意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。 今回のテーマは「政治倫理審査会」です。政治家の責任追及をする新たな仕組みが必要。「政治倫理審査会(政倫審)」とは、政治倫理確立のため、議員が行為規範や法令に著しく違反し、政治的道義的に責任があるかどうか審査し、勧告を行う機関です。’76年に世界的な汚職事件「ロッキード事件」が明るみになり、’83年、田中角栄元首相に有罪判決が下りました。これを機に政治家の倫理が問われ、疑惑に対して自らが語り、説明責任を果たす場として、’85年、衆参両院に政倫審が設置されたのです。政倫審委員の3分の1以上が申し立てて過半数の賛成を得るか、議員本人が自ら申し出れば開催できます。ところが、’96年まで一度も開かれたことはありませんでした。最初に開かれたのは加藤紘一議員の共和汚職事件です。総合商社「丸紅」と鉄骨加工メーカー「共和」の架空取引が摘発され、元北海道開発長官の阿部文男議員が逮捕されました。関係を指摘された加藤議員が、嫌疑を晴らしたいと手を挙げ開かれました。その後は’98年の山崎拓議員の泉井事件、’01年の額賀福志郎元防衛庁長官のKSD事件などで開催。国会の証人喚問で嘘をつけば偽証罪に問われますが、政倫審に罰則はなく、偽証罪も適用されません。出席も拒否することができ、原則非公開です。’02年、公設秘書給与流用疑惑の田中眞紀子議員は「テレビ中継しても構わない」と言い、政倫審がメディアで大変注目されました。今回、自民党の政治資金パーティを巡る裏金事件では、80名以上の自民党議員が関わっていましたが、政倫審への出席を拒否した人もいました。出席してもシラを切るばかりで、なんの追及にもならなかった印象です。ロッキード事件以降、幾度も議論をしてきたはずですが、日本には政治家が事件について説明責任を果たしたり、国民が望むような形で捜査が進むような仕組みがないことがよくわかりました。今こそ、「政党法」のような形で、政党がやるべきことは何か、政党に所属している議員はどう金を扱うべきかを明記する必要があるのではないでしょうか。政治団体に寄せられたお金は、税金ではありませんが、ほぼ全て公金と捉えていいと思います。だからこそ使う側の責任はとても重いのです。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2024年5月8日‐15日合併号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2024年05月07日株式会社ハーバー研究所は、細かなミストで全身を潤す『HABAスムースボディミスト』を、2024年6月20日(木)より、通信販売(オンラインショップは11:00頃更新予定)および全国のショップハーバーにて数量限定で発売いたします。すっきり気持ちの良い使用感でべたつきのないサラっとした肌に『HABAスムースボディミスト』は、細かなミストで広範囲にスプレーできるボディ用化粧水。贅沢に配合された美容液成分*1が肌のバリア機能を守るので、汗をかきやすく、かゆみが出やすい夏のボディケアにおすすめです。爽快感をもたらすメントール*2も配合、すっきり気持ちの良い使用感でべたつきのないサラっとした肌に整えます。逆さまでもスプレーできるので背中など手の届きにくいところも簡単ケア。天然精油*3によるレモンの香りが爽やかに広がります。≪商品概要≫商品名:HABAスムースボディミスト容量・価格:200mL1,980円(税込)商品特長:◎細かなミストでふわっと広範囲にスプレーできるボディ用化粧水。みずみずしい潤いで肌を包み込み、滑らかなボディに整えます。◎ヒアルロン酸などの美容液成分*1をたっぷり配合、肌のバリア機能を守ります。紫外線ダメージによってバリア機能が低下し、汗の刺激でかゆみが生じやすい夏の肌におすすめのアイテムです。◎爽快感のあるメントール*2を配合。すっきり気持ちの良い使用感でべたつきのないサラっとした肌に整えます。◎逆さまでもスプレーできるボトルを採用。好きな角度で使用できるので、背中など手の届きにくいところも簡単にケアできます。◎すっきりと爽やかなレモン精油*3の香り。使用方法:清潔なボディに適量をスプレーしてください。※なくなり次第終了となります。*1 加水分解ヒアルロン酸、オリーブ葉エキス、グリチルリチン酸2K、ワイルドタイムエキス(すべて皮膚コンディショニング成分)*2 清涼成分*3 レモン果皮油(香り成分)(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:プレスリリース
2024年04月30日株式会社ハーバー研究所(所在地:東京都千代田区)は、細かなミストで全身を潤す『HABAスムースボディミスト』を、2024年6月20日(木)より、通信販売(オンラインショップは11:00頃更新予定)および全国のショップハーバーにて数量限定で発売いたします。『HABAスムースボディミスト』は、細かなミストで広範囲にスプレーできるボディ用化粧水。贅沢に配合された美容液成分*1が肌のバリア機能を守るので、汗をかきやすく、かゆみが出やすい夏のボディケアにおすすめです。爽快感をもたらすメントール*2も配合、すっきり気持ちの良い使用感でべたつきのないサラっとした肌に整えます。逆さまでもスプレーできるので背中など手の届きにくいところも簡単ケア。天然精油*3によるレモンの香りが爽やかに広がります。『HABAスムースボディミスト』1,980円(税込)≪商品概要≫商品名 :HABAスムースボディミスト容量・価格:200mL 1,980円(税込)商品特長 :◎細かなミストでふわっと広範囲にスプレーできるボディ用化粧水。みずみずしい潤いで肌を包み込み、滑らかなボディに整えます。◎ヒアルロン酸などの美容液成分*1をたっぷり配合、肌のバリア機能を守ります。紫外線ダメージによってバリア機能が低下し、汗の刺激でかゆみが生じやすい夏の肌におすすめのアイテムです。◎爽快感のあるメントール*2を配合。すっきり気持ちの良い使用感でべたつきのないサラっとした肌に整えます。◎逆さまでもスプレーできるボトルを採用。好きな角度で使用できるので、背中など手の届きにくいところも簡単にケアできます。◎すっきりと爽やかなレモン精油*3の香り。使用方法:清潔なボディに適量をスプレーしてください。※なくなり次第終了となります。*1 加水分解ヒアルロン酸、オリーブ葉エキス、グリチルリチン酸2K、ワイルドタイムエキス(すべて皮膚コンディショニング成分)*2 清涼成分*3 レモン果皮油(香り成分)≪無添加主義(R)≫ハーバーは創業以来「肌に必要なものだけを補い、肌本来の働きを助ける」という「無添加主義(R)」を貫き、その理念をすべての化粧品に反映しています。ハーバー 5つの無添加<SNS公式アカウントで情報発信中!>LINE公式アカウント: Instagram: X(旧Twitter): Facebook: YouTube: ■お客様からのお問い合わせ先ハーバー研究所フリーダイヤル:0120-82-8080URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月25日国内外から絶大な支持を集める漫画家・伊藤潤二の初の大規模な個展『伊藤潤二展 誘惑』が4月27日(土)~9月1日(日)、世田谷文学館で開催される。1963年生まれの伊藤潤二は、歯科技工士として働きながら、雑誌『ハロウィン』の新人漫画賞「楳図かずお賞」に、後にデビュー作となる『富江』を初投稿し佳作を受賞。以降もホラー漫画を基軸として『首吊り気球』『死びとの恋わずらい』『うずまき』などを発表する。特に、ある小さな町で人間が“うずまき化する”異変を描いた『うずまき』では、奇想天外のアイデアやストーリー、美しい作画などでホラー漫画の枠を超えて広く話題を呼んだ。《うずまき》2010年©伊藤潤二/小学館SF小説や楳図かずおらの漫画に影響を受けながら、時にシュルレアリスティックな独自の作風は、海外でも人気が高い。2019年には『フランケンシュタイン』でアイズナー賞(正式名称:ウィル・アイズナー漫画業界賞)の「最優秀コミカライズ作品賞」を受賞。2021年には『地獄星レミナ』で「最優秀アジア作品賞」、『伊藤潤二短編集 BEST OF BEST』が「Best Writer / Artist部門」を同時受賞。その翌年には『死びとの恋わずらい』で通算4度目の受賞を果たしている。