シンガーソングライター・Sia(シーア)がケイト・ハドソンと、「シャンデリア」MVに出演したマディ・ジーグラーを迎え、初監督と原案・脚本・製作まで手掛けたポップ・ミュージック・ムービー『ライフ・ウィズ・ミュージック』。このほど、“映画監督”に初挑戦したSiaが、“Siaらしさ”を追求していく大変さと試行錯誤、その過程で支えになった大切な存在まで、アーティストとしての個性を発揮しユニークな試みで誕生した本作の裏側が明らかになった。孤独な主人公ズー(ケイト・ハドソン)の苦悩と成長が描かれるドラマシーンと、登場人物の心情を表現したカラフルでポップな音楽シーンを交錯させ、これまでにない映画を生み出したSia監督。ドラマシーンを構築していく背景には“大好きな映画”の存在があったそうで、「人々の感情をかき立てたかった。『フォレスト・ガンプ/一期一会』や『レインマン』、『ギルバート・グレイプ』のような映画が大好きで、それまであんなに素晴らしい作品を見たことがなかった。あの頃の気持ちが懐かしくて。そういった映画が今は少ないように思う。心が折れて、それでも立ち直る、という感じの映画を撮りたかった」と思いを語る。一方で、音楽シーンでは物語を進行させるために歌を使う従来の音楽映画やミュージカル映画とは違い、ミュージック(マディ・ジーグラー)の頭の中で繰り広げられる音楽世界を、リアルなストーリーに差し込みながら展開する斬新なスタイルで構築。その世界は1曲1曲が自己完結型のミュージック・ビデオのように構成され、キャラクターの心情を体感でき、さらにカラフルでポップな衣装やセットが観る者を魅了する。劇中、Sia監督が今作のために書き下ろした12曲ものオリジナル楽曲が使用されているが、実は当初、本作のためにオリジナル曲を作ることは想定しておらず、むしろ、彼女が気に入った既存曲を提案していたという。しかし、その考えを周囲に打ち明けると、「周りが(Siaが映画を作るのに)“バカじゃないの?”と言うから(笑)最終的に耳を傾けました」と、楽曲制作をすることに。主題歌「Together」さえも撮影の過程で書かれ、曲が完成してから再撮影をしたそうで、映画監督として“Siaらしさ”がつねに求められたことをふり返った。そして、その道のりのなか、Siaにとってかけがえのない支えになったのが、Siaが“大好きな映画”と公言している『フォレスト・ガンプ/一期一会』で主人公を演じたトム・ハンクスだった!「実は、トム・ハンクスが本作のファーストカットを見に来てくれて『皆はこの作品を好きになるか、嫌いになるかのどちらかだ』と言ったんです。そして、セカンドカットにも来てくれて『なんで前に見たときよりも、4倍も良くなっているんだ?』と言いました。たった1つの違いだけど。音楽シーンに登場する曲の歌詞をすべて変えていたんです。そして、キャストたちに(音楽シーンで)口パクをさせない方が賢明だと思って、リップシンクを排除することを決めました。なぜなら、それが、物語を伝えるために重要な部分だから」と、追求し続けることで極めることができたアーティスト・Siaらしい新しい表現と、その新しい試みを密かに支えてくれたトムの存在を明かしてくれた。『ライフ・ウィズ・ミュージック』はTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ライフ・ウィズ・ミュージック 2022年2月25日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2020 Pineapple Lasagne Productions, Inc. All Rights Reserved.
