神奈川県在住、2児の母。前職はスイミングとマシンジムのインストラクター。現在はアロマセラピスト・アロマテラピーインストラクターとして活動中。自宅サロン・教室のほか、スクール講師や出張教室などを行う。好きなことを楽しみ、心も身体もすてきママを目指す。
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皆さんには、香りの思い出がありますか? 私はキンモクセイの香りをかぐと、小さい頃友だちとよく遊んでいた公園を思い出します。また、雨が降った時のアスファルトの匂いでは、「雨の匂いがするね」と、よく私が母に言っていたことを思い出します。 ほかにも、ふとかいだ香りで思い出す出来事はたくさんあります。このように、香りによって小さい頃の記憶や少し前の思い出がよみがえることは「プルースト効果」と呼ばれています。 ■人間の五感の中で、直接大脳に伝わるのは嗅覚だけ 人間の五感のうち、視覚・聴覚・味覚・触覚の4つは、まず大脳新皮質(思考を司る部分)を経由して大脳辺縁系(感情を司る部分)に伝わりますが、嗅覚だけは特別なルートをたどります。 香りの分子は鼻腔から入り、電気信号となって大脳辺縁系へダイレクトに伝達されます。大脳新皮質は経由しません。ちなみに大脳辺縁系は、本能的な活動や人の感情・行動、記憶の中枢となる部分です。 アロマテラピーで気分や身体に変化が起こるのは、香りが大脳辺縁系に伝達した後、視床下部に伝わるからです。視床下部には、自律神経や内分泌系、免疫系を調整する器官があり、そこが心身に影響を与えているのです。 ■香りが脳へ伝わるスピードは0.2秒以下 人は香りをかぐと一瞬にして、心地よい(安全)もしくは 嫌い(危険)という判断をします。そのスピードは0.2秒以下。この数字から推測するに、生きていくうえで、嗅覚はとても大事な感覚といえますね。 それに、嗅覚は記憶を司る部分とされている海馬を経由して脳に伝わるので、香りをかぐことによって一瞬にして記憶に結びつくというのも納得です。 また、私たちが得る情報の多くは視覚によるもので、覚えたてはしっかりと記憶していますが、時間とともに薄れていってしまいます。しかし嗅覚による記憶、すなわち香りの記憶は、長いこと消えずに残るという研究結果もあるそうです。 先日、アニメ「サザエさん」をみていたら、「宅配便の匂いはふるさとのにおいだ」と三河屋のサブちゃんが言っている場面がありました。宅配便の中身だけでなく、親が書いた宛名の字や段ボールの中の懐かしい香りなど、そこには幸せな空気が入っているような気がして、テレビを見ながらなんだかほんわかした気持ちになりました。 我が子たちの思い出となる香りは何になるのでしょうか。いつかそんな香りの思い出をシェアできれば嬉しいですね。
2014年11月12日毎日10分で美脚に! アロマオイルでマッサージの準備編 ではアロマオイルを使ったトリートメントがもたらす効果と、おすすめの精油についてお話ししました。今回の実践編ではアロマオイルを使ったセルフトリートメントの詳しい方法と注意点についてお伝えします。心身ともに疲れをとって、スッキリとした美脚を目指しましょう♪ ■毎日10分で美脚になるためのアロマオイルを使ったマッサージ:実践編 <準備するもの> ・トリートメントオイル 10ml(キャリアオイル10ml+お好みの精油1〜2滴) ・下に敷くバスタオルなど ・ホットタオル(足裏のオイル拭き取り用) <セルフアロマトリートメントのやり方> 1.オイリング まずはトリートメントオイルを適量手に取り、両手で温めてから、片足に塗布します。 2.なでさする 両手をふくらはぎの後ろに密着させ、かかとからひざの後ろに向かってゆっくりと優しくさすります。その後、両手をひざの横に置き、そのまま手を密着させて足の付け根までさすります。 3.やや強くさする さきほどと同じ場所を、指の腹や手の付け根などを使い、適度な強さでゆっくりと押し上げます。 4.足先のマッサージ 足の甲の骨と骨の間を親指をすべらせるようにして刺激したり、足指の間(付け根)を軽く押したりしてみましょう。足の裏を両手の親指をすべらせるようにして刺激しながら、気持ちのいい場所を押してみてください。 5.くるぶしをクルクル 人差し指・中指・薬指の3本で、少しだけ圧を加えながらくるぶしの周りをクルクルとすべらせます。 6.