また、2023年にはアングレーム国際漫画祭で「特別栄誉賞」を受賞した。今回の展覧会では、デビュー作の『富江』をはじめ、『うずまき』『死びとの恋わずらい』『双一』などのシリーズ漫画ほか、かつて見た夢からアイデアを展開した『首吊り気球』の自筆原画に、本展のために描き下ろした新作も公開する。フィギュア原型師・藤本圭紀が手掛けた『富江』の新作フィギュアも登場する。《死びとの恋わずらい》1997年©ジェイアイ/朝日新聞出版人間の本能的な恐怖心はどこから来るのか。また、恐怖を表現しながらもその過剰さからユーモアに転じるなど、その世界観に魅了される。漫画の展覧会でも定評のある世田谷文学館にぜひ駆けつけたい。<開催概要>『伊藤潤二展誘惑』会期:2024年4月27日(土)〜2024年9月1日(日)会場:世田谷文学館 2階展示室時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)休館日:月曜(4月29日、5月6日、7月15日、8月12日は開館)、4月30日(火)、5月7日(火)、7月16日(火)、8月13日(火)料金:一般1,000円、65歳以上・大高・65歳以上600円、中小300円※5月10日(金)は65歳以上無料、5月15日(水)は「国際博物館の日(5月18日)」を記念して無料公式サイト:
2024年04月19日UV対策と肌のひきしめケアをかなえるUVミストプロ仕様化粧品を開発・製造・販売する株式会社まごころ総合美容が、独自の化粧品ブランド「熟酵」から「リフトUVミスト」を4月25日に発売する予定だ。「熟酵」は、カリスマエステティシャンとして1万人以上の肌をケアしてきた同社代表取締役の長嶋まさこ氏が、「エステの感動を届けたい!」という想いから誕生した化粧品ブランドで、2017年からショップチャンネルと同社公式オンラインショップで販売されている。今回、同化粧品ブランドから、UV対策と肌のひきしめケアをかなえるUVミスト「リフトUVミスト」を発売する予定。SPF50+/PA++++の国内表示基準最高レベルの紫外線防御効果があるほか、肌のひきしめ成分が「熟酵」史上最多(2024年4月現在)の131種も配合されている。最先端美容成分で顔や体、髪までケア「リフトUVミスト」には乳酸桿菌やヒアルロン酸Na発酵液やサッカロミセス、加水分解コラーゲン、加水分解エラスチン、ローヤルゼリーエキスなどの独自処方「リフトUVモイスチャー」を採用。最先端美容成分で顔や体、髪までケアすることが可能だ。また、リフレッシュラベンダーの香りとなっており、エステ級の“リフレッシュ&スキンケア”をひと吹きで届ける。(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:報道用資料
2024年04月18日お兄ちゃんと一緒に、ミストを浴びることを楽しむ1歳1カ月の男の子をご紹介!ママがスプレーボトルからミストを噴射すると……!?ミストに酔いしれる1歳児♡ミストが大好きな1歳1カ月のオズくん。お兄ちゃんと一緒にミストを浴びると……顔面全体でミストを満喫したあと、「ほわぁ~」と、とびきりの笑顔♪ そして、2回目のミストを浴びると……唇を尖がらせて、ミストを堪能しています。3回目のミストには……恍惚の表情♡そして、いよいよラストミストです!オズくんは、ついにミストを吸い込みました!こんなにかわいいリアクションが見られるなら、何回もミストを出してしまいますね。 動画のコメント欄には、 「かわいい! 最高の癒やし」「頭のほわほわおけけにミストがついていて、かわいい♡」「弟くんにミストが届くまでに、若干タイムラグがあるのがまたかわいい!」 と、オズくんの反応に心奪われる人がたくさん♪ 子どもたちの笑顔に癒やされますね。オズくんはミストの幻想的な雰囲気と、気持ちよさを全身で感じている様子♪ 暑くなってくるこれからの季節、皆さんもミスト遊びで楽しんでみてはいかがでしょうか。 画像提供・協力/@senzu_familyさん
2024年04月17日“瞬感ミストUV”に限定の香り登場花王株式会社が展開する日焼け止めブランド「ビオレUV」の「 アクアリッチ アクアプロテクトミスト」より、数量限定の香り「アクアリッチ アクアプロテクトミスト マジックアワー」が2024年4月6日に発売される。2023年のヒット商品!その秘密は!?「ビオレUV アクアリッチ アクアプロテクトミスト」は、ポータブル発想で開発されたミストタイプの日焼け止め。SPF50・PA++++の国内最高レベルの高い紫外線カット力を持ちながら、ひと吹きで微細なミストがムラ無く密着する手軽さが支持され、2023年2月の発売以来数々のアワードを獲得したヒット商品だ。振る必要が無く逆さにしても使えるため、手の届きにくい背中など全身のUVケアが簡単に。ベタつきを残さないため、髪や頭皮のケアにも活躍する。専用のクレンジングは不要で、せっけんで落とせるのも嬉しい。心地良い香りにふわりと包まれてこの春登場する限定の香りは、“空がとけあうひと時。”がコンセプト。レモンやリーフィーグリーン、ジャスミン、パチュリなどの澄んだ香りを重ねた深みのある香りが、いくえにも織りなすマジックアワーの情景を想わせる。(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:報道用資料
2024年04月02日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「自民党政治刷新本部」です。問題は派閥ではなく、資金管理の透明化。政治資金パーティをめぐる裏金問題を受けて、自民党は「政治刷新本部」を立ち上げ、政治資金の透明性を高めること、派閥は「政策集団」として、政治資金パーティを認めず、人事への関与を認めない。違反が明らかになれば、派閥の解散や活動休止を求めることを案として取りまとめました。今回の事件で、岸田派、安倍派、二階派、森山派は解散を決めました。しかし、本来、派閥は政策集団だったはずです。1988年、リクルート事件で政治と金の問題が顕在化し、政治不信が広がりました。それを解消するため、自民党は翌年「政治改革大綱」を策定。そこには派閥の弊害の除去と解消への決意が盛り込まれていました。政策研究のために集い、派閥を作ること自体は問題ではありません。資金の透明性がないことが問題です。独立した第三者的な立場が資金を管理し、政治に関わる金は全てデジタル決済にして記録を残せば、解決します。派閥の解散は問題のすり替えで、煙に巻かれたような気がしてなりません。裏金問題は、中央政界だけでなく、東京都江東区長選での、柿沢未途衆議院議員の買収事件でも発覚しました。2019年参院選での河井夫妻選挙違反事件も記憶に新しい。現状、検察は、裏金が何に使われたかよりも、誰の指示で配られたのかを立証しようとしていますが、政治家が直接関与した裏付けは取れず、会計責任者だけが立件され、派閥のトップや幹部クラスは無傷です。政治刷新本部のメンバーも、安倍派の10人中9人はパーティ収入を収支報告書に記載しなかった疑いがありますし、岸田首相が本部長を務めているというのも妙な話です。本当に刷新するつもりならば、事件に関与した疑いのない人が指揮を執るべきでしょう。なぜ裏金が必要になるのかというと、既得権を守るためです。政界も各業界も、権力を持つ同じメンバーが長年その立場を牛耳ることにより、本来あるべき、公正で自由な競争を制限してきました。結果、新しい産業が生まれず、日本の経済は30年以上停滞し続けています。政治改革は、その国の成長と大きく関わっていることを私たち有権者は自覚しなければなりません。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2024年3月6日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2024年03月02日ロート製薬の日焼け止め「スキンアクア」から「スーパーモイスチャー UVライトアップスティック」と「スーパーモイスチャー UVミスト」が2024年4月20日(土)から全国のドラッグストア、バラエティショップほかで発売される。日中も手軽にUV対策できる新形状日焼け止め「スーパーモイスチャー UVライトアップスティック」は、外出先でも手を汚さずに直接塗ってサッと馴染んでくれるスティック型の日焼け止め。室内でも太陽光でも綺麗に見えるパール効果で、自然に明るい白玉肌を復活させることができる。「スーパーモイスチャー UVミスト」はふんわり軽いミストで、日中も気軽にUVカットしながら肌に潤いを与えることができるアイテム。塗りにくい背中、首の後ろや髪にもサッと使うことができ、べたつかない軽い使い心地が特徴だ。詳細スキンアクア スーパーモイスチャー UVライトアップスティック SPF50+ / PA++++ 19g 1,078円スキンアクア スーパーモイスチャー UVミスト SPF50+ / PA++++ 60ml 1,470円発売日:2024年4月20日(水)取扱店舗:全国のドラッグストア、バラエティショップほか※2月5日(月)より順次、一部店舗を除くイオン、ウエルシアグループ、ドン・キホーテ、並びに、Amazon、楽天24、LOHACOにて先行発売。
