“ドクター・ストレンジ”役やドラマ『SHERLOCK/シャーロック』、映画『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(21年)などで知られるベネディクト・カンバーバッチ主演・製作のサスペンス・スリラーNetflixシリーズ『エリック』の本予告が解禁となった。本作は、動画配信サービス「Netflix」で5月30日より独占配信開始となる。本作でカンバーバッチが演じるのは、NY で最も有名な人形使いであり、大人気の子供向け TV 番組のクリエイターでもあるヴィンセント。高い知性とカリスマ性のある仕事人間だが、私生活では妻や幼い息子のエドガーをないがしろにしてしまっていた…。そんな中、ある日、ある日息子が通学途中に失踪。解禁となった本予告映像では、茫然自失し、後悔と罪悪感にさいなまれて焦るヴィンセントと妻の姿が。そして時間が経つにつれ、奇想天外な妄想に固執していく狂気の道程が、カンバーバッチの迫真の演技とともに映し出されていく。手がかりを探して記憶をたどるヴィンセントは、息子が“エリック”という青いモンスターの絵を描いていたことを思い出し、「テレビに出演させればエドガーが見るだろう」と思い立つ。そしてそのために無我夢中で人形を自作、次第に我を失うほどに変わり果てていき、妻にも「どうかしてる」と呆れられてしまう。さらに行動はエスカレートし、家族や同僚、そして事件を捜査する刑事までも遠ざけてしまい、次第に孤立していくヴィンセント。映像のラストでは、「エリックが助けてくれる」と信じて疑わない彼の前についにエリックが現れ、呼び掛ける声も聞こえてくるが…。息子の失踪という痛ましい事実と向き合うことができず、息子の絵“エリック”に固執し、次第に狂気じみた妄想を抱くヴィンセントにとって、“エリック”は悲しき“妄想”なのか?あるいは“救い”なのか?
2024年05月03日現在開催中の「東京コミックコンベンション2023」では、参加セレブが登壇するセレブ・ステージも随時実施されている。今回はその中でドラマ「SHERLOCK(シャーロック)」や映画『ドクター・ストレンジ』で知られるベネディクト・カンバーバッチのステージの様子をお届け。屋内の熱気冷めやらぬ夕刻すぎ、ギターのカッティングが印象的なBGMに合わせて踊りながら登場したカンバーバッチ。「ハーイ!」と陽気に挨拶すると、MC大井田曰く「会場のファンたちの目が一瞬でハートマークに」。回転椅子を活用し、右から左へと小刻みに手を振るサービスで観客から手のウェーブを引き出したり、途中で運ばれてきたお茶を美味しそうにいただいたり、終始マイペースかつお茶目な仕草で会場を魅了していた。今回は事前にファンから募った質問をMCが投げかけていくスタイルでステージが進行。以下、その時のQ&Aを写真と一緒にお届けしよう。ー東京コミコンに参加しての気持ちをお願いします。素晴らしいです。こちらに来ることができて本当に光栄です。規模も非常に大きいですし、速度も速い。色々な物事がスピーディーに進んでいますが、こちらにいらっしゃる方は非常に平和的で、それでもって情熱的で。ありがとうございます。ー役者を目指している者で、あなたのようになりたいのですが、あなたが役者としての素晴らしいキャリアを叶えるためにした努力や何か心がけていることなどはありますか。非常に良い質問ですね。他の誰かになろうとしない、真似をしないということ。私は生計を立てるために(俳優業を)始めたのですが、とはいえ自分が情熱をもって好きなことをやれるというのが幸せだったということです。その後は一生懸命努力をし、学ぶこともありました。機会や運などに恵まれたこともありましたけれど、それらの先にあるものは、努力をしてここまでやってきたと思います。(通訳さんが長文を訳したことに対して)短い回答にしておくべきでした。失敗を恐れないこと、失敗は学びでしかないので。そして、自分であれ。自分しか、自分になれないから。あとは、挑戦をし続けてください。ー(『SHERLOCK(シャーロック)』と『ドクター・ストレンジ』で演じたキャラクターにちなんで)名探偵と魔法使い、なれるとしたらどっちになりますか?あ~……次の質問お願いします。(会場で笑いが起きる)ごめんなさい、そしてこのような瞬間をくださって感謝はしているのですが、これらのキャラクターでどちらが良いという風に思うことはないのですね。共通する点はキャラクターによってあるかもしれませんが、それぞれ個性があるので、どちらが良いということはないのです。ー『ドクター・ストレンジ』の最新作の最後で、目が一つ増えましたね。自分の身体の中で、もっと増えてもいいなと思う箇所はありますか?(爆笑が起きる)お子さまたちも聞いているのでね……(また会場が笑いに包まれる)。何か一つ余計に、となると結構大変なのでいらないかなと思います。でももしもと言うのならば、脳みそですかね。私は今、時差ボケではない脳が欲しいと思っています。ー初来日が『スタートレック』のカーンを演じた時のPRの時ですね。その時の浴衣姿がとても印象的だったので、着物姿の役をやっていただきたいです。例えば『ラスト サムライ』のように着物を着る役を演じる、というアイディアはいかがですか?イギリス人の侍でなくてはいけないですよね?異なる文化の作品については、非常に繊細な問題なので簡単にやる・やらないと言えないと思ってはいるのですが、過去にどんな作品があるのかなと思うと(『ラスト サムライ』の)、トム・クルーズさんがやられていましたよね。着物は装いとしても心地良く、様々なプリントがあって美しいですし、そういう点ですごく素晴らしいと思っています。もしもそういう脚本がどなたかが書いてくださったら、読んでみても良いかもしれません。私自身、日本の文化を愛していますし、2013年の来日時は光栄でした。実はその時はカーンではなく、ジョン・ハリソンですよ。嘘をつかないでお話しした方がいいなと思ったので。今回は短いですが、長い期間、日本でお仕事させていただく機会があるといいなあと思っています。ーリクエストです。シャーロックの考えるポーズをぜひやっていただけないでしょうか。ー『ハムレット』や『フランケンシュタイン』などあなたの演劇がすごく好きです。次の舞台の予定があれば絶対に観劇しに行くので、もしあれば教えてください。ありますけれど教えられません。私自身、舞台をやりたいとずっと思っていますので、“今準備中のものがある”ということまでは教えられます。(観劇ツアーを組めるように)十分な時間をもってお知らせしたいと思います。ー最後に、日本のファンに一言ご挨拶いただけますか。ヒュージ(huge)ありがとうございます(日本語で)。心の底から感謝しています。日本の方は皆優しくて時として忍耐強くいてくださる。私は日本に来ることが本当に楽しみで、私の作品を届けられるだけでなく、私自身がこちらにきて、直接皆さんと会うことができるというのは私にとってとても意味のあることです。確かにイギリスから遠いのでなかなかしょっちゅう来ることはできませんが、日本の文化を愛していますし、そういった私のメッセージを直接みなさまにこうして届けられることを本当に嬉しく思っています。ありがとうございます。(text:山根由佳/photo:タンスタ未央)
2023年12月08日BBC Studios(スタジオズ)と、株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)が運営する映像配信サービス「Lemino(レミノ)」がコンテンツ契約を締結。BBCが手掛ける英国発のドラマやドキュメンタリー番組をLeminoのプラットフォームで配信する。「SHERLOCK/シャーロック」シーズン1~4古典的な探偵の代名詞となったシャーロック・ホームズは、非常に現代的な人物。頭脳明晰で最先端の知識を持ち、気難しくて危険な男、シャーロックが名優ベネディクト・カンバーバッチ主演で現代のロンドンに蘇る。ソフトウェアデザイナーはネクタイを、パイロットは左手の親指を見れば分かると言うシャーロック。人並み外れた推理力を持ち、犯罪を解決することで退屈を紛らわしている。あるとき、戦争から帰還した軍医のジョン・ワトソン(マーティン・フリーマン)と同居することになった。 まったく異なる性格のふたりながら、シャーロックの知性とワトソンの現実主義が融合して、深い絆で結ばれた名探偵コンビが誕生する。研ぎ澄まされた脚本と主演2人の名演により、新世代のシャーロックが誕生した。「ミステリー in パラダイス」シーズン1~11ベン・ミラー演じる堅物リチャード・プール警部補が、カリブ海に浮かぶ“パラダイス”セント・マリー島に送り込まれ、難事件を解決することから始まるミステリードラマシリーズ。プール警部補は輝く太陽や美しいビーチが大嫌いだが、無事に殺人事件を解決すれば寒くて霧雨の降るすばらしきロンドンへ帰れると信じている。その聡明さと根気強さで見事に事件を解決するが、イギリスにいる上司は彼をセント・マリー島に留めておこうと画策していた。プール警部補は大嫌いな島から出ることができず、次から次へと殺人事件が起き、やがて意外な展開を迎える。「埋もれる殺意」シーズン1~439年前の未解決事件の真相を究明していくクライムサスペンス。取り壊された建物から若い男性の白骨死体が発見され、ロンドン警視庁の敏腕警部、キャシー・スチュアートが捜査を命じられる。容疑者は4人。それぞれが秘密を抱えている。捜査により4人の嘘が暴かれていくにつれ、彼らの家族や周りの人々に苦悩や葛藤が生まれる。ニコラ・ウォーカー、サンジーヴ・バスカー、バーナード・ヒル、トレヴァー・イヴ、ルース・シーンなどイギリスドラマ界の名優に加え、ゴールデン・グローブ賞と英国アカデミー賞を受賞したトム・コートネイ、英国アカデミー賞を受賞したジェマ・ジョーンズなど、ベテラン俳優たちの共演も見どころ。「氷点下で生きるということ」シーズン1~9荒涼としたアラスカのさまざまな場所で暮らす4組の家族が、過酷な自然と闘いながら暗く長い冬を乗り越えてゆく日々を捉えたシリーズ。広大なアラスカの天候はどこよりも厳しく、気温がマイナス60度以下になることも珍しくない。手足を露出すればたちまち凍りついてしまう。しかしアラスカには、環境に順応し、孤立した暮らしを営む、この上なくタフな人々がいる。容赦ない天候や乏しい資源、人間を襲う野生動物たちに囲まれたこの地では、すべてが命がけとなる。「コール・ザ・ミッドワイフ ロンドン助産婦物語」Leminoでは、ほかにもイギリスの長寿ドラマ「コール・ザ・ミッドワイフ ロンドン助産婦物語」シーズン1~11や「ブラウン牧師」シーズン1~10、歴史ドラマ「パースートオブラブ 愛に焦がれて」や「サンディトン」、ドキュメンタリー「グレタ・トゥーンベリ 世界を変える1年の旅」などが配信中となっている。「パースートオブラブ 愛に焦がれて」「SHERLOCK/シャーロック」シーズン1~4ほかBBCStudios作品はLeminoにて配信中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:SHERLOCK/シャーロック [海外TVドラマ]© Colin Hutton Hartswood Films 2010 John Rogers © Hartswood Films 2010
2023年11月26日演出家の野坂実を中心に、世界中の名作ミステリーを上演している「ノサカラボ」。その人気シリーズ、音楽朗読劇『シャーロック・ホームズ』が、「ノサカラボ TASTE OF SOUND WAVE Reading with Live music『シャーロック・ホームズ3』」として新たに生まれ変わる。名探偵シャーロック・ホームズ、その相棒ジョン・H・ワトスンを演じるのは、今回も山寺宏一と水島裕の最強コンビ。さらに豪華ゲスト陣とともに、“音”の魅力を最大限に引き出した劇空間を目指す。そこで野坂、山寺、水島の3人に、本作への想いをたっぷり語り合ってもらった。ふたりの会話により、ホームズとワトスンの関係がより豊かなものに――山寺宏一さん、水島裕さんによるシャーロック・ホームズシリーズも今回で第3弾です。これまでの感想、また手応えのほどは?野坂僕がちょっと頼りないところがあるので(苦笑)、おふたりには本当に支えてもらっているなと思います。おふたりとも常に上に行きたいという欲求をお持ちで、何気ない会話の中で、「こうすればもっと良くなるんじゃない?」といったヒントをくださる。一緒に良いものを作ろうと思ってくださることが嬉しいですし、こちらもより良いものにするため、毎回試行錯誤している感じです。山寺好意的な意見が多いので、どうやら楽しんでくださっているのかなと、それなりに手応えは感じております。ただ自分としては、もっとちゃんとシャーロック・ホームズになれるようにと言いますか……。「またあのシャーロック・ホームズを聞きたい」と言ってもらえるよう、そしてそういう想いを裏切らないよう、頑張ろうといつも思っています。水島生楽器の演奏と一緒に作る朗読劇って、ほかにそうないと思うんです。電気を通さない生の音楽と、僕らの言葉が重なり合う世界って。それは本当に大事にしたいなと。あとこの3人で言えば、『ラフィングライブ』(2015~19)からのおつき合いなので、もう8年に及ぶチームワーク。だから全然気負わなくていいですし、ゲストの皆さんのほうが、よっぽど大変じゃないかと思います。