プッシュ 両手の親指を重ねて、すねの骨の外側に沿って押し上げます。その後、ひざのお皿から指4本分ほど下にあるツボ 「足三里 」をゆっくり押します。 7.最後にもう一度なでさする かかとから足の付け根に向かって、手をしっかり密着させてゆっくりとやさしくさすって終了です。反対の足も同様に行いましょう。 ■アロマオイルのマッサージで注意すること ・トリートメントオイルが肌に合わない場合はすぐに使用を中止し、きれいな水で洗い流す ・強すぎず、心地よいと感じる強さや回数で行う ・作ったトリートメントオイルはなるべく1回で使い切る(酸化防止のため) ・オイルが足の裏についていると滑って危険なので、必ずホットタオルで拭き取る 足裏以外は基本的にオイルを拭き取る必要はありませんが、ベタつきが気になるようでしたら軽くホットタオルでおさえてもよいでしょう アロマオイルでマッサージする際のポイントはあくまで「心地よい刺激」です。トリートメントが終わったら、そのまま足浴をしても気持ちがいいですよ。足が軽くなり、全身が温まるのでおすすめです! 子育てで忙しいママも1日10分、至福の時間を作ってみてはいかがでしょう。
2014年10月28日人には本来そなわっている自然治癒力があります。体を動かし疲れがたまったり、日々のストレスがあったりすると、自然治癒力は弱まってしまいます。その自然治癒力を高めるよう働きかけるのに有用なのがアロマテラピーです。 今回は、体の血流を改善してむくみを解消、美脚を目指すセルフトリートメントをご紹介します。まず、アロマトリートメントがもたらす効果と、美脚づくりにおすすめの精油についてお伝えします。 ■アロマトリートメントが美容に効果的な理由 アロマオイルで肌をトリートメントをすることによって、肌からは精油成分が吸収され、鼻からは香りを吸収することでリラックスし、心身ともにゆるんでいきます。アロマの精油の分子は非常に小さいため、肌から吸収した成分は、血管やリンパに浸透して全身へと運ばれます。 そのため、トリートメントをすることによって血液やリンパの流れが促進されます。アロマトリートメントが美肌づくりやむくみの解消などに効果的といわれるのは、このためです。 ■毎日10分で美脚になるためのアロマオイルでマッサージ:準備編 妊婦さんや、小さな子どもを抱っこするお母さんは特に足腰に負担がかかりますよね。下半身の血流が悪くなると、むくみだけでなくこむらがえり(足がつる)がおきたりするので、1日数分でも、アロマトリートメントを取り入れことをおすすめします。 まずは、足のむくみや美脚におすすめの精油を紹介しましょう。お悩みや体質によって、精油を使い分けてもよいですね。 <美脚アロママッサージにおすすめの精油> ・むくみにお悩みの人にはジュニパー、サイプレス、レモンなど ・運動前後や筋肉疲労にはユーカリ、ラベンダー、ゼラニウムなど ・冷えによる血行不良でお悩みの人にはローズマリー、スイートマジョラム、レモンなど <美脚マッサージに使える! アロマオイルの作り方> 精油はそのまま肌につけてはいけません。必ずキャリアオイル(植物油)に希釈して使います。キャリアオイルには、ホホバオイルやマカデミアナッツオイルなどがおすすめです。それぞれ単品で使ってもよいですし、2つをブレンドして使う人もいます。特徴はそれぞれ以下の通りです。 ・ホホバオイル:わりとさっぱりしていて肌質をあまり選ばない、肌の水分が蒸発するのを防ぐ ・マカデミアナッツオイル:加齢とともに失われていく皮脂と構成成分が同じで、肌にリッチな栄養を与える 上記のようなキャリアオイルに精油を混ぜて、トリートメント用のアロマオイルを作ります。その際の配合は、 キャリアオイル10ml + 精油2滴以下 この割合を必ず守ってください。そうでないと、かえって肌が荒れてしまうこともあります。 ■トリートメント用のアロマオイルで、軽くさするだけでも効果的 トリートメント用のアロマオイルを作ったら、適量を手に取り、自分の足に塗布して、下から上へやさ優しくさすってみましょう。難しく考えずに足先から上に向かってさするだけでいいのです。 しっかりとマッサージをする時間がないという人は、これだけでも十分効果があります。徐々に足が温まってきて、全身の血行がよくなります。 3歳以下のお子さんや、妊娠初期の方が行う場合は、精油を使わずにキャリアオイルのみでトリートメントしてください。妊娠15週からは精油を使うこともできます。妊娠期間中全般に使えておすすめの精油は、ラベンダーとレモンです。 次回、実践編では、アロマオイルによるセルフトリートメントの詳しい方法や注意点についてお伝えします。
