中はレアな仕上がりとなっている。明太子ならではのプチプチ食感は残しつつも、しっとりとした新しい食感と味わいが楽しめるという。※価格は税別、一部取扱いのない店舗あり
2015年06月25日九州経済連合会(九経連)と九州観光推進機構は6月5日、「Kyushu_Free_Wi-Fiプロジェクト」を開始すると発表した。日本電信電話(NTT)とエヌ・ティ・ティ・アド(NTTアド)、エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム(NTTBP)と連携する。取り組みは「Wi-Fi環境の整備促進」「観光アプリの提供」「無料Wi-Fiスポットの拡大・加盟促進活動」の3点。Wi-Fi環境の整備促進は、九州各地において、観光客が安全、かつ簡便に利用可能なWi-Fiサービスの提供に向け、Wi-Fi環境整備に関するガイドラインを定め、Wi-Fi接続事業者間の連携強化を図り、Wi-Fi環境整備を促進する。また、NTTBPが提供するJapan Connected-free Wi-Fiアプリ(Japan Wi-Fi)と連携し、一度の利用手続きで、九州各地のWi-Fiサービスに加え、既にJapan Wi-Fiで連携している全国約70のWi-Fiサービス(アクセスポイント数:約13万)も簡便に接続可能な環境を整備する。観光アプリの提供では、NTTグループとJTBグループが「地域活性化トライアル」で提供した観光情報アプリの情報を基盤に、九州観光アプリ(Japan Travel Guide)を開発。九州7県の観光コンテンツを順次追加して、多言語(日本語・英語・韓国語・簡体字・繁体字)で提供する(タイ語も追加予定)。九州観光アプリは、地域企業・店舗の広告やお得なクーポンの配信機能、Japan Wi-Fiとの連携機能を併せ持ち、観光地への来訪、観光地での消費を促すために効果的な集客、送客を目指す。また、これらの機能を活用したキャンペーンも予定している。無料Wi-Fiスポットの拡大・加盟促進活動では、観光客のおもてなし環境のさらなる拡大のため、九州各地の無料Wi-FiスポットのKyushu_Free_Wi-Fiプロジェクトへの加盟促進を行う。また、Kyushu_Free_Wi-Fiプロジェクトによる九州観光アプリ、および無料Wi-Fiスポットの利用促進イベントやプロモーションを展開していく。九経連が事務局となり、Kyushu_Free_Wi-Fiプロジェクト参加メンバーを中心に、九州Free Wi-Fiビジネス協議会(仮称)を発足し、統計化された観光動態等のデータから、地域活性化のビジネスモデルを検討するワーキンググループ活動を実施していく。
2015年06月08日キリンビバレッジは「おいしく地産全笑。プロジェクト」を指導し、第1弾商品として「キリン おいしく地産全笑。世界一の九州・沖縄をつくろう。野菜 100/野菜と果物」を、7月7日より全国で発売する。希望小売価格は150円(税抜)。ちなみに同社の「おいしく地産全笑。プロジェクト」は、「地域のおいしいを見つけてニッポン中で楽しむ、おいしい地産全消」がコンセプト。地産品を商品化し、地域経済・農業経営に貢献していくことを目指しているという。また両商品とも、にんじん汁をベースに、九州・沖縄各県の野菜をブレンドしており、「野菜100」は九州・沖縄の野菜汁を100%使用した野菜ジュース、「野菜と果物」は柑橘が香る野菜と果物のジュースとなっている。
2015年06月01日ゴールデンマジックは、5月28日、「九州の活気溢れる繁盛店」を再現した居酒屋『九州熱中屋』より、『九州熱中屋品川シーズンテラス LIVE』をオープンする。同店は、店内調理にこだわる九州郷土料理・地元居酒屋を彷彿させ、親近感溢れるサービスにより、“地方感“が体験できる。都心・郊外を含む首都圏で現在66店舗を展開している。同社は、今後ビジネスにおける主要都市として、品川エリアへ着目。リニア中央新幹線の始発駅や、品川-田町間に山手線新駅の設置が決定するなどを受け、新商業施設内への出店を決定したとされる。同店名物の「活豊後さば刺し」は、大分県豊後水道の荒波にもまれ、身の締まり、脂ののりともに超一級品のさばを活魚車で丁寧に搬送しているとのこと。「博多一口鉄板餃子」は豚の腕挽肉を粘りが出るまで良くまぜ、食感、ジューシー感にこだわり、さらに粗びき肉を投入し、キャベツやニラなどの野菜をたっぷり混ぜ合わせた種を特製の皮でひとつひとつ包み込んだ自家製餃子となっている。
2015年05月18日東日本旅客鉄道(JR東日本)は1日、東北新幹線の車内にて、訪日外国人向けの無料Wi-Fiサービス「JR-EAST_FREE_Wi-Fi」の試行を開始した。当初は1編成で提供。順次範囲を拡大していき、2015年6月末までに3編成で提供予定。「JR-EAST_FREE_Wi-Fi」は、駅や車両内などで利用できるJR東日本の無料Wi-Fiサービス。山手線および羽田空港など東日本エリア全5箇所の「JR EAST Travel Service Center」で提供しており、今回の取り組みで東北新幹線が加わる形となる。SSID名称は「JR-EAST_FREE_Wi-Fi」。利用にはメールアドレスの登録が必要で、1回の接続時間は3時間。1日の利用回数に制限はない。サービス提供車両には、車内にステッカーを掲示する。
