(画像はイメージです)肉食の腸内細菌叢に対する影響人の腸内には数百種類の細菌が存在しています。人への影響から善玉菌、悪玉菌、どちらにも属さない日和見菌に分類されます。腸内細菌叢のバランスは健康な毎日を過ごすためには必須という報告がたくさんあります。悪玉菌とよく知られているのはビロフィラ菌です。この菌が優勢になることは炎症性大腸炎の引き金になるとの報告もあります。ハーバード大学とカリフォルニア大学の研究者は共同で肉食は1日でビロフィラ菌が増加することを報告しています。ビヒダスBB536摂取が肉食時の腸内環境劣化を予防2014年10月1日、森永乳業はビヒダスBB536を「肉食」と同時に摂取した場合と肉食後に摂取した場合に、「肉食」による腸内細菌叢の劣化にどのような影響を与えるかを検討しました。(画像はプレスリリースより)図1のような試験スケジュールで実験を行いました。肉食期間の前後と回復期間終了時の腸内細菌叢を調べました。(画像はプレスリリースより)この結果、肉食により善玉菌のビフィズス菌は減少しましたが、ビヒダスBB536を肉食と同時に摂取した群ではその変化は起こりませんでした。回復期間にビヒダスBB536を摂取しても、ビフィズス菌はあまり増加しませんでした。肉食により悪玉菌の増加はビヒダスBB536同時摂取で抑えられましたが、回復期にビヒダスBB536を摂取しても、ビロフィラ菌(悪玉菌)を早期に減らすなどの効果は見られませんでした。今回の結果では、肉食前のビロフィラ菌の変化が3つの群で差があるように見えます。ビロフィラ菌の腸内細菌叢に占める割合を示しているので、肉食開始前にすでに3群で悪玉菌の割合が異なることになります。変化は0.3%増に対して、投与前の差は0.05%前後ですので結果にはあまり影響を与えないと思われます。【参考】・森永乳業プレスリリース
2014年10月04日ダスキンは9月30日、家庭向けに「ドラム式洗濯乾燥機除菌サービス」を展開することを発表した。クリーニングを行うことで、洗濯槽の細菌を96%除去できるという。10月1日から順次、全国のダスキン サービスマスター加盟店で取り扱いを開始する。料金は1台につき税別18,000円だ。「ドラム式洗濯乾燥機除菌サービス」は、ドラム式洗濯乾燥機を対象としたクリーニングサービス。同社は2003年より、タテ型全自動洗濯機のクリーニングサービスを提供しているが、このたびドラム式洗濯乾燥機向けのサービスも開始する。同サービスでは、乾燥風路にたまった繊維くずの除去、本体内部の清掃(2回)、ドラムと水槽の隙間洗浄、除菌洗浄を行う。ファイバースコープで撮影した映像から、内部洗浄時に出た汚れを確認可能だ。清掃後には、ニオイの原因となる細菌が96%減少、ヒートポンプ乾燥方式の場合は乾燥にかかる時間が25%短縮するなどの効果があるという。
2014年09月30日岡山大学は9月25日、ヒトの血液の中からがん細胞の増殖を抑制する抗体(タンパク)を発見したと発表した。同成果は、同大病院消化器内科の三宅康広助教らによるもの。詳細は10月15~17日にパシフィコ横浜で開催される「BioJapan 2014」で発表される予定だという。日本人が生涯でがんに罹患する確率は約50%と言われており、毎日生じる数千個のがん細胞を生体内の腫瘍免疫システムがそれを排除することで、健康を保てていると考えられている。しかし、どうして同システムがどのようにしてがん細胞を排除しているかについては良く分かっていなかった。今回の研究では、がん細胞に高発現する「リボソームタンパクL29(RPL29)」を認識する血液中に存在する抗体に膵がんや肺がん、乳がん、肝がん、大腸がん、前立腺がんの細胞増殖を抑制する効果があることを確認したほか、膵がん患者105例について検討した結果、血液中に抗RPL29抗体を多く有している患者では、同じ病状で同じ治療を受けた場合でも明らかに生存期間が長いことが判明したという。これらの結果は、抗RPL29抗体を測定して生体内で機能している腫瘍免疫システムの状態を評価することが可能であることを示すものであり、個々のがん患者に適した治療方針を決定することが可能になると研究グループでは説明している。また、同抗体そのものにがん細胞の増殖を抑制したりがん細胞を細胞死(アポトーシス)に誘導したりする効果のあることから、抗RPL29抗体は安全性の高い新規の抗腫瘍薬としても期待されるとしており、すでに抗体医薬やがんワクチンの開発を目指した研究を進めているとしている。