2022年03月01日世界的に注目を集めるシンガーソングライター・Sia(シーア)が初監督を務め、オリジナル楽曲でカラフルに彩る新体感ポップ・ミュージック・ムービー『ライフ・ウィズ・ミュージック』。映画公開を控え、Siaが素顔を出して応じたインタビュー映像が解禁、さらに本人役としてカメオ出演していることが分かった。解禁されたインタビューでは、ステージでは素顔を見せない“顔なきポップスター”であるSiaが、アーティストとしてではなく、映画監督Siaとして素顔を明かしており、キャスティング時の話やミュージックというキャラクターの源となった少年との出会い、そしてキャストやスタッフへの想いを語った非常に貴重な映像となっている。映画を作ろうと思い立つまでに15年も掛かってしまったというSiaは、様々な問題を抱えて生きる人々を陰日向になって助けたい、希望を与えたいという強い想いから本作の製作をスタートさせた。「私にわかっていたのは、このまま映画にしないでいたら煮え切らないまま死んじゃうぞってこと。映画監督になりたいわけじゃないし、もう映画を作る予定もない。私はこの映画が作りたかったのです」とその意思は固く、揺るがなかった。そんな作品への出演オファーを一番にしたのは、「シャンデリア」のMVで圧巻のダンスパフォーマンスを披露して話題を呼んだマディ・ジーグラーだった。そして主人公ズー役のケイト・ハドソンと隣人・エボ役のレスリー・オドム・Jr.は、SNSを駆使し独自の方法でキャスティング。また、マディが演じたイマジネーション豊かな自閉症の妹・ミュージックのモデルとなった少年とのエピソードも明かしている。音楽業界ではヒットメーカーであるSiaであっても映画は一筋縄ではいかなかったようで、「すごく怖かった。初めての試練のようなものだった」とその胸の内を吐露。「私が今までやってきた中で最高の仕事だった。一番大変だったし、一番有意義で、一番難しかった」と語り、支えてくれたキャストやスタッフに対して「この夢を実現するのを手伝ってくれて本当に感謝している」と声を震わせ、感極まり言葉を詰まらせながらも告白している。併せて、本作にSiaが本人役としてカメオ出演していることが明らかに。ズー役のケイトとの共演を果たしている。『ライフ・ウィズ・ミュージック』は2月25日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ライフ・ウィズ・ミュージック 2022年2月25日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2020 Pineapple Lasagne Productions, Inc. All Rights Reserved.
2022年02月24日素顔を見せることなくトップまで駆け上がり、“顔なきポップスター”と称されている世界の歌姫Sia。新体感ポップ・ミュージック・ムービーとして大きな反響を呼んでいる『ライフ・ウィズ・ミュージック』で、映画監督に初挑戦したことでも注目を集めています。今回は、いよいよ日本にも上陸する本作について、こちらの方にお話をうかがってきました。ELAIZAさん【映画、ときどき私】 vol. 458今回、主題歌であるSiaの「Together」を日本語で歌う日本版カバーソングアーティストを務めているELAIZAさん。女優業だけでなく、幅広いフィールドで才能を発揮している池田エライザさんが「ELAIZA」の名義で本格的なアーティスト活動を始めたことでも話題となっています。そこで、本作の見どころや音楽に救われたエピソード、歌手でもあるお母さまとの関係性などについて、語っていただきました。―本作では、孤独に生きる主人公のズーが自閉症の妹ミュージックと関わることで愛や希望を見出していく様子が描かれていますが、ご覧になったときはどのような印象を受けましたか?ELAIZAさん人間としてまだ完成していない未熟な者同士がお互いを補い合っていく姿を魅力的に描いている作品だと思いました。しかも、人が抱えている孤独とか寂しさというのは、ともすれば薄っぺらくなりがちな部分ですが、それをセリフや展開で見せるのではなく、ミュージックの頭のなかにある音楽や映像で表現しているのがSiaらしいなと。