パナソニックは1月6日、米・ラスベガスにて開催される家電製品展示会「2015 International CES」に合わせて、4K記録対応のデジタルビデオカメラ「HC-WX970」を発表した。米国での発売は2015年3月中旬で、価格は1,000ドル前後。HC-WX970は、白とびや黒つぶれを抑えるHDR動画撮影に対応した4Kビデオカメラ。映像エンジンには「クリスタルエンジン 4K」、レンズにはLeica Dicomarレンズを採用する。20倍の光学ズームが可能で、広角側でも望遠側でもブレを抑制できるという5軸ハイブリッド手ブレ補正機構も搭載。約800万画素の静止画切り出しに適した「4Kフォトモード」を備える。液晶モニターの端にはサブカメラを備え、メインカメラと合わせて2基のカメラで同時記録を行える。液晶モニターのチルト角度は上20度/下20度。サブカメラの映像をメインカメラの映像上にワイプ(小窓)表示させた形式のほか、バックアップ機能によってメインカメラの映像のみを別ファイルで記録することも可能だ。本体のサブカメラのほか、Wi-Fiで接続したスマートフォンやタブレットもサブカメラとして使用できるため、離れた場所からも2つの視点から同時に撮影できる。また、撮影者の声を強調するナレーションモードも搭載する。パナソニックは同日、HC-WX970のほか、4K動画撮影に対応した「HC-WX870」、フルHD動画撮影に対応した「HC-WX770」も合わせて発表した。
2015年01月06日パナソニックは1月6日、次世代Blu-ray Disc規格(ULTRA HD BLU-RAY)で採用が予定されている4KやHigh Dynamic Rangeなどの最新技術に対応したBlu-ray Disc再生技術を開発し、プレーヤを試作したと発表した。同開発品は、独自の映像処理技術や光ディスクドライブ技術を採用することにより、4K(3840×2160画素)/60p/10ビットの高精細映像表示に対応するとともに、輝度ピークを従来の100nitから1000~1万nitまで拡大することで表現力を高めるHigh Dynamic Range、色の再現性を高める広色域規格のBT.2020、高効率動画圧縮技術であるHEVC(H.265)による最大100Mbpsの高ビットレートBlu-ray Disc再生などの最新技術に対応する。これにより、従来のBlu-ray Discプレーヤから、解像度のみならず、色、明るさ、階調など総合的に表示能力が高められ、民生用機器ではこれまで実現できなかった精細感と立体感に溢れた高品位な映像表示が可能になるとしている。
2015年01月06日シャープは1月5日、米・ラスベガスで6日(現地時間)より開催される家電展示会「2015 International CES」に合わせて、4K(3,840×2,160ドット)表示対応の液晶テレビ「AQUOS(アクオス)」シリーズ新モデルなどを発表した。発表されたのは4K表示対応の「UH30」「UE30」「UB30」の3シリーズなど。フラッグシップの「UH」シリーズとミドルクラスの「UE」シリーズでは、Android TVプラットフォームが採用されており、スマートフォンなどからコンテンツを転送して映し出したり、ボイスサーチを利用したりできる。また、「Google Play」経由でアプリやゲームをダウンロードすることも可能だ。2シリーズともに、「SmartCentral 4.0」も採用しており、ブラウジングを行ったり、1つの画面内でケーブルTV、衛生放送、ストリーミングの映像サービスなどから横断的にコンテンツサーチを行ったりすることが可能だ。なお、「UB30」シリーズでは「SmartCentral 3.0」が採用される。ラインナップされるサイズは「UH30」シリーズが80型、70型、「UE30」シリーズが80型、70型、60型、「UB30」シリーズが65型、55型、50型、43型となっている。「UH30」シリーズは広色域技術「リッチカラーテクノロジー」や、残像低減技術「AquoMotion 960」を、「UE30」シリーズは「AquoMotion 480」をそれぞれ搭載。また、同社はフルHD(1,920×1,080ドット)表示のAQUOSや、8K(7,320×4,320ドット)表示に対応する85型液晶ディスプレイなども発表・展示している。
2015年01月06日ソニーは1月6日、家電関連の展示会「2015 International CES」が米・ラスベガスで6日(現地時間)より開催されるのに合わせて、4K液晶テレビ「BRAVIA(ブラビア)」の新シリーズを発表した。発表されるのは、20V型以上の家庭用テレビとしては世界最薄の約4.9mm(最薄部)を実現した「X9000Cシリーズ」を含む3シリーズ・11機種。同じく家庭用テレビとしては世界初となる、ハイレゾ対応スピーカーを搭載したシリーズなどがラインナップされる。また、新製品には、新たに独自開発した4KプロセッサーX1を搭載。さらなる高画質を実現している。幅広いシリーズでAndroid OSを採用。タッチパッド式のリモコンのフリック操作でさまざまなコンテンツやアプリにアクセスできる「ワンフリックエンタテインメント」ユーザーインタフェースも搭載している。
2015年01月06日ソニーは、米ラスベガスにて6日より開催される家電関連見本市「2015 International CES」(CES 2015)の出展概要を発表した。4K、ハイレゾ、スマートウェアを基軸に、2015年発売予定の新製品や参考展示品を出展する。ソニーはCES 2015に出展するプロダクトとして、新開発の4Kプロセッサ「X1」を搭載した4K液晶テレビ「ブラビア」3シリーズ・11製品、4K/30pの撮影に対応したアクションカム「FDR-X1000V」、ハイレゾ対応ウォークマン「NW-ZX2」、ランニング向けのヘッドセット型デバイス「Smart B-Trainer」などを紹介している。CES 2014で発表した「Life Space UX」のコンセプトモデル「LED電球スピーカー」「ポータブル超短焦点プロジェクター」「シンフォニックライト」なども展示する。
2015年01月06日パナソニックは6日、米ラスベガスにて開催される家電関連見本市「2015 International CES」で、4K映像の再生などに対応したブルーレイディスクプレーヤーの試作品を参考展示すると発表した。このたび出展される試作品では4K/60pの映像再生ができるほか、より忠実な再現が可能になる10ビット階調を採用。そのほか、輝度ピークを従来の100ニト(1平方メートルあたりの明るさ:cd/m2)から1,000~10,000ニトへ拡大し、ダイナミックレンジを向上させている。また、従来のブルーレイディスクで採用されている色域規格のBT.709を上回るITU-R BT.2020に対応。高効率動画圧縮技術HEVC(H.265)による最大100Mbpsの映像信号に対応し、上記を実現するとしている。
2015年01月06日マッドキャッツはこのほど、同社のゲーミングキーボード「S.T.R.I.K.E.」シリーズの新モデルとして、「S.T.R.I.K.E.TE Tournament Edition Mechanical Gaming Keyboard Matte Black」を発表した。26日より発売し、希望小売価格は15,984円。「S.T.R.I.K.E.」シリーズの従来モデルでは、キースイッチにメンブレン構造を採用してきたが、「S.T.R.I.K.E.TE Tournament Edition Mechanical Gaming Keyboard Matte Black」では、中国Kailhの茶軸メカニカルスイッチ(押下圧45g)を採用する。アンチゴースト機能を備え、最大30キーの同時入力に対応する「Nキーロールオーバー」機能を搭載する。キー配列は英語109キー。キーにはバックライトを内蔵し、エリア別に輝度を5段階で調節できるほか、W/A/S/Dキーや矢印キーなどの使用頻度が高いキーだけを明るくすることもできる。左上部に7個と矢印キー付近に5個で合計12個のマクロキーを搭載する。それぞれ3パターンのマクロが登録可能で、最大36個のコマンドを登録できる。また、Mad Catz独自のユーティリティ「A.P.P」では、最大255個のキーストロークコマンドを保存できる。さらにLeague of LegendsやWorld of tanksといった人気ゲーム向けのプロファイルも用意する。キーピッチは19mmでキーストロークは4mm、インタフェースはUSB、本体サイズはW508×D210×H70mm。重量は1,580g。対応OSはWindows Visita / 7 / 8。
2014年12月22日ASUSTeK Computerは18日、27型IPSパネルを採用した4K(3,840×2,160ドット)液晶ディスプレイ「PB279Q」を発表した。12月19日から発売し、価格はオープン、店頭予想価格は100,000円前後の見込み。PB279Qは、6系統という豊富な映像入力インタフェースを搭載。DisplayPort 1.2×1、HDMI 1.4×4(MHL 2.0対応)、Mini DisplayPort 1.2×1という内容だ。DisplayPort 1.2とMini DisplayPort 1.2は60Hzの4K表示、HDMI 1.4は30Hzの4K表示に対応する。LEDバックライトの調光にDC(Direct-Current)方式を用いることでフリッカーをなくし、ブルーライト低減モードも搭載した。色域はsRGBを100%カバーする。また、映像の輪郭などを強調するVividPixel技術によって、4K未満の映像を精細に表示できる。プリセット画面モードは8種類を備え、親子画面のピクチャー・イン・ピクチャー機能、複数の入力画面を並べて表示するピクチャー・バイ・ピクチャー機能を持つ。Quick Fit機能では、画面上に写真プリントと同じサイズの枠線を表示したり、画面を分割するグリッド線を表示したりできる。A4用紙、B5用紙、USレター、8×10インチ写真、5×7インチ写真、4×6インチ写真、3×5インチ写真、2×2インチ写真、画面9分割方眼という、計9種類の表示に対応。そのほか主な仕様は、画面がノングレア(非光沢)、最大輝度が300cd/平方メートル、コントラスト比が1000:1(ASCR時 100,000,000:1)、視野角が水平垂直とも178度、G to G応答速度が5msだ。スタンド機能は、チルトが下5度/上20度、スウィーベルが左右60度、高さ調節が150mm、縦回転(ピボット)が右回転90度で、VESAマウント100mmに対応。本体に2W+2Wのスピーカーを内蔵するほか、ステレオミニジャックの音声出力がある。本体サイズはW624.96×D220.06×H407.76mm、重量は約7.7kg。DisplayPortケーブル×1本、HDMIケーブル×1本、オーディオケーブル×1本などが付属する。