2014年09月26日東京医科歯科大学と科学技術振興機構(JST)は8月16日、マウスをモデルとした実験で体外に取り出して培養した小腸上皮細胞を消化管(大腸)へ移植することに成功したと発表した。この成果は、同大学大学院医歯学総合研究科 消化管先端治療学の中村哲也 教授、同 消化器病態学分野の渡辺守 教授、同 水谷知裕 特任助教、同 福田将義 医員らの研究グループによるもので、米科学誌「Genes & Development」にて発表された。同研究グループは2012年に、大腸の最も内側にならぶ上皮組織の幹細胞を体外で増やし、移植することで傷害を受けた大腸の修復が可能であることをマウス実験で確認していた。しかし、小腸について同様に体外で増やした細胞の移植による上皮組織の再生が可能かどうかはわかっていなかった。今回の研究では、肛門付近の大腸に上皮の欠損を生じる大腸傷害マウスモデルを作成し、全身で蛍光を発する別のマウスから小腸上皮細胞を取り出して増やした後に、大腸傷害マウスへ移植。その後経過を観察して体外で増やした小腸上皮細胞を別のマウスへ移植し上皮組織が再生可能であるか、移植片内で再生する細胞はいかなる性質を示すのかを調べたという。大腸傷害マウスを調べたところ、移植直後から蛍光で識別できる移植小腸細胞が大腸組織に接着して新しい上皮を形成し、2週間後には、移植細胞が生体内で分裂・増殖を繰り返すことが判明。4週間あるいは4カ月経過後にも、小腸細胞が移植を受けたマウスの大腸に安定して組み込まれていることがわかり、移植細胞が体内で上皮組織を再生する幹細胞として機能することが確認されたという。次にこの移植片を詳しく調べたところ、増殖を繰り返す細胞群とともに通常の小腸上皮に含まれるすべてのタイプの細胞を含むことから、移植された細胞が個体内で小腸型の上皮幹細胞として機能していることがわかったという。それに加え、移植片内に通常小腸に見られ大腸には見られない特徴が含まれること、その細胞が示す遺伝子パターンも大腸とは明らかに異なることもわかり、実際に小腸型上皮幹細胞に特徴的な形態と機能を持つ細胞を確認することができたとのこと。同研究グループは、これらの結果から、「体外で増やした小腸上皮幹細胞が、たとえ自身が由来する小腸と異なる(大腸)環境に長期間おかれても、小腸型幹細胞としての性質を維持できることも明らかとなった」と結論付け、今後この発見がさまざまな細胞を利用する消化管上皮再生医療技術の基礎となることが期待されるとしている。
2014年08月18日私たちの体は、毎日の食事によって成り立っている。すなわち、体に良いとされている食べ物を摂取することによって、健康でいられる確率は高まるということだ。では、「体に良い食べ物」とは、一体どのような物があてはまるのだろうか。大腸に生息する腸内細菌が体に及ぼす効果を研究している、理化学研究所の辨野義己特別招聘研究員に話を聞いた。○善玉菌のパワー腸内に棲(す)みついている600~1000兆個の腸内細菌は、実にさまざまな力を秘めている。腸内細菌には、乳酸菌やビフィズス菌といった「善玉菌」とウェルシュ菌などの「悪玉菌」、どちらにもなりうる可能性を秘めている「日和見菌」がある。辨野特別招聘研究員は「善玉菌優位の腸の状態を作ることが、健康には大切」とし、この善玉菌を増やす食材こそが「体に良い食べ物」としている。