Siaだからこそ、これだけの完成度で映画として示せているんだと感じました。―現在は女優、歌手、映画監督などさまざまな活動を行っていますが、それぞれの観点によって本作の注目するポイントも違ったのではないでしょうか。ELAIZAさんいろいろなことをしているとそれぞれに垣根があるように見られがちですが、実はあるようでまったくなくて、ただ「表現する」というのが1本ある感じです。今回は、純粋に観客として楽しんでいる部分が大きかったですが、監督を経験したことがある人間からすると、自分自身の人生に起きたことを人に託すSiaの勇気はすごいなと。それはお互いに信頼関係があって、俳優たちがSiaを尊敬していなければ絶対にできないことですから。そういうところには、すごく感銘を受けました。Siaが叫んでくれるだけで安心できる―ELAIZA さんから見たSiaの魅力とは?ELAIZAさんいつも車のなかで歌っているほど、以前から大ファンなのですが、自分が日頃叫べないことを彼女が叫んでくれるだけで安心するところはありますね。あの声で張り上げてくれると、胸の暗いところが開けていくというか、明るく照らされていくような感じがするというか。苦しそうなのに、すごく希望を持った歌い方をしているので、本当に不思議な魅力を持っているのがSiaだと思います。私はそういうところが好きですね。―今回、主題歌の「Together」を日本語でカバーされていますが、実際に歌ってみて気づかされることもあったのではないかなと。ELAIZAさんSiaの曲なので簡単ではなかったですが、好きなお菓子を袋詰めしているときのようなワクワク感を味わえる言葉たちがたくさん並んでいたことと、音の運びがいいことにはすごく驚かされました。ただ、和訳したときに文章の並び方とか言葉の音とかは違ってくるので、日本語に合う柔らかさみたいなところはちゃんと出していけたらいいなと。日本語は強く歌えば歌うほど、いろいろな意味を持ち始めたりすることがあるので、それぞれの言葉にマッチする歌い方を探していく作業はすごく楽しかったです。―ご本人も聴いてほしい?ELAIZAさんそうですね。私の歌唱力がどうこうよりも、日本語バージョンを聴いてもらうことでSiaが日本にもこの映画が広がっていくのを感じてもらえるのなら、それはすごくうれしいです。音楽と関わっているときが一番イキイキしている瞬間―「ELAIZA」として本格的に音楽活動を始められたところですが、名前に込めた思いをお聞かせください。ELAIZAさん「サブスクで海外の人も見やすくなったらいいかな」と思っただけで、実は特に意味はないんですよね。実際、発表の何日か前に決めたくらいですから(笑)。―歌手であるお母さまの影響もあって、子どものころから幅広いジャンルの音楽を聞いて育ってきたそうですね。歌手活動をするなかで、改めてご自身にとって音楽はどういう存在だと感じていますか?ELAIZAさん自分が内側から輝くのを感じることもあり、私にとっては音楽と関わっているときが一番イキイキしている瞬間。いろいろな気持ちが溢れてくるので、普通に話をしているときには開けられない“蓋”を開けられるのが音楽の魅力だと思います。みなさんにとってもそうかもしれないですが、私とは切っても切れない関係ですね。―お母さまからは、先輩としてのアドバイスなどもあるのでしょうか。ELAIZAさんなかなか褒めてはくれないですね(笑)。でも、お母さんがいることで積極的に取り組もうと思えるので、「厳しくいてくれてありがとう」という感じです。ただ、私が出演している番組は全部見てくれているので、厳しいですけど、大好きでいてくれているんだなと。すごく仲がいいので、親友みたいな存在です。「生きてるだけで偉い」と思うようにしている―音楽に救われた経験はたくさんあると思いますが、いま頭に浮かんだエピソードといえば?ELAIZAさん中学生のときに、受験に落ちてしまった日のこと。山の上にあった学校からの帰り道で、目の前に真っ赤な夕日が広がっていたんです。ちょうどそのときに聴いていた曲の歌詞が、「陽は落ちても、明日はもっと明るい太陽が昇ってくるよ」みたいな感じで、それを聴いた瞬間に、すごく吹っ切れたんですよね。いまどれだけ悲しくても、明日には元気になるのっておもしろいなって。