双子を含むフリーダムな4人の子育てをマイペースに描いたり書いたりしています。 モットーは「気楽にいこうぜ何事も」。
双子を含むフリーダムな4人の子育てを綴るコミックエッセイ。 「気楽にいこうぜ何事も」をモットーに日々子育て中!
こんにちは! 野原のんです。 かなり寒くなってきましたね。今年もあと少し…今年度はコロナで何から何まで例年とは変わってしまった一年でしたが、子どもたちの学校や保育園行事は秋以降少しずつ戻ってきて、今までとは違うスケジュールややり方にてんやわんやな毎日を過ごしています。 運動会や遠足でお弁当を作る機会が増えるこの季節になると、私は思い出すことがあるんです…。 そう、できることならあまり思い出したくない黒歴史的なことが… ■お弁当に詰めるフルーツが見当たらず…!? あれは私が小学3年生の時。 その日は楽しみにしていた秋の遠足でした。 私の家は遠足の日の朝、早起きをしてテーブルに並べられたおかずを自分で選びながらお弁当箱へ詰めるシステムでした。 その日も嬉々としてお弁当を詰めていたのですが、ふとあることに気がついたのです。 お弁当の時は毎回何かしら用意されていたフルーツが…ない。 「フルーツがないよー!」と声をかけると、お母さんもすっかり忘れていたようで、 「今回の遠足はフルーツなしだ! ごめん!」と… それでもどうしてもフルーツが諦められない私。 何かないかと冷蔵庫を漁るととあるものを発見しました! それは… トマトジュースは飲んだことがありませんでしたが、トマトは大好きだったので「これでいいか」とお弁当と一緒にリュックの中に詰め込み出発しました。 そして遠足を存分に楽しんで迎えたお昼時。 友だちとお弁当を食べ、みんなが各々デザートを出し始めたタイミングで、私もトマトジュースを取り出し、意気揚々とストローをさして思い切り一口目を吸い込んだ… その瞬間 「まっっっっずい!!」 想像していた500倍はまずいその味に、思わずその場で盛大に咽せてせき込みました。 リュックの中でぬる〜くなったトマト100パーセントジュースは、もはやあのフレッシュでみずみずしいトマトの面影など微じんも感じられない驚きの激まずジュースへと変貌を遂げていたのです。 そもそもトマトジュースとはどんな味なのかすらわからないままに、あの生のトマトを想像して飲んだものですから、そのあまりのギャップを脳と体が処理しきれなかったのだと思います。 一緒にお弁当を食べていた友だちたちは、一様に驚いてフリーズする中、 担任の先生が大慌てで走り寄ってきて「大丈夫!? 何があった!?」と真剣に聞いてきたので 「トマトジュースがまずくて…」 と答えると、途端に大きなため息をつき、そしてこう言いました。 ■遠足の楽しい思い出が恥で上塗りされた トイレへ行って鏡を見た瞬間の恥ずかしさと、帰るまでこのままなの? という動揺は、それまで楽しく過ごしていた遠足の記憶を消しとばして、恥で全部が上塗りされるくらいの記憶として強く脳裏に焼きつきました…。 子どもが生まれてから、お弁当を作るたびにこの出来事を思い出してはちょっと暗い気持ちになったりしてきましたが、おかげでかれこれ11年、子どものお弁当にデザートのフルーツを用意し損ねたことはないのでプラマイゼロかなと…最近になって思うようになりました。 わが子には遠足は楽しい記憶ばっかりで成長してほしいものよ… ちなみに私がトマトジュースを勝手に持っていったことはお母さんは知らなかったようなので、小学生を持つ親御さん… くれぐれも遠足前日は、冷蔵庫にトマトジュースを入れないことをおすすめします…笑 そして、突然ではありますがウーマンエキサイトさんの連載をこの記事でしばらく休止させていただくことになりました。 子どもたちの成長と私自身の環境の変化によって、記事を書く時間が満足に取れず、バランスをうまくとることが難しくなってきたのが一番の理由です。 私の中で子どもたちを最優先することは、絶対だと決めていることだし、家族のことを大切に楽しくお仕事をしたいと思っています。 勉強になり、何よりとても楽しく連載させていただけてウーマンエキサイトのみなさま、読んでくださっている方々には感謝でいっぱいです。 ワガママ言ってすみません。 ここまでいろいろな記事を読んでくださり、ありがとうございました!! 時期は未定ですが、またいつか再開できる日がきたらお会いできたら、うれしいです!