善玉菌の代表には乳酸菌がある。現在、乳酸菌と呼ばれる菌種数は見つかっているものだけで400種類以上あり、「乳酸菌」と名の付くものでその機能が特定されているのは、50菌株にも及ぶ。一方、人の腸内でも圧倒的な数を示すビフィズス菌の力が大きい。40種類ほどのビフィズス菌がおり、人の腸内に住むビフィズス菌は6~7種程度である。例えば、「ラクトバチルス・ブレイビス・ラブレ株」は免疫力を強化する力があるとされ、「ビフィドバクテリウム・ブルーベ・ヤクルト株」は皮膚の乾燥を抑えて美しい肌に導く作用が認められており、人体にさまざまなよい効果をもたらしてくれるのが乳酸菌やビフィズス菌なのだ。○「プロバイオティクス」と「プレバイオティクス」これらの特異な乳酸菌・ビフィズス菌は特定保健用食品(トクホ)に含まれていることが多い。辨野特別招聘研究員は、乳酸菌・ビフィズス菌のような善玉菌を腸内で元気に保ち続けるための活動を"菌活"と名付け、その活動を推奨している。"菌活"をする上で、知っておきたい概念が「プロバイオティクス」と「プレバイオティクス」だ。「プロバイオティクスとは、生きたまま腸に届いて人体に好影響を及ぼす生きた微生物やそれらを含む食品のことを指します。代表例で言うと、乳酸菌やビフィズス菌です。一方のプレバイオティクスは、ビフィズス菌のエサになるもので、食物繊維やオリゴ糖などがあてはまります」○善玉菌が喜ぶ、体によい食材プレバイオティクス、プロバイオティクスに該当し、辨野特別招聘研究員がお勧めする食材は以下の通り。プロバイオティクスヨーグルト、乳酸菌飲料プレバイオティクス穀類/玄米、ひえ、あわいも類/さつまいも、やまいも、里いも豆類/大豆、おから、枝豆、あずき、きなこ野菜/かぼちゃ、にんじん、ごぼう、大根、れんこんきのこ類/しいたけ、しめじ、えのきだけ海藻類/ひじき、わかめ、昆布、めかぶ果物/りんご、バナナ、ほしぶどう辨野特別招聘研究員はヨーグルトを摂取する際に、食物繊維とオリゴ糖を含むバナナ、オリゴ糖を含むはちみつ、さらに豆乳・乳酸菌飲料などをヨーグルトとミキサーにかけて飲んでいるという。プロバイオティクスとプレバイオティクスによる相乗効果で、"菌活"を効率よく行っているというわけだ。多くの"ミラクルパワー"を秘めている善玉菌を増やしてくれる食材を毎日摂取することで、手軽に健康的な体づくりに励んでみてはいかがだろうか。写真と本文は関係ありません○筆者プロフィール : 辨野 義己(べんの よしみ)理化学研究所イノベーション推進センター辨野特別研究室特別招聘研究員。専門領域は腸内環境学。腸内細菌のDNA解析によって新しい最近を多数発見。腸内細菌と病気との関係を掘り下げて研究するとともに、ビフィズス菌や乳酸菌の健康効果をメディアなどで発信している。著書「一生医者いらずの菌活のはじめ方」・定価: 1,320円(税別)・発行: 株式会社マイナビ・200ページ
2014年08月15日(画像はイメージです)「特定保健用食品」と腸内細菌叢食事のように食べることによって、お腹の調子を整えることから「特定保健用食品」として厚生労働省が表示を認めているものがあります。特定保健用食品でお腹の調子を整えるのは食物繊維、オリゴ糖などの多糖類とビフィズス菌や乳酸菌の生菌です。特定保健用食品を取ることによって、お腹の調子を整えることができ、その結果ダイエットにつながる場合もあります。腸内細菌叢を正常化すると、悪い菌が出す毒素が減ることと、良い菌が出す腸の運動に役立つものが増えることから、お腹の調子がよくなるとの説が有力です。しかし、腸内細菌叢の変化がどのようにして起こるかの研究は少ないのが現状です。性別によって同じ食事でも腸内細菌叢の変化は異なるテキサス大学のDaniel Bolnickたちは食事による腸内細菌症の変化に対する性別の影響を動物実験で検討した結果がNatureに掲載されました。