そこから、「1日以上落ち込むほどのことじゃないし、いままでもそういうのたくさん乗り越えてきたんだから、よし次行くぞ!」と思えたんです。知り合いのバンドマンが作った曲で世に出てない曲でしたが、そんなこともありましたね。あと、子どものときから好きなのは、スティーヴィー・ワンダーの「フォー・ワンス・イン・マイ・ライフ」。歌詞の意味がわからなくても心躍る曲なので、音楽の力を感じる1曲として、いまでもよく聴いています。―また、本作の主人公ズーは、自己肯定感が低く孤独な人物でしたが、共感するようなところはありましたか?ELAIZAさん日本は自己肯定感が低い人が多いと言われていますが、理由もなく低いとしたら、それほど恐ろしいことはないなと感じてます。私はどちらかというと意識的に上げているほうですが、やりたいことが全部自分の外側にあるので、あまり自分のことを考えていないというか、「生きてるだけで偉いじゃん!」と思うようにしています。努力していれば、自分の価値は見出してもらえるはず―劇中では、ズーがミュージックと出会うことで自分の存在価値を見つけていく過程も描かれています。職業的にもそういうことと向き合う瞬間は多いのではないでしょうか。ELAIZAさん存在価値というのは、 自分が意図しないほうへと転がっていくこともありますからね。でも、自分の存在価値を他人に押し付けるほど厚かましいことってないんじゃないかなって。ただ、努力することは好きなので、それを続けていれば、きっと信頼している人が自分の価値を見出してくれるとは思っています。―最初のほうに、歌手でも女優でも監督でも垣根はないとおっしゃっていましたが、創作活動の源となっているものは何ですか?ELAIZAさん思いついてしまうから、やるしかないんですよね(笑)。ただこの仕事が好きなだけで、その気持ちは小さいときに恐竜の図鑑を読んでいたときと何も変わらないかなと感じています。―ということは、やりたいと思ったらすぐ行動に移せるタイプ?ELAIZAさんいや、私はそんなに大胆ではないです(笑)。なので、ジワジワと地道に勉強してからするようにしています。映画を観ることで心を明るくしてほしい―昨年インタビューをさせていただいたときも、歴史や日本のことなど幅広く勉強されたいとおっしゃっていましたよね。ELAIZAさん東京オリンピックのときに、開会式の入場を見ていて、自分が知らない国がこんなにもあるのかと、打ちのめされてしまいましたから。まずは世界地図を覚えたいなと。そこから自分がいる国の状況や立場などを勉強して、身の丈を知っていけたらいいなと考えています。社会科の勉強からですね(笑)。―先が見えない時代のなかで、ズーのように自暴自棄になったり、悩みを抱えていたりする人も多いと思うので、最後にananweb読者へのアドバイスがあればお願いします。ELAIZAさんうまくいってないなと思っているときというのは、自分が変わらなきゃいけない瞬間やこれまでの価値観を否定しなければいけないこともあるので、その過程でつらい思いをすることはあるかもしれません。でも、映画を観ていると、そういう瞬間も含めて美しいと思えるので、『ライフ・ウィズ・ミュージック』のような映画から努力している人の美しさを感じて、自分自身も当事者であると感じられたらいいのかなと。それほど素晴らしいことはないと私は思っています。あとは、この作品のなかに盛り込まれている音楽シーンの映像は、純粋に心を明るく持ち上げてくれるので、そういう意味でもぜひ観てほしいです。私もがんばりますので、みなさんもがんばりましょう!そして、私の1stアルバム『失楽園』にも伝えたいことは込めているので、合わせて聴いていただけるとうれしいです。インタビューを終えてみて……。ブレることのない芯の強さがありつつ、天真爛漫な笑顔でその場を一気に明るくしてしまうELAIZAさん。お話をしているだけで、ポジティブな気持ちにさせていただきました。これからも溢れ出る才能から生み出される作品の数々が楽しみですが、まずは「Together」で披露している美しい歌声は必聴です。琴線に触れる珠玉の音楽と人間ドラマ自身の実体験を基にしたリアルな苦しみや痛みを描きつつ、唯一無二のアーティストであるSiaにしか表現できないカラフルな世界観で愛と希望を映し出している本作。