2014年10月27日自分のブログを本にできる、そんなサービスがあることをご存じですか? 私は9年前からブログを始め、それを現在9冊分の本にしています。最近ではフェイスブックなどでの投稿が多くなっていてブログは気まぐれ更新ですが、そんな今だからこそブログの良さも感じています。 今回は、ブログを書くこと、書いたブログを製本化することのおすすめの理由についてまとめました。 ■子どもの成長記録をまとめて振り返るにはぴったり! ブログの良い点 フェイスブックなどのSNSには、好きな時につぶやけて、友人とのコミュニケーションが取りやすいというメリットがありますが、ブログにも良い点があります。 ・子どもとのお出かけの記録や育児日記がつけられて、後でまとめて確認することができる ・公開したくない記事などを非公開にしたり、パスワードをつけて閲覧制限したりできる ・携帯電話やスマホからも手軽に更新できて、写真の貼り付けやレイアウトも簡単に調整できる ・ブログに書くことで、自分の考えを客観的に見ることができる 私は日常の備忘録として、家族や友だちとの出来事、お料理やお菓子のレシピ、子ども服や小物などの手作り作品などを載せています。フェイスブックなどよりも細かいことを書いたり、小さな出来事だけど記録しておきたいことを書いたりしています。 特に、子どもたちが初めてできたことや日常の面白かった会話などを記録しておくと、あとから見返した時に微笑ましく感じられ、優しい気持ちになります。小さい子ども特有の、かわいい言い間違えの記録などもおすすめです。 記録という点ではフェイスブックでもよいのかもしれませんが、まとめて見たり、後で見返したりするにはあまり適していません。その点については、ブログのほうが格段にすぐれているといえます。 ■ブログを製本化して、子どものフォトブックや成長アルバム代わりに! 書いたブログの記事がたまってきたら製本化するのをおすすめします。ネット上で見るよりも、手元に本となって置いてあると手に取りやすく、じっくり見ることができるというメリットがあります。 製本化するお値段はまちまちですが、文庫本サイズだと大体100ページでカラー:3,000円程度、モノクロ:1,500円程度で作ることができます。表紙デザインなどもいろいろ選べるところが多いですし、印刷や製本もきれいなので、一度作るとやみつきになるはずです。 子どもの成長記録系ブログの場合、製本化するとアルバム代わりにもなります。お子さんが大きくなった時に見せてあげるのもいいですね。 ■ブログを三日坊主で終わらせないために 張り切ってブログを始めたけれど、やっぱり三日坊主になってしまった…という人もいるでしょう。そんな人のために、私なりの「ブログを続けるコツ」をご紹介します。 <ブログを続けるコツ> ・身近なお友だちとお互いにコメントし合う ・親や友人にも公開して子どもの成長を見せる ・がんばって毎日書かなくてもOK。何か出来事があった時だけ書く 上記のようなことを考えながら書いていたら、私の場合、気が付けば9年間も続いていました。続けて更新する日もあれば、数週間空く時もありました。それでも、なんとか今も続いています。 手書きの日記や写真の整理はきちんとできたためしがないのですが、唯一続いたブログを製本したものを時々ながめると、これはいい育児日記になったなと思っています。誰に見せるでもなく自己満足ですが、それでもいいのです。 子どもの成長は本当にあっという間。楽しかったことや大変だったことなど、数年経てば意外と忘れてしまうものです。皆さんもブログの製本化してみませんか? ■無料ブログ作成 エキサイトブログ
