EXILEが待望のアルバム『STAR OF WISH』を3年ぶりにリリースする。しかも全国ドームツアーも実現と、嬉しい限り。それを記念して橘ケンチさん、黒木啓司さん、関口メンディーさんの3人を緊急取材!橘ケンチEXILE THE SECONDのパフォーマーとしても活躍する橘ケンチさん。EXILEとして3年ぶりにニューアルバムをリリースする今の心境をこう語る。「EXILE THE SECONDとしての活動は、同世代のメンバー6人、自由に音楽を楽しむ雰囲気があるんですけど、やはりEXILEに帰ると背筋が伸びる。その歴史や名前を背負うことの使命感や責任感、EXILEという鎧の重みを改めて感じています」9月からはアルバムと連動した全国ドームツアーもスタートする。「今は各々が準備をしている段階で、僕の場合はライブをしっかりやり切るための体力を強化しているところです。筋トレも続けていますが、やっぱり絶大な体力をつけるためには走るのが一番だなと。EXILEのライブは1公演につきマラソン1回分くらいのカロリーを消費するので、トライアスロンができるくらいの体力をつければ、ライブも楽になる気がして。5kmを20分で完走することを目標に、今走り込んでいるところです」体作りのために毎朝生野菜を摂っているという橘さん。今号が腸活特集であることを伝えると…。「そうだ、腸にはもずくがいいらしいですよ。それをテレビで見てから僕も毎日もずくを食べているんです。あと、毎朝生たまごを2個飲むことも日課。たまごは最高の栄養バランスらしいんですけど、火を通すと洗い物が出て面倒くさいので。究極の時短です(笑)」忙しい毎日の中、体作りと同様に大事にしているのが読書の時間。「読書は体ではなく、脳を動かして自分と向き合う作業。読んでいると落ち着くし、頭もスッキリするんです。最近読んだ本の中で一番痺れたのは北方謙三さんの『血涙』。男としての闘争本能をかきたてられる作品で、どんどんその世界に引き込まれていくんです。久しぶりに心が震えました」関口メンディー現在、EXILEとGENERATIONSを兼任している関口メンディーさん。EXILEに加入して、およそ4年。『STAR OF WISH』は、関口さんにとって、2作目のアルバムとなる。「今作は、自分もメンバーでありながら、すごく楽しみにしていた部分があったんです。今年2月から『EXILE FRIDAY(毎月1回、6作連続で新曲をリリースしたプロジェクト)』で、どんどん新しい楽曲ができあがって、これがアルバムになるんだと思うと、わくわくしてきて。表現できる音楽のジャンルが幅広いところも、EXILEならでは。なかでも僕はやっぱり、EXILEの王道の男気とか迫力っていうものが詰まっているリード曲の『Heads or Tails』が、踊っていてめちゃくちゃアガります」ニューアルバムと連動したドームツアーについては、「僕は、EXILEのなかでは新メンバー。後輩として一生懸命やるっていうのは当然、の意識を持っています。ベストなパフォーマンスをお見せできるようにリハーサルに集中しますので、その間ファンのみなさんには、アルバムをたくさん聴いたり、MVを繰り返し見て振付を覚えたりしていただいて、ライブで一緒に盛り上がりたいですね。あと2か月ありますから。宿題ですよ(笑)」ところで関口さんといえば、先日、プロ野球の始球式で、133km/hの剛速球を披露し、選手や観客をどよめかせて大きな話題に。「高校まで野球をやっていた身としては、珍しい数値ではないんですけど…。本当は140km/h出したかったので、ちょっと悔しいくらい。でも、新聞に取り上げていただいたおかげか、この間もタクシーの運転手さんに『始球式の人ですよね』って言われて。多くの人に知ってもらえるきっかけになったのは、ありがたいですね」黒木啓司「ATSUSHIくんが海外留学をするときに、『次は、ひとりひとりがオールスターのような気持ちで集まりましょう』と言ってくれました。それから約2年、それぞれが努力を重ねて新しいエンターテインメントを追求し、その成果を持ち帰って生まれたのが新曲『Heads or Tails』や、新しいアルバムです。久しぶりにみんなで集まったときは、クリエイティブな部分はもちろん、人としての成長を互いに感じられて、楽しかったです」と話す、黒木啓司さん。新アルバムに収録されている「My Star」では、リリックビデオのプロデュースを担当した。「3年ぶりとなる、グループにとっても大切なアルバムで、EXILEの王道のひとつであるバラードを手がけられたことは、ありがたかったです。今、ファンの方が求めるものを考えながら、作詞をしたATSUSHIくんの描く男女の物語を映像にしています。ファンタジックな世界を作るために女性監督を起用したり、登場人物はあえてシルエットのみで撮影を行いました。幻想的な雰囲気を楽しんでもらえると嬉しいです」最近では、映像だけでなく、九州発のエンターテインメントプロジェクトを手がけるなど、プロデューサーとしても活躍している。「20代はがむしゃらに突っ走り、30代前半は経験を重ね、物事が少しわかるようになりました。