2014年12月18日次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)は12月16日、4K試験放送「Channel 4K(ちゃんねるよんけい)」の2015年1月度番組編成が確定したことを発表した。2014年6月に開局したChannnel 4Kでは表示画素数3,840×2,160ドット、4K/60Pで試験放送を提供。毎日スポーツや音楽など幅広いジャンルの放送が行われている。1月度の番組編成では『初音ミク「マジカルミライ 2014」LIVE&MAKING』(東京メトロポリタン テレビジョン)、『けーぶるにっぽん 美・JAPAN(奈良 金魚が泳ぐ城下町・大和郡山)』(近鉄ケーブル ネットワーク)などの新番組のほか、6~7月にかけて開催された2014 FIFA ワールドカップ ブラジルの8K収録映像を4Kにダウンコンバートして放映される。
2014年12月16日サークルKサンクスとユーグレナは16日より、「カルボナーラソースまん(ユーグレナ入り)」を、サークルKとサンクスにて数量限定で販売する。○注目の栄養食材「ユーグレナ」を生地と中身に配合同商品は、ユーグレナが生産、販売する「石垣産ユーグレナ」(和名:ミドリムシ)を使用した中華まん。沖縄県石垣島にてユーグレナが運営するカフェ「ユーグレナガーデン」の人気メニューである「みどりのカルボナーラ」を参考に、中身をカルボナーラ味に仕上げ、「ユーグレナ」のカラーである新鮮さを感じる緑色の生地で包んだ。生地に「ユーグレナ」を50mg、中身に100mg配合している。なお、「ユーグレナ」を使用した中華まんを発売するのは業界初だという。価格は130円(税込)。
2014年12月12日調査会社BCNは12月11日、全国の主要家電量販店などの実売データを集計する「BCNランキング」に基づき、4Kテレビの販売動向を発表した。調査によれば、11月の50型以上における4Kテレビの販売割合は台数ベースで4割超、金額ベースで6割超と過去最高となった(右図【液晶テレビに占める4Kモデルの販売台数・金額構成比】参照)。その要因として同社では、このサイズ帯(50型以上)では最小となる50型テレビの構成比が高まっていること、およびそれに伴う平均単価の下落があるとみている。この1年間で販売台数が5.18倍にまで膨らんだことで、BCNでは4Kテレビがいよいよ普及期に突入したと分析している。同調査における4Kテレビ販売台数構成比はこれまで、9月の5.4%が最高だった。しかし、今回調査の11月には7.8%となり、1割に向けて大きく増加。販売金額ベースでも9月の21.6%から28.1%へと大きく増加した。さらに、50型以上の大型モデルに限定した場合でも、やはり9月が最高で販売台数では29.2%、金額では47.7%だったが、今回調査の11月には台数で40.5%、金額で58.4%と10ポイント以上も増加している。○進む小型化 - シェア争いはソニー1強からソニーV.S.パナソニックへ?一方で、これまで大型モデルが主流だった4Kテレビだが、このところ小型化が進んでいる。2014年3月までは55型が最小サイズで販売台数構成比も最大だったが、4月以降は50型や49型、40型が登場するなど小型化が進行。これに伴い、平均画面サイズは1年間「58.0」から「52.5」まで縮小するとともに、単価も2013年11月の408,800円から232,600円(2014年11月)まで安くなった。サイズ帯ごとの構成比に目を移すと、大型の4Kモデルの構成比は縮小傾向にあることが分かる(左下図【4Kテレビの画面サイズ帯別販売台数構成比と平均単価】参照)。3月までは60型以上の大型モデルが3割前後を維持していたものの、小型モデルの登場により大型モデルの構成比が縮小。11月には20%を切った。そして、この小型化はメーカーシェアにも影響を及ぼしているとBCNではみている。比較的早期に4Kテレビ市場に参入したソニーは2013年11月ごろから2014年春ごろまで、当時としては小さめのサイズである55型モデルで大きなシェアを獲得していた。しかし、国内の大手メーカーとしては4Kテレビ最後発となるパナソニックのシェアが、2013年11月の1.9%から2014年11月には30.8%にまで急伸。2013年11月には80.2%という絶大なシェアを握っていたソニーは、2014年11月時点でも1位ではあるものの、38.7%までシェアを落としている。
2014年12月12日アクトビラは、12月11日より市販の「4Kアクトビラ」対応テレビおよび対応機に向けた4K VOD配信サービス「4Kアクトビラ」の商用サービスを開始した。サービス開始当初は、グルメ、紀行・風景、音楽、バラエティ、スポーツといったジャンルにわたり、無償の4Kコンテンツ20本が提供される。2015年2月18日からは有料VOD配信サービスも開始し、上記のジャンルに加え、映画・ドラマ・ドキュメンタリーなどのコンテンツが提供される予定。同サービスで高画質・高精細な4K映像を楽しむには、実効速度で常時40Mbps以上のインターネット回線速度が必要で、推奨環境に満たない場合は、動画が一時停止状態になる、または再生が停止することがあるという。発表時点で、同サービスに対応している機器を提供しているメーカーはパナソニックのみで、2015年春にはソニーの対応が予定されている。
2014年12月12日デルは、4K対応の液晶ディスプレイ新製品「P2715Q」の発売を12月26日に延期することを発表した。11月27日より受け付けていた事前予約が予想を超えたため、当初予定の12月12日から2週間ほど遅れて発売する。P2715Qの直販価格は69,980円(ともに税込・送料込)。なお、5K対応で27型の「UP2715K」、34型の曲面液晶「U3415W」、24型の4K対応液晶「P2415Q」の発売日はいずれも12月12日のままで変更はない。P2715Qの事前予約は12月25日まで受け付ける。P2715Qは3,840×2,160ドットの解像度を持つ4K対応ディスプレイ。視野角178度のIPSパネルを採用している。色域はsRGB 99%をカバーしており、出荷時にカラー調整を施したうえで出荷する。主な仕様は、画素ピッチが0.1554mm、応答速度が6ms(高速モード)/9ms(通常モード)、輝度が50~350cd平方メートル、コントラスト比が2,000,000:1、通常消費電力が50W。サイズはW640.74×D203.86×H423.86~538.86mm(スタンド含む)、重量は7.53kg(スタンドとケーブル含む)。映像入力インタフェースはHDMI(MHL対応)、DisplayPort、mini DisplayPortを搭載。加えて、DisplayPort出力、USB 3.0×4を備える。スタンドは115mmの高さ調整、前方5度から後方21度のチルト、角度は不明だがスイーベルが可能だ。
2014年12月08日MS&ADインシュアランスグループの三井住友海上火災保険はこのたび、中堅・中小企業向け確定拠出年金(401k)の新プラン「三井住友海上401kネクスト」の販売を開始した。新プランは、各加入企業が共通の年金規約を採用する「総合型401k」。同じ年金規約に多くの企業が参加することで、割安な手数料で加入できるという。また、各加入企業は年金規約の作成などの個別手続きが不要になるほか、「掛金の設定方法」などをニーズに合わせて自由に設計することができるという。昨今、雇用の流動化や厚生年金基金の解散問題など、退職金・年金制度を取り巻く環境は複雑で、退職金・年金制度の見直しを迫られる企業が増加している。同社は新たな401kプランの提供を通じて、中堅・中小企業を支援し、安定的な企業の発展に寄与していくとしている。○「三井住友海上401kネクスト」の特長総合型401k共通の年金規約に多数の企業が参加する「総合型」の形態とすることで、単独で導入するよりもコストの削減、導入期間の短縮を実現した企業ニーズを反映させた制度設計一般的に「総合型401k」は、同一の規約に多数の企業が加入することから、個別企業のニーズは反映されないイメージがあるが、三井住友海上401kネクストは、「掛金の設定方法」、「従業員が掛金を拠出するマッチング制度の導入」など、各企業の個別ニーズを反映させることが可能コスト体系制度導入時手数料を3万円と設定し、中小企業のコスト負担を抑える体系とした合計16本の商品を用意しているという。元本確保型商品には元本保証タイプの「確定拠出年金積立傷害保険5年」と加入者利回りを高めた「確定拠出年金積立傷害保険(無配当)10年」の2本を揃えた。また、投資信託には国内株式・国内債券・外国株式・外国債券の伝統4資産およびバランス型ファンドに加え、REIT、変動バランス型ファンドをラインアップし、運用商品の充実を図ったとしている。