Siaが放つ音楽と映像は、これまでにない映画体験とともに、誰もが抱える孤独に救いの手を差し伸べてくれるはずです。取材、文・志村昌美撮影・金井尭子(A.K.A.)ヘアメイク・豊田健治(資生堂)スタイリスト・カトウリサドレス¥81,400、グローブ¥23,100(共にANNA SUI/アナ スイ ジャパン03-6635-6470)ストーリーアルコール依存症のリハビリテーションプログラムを受けたズーは、祖母の急死により、長らく会っていなかった自閉症の妹・ミュージックと暮らすことになる。頭のなかではいつも音楽が鳴り響く色とりどりの世界が広がっているが、周囲の変化に敏感なミュージックとの生活にズーは途方に暮れていた。そこに現れたのは、アパートの隣人である優しい青年エボ。次第に3人での穏やかな日々に居心地の良さを覚え始めたズーは、孤独や弱さと向き合い、自身も少しずつ変わろうと決意するのだが……。目と耳を奪われる予告編はこちら!作品情報『ライフ・ウィズ・ミュージック』2月25日(金) TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開配給:フラッグ© 2020 Pineapple Lasagne Productions, Inc. All Rights Reserved.
2022年02月23日孤独な女性が自分の居場所を見つけるまでを描く、シンガーソングライター・Siaの初監督映画『ライフ・ウィズ・ミュージック』より、サウンドトラックMVが公開された。本作は、オリジナル楽曲でカラフルに彩る新体感ポップ・ミュージック・ムービー。本作のためにSia監督が書き下ろしたのは、全12曲。心の奥に孤独を抱えた主人公・ズー(ケイト・ハドソン)の苦悩と成長が描かれるドラマシーンに差し込みながら、妹・ミュージック(マディ・ジーグラー)の頭の中で繰り広げられる“イマジネーション豊かな音楽シーン”で奏でられる。また、歌詞とメロディは、“愛と希望”に溢れ、一曲一曲が自己完結型のミュージックビデオのように構成されていることが特徴。登場人物たちが、カラフルでポップな衣装を身にまとい、歌とダンスで心情を表現していく。今回公開されたMVでは、代表的な6曲の音楽シーンをピックアップ。ケイトが赤い世界で日々の喜びを歌う「1+1」からスタートし、マディがピンクの雲の中に浮かぶような姿で登場する「Best Friend」では、幻想的で浮遊感のあるサウンドにあわせて、ソウルフルで素敵な歌声を初披露。一方、ブルーの世界では、ストリングスを用いたダイナミックなサウンドに合わせて、愛する人を失った過去にケジメをつけ、“未来”を歌った「Beautiful Things Can Happen」では、レスリー・オドム・Jr.が美しい歌声とダンスを披露。ケイトとマディが交互に歌う爽やかでポップな「Could I Love With No Fear」、フラワーモチーフで彩られた荘厳な世界でマイクの前に立ったケイトが自分の居場所を見つけ前を向くズーの心の変化を熱唱する「Music」。ラストは、<明日への希望>と<信じてくれる人達=居場所>は必ず見つかるという本作のメッセージを込めた主題歌「Together」を監督自ら高らかに歌い上げる。『ライフ・ウィズ・ミュージック』サウンドトラックMV撮影をふり返ったケイトは、「ダンス、歌、基本動作の習得など、実際の撮影に入る前にやることが多くて、時間をかけてたくさん練習を積みました。でもそれが楽しい、ほかのスタッフやキャストと親しくなれるから。そういった前準備をして撮影に入ると、もうそこに全部ある。今までやってきた音楽は流れているし、ダンスも仕上がっている。小道具も、ライトも、衣装も全て揃っている。最高ですよ」と音楽シーンについて語っている。『ライフ・ウィズ・ミュージック』は2月25日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ライフ・ウィズ・ミュージック 2022年2月25日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2020 Pineapple Lasagne Productions, Inc. All Rights Reserved.