食事の種類によっては、同じ食事を与えても腸内細菌叢の変化に性差があるものがありました。腸内細菌叢の変化による、体調の変化も同じでした。腸内細菌叢の変化に性差がある原因に関しては今回の実験では分かりませんでした。ホルモンによる影響が関係している可能性があると推定しています。▼参考・Individual diet has sex-dependent effects on vertebrate gut microbiota.Nature Communications 5, Article number: 4500 doi:10.1038/ncomms5500
2014年08月03日(画像はプレスリリースより)花粉症に効くアロマオイル(株)マインが展開する、国産のナチュラルコスメブランドの「ゼミド」は、これからの季節、花粉症に効く、オリジナルのブレンドアロマオイルの「ノーズレスト」を販売しています。ノーズレストは花粉症だけでなく、咳にも有効だということです。4種類の香りノーズレストには鼻づまりや、咳に効く「ユーカリ」だけでなく、頭をすっきりさせる「ペパーミント」、免疫力アップが期待できる「ティーツリー」、リラックス効果で知られる「ラベンダー」の4つの香りを配合しています。花粉症対策としてのアロマオイル最近では、花粉症対策としてアロマオイルを使用することが一般的に知られるようになりました。「ノーズレスト」以外にも、目がかゆいとき、鼻づまりを押さえるとき、頭が重いときなど用途にわけでアロマオイルを使い分けると有効なようです。また、使用方法もマスクに数滴たらす、お風呂に数滴入れるなどさまざまです。ゼミドではさまざまアロマオイルが販売されています。用途に合わせて、試してみるのもいいかもしれませんね。【参考サイト】▼美容Press▼国産ナチュラルコスメケアブランド ゼミド
2014年02月13日東北大学は1月9日、卵の元になる細胞の増殖が止まらなくなって腫瘍を形成する突然変異体をショウジョウバエで見つけ出し、その変異体で異常の起きた遺伝子を突き止めたところ、ヒトの遺伝性免疫不全疾患である「無ガンマグロブリン血症(XLA)」の患者で機能不全を起こしている遺伝子「Btk(Bruton’s tyrosine kinase)」の相同遺伝子「Btk29A」であることが判明したと発表した。成果は、東北大大学院 生命科学研究科の山元大輔教授、濱田-川口典子博士研究員らの研究チームによるもの。研究の詳細な内容は、1月17日付けで米科学誌「Science」に掲載された。ヒトの体は成人では60兆ともいわれる多種多様で多数の細胞によって組み立てられている。これらの細胞を生み出すのが増殖能力を持った幹細胞だ。幹細胞の増殖能力が低下すると病気やけがで失われた細胞を補充することができなり、逆に過剰に増殖すると腫瘍化してしまう。必要な細胞を必要なだけ確実に生み出す仕組みの解明は、組織の再生とがんの抑制の双方にとって必須の課題だ。また改めて説明するまでもないが、ヒトの体は卵と精子の合体から始まる。その卵は、前述した幹細胞の1種で、女性の卵巣にある「生殖幹細胞」が増殖を重ねて作り出したものだ。通常の細胞は母細胞から2つの娘細胞に分裂する時、娘細胞はどちらも母細胞と同じだが、幹細胞は少々異なる。生殖幹細胞を例に挙げても、2つに分裂する時、片方は卵(男性の場合は精子)になることが運命づけられた細胞になり、もう片方は母細胞と同じ生殖幹細胞になるという具合だ。今回研究チームがショウジョウバエから発見した遺伝子Btk29Aは、その機能が失われた突然変異体ではメスが不妊になってしまう。その原因を解明するたに突然変異体の卵巣の観察が行われたところ、例外なく生殖細胞(卵細胞とその姉妹細胞)の腫瘍が生じていることが確認された。生殖細胞はすべて「卵巣小管」の付け根に2~3個存在する「一次生殖幹細胞」に由来する。