2014年12月08日前記事から1カ月余り。iMac Retina 5Kディスプレイモデル(以下iMac 5K)はなんとか仕事場の机の上に収まり、とても快適な日々を送っている。今思えば、前のiMac 21インチはやっぱりどこかおかしかったんだなというのがわかる。iMac 5Kがやってきてから、メモリの空き容量が少なくなって自分で再起動することはあってもエラーで止まったり、再起動したことは一度もなし。そう、これがMacだよなー。さて今回はそんなiMac 5Kの1カ月使用レビューをお届けしよう。○デカい でもそんなに重くない購入したiMac 5Kは、メモリをデフォルトの8GBから16GBにアップした他は何も変更しなかったので、1TBのFusion Drive、AMD Rareon R9 M290MX(2GBビデオメモリ搭載)機だ。プロセッサは4.0GHz、メモリは32GB、HDDは3TBまでのFusion Driveか1TBのフラッシュストレージ、グラフィックカードもM295Xの4GBビデオメモリのものにアップグレード可能。ただしこの構成(1TBフラッシュストレージ)だと消費税込みで40万円を超える。iMac 5Kが来ることが決まって最初に悩んだのは置き場所だった。これまで仕事机には21インチのiMacの横に24インチのサブディスプレイが載っていて、横幅いっぱいで使っていた。ここに新たに27インチなんて載るはずない、あんなにデカいのに……。しかし24インチのディスプレイを平行位置からかなり角度を付けて置き、iMac 5Kも少し角度を付けてさらにディスプレイの端ははみ出し気味に置くことでなんとか解決。無事iMac 5Kに火が入った。ちなみに重さはあまりMid 2011の21インチモデルが9.3キロに対して9.54キロとほとんど変わらない。大きさを考えると軽すぎるくらいだろう。画面は確かにデカく、これまでの21インチでも十分広いと思っていたデスクトップがさらに広く感じる。2,560×1,440ピクセル+1,920×1,080ピクセルというとにかく広いワークスペースで頻繁に起こるのはマウスカーソルを見失うこと。特に原稿を書いていて、マウスを動かしたときにどこにあるかわからないことが多く、現在はマウスポインターの周囲にアニメーションが表示できる「PinPoint」というソフトを使用中。マウスが止まっているときのみアニメーションを表示できるので、作業中に邪魔にならないのがいい感じだ。○やはり美しいディスプレイiMac 5Kを使ってやはり感じるのはディスプレイの美しさ。これまでMacBook Pro 15インチ、iPhone、iPadとそれぞれRetinaディスプレイで使ってきたが、今回はメインの仕事環境。やはり見ている時間が違う。そこで感じるのは、まずテキストの美しさだ。筆者の仕事はライターとFileMakerデータベースの作成がメイン。なので実は、iMac 5Kを買うときに躊躇した理由のひとつが「画面が綺麗になることはオーバースペックなんじゃない?」ということだった。テキストベースな作業が多いのに、5K ディスプレイは必要なのかという点だ。Mid 2011はハードウェア的におかしなところがある以外は処理能力に不満を感じたことはなかった。でも実際、このモデルにして良かったと今は感じる。とにかくテキストが美しく、最近老眼が進みつつある筆者の眼にも優しい。サブディスプレイ側は普段、MailとTwitterクライアント、iTunesなど、常駐させて使うものが開いたまま置かれているのだが、2つの画面を見比べて唖然とするほど違う。サブディスプレイでメールを確認しても返信を書くときは、わざわざiMac 5K側にウインドウを移動させるほど作業時の見え方が違う。これは実際、眼の疲れにも繋がるのではないかと思う。またこういうとき、27インチという広さはとても意味がある。MacBook Pro 15インチのRetinaディスプレイは表示域を最大にして使っているが、iMac 5Kでは「ディスプレイに最適」で使って十分に広い。ちなみに最大にすると3,200×1,800ピクセル。この大きさは必要ない感じだ。綺麗なディスプレイは、趣味の写真にも大きな恩恵をもたらしている。筆者は普段、写真の管理と加工をAdobe Lightroomを使っているが、この見え方が違う。以前加工した写真を見直して「あれ、色が違う」と感じて再修正をかけるくらいには違って見える。そんな環境で行う写真作業はとても楽しい。リアルな色が見え、加工することで思う色が出せる。画像の端々まで詳細が見える喜び。趣味で使っている筆者でさえこう思うのだから、プロカメラマンや映像を扱う人にとってはこの環境は天国のように感じるかもしれない。(もっともアマチュアカメラマンの筆者にとっては「ピンが来てない」「ゴミ残ってる」「腕が悪い」という現実を見せつけられて悲しむこともしばしばなわけだが……)。○十分な処理能力 メモリはやはり32GB欲しい処理能力に関しては大きな問題は感じない。最も、前述のように筆者がiMac 5Kで使うメインはFileMakerとテキストベースなのであまり参考にはならないかもしれないが、実際にはSafari、Chrome(Flashコンテンツが開かれて常駐)、Evernote、RSSリーダにBlogエディタなど同時に10以上のソフトが開かれており、そのときでも使用中のソフトに関して処理能力の低下は感じない。これはApp Napの力かもしれないし、処理能力の高さかもしれない。気になることがあるとすればメモリ使用量。初期に16GBでオーダーしたiMac 5Kは早々に32GBにアップグレードしたが、気がつくと半分以上が使われていることがある。LightroomやPhotoshopを使っているときなら納得だが、なぜかメモリ使用量の上の方にATOKが来てたりするのは謎。Yosemite最適化の問題だろうか。いずれにせよフルパワーで進みたいならメモリの32GB化はぜひ行いたいところだ。そしてもうひとつ、Yosemiteの機能、Handoffが当然のことながら使えるようになったのは嬉しい。iPhoneでメールを書いていてiMacに引き継ぐことがどれほどあるかは未知数だが、開いていたSafariのページがiPhoneで見えたり、かかってきた電話をiMacで受けたりできる。最新型のiMacにする意味はこの辺にもある。とにかく1カ月使ってきて感じるのは、「ああ、Macって快適だよなぁ」ということ。それは今までのMid 2011の調子が悪かった(筆者の歴代Macの中でもワースト3に入る)ことは事実だが、それにしてもMacってこんなにスムーズで止まらなくて快適なんだよなーと。広い画面、綺麗な文字、綺麗な写真、どれも快適だ。あとはそれぞれのソフトが早く対応して欲しいかなと。たまにiMac 5Kからサブディスプレイにとウインドウを移動させたときにマウスカーソルの位置がズレていたり、スクリーンショット系のソフトがダメだったりする。スペック的に考えて3年は使えるマシンと考えれば、十分に買う価値のある機種。特に写真を扱うプロ、アマチュアは、加工画像のレベルが一段上がるかもしれない。iMacを今買おうと思っている人は、その画質を一度はお店で確認してみることをお勧めしたい。
2014年12月05日原作・貴家悠氏、作画・橘賢一氏のコンビが手がける漫画で、9月よりTVアニメの放送もスタートしている『テラフォーマーズ』より、「ミッシェル・K・デイヴス」が1/8スケールでフィギュア化されることが決定し、「GOOD SMILE ONLINESHOP」にて予約受注がスタートしている。2015年6月発売予定で、価格は10,926円(税込)。ミッシェル・K・デイヴスは、アメリカ出身でU-NASA火星探索チーム総隊・副長。男勝りな正確で、ベースは遺伝により受け継いだパラポネラと手術によってバクダンオオアリの能力を得ている。『テラフォーマーズ』からのスケールフィギュア第1弾となり、今回は変態途中の荒々しくも凛々しい姿を立体化している。原型制作は、田城康二が担当。手の表現や頭の触覚が蟻のような関節肢風の造形となっており、火星の荒々しい地表をイメージした台座と"撃退されたテラフォーマー"パーツも付属。凛々しい表情はもちろん、対火星用の衣装も細かく造形され、柔らかな女性的ラインも忠実に再現されている。"撃退されたテラフォーマー"パーツは台座接着ではないため、好きな場所に置いてディスプレイを楽しむことができる。商品価格は10,926円(税込)で、「GOOD SMILE ONLINESHOP」の受注締切は、2015年1月7日21:00。商品の発売および発送は、2015年6月を予定している。(C)貴家悠・橘賢一/集英社・Project TERRAFORMARS
2014年12月04日ユニットコムは4日、「iiyama PC」ブランドから、Intel Core i7-5820KとNVIDIA GeForce GTX 760を搭載するデスクトップPC「GS7190-i7-RXB」を発表した。OSがWindows ProfessionalとWindows 8.1 Updateの2モデルを用意。BTOに対応し、標準構成価格はWindows 7 Professionalモデルが186,819円、Windows 8.1 Updateモデルが181,419円。初期構成の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-5820K(3.30GHz)、チップセットがIntel X99 Express、メモリがDDR4-2133 16GB(4GB×4)、ストレージが500GB SATA HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 760(2GB)、光学ドライブがDVDスーパーマルチ、電源が700W80PLUS BRONZE 認証。主なインタフェースは、Gigabit Ethernet対応有線LAN×1、USB 3.0×9、USB 2.0×6など。前面上部右側に、前面&上面ファンの回転数を切り替えるTURBOボタンが設置されている。本体サイズは約W198×D479×H39.3~49.7mm、重量は約3.9kg。