2015年05月08日福岡県福岡市のRKB毎日放送会館横の百道1号緑道で、九州の工場から直送した地ビールなどが味わえる「ザ・ゴールデンももち2015 九州地ビールフェア」が行われる。開催日は、5月1日~6日、11時~21時(6日は18時)。ビールはチケット制で1杯500円。○九州、山口の14メーカーが参加同イベントでは、九州・山口の地ビールや東北3県6ブランドの地ビールなども販売されるほか、うえやまとちさんの漫画『クッキングパパ』30周年を記念してフードエリアにコラボメニュー「荒岩流メンチカツ」(第14巻に登場)、「大手羽ロースト」(第105巻)なども登場。福岡県の杉能舎ビールより「アンバーエール」や、「白ビール」、宮崎県、宮崎ひでじビールの「宮崎マンゴーラガー」、「宮崎ゆずラガー」、熊本県の熊本クラフトビールからは「ヴァイツェン」、「ダークラガー」、鹿児島県、花渡川ビアハウスより「薩摩 GOLD」、「薩摩 RED」などが出品される。ほかにも、宮城県の仙南クラフトビールから「女川ホップペール」、福島県の猪苗代地ビールの「ブラウンヴァイツェン」、みちのく福島路ビール「ピルスナー」、岩手県の遠野麦酒ZUMONAより「アルト」、いわて蔵ビールの「イングリッシュIPA」など、多くの地ビールが出品される予定。また、フードコーナーでは「富士宮やきそば」をはじめ、「厚切り牛たん串」、「塩唐揚げ」、「どぶ漬け唐揚げ」、「南蛮唐揚げ」、「豚の味噌漬けステーキ」、「みやこハムのソーセージ」など、多彩なメニューが用意されている。
2015年04月28日九州大学はこのほど、ウイルス感染による糖尿病発症に関わる遺伝子を発見したと発表した。同成果は九州大学大学院医学研究院保健学部門の永淵正法 教授と、生体防御医学研究所、宮崎大学医学部、佐賀大学医学部、大分大学医学部、愛知県衛生研究所、シカゴ大学医学部らの共同研究グループによるもの。4月7日付け(現地時間)の国際学術誌「Nature Communications」に掲載された。ウイスル感染によって糖尿病を発症する可能性はこれまでも指摘されており、糖尿病を誘発する脳心筋炎ウイルスD株(EMC-Dウイルス)が一部の系統のマウスのみに高率に糖尿病を誘発すること、さらにその感受性遺伝子は単一であることが知られていたが、その責任遺伝子はわかっていなかった。一方、近年の研究でEMC-Dウイルスの感染によって糖尿病になるかどうかは、自然免疫が重要であることが明らかとなっていた。今回の研究では、ウイルス感受性の高い系統のマウスでは、ウイルス感染の防御に働くインターフェロンの効果を発揮するために必要なTyk2遺伝子に異変が起きていることがわかった。また、これらTyk2遺伝子異変マウスの通常の細胞では、高濃度インターフェロン刺激によりウイルス抵抗性が回復したが、インスリンを作る膵臓のランゲルハンス島β細胞では回復力が少なかった。このことから、ウイルス感染を受けてもTyk2遺伝子が正常に働かず防御機能が低下し、インスリンを作るランゲルハンス島β細胞が破壊されてしまい糖尿病が発症していたことがわかった。今回の成果は、マウスに比べてよりウイルス感染に感受性が高いヒトにおいてもウイルス感染が糖尿病の危険因子の1つとなり得ることを示すもので、今後、ウイルス糖尿病の病態の解明、糖尿病を起こしやすいウイルスの発見、わらにはそのワクチンの開発につながることが期待される。
2015年04月10日東日本旅客鉄道(JR東日本)は8日、訪日外国人向けの無料Wi-Fiサービス「JR-EAST_FREE_Wi-Fi」を整備し、山の手線内全駅でサービスを提供すると発表した。現在の12駅に加え、2015年4月末までに新たに24駅でサービスを開始する。今回のサービス提供により、JR東日本エリアでは41駅と全5箇所の「JR EAST Travel Service Center」で、「JR-EAST_FREE_Wi-Fi」が利用できるようになる。サービスを利用できる場所は、各駅の改札口付近に設置するアクセスポイント周辺。利用できる場所では、「JR-EAST FREE Wi-Fi」のロゴに加え、シンボルマーク「Japan. Free Wi-Fi」のロゴも構内に掲出する。「JR EAST Travel Service Center」の場所は、長野駅、福島駅、郡山駅、横浜駅、成田空港、羽田空港国際線ビル駅、空港第2ビル駅の5カ所。