2014年10月26日これからの季節、食べ物がおいしくて食欲が止まらなくなってしまう…という人は、決して少なくないはずです。皆さんの胃腸は良好ですか? 胃のもたれや消化不良は、食べ過ぎ、飲み過ぎだけではなく、ストレスや緊張などが原因だったりもします。 お薬に頼る前に、まずはアロマ(精油)やハーブを使ってみてはいかがですか? ■消化不良におすすめのアロマ、ハーブ アロマ:レモン、マンダリン、ユーカリ、ペパーミントなど ハーブ:カモミール、ペパーミントなど 消化器系には、カモミールのハーブティーがおすすめです。温かいミルクを加えてもいいですね。アロマテラピーは、ティッシュやディフューザーなどを使った芳香浴がおすすめです。 外で活用したい場合はティッシュペーパーに精油を1滴垂らしてハンカチに挟むと、持ち歩けて便利です。室内でしたらディフューザーやアロマライトで精油を3~5滴垂らして、香りを拡散させるとよいでしょう。 レモンなどのさわやかな香りを選ぶと、お腹も気分もスッキリします。胃がもたれてムカムカする時には、ペパーミントがおすすめです。 ■食べ過ぎによる胃のもたれに アロマ :ペパーミント、バジル、ローズマリーなど ハーブ:ペパーミント、レモンバーム、レモングラスなど 消化促進には、上記のハーブをブレンドして、温かいハーブティーでいただくのがおすすめです。アロマテラピーは、ティッシュやディフューザーによる芳香浴のほか、胃のムカムカがとれたら腸のぜんどう運動を促進するようにお腹を時計回りにオイルマッサージしてもよいでしょう。服の上から時計回りにやさしくさするだけでもよいですよ。 (おすすめマッサージ オイルの作り方:ホホバオイル10ml+ローズマリーかラベンダー精油2滴) ■飲み過ぎ・二日酔いを助けるアロマ&ハーブ アロマ:グレープフルーツ、レモン、ジュニパー、ペパーミントなど ハーブ:アーティチョーク、ペパーミント、レモングラスなど 飲み過ぎ・二日酔いには、利尿作用や消化促進作用の期待できる精油やハーブを活用し、アルコールを体外へ排出するのがよいでしょう。同時にしっかりと水分補給をすることも重要です。 肝機能を高めるアーティチョークや、胃の調子を整えるペパーミントやレモングラスのハーブティーがおすすめです。 アロマテラピーは、老廃物を排出するグレープフルーツやジュニパーの精油をつかった芳香浴がおすすめです。胃のムカつきには、すっきりとしたレモンやペパーミントなどもよいでしょう。 いかがでしょうか。私は年齢とともに胃が弱くなっている気がしますが、胃もたれしそうなときにはペパーミントティーを飲んでなんとか乗り切っています。皆さんも、食べ過ぎや飲み過ぎでつらい時は、ぜひ試してみてください。
2014年09月11日身体の疲れや心の疲れ、そしてお肌の疲れ。お出かけすることが多い夏休みは様々な疲労がたまりやすいですよね。今回は疲れの種類とその対策、アロマオイル・ハーブの活用法をお伝えします。 ■夏の疲れの種類3つ ・身体的な疲れ お出かけ・運動などの活動による疲れ、暑さ・冷房によるだるさ ・精神的な疲れ 日常のストレス、暑さや身体的な疲れからのストレス ・お肌の疲れ 紫外線や冷房などによるお肌の乾燥、日焼け ■夏の疲れ対策とおすすめアロマやハーブ 疲れの種類が違っても、気をつけることはけっこう共通しています。大事なのは日々の生活と早めの対処です。紫外線対策にも気をつけて疲れを溜めないようにしましょう! 1) 美しい肌や健康な身体はバランスのよい食事がつくる! バランスのとれた食事と水分補給がとても重要です。ビタミンが豊富な野菜をしっかり摂りましょう。幼少期の食事習慣は大人になっても影響をもたらします。また、暑さにより冷たいものを好みがちですが、からだの中が冷えないように温かいものを摂るように心がけましょう。 <食欲を増進させるアロマ・ハーブ> トムヤムクンなどに使うレモングラスは食欲増進作用があるといわれています。レモングラスのハーブティーだと手軽でいいでしょう。また、オレンジスイートやブラックペッパーなどの柑橘系・スパイス系の精油の香りをかぐのもいいでしょう。(芳香浴:3滴以下) 2)適度な運動はやる気を起こす! 運動により血行が促進され代謝が良くなり、疲労物質が排出されます。心地よい疲労はだるさやストレス対策だけでなく、睡眠にも良い影響をもたらします。水分補給などに気をつけて自分に合った運動するとよいでしょう。 <血行がよくなるアロマ> ジュニパーベリーやスイートマジョラム・ローズマリー・グレープフルーツ精油などの香りをかぐ。ストレッチやウォーキングをしながらの芳香浴や、足浴などもおすすめです。(芳香浴・足浴:3滴以下) 3)時間よりも質のいい睡眠が大事! 組織の生成をうながす成長ホルモンと、身体の機能を正常に戻す働きの副腎皮質ホルモンは睡眠中に分泌されます。