一次生殖幹細胞が分裂してできた2つの細胞の内、一方は元の一次生殖幹細胞と同じものとなって"無限"増殖を行い、もう一方は4回の分裂で増殖を終了して卵細胞を生み出すよう運命づけられた細胞、つまり「二次生殖幹細胞」になる。Btk29A遺伝子が突然変異によって働かなくなると、この二次生殖幹細胞が"無限"増殖するようになって、卵巣腫瘍が生じてしまうというわけだ。卵巣小管の"外枠"を作っている一部の非生殖細胞(体細胞)は、生殖幹細胞が"暴走"しないようにさまざまな司令を送って制御している。この体細胞の"ゆりかご"は「ニッチ」と呼ばれている。Btk29A遺伝子はこの"ゆりかご"を構成するエスコート役の細胞で働いているのだが、突然変異体では暴走抑止のブレーキが故障した状態にあるため、二次生殖幹細胞の無限増殖がひき起こされてしまっていたというわけだ。そもそもBtk29A遺伝子はどのような役割を担っているのかというと、同じ名前のタンパク質、Btk29Aを生み出すことで機能を果たす。Btk29Aタンパク質は標的のタンパク質に「リン酸基」を付加して活性化する酵素「チロシンキナーゼ」だ。卵巣ニッチでの標的を探したところ、さまざまな組織の発生・再生、またがん化などで増殖を制御することの知られているタンパク質「βカテニン」が標的となっていた。ヒトにおいて、Btkがβカテニンをコントロールしていることが合わせて確認されている。βカテニンは2つの機能を持ったタンパク質だ。隣り合った細胞同士はタンパク質「カドヘリン」でお互いに接着する。このカドヘリンは細胞膜を貫いて細胞外と細胞内に突き出ている、カドヘリンの細胞内の部分に結合して、細胞の接着と膜の裏打ち構造とを制御するのが、βカテニンの機能の1つだ。もう1つの機能は、細胞の核内で遺伝子の調節領域にほかのタンパク質と共に結合し、その標的遺伝子からの情報の読み出しを促進する転写因子としての機能である。転写因子としての機能は、細胞外からやってくる信号分子(「Wnt」と総称されるタンパク質)によって活性化される。今回の研究によってBtk29Aがβカテニンの150番目のチロシン残基をリン酸化することが明らかになった。こうして「チロシンリン酸化」を受けると、βカテニンは細胞膜の裏側から細胞質に離脱しやすくなることも判明している。そして細胞質に増加したβカテニンは核に移動し、転写制御を行うというわけだ。150番目のチロシンがリン酸化されると、βカテニンの転写活性化能が約6倍高まることも今回の実験で判明している。今回、"ゆりかご"の細胞でBtkが直接βカテニンを活性化すると、これが司令を出すサインとなり、幹細胞の増殖にブレーキがかるという仕組みが確認された。これは、無脊椎動物からほ乳類に至るまで幅広い動物に共通した増殖抑制の仕組みであり、組織の再生誘導や、各種がんの抑制などに新たな道を開く可能性を秘めた発見といえるとしている。
2014年01月17日レディー・ガガが、フルヌード写真を公開し、それに続いて過食症と拒食症の過去を告白するために下着姿の写真も披露した。先日来、激太りしたと報道されているガガだが、今回まず、手にタバコを持って足を組みつつも全裸でトイレに座った姿を自身のウェブサイト「littlemonsters.com」に公開している。写真集「レディー・ガガ×テリー・リチャードソン」でタッグを組んだテリーが撮影したものだそうで、写真と共に「レディー・ガガ、無修正#2」という意味深なキャプションを載せている。最近25ポンド(約11キロ)太ったと語っているガガは、続いて同サイトに激太りへの批判に反論する形で、下着姿の写真も公開。「私は15歳のときから過食症と拒食症に同時に苦しんでいるの」と綴っている。また、フランスで同性婚が合法化される見通しとの報道を受け、自身も同性婚を支持するとガガは訴えている。「同性婚は普通にありえることだと思うの。だから認められるべきよ。なかなか平等っていうわけにはいかないけど、でも、もし私たち全員が自由に愛し合うことが可能になれば、平等が達成されると思うわ」。