2015年04月08日3月3日と4日、パナソニックと九州旅客鉄道(JR九州)は、福岡市のJR博多駅・博多シティ改札口内スペースで「『WONDER JAPAN TRIP』 -2020年の観光を考える-」を開催した。同イベントは東京オリンピック・パラリンピックが開かれる2020年を見据え、「観光立国・地方創生」をテーマに、多言語ソリューションを通じて九州の魅力を発信する体験イベントだ。2014年、訪日外国人は1,300万人を突破。政府は2020年における2,000万人超えを目標としている。海外からの観光客増加によるインバウンド効果で日本全体はもちろん、地方の活性化にも好影響があると考えられるが、壁となるのがやはり言葉のコミュニケーションだ。パナソニックでは2020年に向け、自動翻訳機や、光IDを活用したサイネージ技術などの多言語ソリューションを開発中。同イベントで来場者は、“言葉の壁”を超える最新テクノロジーのデモを体験することができた。同イベントに先立ち催されたプレスイベントには、『WONDER JAPAN TRIP』の企画者である放送作家・脚本家の小山薫堂氏、主催両社を代表してパナソニック役員の井戸正弘氏とJR九州代表取締役社長の青柳俊彦氏、さらに観光促進を担う国土交通省から九州運輸局長の竹田浩三氏が参加。2020年に向けた観光立国・地方創生をテーマに、4氏によるトークセッションが行われた。まず、『WONDER JAPAN TRIP』を企画した小山氏は「いま、2020年に向けて日本中が一体になろうとしている。九州新幹線が通るときにも熊本県が一体となったが、大きなイベントがあると、それをきっかけに、そこで暮らしている人たちの心がひとつになる。2020年は日本がひとつにまとまる最高のチャンス。パナソニック、JR九州、国土交通省も含めた官民が一体となって地域創生を進め、そこから得られた知見を互いにフィードバックすることで、訪日外国人の“言葉の壁”解消に向けたコミュニケーションの方法を私としても考えていきたい」と語った。続いて、九州の外国人観光客増加を目指す国土交通省九州運輸局の竹田局長が「2014年の九州への入国者数は167万人で過去最高。対前年伸び率も33%を超えている。九州は豊かな自然、多種多様な食文化、地域に根ざした伝統文化に恵まれ、外国人旅行者にとっても魅力がいっぱい。(全国で)2,000万人を目指すうえでも九州エリアは大きく貢献できるが、やはり受け入れ体制が課題であり、フリーWi-Fiの整備に加えて“言葉の壁”を乗り越える試みを進めていきたい」とした。JR九州社長の青柳社長は、「九州には、とくにアジアからの観光客が大きく伸びている。JR九州では外国人観光客向けにレールパスを用意しているが、これが人気で、一昨年8万枚、昨年度は10万枚、今年度は16~17万枚という状況になっている。“D&S(デザイン&ストーリー)”というストーリー性を持った観光列車も外国人観光客に人気で、そのひとつ『ゆふいんの森』の平日の乗客は8割が外国人。となると大事なのはやはりおもてなしで、JR社員の周知教育も進めているが、コミュニケーションをさらに円滑にするためのツールの登場にも期待している」と述べた。最後にパナソニック役員の井戸氏は、同社でビジネスソリューション本部、東京オリンピック・パラリンピック推進本部の本部長も務める立場から、「年々増え続ける海外からの旅行者が、いかにストレスなく日本を旅行できるか。パナソニックの技術で、インバウンド対策のお役に立ちたい。まずは2020年というターゲットに向けてパナソニックがどういうお手伝いをできるかがテーマだが、私たちは2020年以降の日本社会をどう新しく変えていくかについても大きな視点として持っている」と語り、開発中の多言語自動翻訳機と、光IDサイネージが外国人観光客だけでなく、福祉、医療などを含め、さらに先の日本全体にも大きく貢献できる可能性に触れた。自動翻訳機については3つのソリューションを紹介。ひとつは首からぶら下げるペンダント型で、現在は日英中韓の4カ国語に対応。近いうちに10カ国語対応にしていくという。「駅のような雑踏の中でも対応できるようにしてある。現時点の(音声入力から翻訳出力までの)タイムラグは約2秒だが、これをさらに短くしていくのが課題」と井戸氏。このほか、ホテルや観光案内所などに設置して観光スポットや店舗情報などまで表示できる据置型と、駅員や観光ガイドなどが現場で使えるメガホン型の自動翻訳機も紹介した。一方の光IDは、デジタルサイネージやLED照明などから発する信号をスマートフォンのカメラがキャッチし、アプリが読み取ることで、瞬間的に多言語で商品説明などを表示する技術。同技術に関して、パナソニックでは50以上の特許を申請しているという。画像認識とは異なり光を読み取るので、多少の障害が間にあっても問題なく機能する。井戸氏は「光ID技術も、今後30カ国語、50カ国語でも対応できる。2020年に向け、“言葉の壁”のストレスをなくすため、パナソニックの技術で可能なものをいろいろと試し、提案していきたい」と結んだ。