2024年03月01日柔らかな曲線で魅せる【yurari-pendant1】優しさを感じる不規則な円が美しいネックレス。つや消し加工された金の風合いが心地よく、埋め込まれた6石のダイヤをより一層引き立てます。nokim公式HPより楕円の輪は縦35.4mm×横12.7mmの大きめサイズ。主張しすぎないデザインだからコーディネートの邪魔をせず、性別問わず身につけやすいのもうれしいポイントです。nokim公式HPよりnokim公式HPよりぽってりフォルムが可愛らしい【maromi-pendant1】ぽってり、ぷっくり……。そんな言葉が出てきそうな丸みをおびたフォルムは、可愛らしさ満点。360度丁寧につや消しされたフォルムは美しく、甘すぎない上品な印象を与えます。nokim公式HPより細く長いチェーンと丸みペンダントの組み合わせも魅力的。気負わず、普段の装いにプラスしてみてはいかがでしょうか。nokim公式HPより指に沿う、あたたかみ【conscious to body-ring3】指を優しく包み込むようなラインに一石のダイヤモンドが輝きます。左右非対称な丸みで個性を出しつつも、ナチュラルな雰囲気で身につけるシーンを選びません。nokim公式HPより人差し指や薬指などにつけるのはもちろん、ピンキーリングとして身につけるのもおすすめ。どの指にもしっくり馴染むから、気分に合わせて指先のおしゃれを楽しめそうです。nokim公式HPよりnokim公式HPよりSHOP INFOnokim(ノキム)Instagram:nokim_jewelry公式HP:nokim(文:うえたみさと/取材協力:nokim)
2024年02月25日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「能登半島地震」です。通信手段を失い、幹線道路は1本。半島ゆえの難題。元日に能登半島で起きた大地震。発生後1か月経っても、地震活動は活発で注意が必要な状態が続いています。災害時には僕はLINE IDを公開し、「発信支援の必要な方は連絡を」と呼びかけています。地震発生直後に約230件が届きましたが、今回はどの情報が本当に支援を必要としている方からなのかを精査する必要がありました。情報が古かったり、厚意で転送してくださったXなどSNS上のヘルプ要請も真偽の判断がつかないものがありました。インプレッションを増やすために偽の住所を書いて助けを呼ぶ投稿が多数アップされていたからです。直接連絡の取れた方の情報をもとに現地入りしましたが、道路が分断され車が入れないところは徒歩で山を越えなければいけませんでした。今回、支援の初動が遅れた理由の一つは、情報インフラが途絶えてしまったことです。山中では、電波の入る場所を必死に探す人たちに大勢会いました。震央に近い穴水町は、役所に災害対策本部を立てたものの、通信障害により県庁とのホットラインが使えなくなっていました。NHKですら中継基地局が電力不足で放送不可に。被害状況を伝えることも、災害の全体像を掴むこともできない状態でした。僕も知り合いの議員らに窮状を訴え、ある議員の働きかけで、スペースX社の衛星通信サービス「スターリンク」を能登に提供してもらえることになりました。もう一つ、今回ネックになったのは、半島という地理的な理由です。東日本大震災も熊本地震や西日本豪雨も、大きな災害でしたが周辺自治体からすぐに支援に入ることができました。しかし能登半島の北端は金沢からも約140km、東京から静岡ほどの距離があります。幹線道路は1本しかなく途中で寸断されました。海岸線は地形が変化し、接岸できる場所が限られ、船で海から支援に入るのも難しい状況でした。被災したのは、高齢者の多い過疎の僻地で古い家屋が多く、倒壊を免れませんでした。同じような問題を抱える地域は全国にたくさんあり、都市とは違う防災のあり方を考えなければなりません。能登半島地震は、地方が抱える問題を集約した災害といえます。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2024年2月21日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2024年02月17日美しい髪のためにクラシエ株式会社(ホームプロダクツカンパニー)は2月8日、ヘアケアブランド「いち髪」のスタイリングシリーズから「つやつやストレート和草ミスト」を発売すると発表した。近年、多くの女性が「つや感」のあるストレートヘアを理想としている。しかし、ストレートヘアはスタイル崩れが目立ちやすく、「髪の乱れが気になる」という悩みも少なくない。そのため同社では、理想のスタイリングを行いながら髪のダメージを補修および予防する「いち髪スタイリングシリーズ」より、つやつやストレートな仕上がりを叶えるミストを開発、発売に至った。発売は2024年3月29日を予定している。つやつやをキープ「いち髪」の新商品「つやつやストレート和草ミスト」は、一日中つやつやストレートな髪をキープできる処方を行っている。また、ヘアスタイル崩れの原因は髪へのダメージであることにも着目し、「純・和草プレミアムエキス」を配合することでダメージ補修と予防も実施。髪が乱れても手ぐしでスッと元通りになるスタイルキープ力を楽しめるアイテムとなっている。香りは「みずみずしく可憐に咲く山桜満開の香り」となっており、パッケージにも山桜をイメージした日本の伝統色「淡紅色」を採用している。同社では新たな商品を加え、今後も本質的な美しさや自分らしさを楽しめるように人々の幅広いニーズに応えていきたいとしている。(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:報道用資料
2024年02月14日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「自民党パーティ券裏金問題」です。裏金ルートを生み出さないため、デジタル化を!自民党の派閥の政治資金パーティをめぐり、裏金問題が事件化されました。本来、政治家への企業、団体からの献金は禁止されています。代わりに政党助成制度として、人口に250円を乗じた総額を議席数、得票総数に応じて、各政党に政党交付金として分配する仕組みを作りました。けれども今、政治資金パーティという名目で、企業などからまとまったお金を受け取れる抜け道が出来上がってしまっています。政治資金パーティは、自民党に限らず、野党も開催しています。収支報告書には、1回20万円以下の支払いは不記載可。しかし、20万円は決して少額ではありません。また、政治資金の現金でのやり取りをいまだに容認している先進国は日本だけです。他国はクレジットカードか小切手のみで、金の往来を明瞭にしています。もう一つ問題なのは、収支報告書がいまだに手書きで、あとでPDFファイル化すれば構わないということ。やり取りがデジタル化されれば、不明瞭なお金はすぐにわかります。収支報告をオンラインで簡単に行えるフォーマットがあるにもかかわらず、国会議員が関係する政治団体の2022年分の収支報告書がオンラインで提出されたのは6%以下でした(日経新聞調べ)。前明石市長の泉房穂さんは「選挙にお金がかかるというのは嘘。人々に響く政策を演説できれば有権者は選んでくれます」と話していました。政治学者の岩井奉信(ともあき)さんも「本来お金はかからなくて済むものなのに、かけている現状がある」とおっしゃっています。裏金の問題を今後生み出さないためには、政治資金のデジタル決済一本化、収支報告書は共通のデジタルフォーマットを使用。また、地域の企業もお金で政治家を動かそうと考えない。有権者は政治と金の問題に慣れきってはいけないと思います。アメリカでは、政治の透明性を高めるために、ロビー活動は登録制にして、誰が誰に陳情したかわかるようにしています。