2020年11月20日こんにちは! 野原のんです。 双子がそろっての入院は驚きもあり笑いもありの連続でした。 ■病室は十分すぎるスペースを確保できた 双子が入院になった時、個室は空いておらず4人部屋になりました。 同時に泣いたりも多かったのでうるさくしてしまうなとか、2人とも私にくっついてないと寝られないので別々のベッドとなると寝かしつけは相当グズるだろうなとか、とにかく不安がいろいろとあったのですが、病室に案内されて入った瞬間、思わず 「あ、なるほど」 と笑ってしまいました。 4人部屋の入って右側、本来ベッドが2つあってカーテンで仕切られ、二組が入院できるようになっているスペースが、真ん中のカーテンの仕切りがなくなり、ひとつの空間になっていたのです。 そして、その中央に置かれたひとつのベッド なんということでしょう。 子ども用ベッド2つが見事に合体。 真ん中の凹み部分にマットがはめ込まれており、完全にフラットな広いひとつのベッドへと変身を遂げていました。 子ども用ベッドといえど一台あたりの広さは十分にあり、身長155センチの私が一緒に寝転んでも普通に足を伸ばしてゆっくりできる感じだったので、それが二台分という十分すぎるスペース。 これなら寝かしつけは両方同時にして、添い寝もできるし、思っているよりもだいぶ苦労しなさそうだなと、ホッとしました。 大部屋には他にも、二組の家族が入院していて「双子なので同時に泣き出したりして迷惑をかけるかもしれません。ごめんなさい」と声をかけると二組とも0歳のお子さんとの入院で と…。 同室の方への迷惑はかなり気になっていたので、やさしい反応にここでもちょっと、いやだいぶホッとしました。 ■双子が入院したときの必需品は!? この時期、双子は離乳食が始まっていましたが、先生との話し合いでひとまず入院中は離乳食は止めてミルクでいきましょう、ということになりました。 ミルクの粉は自分で用意する必要がありましたが、哺乳瓶や乳首・お湯と白湯などは、すべて病院側で用意してくれたので、そこはかなり助かりましたね。 自分の食事は双子が寝た瞬間にナースステーションへ声をかけて、ダッシュで病院内のコンビニで買っていました。 ミルクやおむつ、着替え、タオル・ティッシュなど日常の必需品 のほか、この時の入院で必須やと感じた物を書き出していくと 今ぱっと思い出せるものといえばこんなところですね。 双子は入院中ずっと点滴・血中酸素濃度を測る機械・スチームの吸入器(ホースのようなもの)をそれぞれ付けていたのですが、それがまぁ絡まる絡まる。 ホースや点滴はまだ気を付けていましたが、それでも絡まる! 血中の酸素濃度を測るやつにいたっては常に絡まっている。 看護師さんが様子を見にくるたびに2人を抱き上げて、あっちへこっちへ線と線の間を通し、絡んだ線を解くところからでした。笑 真ん中には私が常にいて、縦横無尽に動こうとする双子を左右の定位置、それぞれの点滴のある方へ戻すという行動を数え切れないほど繰り返した日々でしたね…。 とまぁ、そんなこんなでなんとか大きなトラブルもなく過ごせた双子の入院生活でしたが、 忘れられないのがお見舞いにきた旦那に言われた一言 しばくで。
2020年09月15日こんにちは! 野原のんです。 旦那もお互いの両親も頼れる人がいない中で 突然の入院 。 入院する双子はもちろん、まだ7歳と5歳の上2人をどうしたらいいのか… ■入院するタイミングで究極の選択を迫られた 入院が決定した時にまず聞かれたのが、完全付き添いにするか、預けて面会時間にだけ会いに行くか。 完全付き添いにした場合、入院した病院では24時間の付き添いが必要になるので、離れるとしたら基本的に誰かと入れ替わりが必要。 逆に預ける場合は15時から20時の面会時間のみ。 