2015年03月05日パインは3月9日、「白くまキャンディ」を発売する。同商品は、フルーツをたくさん盛り付けた九州名物のかき氷「白くま」をイメージし、カラフルなミンツとフリーズドライのいちごをキャンディに練りこみ見た目にもこだわった、サクサク食感のキャンディ。九州で生まれた、練乳、フルーツ、小豆がたっぷり乗ったかき氷「白くま」は、今や全国のスーパーやコンビニエンスストアでも販売され、小さな子供から大人まで幅広い層に愛されている。同商品は、「白くま」のひんやりサクサクな食感とカラフルな見た目、おいしさをキャンディで再現した。練乳、いちご、みかん、白桃の果汁を配合し、フルーティーかつクリーミーな味わいに仕上げたという。かき氷をイメージしたサクサク食感のキャンディの中にひんやりとした小豆ミルク風味のパウダー入り。フルーツと小豆ミルクの絶妙なハーモニーが楽しめるという。パッケージは、白くまのキャラクターがかわいらしく、夏らしいデザインが印象的なデザインとした。内容量80g(個包装紙込み)で、希望小売価格は180円(税別)。
2015年02月25日イオン九州はこのほど、九州各県在住の男女2,130名(独身女性1,230名、既婚女性700名、独身男性200名)を対象に実施した「バレンタインデーについての意識・行動」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査期間は2014年12月26日~2015年1月5日。○義理チョコは500円以下、本命でも1,000円以下調査ではまず、今年チョコを贈るかどうか質問したところ、「本命チョコ」は41.8%、「義理チョコ」は45.6%の人が贈ると回答。なんと、どちらも半数以上が「本命も義理も贈らない」という結果となった。ではその半数に満たなかった贈る派の女性は、どんな相手に、いくつチョコを贈っているのだろうか。調べた結果、本命チョコは「1個(63.4%)」という人が圧倒的に多く、義理チョコの場合は「3~5個(29.7%)」が主流だった。一方価格では、本命であっても「500円以下(6.1%)」「1,000円以下(26.1%)」という人が3割を超え、義理では「500円以下(39.3%)」がおよそ4割という結果となった。○九州女性がチョコをあげたい有名人「バレンタインデーにチョコレートを贈りたい有名人を3人まで」尋ねたところ、20代以下の女性に1位に選ばれたのは、「あまちゃん」でブレイクした21歳の若手俳優「福士蒼太」だった。一方30代以上の女性では、人気ランキングで例年1位に上がる45歳の俳優・ミュージシャンの「福山雅治」が1位に。そのほか、「佐藤健」や「向井理」、「西島秀俊」といった映画やドラマで活躍中のイケメンや、ユニークなところでは就学中女性の3位に「マツコ・デラックス」が、また、既婚女性の6位にフィギュアスケートの「羽生結弦」が上位にランクインする結果となった。○九州男性の69.5%が「義理チョコは不要」と回答次に、男性を対象に「毎年学校や職場、家庭で配られている義理チョコは必要だと思うか」聞いたところ、「どちらかといえば不要(27.0%)」」「不要(42.5%)」」と、九州男性のおよそ7割が義理チョコはいらないと考えていることがわかった。その理由は「お金の無駄遣いだから(59.7%)」や、「気持ちがこもってないから(26.6%)」とのこと。対して「必要」な理由としては、「人間関係のため(60.7%)」や「挨拶代わりだから(52.5%)」だった。また、チョコと一緒にプレゼントをもらえるとしたら何がいいか教えてもらったところ、なんと、メールやSNS全盛のこの時代に「手紙」が1位となった。また、3位に「気持ち」、6位に「愛情」がランクインしたことから、男性はモノよりも心の部分を大切にしていることが読み取れた。ちなみに、モノで一番人気だったのは「マフラー」だった。
2015年02月03日JR東日本・JR東海・JR西日本・JR九州・JR北海道は5日、年末年始期間(12月26日から1月4日までの10日間)の利用状況について発表した。この年末年始は日本海側を中心に大雪の影響を受け、一部列車に遅延・運休などが生じた。それでも前年を上回る利用状況となり、新幹線・在来線合計の利用者数はJR東日本435万1,000人(前年比101%)、JR東海386万8,000人(前年比104%)、JR西日本276万8,000人(前年比101%)、JR九州約78万人(前年比104%)。JR北海道も、本州方面は寝台列車の運休などの影響で輸送実績が落ち込んだものの、その他の主要線区で前年を上回り、主要4線区合計の輸送実績は33万5,500人(前年比101%)となった。東海道・山陽新幹線「のぞみ」の利用者数は、東海道新幹線区間(小田原~静岡間)で252万8,000人、山陽新幹線区間(新大阪~西明石間)で136万5,000人。また、上越新幹線が前年比105%(大宮~高崎間115万3,000人、前年より約6万人増)、長野新幹線が前年比110%(高崎~軽井沢間35万3,000人、前年より3万3,000人増)と高い伸びを示した。行楽地最寄り駅の長野駅・軽井沢駅・ガーラ湯沢駅も、降車人員は前年比110%前後だったという。JR東日本管内における近距離きっぷの発売枚数は、年末年始の10日間で計5,259万枚(前年比102%)。駅ごとの降車人員では、川崎大師への初詣に便利な川崎駅が33万7,000人(前年比101%)、明治神宮に近い原宿駅・代々木駅が31万2,000人(前年比97%)だった。JR東海は名古屋近郊(東海道本線・中央本線・関西本線)の利用人員に関して、年末年始期間337万1,000人(前年比106%)、正月三が日80万9,000人(前年比101%)と発表している。JR西日本によれば、京阪神地区における近距離券の利用者数は1日あたり112万9,000人(前年比102%)だったという。駅ごとの利用者数で高い伸びを示したのはユニバーサルシティ駅で、前年比122%(1日あたりの利用者数3万人)を記録。その他、大阪駅・京都駅・三ノ宮駅などの主要駅も、前年を上回る利用状況となった。