山寺そうですよね。我々はずっとホームズとワトスンのままですが、ゲストの皆さんは作品ごとに違う役作りをしなければいけないわけですから。水島約2時間で3作品、つまり3役って大変なことですよ!山寺まぁ僕の場合、ひと役の方が不安ですけどね。「ホームズだけで俺持つかな?」みたいな(笑)。水島山ちゃんはちょっと別格だから(笑)。山寺ちょっと変態なんです(笑)。水島でもホームズは変装シーンもあるでしょ?野坂そうなんです。今回もあえて変装シーンに作り変えたところもあるくらい。山寺それ大丈夫なの?ホームズファンの方に怒られない?野坂シャーロキアンですね。だから1回目は原作に忠実な、すごく真面目なものを作ったんです。でも2回目からは原作にない、少しユーモアのあるふたりの会話を足してみた。そうしたらこれが結構楽しんでもらえたみたいで。またそれによって僕らのホームズとワトスンの関係は、より豊かなものになったんじゃないかと思います。――今回は音楽だけでなく、効果音、いわゆるSEもすべて生で演奏されるそうですね。野坂はい。僕にとってこのシャーロック・ホームズシリーズというのはものすごく意味のあるもので、ベターではなくベストを目指したいと思っているんですね。そのために音楽、役者さんの声だけでなく、すべての音を生にしたいなと。つまりは三位一体でセッションしていく。そうすることで“音”に特化した、非常に豊かな表現が提案出来るのではないかと思っているんです。山寺でもさ、それは舞台上でどうやるの?野坂例えばドアの開閉音は、実際にドアを立ててやろうと思っています。ただそういうのが頻繁にあると、ちょっと忙しくなくなっちゃうとも思っていて。あと過去2作は全編で音楽が鳴っていた印象がありますが、これも僕としてはちょっと鳴り過ぎかなと。だから生SEが入るシーンは役者さんの演技だけにして、次のシーンへの転換時に曲がかかる、そんな構成をイメージしています。山寺僕の場合、“馬のいななき”なんかはよくやって欲しいって言われますけどね(笑)。「そんなの声優の仕事じゃない」って人もいますけど、わりと僕は積極的にやってきたほう。水島それ、声優の「仕事」というより、「出来る・出来ない」の問題だからね(笑)。山寺・野坂(笑)。手を入れることで長年愛される、ヴィンテージ家具のような朗読劇に――本シリーズは毎回豪華なゲスト陣も話題です。今回は連投となる大塚明夫さんに加え、田中敦子さん、津田健次郎さんが初参加されますね。山寺毎回素晴らしい方々と共演させていただいているのですが、今回のメンバーもまぁよくそろったなと思いますね。この時点で、もう成功したって勝手に思うぐらい(笑)。また僕にとってこの3人は、『攻殻機動隊 SAC_2045』のメンバーでもあるので、このシリーズでまた共演出来るのは非常に嬉しいです。水島僕と敦ちゃん(=田中)は、『フレンズ』という海外ドラマで10年ずっと一緒だったんですよね。だから僕としてはツーカーの仲だと思っていて。山寺敦ちゃんがどう思っているかは……。水島わかんないけどね(笑)。ツダケン(=津田)とは『キラキラ☆プリキュアアラモード』という作品で1年間一緒だったんですよ。その時から面白い芝居をする人だなと。あと明夫ちゃんのデビュー作には僕も参加していたりして。山寺さすが先輩、長くやってらっしゃる(笑)。水島すみません、長いだけでございます(笑)。まぁだから変な緊張感もないですし、あの3人がどういう演技を見せてくれるのか、とにかく楽しみですね。――改めておふたりでコンビを組む楽しみとは?水島すぐ隣で聞けますからね、山ちゃんの台詞を。これは贅沢ですよ。山寺僕こそですよ。裕さんがいてくれれば安心というか。しかもシャーロックに関してはもう3回目ですし、より良いコンビぶりを発揮出来るんじゃないかと思います。――では最後に、公演を楽しみにされているお客様に向けてひと言お願いします。野坂お客様からすると、どの公演が当たりで、どの公演が外れなのかってわからないと思うんです。でもこれは必ず当たります!山寺自分で言っちゃうんだ?(笑)まぁそれくらい自信があるってことだよね。野坂そうです、そうです!生音楽に生SE、さらにしっかりと芝居の出来る役者がそろっている作品なんてなかなかないですから。ぜひ多くの方に楽しんでいただきたいです。水島絶対に心地良い空間になります。ぜひ一緒に、その空間を味わいに来てください。山寺僕、最近ヴィンテージ家具に目覚めたんですね。ずっと長く愛されているものを、しっかり手入れをして、自分も大切に使うって素晴らしいなと。で、このシャーロック・ホームズを今やるっていうのも、それに通じるものがあると思うんです。昔から愛されている作品を、僕たちの手を加えることで、また新たに楽しめるものにする。そんなヴィンテージ家具のような朗読劇になったらいいなと思います。取材・文:野上瑠美子撮影:石阪大輔<公演詳細>ノサカラボ TASTE OF SOUND WAVEReading with Live music「シャーロック・ホームズ3」■公演日時7月15日(土) 13:00開演/17:30開演7月16日(日) 12:00開演/16:30開演※受付開始45分前、開場は開演の30分前■公演会場東京・大手町三井ホール〒100-0004 東京都千代田区大手町1-2-1 Otemachi One 3F
2023年07月14日「SHERLOCK/シャーロック」や『ブラックパンサー』などのマーティン・フリーマンが主演を務める「レスポンダー 夜に堕ちた警官」が「スターチャンネルEX」にて国内独占配信中。本日9月8日、主演クリス役と製作総指揮を務めるマーティンの記念すべき誕生日に合わせ、マーティンをはじめ、キャスト&スタッフが本作の魅力を語るインタビュー映像がシネマカフェに到着した。本作は、リヴァプールで警察への通報に初期対応する“レスポンダー”の任務に就きながら、麻薬の売人と関わり、自らの精神と家族を危機に追い込んだ夜勤巡査の5日間をスリリングに描くハードコア警察ドラマ。マーティンは「SHERLOCK/シャーロック」や「FARGO/ファーゴ」、『ホビット』シリーズなどで見せたこれまでのイメージを大きく覆す、型破りであると同時に心に闇を抱えた警官役で新たな魅力を発揮。元レスポンダーの小説家が自らの経験を基に脚本を手掛け、リヴァプールの緊急通報の現場と警官の苦悩をリアルに描き、英BBCで大ヒットしている。はじめに、実際に約10年のレスポンダー経験を持つ小説家のトニー・シューマッハが手掛けた脚本について、マーティンは「脚本を読んだだけですばらしいと思った」と語り、クリスのパトロールに同行することになる新人警官レイチェル役の「ロー・アンド・オーダーUK」アデラヨ・アデダヨは「犯罪ドラマだけど裏で多くのストーリーが走る」とコメント。クリスの旧友であり麻薬売人カール役の『ハリー・ポッターと賢者の石』イアン・ハートは「物語が進む度にその先を知りたくなる」、そして麻薬中毒の若者ケイシー役のエミリー・フェアンは「全体に熱気があふれてリヴァプールの街を体現してる」と話し、各々が物語にのめり込んだことを語る。また、監督のティム・ミーランツ(「ピーキー・ブラインダーズ」)は「自分の経験や恐怖を取り入れようとした。マーティンも同じだった。トニー(・シューマッハ)の脚本と同じように、誠実さがある」と真摯に物語を受け止めたマーティンについて語る。マーティン本人が「クリスは多くの問題を抱えていて、善人だが悪人でもある。恐ろしいけど愛らしい。そこを気に入った」と自身の役柄への思い入れを語ると、製作総指揮のローレンス・ボーウェン(『アイヒマン・ショー 歴史を映した男たち』)は「マーティンは並外れた俳優だ。様々な役の経験がある。今までにない役柄だから彼も惹かれたのだと思う」とコメント。ミーランツは「美しい演技だった。弱さとそれに対する抵抗を同時にうまく演じていた。今までにない演技だよ」と、従来の役柄と一変したダークで難しい役柄を演じ切ったマーティンを絶賛した。続いて、アデダヨは「クリスとレイチェルは水と油の関係。彼の行動が予測不能だとすぐに理解し、彼らが向き合う人物もみんな強烈」とクリスの人生の特異性について語り、ハートは「2人は別々の道を歩んでいるが、関係性は終わっていない」「2人が交わる部分で何かが起こる」とどこか不穏な関係を予期させるようなコメントをしている。(text:cinemacafe.net)
2022年09月08日ディーン・フジオカ×岩田剛典共演の月9ドラマ「シャーロック」の映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』が、10月26日(水)よりBlu-ray&DVDリリース開始が決定した。2019年10月期に放送された「シャーロック アントールドストーリーズ」は、世界的探偵小説「シャーロック・ホームズ」シリーズを原案に、ディーンさん演じる誉獅子雄と、岩田さん演じる若宮潤一が、唯一無二の名探偵バディとして数々の難事件を解決する様子が描かれた。6月に公開された劇場版では、新木優子、広末涼子、村上虹郎、渋川清彦らが出演し、「バスカヴィル家の犬」をモチーフに、華麗なる一族の闇に2人が迫っていく。今回特別版には、ディーンさんと岩田さん、そして西谷弘監督による製作の裏側を徹底解説するビジュアルコメンタリーや、メイキング映像などを収録した特典ディスクがセットになっている。『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』Blu-ray&DVDは10月26日(水)発売、レンタル開始。(cinemacafe.net)■関連作品:バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版 2022年6月17日より全国東宝系にて公開©2022映画「バスカヴィル家の犬」製作委員会
2022年08月24日現在公開中の『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』より、本作の主題歌であるアーティスト・由薫の「lullaby」とのコラボMVが公開された。世界的探偵小説『シャーロック・ホームズ』シリーズを原案とし、ディーン・フジオカ演じる誉獅子雄と、岩田剛典演じる若宮潤一が、唯一無二の名探偵バディとして数々の難事件を解決する、フジテレビ系月9ドラマ枠で放送された『シャーロック』が映画化。ホームズシリーズ最高傑作の呼び声の高い『バスカヴィル家の犬』をモチーフに、不気味な島に棲む華麗なる一族の闇に獅子雄と若宮が迫る。主題歌である「lullaby」の詞は、新木優子が演じるヒロイン・蓮壁紅の心の叫びが描かれており、紅の心情に寄り添って、何度も書き換え、詞を完成させたという。映画の謎を解く鍵となる重要なシーンも用いた今回MVのの楽曲に対し、蓮壁紅を演じた新木は「『lullaby』は、言葉で表すのがとても難しい紅の感情や想い、そして心の叫びを代弁してくれている素敵な楽曲です」とコメントを寄せた。新木優子 コメント初めて聞いた時、パワフルで力強い中に、切なさや訴えたい何かを感じました。紅は自分の感情を表に出すことをせず、ずっと胸に秘めていて、一見それが可哀想に見えるキャラクターですが、その秘めている感情は、紅にとって大きな力になって寄り添ってくれています。私も力強く芯の通った紅にたくさんパワーをもらいました。「lullaby」は、言葉で表すのがとても難しい紅の感情や想い、そして心の叫びを代弁してくれている素敵な楽曲です。『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』全国公開中
2022年06月28日現在公開中の『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』より、ディーン・フジオカ演じる誉獅子雄、岩田剛典が演じる若宮潤一が登場する最新ビジュアルがデジタルポスターとして解禁された。本作は2019年10月期のフジテレビ月曜9時枠の連続ドラマとして放送され、初回視聴率12.8%を獲得。初回放送のFOD見逃し配信の視聴数は118万と、フジテレビ月9枠で歴代1位を記録。アーサー・コナン・ドイルの『シャーロック・ホームズ』シリーズの舞台を現代日本に置き換え、ディーン・フジオカ演じる犯罪捜査コンサルタント・誉獅子雄と、岩田剛典演じる元精神科医の若宮潤一が、東京で起こる11の事件を解決し、唯一無二のバディとしての絆と青春を描いた。映画版ではホームズシリーズ最高傑作の呼び声の高い『バスカヴィル家の犬』をモチーフに、不気味な島に棲む華麗なる一族の闇に獅子雄と若宮が迫る。ドラマシリーズで好評を博した、魅力的なキャラクター、テンポの良いスタイリッシュな演出、美しい映像はそのままに、映画ならではの重厚感と中毒性をもたらすのは『容疑者Xの献身』や『昼顔』などヒューマンドラマの名手・西谷弘監督。舞台は東京を離れ、閉ざされた離島。若宮の元に日本有数の資産家から、娘の誘拐未遂事件の犯人捜索の依頼があったが、その直後、資産家は莫大な遺産を遺して謎の変死を遂げる。資産家の死と誘拐事件の真相を探りに、瀬戸内海のある島に降り立つ獅子雄と若宮。待ち受けていたのは、異様な佇まいの洋館と、そこに住まう、ひと癖もふた癖もある華麗なる一族の面々と、怪しき関係者たち。周囲から遮断されたその島に言い伝わる伝説・人を襲う不気味な魔犬の仕業が囁かれ、連鎖するように次々に起こる事件。複雑に絡み合う人間関係と交錯する現在と過去。この島は開けてはいけない“パンドラの箱”だったのか。そして、若宮に絶体絶命の危機が迫る。その時、獅子雄の決断は。やがてふたりが辿り着いた恐ろしき真相とは。徐々に忍び寄る恐怖が、やがて画面を覆いつくす。先日6月17日に公開初日を迎え、公開後の6月20日にはフジオカと岩田それぞれに縁のある名古屋・大阪での凱旋舞台挨拶を開催。そして続編を望む多くの観客からの拍手によって締め括られた。公開された最新ビジュアルは、メインビジュアルとはうって変わり、愁いを帯びた表情の獅子雄と何かを訴えかける表情の若宮が映し出されたデザイン。彼らの視線の先には一体何が待ち受けているのか。“その謎解きを、後悔する─”というキャッチコピーも本作品への期待を高める。『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』公開中