2022年01月17日2月25日(金)より全国公開される、世界屈指のアーティスト・Sia(シーア)が初監督を務め、オリジナル楽曲で彩られたポップ・ミュージック・ムービー『ライフ・ウィズ・ミュージック』。このたび、ケイト・ハドソン演じる主人公・ズーの歌唱シーンを含む本編映像が公開された。ステージで素顔を見せない“顔なきポップスター”として、世界的注目を集めるシンガーソングライター・Sia。楽曲はもちろん、パフォーマンスやMVに見られる卓越したセンスに定評がある彼女が、初の映画監督を務めた本作。原案・脚本・製作のベースは、かつて薬物やアルコール依存症に陥り、自殺を試みるほど絶望した自身の実体験だという。彼女を救ったのは、愛すべき友人と音楽だった。多くの苦しみを乗り越えてきた彼女の半生を主人公・ズーに託し“愛する”ことを学び、居場所や明日への希望を見出していく。Sia自身が投影された主人公・ズーを演じるのは、ケイト・ハドソン。周囲の人々との関わりの中で“愛”を知っていく、孤独な女性を全身全霊で熱演している。イマジネーション豊かな自閉症の妹・ミュージックを演じるのは、Siaの楽曲『シャンデリア』のMVで圧巻のダンスパフォーマンスを披露し話題を呼んだマディ・ジーグラー。隣人・エボを、大ヒットブロードウェイミュージカル『ハミルトン』でトニー賞最優秀ミュージカル俳優賞に輝いたレスリー・オドム・Jr.が繊細に演じている。今回、公開された本編映像では、「いい曲だね、歌ってくれ」というエボの提案で、急死した祖母が残してくれた思い出の“オリジナルソング”を歌うズーの姿が収められている。最初は冗談まじりに断るズーだが、エボのピアノ伴奏に「わかった」と頷き、光のように心を柔らかく包む歌声を披露。その歌詞に込められたメッセージ、そして歌を歌いながら固く閉ざしたズーの心が次第に優しく解きほぐされていく姿に心温まる。世界の歌姫Sia監督も「魂がもっていて艶がある、そこがいいんだ」とハドソンの歌声を絶賛。エボ役を演じるオドム・Jr.も、「ズーとエボの関係性についてはケイトがリードしてくれて、撮影現場をおおらかで温かくしてくれたのもケイトでした」と振り返り、歌のシーンでもお芝居のシーンでも余すことなく“女優魂”を披露していたハドソンへのリスペクトを語った。さらに、ハドソン自身も「歌う時はかすれを抑えてフルボイスで歌うのが好きで、声を鍛えようと日頃からボーカルトレーニングに励んでいました。年を重ねると特にそうですが、自分の音域を失わないために筋肉を鍛えておく必要があります。それは歌いながら覚えていきました」と、歌唱シーンに挑んでいた思いを明かしている。『ライフ・ウィズ・ミュージック』2月25日(⾦)公開
2022年01月16日世界的注目を集めるシンガーソングライターSiaが初監督をつとめた『ライフ・ウィズ・ミュージック』の公開日が2022年2月25日(金)に決定し、特報映像と新ビジュアルが解禁された。本作は、ミュージック・ビデオ総生回数70億超え(※フィーチャリングで参加した曲、楽曲提供した曲も合算)、合計でグラミー賞には9回のノミネーションを果たし、ステージでは素顔を見せない“顔なきポップスター”として知られる世界的シンガーソングライター・Sia(シーア)が自身の実体験を基に、初の映画監督にして原案・脚本・製作まで手掛けた新体感ポップ・ミュージック・ムービー。