さらに、ローマ教皇ベネディクト16世が同性婚のことを欠陥があり社会にとって悪影響があると批判したことに対しては、クリスチャンではない視点からガガは「教皇の発言は全クリスチャンが信じていることと同じではないと思うわ。教皇本人だけの見解よ」と批判している。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マチェーテ・キルズ 2014年3月1日より新宿バルト新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2012 Vrelonovama LTD
2012年09月27日株式会社ディノスは、6月8日にディノスオンラインショップ内に、特集サイト「熱中症予防アイテム大集合」を設置する。省エネに配慮した商品の紹介などを通じ、熱中症予防に取り組む国民運動「熱中症予防声かけプロジェクト」に協力していくという。同社は、5月に環境省等の行政と民間企業が一体となって、熱中症予防に取り組む「熱中症予防声かけプロジェクト」の賛同会員になった。同プロジェクトは「温度に気を配ろう」「飲み物を持ち歩こう」「休息をとろう」「栄養をとろう」「声をかけあおう」の5つの声かけがテーマ。夏の電力供給不足に対し、大規模な「節電生活」が求められる中で、熱中症にかかる人をなくすために「ひと涼み」という日本らしい習慣を世の中に広げていくプロジェクトとなっている。同社では、「熱中症予防声かけプロジェクト」の活動の一環として、ディノスオンラインショップにて特設サイト「熱中症予防アイテム大集合」を設置した(紹介・販売するアイテムは、効果効能を保証するものではない)。主に、ファッション、食品、生活雑貨を中心に約400アイテムを紹介する。特集サイトで紹介・販売するアイテムは「暑さに負けない熱中対策水レモン味1ケース(500ml×24本)」価格3,528円(税込み)、「冷感持続ネッククーラーマジクールフィット同色2本組」価格1,398円(税込み)など。アイテムは今後も追加予定とのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月11日花粉症の方は対策をしたり、ケアを進めている方は多いのではないでしょうか。花粉症は、2~5月の間に発症されると言われていますね。スギやひのきなど植物の花粉が原因のアレルギー性の病気です。去年までは大丈夫だったのに、突然発症することも。鼻水や鼻づまり、くしゃみや目のかゆみ、肌荒れ、充血など体の粘膜の部分に現れるものでとってもつらいもの。マスクや眼鏡をして万全にしていてもなかなか効き目がなかったり、せっかくメイクをしてもいつの間にかカピカピな状態でメイク自体することが苦痛でもありますよね。■花粉症に効くテクニックとは?そこで花粉自体を取り込まないケアをすることももちろん大切ですが、他にも花粉症の症状を抑える方法があるのです。そこでみなさんがいつも行っている「入浴」が大切なポイントになるのです。花粉症は免疫の機能ととても大きな関わりがあって免疫が低下して、体の中に花粉という異物が入ってくると過剰な反応が起こってしまってアレルギーが発生しやすくなります。そこで免疫力を上げるポイントなのが体の体温を上げたときに生まれるタンパク質です。この特殊なタンパク質は「ヒートショックプロテイン」といわれるものなのですが、熱から体を守るため発生するといわれています。このタンパク質は体の弱っている細胞を治そうとしたり、疲れを回復させてくれる役割をもっているのです。したがって花粉と戦うためにもこのタンパク質を生み出すことがポイントなのですね。それには毎日お風呂につかり体の奥にある深部体温を38度くらいに上げ、体の芯から温めることでこのタンパク質は生み出されます。したがって毎日の入浴を楽しみながら、体の芯から温まり花粉症をしっかり撃退しましょうね!