2014年12月04日●ラインナップ続々 - NTTぷららの4K映像配信サービス「ひかりTV 4K」シャープの4K対応テレビ「AQUOS(アクオス)」が、10月27日から「ひかりTV 4K」のVOD(ビデオ・オンデマンド)サービスに対応し、国内初の商用4K映像配信サービスがスタートしている。12月3日にシャープは、ひかりTV 4Kをアピールする説明会を開催。4K映像のVODサービスの詳細を紹介した。NTTぷららが提供するひかりTV 4Kは、NTT東西のフレッツ回線を利用した映像サービスで、会員数は293万人に達し、年度内に300万人を目指している。サービスの1つとしてビデオ・オン・デマンドサービスがあり、3万タイトル以上の映像を配信しているが、10月27日から国内初の商用サービスとして4K映像サービスを提供。映画やドラマ、ドキュメンタリーなど120タイトルを提供し、2014年度内に200タイトル以上に拡充する。映像はH.265/HEVC・60pのエンコードされ、ビットレートは25Mbps。フレッツ光の閉域網で配信するため、インターネット経由の配信に比べて安定した映像配信が可能になっており、ISPに縛られずに受信できる。今回、4K映像配信にあたっては、まず4Kの普及を目指し、特別な追加料金不要で視聴できるようにしており、既存のプラン利用者は、そのまま4KのVODを利用できる。国内では、総務省を初め、放送・通信・メーカーといった業界が4K/8Kの推進をしており、テレビ自体はプレミアムモデルを中心に4K対応モデルが増えてきた。4K放送はまだ開始されていないが、ぷららでは4Kが「光ブロードバンドの優位性をいかせるキラーサービス」と見ており、いち早くVODとしてサービスの提供を開始した。●ひかりTV 4Kはどんな機器を揃えれば見られる?今回、シャープの4K対応AQUOSは、フラッグシップの「UD20」シリーズの70/60V型、52V型、10月発売の「US20」シリーズ(60/52V型)、9月発売の「U20」シリーズ(50V/40V型)の7機種が、ソフトウェアアップデートによってひかりTV 4Kに対応。初めての対応機種として4K映像の配信を受信できるようになった。基本的にはHEVCデコーダーを内蔵したひかりTV対応テレビであれば利用でき、2015年前半から春以降に、ソニーのBRAVIA、東芝のREGZA、パナソニックのVIERA、LGの各社テレビ22機種以上が対応していく。また、12月下旬にはぷららからひかりTV 4K対応STBをレンタル提供する予定だ。4K映像は、新しいHEVCコーデックを採用したことで実用的な容量で高画質配信が可能になっており、ひかりTV 4Kでも100MbpsのBフレッツなどでも視聴可能になった。水しぶきなどのブロックノイズが出やすい細かい被写体も高画質で表示でき、従来のフルHD映像に比べて解像度以上の高画質を実現した。ぷららでは、自社内に4K映像の制作舞台も抱えてコンテンツの拡充を図っていくとともに、順次コンテンツを追加していく。今後は映像品質を極力維持しつつ、ビットレートを10Mbps台後半まで下げて容量を削減していき、2番組同時録画もできるような環境を目指していく。シャープでは、いち早く4KのVODサービスに対応することで、4K映像の高画質をアピール。テレビCMや交通広告なども積極的に展開して、4K環境の訴求を図っていきたい考えだ。
2014年12月04日1965年に第1回を開催して以来、今年で50回目開催を迎えることとなった音と映像と通信のプロフェッショナル展「Inter BEE 2014」(2014年国際放送機器展)が、千葉市・幕張メッセにて開催された。ここでは、最新および話題の放送機器、映像機器、音響機器、照明機器、IPTV、Mobile TV、クロスメディア、周辺アプリケーションやソリューションなどが一堂に会し盛り上がりをみせた会場から、主に映像・放送関連機材部門のブースをピックアップしてお届けしよう。○アドビシステムズ会場でもひときわ大きなブースに、「4K VIEWING」による355インチの大型LEDスクリーンが設けられていたのがアドビシステムズのブース。多彩なファイルフォーマットへのネイティブ対応や、「Adobe After Effects CC」や「Adobe Photoshop CC」、「Adobe Illustrator CC」などとの強力な連携機能、さらには4K制作対応およびメディア管理機能も強化された「Adobe Premiere Pro CC」が目玉となっていた。加えて、ブース内では多彩なクリエイターのプレゼンテーションにより、同社の映像制作ツールが紹介されていた。また、解像度フリーで4Kおよび8Kにも対応する、モーショングラフィックスおよび特殊効果ツールである「After Effects CC」のデモンストレーションでは、Cinema 4D Lite R16の搭載やGoPro CineFormエンコード・デコードネイティブ対応といった、最新バージョンで実現された機能も体験することが可能となっていた。○ブラックマジックデザインすでに4Kソリューションを数多く市場に送り出しているメーカーでもあるブラックマジックデザインは、「Blackmagic Production Camera 4K」をはじめ、「Blackmagic Cinema Camera」、「Blackmagic Pocket Cinema Camera」などのデジタルシネマカメラを展示した。NABで新しく発表された「URSA」は、10インチの大画面開閉式モニター、ユーザーによるアップグレードが可能なスーパー35グローバルシャッター4Kイメージセンサー、デュアルRAW/ProResレコーダーなど備えた世界初のハイエンド・デジタルカメラとして注目を集めていた。同製品では、センサーおよびレンズマウントの部品を交換でき、さらにEFあるいはPLレンズマウントだけでなく、B4マウントで放送用ビデオセンサーを使用することができるとのことだ。○キヤノンキヤノンブースでは、世界中の映画、TV 番組、コマーシャルといった幅広い撮影現場で活躍しているCINEMA EOS SYSTEMや放送用レンズなど、4Kをはじめとした高精細映像制作を支える各種製品が展示された。DIGIC DV 4およびデュアルピクセルCMOS AF技術を採用し、高画質と基本性能を兼ね備えた小型・軽量なHDビデオカメラ「EOS C100 Mark II」、デュアルピクセルCMOS AFによるAF機能が標準機能として搭載された新モデルが追加されたHDビデオカメラ「EOS C300」などに人気が集まっていた。さらに、広角端50mmから望遠端1000mmという世界最長の焦点距離と世界最高のズーム倍率を実現した4Kカメラ対応CINE-SERVOレンズ「CN20×50 IAS H/P1」(PLマウント)、「CN20×50 IAS H/E1」(EFマウント)なども登場した。○ローランドローランドブースでは、同社の提供する多彩なビデオおよびオーディオ関連機器を一挙に展示。先日発表されたばかりの最大128chの入出力をエンジニアが自由に設定可能な内部構成を備え、フレキシブルな運用か行える大型オーディオミキシングコンソール「O・H・R・C・A M-5000」、そして出力にもスケーラーを搭載しマルチスクリーンの演出も可能なマルチフォーマットマトリクススイッチャー「XS-82H」、「XS-83H」、「XS-84H」の3製品などが注目を集めていた。また、同XSシリーズに対応したEthernetケーブルでHDMI信号を最長100m伝送できる「HT-TX01」(送信機)および「HT-RX01」(受信機)は、HDMIの長距離伝送可能にするユニークなコンバーターとして話題となっていた。また、同社のビデオ関連の製品「VR-50HD」、「PR-800HD」、「VC-1-SC」、「V-4EX」、「VR-3EX」のハンズオン展示、さらに同社の人気音楽制作機器「AIRA」シリーズを使ったデモンストレーションなども行われ、会場を盛り上げた。○パナソニック多彩な関連製品による4K制作ソリューションが一挙にラインナップされたパナソニックブースには、4K/2K/HDのマルチフォーマットによる高画質撮影を実現する4Kカメラ/レコーダー「VARICAM 35」をはじめ、2/3型レンズマウントを備え最高240fpsまでのフレームレートでの撮影に対応したハイスピードカメラ「VARICAM HS」、世界最軽量の機動性に3MOSセンサーほか放送業務に応える高画質・高機能を凝縮したP2メモリーカードカメラレコーダー「AJ-PX800」、さらには4K60pでの撮影が可能なコンパクトビデオカメラの新製品「HC-X1000」などが展示された。また、同ブース内ではパナソニックネットワーク&ファイルベースソリューションによる放送局向けクラウドサービスや、4MEライブビデオスイッチャーによるスタジオサブシステムなども実機による紹介が実施されていた。
2014年12月01日パソコンショップアークはこのほど、ディスプレイに4K液晶を採用したMSI製薄型ゲーミングノートPC「GS60」の取り扱いを開始した。すでに予約の受付を開始し、スタンダードモデルの価格は247,104円から。また、12月4日までの先行予約特典として、先着でゲーミングデバイスをプレゼントする。「GS60」は、3,840×2,160ドットの15.6型液晶を搭載したゲーミングノートPC。CPUにIntel Core i7-4720HQ、グラフィックスにGeForce GTX 970Mを搭載したハイスペックながら、19.9mmの薄型モデルとなっている。また、3段階でCPUとGPUのクロックを調節し性能をコントロールする「SHIFT」機能、SteelSeries製のバックライト付ゲーミングキーボードの搭載なども特徴となる。スタンダードモデル「GS60 2QE Ghost Pro 4K GS60 2QE-234JP」の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4720HQ、チップセットがMobile Intel HM87 Express、メモリがDDR3-1600 8GB(8GB×1)、ストレージが128GB SSD + 1TB HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 970M 3GB、光学ドライブが非搭載、ディスプレイが15.6型4K(3,840×2,160ドット)光沢液晶、OSがWindows 8.1 Update 64bit。本構成での価格は247,104円から。上位モデル「GS60 2QE Ghost Pro 4K GS60 2QE-233JP」は、メモリをDDR3-1600 8GB(8GB×2)、ストレージを128GB SSD×2(RAID 0) + 1TB HDDに変更し、価格は274,104円から。インタフェース類は、Gigabit Ethernet対応有線LANおよびIEEE802.11ac対応無線LAN(Killer DoubleShot Pro)、Bluetooth 4.0、Mini DisplayPort、HDMI、USB 3.0×3、SDカードリーダ、オーディオポートなど。本体サイズはW390×D266×H19.9mm、重量は約1.9kg。