多くの苦しみを乗り越えてきた自身の半生を主人公ズーに託し、“愛する”ことを学び、居場所や明日への希望を見出していく感動のドラマを珠玉のミュージックシークエンスで描き、第78回ゴールデングローブ賞では最優秀作品賞、周囲の人々との関わりの中で“愛”を知っていく孤独な主人公ズーを全身全霊で熱演したケイト・ハドソンは最優秀主演女優賞にノミネートされている。Siaにとっての“救い”である音楽そのものをイメージした、イマジネーション豊かな自閉症の妹・ミュージックを演じるのは、Siaの楽曲「シャンデリア」のMVで圧巻のダンスパフォーマンスを披露し話題を呼んだマディ・ジーグラー。ズーに優しく寄り添う隣人・エボ役には、大ヒットブロードウェイミュージカル「ハミルトン」でトニー賞最優秀ミュージカル俳優賞に輝いたレスリー・オドム・Jr.。Sia自ら才能に惚れ込みキャスティングした実力派キャストたちが脇を固める。特報映像では、Siaが本作のために書き下ろした12曲のうち、主題歌である「Together」にのせて色とりどりでイマジネーション豊かな世界が広がる。「愛と音楽が、明日への光」というキャッチコピーと共に、孤独に生きるズー(ケイト・ハドソン)が、祖母の急死により、長らく会っていなかった自閉症の妹・ミュージック(マディ・ジーグラー)と暮らしながら、隣人のエボや周囲の助けを借りて明日への希望を見出すドラマシーンと、〈愛〉と〈希望〉と〈驚き〉に満ちた、カラフルでポップな音楽シーンが交錯。この音楽シーンは、ミュージックの内面世界を映し出す表現手法として使われており、これまでの映画の概念にとらわれない新体感の映像体験となっている。併せて解禁されたポスタービジュアルは、ズーがカラフルなビニールプールにミュージックとエボを誘いながら、平穏なひとときを過ごしている姿をエモーショナルに表現。生きる希望を失っていたズーが“愛する”ことで得られる幸せに気づく、心温まるワンシーンである。また、本作の世界観が垣間見える新場面写真6点も解禁。Siaの自伝的な要素が盛り込まれているリアルな現実ドラマ、色鮮やかで陽気で風変わりな音楽世界、その間を行き来するSiaの独特な世界観が滲み出た場面写真となっている。さらに、本作をいち早く鑑賞したクリエイター勢からも絶賛コメントが到着。「SMAP」、「関ジャニ∞」、「Superfly」らに人気アーティストに歌詞を提供するほか、「チャットモンチー」、「Awesome City Club」などプロデュースも手掛ける作詞家・音楽プロデューサー・作家のいしわたり淳治は「映像の美しさ、登場人物たちの豊かな表情、温かい物語、そして音楽。どこを切り取っても溢れんばかりに愛が詰まっている」、また星野源や「Perfume」のMVを手掛ける映像作家の関和亮は「登場人物全てが愛おしい。圧巻の音楽と映像表現。Siaの世界にどっぷり浸れる新しい映画の誕生。人々が支え合うにはどうしたらいいのか?一つの答えがこの映画にあります」とそれぞれ本作を称賛している。『ライフ・ウィズ・ミュージック』は2022年2月25日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ライフ・ウィズ・ミュージック 2022年2月25日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2020 Pineapple Lasagne Productions, Inc. All Rights Reserved.