2015年01月05日イオングループは、1977年から「イオン社会福祉基金」を設立するなど、さまざまな環境・社会貢献活動を実施しているが、そのグループ内企業、イオン九州はさらに地域密着型の社会貢献活動に取り組んでいるという。同社は独自の基金「イオン九州社会貢献基金」を1997年に設立。これは、より地域に密着した活動をしたいという社員の声から設立にすることになったものだという。また、イオン九州は、資金提供や物品提供といった援助活動だけではなく、社員自らが地域に関わるボランティア活動を重視しているという。そのうちの一環が、サンタクロースに扮した社員がクリスマスに福祉施設を訪問する活動。これは、毎年クリスマスに社員が行っていた活動が恒例化したもので、2014年は79カ所の施設を訪問したという。同社代表取締役社長 柴田祐司は、社会福祉活動について、「地域と企業の関わりを考える時、わたしたちがもっとも大切にしているのは、単なる経済的、便利的貢献ではなく、地域のみなさまから必要とされる暮らしに根差した存在になることであり、社会福祉活動もそうした取り組みの中から生まれたものであります」とコメント。また、活動当初から携わってきた社員は「当初は小さかった活動も、実際に地域の方々や子どもたちが喜んでくれている姿に触れ、自然に、自主的に活動が大きく広がっていきました。資金提供だけでなく、こうして実際に地域の福祉施設を訪問することでしか得られない大切なこと。これからも九州のみなさまのお役に立てるよう、活動を継続していきたいです」と話す。一方、数年にわたりサンタクロースの訪問を受けてきた福岡療育センター いちばん星センター長 堤孝子さんは、「今年で4回目だったのですが、子どもたちがとても楽しみにしており『サンタさんにどこから来たの?』とたずねたり、早々と来年のプレゼントをお願いしたりと、大変ほほえましい、楽しい時間を過ごすことのできる貴重な時間になっています。今後も引き続きこの活動を継続してほしいです」と、活動の意義を語った。
2014年12月26日JR九州はこのほど、香椎線の利便性・サービス向上をめざし、「ANSWERシステム」(駅遠隔ご案内システム)を導入すると発表した。2015年1月から工事に着手し、3月14日のダイヤ改正に合わせてサービス開始する。香椎線については、経費削減などを目的に、香椎駅・長者原駅を除く14駅を無人駅化することが報じられている。これら14駅は来年3月のダイヤ改正以降、「ANSWERシステム」を導入した「Smart Support Station」に切り替えられるという。「ANSWER」は「ANytime Support With Expert Response」の頭文字を取ったもので、「いつでもプロの応対でサポートします」との意味が込められた。おもな駅設備はインターホン、自動券売機、自動改札機、係員対応精算機、列車接近放送装置で、始発列車から最終列車まで、サポートセンターにて専属のオペレーターが遠隔で対応。自動券売機などの機器類に異常が発生した際は遠隔操作で復旧を図るほか、必要に応じて係員(サポートスタッフ)が現地で対応する。また、「列車の乗降にお手伝いが必要なお客さまに対しては、サポートスタッフがお手伝いさせていただきます」(JR九州)とのことだが、サポートを受けるためには乗車前日20時までにサポートセンターへの予約が必要に。なお、係員対応精算機と、安全対策として導入される列車接近放送装置については、雁ノ巣駅・海ノ中道駅を除く各駅への設置となる。
2014年12月24日ハウステンボスは12月20日、九州の食文化にふれることができるスポット「九州の城」を同園内にオープンした。「九州の城」は、明太子・麺類・肉・酒など九州の名産品を販売する店舗。店内では、参加費100円(税込)で麺類やご飯にのせた明太子、ハムや餃子といった肉料理などを試食できる。明太子は、日によっては全7社・7種類以上をそろえ、ご飯にも米の食味ランキングで特A評価を獲得した銘柄「森のくまさん」(熊本産)などを用意している。また、希少価値の高い数量限定の九州産焼酎なども購入できるとのこと。12月23日までは、長崎和牛と宮崎和牛の食べ比べ実演や、「福岡ラーメン総選挙」で第1位となった「らーめん二男坊」のとんこつラーメン食べ比べ会などのイベントをオープニング記念として開催している。