疲労回復だけではなく、子どもの成長やお肌のターンオーバーにも睡眠は大事ですね。 <睡眠前にリラックスできるアロマ> リラックスする香りは人それぞれで、その日の体調などによっても大きく変わってきます。そのときの気分で精油を選ぶのが一番いいでしょう。 ぬるめのお風呂はリラックスでき、入眠しやすくなります。また、睡眠時に好きな香りをかぐことによって心身のリラックスや快眠につながります。私がリラックスできるアロマとしておすすめするのはベルガモットです。(芳香浴・部分浴:3滴以下 / 全身浴:5滴 以下) いかがでしたかすか?「何もしていないけど疲れる」という夏バテ気味な方、胃腸の働きも弱くなっているかも。まずは温かいものを率先して摂り、軽くからだを動かして気分転換を図りましょう。 かくいう私も夏バテ状態に陥ることがあります。適度に疲れることをしてぐっすり眠りたいと思います。 ■注意 ・精油を高濃度で使用すると嗅覚が疲れ逆にストレスとなります。安全のためにも滴数に気をつけましょう。 ・表示の精油滴数は大人の目安です。乳幼児のお子様と楽しむ場合は滴数を半分にし、3歳以下のお子様は芳香浴のみにしましょう。
2014年08月26日夏の日焼け対策、みなさん万全ですか? 紫外線を浴びてしまった肌はどんどん老化肌へ 。まだまだ予防と対策が必要ですね! 今回は身体の中からも美肌を目指すためのおすすめハーブティーと子どもでもおいしく飲めるハーブドリンクを紹介していきます。 ■美肌におすすめのハーブティー ・ヒース ピンク色のかわいいお花で、別名エリカ。メラニンの生成を抑えるアルブチンを多く含むハーブ。お茶はさっぱりと飲みやすい。 ・ローズヒップ ドッグローズ(野ばらの一種)の果実。ビタミンCがレモンの7〜10倍・カルシウムが牛乳の10倍で、そのほかにも鉄分・食物繊維、ビタミンA・B・Eなども豊富に含む。お茶はフルーティーでほのかに甘酸っぱいく飲みやすい。 ・ハイビスカス ローゼルと呼ばれる食用品種。ビタミンCが豊富でクエン酸も多く含み利尿作用もあるので、疲労回復やむくみの解消に。お茶はきれいな紅色。酸味がとても強いので、ほかのハーブとブレンドしたりはちみつなどを加えるとよい。 ・ルイボス 南アフリカで古くから親しまれており、「不老長寿のお茶」とも呼ばれる。ミネラルを多く含み、抗酸化作用のある酵素も含まれる。グリーンルイボスのほうがレッドルイボスよりくせがなく飲みやすい。 ・月桃 沖縄などで自生しているショウガ科の植物。月桃茶はフローラルな香りで後味はスッキリしている。抗酸化作用のあるポリフェノールが赤ワインの34倍で、そのほかにも鉄分・カルシウム・マグネシウムも豊富。 ■子どもも喜ぶおいしいハーブドリンク ルイボスティーや月桃茶はお食事にも合い、そのままでもおいしくいただけます。甘さを足したいときには、ハチミツやフルーツを入れるといいでしょう。ほかのハーブも同様に甘さを足したり、紅茶とブレンドしてもおいしくいただけます。また、ジュースを入れると子どもも飲みやすくなるので、下記のおすすめブレンドもぜひ試してみてくださいね。 ・子どもにおすすめハーブドリンク1 ヒース+ローズヒップ+リンゴジュース ・子どもにおすすめハーブドリンク2 ローズヒップ+ハイビスカス+パインジュース オレンジジュースでもおいしくできます。氷を入れたグラスにジュースを半分ほど入れ、ストローにそっと伝わせてハーブティーを注げば見た目にもきれいなハーブドリンクができますよ。また、市販の濃縮されたハーブドリンクも手軽でおすすめです。ホットでもアイスでも、炭酸で割ってもおいしいです。 組み合わせで無限に広がるハーブブレンド。自分好みにプラスして、お気に入りのハーブドリンクを作ってみませんか?
2014年08月18日夏のイベント、子どもが喜ぶイベントとのひとついえば、キャンプやバーベキューではないでしょうか? 我が家もみんな野外好きです!さて、大自然の中では虫が多いのはどうしようもないこと。ただ、なるべくなら蚊やブヨには刺されたくない…というのが正直なところですよね。 それなら天然素材のミツロウと精油で、虫よけキャンドルを手作りして持って行ってみてはいかかでしょうか? ミツロウはやさしい甘い香りがするうえ、市販のキャンドルよりも煙やススが出にくいのでオススメです。 ■虫よけキャンドルのレシピ(ティーキャンドル1個分) <用意するもの> ・ミツロウ 20g ・スイートアーモンドオイル(他のキャリアオイルでも可) 小さじ1 ・精油 10~15滴 ・キャンドルの芯(なければたこ糸をロウ引きしてクリップなどで重りをつける) ・紙コップもしくはシリコン型 ・割り箸 ■オススメの精油 シトロネラやレモングラス、レモンユーカリは特に昆虫忌避作用が期待できます。その他、ペパーミントやティートリー、ユーカリ、ラベンダーなどをブレンドするのもおすすめです。 <作り方> 1.ミツロウとスイートアーモンドオイルを耐熱容器に入れ、湯煎で溶かす。 (上部を缶切りで開けた空き缶で湯煎をすれば後片付けが楽です。) 2.溶かしている間に、紙コップにキャンドルの芯をセットする。 3.ミツロウが溶けきったら精油を入れて混ぜ、紙コップに流し込む。この時、すぐに固まってしまうのですばやく行うとよい。 4.固まったら紙コップを破って型出しをして、芯を短く切って出来上がり。 ※紙コップから外れにくい場合は、冷凍庫で少し冷やすと外しやすい。 ■使用する上で注意すること ・小さなお子さんがいる場合は、特に火の取り扱いに注意をしてください。 ・使用中はその場を離れないでください。 ・しっかり消火をして、ロウが冷めてから片付けてください。 自然豊かなところで非日常を体験でき、夜は家族でじっくり話ができ、子どもたちもお手伝いをたくさんしてくれるキャンプってすばらしいですよね。そんなキャンプのお供には、持ち歩きに便利なように蓋のついた缶などを容器として使用するといいかもしれませんね。缶の大きさによってミツロウなどの分量を増やして作ってみてください。 ちなみにわが家では手持ち花火をする時にも虫よけキャンドルを使っています。火薬がついて少し汚れてしまいますが便利ですよ。
2014年07月30日家族旅行は、子どもが小さいうちは持ち物も多く大変かもしれませんが、スケジュール面でも旅費面でも小さいうちがお出かけどきです! 大きくなってくると子どもたちのスケジュール調整が大変。まさに我が家がその状態…。でもどうにか予定をねじ込むぞ! と、企んでいます。 今回は、 旅行にぜひ持って行ってほしいものと、私が旅先で活用しているアロマテラピーについてご紹介したいと思います。 ■ 旅行に持ってい行きたいもの2つ ・精油(2~3本) ・スプレーボトル ■お悩みシーン別活用法 <車酔いの時> ティッシュペーパーにペパーミント精油を1滴垂らし、芳香浴をしましょう。 ペパーミントが苦手な子がいる場合には柑橘系の精油をさらに1滴。香りがやわらぎます。(あらかじめスプレーを作っておいてもいいでしょう。作り方は次ページ参照。) <ドライブ中に疲れや眠気がでた時> 精油は、集中力を高めたりやる気をアップさせるローズマリーやペパーミント、ユーカリなどはいかがでしょうか。スッキリとした香りでリフレッシュできます。車酔いの時と同じように、ティッシュやスプレーでの芳香浴がおすすめです。 <宿泊先で気持ちが高ぶって眠れない時> マグカップや湯のみに熱湯を入れ、精油を1~2滴垂らして芳香浴をしましょう。ラベンダーやオレンジスイートは気持ちが落ち着いてリラックスできます。くれぐれも子どもが誤飲しないように注意しましょう。 <冷房が効きすぎて肩がこる、足がだるい時> まず、上半身の疲れには手浴がいいでしょう。足が疲れた時には足浴もしくは半身浴がおすすめです。いずれもローズマリーやラベンダー、ジュニパーベリーなどで血行促進を狙いましょう。(精油は3滴以下) 3歳以下の子どもと一緒に利用する場合は、精油を入れずに行い、精油は芳香浴に利用しましょう。 ■アロマスプレーの作り方 少量のエタノールまたはウォッカに精油をとかし、水を加えてよく振り混ぜる。(精油はできあがり量10mlにたいして1滴) ※乳幼児がいても使えるように、0.5% 濃度でご紹介しています。 ※旅先でスプレーを作るときにエタノールなどがない場合は、スプレーボトルに水道水を入れその中に精油を垂らし、使うたびによく振ってください。ご紹介した目的以外にも、ルームフレッシュナーとして利用できます。 今回精油を目的別にいろいろとご紹介しましたが、一番気持ちがリラックス・リフレッシュできるのは直感で選んだ香りを使い、ゆったりとした気持ちで過ごすことです。ぜひお好きな精油を2本くらい持って行って活用してみてください。家族のことも考えつつ、ぜひご自分のインスピレーションを大事にして下さいね!