2014年12月01日日本AMDは11月28日、デスクトップ向けAPU「AMD A6-7400K」の価格改定を発表した。これまでの希望小売価格8,480円(税別)から1,000円値下げし、改定後の新価格は7,480円(税別)となる。「AMD A6-7400K」は、"Kaveri"の開発コード名で知られるAPUの下位モデルとなる。型番にKがついた倍率アンロックモデルでオーバークロックに対応する。グラフィックスAPI「Mantle」や音響技術「TrueAudio」といった技術をサポートする。また、TDPは65Wだが、Configurable TDP(cTDP)により45Wでの動作も可能となっている。主な仕様は、CPUコアが2コア、動作クロックはベースが3.5GHz、Turbo Core時が3.9GHz、L2キャッシュが1MB、統合GPUがRadeon R5 Graphics、GPUコアが4コア、GPUクロックが最大756MHz、対応メモリがDDR3-1866、TDPが65W/45W。
2014年12月01日11月24日~11月30日までの1週間に発表された、PC関連の注目ニュースをダイジェストでお届けする。先週は27日、デルが5K解像度(5,120×2,880ドット)の27型液晶ディスプレイ「UP2715K 」を発表した。直販で199,980円(税込・送料込)と、戦略的な価格が特徴。画素密度218ppiのIPS液晶で、PCとは2基のDisplayPortで接続。動作確認済みのグラフィックスカードはNVIDIA Quadroシリーズのみという、さすがにハイエンドな製品だ。デルは合わせて34型の曲面シネスコ液晶を10万円台で、24型の4K液晶を5万円台半ばで発表している。ほか、25日には都内地下鉄143駅で訪日外国人向けの無料Wi-Fiサービスを開始。これに続く形で、JR西日本が特急「はるか」で、小田急グループが箱根エリアで無料Wi-Fiサービスの提供を発表している。
2014年12月01日エムエスアイコンピュータージャパンは28日、NVIDIAのGeForce GTX 970Mを搭載したゲーミングノートPC「GS60 2QE」シリーズの4K液晶モデル「GS60 2QE-233JP」を発表した。発売日は5日。価格はオープンで、店頭予想価格は税込255,000円前後。3,840×2,160ドットの15.6型液晶を搭載したゲーミングノートPC。プロセッサにはCore i7-4720HQを採用。GTX 970Mの搭載に加え、3段階でCPUとGPUのクロックを調節し性能をコントロールする「SHIFT」機能、SteelSeries製のバックライト付ゲーミングキーボードの搭載なども特徴となる。主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4720HQ、チップセットがMobile Intel HM87 Express、メモリがDDR3-1600 16GB、ストレージが128GB SSD×2+1TB HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 970M 3GB、光学ドライブが非搭載、OSがWindows 8.1 64bit。インタフェース類は、Gigabit Ethernet対応有線LANおよびIEEE802.11ac対応無線LAN(Killer DoubleShot Pro)、Bluetooth 4.0、Mini DisplayPort、HDMI、USB 3.0×3、SDカードリーダ、オーディオポートなど。本体サイズはW390×D266×H19.9mm、重量は約1.9kg。
2014年12月01日●「UP2715K」の解像度は5,120×2,880ドットデルは27日、都内にて液晶ディスプレイ新製品の記者説明会を開催した。発表されたのは、27型製品として世界初の5K対応をうたう「UP2715K」、曲面スクリーンを採用した34型の「U3415W」、そして衝撃的な価格がうれしい4K対応の「P2415Q」と「P2715Q」の4機種だ。価格および個別製品の詳細については既報記事を確認していただくとして、本稿では卓越したスクリーンパフォーマンスを実感できるデモンストレーションも含めて行われた、記者説明会の様子をお届けしよう。記者説明会の冒頭、登壇したデル エンドユーザーコンピューティング事業統括本部クライアント製品マーケティング本部ブランドマネージャーの河田浩行氏は、デルのモニター製品群が出荷ベースで9年連続(2005~2013年)の第1位であることや、4Kモニター国内シェアにおいて第1位であることを示した。さらに、「2013年は4K元年」であったと振り返り、「4Kモニター市場もそう遠くない将来コモディティ化する」と推測。5Kモニター投入への経緯は、新たなフロンティアを切り拓くためであると明かした。○「UP2715K」の解像度は5,120×2,880ドット注目の5K対応ディスプレイ「UP2715K」は、最大解像度5,120×2,880ドットを実現し、リフレッシュレートも60Hzに対応、10億7,400万色の超高精細画質を実現するという驚愕のスペックを誇る。さらに、AdobeRGBでは99%、sRGBでは100%の色域をカバーしたほか、LCDパネルとガラスとの隙間を「オプティカルボンディング」という方式によって埋めるなどの工夫を凝らし、反射率を低減しているのも特徴的だ。また、モニター下部の左右に16Wのスピーカーを内蔵。高精細な映像に加え、臨場感あふれる音を有していることからみても、デルの意気込みが伝わってくる。ユーザーとして気になる5K表示を実現する環境についてだが、DisplayPortを2基使用することになる。ちなみに、DisplayPort1基のみで接続した場合は4Kでの表示となる。現時点では動作確認済みのグラフィックスカードは、NVIDIA Quadro シリーズ(K2000/K2200/K2000D/K4000/K4200/K5000/K5200/K6000)のみで、R344.11以上のドライバが要求される。クリエーターから厚い信頼を得ている同社のワークステーション「Precision」シリーズとの組み合わせこそが「UP2715K」の真価を発揮するという。●34型の曲面ウルトラワイド「U3415W」○34型の曲面ウルトラワイド「U3415W」次いで紹介されたのは、34型の曲面ウルトラワイド製品「U3415W」だ。21:9のアスペクト比を備え、最大解像度3,440×1,440を実現。sRGB 99%の色域を表現可能だ。また、ディスプレイが自然な弧を描いた曲面になっているので、ユーザーの目からディスプレイの端までの距離が、平面ディスプレイに比べ26mmほど近くなる。焦点距離が短くなることで、眼への負担も軽減するという。また、映し出される映像に没入できることから、映像鑑賞やゲームなどの趣味での利用はもちろん、広大なスクリーンサイズを活かして映像編集や写真編集作業、金融トレーディングなどの現場における実用性も兼ね備えている。4K対応製品「P2415Q」「P2715Q」も食指を動かされる価格に眼が向かいがちだが、最大解像度3,840×2,160ドット、60Hzのフレッシュレートを実現しており、sRGB 99%をカバーしている実力派だ。IPSパネルの採用により、従来機種よりも画質、視野角とも向上している。○Adobe製品を用いた「なるほど納得」なデモンストレーションゲストとして招かれていたアドビシステムズ マーケティング本部 デジタルメディアグループリーダーの栃谷宗央氏により、Photoshop CC、Photoshop Lightroom 5を用いたデモンストレーションが行われた。5Kという圧倒的な解像度を誇る「UP2715K」は、「例えば4Kの映像編集を行う際に、映像をフルサイズで表示しつつ作業スペースが得られるメリットがある」と栃谷氏。「U3415W」については、Photoshop Lightroom 5のサムネイル表示の情報量を見せつつ、「Adobeのために開発されたのではないか」と相性のよさについて言及した。また、複数枚数のRAW画像をつなぎ合わせパノラマ写真を作成して見せ、両製品がそれぞれ持つメリットをわかりやすく示してくれた。高精細で圧倒的な美しさや没入感が得られる、それぞれに特徴のある4つの新製品。12月14日は12時から19時まで、15日は12時から20時まで、JR秋葉原駅電気街口改札内イベントスペースにて展示され、実際にその実力を目の当たりにする機会も設けられている。食指を動かされた方は己の眼でチェックしてみてはいかがだろうか。
2014年11月28日デルは27日、4K対応の液晶ディスプレイ新製品、24型の「P2415Q」と27型の「P2715Q」を発表した。ともに視野角178度のIPSパネルを採用している。発売は12月12日で、直販価格はP2415Qが54,980円、P2715Qが69,980円(ともに税込・送料込)。同日より、Amazon、ビックカメラグループ、ツクモ電気、ヨドバシカメラで先行予約を開始している。P2415Q、P2715Qとも3,840×2,160ドットの解像度を持つ4K対応ディスプレイ。これまで販売してきた「P2815Q」はTNパネルの製品だったが、P2415QとP2715QはIPSパネルを採用したことで広視野角を実現した。色域はsRGB 99%をカバーしており、出荷時にカラー調整を施したうえで出荷する。P2415Qの仕様は、画素ピッチが0.13725mm、応答速度が6ms(高速モード)/8ms(通常モード)、輝度が50~300cd平方メートル、コントラスト比が2,000,000:1、通常消費電力が45W。サイズはW566.64×D205×H369.53~499.53mm(スタンド含む)、重量は5.68kg(スタンドとケーブル含む)。P2715Qの仕様は、画素ピッチが0.1554mm、応答速度が6ms(高速モード)/9ms(通常モード)、輝度が50~350cd平方メートル、コントラスト比が2,000,000:1、通常消費電力が50W。サイズはW640.74×D203.86×H423.86~538.86mm(スタンド含む)、重量は7.53kg(スタンドとケーブル含む)。以下両機共通で、映像入力インタフェースはHDMI(MHL対応)、DisplayPort、mini DisplayPortを搭載。加えて、DisplayPort出力、USB 3.0×4を備える。スタンドは115mmの高さ調整、前方5度から後方21度のチルト、角度は不明だがスイーベルが可能だ。