2022年06月24日あの誉獅子雄と若宮潤一のコンビが帰ってくる――2019年、フジテレビにて連続ドラマとして放送され好評を博した『シャーロック』が待望の映画化。ディーン・フジオカ演じる犯罪捜査コンサルタントの獅子雄と、岩田剛典演じる元精神科医の若宮が、瀬戸内海の離島で起こった資産家の謎の死の真相に迫る『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』が6月17日より公開となる。舞台を東京から離島へと移し、『シャーロック・ホームズ』シリーズの人気作『バスカヴィル家の犬』を原案にして描く本作は、新木優子、広末涼子、村上虹郎、小泉孝太郎、稲森いずみ、椎名桔平ら多くのゲスト出演者も登場し、ドラマ版とはまた違った重厚な物語が描かれる。そんな中で、ドラマと変わらぬ関係性と、お互いに少しだけ変化した部分も見せる獅子雄と若宮。ディーン・フジオカと岩田剛典はこの新たな物語とどのように向き合ったのか。またお互いに俳優業にとどまらず、音楽、企画・プロデュース業など幅広く活動する中で感じていることなども語ってもらった。続けられることは嬉しいこと――2019年放送のドラマ版以来、約2年ぶりとなった『シャーロック』の現場はいかがでしたか。ディーンまずは続けられることは嬉しいことだな、と思って。そこからのスタートでした。同窓会的な感じもありましたね。今回、劇場版で初めましての方も多かったですけど、西谷監督を筆頭にこの『シャーロック』という物語が連ドラで積み上げてきたものを、映画というまた違う媒体で楽しんでもらえるように作っていきました。コロナ禍での撮影だったのでその緊張感はありましたけど、撮影自体はリラックスとまで言ってしまうと語弊がありますが、いい緊張感を持って、いい作品をみんなで粛々と作っていく、そんな現場だったと思います。最初から続編ありきとか、プラットフォームを変えて同じ作品を続けていくということを企画として打ち立てたとしても、それに現実がついていかないことってあるじゃないですか。だから今回、こうやって映画という形になったのは、それだけ多くの方が観たいと思ってくださったからだと思うので、嬉しかったですね。『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』(C)2022「バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版」製作委員会岩田現実として久しぶりなんですけど“久しぶり感”はそこまで感じなかったです。同じ役柄とはいえ、時間も経っているから感覚を忘れていそうなものなんですけどね。撮影に入る前に、キャスト全員が集まるシーンとかはリハーサルを重ねたんです。そのときに、“ああ、若宮ってこういう感じだったな”って、自分の中にだいぶ勘が戻ってきたこともあって、撮影自体はハードな部分もありましたが、作品に入っていく心持ちとしては楽しめました。それからディーンさんも言っていましたけど、続編ができることはすごくありがたいことだと思いましたし、しかもスケールアップして劇場版としてお届けできることは嬉しかったです。――人気ドラマから劇場版になることへのプレッシャーはありませんでしたか。ディーンドラマの時に基礎が出来上がっていたので、特に不安もなく現場には入れました。岩田僕もプレッシャーはそんなに感じていなかったです。どちらかと言うとワクワク感の方が大きかったかもしれないですね。――『シャーロック・ホームズ』シリーズのファンに人気の『バスカヴィル家の犬』を原案に物語が作られたことに関してはいかがですか。ディーン脚本を読んだ時からこれに“バスカヴィル家の犬”とか“シャーロック”とかを付けなくてもいいんじゃないか、と思うくらい、この物語の独創性みたいなものを感じていました。だから、僕自身がそのことにプレッシャーを感じることはなかったですね。もしかしたら西谷さんはプレッシャーを感じていたかも知れないですけど、自分としては西谷さんの見たいと思う画をどうやって成立させるか、ということを考えてやっていました。岩田人気のお話というのはありますけど、正直、演じる上では原作ファンの方が観てどう思うか、というのはそれほど強く意識はしていなかったです。そういう側面的なところよりも、自分がリアルに感じたお芝居をシーンの中にどう積み立てていくか、構築の仕方に集中していました。あとはやはり西谷さんが演出を導いてくださるので、そこに神経を張り巡らせて、どんなボールが来てもキャッチできるようにと考えていました。若宮は狙ってやっていた部分もあります――改めて、獅子雄、若宮というキャラクターに対して感じたことを教えてください。ディーン誉獅子雄は、そのために一つ新しいスイッチみたいなものが必要なキャラクターでした。セリフ回しや立ち振る舞いが普通じゃないというか、例えるとF1の感覚というか。無意味にスピードが速いとか、スペックが高いことが、変人・奇人みたいな感じに映るといいな、と思っていました。必要なかったかも知れないけど、長台詞を呼吸しないで全部言い切ってみたり(笑)。今思うとドラマ版のときは本当に試行錯誤していたな、と思います。リアルな自分は静かに生きていて、獅子雄みたいに周りに迷惑をかけまくって、奇行を重ねるというのはないので(笑)。ただそれが周りから見てイタイ感じになるのは嫌だから、結果的にちょっとこの人は普通じゃない、というふうに見えることを考えていました。それが一つひとつの行動を極端にすることで、一番わかりやすく伝わると思って準備していったことを覚えています。岩田若宮はわりと怒ったり、泣いたり、笑ったりと喜怒哀楽がわかりやすく、感情のふり幅が出せる役だったのですごくやり甲斐があると思っていました。あとは、このミステリーサスペンスというテイストの作品の中で、ちょっと箸休め的な、観ていただく方にほっこりしていただくような役柄でもあったので、そこは西谷さんとも相談しながらですが、狙ってやっていた部分もあります。西谷さんが絶妙なさじ加減でさばいてくださるので、それが重厚なストーリーの中に違和感なく、サブリミナル的に出せたと思っています。――会見ではそんな若宮に、ディーンさんが母性本能をくすぐられたとおっしゃっていましたね(笑)。岩田狙ってやっていますからね(笑)。僕というか、西谷さんが、ですけど。――若宮のそういうかわいらしい部分は岩田さんの中にもありますか。岩田どうなんですかね(笑)。でも僕、意外にドジですし、落とし物とか忘れ物も結構多いです。――久しぶりの共演でお互いに変わったな、と思うところはありましたか。ディーン印象が違うってことはないですね。やはり1クール一緒にドラマを撮って、ずっと一緒に居たので、大体の人となりはわかるので。ただ今回、松山でロケがあったんですが、岩ちゃんの荷物の少なさには驚きました(笑)。これは本当に新しい発見だったと。岩田あははは(笑)。言われるまでわからなかったんですけど、そうみたいです。本当に必要最低限のものしか持って行かないので、確かに少ない方だとは思います。――今回、獅子雄と若宮は一緒に行動せず、それぞれに離れた場所から事件に関わる場面も多かったですよね。ディーン距離が離れていることに関しては、物語の中に自然とその必然性が落とし込まれているな、と思ったので、リモートでそれぞれに謎を解いて前に進んでいくことには違和感もなく、腑に落ちていました。岩田“リモートバディ”と言っていたんですけど、たまたまですが今のご時世にあった感じになりましたね。ただ実質的な距離は離れていましたけど、一緒に事件を解決していく上ではドラマのときよりもバディ感があったというか。若宮の“やらされてる感”が少なくなっていたので、あまり距離は関係ないと感じていました。ディーンドラマ版のときは、謎を解くことに対しての獅子雄の好奇心や抑えきれない衝動に、若宮が無理やり付き合わされている感があったと思うんですけど、映画版においてはより主体的というか、独り立ちしていくような側面もありましたね。バディとしてお互いの知恵や能力を持ち寄っていくところが、魅力じゃないですかね。謎を解くことでまた新たな悲劇のスイッチが押されてしまう――本作には多くのゲスト出演者の方々が登場しますが、迎え入れる側として意識していたことはありますか。ディーンバラエティ番組の司会者を二人でやっていて、そこにゲストが来るみたいな感覚に近いだろうな、とは思いますね。一人ひとりのキャラクターの魅力が前に出てくれば出てくるほど、作品として重層的なものになると思うので。ただその調整は監督がやることでもあるので、僕らはそこに対してあんまり意識はしていなかったですね。でも完成した作品を観たときに、すごく上質なエンターテインメント作品だな、と思ったのは、もちろん我々二人がドラマ版から続けてきたバディを見せるという物語もありながら、ゲストの方々のキャラクターが見せる物語もすごく見どころがあったからだと思うんです。そちら側の物語が盛り上がれば、こちらとしても受け甲斐があるし、被せ甲斐もある。結果、そうなることができて良かったな、と思っています。――ディーンさんが、蓮壁千里役の村上虹郎さんと撮影の合間にチェスを楽しんでいたというエピソードを聞いて、迎え入れる側としての配慮があったのかな、とも思ったのですが。ディーンそういう思いはなかったですね(笑)。単純にあの場にたまたまチェスがあって、やったら楽しくなるかな、くらいです。でも一人ひとりの登場人物に本領を発揮していただければ、結果、作品の本質的な良さにつながっていくというのは間違いないことなので、もしチェスをやったことがそこにつながっていれば良かったな、とは思います。現場でコミュニケーションを取ることは、それは役者同士に限らず、スタッフもですけど、お互いに意見交換することで作品への熱量は高まっていくものだと思うので、仕事の邪魔にならない範囲でやれればな、とは思っていました。――岩田さんも迎え入れる側として意識していたことはありますか。岩田僕はドラマ版で1クールできたことが自信になっていたというか。役柄に対して自分の中で整理がついていたので、誰がゲストとしていらしても若宮としてブレない感覚がありました。獅子雄とのバディとしての関係性であったり、この作品における若宮の位置は把握していたので、逆にもうゲストの皆さんには暴れてください、という気持ちでした。ブレないものをドラマ版で作れていたので、自分は本当にフラットでいられましたね。――お二人は完成作からはどんなことを感じましたか。ディーン謎を解くことでまた新たな悲劇のスイッチが押されてしまう。構造としてよくできているな、と思いました。――印象に残るキャラクターはいましたか。ディーン小泉孝太郎さんが演じられた大学教授(捨井遥人)の一途な感じはいいな、と思いました。脚本で読んだときと、実際に作品が完成したときの印象に、一番ギャップを感じたキャラクターでもありましたね。もうちょっと粘着質でストーカーっぽいのかと思っていたんですけど、可憐な感じもあって。これもまたひとつの悲劇だったのかもしれないですが、観終わったあとには、美しい恋心というか、愛というか、そういうものを感じました。岩田僕はとても悲しい物語なので、観終わった直後は言葉に詰まるというか、なかなか立ち上がれないような感覚もありました。どーんと、胸に来るものはありましたね。ボタンの掛け違いのようなことで人生が変わってしまう、愛の悲劇というか。恋愛の感情もあれば、家族の愛もあり、主従間の愛もあり……登場人物全員が愛という言葉で交わっていて。この映画のシチュエーションが普段の生活の中でよくあることか、と言われると、それはなかなかないことだとは思うんですけど、それでも人を愛する想いは誰しもが間違いなく持っているものだと思うので、そこは感情移入できると思います。この作品を通して何かを持って帰ってもらえるか、というとわからないですけど、映画というエンターテインメントとして楽しんでいただけるのが何よりかな、とは思います。全部ディーンさんになっている感じは憧れます――ドラマ版、劇場版と共演してみて、お互いに感じたそれぞれの魅力的な部分を教えてもらえますか。ディーンたくさんあり過ぎて言葉にできないかもしれないですが(笑)。例えば、とにかく自分でちゃんと考えて行動していることが、岩ちゃんからは伝わってきます。誰かに言われたことをやるという方法も、一つの方法論として悪くはないんですけど、自分から動くからこそ、これからどういうふうに活動の場が広がったり、深まっていくのかすごく楽しみになります。