日本人は、個で動くことが苦手で、コミュニティの中のしきたりを変えようとすると異端視されがちです。けれども、組織隠蔽のようなことからは抜け出さないと前に進めないと思います。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2024年1月24日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2024年01月20日ananで連載中の堀潤&五月女ケイ子「社会のじかん」の特別編。いよいよ本格的に始まる、「移民との共生社会」について、堀潤さんが解説します。いよいよ本格的に始まる、移民との共生社会コロナ禍が一段落して、人の移動が激しくなりました。2024年は街の景色として「海外の人が増えたな」というのを実感し始める年になると思います。日本人の人口は14年連続で減少しており、’23年1月時点で前年に比べ約80万人減、1968年以降最大の減少数、減少率です。47都道府県全てで減少に転じたのは初めてのことでした。この流れはこれからも続き、日本の総人口が1億人を切る未来も考えなければなりません。少子高齢化が進み、社会保障費の増大は避けられません。’23年夏に発表された’21年度の社会保障給付費は過去最高の138.7兆円。国の年間予算が106.6兆円でしたから、驚く金額です。財政赤字を膨らませながら、社会保障も回していかなければならないことになります。そんななか、海外から日本に転入する外国人の数が急増しています。3か月以上日本に滞在する外国人住民は約300万人、コロナ禍で一時減りましたが、3年ぶりに増加しました。政府は、生産年齢人口の減少と労働力不足を外国人労働者を受け入れることで解決しようとしています。これは、実質的には移民政策です。そのための在留資格として、’18年に「特定技能」を創設。特定技能外国人を受け入れる深刻な人手不足が認められた分野は、介護、ビルクリーニング、建設、造船、自動車整備、航空、宿泊、農業、漁業、飲食料品製造業、外食業など多岐にわたります。さらに、スタートアップへの投資も強化しており、今後も一層、海外からチャンスを求めて、技術者など大勢の人が転入してきます。国立社会保障・人口問題研究所によると、2067年には人口の約10%が外国人になると推計されており、東京都に次いで、大阪府や愛知県で外国人の数が増えています。これまでは、特に外国人労働者を多く雇用する“工場のある街”に外国人住民が集まっていましたが、これからは大都市近郊の街でも、当たり前のように目にするようになるでしょう。外国人住民は、国籍も肌の色もさまざま。文化も生活スタイルも異なる人々を同じ街の住民として、きちんとコミュニケーションをとる努力をしなければ、疑心暗鬼を生み、やがては暴力に発展しかねません。9月には埼玉県川口市でトルコの少数民族クルド人と住民のトラブルがありました。ただ、一部の乱暴な外国人がいたとしても、それが全てではありません。SNS上のデマを信じ、偏見を持っていては分断が深まるだけです。日本は、本当の意味での“内なるグローバル化”を進めなくてはいけないと思います。ごみの捨て方から、公民館の使い方、自治会の再編成なども必要になるでしょう。外国の人と話すときには、易しい日本語を使うことも心がけたいですね。もしも自分が海外に移住したら、その街の人にどう接してもらえたら安心して暮らせるのか。外国人というだけで、疎まれたり差別をされたら、憎しみの気持ちが湧いてしまいます。逆の立場をぜひ、想像して接してみてください。外国人住民にないのは選挙権だけ、私たちと同じように税金や社会保障費を支払います。日本の暮らしを底支えする隣人であるということを忘れないようにしましょう。五月女ケイ子解読員から一言NYではどんな職業にも外国人がいるイメージ。仏料理に日本人シェフがいるように、寿司職人に外国人が普通にいるようになったら、“ローカルグローバル”が進んだと感じられそう。みんな同じ人間として見ることが大事ですね。KEY WORD:人口減少と外国人の流入増人口減少に歯止めがかからない状況が続く日本。’23年1/1時点の住民基本台帳をもとに総務省がまとめた国内に住む日本人は、1億2242万3038人。前年に比べ80万523人、2009(平成21)年をピークに14年連続、調査を始めた1968(昭和43)年以降で最も減った。一方、外国人住民は前年の270万4341人に比べ、28万9498人増加。出典/総務省ほり・じゅんジャーナリスト。『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX)などに出演中。スーダンを取材した写真展「#BlueForSudan」が2024年1月14日まで宮城県・多賀城市立図書館(9:00~21:30TEL:022・368・6226)にて開催中。そおとめ・けいこイラストレーター。雑誌や書籍、広告で活躍。オンラインストア「五月女百貨店」では、楽しいオリジナルグッズを多数販売。カレンダーやポチ袋も好評発売中。使える面白LINEスタンプも各種展開している。※『anan』2024年1月3日‐10日合併号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子取材、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年12月31日肌ラボから、2024年春スキンケアとして「白潤」シリーズが新登場。2024年3月16日(土)から発売される。“ちゅるもち肌”を叶える「白潤」シリーズ肌ラボより、凹凸がなくなめらかで透き通った素肌を叶える「白潤」シリーズが新登場。「薬用美白化粧水」「薬用美白乳液」「薬用美白ジェル」の3製品が発売される。美白&肌荒れ予防をWで叶えるいずれも共通のキー成分として、肌にたっぷりのうるおいを与える「ヒアルロン酸」を配合。また、美白有効成分「ホワイトトラネキサム酸」や新たなニキビ・肌荒れ予防の有効成分「アラントイン」も配合した。シミ・赤みのもとになる炎症を抑え、肌の凹凸といった傷ついた組織を修復することで、透明感のあるうるおった“ちゅるもち肌”を叶えることができる。使用感の良いオイル状のうるおい成分「スクワラン」も独自技術で配合。うるおい保持力が高いだけでなく、毎日使いたくなる心地よいテクスチャーなのも嬉しいポイントだ。詳細肌ラボ 2024年春スキンケア「白潤」発売日:2024年3月16日(土)価格:肌ラボ 白潤 薬用美白化粧水 170ml 814円<医薬部外品>肌ラボ 白潤 薬用美白化粧水ポンプ 400ml 1,518円<医薬部外品>肌ラボ 白潤 薬用美白乳液 140ml 814円<医薬部外品>肌ラボ 白潤 薬用美白ジェル 100ml 1,210円<医薬部外品>【問い合わせ先】ロート製薬 お客さま安心サポートデスク(2024年2月29日まで)TEL:06-6758-1272(受付時間:9:00~18:00 ※土・日・祝を除く)ロート製薬コミュニケーションコール(肌ラボ)(2024年3月1日9:00開通)TEL:0120-503-610
2023年12月22日夫婦は、愛と信頼関係によって成り立つもの。パートナーを人として思いやり、リスペクトし合う関係性が、理想といえるでしょう。2023年11月6日、お笑いトリオ『ネプチューン』の名倉潤さんが投稿したのは、まさに『夫婦愛』という言葉がぴったりな写真でした!名倉潤&渡辺満里奈の『ラブラブペアルック』に反響同月4日に、55歳の誕生日を迎えた名倉さん。当日は残念ながら仕事があったため、翌5日に、自身の家族や友人家族に誕生日会を開催してもらったのだとか!Instagramに投稿された写真には、大切な人たちに祝福されて嬉しそうにする名倉さんと、妻であり、タレントの渡辺満里奈さんの姿が。名倉さんは誕生日ケーキだけでなく、素敵なプレゼントをもらったそうです。渡辺さんが用意したプレゼントが、一体なんだったのかというと…!そして奥さんのプレゼントはお揃いのセーター令和のバカップルとても嬉しかったです奥さん家族には感謝しかありません。本当に日頃から友達家族、スタッフ、応援してくださってる皆様にも感謝しかありませんゴーゴーおっさん頑張りますnagrat1968ーより引用※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る Jun Nagura(@nagrat1968)がシェアした投稿 なんと、渡辺さんが贈ったのは、ウサギがデザインされた色違いのセーター!