そして30代後半になって“自分に何ができるのか”と考え、生まれ育った九州で地域密着型のエンターテインメントを地元の人たちと作りたいと思ったんです。そのために、今はできるだけ多くの人に会って意見を聞いたり、勉強をしたりと動き回っています。故郷の宮崎にいた頃はライブなどが遠いものに感じていたので、自分が九州へ行くことで、少しでも身近に感じてもらえたら嬉しいですね」たちばな・けんち9月28日生まれ、神奈川県出身。7月31日まで新宿ビームスジャパンにて、選書などを紹介する「たちばな書店」のコーナーを開設。せきぐち・めんでぃー1月25日生まれ、アメリカ出身。’12年、GENERATIONSのメンバーに。’14年からEXILEと活動を兼任。くろき・けいじ1月21日生まれ、宮崎県出身。EXILE、EXILE THE SECONDのパフォーマーとして活動。俳優としても活躍。3年ぶりとなるオリジナルアルバム『STAR OF WISH』は7月25日発売。アルバムと連動した全国ドームツアーも9月15日の京セラドームを皮切りに全国7都市で開催決定。※『anan』2018年7月25日号より。写真・YASUNARI KIKUMA(symphonic)スタイリスト・葛西“JUMBO”克哉ヘア&メイク・水野明美(H.M.C/橘さん、黒木さん)米持冬花(JYUNESU/関口さん)取材、文・菅野綾子重信 綾保手濱奈美(by anan編集部)
2018年07月19日約4年半前、ananの表紙を飾ってくれたあのOne Directionのメンバー、ナイル・ホーランがソロシングルをリリース!大人のアーティストへと成長した彼に会ってきました。――ソロアーティストとして久しぶりに来日し、どんな気持ち?ナイル:初めて来たときは高層ホテルから見る東京の夜景の素晴らしさに度肝を抜かれるほど感動したんだけど、その後も日本に来るたびに何か新しい感動があるよ。美しい風景や食べ物だけでなく、日本にしかないものが心地よくて。例えば、他の人を思いやり、リスペクトする文化は本当に素敵だと思う。そういえば、初来日のときのことだけど、いまも忘れられないシーンがあるんだ。――え、なんでしょう?ナイル:初めてのイベントで、ファンの子たちが曲の合間に静かになるので面食らったんだよ。でもそれは曲をじっくり聴くだけでなく、MCも聞き漏らしたくないという真剣さの表れなんだよね。とくにアカペラで『ストリート・オブ・マイ・ライフ』を歌ったときの心地よい静寂は、いまも忘れられない。――なるほど。日本人は盛り上がり下手、みたいに思われているんじゃないかと心配なんですが。ナイル:そんなことないよ!確かに初めは、僕らのステージだけそうなのかなと思っていたんだけど、たまたま同時期に来日していたザ・ヴァクシーンズのライブを観に行ったら全く同じだったから安心した。他のどこの国とも違う日本の《文化》だから大切にしてほしい。――ありがとうございます。ところで昨晩は何を食べたんですか?ナイル:A LOT LOT OF SUSHI!(笑)食べすぎるほど食べたよ。日本の人は、ほんの少しずつ食べるけど、僕らは大盛りにしてもらって、オオカミのようにどんどん食べた。全部おいしかった。失恋したら、曲を書くと立ち直りが早い。――ソロとして2曲のシングルをリリースされましたが、両方の歌詞は実体験に基づくものですか?ナイル:特にそういうわけでもないかな。アルバムに向けて歌詞よりもサウンド面でやりたいことがたくさんあったから、あの2曲は’80年代のロックのテイストを取り入れて作り、後から歌詞を乗せたんだ。――『スロー・ハンズ』は仕草がセクシーな女性像を描いているけど、もしや好きなタイプ?ナイル:うーん、どうかな(笑)。僕の好みでいえば、華やかで自信満々で押しの強い子よりも、かわいらしくて飾らない子のほうが好き。――好きになると正直に気持ちを伝えるほうですか?ナイル:そう!すぐに告白するよ。それが良くもあり悪くもありで、いまはガールフレンドがいないという(笑)。でもまだ24歳だし、自分の恋心には素直に従いたいと思ってるよ。――もし失恋したら、どんな方法で立ち直るんですか?ナイル:(即答で)曲を書く!だから音楽活動が、僕の助けになってる。――そういう作品が聴けるソロデビューアルバムが楽しみです。ナイル:うん。今年中には聴いてもらえると思うよ。その前にサードシングルも予定している。ロンドンに戻ったら、プロデューサーのグレッグ・クルスティン、彼はアデルの『ハロー』を手掛けたすごい人なんだけど、彼とシングルを仕上げる予定なんだ。――曲作りはどんなふうにやってるんですか?ナイル:書こうと思うと浮かばないから、ひとりでリラックスしているときにギターを弾きながら、かな。そういう時間のほうが、感情豊かな歌詞が浮かんだり、いいギターのリフが出てくるんだ。レコーディングはLAとロンドンで半々ずつ録っている。ロスのスタジオはザ・ビーチ・ボーイズが名盤『ぺット・サウンズ』を作った場所と聞き、歴史の重みを感じたよ。※『anan』2017年9月27日号より。写真・YASUNARI KIKUMA取材、文・北條尚子(by anan編集部)
2017年09月23日