そういうところが興味を引くと思うんですよね。それが岩ちゃんの魅力の一つなんじゃないかと。演技でも、演技以外のお仕事でも“とりあえずやってみよう”という感覚は自分も持っているので、そこは好感が持てますね。――では、岩田さんが思うディーンさんの魅力は?岩田ご自分が携わっているプロジェクトのすべてを連動させていることがすごいなとシンプルに感じます。全部が言ったらバラバラの職種だと思うんですよ。それを同時進行していて、それぞれが離れていなくて、全部ディーンさんになっている。その感じはすごいことなので憧れます。――ディーンさんもご自身でその連動性のようなものは意識されているのですか。ディーンシナジーみたいなものがちゃんと生み出せればいいな、とは思っていますね。やはり時間は限られているものなので、例えば、俳優だけをやっている人と比べるとハンディキャップがすごくあるわけなんですよ。同じ回数バッターボックスに立てるわけではないので、そこでヒットをどれくらい打てるかを考えなくてはいけないので。それは音楽でも、他の仕事でも一緒だから、そのハンディキャップをどうやったら好転させられるか、というのは常に考えているかも知れないですね。とにかく時間が足りないので、悔しい想いはするわけですよ。一日24時間、一年365日をそれだけに費やせないわけですから。ゆえに悪あがきをしていますよね(笑)。――岩田さんもそこは共感できるのではないのでしょうか。岩田すごく共感できますね。スケジュール問題に関しては、マネージャーが戦ってくれて何とかここまでやってこれていますけど(笑)。ただどこか専門職を重んじるという風潮がまだあるとは思っていて。だからディーンさんの“全部やったっていいじゃん”みたいなところはすごくシンパシーを感じるし、結果、それがオリジナルになっていくことが一番理想だな、と思うんですね。やってみないと結果なんてわからないので。そういう精神は僕と似ているのかな、と思います。――では、そんなお二人で何か一緒にやるとしたら、何ができそうですか。ディーンうーん、何だろう。プライベートサウナのプロデュースとか(笑)。岩田いいですね! それ、ホントにちょっとやりたいかも(笑)。――(笑)。どんなこだわりを持ったサウナになりそうですか。ディーンやっぱり温度設定じゃないですかね。岩田110度ぐらいいってみます?ディーンいく? 結構攻めるね(笑)。そしたら水風呂は16度以下はちょっとキツイかな。18度くらいでいいかな。岩田95度の16度ぐらいですかね。ディーン16度、いっとく? 15度になるとキンキンだからね。岩田痛いですよね。肌が赤くなっちゃう。っていうか、何の話をしているんだか(笑)。二人あははは(笑)。※劇中では正反対のキャラクターを演じているディーンさんと岩田さんですが、クレバーでクールな印象や、俳優業にとどまらず幅広い活動をされていることなど共通点も多く、インタビューをしていても、お互いへのリスペクトが感じられ、とてもいい関係であることが伺えました。そんなお二人が約2年ぶりにタッグを組み、新たな事件に挑む本作。ぜひ、劇場でお二人の勇姿とともに、岩田さんもおっしゃっていたさまざまな“愛”の物語も感じていただければと思います。文=瀧本 幸恵写真=稲澤朝博ヘアメイク=花村枝美[MARVEE](ディーン・フジオカ)/ 下川真矢[BERYL](岩田剛典)スタイリング=村田 友哉[SMB International.](ディーン・フジオカ)/ 渡辺康裕[W](岩田剛典)<作品情報>『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』全国公開中『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』ポスター公式サイト:映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』予告編
2022年06月19日映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』(6月17日公開)の公開直前イベントが9日に都内で行われ、ディーン・フジオカ、岩田剛典、西谷弘監督、ナイト(犬)が登場した。名探偵・シャーロックと医師・ワトソンの名コンビによる古典ミステリーの傑作を、現在の東京を舞台に映像化。原作上“シャーロック・ホームズ”にあたるディーン演じる誉獅子雄と、“ジョン・ワトソン”にあたる岩田剛典演じる若宮潤一が、バディを組んで数々の難事件に挑む。この日は観客から「仲が良いからこそ直してほしいところは?」という質問が飛び、ディーンは「我々の仲を裂こうとしてるとしか思えないんだけど」と苦笑。岩田は「本当に仲良いんですよ。さっきも2人でゲーセン行ってきました。1個言えるとしたら、UFOキャッチャーは僕の方がうまかったです」と答える。さらに「直してほしいところはないです。マスコミのみなさん、ないです」とダメ押しした。ディーンは岩田について「本当に適切な、適度な加減というものを知ってるんですよ。唯一言うとしたら、荷物が少なすぎるから、何か災害とかあった時のために、もうちょっと増やしておいた方が、安全面において良いんじゃないかなと思いました」と心配している点を明かした。また「自分を動物に喩えると?」と聞かれると、岩田は「犬っぽいと言われることが多いけど、意外と性格とかは猫っぽい。気変わりが激しくて飽き性ですし、そういう面では猫っぽいのかなと勝手に思っておりました」と回答し、ディーンは「岩ちゃんがたまに『魂がどこにいるのかな』みたいな時があるのは、たぶんそういうことなんでしょうね」と納得する。ディーン自身は「ペンギン? ペンギンでもウサギでも狐でもなんでも良いんですけど、なんかポケモンぽいのがいいんですよね。憧れます」と意外な回答で、「こうありたい動物像。ゆるキャラぽいのが良いなと思って」と説明した。イベントでは「犬性格診断」も行われ、監督も含めた3人全員が「チワワ」という結果に。ディーンは「まんまですね。チワワちゃんでした」と認めるも、岩田は「僕はハスキータイプが良かったですね。悔しいなあ。でもディーンさんと一緒で良かったです」と感想を述べる。監督は「(チワワタイプが)『ヤキモチを焼いてしまう』というのはわかる。ディーンさんと岩ちゃんがけっこうイチャイチャしてるわけですよ。自分がそういうシーンにしたくてやったのに、撮影終わってもイチャイチャしてるので、ちょっと嫉妬も覚えます」と心境を吐露した。しかし2人の相性は50%と結果で、「微妙だな」(ディーン)、「コメントしづらい」(岩田)と戸惑いを見せた。フォトセッションには作中で蓮壁ヴィル役を務めるシベリアンハスキーのナイトも登場し、観客も笑顔で見守る。岩田が頭を撫でていると嬉しそうに写真に収まっていた。
2022年06月09日ディーン・フジオカと岩田剛典が共演する『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』の公開を記念して、「シャーロック アントールドストーリーズ」再放送で初の副音声企画が決定した。ディーンさん演じる誉獅子雄と、岩田さん演じる若宮潤一が、唯一無二の名探偵バディとして数々の難事件を解決する、月9ドラマ「シャーロック」。今回の再放送では、劇場版の監督・西谷弘演出による第7話の副音声を収録。行方不明となった祖父の捜索を依頼してきた少年との交流を描くこの回に、ディーンさん、岩田さん、西谷監督が参加した。ドラマ本編映像を見ながら、当時の撮影の思い出話や初出しエピソードトークなどを披露した3名。収録を終え、ディーンさんは「当時の思い出が蘇ってくるリアルなリアクションが音声で届けられたのではと思います。皆さんに楽しんでもらえたら嬉しいです」とコメントし、岩田さんは「収録中は、ドラマ本編がとても面白くて、気が付いたら見入ってしまっていました(笑)。劇場版ではより重厚感のあるストーリーになっているので、2人の関係性の成長を見守っていただける作品になっています。是非とも、ドラマ再放送をご覧になってもらって、劇場版で久しぶりに帰ってくるバディを楽しんでもらいたいです」とアピール。西谷監督は「この7話では成熟してきたもののマンネリ化を防ぐために、決めてきたルールを発展させたり、時には壊して遊べる話だったので、その分また違った表情が見どころだと思います」と語っている。再放送第7話は、5月12日(木)の秋田テレビを皮切りに、6月17日(金)(※放送日調整中)にフジテレビなどにて放送予定だ。「シャーロック アントールドストーリーズ」TV再放送はフジテレビほか27系列局にて再放送予定。『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』は6月17日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版 2022年6月17日より全国東宝系にて公開©2022映画「バスカヴィル家の犬」製作委員会
2022年05月04日映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』が6月17日(金)に公開となる。この度、本作の公開を記念して、全国のフジテレビ局系列にて再放送されるドラマ『シャーロック アントールドストーリーズ』にて、シリーズとしては初の副音声企画が決定した。本作は2019年10月期のフジテレビ月曜9時枠の連続ドラマとして放送され、初回視聴率12.8%を獲得。初回放送のFOD見逃し配信の視聴数は118万と、フジテレビ月9枠で歴代1位を記録。アーサー・コナン・ドイルの『シャーロック・ホームズ』シリーズの舞台を現代日本に置き換え、ディーン・フジオカ演じる犯罪捜査コンサルタント・誉獅子雄と、岩田剛典演じる元精神科医の若宮潤一が、東京で起こる11の事件を解決し、唯一無二のバディとしての絆と青春を描いた。映画版ではホームズシリーズ最高傑作の呼び声の高い『バスカヴィル家の犬』をモチーフに、不気味な島に棲む華麗なる一族の闇に獅子雄と若宮が迫る。ドラマシリーズで好評を博した、魅力的なキャラクター、テンポの良いスタイリッシュな演出、美しい映像はそのままに、映画ならではの重厚感と中毒性をもたらすのは『容疑者Xの献身』や『昼顔』などヒューマンドラマの名手・西谷弘監督。舞台は東京を離れ、閉ざされた離島。若宮の元に日本有数の資産家から、娘の誘拐未遂事件の犯人捜索の依頼があったが、その直後、資産家は莫大な遺産を遺して謎の変死を遂げる。資産家の死と誘拐事件の真相を探りに、瀬戸内海のある島に降り立つ獅子雄と若宮。待ち受けていたのは、異様な佇まいの洋館と、そこに住まう、ひと癖もふた癖もある華麗なる一族の面々と、怪しき関係者たち。周囲から遮断されたその島に言い伝わる伝説・人を襲う不気味な魔犬の仕業が囁かれ、連鎖するように次々に起こる事件。複雑に絡み合う人間関係と交錯する現在と過去。この島は開けてはいけない“パンドラの箱”だったのか。そして、若宮に絶体絶命の危機が迫る。その時、獅子雄の決断は。やがてふたりが辿り着いた恐ろしき真相とは。徐々に忍び寄る恐怖が、やがて画面を覆いつくす。発表された副音声企画は、劇場版の監督を手掛けた西谷弘演出による第7話が対象。行方不明となった祖父の捜索を依頼してきた少年との交流を描き、シリーズのファンには「神回」といわれるエピソードだ。収録に挑戦したのは、ディーン・フジオカと岩田剛典、西谷弘監督の3名。久しぶりに再会した彼らは、ドラマ本編映像を見ながら、当時の撮影の思い出話や、今だから話せる初出しエピソードトークなどを披露した。収録を終えて、ディーンは「久しぶりにドラマ本編を見て、当時の思い出が蘇ってくるリアルなリアクションが音声で届けられたのではと思います」とアピール。岩田は「収録中は、ドラマ本編がとても面白くて、気が付いたら見入ってしまっていました(笑)。ぜひとも、ドラマ再放送をご覧になってもらって、劇場版で久しぶりに帰ってくるバディを楽しんでもらいたいです」とコメントしている。再放送第7話は、5月12日(木)のFNS系列局の秋田テレビを皮切りに、6月17日(金)(※放送日調整中)フジテレビなどにて放送予定。詳細は『バスカヴィル家の犬シャーロック劇場版』のホームページをチェックしてほしい。<ディーン・フジオカ(誉獅子雄役):コメント>監督が込めた思いだったり、アイデアだったり撮影当時に思ったことを視聴者に伝えられたらいいなと思って副音声収録をやらせていただきました。久しぶりにドラマ本編を見て、当時の思い出が蘇ってくるリアルなリアクションが音声で届けられたのではと思います。皆さんに楽しんでもらえたら嬉しいです。劇場版は、豪華なキャスト陣が出演していて、色々なドラマの軸があるのが見どころですので、劇場版もどうぞお楽しみに!<岩田剛典(若宮潤一役):コメント>コメディ要素が結構強かったイメージの7話だったので、撮影当時のエピソードだったり、監督からの演出の意図だったり視聴者の方に知ってもらえる良い機会になればと思いました。収録中は、ドラマ本編がとても面白くて、気が付いたら見入ってしまっていました(笑)。劇場版ではより重厚感のあるストーリーになっているので、ふたりの関係性の成長を見守っていただける作品になっています。是非とも、ドラマ再放送をご覧になってもらって、劇場版で久しぶりに帰ってくるバディを楽しんでもらいたいです。<西谷弘監督:コメント>久々にドラマを観て、手前味噌ですがやっぱり面白いなと思いました。なかなかの最強のバディが、作れていたなと改めて褒めたくもなりました(笑)。この7話では成熟してきたもののマンネリ化を防ぐために、決めてきたルールを発展させたり、時には壊して遊べる話だったので、その分また違った表情が見どころだと思います。劇場版では若宮の冒険活劇が見どころのひとつになっています。獅子雄が今まで見せたことのない顔や若宮の葛藤。そんな2人の新しい関係を見てもらいたいですね。『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』6月17日(金)公開