まさかのペアルックのプレゼントに、名倉さんは照れながらも感謝を述べ、自分たちを『令和のバカップル』と称しました。結婚から18年経っても、名倉さんと渡辺さんの愛はまったく薄れない模様。むしろ、身近で相手をより知ることで、絆が深まっているのかもしれませんね。多くの人によって理想の夫婦関係といえる、名倉さん夫婦。投稿を見た人たちから、祝福の声が寄せられています!・本当に素敵。自分もこういう夫婦になりたい!・名倉さん、お誕生日おめでとうございます!どれも素敵なお写真で、ニッコリとしちゃった。・ペアルックのセーター、すごくかわいい~!お2人とも似合っていますよ!名倉さんは結婚記念日を迎えるたびに、必ずプレゼントと一緒に、渡辺さんへの手紙を添えているのだとか。良好な夫婦関係の構築に必要なのは、しっかりと相手へ愛を示す行動なのかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2023年11月06日塩の浄化パワーで運気がアップ!健康・美容関連商品等を販売する合同会社ドクター・プラーナビーは、外出時に携帯しやすい『お守りこすめ お浄め塩ミスト 柑橘系の香り 15ml』を11月6日に発売することを発表した。「お守りこすめ」は、浄化・お浄め、開運をコンセプトとした無添加・浄化塩コスメ。低刺激で毎日の使用が可能であり、心と身体がデトックスできる商品を提供している。「お守りこすめ」シリーズで販売数量No.1同社は、2015年に『お浄め塩ミスト 柑橘系の香り 50ml』を発売した。香りの良さもあり、同シリーズで販売数量No.1の人気商品である。今回、利用者の声に応えて、持ち運びしやすいコンパクトなカード型の容器を採用。配送時のポスト投函が可能なサイズとなった。同製品は、天然由来成分のみで作られており、財布や手帳のお浄めやルームスプレーとして使用できるアイテム。国産の海塩をブレンドした「お守り塩」、金箔、ヒマラヤ水晶、アルコールを使用したミストとなっている。精油として、オーストラリア産のオーガニックオイル(オレンジ油・グレープフルーツ果実油・ゼラニウム油・ベルガモット油・セージ油)を使用。ストレスや不安を軽減して、心を落ち着かせてくれる。持ち運びしやすいカードタイプであり、ポーチに入れてもかさばらないコンパクトなサイズになっている。液漏れ防止用オリジナルケースが付属する。価格は、1,210円(税込み)。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース合同会社ドクター・プラーナビー※【カード型】お浄め塩ミスト15ml
2023年10月26日波津彬子×伊藤潤二「幻想と異形の世界」展を、2023年11月22日(水)から12月2日(土)まで京都 MEDIA SHOP galleryで開催いたします。波津彬子×伊藤潤二 展覧会DM長年『Nemuki+』で活躍し、唯一無二の世界を創作してきたふたりの漫画家。幻想的な物語を多数発表されている波津彬子先生と数々の傑作ホラー作品を生み出している伊藤潤二先生の合同原画展です。カラー原画と漫画原稿合わせ93点のオリジナル作品を展示いたします。さらに、この展覧会のために制作された高精密な複製原画、フィギュア作品、Tシャツ、トートバッグ、ポストカード、アクリルキーホルダー等グッズも多数販売予定です。■波津彬子石川県金沢市生まれ。金沢市在住。1981年『ALLAN』掲載「波の挽歌」にてデビュー。代表作に「雨柳堂夢咄」「うるわしの英国シリーズ」など。他に原作のあるものを漫画化した「鏡花夢幻」「幻妖能楽集」などがある。現在は小学館『flowers』で「あらあらかしこ」連載中。<サイン会 開催決定>2023年11月25日(土)14:00~16:00 波津彬子サイン会を開催事前申し込み 抽選で100名様限定サイン会を開催申し込み方法等詳細は、スパンアートギャラリーHPに掲載URL: ■伊藤潤二1987年、初の投稿作品『富江』でデビュー。以来『うずまき』『首吊り気球』など数々の傑作ホラー作品を生み出し、「漫画のアカデミー賞」とも呼ばれる米国アイズナー賞を4度受賞。今年は仏国アングレーム国際漫画祭で特別栄誉賞、米国サンディエゴ・コミコンではインクポット賞を受賞。世界中のクリエイターが注目する稀代のホラー漫画家。<サイン会 開催決定>2023年11月23日(木)14:00~16:00 伊藤潤二サイン会を開催事前申し込み 抽選で100名様限定サイン会を開催申し込み方法等詳細は、スパンアートギャラリーHPに掲載URL: 【会場】MEDIA SHOPメディアショップギャラリー京都市中京区河原町三条下る一筋目東入る大黒町44 VOXビル1F・2F【会期】2023年11月22日(水)~12月2日(土) 会期中無休【開催時間】午前12時~午後8時※会期中無休【公式サイト】 【主催】スパンアートギャラリー【協力】朝日新聞出版、小学館 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月20日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「国立科学博物館クラウドファンディング」です。クラファンは一時的な対処法。研究にもっと力を。国立科学博物館は、運営資金の不足を解消するために8月にクラウドファンディングを立ち上げ、目標額の1億円を1日で達成し、2週間余りで7億円超の資金を集めました。“国立”と名前がついていますが、独立行政法人で、独自に運営を任されています。標本や資料は500万点に及び、展示されているのは約2万5000点。多くはつくば市にある収蔵庫に置かれています。化石や動物の骨、剥製、植物など、古く貴重な標本を保存・管理するには莫大なお金がかかり、コロナ禍や光熱費の高騰などにより資金に窮していました。大きな役割は、標本資料の収集と保管、展示・学習支援、調査研究などです。資金不足により、新しい事象が発見されても現場に行けないというような状況にも陥っていました。現在、日本の研究の現場は大変弱っており、文部科学省科学技術・学術政策研究所が調べた「科学技術指標2023」によると、他の論文に引用される回数をカウントする注目論文の数が、日本はイランに抜かれて13位になりました。かつては4位でしたが、20年の間に次第に順位を下げていったのです。イランは国際的に制裁を課せられているので、自前のインフラ、サービスを作る必要があり、科学分野に積極的に財政を投じてきました。それにより、研究者のレベルが底上げされ、日本を追い越していきました。クラウドファンディングは、資金集めの持続可能な方法ではありません。国がきちんと科学分野に投資できないのは問題だと思います。また、科学博物館側も所蔵品をツアー形式で見せたり、企業研修に使うなど、稼ぐ方法は見つけられると思います。研究者が経営につくのではなく、マーケティングやPRのプロを経営陣に呼ぶなど、改革の必要があるのではないでしょうか。すぐに成果に結びつく研究が求められがちですが、草の根的な基礎研究が国の将来を支えます。クラウドファンディングによって、科学博物館に関心を寄せる人が増えたことはすごく良かったと思います。国立科学博物館のクラファンは11月5日まで行っています。研究がその国の国力につながるという意識が広がることを願います。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2023年10月25日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年10月19日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「認知戦」です。私たちも知らずに戦争の最前線に立たされています。認知戦とは、世論を操作したり、偽の情報を拡散して、人の認知領域に働きかける情報戦のこと。陸、海、空が第1~3の戦場、第4の戦場は宇宙、第5の戦場はサイバー空間。認知戦はその次の第6の戦場と呼ばれています。元をたどれば、プロパガンダ戦は昔からあります。第2次世界大戦時にはナチス・ドイツがラジオ局のトップに配下の人間を送り込み、ヒトラーは正しいという世論を形成しました。テレビ、ラジオ、新聞しかない時代はそれだけの労力を要しましたが、今は、インターネットやAIを使い、精巧なフェイクニュースを簡単に作れるようになっています。