そして、そのどちらにするかは入院するタイミングで決めなくてはならず、一度決めると途中で変更はできないと言われました。 双子かつミルクと離乳食という状態だったので、病院側からは 「できれば付き添いで」 と言われましたが… 付き添いを選択した場合、入院用品を取りに行く1時間くらいは双子を見ていてくれるものの、すぐに戻ってきてほしいとのこと。 双子だけならそれでよかったけど… 入院が決まった時にすぐ旦那へ連絡をしたのですが、「会社に頼んで明日以降は夜、家にいられるようにするけど、今日の今日は帰れない」と言われ、不安そうに待合室で座っている上2人のことを考えると、付き添うという判断もできませんでした。 私の両親も県外だし仕事があって無理。 義両親も県外で仕事はあるけど、あさってからなら義母さんは泊まり込みで手伝いにきてくれるという状況。 どうしたらいいのか分からず、近くにいた看護師さんにとりあえず事情を話して相談しましたが、病院側としては何もできないと。 この一晩を何とかできたら上2人はパパやばあばが見てくれるし、双子にもずっと付き添うことができるのに… 双子が処置室に入っている間、 入院病棟の談話室で上2人と3人途方に暮れていました。 そこに年配の看護師が入院と双子の状況を説明しにきたのですが、その際、聞かれた「付き添いどうされますか?」の言葉に何も返せず、言葉に詰まってもう泣きたいくらいの気持ちでいたんです。 すると、その看護師さんが ■解決の糸口をつかみたくて、一生懸命に訴えたところ!? 「お母さんもしかして家誰もいてはらへんの?」と…。 その言葉にうなずき、もう一度全部の事情を話しました。 どうにか解決の糸口をつかみたくて必死になり、めちゃくちゃ一生懸命、同じことを何度も繰り返して訴えていたと思います。 すると、うんうん。と聞いていた看護師さんが「分かった。待っててね」とその場を離れ、少ししてから先生を含めた数人で戻ってきてこう言ったんです。 「今日、面会時間ギリギリまでいてもらって、明日朝8時までに戻ってきてもらえるなら、今回のみ例外で双子ちゃんを病棟で見るよ」 もう本当に後光が差していました。 何度も何度も「ありがとうございます」と頭を下げる私に「双子ちゃんまだ小さいしこっちとしてもお母さんに付き添ってもらえる方がいいから」と笑うその看護師さんの顔はきっと忘れません。 帰り際、泣き叫ぶ双子と離れるのはつらかったですが、旦那も急いで仕事を切り上げて早朝には戻ってきてくれたので、上2人が不安な思いをすることなく、次の日から双子に無事、付き添うことができました。 あの時の看護師さんをはじめとする病院スタッフの方々には、3年たったいまも感謝の気持ちでいっぱいです。 次回は、いろいろと驚くこともあった双子がそろって入院した話の続きと、そのとき必須だった物などをまとめてみたいと思います。
2020年08月15日こんにちは! 野原のんです。 なんだかんだと失敗も繰り返しながら4人の子育てをしていたのですが、それは突然やってきました。 ■双子がそろってちょっと変なせきをし始め、嫌な予感が… 10か月になったとある冬の寒い日、双子はそろって数日前からちょっと変なせきをしていました。 ケンケンとまではいかないけど、どこか喉に引っかかるようなせきで、何となく嫌な予感はしていました。 あれは数年前…長男ニジくんが生後半年のその日もせきがよく出ていて、そのせいで寝られない、おっぱいが飲めないで機嫌が凄まじく悪かったんです。 でも、熱があるわけでもなく… かかりつけの小児科でせき止めの薬が出ていたので飲んでいたのですが、効果もないまま夜になり寝かせても抱き上げても泣いて泣いてという状態でした。 旦那が「鼻も詰まってるから余計機嫌悪いんちゃう? お風呂でシャワー出しっぱなしにして湯気で鼻通したら?」というのでお風呂場に連れていくと、確かに少し機嫌は良くなり、ウトウトとしはじめたんです。 