2014年07月29日湿気の多いこの時期、みなさんはにおい対策どうしていますか? 子どもの汗がしみこんだベッドマット、汗や泥汚れのついた靴やシューズクロークなどは、できれば天日干しや換気をしたいところですよね。でもそれも天気によっては無理な話。今回は室内の消臭・殺菌について、そして汗ばむ季節のデオドラントに、アロマ活用術4つをお伝えしたいと思います。 ■なぜアロマがいいの? アロマテラピーは、精油を用いて植物の有効成分を利用していきます。精油の持つ抗菌や殺菌、そして消臭などの作用を役立てながら、しかも香りを楽しめるのでにおい対策も楽しくできます。 ※香りを楽しむ芳香浴は赤ちゃんから行えますが、濃度に注意しましょう。また、猫やフェレットがいるお部屋での精油の使用はしないで下さい。 ■アロマ活用術4つ 1)寝具のにおい (マットや枕など) もし天気がよくて天日干しができる場合は、「クエン酸スプレー(※)」をシュッとひと吹きしてから干すのがおすすめです。天気が悪いけどにおいなどが気になる場合は、軽くスプレーをしたあと乾いたタオルで拭き、風通しがいい場所で乾かすといいでしょう。シミになる場合もあるので、目立たない場所でテストしてから使用することをおすすめします。 ※クエン酸スプレーのつくり方 水200ccにクエン酸小さじ1を溶かし、精油を10滴以下で入れよく振りまぜる。 2)洗濯物のにおい 雨の日は、部屋干しをするしか方法がない場合もありますよね。少しでも生乾きの嫌なにおいを避けるためにも、菌の繁殖を防ぎたいものです。それには洗濯をする時に精油を2~3滴、洗濯機に水を貯めた後にたらすのがおすすめです。ただし、衣類に精油が直接つかないように気をつけて下さい。また、色の濃い精油は避けましょう。 3)クローゼットやシューズクロークのにおい とにかく湿気がこもらないように扉を開けて風通しをよくしましょう。重層と精油を入れたサシェ(※)を吊るしたり棚の中に置けば、湿気取りや消臭・芳香にもなります。 ※サシェのつくり方 布袋の中に重層をつめ、精油を数滴たらして紐で結ぶ。古くなった子どもの靴下の中に入れて作るのもよいでしょう。 4)汗や足のデオドラント 汗そのものは無臭ですが、菌が繁殖し酸化するため“におい”となってしまいます。気になる部分にこまめにデオドラントスプレー(※)をシュッとすると、効果が得られると思いますよ。 ※デオドラントスプレーのつくり方 無水エタノール5mlに精油を5~10滴入れて混ぜ、さらに精製水45mlを加えてよく混ぜてスプレー容器に入れます。 ■目的別、おすすめの精油 消臭:ラベンダー、レモン、ローズマリー、サイプレス、ペパーミント 抗菌・殺菌:ティートリー、ラベンダー、ユーカリ、ローズマリー 防虫:レモングラス、ラベンダー、ティートリー、レモン
2014年06月13日外遊びが大好きな子どもたち。しかし雨が多いこの梅雨の時期、外に出られずおうちでグズグズしてしまうことってありませんか? そこで今回は、雨の日でも楽しめて、粘土のようにこねこねと一緒に形が作れて楽しめる練り石けんの作り方をご紹介したいと思います。 ■ なぜ練り石けんがいいの? おすすめする3つのわけ 1、簡単なので子どもと一緒にできる 2、精油の香りを楽しみながらできる 3、子どもは創造力・指先のトレーニングになり、大人はこねることでリラックス効果が出る <材料>(石けん2個分) ハチミツ 小さじ1 精油 10滴 ソープベース 100g ぬるま湯 大さじ2 クレイまたはハーブパウダー 大さじ1(なくてもよい) ※材料についての詳細は後半でご紹介します。 <作り方> 1)ハチミツに精油を入れよく混ぜる 2)ジッパーバッグの中に、ソープベースとぬるま湯、1を入れ、袋の上からよくもみ混ぜる 3)袋から出して2つに分け、好きな形に成型する(このときにクレイやハーブパウダーを混ぜ込む) 4)風通しのいい室内で2週間くらい乾燥させてできあがり 写真左:ローズパウダー、右:カレンデュラドライハーブ/精油はどちらもオレンジスイート7滴+ラベンダー3滴 <注意> ・肌に異常が現れた場合はすぐに使用を中止して下さい ・作成・ご使用に関しては自己責任で行って下さい ・精油は直接手で触れないように気を付けて下さい いかかですか? ハチミツの代わりにグリセリンやホホバオイルなどに置き換えてもいいと思います。クレイやハーブパウダーで色をつけるほか、写真右のようにカレンデュラやラベンダーやローズマリーなどのドライハーブを混ぜてもきれいですね。 少し変わった楽しみ方として、石けんの中に小さな玩具をこっそり入れてもいいかもしれません。使っていくうちに中から何かが見えてきたら、子どももお風呂に入ることがいっそう楽しくなるのではないでしょうか? どういう石けんにしようかと考えるだけでもワクワクしますよね。 ■ 材料について ソープベースや精油・クレイ・ハーブパウダー・植物油などは、アロマテラピーの専門店で購入できます。 クレイ…粉末状の粘土。汚れを吸着する効果がある。色付けにもなります。 ハーブパウダー…ハーブを粉末にしたもの。ハーブの持つ様々な作用が期待できます。 ハチミツ…保湿効果。肌の炎症を鎮めます。 植物油・グリセリン…保湿効果。 <精油のブレンド例> さっぱり : ローズマリー、パルマローザ、ラベンダー リラックス : ラベンダー、オレンジスイート、サンダルウッド ビューティー : フランキンセンス、ゼラニウム、ローズウッド デトックス : ジュニパーベリー、サイプレス、グレープフルーツ