認知戦の恐ろしいところは、誰が主体となって仕掛けているのかが不明なまま、その国の政治指導者の決断を左右させていく大きなパワーを持っているということです。中国人民解放軍は、積極的に認知戦に関与しているといわれています。たとえば、台湾で不安を煽るような動画が拡散されました。「強盗に襲われました。みんなも気をつけて」と病院のベッドから自撮りした動画が拡散されます。一見認知戦と何の関係が?と思うかもしれません。しかし、こういう動画が大量に流されることにより、「台湾は治安が悪い」「今の政府に任せていたら、未来はないのではないか」という考えを刷り込んでいきます。これがフェイクニュースだと見破ったのは、台湾のCofactsというファクトチェックグループでした。選挙の直前など、ある一時期に膨大な量の動画が流されていたことで判明しました。カナダのトルドー首相は、2019年と2021年の総選挙に、中国、イラン、ロシアが介入した恐れがあると捜査を開始しました。アメリカでトランプ大統領が誕生した舞台裏ではロシアの関与が疑われています。私たちは認知戦の最前線に立たされているということを自覚してください。バズったニュースを目にしたときには、「誰発信?何目的?本当かな?」といったん立ち止まりましょう。知らず知らずに誰かに仕掛けられて、自分たちの政府を自分たちで倒すことになりかねない危険を孕んでいることを、どうか忘れないでください。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2023年10月18日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年10月14日アロマキャンドルもエイメント株式会社は10月6日、スキン・ボディケアブランド「MAGNIFF」(マグニフ)よりミスト化粧水とアロマキャンドルを新たに発売開始すると発表した。発売予定日は2023年10月25日。それに先駆けて、2023年10月18日から10月24日までの期間、伊勢丹新宿店本館地下2階ビューティアポセカリーにて行われるポップアップストアにて先行販売を行う。「MAGNIFF」は2022年12月に誕生したジェンダーレスなスキン・ボディケアブランド。新商品のミスト化粧水「MAGNIFF ミストトナー ヨモギ」は天然由来成分100パーセントとなり、アロマキャンドル「MAGNIFF キャンドル サマリタン」は天然精油のみで独自調香している。どちらの商品も厳選した自然原料を用いて無駄をそぎ落としており、自然原料と伝統製法をリスペクトしながら仕上げられている。ヨモギのちから「MAGNIFF」の新商品「MAGNIFF ミストトナー ヨモギ」は、内容量50mlで税込み価格3,960円の商品である。どんな環境でも健やかに育つヨモギの生命力に着目して作られており、優しいミストが肌に潤いを与えつつ、使うたびに健やかでクリアな肌へと導いてくれる。また、南阿蘇の恵まれた美しい大地と水によって育った花やハーブを原料としており、栽培から製品加工まで全て阿蘇の土地で実施。ヨモギの鎮静作用で肌を引き締められるだけでなく、乾燥によるくすみなどの肌荒れを防いで透明感のある肌を実感できる化粧水となっている。対して「MAGNIFF キャンドル サマリタン」は、ブランド初のフレグランスアイテムとして13種類の天然精油を独自に調合。税込み価格は5,940円となり、ソイワックスを主原料とした、100パーセント植物由来のアロマキャンドルとなっている。(画像はプレスリリースより)【参考】※MAGNIFF公式ホームページ
2023年10月11日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「福島原発処理水の海洋放出」です。決定のプロセスに大きな難あり。地元との対話を!8月24日、福島第一原発に溜まってしまった処理水の海洋放出が始まりました。処理水を溜めたタンクは1000基以上積み上がり、廃炉作業で出た放射性廃棄物を保管するための場所も潰しており、一刻も早く処分しなければならない状況にありました。処理水とは、放射性物質に汚染された水を、ALPS(アルプス)という多核種除去設備を使い、ストロンチウムやセシウムなどを何重も濾過し、海水で希釈したものです。安全基準は、IAEA(国際原子力機関)が保証しており、今回の海洋放出に踏み切りました。一度に大量には流せませんから、少しずつ30年以上かけて処分する予定です。処理水の海洋放出は、「漁業関係者を含む、関係者の理解なしには行わない」と約束していたにもかかわらず、実際には地元の漁師さんにも、いわき市長にも、政府と東京電力どちらからも直接の連絡はなく、実行されてしまいました。決定のプロセスに、地元の方々が関われなかったことは残念ですし、保管スペースがなくなったことを理由に、土壇場で一部の人たちだけで決めてしまい、政府の決定事項として説明もなしに海に流し始めるというのは、非常に乱暴だったと思います。放出開始とともに、中国は日本の水産物の輸入を全面禁止すると発表。農林水産大臣は「想定外だった」と発言しましたが、見積もりが甘すぎたのではないでしょうか。そもそも地元の理解すら得られていないのですから、政治的に緊張関係にある相手国が不安視するのも無理はありません。このコミュニケーション不足は、処理水の安全性の科学的根拠以前の問題です。これまでも国や東京電力は、福島原発事故に至る経緯や事故後の対処において、隠蔽や改竄を行ってきました。福島県富岡町には、東京電力が設立した「廃炉資料館」があります。そこでは事前に改善のチャンスがあったにもかかわらず、安全を過信して事故を引き起こしてしまったという検証もされていますので、ぜひ一度訪れてみてください。平時は安全だとしても、何か起きた時にはすぐさま伝える。疑心暗鬼を払拭する伝達の仕組みを作らなければ、理解も信頼も得られません。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2023年10月11日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年10月06日気になるあの人の美容話。今回は、俳優の潤花さんです。宝塚時代もいまもオフはすっぴん。だからこそスキンケアが重要!今年6月に宝塚歌劇団を退団した、潤花さん。太陽のような笑顔で組を照らした元トップ娘役。その肌へのこだわりは、いまもなお…。「特に相手役の真風涼帆さんがお肌のケアを大切にされていたことに影響を受けて、肌の透明感を大切にしていました。実際、肌がきれいでないと舞台化粧も映えない。だからオフはほぼすっぴんで日焼け止めだけ。それはいまも同じです」もう一つの変わらぬこだわりが朝時間。「朝6時半に起きて、まずはいまハマってる温泉水か白湯をガブリと飲みます!その後フルーツで糖分を摂ってからお風呂に入り、入浴後はボディクリームを全身に塗って、できあがりです!一方で“食”のあり方はがらっと変わりました。私自身がせかせか動く性格なので、在団中は手軽に食べられるお菓子ばかり。宙組生は食べるのが好きなので、私もお菓子に名前を書いて楽屋の冷蔵庫にキープしてたんですけど(笑)、最近普通に食事をするようになったら肌ツヤがいいかも!?」つやつやのお肌で目指す、次の目標は?「等身大からかけ離れた役をできる俳優になりたいです。宝塚の新人時代に復讐に燃える女性の役を演じてとてもやりがいを感じたので、また大きな闇を抱える役にめぐりあえたらいいな~」…と、大きな瞳をきらきら。闇感ゼロのビッグスマイルで未来を夢見る潤花さんなのでした。Private Style「普段は自然体がモットー!」「宝塚時代は全身ドーランを塗っていることも多かったので、そのぶん普段は自然体。でも眉の形と色にはこだわります。髪色より少し明るめの筆で描き、アクセントにピンク系の色をのせ完成!」JUN HANA’s Beauty Rules1、最近はこの温泉水と決めてます。「温泉水をガブ飲みする」のがいまの潤花さん的ブーム。なかでもお気に入りは鹿児島県垂水温泉の温泉水で1日1~2本は飲むそう。「滝沢眞規子さんの影響で飲み始めました。この水に替えてから肌の透明感とツヤが増したような!?」。甘くまろやかな軟水。2、日焼け止めはさっぱり派。伊原葵さんのYouTubeで見て使い始めたという『DR.WU』の日焼け止めはこの夏の大活躍アイテム。「日焼け止めの圧迫感が苦手なんですけど、これはSPF値も50+と高いのにすっきりとした使い心地なので最高なんです!」。こちらは顔用として愛用中。3、スキンケアは肌と相談して。スキンケアは肌の状態に合わせ、使い切る前でも「違うかな?」と思ったら潔く切り替える。基本はNARSの「ライトリフレクティングスキンケア コレクション」とドクターケイの製品を交互に。スキンケアは情報に頼らず、お店に足を運んで肌に合うものを探す派。じゅん・はな俳優・2016年、宝塚歌劇団に102期生として入団。雪組を経て、’20年に宙組へ。明るい性格と抜群のスタイルが生み出すドレス姿の美しさが評判に。’23年6月『カジノ・ロワイヤル』で相手役の真風涼帆さんと惜しまれつつ同時退団。※『anan』2023年10月4日号より。写真・嶌原佑矢(UM)スタイリスト・山本隆司(style3)ヘア&メイク・河嶋 希(io)取材、文・大澤千穂