2014年12月22日JR東日本・JR西日本は9日、北陸新幹線開業試乗会の実施について発表した。来年3月14日の長野~金沢間開業を前に、2月7・8日に同区間で計4回の試乗会を行い、各回700名(合計2,800名)の参加者を募集する。使用車両はE7系・W7系で、新規開業区間の風景などを親子で楽しめるよう、一部車両は「親子限定車両」(各回160名)に。試乗会は出発駅(金沢駅または長野駅)からの往復乗車(途中下車不可)で実施される。2月7日の第1回は金沢駅集合・解散で、同駅を10時頃に発車し、長野駅まで往復して13時頃に金沢駅到着。第2回は長野駅集合・解散で、同駅を10時40分頃に発車し、金沢駅まで往復して13時30分頃に長野駅に着く。2月8日の第3回は金沢駅集合・解散で、同駅を10時20分頃に発車して長野駅まで往復(金沢駅13時20分頃着)、第4回は長野駅集合・解散で、同駅を10時40分頃に発車して金沢駅まで往復(長野駅13時30分頃着)する。なお、試乗会で乗車する列車以外の交通費などは参加者の負担となる。試乗会の応募期間は12月16日23時59分まで。応募専用サイト(パソコン・携帯電話・スマートフォン共通)から1人1回限り、1回あたり4名まで、試乗列車は第2希望まで申込み可能とされている。「親子限定車両」への応募については、「16歳以上の代表者(保護者)1名と、4歳以上15歳以下のお子様1名が必ず含まれた2~4名での申込み」に限定されるとのこと。はがきでの応募は不可。「えきねっと」「モバイルSuica」「J-WESTネット」「みんなでつくる新北陸マガジン」の会員本人が応募する場合、会員情報の入力で2口以上の応募が可能となる。当選者は抽選で決定し、案内状は当選者にのみ、1月下旬頃に発送される予定だ。
2014年12月09日JR東日本はこの冬も、「JR SKISKI」キャンペーンを実施する。若者層をターゲットにしたスノーレジャーキャンペーンで、若手女優の広瀬すずさんを起用したCMやインターネット動画によるPR展開を行う。CMは8日夜から放映開始。スノーレジャーシーンという非日常の場面を舞台に、2人の男性の間で揺れ動く乙女心を広瀬さんが表現。3ピースバンド「back number」書き下ろしの楽曲が起用される。「JR SKISKIキャンペーンサイト」では、CMに登場する男性側にスポットを当てたストーリーや、CMキャストへのインタビュー動画、メイキング映像も公開する。同キャンペーンによるお得なびゅう旅行商品も、インターネット限定で発売。一例として、往復新幹線(自由席)とリフト&ゴンドラ1日券がセットになった東京駅発着のGALA湯沢スキー場日帰り商品は大人1名7,700円で発売。他にもレンタルスキー付き商品など、お得な旅行商品が多数発売となる。「Suica」が使えるスキー場26カ所とタイアップした「Suica×JR SKISKI ゲレンデでSuicaキャンペーン」も12月9日からスタート。対象スキー場で1回1,000円(税込)以上、「Suica」で買い物をすると、「東京西川×今治タオル Suicaのペンギンオリジナルタオルハンカチ」がもらえる(なくなり次第終了)。
2014年12月08日JR九州は12月10日から、初詣や初売りなどに出かける際に最適な1日乗り放題きっぷを発売する。普通列車が対象の「初乗り! お年玉乗り放題きっぷ」と、九州新幹線・在来線特急列車に乗れる「元日九州初旅きっぷ」の2種類が発売される。「初乗り! お年玉乗り放題きっぷ」は、2015年1月1日または1月2日に限り、JR九州全線の普通列車(快速列車含む)自由席が1日間乗り放題になるきっぷ。1月1日に利用する場合は前日21時から使用できるため、初詣などの外出にも便利だ。発売額は大人2,060円、こども200円。「元日九州初旅きっぷ」は、九州新幹線(博多~鹿児島中央間)も含むJR九州全線で、新幹線・在来線特急列車の自由席が2015年1月1日限定で1日間乗り放題に。発売額は大人1万290円、こども2,000円。「初乗り! お年玉乗り放題きっぷ」は1月2日まで、「元日九州初旅きっぷ」は12月30日まで、JR九州各駅、JR九州旅行支店、おもな旅行会社にて販売。九州各地のおもな神社などでおみくじ無料授与や絵馬無料授与などの特典を受けられる「お年玉特典利用券」(3枚)が購入時にもらえる。なお、両きっぷとも、こども用きっぷ単独での販売は行わず、大人用とセットで購入することとなっている。
2014年12月02日JR尼崎駅の増設橋上駅舎が29日から供用開始され、駅ナカ店舗8店舗による商業ゾーンもオープンする。28日に同駅で報道公開が行われた。JR神戸線とJR宝塚線、JR東西線が接続する尼崎駅では、2013年2月以降、ラッシュ時の混雑緩和を図り、より安心で快適に利用しやすい駅とするため、橋上駅舎の増設・ホーム屋根の延伸工事が行われてきた。新設橋上駅舎の延床面積は約2,700平方メートルで、新たに東改札口が設けられ、トイレや各ホームへの上下エスカレーターも設置。日常生活に密着した駅ナカ店舗を集めた商業ゾーンもあり、店舗面積は約1,000平方メートルとされている。28日の報道公開では、商業ゾーンも含む増設橋上駅舎全体を公開。駅ナカ店舗のうち、うどん・そばの専門店「麺屋尼崎」、セルフサービスカフェ「デリカフェエキスプレス尼崎」では試食も可能だった。両店舗ともにジェイアール西日本フードサービスネットが運営し、営業時間は7~22時。その他の店舗はジェイアール西日本デイリーサービスネットが運営し、改札外から利用可能なコンビニ「セブン-イレブン ハートインJR尼崎東口改札口店」については6時から25時まで営業しているとのことだ。