2021年12月17日世界屈指のアーティスト・Sia(シーア)が初監督を務め、オリジナル楽曲で彩られたポップ・ミュージック・ムービー『MUSIC(原題)』が、邦題『ライフ・ウィズ・ミュージック』として2022年2月より日本公開されることが決定した。ステージで素顔を見せない“顔なきポップスター”として、世界的注目を集めるシンガーソングライター・Sia。楽曲はもちろん、パフォーマンスやMVに見られる卓越したセンスに定評がある彼女が、初の映画監督を務めたのが本作。さらに自身による原案・脚本・製作のベースは、かつて薬物やアルコール依存症に陥り、自殺を試みるほど絶望した実体験。彼女を救ったのは、愛すべき友人と音楽だった。多くの苦しみを乗り越えてきた彼女の半生を主人公・ズーに託し“愛する”ことを学び、居場所や明日への希望を見出していく。Sia自身が投影された主人公・ズーを演じるのは、ケイト・ハドソン。周囲の人々との関わりの中で“愛”を知っていく、孤独な女性を全身全霊で熱演。第78回ゴールデングローブ賞コメディ / ミュージカル部門で最優秀主演女優賞にノミネートされている。イマジネーション豊かな自閉症の妹・ミュージックを演じるのは、Siaの楽曲『シャンデリア』のMVで圧巻のダンスパフォーマンスを披露し話題を呼んだマディ・ジーグラー。良き友人にして発想の源でもあるマディが、Siaにとっての“救い”である音楽そのものをイメージした、重要な役で確かな存在感を発揮。隣人・エボ役には、大ヒットブロードウェイミュージカル『ハミルトン』でトニー賞最優秀ミュージカル俳優賞に輝いたレスリー・オドム・Jr.。ズーに優しく寄り添う親切な青年を繊細に演じた。本作のためにSia自ら書き下ろしたのは全12曲。力強いメッセージを込めた楽曲の数々は、周囲の変化に敏感なミュージックの脳内で色とりどりに奏でられる。幻想的な音楽シーンでは、3名のキャストがダンスパフォーマンスを披露するとともに、エモーショナルな歌唱を披露。リアルな現実ドラマとSia独自のカラフルでポップな音楽シーンが交錯する斬新な構成によって新たな体験が待ち受ける本作は、海外メディア「Variety」で「音楽と映像の素晴らしさに加え、メッセージ性を伴ったこれまでの映画とは一線を画す特別な映画」と称賛され、第78回ゴールデングローブ賞ノミネート最優秀作品賞(コメディ / ミュージカル)にノミネートを果たしている。『ライフ・ウィズ・ミュージック』2022年2月公開
2021年11月11日米国半導体工業会(Semiconductor Industry Association:SIA)は、2016年1月5日(米国時間)、2015年11月度の世界半導体売上高(3カ月移動平均)を前年同月比3%減、前月比0.3%減の288億8000万ドルと発表したが、地域別では、統計を取り始めてから初めて中国での半導体売り上げが、世界の他地域を抜いてトップに躍り出た。最近、半導体消費国として急成長する中国が注目されているが、減速経済の中で今後ともトップの地位を維持し成長を続けられるか注目される。SIAは過去数十年に渡り、世界市場を米州欧州日本日本を除くアジア太平洋の4地域別に分割して集計してきたが、今後の中国市場の急成長を見こして2015年3月からは、米州欧州中国日本中国・日本を除くアジア太平洋地域の5地域に分割して集計をとっている。かつて世界市場でシェア52%を誇ったことのある日本は、大陸別集計の中で唯一別格扱いのままであるが、昨春から中国も別格扱いになった。2015年11月度の地域別半導体売上高は、中国86.8億ドル(前年同月比+5.3%)、日本・中国を除くアジア太平洋地域(具体的には台湾・韓国・シンガポール・マレーシアなどを指す)85.2億ドル(同-4.1%)、米州60.7億ドル(同-7.1%)、欧州29.3億ドル(同-8.0%)、日本26.8億ドル(同-8.6%)。前年同月比で成長を遂げたのは世界中で中国だけだった。日本はこのところ連続して最下位。なお、日本市場の売上は円ベースで換算すると前年比3.6%減の約3283億円となった。
2016年01月13日