2023年10月01日「松本(潤)さんから、遠慮なんかしなくていいからどんどん来てくれって言われたんです。最初のうちはどうしても遠慮をしてしまっていたのですが、テストをしているうちにだんだん慣れてきちゃって(笑)。強くなっていきました」そう撮影の様子をふり返る広瀬アリス(28)。大河ドラマ『どうする家康』(NHK総合・毎週日曜20時〜ほか)で広瀬演じる於愛(おあい)の方の初登場は、人違いをして家康(松本潤)のお尻をたたくシーンだった。於愛の方が登場すると、場が和みほっとする。広瀬自身も「演じていて彼女の明るさにすごく救われました」と話す。しかし、愛されキャラの於愛の方が第36回では一転して、これまでにない悲哀の表情を見せた。「実は、過去を引きずりながらも、自分の感情を押し殺して殿にお仕えしていた。そして、自ら愛を与えようと頑張っていたけれど、実際にはこの上ない愛情を殿から受けていた。そういったこれまで描かれてこなかった事情が、たくさん表現されている回だと感じました」於愛の方を演じ終えて、改めて役柄について思うことはーー。「彼女は瞽女(ごぜ)と呼ばれる目の悪い人たちに食料や衣服を与えたりと、愛にあふれた存在。だからこそ周りからたくさん愛されていた。もしもっと長生きされていたら、瀬名さま(有村架純)すら超えるすごいお方になっていたかもしれません。演じながら、この方の年を重ねた姿が見たかったなと。誰もが引きつけられる女性だと感じました」長年の夢だった大河ドラマ出演を経験して、現在の心境についてこう話す。「10カ月ぐらいお仕事を離れていて、復帰作が大河でしたが、この作品で本当によかったです。時代劇の経験があまりないなか、所作もそうですし、笛の練習など、いろんな稽古を重ねてイチから役をつくっていく過程で、改めてお芝居ってどういうものだったか、というのが学べました。自分の中で大きな財産となりました」得難い経験を経て、これからも広瀬アリスは羽ばたき続ける!
2023年09月30日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「ワグネル」です。戦争の形に変化。民間軍事会社の需要が増える世界。ワグネルとはロシアの民間軍事会社(プライベート・ミリタリー・カンパニー)です。創設者のプリゴジン氏はもともとレストランやケータリングの事業を行っていましたが、プーチン大統領と特別な関係を築くことに成功し、巨大な軍事組織グループを起こし急拡大しました。ワグネルはウクライナ侵攻の第一線で戦っていましたが、プーチン大統領に都合よく使われていることに対して反発。6月にモスクワに向けて進軍、途中で撤退しました。仲裁を担ったのはベラルーシのルカシェンコ大統領といわれています。ワグネルを配下に収めておくことで、有事に対処できる力を得ようとしました。しかし、8月にプリゴジン氏を乗せた飛行機が墜落し、死亡が確認されました。今年の3月の時点で、ロシアには民間軍事会社が37社あります。日本では作れませんが、世界にはこうした会社が増えています。ロシアはこれまで民間軍事会社を使って侵略行為や非人道的行為をしてきましたが、国家の正規軍ではないので、「国はやっていない」と言い逃れできたんですね。また、マリを筆頭に多くのアフリカ諸国がワグネルを雇っていました。気候変動や紛争により治安が悪くなり、正規の治安部隊だけでは対処できなくなったときに民間軍事会社に頼るのです。それらの国は貧しいので、現金の代わりに鉱物資源の採掘権などを与え、ワグネルは巨大な資金源を得て、ますます力を持つようになっていきました。一方、今月にはイギリス政府はウクライナ侵攻での民間人の殺害などを理由に、ワグネルをテロ組織に指定する議案を議会に提出。所属したり支援することを禁じようとしています。現代の戦争は決して、国家と正規軍だけが行っているものではありません。兵器も民間のドローン技術や、スペースX社の「スターリンク」が通信を支えていたりします。戦争の形が、実戦とサイバー攻撃や認知戦のハイブリッドとなり、戦闘員が軍人なのか民間人なのか境界線がわからなくなってきています。世界の戦争の変化を私たちも知っておかないと、日本の安全保障を考えるのにピントのずれた議論をしてしまいかねません。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2023年9月27日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年09月21日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「米俳優労組ストライキ」です。AI登場による人間の権利の問題。他人事ではない。アメリカの俳優の労働組合によるストライキが7月14日に始まりました。脚本家組合のストライキも5月から行われており、AP通信によると俳優労組の組合員のうち約6万5000人が参加。脚本家組合は約1万1500人。この2つの組合が同時にストライキを打つのは63年ぶりのことです。これにより俳優は撮影やプロモーション活動には参加できず、ハリウッドでは多くの撮影現場がストップしています。動画配信サービスの急速な拡大を受け、組合は、配信作品に対する報酬の引き上げを求めています。また、今回の交渉の大きなポイントはAIなんですね。AIの進歩により、さまざまなものが手軽に作れるようになってしまいました。アイデアを打ち込めば生成AIによって脚本ができてしまったり、俳優の写真データを複製することでいくらでも動画が作れるようになってしまいました。その動画の著作権は誰に帰属するのか。AIで作れるようになったことで、これまでなら受け入れられなかったような低い対価で仕事を受けざるをえない可能性も出てきます。ルール作りがまだできていないなか、技術だけがものすごい速さで発達してしまう危機感。人間が作るものへの権利をちゃんと保証してほしいと訴えているのです。生成AIに関する規制作りを求めて、組合は映画会社や配信会社と交渉を続けてきましたが決裂し、ストライキに入りました。本来は日本でもそうした議論が必要なのですが、まだ起きていません。また、これは映像業界だけの問題ではありません。コンサルティング会社マッキンゼーの生成AIに関するレポートによると、2030~2060年の間に半数以上の仕事が自動化されるそうです。まず、マーケティングやプログラミング、コンサルタント業やPR業などが変わるだろうといわれています。エンターテインメントはアメリカを支えてきた基幹産業の一つであり、アメリカの文化そのもの。それを破壊しないでくれ、という訴えはとてもよくわかります。人間の手で生み出すものにどういう報酬の仕組みを作るのか。皆で知恵を出し合っていかないといけないのだと思います。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2023年9月13日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年09月08日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「世界の難民情勢」です。想像を絶する数の難民が急増。世界安定の危機に。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)本部が6月に発表した年間報告書によると、2022年末の時点で、紛争や迫害などにより、故郷を追われて強制移動をさせられた人が1億840万人になりました。1年間で1910万人増え、これはこれまでで最大の増加になります。国境を越えて逃れた人を「難民」、国内で移動を強いられた人を「国内避難民」と呼びますが、1億840万人のうち6250万人は国内避難民で、全体の60%を占めます。