2014年11月29日JR九州は27日、架線式蓄電池電車の導入について発表した。2016年秋以降、筑豊本線若松~折尾間(若松線)に順次導入される。同社は非電化区間を走る気動車に替わる次世代車両として、蓄電池で駆動する車両の開発に取り組んでおり、これまで大容量蓄電池を搭載した817系改造試作車による走行試験も実施してきた。気動車から架線式蓄電池電車への置換えにより、二酸化炭素などの排出や騒音を低減でき、ブレーキ時に発生する回生エネルギーを蓄電池に充電することで、エネルギーの有効活用も可能だという。今回、同社初となる架線式蓄電池電車の営業線へ導入が決定し、実用化に向けた量産車両が製作されることに。交流電化区間で充電する蓄電池電車は国内初となる。筑豊本線に導入される架線式蓄電池電車はリチウムイオン電池(高電圧・大容量蓄電池)を搭載し、車両重量は1編成(2両)あたり70トン、設計最高速度は時速120km。交流電化区間(福北ゆたか線)では従来の電車と同様、架線からの電気で走るが、走行・停車中に架線からの交流電力を変換し、蓄電池への充電を行う。非電化区間(若松線)ではパンタグラフを下げ、蓄電池の電力で走行する。JR九州は架線式蓄電池電車を筑豊本線若松~折尾間(若松線)へ導入するにあたり、「車両に搭載する蓄電池容量に適した線区長であり、かつ交流電化区間との直通運転という運用上のメリットがある」「世界の環境首都をめざす北九州市内にある路線であり、環境にやさしい架線式蓄電池電車を初めて導入する線区としてふさわしい」と選定理由を説明。2016年秋に1編成2両を先行導入、2017年春に6編成12両を追加導入予定としている。
2014年11月28日JR九州はこのほど、2015年夏運行開始予定の新しいD&S列車で提供するスイーツコースについて、東京・南青山の「NARISAWA」でオーナーシェフを務める成澤由浩氏がプロデュースすると発表した。成澤氏はコースのレシピ考案のほか、乗務する調理担当者への調理指導、使用する食材や食器類の選定を担当するという。原則として成澤氏は乗務せず、乗務する調理担当者が「NARISAWA」で業務を行いながら研修する形をとるとのこと。食材の選定にあたっては、列車が運行される長崎・大分を中心に九州各地の信頼できる生産者を成澤氏自ら訪ね歩き、直接顔を合わせて旬の食材を仕入れるという。食器類も同様に、九州の窯元や職人と連携して魅力的なものを用意するとのこと。新D&S列車は、原鉄道模型博物館(神奈川県横浜市)を開設した故・原信太郎氏が愛した幻の客車「或る列車」の模型をデザインのベースとした列車。「ななつ星 in 九州」をはじめ、数多くの列車デザインを手がけた水戸岡鋭治氏がデザイン・設計を担当する。今年8月の発表では、地元食材を使用したスイーツを車内で提供するとしていた。今回の発表によれば、成澤氏が担当するスイーツコースは、サンドウィッチやサラダ、スープなどの軽食からスタートし、続いて3品程度のスイーツを順に提供。最後に数点のミニャルディーズ(お茶菓子)を出す流れになるという。※写真は本文とは関係ありません。
2014年11月22日JR西日本は12月13日から2015年3月末まで、JR神戸線六甲道駅にて昇降式ホーム柵の試行運用を実施する。実施場所は六甲道駅の上り内側線3番のりば。試行運用を通じ、編成による車両数や扉の枚数の違いに対応する機能や操作、到着から発車までの連続動作、乗降客の流動への影響などを確認するという。昇降式ホーム柵は、ホームドアの代わりにロープを張り、ホームからの転落防止を図る設備。扉の枚数が異なる車両にも対応できるとして、JR西日本が開発を進めており、昨年12月から今年3月にかけてJRゆめ咲線桜島駅で試行運用を実施した。今回は桜島駅での試行結果とその後の評価を踏まえ、列車の停止範囲のみホーム柵を開く機能の追加や支障物センサの検知機能の改良など、いくつかの機能改善を施して試行運用に臨むとしている。
2014年11月20日JR九州は11月24日、公募企画「『ななつ星』笑顔いっぱい」の最優秀賞受賞者を乗せたクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」を大分~博多間で運行する。「ななつ星」の日帰り運転は、運行開始以来初めてだという。当日、「ななつ星 in 九州」は大分駅を13時39分に出発し、由布院駅、日田駅、久留米駅を経由して博多駅には17時31分に到着する。乗車できるのは、JR九州が招待した最優秀賞受賞者と同行者のみ。大分駅で乗車、博多駅で下車となり、途中駅では乗降しない。「『ななつ星』笑顔いっぱい」は、「ななつ星 in 九州」利用客に評判となった九州各地の人々の笑顔や心温まるおもてなしを広く知らせたいとの意図で、JR九州が開催した作品募集企画。7月15日から8月31日まで募集を行い、写真部門312件、動画部門10件、エッセイ部門106件、イラスト部門83件、計511件の作品応募があった。各部門の最優秀作品計4作品を含む優秀作品は、「『ななつ星』笑顔いっぱい」専用ページで公開中だ。