2012年03月19日食べても食べても太らない、やせの大食い、……そんな体質の人がいます。なぜそのような体形でいられるのでしょうか。また、大食いと過食症はどう違うのでしょうか。心療内科の専門医で野崎クリニック院長の野崎京子先生にお話をうかがいました。■やせの大食いになることはできるのか?やせの大食いの人の体質について、野崎先生はこう説明します。「ヒトの体質は千差万別でさまざまな要素がありますが、基礎代謝量が違う、胃が大きい、胃の伸び縮み具合が大きい、胃下垂である、食べたものが胃から腸にストンと移りやすくて栄養吸収がされにくい、体外へ排出されるまでの時間が短い、血糖値が上がりにくい、それに、満腹感を覚えていないなどの特性が考えられます」――満腹感を覚えないとはどういうことでしょうか。「食事をするとだんだんおなかが大きくなって、『これ以上は食べられない』という限界を脳が感じとるのですが、その感覚が薄いということです。脳が『満腹だ、もういい』という指令を出さないので、どんどん食べることができるわけです。その間、胃は膨張しながら食べ物を受け入れていると考えられますが、この場合は、精神不安など何らかの病気だという可能性もあります」――やせの大食いに年齢は関係しますか?「大きく関係します。やせの大食いは若い人に見られる特性です。栄養吸収がよい、余分なものを排出する力が高い、代謝能力が高いので脂肪が筋肉に変わりやすいなど、まさに若さの特権ですね。家族や身内に、おなかがぽってり出ている中年以上の人がいらしたら、昔の体形や体重について尋ねてみてください。きっと、『昔はやせていた。何を食べても太らなかったのに』と言う人が多いと思います。人間はおおよそ、年齢とともに代謝の量が落ちて行き、徐々に脂肪がつきはじめます。それは自然なことなんです」(野崎先生)――努力をしたら、やせの大食いのような体質に変われるのでしょうか。「ほとんど無理です。まだ若いし可能だろうと思い、水を飲んで胃を大きくしようとする人がいますが、胃は中身がなくなるとまた元の形に縮みます。仮に胃を大きくしたとしても、やせの大食いにならずに大食漢になって、代謝不良で肥満になるか、栄養吸収の面でバランスを崩して病気になるかのどちらか、あるいは両方でしょう」(野崎先生)■おう吐や精神的不安を伴う場合は過食症また、野崎先生は、過食症と大食いの違いについて、次のように説明します。「過食症は、神経性大食症という病気です。この場合、食べ過ぎたあとに自分で嘔吐(おうと)する、下剤を飲んで出すなど、食べ過ぎたことを打ち消す行動を伴います。同時に、ひどく後悔するなどの精神的不安もあります。体重は正常範囲です。基本はやせたい願望の反動にあたる行動で、拒食症も合併して拒食と過食を繰り返す摂食障害の場合もあります。また、むちゃ食い障害という、打ち消しの行為をとらない病気もあります。過食症同様に強い自己嫌悪を感じます。大食いの場合は、打ち消す行動や、不安を伴ったり悔やむことなどはありません。食べることに充実感を覚えながら、太っていくのが普通です」――つまり、食べ過ぎたことを打ち消す行動をとる、自己嫌悪に陥るときは過食症ということですね。どう対策をすればいいのでしょうか。「『自分は自分に甘い大食いだ』などとひとりで悩まずに、早いうちに精神科か心療内科の医師に相談してください。過食症では?と自覚することなど、適切な治療が必要です」(野崎先生)――過食症になると、体にはどう影響するのでしょうか。「拒食のときはダイエットに成功している気分になって精神的には元気な様子になりますが、反動で過食になると、うつの症状が出ることが多いんです。