2014年11月27日デルは27日、5K解像度(5,120×2,880ドット)の27型液晶ディスプレイ「UP2715K」を発表した。発売は12月12日で、直販価格は199,980円(税込・送料込)。同日より、Amazon、ビックカメラグループ、ツクモ電気、ヨドバシカメラで先行予約を開始している。「UP2715K」はDell デルハイエンドシリーズ27型の液晶ディスプレイとして世界初の5K対応をうたう製品。パネルタイプはIPSで、5,120×2,880ドットの解像度を持ち、画素密度は218ppiに達する。表示色は10億7,400万色で、Adobe RGB 99%、sRGB 100%の広色域を実現しており、カラー調整を施したうえで工場から出荷する。標準で色補正ソフト「Dell Color Calibration Solution」が付属し、別売の「X-Rite i1 Display Pro」と連携して、ハードウェアキャリブレーションを行うことも可能だ。エッジトゥエッジ全面ガラス加工により反射を抑えたことも特徴。従来機のS2740Lと比較して反射率を86%削減している。サウンド面では16W×2のステレオスピーカーを内蔵している。5K解像度を表示するため、PCとの接続には2基のDisplayPortを使用する。動作確認がとれているグラフィックスカードはNVIDIA Quadro K6000/K5200/K5000/K4200/K4000/K2000D/K2200/K2000で、R344.11以上のドライバを必要とする。主な仕様は、パネルタイプがIPS、画素ピッチが0.116mm、画素密度が218ppi、応答速度が8ms(GtoG)、輝度が50~300cd平方メートル、コントラスト比が2,000,000:1、視野角が上下左右178度、通常消費電力が100W。インタフェースは映像入力にDisplayPort×2、mini DisplayPort、加えてダウンストリームのUSB 3.0×4、アップストリームのUSB 3.0×2、メモリカードリーダを備える。スタンドは115mmの高さ調整やピボットが可能で、前方5度から後方21度のチルト、角度は不明だがスイーベルにも対応する。サイズはW637.3×D204.5×H427.6~542.1mm(スタンド含む)、重量は10.07kg(スタンドとケーブル含む)。
2014年11月27日●4K液晶とGeForce GTX 970Mを搭載したハイスペック・ゲーミングノート2014年11月14日、マウスコンピューターのゲーミングPCブランド「G-Tune」から「NEXTGEAR-NOTE i5701」シリーズが発表された。本シリーズの大きな特徴は2つ。QFHD(3840×2160)という解像度、つまり4K液晶ディスプレイを搭載していることと、NVIDIAの最新ハイエンドGPU・GeForce GTX 970Mを内蔵していることだ。しかもそんなハイスペックPCを「ちょっといいノートPCを買ってみようかな?」という程度の169,800円(税別)から検討できるのだから驚く。今回は、そんな「NEXTGEAR-NOTE i5701」シリーズの中から、最高峰に位置するプラチナモデル「NEXTGEAR-NOTE i5701PA1」を紹介しよう。プラチナとはいっても、モデルごとの違いはメモリの容量とストレージの2点のみ。ブロンズやゴールドなどのモデルを選んでも、最大の特徴である4K液晶とGeForce GTX 970Mはそのまま搭載されている。ブロンズモデルを検討している方は、SSDとHDDのアクセス速度の差と容量を確認することで、上位モデルとの違いを探ることができるだろう。○高解像度4K液晶ディスプレイを支える高いスペックNEXTGEAR-NOTE i5701PA1は15.6型のゲーミングノートPCだ。QFHD(3840×2160)のIGZO液晶ディスプレイを搭載しており、表面はグレア処理となっている。その高精細でコントラストの高い映像は、ドット感を意識させることがなく滑らかで美しい。そして、この高解像度表示を支えているのがほかの主要パーツ類だ。CPUには、インテルの"Haswell Refresh"世代4コアCPU・Core i7-4710HQを採用。動作クロックは2.50GHzとなり、ターボ・ブースト機能によってCPU温度に余裕があるときには、最大3.50GHzまでクロックが上昇する。そしてGPUには、高いパフォーマンスと圧倒的な省電力で話題となった第2世代Maxwell、NVIDIAのGeForce GTX 970Mを搭載。デスクトップPCかと見まがうばかりの処理能力を見せてくれるだろう。またCPUに内蔵されているグラフィックスはインテル HD グラフィックス 4600。WebブラウジングやOffice系ソフト動作中は映像処理の負荷が低いため、このCPU内蔵グラフィックスによりさらに消費電力を抑えた動作が行われる。メモリはDDR3L-1600規格・8GBの製品を4枚実装しており、その容量はなんと計32GB。高解像度の画像・動画編集を行う場合でも、なお余裕がありそうだ。ストレージはデュアルドライブ構成となり、システムドライブには512GBもの大容量SSD・Plextor PX-G512M6eが採用されている。このSSDはM.2コネクタによりPCI-Expressに接続されているのが特徴。昨今はSSDの性能向上が著しく、SATA3.0の転送速度の上限である6Gbpsでは、SSDの真価を発揮できなくなってきている。しかしPCI-Express2.0 x2で接続すれば上限は10Gbps。PX-G512M6eはこのPCI-Express接続を採用することで、これまでのSSDを超える速度を実現している。データドライブ用のHDDは2TBでSeagate製だ。通信デバイスはいずれもRealtek製となり、有線ギガビットLAN端子、IEEE802.11 b/g/n対応の無線LAN、そしてBluetooth V4.0を備える。○ゲーミングノートながらも25mmというスリムな筐体を実現筐体のカラーは、G-Tuneのイメージ通りのブラックだ。天板やパームレスト部はヘアライン加工が施されたアルミ製になっており高級感がある。また本体裏面も金属製で、効率的に熱を拡散させる効果がありそうだ。その分、指紋が目立ちがちではあるものの、共に質感は大変良く、ハイスペック・ゲーミングノートPCにふさわしいスタイリッシュな外観を備えている。また本体内部の熱対策が難しいゲーミングノートながらも、厚みは25mm(ゴム足を含んだ場合27mm)を実現。本体質量も2.5kgに抑えられているため、持ち運びも視野に入れることが可能だ。出張先や旅行先で使えるハイスペック・ゲーミングPCとしても魅力的といえる。各種インタフェースは本体左右側面と背面に配置されている。正面は、左側にHDDやバッテリーなどの動作を表す8つのLEDを備えるのみで、接続端子は存在しない。背面を見ると左側に大きな排気口、右側には電源コネクタと、ノートPCとしては珍しいe-SATA/USB 3.0兼用端子を備えている。右側面は手前からライン、マイク、ヘッドフォン端子、SD/MMCカードリーダー、USB 3.0×2、ギガビットLAN端子、ケンジントンロックを搭載。SIMカードスロットも見えるが、残念ながらこちらは使用できない。左側面はMini Displayport×2、USB 3.0×1、HDMI×1という、映像出力用端子を中心とした構成となっている。強力なGPUを利用してマルチディスプレイ環境も構築可能だ。液晶ディスプレイ上部にはステレオデジタルマイクと200万画素のWebカメラが用意されており、ビデオチャットを高画質・高音質で行うことができる。○白色LEDが輝くテンキー付きキーボードを搭載キーボードはアイソレーションタイプを採用。またサイズを活かしてテンキーも搭載されている。カーソルキー周辺はさすがに多少変則的な配列となっているものの、それ以外の文字配列は素直で押し間違いもなさそうだ。電源ボタンはテンキー右上に用意されている。タッチパッドは浅めの段差を設けてあるだけだが、パームレスト部はアルミ製であるため、温度や触り心地で簡単に判別できるだろう。ボタンはクリック感の少ないフカフカとした感触を備えたもので、その押下感はキーボードに近い。また、液晶ディスプレイと本体をつなぐヒンジ部分にステレオスピーカーを内蔵しており、ゲームの音声をしっかりと再生することが可能だ。キーボードの内側には白色LEDが埋め込まれており、暗い場所でもキーを視認可能だ。消費電力を抑えたいときは、明るさを下げたり発光自体をOFFにしたりもできるので、環境によって使い分けたい。ACアダプタ出力は19V/9.5A、180Wとさすがに高い。そのサイズも出力電力に応じてW167×H83×D35mmと大きめだ。外出先に持ち運ぶ場合は、このACアダプタの分も考慮に入れよう。尖ったスペックと高い質感、そして使い勝手の良さによってNEXTGEAR-NOTE i5701PA1は所有感を満足させてくれる製品に仕上がっている。次ページでは高解像度のデスクトップ画面と、ベンチマークテストによる性能を確認しよう。●最新ゲームタイトルもハイエンド・デスクトップ並みに動かせる実力○4K(3840×2160)液晶が実現するデスクトップ領域「NEXTGEAR-NOTE i5701PA1」が備える3840×2160という表示領域は、15.6型というサイズにおいては100%ネイティブ表示で使用することは難しいだろう。