2014年11月05日JR九州のクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」に25日、初代世界最優秀ソムリエであるジャン=リュック・プトー氏が乗り込み、乗客にワインの提供を行った。運行開始1周年の記念企画として実施されたという。ジャン=リュック・プトー氏は、パリの有名レストランでのチーフソムリエなどの経験を経て、1983年開催の第1回世界ソムリエコンクールにて世界最優秀ソムリエに選出。その後、パリの最高級レストラン「パヴィヨン・エルゼ・ルノートル」のチーフソムリエ兼ワインチーフバイヤーに抜擢され、2003年には北海道フードアドバイザーに就任した。自らシャトーを訪問し、ぶどうや土壌、ワイン設備をその目で確かめ、とくに優れたワインだけをセレクトすることで知られる。自身のサインを添えたプトーセレクションのワインは、品質とコストパフォーマンスを基準としてつねに公平に選定されるため、世界中から絶大な信頼が寄せられているという。プトー氏がワインを提供したのは、10月25日に実施した「ななつ星 in 九州」1泊2日コースの夕食提供時。長崎~佐賀間に実際に乗車し、ホテルニュー長崎の名誉総料理長、川端明氏による長崎の食材を生かしたフレンチに、自ら厳選したワインを合わせて提供したという。
2014年10月31日JR東日本、JR東海、JR西日本はこのほど、来年3月の北陸新幹線金沢・富山~長野間開業を前に盛り上がりを見せる北陸の魅力をPRする誘客キャンペーン「Japanese Beauty Hokuriku(ジャパニーズビューティー北陸)」を共同で実施すると発表した。期間は12月1日から2015年3月31日まで。「日本の美は、北陸にあり。」をメインテーマに実施される今回のキャンペーンでは、海越しに見える立山連峰と雨晴海岸をはじめ、日本の原風景と呼ぶにふさわしい「美観」、寒ブリに能登カキ、越前ガニといった「美食」、金沢金箔や越前和紙に代表される「美技」など、北陸ならではの「美」を前面に打ち出す。富山の「ます寿し」、金沢の和菓子といった地元の味覚が楽しめるクーポンも、富山・金沢・福井県内でそれぞれ発売される。首都圏から北陸までの往復JR券と宿泊がセットになったお得な旅行プラン「冬こそ北陸」も、11月下旬から販売予定。カニづくし会席・ブリしゃぶ会席など、冬の北陸ならではの料理を温泉旅館が楽しめ、金沢芸妓の舞鑑賞や大本山永平寺での門禅精進料理など充実したオプションも用意されるという。JR東日本の首都圏のおもな駅のびゅうプラザ、またはおもな旅行会社にて取り扱う。
2014年10月31日国土交通省は28日、世界貿易機関(WTO)政府調達協定からJR本州3社(JR東日本、JR東海、JR西日本)が除外されたと発表した。WTO政府調達協定は、政府や関係機関における物品の購入・借入れ、特定のサービスなどの調達に関する国際的なルールといえるもので、基準額を超える調達を行う場合、原則として一般競争による入札を行うと定められている。締約国はそれぞれ協定が適用される調達機関を掲げており、JR各社も日本における適用対象に含まれていた。JR東日本、JR東海、JR西日本のJR本州3社は2001年、JR会社法の適用除外となり、完全民営化を果たした。これを受け、WTO政府調達協定の対象から除外するための修正通報を行ったが、これに米国・カナダ・EU(欧州連合)が異議を申し立てた。米国・カナダは2006年までに順次異議を撤回したのに対し、EUのみ異議を継続していたという。今年10月28日、EUが異議撤回をWTO政府調達委員会に通報したことで、JR本州3社はWTO政府調達協定の対象から除外されることに。国土交通省は、「わが国からの長年にわたる働きかけにこたえ、JR本州3社を協定上も完全に民営化された民間企業として扱うことに同意した、今般のEUの措置を歓迎いたします」との国土交通大臣談話を発表している。JR本州3社もWTO政府調達協定の対象から除外されることを要望しており、「これまでの関係の皆様のご尽力、ご支援に深く感謝申し上げます」と発表。「透明で内外無差別な調達に向けた取組みを進め、鉄道のさらなる進化をめざしてまいります」(JR東日本)、「今後とも、広く世界各国から調達を行ってまいります」(JR東海)、「調達の透明性を高め、安全、高品質で安価、かつ十分なアフターケアが行われる優れた製品を内外無差別に調達していくとともに、国内外の技術を積極的に活用し、さらに安全で高品質な鉄道輸送の提供に努めてまいります」(JR西日本)としている。※写真は本文とは関係ありません。
2014年10月29日