国内で逃げているのなら、難民よりも安心のように感じるかもしれませんが、それは大きな間違いです。国外に逃げられるのは、それだけ経済力や人脈があったり、その距離を移動する余力のある人たち。それすらない人が住まいを追われて、命からがら別の地域に逃げています。その原因が紛争だった場合、激しい紛争地域は国連の支援チームも退避せざるを得ず、食糧や医療の支援を受けられないまま国内に留め置かれている膨大な数の人たちがいるのです。難民の数が急増した理由は、ウクライナ侵攻、スーダンの紛争、その他中東やアフリカ各地、ミャンマーなど、世界中で分断が深まっているためです。また、気候変動による干ばつや水害で移動せざるを得なくなった人もいます。難民の最大の受け入れ国はトルコで360万人。ドイツも210万人を受け入れています。徒歩で隣国に逃れるケースも多く、全難民の20%は貧困国に移動しています。つまり、逃げた先でも、十分な生活も支援も得づらい状況が生まれているんですね。移動先できちんとした職を得られず、生活基盤を築けない場合、武装勢力で働くほかに道がないという最悪の事態も発生しています。スーダンでは、紛争が落ち着いていた時期に教育支援を受けていた子どもたちが、戦闘が激しくなると、新たな戦闘員を確保するために武装勢力にリクルートされるという悲劇が起きています。それは世界的に戦争や紛争の可能性が高まるということで、先進国にとっても無関係な話ではありません。持続可能な世界のために、この難民問題には真正面から取り組む必要があると思います。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2023年8月30日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年08月25日高保湿力なミスト株式会社ネイチャーラボは8月8日、同社のコスメブランド「LITS」の妹ブランドである「SHEE BY LITS」より「炭酸ミルクミスト」を発売すると発表した。「炭酸ミルクミスト」は炭酸ガスと保湿成分であるミルクを配合したミスト化粧水。お風呂あがりに乾燥しがちな肌を美容液成分でうるおし、べたつかないのにしっとりとした肌を楽しめる商品である。炭酸が毛穴よりも小さなミストをふんわりと肌へ届けてくれるので、従来のミスト化粧水よりも保湿力がアップしうるおいがしっかり持続。お風呂あがりや洗顔後の乾燥した肌を理想的な状態へ導き、乾きやすい肌を瞬時に整えてくれる。全国発売は2023年9月15日開始を予定している。自分らしい肌へ株式会社ネイチャーラボの「SHEE BY LITS」は、毎日のスキンケアルーティンにときめきとわくわくをプラスし、「自分らしさ」を楽しめるブランドである。新商品の「炭酸ミルクミスト」はメイクの上からでも使用可能で、夕方の乾燥してくすんだ肌もシュッと一吹きでうるおいチャージができる。また、ゆらぎや肌荒れが気になる敏感肌でも使える弱酸性ミストで、うるおいで肌荒れを防いでくれる。内容量は150gで税込み価格は1,980円。ぜひ乾燥が気になるこれからの季節に、手軽に使える炭酸ミストケアで乾燥知らずのちゅるんとした美肌を実感してほしいとのこと。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社ネイチャーラボ公式ホームページ
2023年08月17日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「改正入管法」です。難民認定率の低い日本。審査方法を再構築するべき。「出入国管理及び難民認定法」、通称「改正入管法」が6月に成立しました。この改正案は2年前に国会に提出されましたが、長期間入管で留め置かれたスリランカ人女性が、十分な治療を受けられずに亡くなったことを機に、日本の難民認定の制度が問題視され、廃案になりました。ところが、今国会でほぼ同じ内容の法案が再提出され、可決されたのです。改正入管法では、難民認定3回目以降の申請は「相当の理由」がなければ、本国への送還が可能になります。長期に留め置くのが問題なのであれば、帰っていただこうというスタンス。しかし、内戦や迫害など、本国にいては身に危険が及ぶため日本に逃げてきたかもしれない人に対して、強制送還することは正しい判断なのでしょうか?最も問題なのは、難民申請者が本当に難民なのか、不法入国者なのか、適切に判断できているのか不透明だということです。入管の難民認定審査(一次審査)で不認定となり、不服を申し立てた人を二次審査するのが難民審査参与員。法律や国際情勢に関する学識経験を有する人が任命されます。現在110名いますが、1人あたりの審査件数に大きな偏りがあることがわかりました。ほとんどの参与員が年間数件~40数件だったのに対し、NPO法人名誉会長だった柳瀬房子さんだけが’22年だけで1231件審査を行っており、「難民を探して認定したいと思っているのに、ほとんど確認できません」と発言。これに対し、ほかの参与員から異論が集中しました。難民審査は総合的な国際状況をもとに判断しなければなりませんし、申請者は自分を証明するものを何も持たずに逃げてきている場合もあり、本人を特定するのには時間もかかります。年間1000件以上の申請を的確に審査できるのでしょうか?難民申請中は働くこともできませんが、審査が長引けば家族を養うために違法でも働かなければ生きていけない矛盾も抱えています。日本は国連の難民条約に加入しており、難民を受け入れる立場です。今回、準難民というグレーゾーンを設けたことは評価できますが、その前に難民を審査する仕組みを立て直す必要があると思います。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2023年8月16日‐23日合併号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年08月12日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「異次元の少子化対策」です。子育て支援だけでなく、これから産む人の支援も!岸田政権は「異次元の少子化対策」を掲げ、6月に「こども未来戦略方針」を発表。2030年までを少子化傾向にストップかけるためのラストチャンスだとして、2024年度からの3年間に年間3.5兆円の予算を投入すると宣言しました。こども家庭庁もスタートし、少子化対策に特化して、大規模に財政的な手当をすると打ち出したのはとても評価できます。ただ、支援策の中身が、児童手当を所得制限なしにし、対象を高校生まで引き上げる。第3子以降は3万円を支給。親が働いているか否かを問わず、保育施設の利用を可能にする制度の導入を目指す。育児休業の給付金を増額するなど、「子育て支援」の政策が目立ちます。すでに子供のいる家庭で第2子、第3子を産むための対策にはなっても、ゼロから子供を産み育てようという人たちに対しての支援は足りないのではないかと懸念されます。これまでも子育て支援策を立ち上げてきましたが、少子化に歯止めはかかりませんでした。たとえば不妊治療費用の保険適用が限定的だったり、人工授精が法律上の夫婦間に限られていたり。「異次元」というからには、フランスのように婚外子の社会的偏見をなくすなど、社会で子供を育てるような意識で策を講じないと、状況を改善するのは難しいのではないかと思います。子供を産もうとしない背景には、雇用が不安定で、若年層に貯蓄の余裕がない、経済的不安が理由で結婚にも踏み切れないという現実もあると思います。ヨーロッパのように、働き方の支援や結婚制度そのものにも柔軟性を持たせることも考えたいです。参考になる一例として、兵庫県明石市は泉元市長の提言で、「こどもを核としたまちづくり」に舵を切り、子育て世帯が多く移り住む街に変貌を遂げました。子育てのために予算を投入することには反対意見もあり、効果が出るまでに6~7年かかったそうです。今、国の少子化対策のための財源は明確にされていません。今後3年間だけでなく長期的展望が必要となる政策。政権交代するごとに制度や支援がストップするようなことにならないよう、気をつけていただきたいと思います。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2023年8月2日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2023年07月28日