2022年05月04日映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』が6月17日(金)に公開となる。この度、本作の主題歌が新人アーティスト・由薫『lullaby』に決定したこと、そして予告映像が解禁となった。本作は2019年10月期のフジテレビ月曜9時枠の連続ドラマとして放送され、初回視聴率12.8%を獲得。初回放送のFOD見逃し配信の視聴数は118万と、フジテレビ月9枠で歴代1位を記録。アーサー・コナン・ドイルの『シャーロック・ホームズ』シリーズの舞台を現代日本に置き換え、ディーン・フジオカ演じる犯罪捜査コンサルタント・誉獅子雄と、岩田剛典演じる元精神科医の若宮潤一が、東京で起こる11の事件を解決し、唯一無二のバディとしての絆と青春を描いた。映画版ではホームズシリーズ最高傑作の呼び声の高い『バスカヴィル家の犬』をモチーフに、不気味な島に棲む華麗なる一族の闇に獅子雄と若宮が迫る。ドラマシリーズで好評を博した、魅力的なキャラクター、テンポの良いスタイリッシュな演出、美しい映像はそのままに、映画ならではの重厚感と中毒性をもたらすのは『容疑者Xの献身』や『昼顔』などヒューマンドラマの名手・西谷弘監督。舞台は東京を離れ、閉ざされた離島。若宮の元に日本有数の資産家から、娘の誘拐未遂事件の犯人捜索の依頼があったが、その直後、資産家は莫大な遺産を遺して謎の変死を遂げる。資産家の死と誘拐事件の真相を探りに、瀬戸内海のある島に降り立つ獅子雄と若宮。待ち受けていたのは、異様な佇まいの洋館と、そこに住まう、ひと癖もふた癖もある華麗なる一族の面々と、怪しき関係者たち。周囲から遮断されたその島に言い伝わる伝説・人を襲う不気味な魔犬の仕業が囁かれ、連鎖するように次々に起こる事件。複雑に絡み合う人間関係と交錯する現在と過去。この島は開けてはいけない“パンドラの箱”だったのか。そして、若宮に絶体絶命の危機が迫る。その時、獅子雄の決断は。やがてふたりが辿り着いた恐ろしき真相とは。徐々に忍び寄る恐怖が、やがて画面を覆いつくす。発表された主題歌『lullaby』で由薫は6月、ユニバーサルミュージックから、メジャーデビュー予定。楽曲制作を務めたのはToru(ONE OK ROCK)。彼へのオファーについて西谷監督は「ひとりの登場人物の心の叫びで“レクイエム”とお願いしました」と語り、Toru自身は「由薫の持つ繊細でどこか切なさがある声を引き出すことでこの曲が生まれました」とした。さらに予告映像では、瀬戸内海に浮かぶ離島で、事件の捜査をしている獅子雄と若宮の姿が。じわじわと不気味に忍び寄る恐怖、ひとりずつ消えていく蓮壁家の関係者たち。この島に古くから伝わる伝説・黒犬の祟りとは何なのか、2つの誘拐と7人の関係者、13の嘘とは何を示すのだろうか。<由薫・コメント>身に余るチャンスをいただき、私なりに必死に映画に寄り添おうとしていたつもりが、気づけばこの映画が、そして『lullaby』が私に寄り添ってくれていました。大切なこの曲が、飛び立って、必ず皆さんに届きますように。<Toru(ONE OK ROCK)・コメント>人間の根底にある強く生きたいという気持ち、離れることのない絆や魂、この映画の作品に寄り添いつつ由薫の持つ繊細でどこか切なさがある声を引き出すことでこの曲が生まれました。日本からまた1人、新たなシーンを作り出してほしいなと今後も楽しみにしています。<西谷弘監督・コメント>映画音楽の制作に携わり、最初のデモにして胸をドンと突かれたのは初めての経験でした。昨今、より複雑で難解な楽曲が流行る中、届いたのは力強くも繊細なストレート。それ故に高いクオリティが求められた曲が心に響いたのです。ネタバレにもなるので多くは語れませんが、オーダーは一人の登場人物の心の叫びで“レクイエム”とお願いしました。対して音楽家は“ララバイ”と応えてくれました。ラストシーンを観てもらえればわかると思いますが、音楽家は監督以上に人間を捉え、人の絆にも輪郭を与え、登場人物の心を解放してくれたのです。Toruさん、由薫さん、スクリーンに切なくも愛しい息吹きを注ぎ込んでいただき心から感謝しております。『バスカヴィル家の犬』6月17日(金)公開■リリース情報由薫『lullaby』6月予定
2022年04月28日ディーン・フジオカ演じる誉獅子雄と、岩田剛典演じる若宮潤一という名探偵バディが、不気味な島に棲む華麗なる一族の闇に迫る『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』。この度、本作の最新予告映像が公開され、主題歌を「ONE OK ROCK」のToruがプロデュースしていることが分かった。本作の主題歌は、新人アーティスト由薫(ゆうか)が歌う「lullaby」。西谷弘監督が楽曲制作をToruさんに依頼し、切なくエモーショナルな楽曲が仕上がった。Toruさんは「人間の根底にある強く生きたいという気持ち、離れることのない絆や魂、この映画の作品に寄り添いつつ由薫の持つ繊細でどこか切なさがある声を引き出すことでこの曲が生まれました」と話し、西谷監督は「オーダーは一人の登場人物の心の叫びで“レクイエム”とお願いしました。対して音楽家は“ララバイ”と応えてくれました。ラストシーンを観てもらえればわかると思いますが、音楽家は監督以上に人間を捉え、人の絆にも輪郭を与え、登場人物の心を解放してくれたのです。Toruさん、由薫さん、スクリーンに切なくも愛しい息吹きを注ぎ込んでいただき心から感謝しております」と明かす。この曲で6月にメジャーデビューも決定した由薫さんは「大切なこの曲が、飛び立って、必ず皆さんに届きますように」とコメントしている。到着した予告編では、そんな子守歌が響き渡る。瀬戸内海に浮かぶ離島で、事件の捜査をする獅子雄と若宮。そんな中、恐怖が不気味に忍び寄り、蓮壁家の関係者たちが消えていく。伝説・黒犬の祟りとは何なのか、2つの誘拐と7人の関係者、13の嘘とは何を示すのか?緊張感あふれるダイナミックな映像となっている。『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』は6月17日(金)より全国東宝系にて公開。「lullaby」は6月リリース予定。(cinemacafe.net)■関連作品:バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版 2022年6月17日より全国東宝系にて公開©2022映画「バスカヴィル家の犬」製作委員会
2022年04月28日ワーナー・ブラザースと系列のHBO Maxが、『シャーロック・ホームズ』のスピンオフシリーズを計画していることがわかった。主人公のふたりではない、これまで映画に出てこなかったキャラクターを中心に据えるもので、2本の違ったシリーズが検討されているという。エグゼクティブ・プロデューサーは、ロバート・ダウニー・Jr.と妻スーザン・ダウニー。シリーズはHBO Maxで配信される。ワーナーとHBO Maxは、すでにほかにも映画のスピンオフのシリーズを製作している。『スーサイド・スクワッド“極”悪党、集結』からは、ジョン・シナを主人公にしたスピンオフ『ピースメイカー』が生まれ、日本でも今月15日に配信開始となる。また、現在公開中の『THE BATMAN―ザ・バットマンー』からは、コリン・ファレル演じるペンギンを主人公にしたシリーズが作られる予定だ。文=猿渡由紀
2022年04月06日HBO Maxで、ロバート・ダウニー・Jr.主演の映画『シャーロック・ホームズ』シリーズから2本のスピンオフドラマが誕生する模様。「Variety」誌によると、現在企画の初期段階とのこと。ロバートは妻のスーザン・ダウニー、アマンダ・バレル(ロバートの製作会社「チーム・ダウニー」)、映画版の製作に携わったライオネル・ウィグラムともに製作総指揮を務めるという。HBO Maxでは、今年『ザ・スーサイド・スクワッド』からジョン・シナ演じる「ピースメイカー」を主人公としたスピンオフドラマが作られ、配信開始に。すでにシーズン2への更新も決まっている。また、『THE BATMAN−ザ・バットマン−』からコリン・ファレル演じる「ペンギン」を主人公としたスピンオフドラマも製作進行中だ。しかし、『シャーロック・ホームズ』のスピンオフドラマ2本に関しては、主人公は既存のキャラクターではなく、新たなキャラクターになるとのこと。長らく製作・公開が待たれている映画版第3弾に登場するキャラクターだという情報もある。ダウニー夫妻が『シャーロック・ホームズ』のスピンオフドラマを製作することは2020年にも報じられたが、2年が経ち、より具体的になってきたようだ。(Hiromi Kaku)■関連作品:シャーロック・ホームズ 2010年3月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2009 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED
2022年04月06日ディーン・フジオカと岩田剛典が名探偵バディを組む『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』の特報映像が到着。新たなキャストも発表された。ホームズシリーズ最高傑作の呼び声の高い「バスカヴィル家の犬」をモチーフに、不気味な島に棲む華麗なる一族の闇に、獅子雄(ディーンさん)と若宮(岩田さん)が迫る本作。舞台は、閉ざされた離島。若宮の元に、日本有数の資産家から、娘の誘拐未遂事件の犯人捜索の依頼が舞い込むも、その直後、資産家が謎の変死を遂げてしまうという展開を迎える。到着した映像では、事件に翻弄される獅子雄と若宮が描かれ、謎解きを後悔するかのように慟哭する獅子雄と、涙する若宮の姿も確認することができる。『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』特報映像さらに、誘拐未遂事件の被害者であり、物語のキーとなる資産家の娘・蓮壁紅を新木優子。資産家蓮壁家の当主・千鶴男を西村まさ彦、その妻で車椅子生活を送る・依羅を稲森いずみ。父の遺産の行方が気になる長男・千里を村上虹郎。蓮壁家に仕える使用人・馬場杜夫を椎名桔平が演じることも決定。ほかにも、紅に想いを寄せ、蓮壁家へ出入りをする大学准教授・捨井遥人役に小泉孝太郎。蓮壁家からリフォームを請け負うリフォーム業の冨楽夫婦役に広末涼子と渋川清彦。TVドラマシリーズレギュラーである、佐々木蔵之介演じる警視庁捜査一課長の江藤礼二も登場、その部下の刑事・小暮クミコを山田真歩が演じ、獅子雄と若宮とのやり取りも健在だ。▼新キャストコメント・新木優子今までに挑戦したことのない役だったので、撮影前は不安なこともあり緊張していましたが、監督や共演者の皆様のおかげでこの役に向き合うことができたと思います。私の新しい一面をお見せできると思いますし、新木優子ってこんな役もできるんだと思っていただけると嬉しいです。・広末涼子私自身も、この作品をスクリーンで観ることが出来る日が楽しみでなりません。主演のお二人の素晴らしいタッグ、錚々たる俳優陣が生みだすサスペンス性と緊張感、そして物語のスケールの大きさ。全てにおいて期待感でいっぱいです。・村上虹郎レ・ミゼラブルに続いてのディーンさん×古典名作シリーズへの参加、光栄です。初めて逢う方々との共演も新鮮でした。荘厳なエンタメ、かなり好きなジャンルです。宜しくお願いします。・佐々木蔵之介映画になりますと聞いた時、あの獅子雄と若宮バディに会える!と嬉しくなりました。お客様にも、大きなスケールで「シャーロック」をお届け出来ること、幸せです。で、劇場版では、私の演じる江藤刑事は活躍するのでしょうか??たぶん変わらず、極少な労力での大手柄しか考えてないと思いますが…「バスカヴィル家の犬」、お楽しみに!・小泉孝太郎捨井遥人を演じさせていただきました小泉孝太郎です。現代に蘇った名作の中でディーンさん扮する獅子雄との対峙するシーンはとても刺激的でした。見どころの一つになったら嬉しいです。ぜひご期待下さい。・稲森いずみ原作にはあまり登場しない役でしたが、日本の映画版にあたって奥さん(依羅)の役を広げた内容になっています。事件の鍵を握る存在として描かれていることが、ホームズファンの方にとっては原作と読み比べていただくと、また興味が広がるのではないでしょうか。この独特のホームズの世界を味わって頂きたいと思います。・椎名桔平謎が謎を呼ぶ展開に思わず息をのむ。超ハードな撮影は、この衝撃の結末を観客に届ける為だった。西谷監督のもと、スタッフ、キャストが一丸となって作り上げたこの映画は、皆さんを楽しませ、そして震え上がらせる。乞うご期待!!『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』は6月17日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版 2022年6月17日より全国東宝系にて公開©2022映画「バスカヴィル家の犬」製作委員会