食べ方を人に見せたくない、食後に吐く行為を見られたくないなどで家族とも一緒に食事をしないようになり、人付き合いや仕事でも弊害が出てきます。この病気が重くなると、歩けないほど弱ってくる、生死の境をさまようこともあります。軽く考えないこと、また、隠したり自己解決したりしないことが大事です」(野崎先生)――健康的なやせの大食いとはあり得ないのでしょうか。「ダイエットをしてがんばっている人たちは大勢いますが、中年以降になっても大食漢なのにやせているというのは自然ではありません。何らかの病気の可能性があるかもしれません」(野崎先生)やはり、適度な量の食事を、味わいながら食べるのが一番の健康のモトなのだといまさらながら確認しました。監修:野崎京子氏心身医学・ペインクリニック・麻酔科専門医。京都大学医学部卒。国立京都病院、大阪赤十字病院などをへて、現在、心療内科・ペインクリニックの野崎クリニック院長。著書に『心療内科女医が教える人に言えない不安やストレスと向き合う方法』(マガジンハウス1365円)がある。野崎クリニック:大阪府豊中市新千里南町2-6-12北大阪急行桃山台駅から徒歩7分TEL: 06-6872-1841藤井空/ユンブル)【関連リンク】【コラム】ロイヤルホストのパンケーキ食べ放題大食い記録に挑戦!【コラム】壮絶!高さ30cmのハンバーガーを食らう【コラム】独身男のやめられぬ食習慣!コンビーフのおいしい食べ方大研究!
2011年12月01日何を食べてもおいしい季節。でも、同じように食べても太りやすい人と太りにくい人がいるのはなぜなんでしょう?腸内に住んでいる細菌の種類によって、肥満になる確率が変わる、そんな驚きの研究結果があるそうです。どういうことなのか、平田雅子先生に詳しく伺ってみました。人間の胃腸管内には、その内壁を覆うように無数の細菌がすみついていて、これが「腸内細菌」といわれているものです。腸内細菌は、食物の消化吸収や免疫機能の強化・ビタミンの生成・中性脂肪・コレステロール・血糖の代謝促進など、さまざまな働きをしています。人間やマウスに住む腸内細菌は1,000以上の種類があり、「B類」か「F類」のどちらかのグループに属しています。そこで、太ったマウスとやせたマウスの腸内細菌B類とF類の割合を比べた結果、太ったマウスはB類細菌が50%以下と、非常に少ないことが分かったのです。この現象は人の場合も同様で、太った人ほどB類が少なかったとのこと。さらに研究者が、太ったマウスにカロリー制限を行い体重を減少させたところ、B類が増えると同時にF類が減ったそうです。また、細菌が全くない状態で飼育したマウスに、太ったマウスの腸内細菌を与えた場合と、やせたマウスの腸内細菌を与えた場合でそれぞれ飼育し、体重の変化を調べました。すると、太ったマウスの腸内細菌を与えたマウスの方が、体重が増加するという結果が出たそうです。これらの結果から、B類細菌が減ってF類細菌が腸内に増えると、食事からのカロリー回収率が高まり、肥満になりやすくなるのではないかと考えられています。現在の研究段階では、残念ですが肥満を解消する以外に、B類細菌を増やす方法は明らかにされていません。でも、栄養バランスの良い食生活を送り腸内環境を整えることは、ダイエット以外にも美容や健康の維持にも必要なこと。特に、食物繊維、オリゴ糖、酵素を含む食品は腸内環境を整えるためにオススメの食材です。普段の食生活に上手に取り入れてみてください。【関連リンク】人には言えない女子の悩み相談【ビューティ&ダイエット】ピルを飲んでカンジダになる?マリー先生の相談室【コラム】専門医の教え。重要なのは「順番」食べ順変えるだけダイエット!
2011年11月02日