なぜなら、とてつもなく各インタフェースや文字などが小さくなってしまうからだ。そのため本機では、表示が250%(超特大)に初期設定されている。これは高い解像度のまま精細感を得るために使用している状態なので、文字などはエッジが目立たずとても滑らかだ。もし表示領域を拡大する方向で高解像度を利用したいのであれば、[コントロールパネル]の[デスクトップのカスタマイズ]にある[ディスプレイ]項目の[テキストやその他の項目の大きさの変更]から、拡大率を変更するといいだろう。なお、すべての項目を一括して変更するだけでなく、タイトルバーやメニュー、Internet Explorerなど、それぞれを個別にサイズ変更することも可能。100%、150%、250%それぞれのデスクトップ画面をキャプチャしたので参考にしてほしい。○「NEXTGEAR-NOTE i5701PA1」の性能をベンチマークでチェック!それでは、ベンチマークテストで本機の性能を確認していこう。まずは全体的な性能からだ。Windowsシステム評価ツール「WinSAT」でのWindowsエクスペリエンス インデックス スコア測定の結果はご覧の通りで、文句の付けどころがない。特にプライマリディスクの「8.4」は、現在最高峰のスコアだろう。グラフィックスの2項目はCPU内蔵グラフィックスを利用しているため伸び悩んでいるものの、GeForce GTX 970Mの性能はこのあとのゲームベンチで明らかになるはずだ。ストレージ用ベンチマークソフト「CrystalDiskMark」でのSSDとHDDの測定結果もストレージごとの違いが色濃く出ている。PCI-Express接続されたSSDの速度は圧巻としかいいようがない。メインドライブの転送速度の違いは、体感速度に大きな影響を与える。HDDのみを搭載したブロンズモデルを検討している方は、この数値をよく確認しておいてほしい。さらに「PCMark8」にて総合的なパフォーマンスを測ってみよう。こちらの結果もまったく不満を感じないもので、非常に良好だ。こちらでもCasual GamingはCPU内蔵グラフィックスによって計測されているため振るわないが、そのほかの項目はいずれも速い。ホーム&オフィス用途での使用では、高い処理能力と解像度を活かした、さまざまな使い方が期待できそうだ。○GeForce GTX 970Mの3Dグラフィックス処理能力を確認次に、NVIDIA GeForce GTX 970Mが備える3Dグラフィックス処理能力を、解像度を変えつつチェックしてみよう。まずはFuturemarkの3Dグラフィックス向け定番ベンチマーク「3DMark」。こちらには2014年10月13日に4K解像度に対応した新たなプリセット「Fire Strike Ultra」が追加されたので、そちらも試していくことにする。結果は大変優秀だ。「7434」というスコアは、2世代前のデスクトップ向けハイエンドGPU・GeForce GTX 680をも超えるスコアとなっており、まさに世代が変わったという印象を受ける。Ultraの結果はさすがに厳しいものの、GeForce GTX 970Mの備える処理能力に疑いの余地はない。続いてゲームのベンチマークテストを試していこう。まずは指輪物語を題材にした大作アクションRPG「ミドルアース:シャドウ・オブ・モルドール」のベンチマークだ。最新の3Dゲームだけにその負荷は高いが、ある程度の設定とフルHD(1920×1080)までの解像度ならば、余裕を持って動かすことが可能だった。デスクトップPCでも高設定では動かすのが大変なタイトルだけに、この結果はすばらしい。それ以上の高解像度ではやはり要求水準が高く、現状は快適とはいいがたい。それでは、髪の毛の描画にこだわったアクションタイトル「トゥームレイダー」のベンチマークテストではどうだろうか。こちらも傾向としては同じで、フルHDまでなら設定を上げてもしっかりと遊ぶことが可能。しかし、やはり4K解像度では処理能力が追いつかないようだ。最後に、拡張パック「蒼天のイシュガルド」が発表され、話題再燃中の国産MMORPGタイトル「ファイナルファンタジーXIV」のベンチマーク、キャラクター編を試そう。こちらのベンチマークでは、4K解像度でもなんとか遊べそうなスコアが確認できた。今となっては中程度の負荷のタイトルではあるものの、ノートPCでここまで動作させることができるのは驚きの一言だ。なおゲーム全般にいえることではあるが、インタフェースサイズを変更できないゲームで解像度を4Kに設定すると、各インタフェースが小さくなりすぎ、ゲームにならない場合が多い。ゲーム側の対応もまだまだ4Kに及んでいないのが現状なのだ。今回は3K、4Kという高解像度テストも行ったが、この解像度に対応できないのは今のところ当たり前。また、そもそも本機のディスプレイサイズは15.6型なので、3DゲームにおいてフルHD以上の違いを視認するのは難しい。フルHDまでの解像度に対応できれば十分と考えておくといいだろう。ちなみに、ゲーム中心の利用であれば、本機と同等のスペックでフルHDノングレア液晶を装備する「NEXTGEAR-NOTE i5700」シリーズも用意されている。こちらは13万円台(税別)~とよりリーズナブルに購入可能だ。○ハードウェアをコントロールできるツールをプリインストールOSにはWindows 8.1 Update 1 64ビット版が採用されており、ハードウェアをコントロールするためのツールがいくつかプリインストールされている。1つはファンの速度や液晶の明るさなどをコントロールできる「Control Center」だ。Windowsキーの無効化なども行えるため、ゲームを遊ぶ方はチェックしておきたい。また「Sound Blaster X-Fi MB3」を利用したリッチなサウンドエフェクトも、ゲームの楽しさを引き上げてくれるだろう。さらにキーボードにアプリケーションの起動を割り当てたり、マクロを設定したりできる「FLEXIKEY」や、タッチパッドの設定をコントロールできる「Synaptics TouchPad」を搭載。自分好みの操作環境を構築することが可能だ。○高精細デスクトップを利用できるハイスペック・ゲーミングノートQFHD(3840×2160)液晶ディスプレイを搭載しているという点だけでも特筆に値するが、さらにGPUにGeForce GTX 970Mを搭載することで、2014年最高クラスの3D処理能力を備えた「NEXTGEAR-NOTE i5701」シリーズ。そのプラチナモデルである「NEXTGEAR-NOTE i5701PA1」は、さらに大容量512GBのPCI-Express接続SSDも備えており、全方位でスキがない。この性能は、あらゆる処理において有効に働くことだろう。ノートPCでこの冬の注目タイトルを遊びたい人はもちろんのこと、4K解像度を活かした画像・映像処理を行う人にとっても、注目の一台となるはずだ。本年度の注目パーツの集大成となる本機で、2014年度を締めくくってみてはいかがだろうか。※ここで紹介した各パーツは、今回試用した機種のものです。出荷時にメーカー、型番などが変わる可能性もあります。ご了承ください。○標準スペック上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。価格・構成については、2014/11/25(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。
2014年11月26日ユニットコムは、iiyama PCブランドにて、3,840×2,160ドットの4K液晶を搭載した15.6型ノートPC「15X8140」シリーズを発表した。同日より同社直販サイトなどで販売開始。価格は税別174,980円から。いずれもCPUにCore i7-4710HQ、グラフィックスにGeForce GTX 970Mを採用。ラインナップは、500GB HDDを採用した「15X8140-i7-QTEB」Windows 8.1版とWindows 7版、256GBのSSDを採用した「15X8140-i7-QTRB」Windows 8.1版とWindows 7版、256GB SSDを2基搭載したRAID構成の「15X8140-i7-QTXRB」Windows 8.1版とWindows 7版。「15X8140-i7-QTEB」の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4710HQ(2.5GHz)、チップセットがIntel HM87 Express、メモリがDDR3L-1600 8GB、ストレージが500GB SATA HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 970M 3GB、光学ドライブが非搭載。ディスプレイは15.6型ワイドIPS液晶(3,840×2,160ドット)。通信機能はIEEE802.11 ac/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0。本体サイズはW385×D271×H25mm、重量は約2.6kg。上記仕様で価格はWindows 8.1版が税別174,980円、Windows 7版が税別179,980円。「15X8140-i7-QTRB」は、上記仕様からストレージが256GB SSD(M.2 PCI Express2.0)+1TB HDDに変更される。価格はWindows 8.1版が税別214,980円、Windows 7版が税別219,980円。「15X8140-i7-QTXRB」は、上記仕様からストレージが256GB SSD(SATA)と256GB SSD(M.2 PCI Express2.0)×2基の搭載となり、価格はWindows 8.1版が税別254,980円、Windows 7版が税別259,980円。