2022年01月06日ディーン・フジオカと岩田剛典が共演する、謎解きを後悔するほどのシリーズ史上最も背筋の凍る事件の真相に迫る『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』の公開日が、来年6月17日(金)に決定。併せて、新ビジュアルも到着した。本作は、世界的探偵小説「シャーロック・ホームズ」シリーズを原案に、ディーンさん演じる誉獅子雄と、岩田さん演じる若宮潤一が、唯一無二の名探偵バディとして数々の難事件を解決する、月9ドラマ「シャーロック」の映画化。「バスカヴィル家の犬」をモチーフに、不気味な島に棲む華麗なる一族の闇に、獅子雄と若宮が迫る。今回公開されたのは、そんな戦慄の心理スリラーを彷彿とさせる深紅のカラーが目を引く新ビジュアル。謎に立ち向かう獅子雄と若宮が強い眼差しを向け、また2人の影が犬の姿をしており、謎多きビジュアルとなっている。『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』は2022年6月17日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版 2022年全国東宝系にて公開予定©2022映画「バスカヴィル家の犬」製作委員会
2021年12月23日「SHERLOCK/シャーロック」でベーカー街221Bの家主のハドソン夫人を演じていたウーナ・スタッブスが亡くなった。84歳だった。「母が、エディンバラで家族に見守られる中、静かに息を引き取りました。とてもつらく、悲しいときです。どうかプライバシーへの配慮とご理解をお願いいたします」と家族が発表した。「SHERLOCK」の公式ツイッターアカウントに、製作総指揮のスー・ヴァ―チュー&「SHERLOCK」ファミリーからの悼文が掲載されている。「あぁ、ユーナ・スタッブス。どれほど寂しくなるでしょう。あなたは『SHERLOCK』では「家主であって、家政婦ではない」と言う役でしたが、私たちにとっては『SHERLOCK』のお母さんでした。あなたは私たちを一つにまとめてくれました。いつも人生を慈しんでいて、いつも賢く、いつだってすごくおもしろくて、常にやさしい人でした。バイバイ、大好きな人。あなたはずっと私たちの心の中にいます」「SHERLOCK」でスーとともに製作総指揮を務め、マイクロフト・ホームズとして出演もしているマーク・ゲイティスは「ユーナと働けたことは、人生で経験した最高の喜びの一つ」と振り返り、「不滅のハドソン夫人」と呼んでユーナを称えた。女優として約60年のキャリアを積んだユーナ。ホームズ役のベネディクト・カンバーバッチのことは、彼の母親ワンダ・ヴェンサムと共演したことがあって仲が良かったことから、ベネディクトが4歳の頃から知っていたという。Photo by Eamonn M. McCormack/Getty Images(Hiromi Kaku)■関連作品:SHERLOCK/シャーロック [海外TVドラマ]© Colin Hutton Hartswood Films 2010 John Rogers © Hartswood Films 2010
2021年08月13日人気ドラマ『シャーロック』が映画化。映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』が、ディーン・フジオカ主演で2022年6月17日(金)に公開される。ドラマ『シャーロック』映画化『シャーロック』は、2019年10月期のフジテレビ月曜9時枠の連続ドラマとして放送され、好評を博したミステリーエンタテインメントドラマだ。アーサー・コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズを原案に、現代の日本に舞台を置き換えてストーリーを展開。ディーン・フジオカ演じる犯罪捜査コンサルタント・誉獅子雄と、岩田剛典演じる元精神科医・若宮潤一が、東京の様々な街で起こる11の事件を解決しつつ、唯一無二のバディとして絆を深めていくストーリーやテンポの良い演出で話題を呼んだ。映画では傑作長編「バスカヴィル家の犬」を題材に映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』では、誉獅子雄と若宮潤一の再会後、再びバディとして事件の依頼を受け始めた最初の事件を描く。モチーフとなるのは、シャーロック・ホームズ研究家やホームズファンたちの中でも、シリーズ史上最高傑作と呼び声の高い傑作長編「バスカヴィル家の犬」のストーリー。イングランド郊外の“魔犬の伝説”を基にした事件を描いたホラー調ミステリーを、日本を舞台にして映し出す。〈映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』ストーリー〉瀬戸内海の離島。日本有数の資産家が、莫大な遺産を遺して謎の変死を遂げる。資産家は死の直前、美しき娘の誘拐未遂事件の犯人捜索を若宮に依頼していた。真相を探るため、ある閉ざされた島に降り立つ獅子雄と若宮。二人を待ち受けていたのは、異様な佇まいの洋館と、犬の遠吠え。容疑者は、奇妙で華麗な一族の面々と、うそを重ねる怪しき関係者たち。やがて島に伝わる呪いが囁かれると、新たな事件が連鎖し、一人、また一人消えてゆく。底なし沼のような罠におちいる若宮。謎解きを後悔する獅子雄。これは開けてはいけない“パンドラの箱”だったのか?その屋敷に、足を踏み入れてはいけない――。終わらない謎へ、ようこそ。ディーン・フジオカ&岩田剛典のバディが続投ドラマに続き、映画でもディーン・フジオカ、岩田剛典の2人が出演。バディとして難事件に挑む。誉獅子雄(ディーン・フジオカ)若い頃から不可解な事件や事象の謎を解いてきた天才である一方、一歩間違えば自身も犯罪者になりかねない犯罪衝動を抱えた危険な男。警察や個々のクライアントから舞い込む依頼の中から、興味のあるものだけを請け負う自由気ままなスタイルを貫いていて常に金欠。実家の誉家は名家だが没交渉となっている。名前は、「Sherlock Holmes」のイニシャルが由来。若宮潤一(岩田剛典)元々は都内の病院で精神科医として勤務していた青年。同僚の死亡事件で容疑者として獅子雄と運命的な出会いを果たし、容疑は晴れたものの国家試験のカンニングが明るみとなり失職し、獅子雄が部屋に転がり込んでくる形で仕事を手伝うことに。冷静で善良に見えるが、虚栄心も情熱も強い人間で傷つきやすい。名前は、「John Watson」のイニシャルが由来。劇場版新キャストも参戦劇場版の新キャストとして、『劇場版コード・ブルー –ドクターヘリ緊急救命-』の新木優子、『孤狼の血 LEVEL2』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』の村上虹郎らも参戦。また、続投キャストとして、佐々木蔵之介、山田真歩らも出演する。<劇場版新キャスト>蓮壁千鶴男(西村まさ彦)資産家 蓮壁家の当主。莫大な遺産を遺して謎の変死を遂げる。死の直前、娘 ・紅の誘拐未遂事件の犯人捜索を若宮に依頼する。蓮壁紅(新木優子)資産家蓮壁千鶴男と依羅の娘 で美大に通う大学生。何者かに誘拐されるも無事に保護される。冨楽朗子(広末涼子)/冨楽雷太(渋川清彦)蓮壁家のリフォームを担当するリフォーム業者。夫婦でリフォーム業を行っている。蓮壁千里(村上虹郎)蓮壁家の長男で東京の 薬学部に通う大学生。 父・千鶴男の死をきっかけに実家に戻ってきている。捨井遥人(小泉孝太郎)大学准教授で地震の研究者。千里の元家庭教師で、今でもよく蓮壁家に出入りをしている。蓮壁依羅(稲森いずみ)千鶴男の妻。 車椅子での生活を送っている。馬場杜夫(椎名桔平)蓮壁家の使用人。執事として従順に仕える。<続投キャスト>江藤礼二(佐々木蔵之介)警視庁捜査一課長。 難事件に誉獅子雄をうまく乗せて捜査に乗り出させ、手柄を自分のモノにするどこか憎めない刑事。小暮クミコ(山田真歩)江藤の部下である刑事。監督は『容疑者Xの献身』『昼顔』の西谷弘監督は、『容疑者Xの献身』や『真夏の方程式』、『昼顔』も手掛けた西谷弘。「シャーロック」テレビドラマシリーズの演出も手掛けており、ドラマのスタイリッシュさに映画ならではの重厚感を加えた、見ごたえのある骨太な作品を期待できそうだ。主題歌はToru(ONE OK ROCK)がプロデュース主題歌は、新人アーティスト由薫(ゆうか)が歌う「lullaby」。プロデュースは、「ONE OK ROCK」のToruが手がけた。監督の西谷弘が「一人の登場人物の心の叫びで“レクイエム”」を制作してほしい、とToruに依頼。「由薫の持つ繊細でどこか切なさがある声を引き出すことでこの曲が生まれました」とToruが語るように、切なくエモーショナルな楽曲となっている。【詳細】映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』公開日:2022年6月17日(金)出演:ディーン・フジオカ、岩田剛典、新木優子、広末涼子、村上虹郎、渋川清彦、西村まさ彦、山田真歩、佐々木蔵之介、小泉孝太郎、稲森いずみ、椎名桔平監督:西谷弘脚本:東山狭
2021年03月20日ディーン・フジオカと岩田剛典が唯一無二のバディとなり、2019年10月期のフジテレビ月曜9時枠の連続ドラマで放送されたミステリーエンタテインメント「シャーロック」の映画化が決定。原作シリーズの中でも史上最高傑作と呼び声の高い長編をモチーフに『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』として2022年に公開されることが決定した。連続ドラマは、アーサー・コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」シリーズを原案として、現代の日本に舞台を置き換え、ディーンさん演じる犯罪捜査コンサルタントの誉獅子雄(ほまれ・ししお)と、岩田さん演じる元精神科医の若宮潤一(わかみや・じゅんいち)が、東京の様々な街で起こる11の事件を解決しつつ、バディとして絆と青春の記録を描いた痛快ストーリー。その作りこんだストーリー、魅力的なキャラクター造形、テンポの良い演出とエンタテインメント性に富んだ「シャーロック」は話題となり、初回視聴率12.8%を獲得、初回放送のFOD見逃し配信の視聴数は118万と月9枠史上歴代1位を記録するなど、好評を博した。物語終盤では、主人公・獅子雄と宿敵の犯罪者・守谷壬三との緊迫感ある対峙とその衝撃的なラストが注目を集め、引き続いての放送となった特別編では、シリーズ最終話で死亡したと思われた獅子雄が3年ぶりに若宮のもとに戻り、物語の幕を閉じた。映画では、2人の再会後、再びバディとして事件の依頼を受け始めた最初の事件を描く。原案として、“シャーロキアン”と呼ばれるシャーロック・ホームズ研究家やホームズファンたちの中でも史上最高傑作と呼び声の高い「バスカヴィル家の犬」のストーリーをモチーフに起用。イングランド郊外の魔犬の伝説を基にした事件が描かれるホラー調の傑作ミステリーを翻案にした本作は、日本では初の映像化となる。若宮の元に、日本有数の資産家から娘の誘拐未遂事件の犯人捜索の依頼があったが、その直後、資産家は莫大な遺産を遺して謎の変死を遂げる。資産家の死と、誘拐事件の真相を探りに、瀬戸内海のある島に降り立つ獅子雄と若宮。待ち受けていたのは、ひと癖もふた癖もある華麗なる一族の面々と、怪しき関係者たち…。周囲から遮断されたその島に言い伝わる伝説・人を襲う不気味な魔犬の仕業が囁かれ、連鎖するように次々に起こる事件。複雑に絡み合う人間関係と、交錯する現在と過去。これは開けてはいけない“パンドラの箱”だったのか?そして、若宮に絶体絶命の危機が迫るそのとき、獅子雄の決断は?やがて2人は恐ろしき真相に辿り着く。東京から遥か離れたいわくつきの島へ、獅子雄と若宮の2人は所狭しとスクリーン上を暴れまわる。今後、発表になる新しいキャストとの演技のアンサンブルにも注目。監督は、「シャーロック」テレビドラマシリーズの演出も手掛け、『容疑者Xの献身』『真夏の方程式』『昼顔』などを手掛けてきた西谷弘。主演ディーン・フジオカ(誉獅子雄 役)ドラマ「シャーロック」から約1年、物語が映画化されると聞き、大変嬉しく、光栄です。濃い熱量の物語がこれからも続いていくと思っていたので、ワクワクドキドキです。また原作「シャーロック・ホームズ」シリーズの中でも最大の難事件と言われる「バスカヴィル家の犬」がテーマということで、映画としても魅力あるものになるのは間違いないと確信しています。劇場で初めてこの作品を見る方々にも楽しんで頂ける、スリリング且つスケール感のある作品になっていると思います。謎解きはもちろん、人間の複雑な感情のやり取りや悲しい運命の物語があってとても深く心に刺さると思います。