2014年06月03日ママは子育てや家事で毎日お疲れですよね。それに仕事があればもっと…。「はぁ」と、ため息をつくこともあるのではないでしょうか。しかし、ため息って悪いことばかりではないようですよ。深呼吸と同じで、長く息をはくと吸うときに自然と酸素がたっぷり肺に入っていきます。そのときにアロマテラピーの芳香浴をすれば、リラックス効果が期待できます。 私はよくハンドタオルに、精油を垂らしたティッシュをはさんでいます。好きな香りを持ち歩くとテンションが上がるのでおすすめです。 さて今回は、香りをかぐ以外にリラックスやリフレッシュをする方法を3つ挙げてみました。ぜひ心地よいと感じる香りを選んで実践してみて下さい。 1 全身浴・部分浴 「全身浴」はバスタブに精油を1~5滴入れ、よく混ぜてから入浴します。水圧により血流が良くなり、香りでのスチーム効果もあります。大さじ1程度の天然塩に精油を垂らしてからお湯に入れるのもいいでしょう。発汗作用も期待できます。ぬるめのお湯はリラックス、熱めのお湯はリフレッシュができますよ。 「部分浴」は洗面器などにお湯を張り、精油を1~3滴入れます。足先を浸す足浴は全身の血流がよくなるので、冷え症の方におすすめです。手先を浸す手浴は上半身の血流がよくなるので、肩こりの方にいいでしょう。いずれも洋服を着たままできるので、思い立ったらすぐにできますね。気持ちの切り替えにも使えます。 <注意> ・精油は水に溶けないので、よく混ぜてから入浴して下さい ・3歳以下のお子様は安全のため芳香浴以外のアロマテラピーは避けましょう 2 フェイシャルスチーム 洗面器に熱いお湯を張り、精油を1~3滴入れます。洗面器に顔を近づけたら、バスタオルを頭からかぶり蒸気が逃げないようにして、目を閉じてフェイシャルスチームを行います。おうちで簡単に、プチエステですね。 <注意> 精油の種類によっては粘膜への刺激が強いものもあるので、むせないように注意しながら行って下さい。せきがひどい時は避けましょう。 3 温湿布 精油を1~3滴入れたお湯にタオルを浸して絞り、身体の一部分にあてて温めます。慢性の疲れに効果が期待できます。また、目を閉じてまぶたの上に乗せると目の疲れがとれてスッキリシャッキリしますよ。 <注意> 温かさを感じなくなったらすぐにタオルを外しましょう。 さあ、あなたは今どんな気分ですか? アロマテラピーを活用して、心身ともにリラックスやリフレッシュをしてみませんか?
2014年05月31日最近ではとても身近になっているアロマテラピー。実際に生活に取り入れている人も多いのではないでしょうか。アロマテラピーは実践している自分だけではなく、結果的には家族も幸せを感じることができるって知っていましたか? そもそも「アロマテラピー」って? 「アロマテラピー」とは、精油(エッセンシャルオイル)を用いて心と身体に働きかける自然療法のひとつです。精油は植物から抽出した100%天然の物質で、数十個から数百個の有機化合物からなる芳香物質です。古くから植物のチカラを使ってきたのも、そこに薬理作用が期待できたからなのでしょう。先人の知恵ですね。 家族もHAPPYになる方法って? ディフューザーで精油を香らせるのもいいですが、まずは精油をティッシュペーパーに1滴垂らして気軽に芳香浴を楽しんでみましょう。すると、次のような流れができてきます。 1、好きな精油の香りをかぐ 2、気分が上がる、気分が落ち着く 3、ストレスが軽減する 4、家族に優しくなれる いかがでしょう。そんな単純に!? って思われるかもしれませんが、実践する価値はあります。また、家族に優しくなる以外にも、やる気が起きる、いきいきとする、健康的になるという効果も期待できます。 香りによっても効果は違います。たとえば疲れている時や気分が沈んでいるときには、オレンジスイートやベルガモットの精油がおすすめです。明るい気持ちになり、子どもや家族に対しても心に余裕をもって接することができるようになります。 やはりこの“余裕”がないと、家族に優しくすることができずに負のスパイラルに陥ることになると思います。ママが笑顔だとみんな幸せになりますよね。そして更に、家族からの幸せを受け取ることができるでしょう。子育てや仕事で忙しかったり、疲れているママにこそぜひ取り入れてもらいたいですね。 安全に使用するために 精油は天然のものですがとても濃縮されているので、安全に使用するために次の5つに注意をして下さい。 1)肌に直接つけない 2)飲用しない 3)光・熱・湿気に弱いので保管に気をつける 4)揮発性があるので火気の近くに置かない、保管しない 5)3歳以下の乳幼児とお年寄りは濃度に注意する(3歳以下は芳香浴のみとする) 最後に、合成香料のフレグランスオイルやポプリオイルとは違うので、ご注意ください。 それでは、ぜひお好きな精油をまず1本選び、ゆっくりと深呼吸をするように香りを楽しんでみて下さい。
2014年05月28日