2014年11月25日●徐々に整備される4Kコンテンツ網の成果か? 4Kテレビの販売が好調シャープが打ち出した2014年の年末商戦における液晶テレビ販売のキーワードは、「縦横無尽」ということになりそうだ。回復基調に転じ始めた液晶テレビ市場において、シャープは「4K」という切り口とともに、「縦」と「横」の提案によって、液晶テレビ需要をさらに喚起する考えだ。液晶テレビ市場は2011年7月の地上デジタル放送への移行後、それまでの旺盛な買い換え需要の反動によって、ここ数年は低迷を続けてきた。だが、その停滞感にも少しずつ歯止めがかかり始めているようだ。シャープ 国内営業本部副本部長兼シャープエレクトロニクスマーケティング社長の細尾忠弘氏は、「ここにきて、液晶テレビの販売が前年実績を上回る結果が出ている。底を打ったと言ってもいい状況にあるのではないか」と語る。その原動力のひとつが、4Kテレビである。4Kテレビは、コンテンツの少なさや、まだ価格が高いといった課題があり、一部のユーザー向けの製品という認識が多くあった。だが、先ごろGfK Japanが発表した薄型テレビの販売動向調査によると、2014年11月第2週には50型以上の薄型テレビにおける4Kテレビの金額構成比は51%と過半数に達し、販売台数構成比でも34%と約3分の1を占めたという。シャープにおいても、4Kテレビの販売台数は拡大傾向にあり、量販店などでの店頭展示、あるいは地域販売店などと共同で行う合同展や個展でも、4Kを強く意識した提案を行っている。シャープ デジタル情報家電事業本部国内営業統轄の居石勘資氏は、「4Kはコンテンツが少ないと言われるが、海外で4Kコンテンツの制作が増加していること、国内でも『ひかりTV』において4Kのオンデマンドサービスが開始されていることなど、4Kコンテンツが増加していることを訴求することに力を注いでいる。店頭展示でも、ひかりTV 4Kのロゴを表示して、4Kでの放送がすでに視聴可能であることを訴えている」という。もうひとつの提案が、4Kモデルへのアップグレードの提案だ。シャープが提案する今年の年末商戦向け展示方法では、同社の大型液晶テレビとして最も売れ筋となっている60型2Kテレビの「LC-60G9」を中心に置き、これを購入しに来店した客に対して、アップグレード提案しやすい環境を整えている。そのひとつは4Kテレビへのアップグレードだ。「AQUOS(アクオス)」シリーズのうち「PREMIUM 4K」として、「LC-60UD20」や「LC-60US20」を展示。4Kコンテンツの映像を表示しながら、4Kならではの高画質を訴求する。そして、もうひとつは「PREMIUM 2K」とするクアトロンプロ採用の「LC-60XL20」によって4K相当の画質を実現するという提案だ。コストメリットを生かしながら、クアトロンプロだからこそ実現する4K相当という画質の高さを提案する。GfK Japanの調査では、過去半年以内に4Kテレビを購入した消費者のうち、事前検討をせずに4Kテレビを購入した割合は24%と約4分の1を占めている。量販店の店頭で画質をみたり、店員の勧め方によって、その場で4Kテレビの購入を決定した人たちも少なくないことが浮き彫りになった結果といえるだろう。シャープでは、こうした2K売れ筋モデルを軸にして、そこから2つのアップグレード提案によって、4Kの世界を提案していくというわけだ。「いま購入したテレビを、これから7~8年使っていただくとすれば、2020年の東京オリンピックはこのテレビで見ることになる。ぜひその際には4Kで見てもらいたい。ブラウン管テレビからデジタルテレビに変わったような、もうひとつの大きな節目がいよいよ4Kで始まろうとしている」とシャープの居石氏は語り、同社の4Kテレビの提案を加速させる考えだ。●大画面化した実感を持ってもらうために新旧テレビの筐体サイズ比較表を用意シャープの液晶テレビの売り場提案はこれだけではない。液晶テレビの買い換え需要をターゲットとしたインチアップ提案も、今年の年末商戦の重要な柱のひとつに位置づけている。ここに「縦横無尽」という、今年の同社の販売提案のキーワードが隠れている。「縦」という切り口では、画面の高さを考えたサイズ選びを提案する。2006年に発売された46型液晶テレビの「LC-46GX1」は、高さが853mm。アンダースピーカーが配置されているため、現行モデルよりも高さがあるのが特徴だ。これを52型の最新モデルに置き換えた場合には、高さが772mmとなり、インチサイズが大きくなりながらも、高さを低く押さえられる。狭額縁化による成果だといえる。○インチサイズアップに際しての狭額縁化による錯覚しかし、スペック上はインチアップしたものの、実際に比べてみるとそれほど画面が大きくなったという印象がないのも事実だ。「スペックを重視するお父さんの場合はインチアップしたという感覚を持つが、スペックを気にせず見た目で判断するお母さんの場合には、それほど大きくなったという感じがしない。むしろ、高さが小さくなった分、画面サイズは変わらないとさえ感じる場合もある。感覚的に大きくなったと感じるのは60型。高さは902mmと高くなるが、(設置に際する)高さの許容範囲は大きい。画面の大きさを感じ、さらに迫力の違いを感じてもらえる。後悔しない画面選びをしてもらうための提案」だとする。スペック上はインチアップになったとしても、迫力のある画面を楽しんでもらうために60型以上を勧めたいというわけだ。シャープでは、買い換え対象となる2004年~2009年に発売した液晶テレビのサイズ一覧を、早見表として販売店に提供。これと見比べながら、いま使っている液晶テレビのスペースに、インチアップさせながらも、最新のテレビが収まるかどうかを検討できるようにしている。一方で「横」の提案では、7~8年前に主流だった37型薄型テレビからの買い換え提案に取り組んでいる。2006年に発売した37型液晶テレビ「LC-37GX2W」の場合には、サイドスピーカーを搭載していたこともあり、横幅は1,109mmのサイズとなっている。これを46型の現行モデルに買い換えた場合は横幅が1,061mmとなり、「縦」の提案同様に、筐体を小さくしながらインチアップが図れる。しかし、やはり並べてみると大きくなったという印象が薄い。「実際に、量販店店頭に7~8年前の製品を横に並べて比較するということができない。しかし、合展や個展で並べてみると、スペック上のインチアップに比べて、見た目にはインチアップしていると感じないことが多い。縦の提案同様に、横の提案についても、迫力がある画面サイズにしてもらう、後悔のない購入につながることを心がけたい」とする。そこで、「横」の提案としてシャープが用意するのが、37型から52型へのインチアップだ。7~8年前の37型液晶テレビが1,109mmであったことに比べると、約7cm横幅が広がり1,178mmとなるが、画面が感じる迫力の違いはひと目でわかる。そして、7cmの広がりという点にも、実は大きな意味がある。「当時の37型液晶テレビを購入した人の多くは、横幅1200mmのオーディオラックの上に配置している。1,200mmのラックに乗せている家庭では、1,178mmの52型液晶テレビをそのまま置くことができる」と、居石氏は語る。ここに「横」の提案のポイントがある。この提案においてシャープは、買い換え時の画面面積は2倍以上という法則を打ち出し、現在使用しているテレビの画面サイズの2倍以上は、どのインチサイズかがわかるような資料を用意した。このように、シャープは今年の年末商戦において、縦と横をキーワードにした「縦横無尽」戦略を展開していくというわけだ。国内トップシェアを持つシャープの液晶テレビ提案は、テレビ画面の大型化と4K化を促進するという点で効果を発揮しそうだ。
2014年11月21日ユニットコムは19日、同社「パソコン工房」ブランドにおいて、4K動画編集向けのデスクトップPCを2モデル、受注生産の予約受付を開始した。2モデルともBTOに対応する。○TC612X-4K-WSIntel Xeon E5-2687W v3プロセッサ(3.1GHz、10コア/20スレッド)を搭載した上位モデルで、標準構成価格は1,101,579円。そのほか、チップセットがIntel C612、メモリがDDR4-2133 ECC Registerd 8GB×8(計64GB)、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 970 4GB、ストレージがIntel SSD 530シリーズ(240GB)+Intel SSD DC P3600シリーズ PCI Express 3.0(400GB)、および2TB SATA HDD、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ。OSはWindows 8.1 Pro 64bit版。主なインタフェースは、USB 3.0×4、USB 2.0×4、Gigabit Ethernet対応有線LAN×3、ディスプレイ出力(DVI-I×1、DVI-D×1、DisplayPort×1、HDMI×1、D-Sub×1)など。本体サイズは約W232×D523×H464mm。○MX99X-4K-WS標準構成価格は423,339円。主な仕様は、CPUがIntel Core i7-5960X(3.0GHz)、チップセットがIntel X99 Express、DDR4-2133 8GB×4(計32GB)、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 970 4GB、ストレージがIntel SSD 530シリーズ(240GB)+PLEXTOR SSD M6e M.2 2280シリーズ M.2 PCI Express 2.0(256GB)、および2TB SATA HDD、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ。OSはWindows 8.1 Pro 64bit版。主なインタフェースは、USB 3.0×6、USB 2.0×6、Gigabit Ethernet対応有線LAN×2、ディスプレイ出力(DVI-I×1、DVI-D×1、DisplayPort×1、HDMI×1)など。本体サイズは約W210×D490×H395mm。
2014年11月19日