ドラマから応援してくださっている方々には、獅子雄と若宮の二人の関係性の変化や獅子雄の新たな一面を見ていただけるかも!?公開まで楽しみに待っていてください。■誉獅子雄とは――若い頃から不可解な事件や事象の謎を解いてきた天才である一方、一歩間違えば自身も犯罪者になりかねない犯罪衝動を抱えた危険な男。警察や個々のクライアントから舞い込む依頼の中から、興味のあるものだけを請け負う自由気ままなスタイルを貫いていて常に金欠。実家の誉家は名家だが没交渉となっている。名前は、Sherlock Holmesのイニシャルが由来。岩田剛典(若宮潤一 役)テレビドラマから始まりいよいよ映画化されるということで、お話をいただいた時純粋に嬉しかったです。ドラマ「シャーロック」を求めてくださる方がいらっしゃったからこそ実現したと思うので、改めて感謝したいです。久しぶりに若宮のキャラクターを演じることが出来て、撮影は本当に楽しくてあっという間でした。映画での若宮は、泣いたり笑ったり照れたり走り回ったり叫んだりと色々あってテンコ盛り(笑)ドラマでは見せられなかった若宮の側面が見られると思います。そして、まだ発表にはなりませんが僕自身も物凄くテンションが上がる豪華なキャストが集まり、謎解きを楽しんで頂ける豪華なエンタメ作品になっています!公開までまだ時間はありますが、楽しみにお待ちいただけたらと思います。』■若宮潤一とは――元々は都内の病院で精神科医として勤務していた青年。同僚の死亡事件で容疑者として獅子雄と運命的な出会いを果たし、容疑は晴れたものの国家試験のカンニングが明るみとなり失職、獅子雄が部屋に転がり込んでくる形で仕事を手伝うことに。冷静で善良に見えるが、虚栄心も情熱も強い人間で傷つきやすい。名前は、John Watsonのイニシャルが由来。西谷弘(監督)原作者アーサー・コナン・ドイルが“バスカヴィル家の犬”を書く動機となったエピソード、ブラックドッグの伝説に心惹かれた。イギリスでは新しく墓を作る際に「最初に埋められた死人は天国に行けずに墓地の番人となる」という迷信がある。そこで、人間は最初の生贄として、魔物と嫌われていたブラックドッグを選んだのだ。裏を返せば、人間たちの身勝手さに黒犬たちは哀しき運命を背負わされたのだ。映画ならではのスケール感で、ヘビー&ホップな世界をお届けしたい。ディーンさん、岩田さんには、昨日まで(TVドラマ)のことは忘れてくれ、新たなストーリーが始まる。とだけ、伝えました。『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』は2022年、全国東宝系にて公開予定。(text:cinemacafe.net)
2021年03月17日ディーン・フジオカ主演ドラマ『シャーロック』が映画化され、『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』として2022年に公開されることが決定した。本作は2019年10月期のフジテレビ月曜9時枠の連続ドラマとして放送され、初回視聴率12.8%を獲得。初回放送のFOD見逃し配信の視聴数は118万と、フジテレビ月9枠で歴代1位を記録。アーサー・コナン・ドイルの『シャーロック・ホームズ』シリーズの舞台を現代日本に置き換え、ディーン・フジオカ演じる犯罪捜査コンサルタント・誉獅子雄と、岩田剛典演じる元精神科医の若宮潤一が、東京で起こる11の事件を解決し、唯一無二のバディとしての絆と青春を描いた。映画で展開されるのはふたりが再びバディとして依頼を受け始めた最初の事件。原案となるのは『シャーロック・ホームズ』シリーズ史上最高傑作と呼び声の高い傑作長編『バスカヴィル家の犬』。イングランド郊外の魔犬の伝説を基にしたホラー調の傑作だ。今回の映画版『シャーロック』が『バスカヴィル家の犬』の日本における初の映像化となる。ある日、若宮の元に日本有数の資産家から、娘の誘拐未遂事件の犯人捜索の依頼が。だが直後、資産家は莫大な遺産を遺して謎の変死を遂げる。その死と誘拐事件の真相を探りに、瀬戸内海のある島に降り立つ獅子雄と若宮。待ち受けていたのは、ひと癖もふた癖もある華麗なる一族の面々と、怪しき関係者たちだった。やがて、ふたりが辿り着く恐ろしき真相とは? そして今後、発表になる新しいキャストとの演技のアンサンブルにも注目だ。監督には『容疑者Xの献身』(2008年)、『真夏の方程式』(2013年)、『昼顔』(2017年)の西谷弘。『シャーロック』テレビドラマシリーズの演出も手掛けており、ドラマシリーズのスタイリッシュさに加え、映画ならではの見ごたえのある骨太な作品となるだろう。今後の情報にも注目だ。ディーン・フジオカ(役:誉獅子雄)コメントドラマ『シャーロック』から約1年、物語が映画化されると聞き、大変嬉しく、光栄です。濃い熱量の物語がこれからも続いていくと思っていたので、ワクワクドキドキです。また原作『シャーロック・ホームズ』シリーズの中でも最大の難事件と言われる『バスカヴィル家の犬』がテーマということで、映画としても魅力あるものになるのは間違いないと確信しています。劇場で初めてこの作品を見る方々にも楽しんで頂ける、スリリング且つスケール感のある作品になっていると思います。謎解きはもちろん、人間の複雑な感情のやり取りや悲しい運命の物語があってとても深く心に刺さると思います。ドラマから応援してくださっている方々には、獅子雄と若宮の二人の関係性の変化や獅子雄の新たな一面を見ていただけるかも!?公開まで楽しみに待っていてください。岩田剛典(役:若宮潤一)『テレビドラマから始まりいよいよ映画化されるということで、お話をいただいた時純粋に嬉しかったです。ドラマ「シャーロック」を求めてくださる方がいらっしゃったからこそ実現したと思うので、改めて感謝したいです。久しぶりに若宮のキャラクターを演じることが出来て、撮影は本当に楽しくてあっという間でした。映画での若宮は、泣いたり笑ったり照れたり走り回ったり叫んだりと色々あってテンコ盛り(笑)ドラマでは見せられなかった若宮の側面が見られると思います。そして、まだ発表にはなりませんが僕自身も物凄くテンションが上がる豪華なキャストが集まり、謎解きを楽しんで頂ける豪華なエンタメ作品になっています!公開までまだ時間はありますが、楽しみにお待ちいただけたらと思います。西谷弘(監督)コメント原作者アーサー・コナン・ドイルが“バスカヴィル家の犬”を書く動機となったエピソード、ブラックドッグの伝説に心惹かれた。イギリスでは新しく墓を作る際に「最初に埋められた死人は天国に行けずに墓地の番人となる」という迷信がある。そこで、人間は最初の生贄として、魔物と嫌われていたブラックドッグを選んだのだ。裏を返せば、人間たちの身勝手さに黒犬たちは哀しき運命を背負わされたのだ。映画ならではのスケール感で、ヘビー&ホップな世界をお届けしたい。ディーンさん、岩田さんには、昨日まで(TVドラマ)のことは忘れてくれ、新たなストーリーが始まる。とだけ、伝えました。太田大(プロデューサー)コメントこのたび、連続ドラマとして放送した「シャーロック」を映画という形で再びお届けできることとなり光栄です。ドラマ版で制作してきた“語られざる事件”をもとにした独自の解釈版を飛び出し、映画というスケールを鑑みて、“シャーロック・ホームズ”シリーズの中でも金字塔と呼ばれる「バスカヴィル家の犬」を原案とした作品作りに挑みました。呪われた一族とこの世のものと思えない魔犬の存在が印象深い原作の世界観を継承しつつも、現代日本に置き換え、全てのシーンを疑わざるを得ないようなスリリングで背筋が凍る事件を配する一方で、数奇な運命を辿った美しきヒロインを軸に、人間関係が複雑に絡み合う、哀しくも見応えあるヒューマンドラマが展開されます。また、ディーンさん演じる獅子雄と、岩田さん演じる若宮の軽妙なやりとりにも磨きがかかっています。特に今回は、若宮の成長記録という側面もあり、手厳しいながらも愛が思わず溢れてしまう獅子雄の姿も必見です。相思相愛だったバディが、新たなステージにて、さらにお互いにとって唯一無二の存在となる様が描かれますので、是非楽しみにしていただきたいと思います。『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』2022年全国東宝系にて公開予定
2021年03月17日WOWOWでは年明け1月9日(土)~11日(月・祝)の3日間、『シャーロック・ホームズ』シリーズ2作品、『バッドボーイズ』シリーズの吹替版3作品、『踊る大捜査線』の劇場版4作品を一挙放送する。★『シャーロック・ホームズ』一挙放送天才探偵ホームズに『アイアンマン』シリーズの人気俳優ロバート・ダウニー・Jr.が扮し、ジュード・ロウには助手ワトソン。派手なバトルも満載のヒットシリーズ2本を一挙放送。★吹替で楽しむ!『バッドボーイズ』一挙放送全米有数の犯罪都市マイアミで、ウィル・スミスとマーティン・ローレンスが演じる刑事コンビが活躍する、痛快指数極上のノンストップポリスアクション。『バッドボーイズ フォー・ライフ』を含むシリーズ3本を吹替版で一挙放送。★『踊る大捜査線』劇場版4作品を一挙放送1月11日(月・祝)、TVドラマから映画に発展した織田裕二主演の大ヒットシリーズの劇場版4作品を一挙放送。なお、全作品WOWOWメンバーズオンデマンドでの同時配信もあり、WOWOW同時鑑賞会も開催。WOWOW未加入の場合でもDVDやBlu-rayなどを同時に再生して企画に参加可能。「#WOWOW同時鑑賞会」をツイートに付けて盛り上がれる。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シャーロック・ホームズ 2010年3月12日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2009 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ! 2010年7月3日より全国東宝系にて公開© 2010 フジテレビジョン アイ・エヌ・ピーシャーロック・ホームズシャドウ ゲーム 2012年3月10日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 2012年9月7日より全国東宝系にて公開© 2012 フジテレビジョンアイ・エヌ・ピーバッドボーイズフォー・ライフ 2020年1月31日より全国にて公開
2020年12月18日世界一有名な名探偵と言っても過言ではないシャーロック・ホームズ。人気は根強く、映像化はもちろん、作風を模倣したパスティーシュやパロディ小説が次々と誕生している。そのなかでも異色といえるのが、ナンシー・スプリンガーによる『エノーラ・ホームズの事件簿』シリーズ。ヒロインはなんと、シャーロックの妹エノーラ!お転婆で知的で独立心旺盛なエノーラが、事件を解決しながら成長する姿を追うヤングアダルト小説だ。アメリカで出版された優れたミステリーを称える、エドガー賞ジュブナイル部門の候補となってもいる。本作は、その人気シリーズ第1弾「消えた公爵家の子息」を軸にしたミステリー・アドベンチャー。名探偵と同じDNAを持つキュートな少女探偵が大活躍!生まれてすぐに父親を亡くしたエノーラは、物心ついたときには母親ユードリアと二人暮らし。母親はかなり風変わりで、自ら娘を教育。楽しく過ごしていた母娘だが、エノーラが16歳の誕生日を迎えた朝に母親が失踪。ロンドンに住む兄マイクロフトとシャーロックに助けを求めたエノーラは、堅物の長兄から寄宿学校に送られそうになり、「刺繍なんかやってられない」とロンドンへ向かう!旅の途中で何者かに殺されかけたテュークスベリー子爵を助けた彼女は、自分でも気づかぬ間にある陰謀に巻き込まれていく!?エノーラと母親の関係性がとてもユニーク。ビクトリア朝の女性に必須のレディ教育や良縁には重きを置かないユードリアが娘に教えるのは、化学やテニス、柔術やアーチェリーにボクシング。フェミニズムに関する本も愛読し、女性参政権を求めたサフラジェットの前身的な存在だ。母がエノーラを鍛えるのも、男性に頼ることなく生きられるようにという考えからだろう。困難に遭遇したエノーラの推理能力が開花するのも時代を先取りした教育と生まれ持った才能のおかげ。言葉遊びや花言葉は暗号解読に役立つし、危険な男と格闘するのも躊躇なし。爆薬の知識はあるし、抜群の記憶力も兄シャーロックと同じ遺伝子を感じさせる。時代設定は19世紀後半だが、現代にも通じる問題を交えた脚本が巧み。しかも困難に立ち向かうエノーラが快活でたくましく、痛快な快進撃に思わずニンマリ。『デッドプール』や『フリーバッグ』と同じく主人公が観客に語りかける、いわゆる“第四の壁”を破るスタイル。なのでエノーラが女友達のように感じられ、彼女への共感が増す仕掛けだ。エノーラをチャーミングに演じたのは『ストレンジャー・シングス』でブレイクしたミリー・ボビー・ブラウン。少年に化けたかと思えば、兄たちの裏をかくためにレディに大変身したり。『ストレンジャー~』とはひと味違うミリーに魅了されること間違いなしだ。本作では姉ペイジとともにプロデューサーとしても活躍。そのミリーを盛り上げるのが、エキセントリックな女性役がお得意のヘレナ・ボナム=カーターと、スーパーマンやウィッチャーといったアイコニックなキャラクターを演じているヘンリー・カヴィル。それぞれの役になり切った上でミリーを立てているのはさすがだ。そしてテュークスベリー子爵役のルイス・パートリッジも要注目。弱冠16歳の新星は、ミリーとの相性抜群のイケメン君。見終わったらきっと、シリーズ続行と子爵の再登場を願うはずだ。『エノーラ・ホームズの事件簿』監督/ハリー・ブラッドビア出演/ミリー・ボビー・ブラウン、ヘンリー・カヴィル、サム・クラフリン、ヘレナ・ボナム=カーター、アディール・アクタル、フィオナ・ショウほかNetflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿』全世界独占配信中※『anan』2020年9月30日号より。文・山縣みどり(by anan編集部)
2020年09月28日人気ドラマ「SHERLOCK/シャーロック」「Fleabag フリーバッグ」のアンドリュー・スコットが、中年の危機に陥ったスター俳優を演じる“ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)”『プレゼント・ラフター』から予告編が解禁。10月9日(金)より劇場上映される。本作は、イギリスで上演された舞台の中から英国ナショナル・シアターが厳選し収録した舞台を日本の映画館で楽しめるNTLiveの2020年新作第5弾。中年の危機に陥ったスター俳優を主人公にしたノエル・カワード作の傑作コメディで、海外ツアーへの準備中のスター俳優ギャリー・エッセンダインのもとに個性的な面々が会いに来て、彼の生活はハチャメチャに。現代の名声・欲望・孤独を見事に投影した作品となっている。1942年の初演時、カワード自らが演じて好評を博したギャリー役には、「SHERLOCK/シャーロック」のモリアーティ、「Fleabag フリーバッグ」の“ホット・プリースト”などでお馴染みのアンドリュー・スコット。喜劇を得意とする演出家マシュー・ウォーチャス(「ゴッド・オブ・カーネイジ」「マチルダ」)の手腕にも注目だ。本年度のローレンス・オリヴィエ賞ではリバイバル賞・主演男優賞(スコット)・助演女優賞(ソフィー・トンプソン、インディラ・ヴァルマ)がノミネートされ、英国演劇界から絶賛を浴びた。NTLive『プレゼント・ラフター』は10月19日(金)よりTOHOシネマズ 日本橋、シネ・リーブル池袋、TOHOシネマズ 川崎、TOHOシネマズ 赤池、大阪ステーションシティシネマ、福岡・中洲大洋映画劇場にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年08月14日イギリスのロイヤル・メールがドラマ「SHERLOCK/シャーロック」放送10周年を記念し、原作者アーサー・コナン・ドイル関連の10枚の切手を発行した。10枚のうち6枚は、ドラマ「SHERLOCK/シャーロック」のエピソードから厳選された6話がテーマに。シャーロック役のベネディクト・カンバーバッチ、ワトソン役のマーティン・フリーマン、マイクロフト役のマーク・ゲイティス、モリアーティ役のアンドリュー・スコットら主要キャストが描かれている。切手にUVライトを当てると、“とっておきのメッセージ”が表示されるオマケ付き。残りの4枚はコナン・ドイルの他の物語、「まだらの紐」や「赤毛組合」など4話をモチーフにしている。切手は8月18日に発売で、10枚セットで13.50ポンド(約1900円)。「SHERLOCK/シャーロック」の6枚のみや、王立造幣局発行による記念コイン付き、マーク・ゲイティスのサイン入りなど、様々なセットも販売される予定。「SHERLOCK/シャーロック」のプロデューサー、スー・ヴァーチーは、「私たちにとって、『SHERLOCK/シャーロック』はとても誇りに思える作品です。ですから、ロイヤル・メールの切手が発行されることに、大喜びしています」と「The Sun」紙にコメントしている。(Hiromi Kaku)■関連作品:SHERLOCK/シャーロック [海外TVドラマ]© Colin Hutton Hartswood Films 2010 John Rogers © Hartswood Films 2010
2020年08月04日日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」の6月5日(金)今夜放送回は竹内結子主演、Hulu×HBO Asia 共同制作オリジナルドラマ「ミス・シャーロック/Miss Sherlock」をオンエア。竹内さんのほか貫地谷しほり、小澤征悦、中村倫也、大谷亮平、滝藤賢一らが出演する。シャーロック・ホームズとジョン・ワトソンを女性に、舞台を現代の東京に移して世界的な名作を大胆に新解釈。Huluオリジナル作品として2018年に初配信され国内外の映像業界で評判となると、アジアとオセアニアの映像コンテンツを対象とした国際賞レース「Asian Academy Creative Awards 2018」で最優秀作品賞(Best Drama Series)に、「東京ドラマアウォード2018」でも「衛星・配信系ドラマ部門」優秀賞を受賞。アメリカのエンタメサイトでも当時「今年観るべき世界のドラマ10」に選出されるなど世界的な評価を受けた本作。竹内さんがシャーロックを、貫地谷さんが相棒のワトソンにあたる和都を演じるほか、マイクロフトにあたる双葉健人に小澤さん、礼紋元太郎に滝藤さん、礼紋の部下の巡査部長・柴田達也に中村さん、戦場カメラマンの守谷透に大谷亮平、入川真理子に斉藤由貴、波多野君枝に伊藤蘭といったキャスト。今回はボランティア医師団の任務から帰国、東京に戻ってきた和都は恩師の水野隆之(二階堂智)に出迎えられるが、久々の再会を喜ぶのもつかの間、突如水野の腹部は爆発し死亡。事件の捜査を担当する礼紋と柴田に連れられ警察署に行った和都は、遺体安置室で水野の遺体に手をつっこんで検死している捜査コンサルタントのシャーロックと出会う。卓越した洞察力と推理力を持つシャーロックと和都が猟奇的な連続殺人事件「デビルズ・フット」に挑むという第1話「最初の事件」。滞在していたホテルが運悪く全焼してしまった和都はシャーロックの兄・健人に勧められ、シャーロックが暮らす波多野家の221Bでルームシェアをスタート。ある日シャーロックは波多野の友人・舞原鞠子(左時枝)から、美術館に貸し出した岸田実篤作の絵画「幸子像」に、油性ペンでカイゼル髭を落書きした犯人の身元と動機を探ってほしいという依頼を受ける。だが舞原夫人に「幸子像」の売却をもちかけた画廊オーナー・柳沢は屋上から転落死を遂げており、絵画修復士の桑畑(児嶋一哉)らに接触する…という第2話「ひげの幸子像の謎」の2エピソードをオンエア。金曜ロードSHOW!「ミス・シャーロック/Miss Sherlock」は6月5日(金)21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2020年06月05日「ゲーム・オブ・スローンズ」のHBO(R)と「SHERLOCK/シャーロック」のBBCがタッグを組み、世界的ベストセラーを実写ドラマ化した「ダーク・マテリアルズl/ライラと黄金の羅針盤」が7月17日(金)よりDVDレンタル、配信されることが決定した。英国TVシリーズ史上最高額の製作費をかけた本作。英BBCでは第1話の放送を720万人が視聴し、5年ぶりに英国の視聴記録を達成。米HBOでも世界から高評価を受けた「チェルノブイリ -CHERNOBYL-」以来の視聴者数を記録した。実力派キャストとクリエイターが大集結!製作総指揮にはトム・フーパー『レ・ミゼラブル』『英国王のスピーチ』で監督を務めたトム・フーパーが製作総指揮として参加し、第1話、第2話では監督も務めた。また、「ハリー・ポッターと呪いの子」をJ・K・ローリングと手掛け、『ワンダー 君は太陽』でも知られるジャック・ソーンが全話に渡って脚本を担当。主人公ライラには『LOGAN/ローガン』で注目を集めた若手女優ダフネ・キーンが大抜擢。学者で探検家の叔父アスリエル卿を演じるのは、原作の大ファンだというジェームズ・マカヴォイ。謎めいたコールター夫人には「アフェア 情事の行方」シリーズでゴールデン・グローブ賞を獲得した実力派女優ルース・ウィルソン、『メリー・ポピンズ リターンズ』『ハミルトン』のリン=マニュエル・ミランダらが共演する。原作は40言語以上に出版されている世界的ベストセラー小説原作「ライラの冒険」は、イギリス人作家フィリップ・プルマンによって書かれた全3部作の冒険ファンタジー巨編。1995年には、第1部「黄金の羅針盤」がイギリスの児童文学賞であるカーネギー賞を受賞し、2007年には同賞の70周年を記念した一般投票企画で、過去受賞作品の中の最高傑作として1位に輝くなど、絶大な人気を誇る。さらに、米「タイム」誌が選ぶヤングアダルト小説ベスト100にも選出されている。原作第2部のライラの年齢設定に合わせて撮影したいという製作陣のこだわりもあり、異例となる放送前からシーズン2への更新が決定している。(text:cinemacafe.net)
2020年05月15日竹内結子主演のHulu×HBO Asia 共同制作オリジナルドラマ「ミス・シャーロック/Miss Sherlock」の第1話と第2話が、6月5日(金)の日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」にて特別放送されることが決定した。かの有名なキャラクター、シャーロック・ホームズとジョン・ワトソン。彼らがもし現代の東京にいたら、さらに2人とも女性だったら…?本作は、シャーロック不変の圧巻の謎解きはそのままに、大胆不敵な新解釈で捉えた意欲作。東京を舞台に、竹内さんがシャーロックを、貫地谷しほりが相棒のワトソンにあたる和都を演じ、Huluオリジナルとして2018年に初配信。2人のほかにも、小澤征悦、中村倫也、大谷亮平、滝藤賢一ら豪華俳優陣が出演している。国内外の映像業界でも評判となり、アジアとオセアニアで制作された映像コンテンツを対象とした国際賞レース「Asian Academy Creative Awards 2018」では最優秀作品賞(Best Drama Series)を、「東京ドラマアウォード2018」において「衛星・配信系ドラマ部門」の優秀賞を受賞し、アメリカのエンタメサイトでも当時「今年観るべき世界のドラマ10」に選出。そんな海外でも話題となった全8話からなる本作の第1話、シャーロックと橘和都との出会いが描かれる「最初の事件」、ある絵画に落書きした犯人の身元と動機を探ってほしいと調査を依頼される第2話「ひげの幸子像の謎」を地上波で放送する。「ミス・シャーロック/Miss Sherlock」は6月5日(金)21時~日本テレビ系にて1話&2話を放送。(cinemacafe.net)
2020年05月14日大ヒットファンタジー小説三部作を、「ゲーム・オブ・スローンズ」のHBOと「SHERLOCK/シャーロック」のBCCが共同製作した海外ドラマ「ダーク・マテリアルズ」。この度、本作に登場する様々な守護精霊=ダイモンの画像が解禁となった。世界的ベストセラーのファンタジー小説「ライラの冒険」(三部作)を原案にした本作。人間の魂はダイモン(守護精霊)と呼ばれ、動物の姿をしており、人間とダイモンは強い絆で結ばれている世界が描かれる。『LOGAN/ローガン』で注目を集めたダフネ・キーンは、自身が演じる主人公ライラのダイモンについて、「子供の頃はまだ成長している途中だから、ダイモンもその姿を色々と変える。大人になるとダイモンの姿も決まって、自分の個性を端的に表すもの。大抵はオコジョで、名前はパンタライモン」と紹介。「ライラとは少し違う。というのも自分の魂というのは、自分よりももっと責任感があって賢明なはずだから。ライラは『よし、屋根から飛び降りてみよう』なんて思うけど、パンは『ダメダメ、そんなことをしたら死んじゃうよ』と止めてくれる。パンはライラよりも責任感があるけど、ふたりともよく似た者同士」とライラとパンタライモンの繋がりを語っている。ダイモンとの共演シーンについては「オコジョを抱っこしているとき、スタッフから『違う、手のひらはもっと広げて』なんて言われる」とダフネ。「『どうして?これでいいじゃない』と言うと、『違うよ……もっと、もっとスペースを空けて、もっと小さく』なんて言われる。撮影の時はそれを完璧に覚えておかないといけなくてとても大変だった」と、ダイモンとの撮影時の苦労話も。「ヤモリもいたし、犬も数匹いた。でもある犬は結局CGIで処理しないといけなかった。だって、その犬ったらカメラの方をみて笑みを浮かべなきゃいけなかったから!実際の犬ではうまくいかなかった。あとヘビが1匹とマイロという名前のファーダー・コーラム(ジェームズ・コスモ)のダイモンの猫がいた。とてもお利口な雄猫」と、撮影現場には実際の動物たちもいて賑やかだった様子だ。また、アスリエル卿を演じたジェームズ・マカヴォイは、“もしあなたに本当にダイモンがいるとしたら、どんなダイモンで、何と呼ぶ?”という質問に、「きっと僕のダイモンは山の動物になるんじゃないかと思うよ。マウンテンフォックスかな。というか、マウンテンフォックスなんているのかな、世界のどこかにはいるのかもね。とにかく彼女のことはアテナと呼ぶよ」と笑顔で語っていた。(text:cinemacafe.net)
2020年02月08日