でも、寝たのを見計って布団へ連れていくと、すぐに起きて泣き出すという繰り返し。 昼間平熱だった熱が少しずつ上がってきているのにも気がついて、夜間診療を受診することにしたのです。 すると、視診をした看護師さんに「すぐに酸素を測ります」と奥の部屋に通され、酸素を測っている途中でお医者さんが来ました。 酸素の数値を見て、一言 「入院ですね」 と。 衝撃でした。 基本熱で受診を判断していたのですが、そうじゃないんだと。 『子どもは普段と比べてトータルで診なさい』 と保育短大時代に先生が言っていたのを不意に思い出し、ニジくんに対して“つらい中で頑張っていたのにごめん”という気持ちで泣きそうになりました。 ニジくんは、救急車で運ばれ、その後入院した先で肺炎と診断されたんです。 気管支炎が悪化しての肺炎だったそうです。 この時の経験があったので、今回双子がちらほらとせきをし始めたあたりから注意して見ていました。 ■かかりつけの小児科で診察してもらったところ…!? すると2人そろって と、こんな感じの症状になってきたので、とりあえずかかりつけの小児科へ。 普段と違う、現在の症状について伝えると、先生も「せきが気になるし大きい病院へ紹介状を書くね」とのことで受診したその足で次の病院へ向かいました。 そこで2人そろっていろんな器具をつけて検査をし、レントゲンをとり、点滴がつけられた状態のときに、先生が隔離室に来て言いました。 「気管支炎です。肺にもちょっと影響出ている感じがあるので、入院ですね」 やっぱり…。 嫌な予想は当たったものの、ニジくんの時のようにかなりつらい思いをさせる前にきちんと適切な処置をとってくれる場所へつれて来られたことに少しだけホッとしました。 でも 双子そろっての入院って…どうなるの? いやそれ以前に入院準備とりに帰らなきゃいけないし、そもそも えーーー!! どうしたらいいのこの状況は… 次回へ続きます…。
2020年07月15日こんにちは! 野原のんです。 順調に成長する双子。 そして双子を日々溺愛する上2人。 少し歳の差が開いての出産もいいよなぁなんて思っていたのですが、人数が増えると起こる混乱…。 そう、予防接種!! ■ゼロから始まる双子の予防接種に大混乱 生後2か月から始まる予防接種は、種類も多いし期間も決まってるし続きは一年後にとかあるし1人ぶんでも結構わけがわからなくなっていたんです。 そんな状態だったので2歳差2人になった時はもうどれが何やら状態に。 完全にかかりつけの病院任せ…。 次の予約はこれですと言われたものを、言われるがままに従って打っていました。 多い時は毎週どっちかの何かしらの予防接種予約が入っているなんてことも。 それでもなんとか、一番上のいっちゃんはひととおり終えて、二番目のニジくんも残すは6歳で打つラストのだけ!! という状態でした。 そんな中でまたゼロからはじまる予防接種。 しかも2人同時。 これは嵐の予感だぜぇ…なんて思っていたのですが… 双子の予防接種は、 注射にたどり着く前からすでにやばかった。 まず、予防接種を打つにあたって記入する用紙の多さ。 上2人の時にはなかった“予防接種番号”なるものまであって、どっちがどの番号なのか逐一確認しつつ、2人合わせて最低4枚。時には8枚ほぼ同じことを繰り返し記入し続けるという苦行。 インターネットが普及するこのご時世にとてつもないアナログ作業…。 ■予防接種までの一連の苦労がすべて水の泡になることも 毎回、後半になるにつれて「この字、読めるの?」レベルの汚さになっていく双子の予防接種の用紙。 これ思わず家で書くのを忘れてバタバタと病院へ行ってしまった日には地獄を見ますからね…。 基本、予防接種は私ひとりで連れて行っていたので、逃走したり泣いたり妨害してきたりする双子を周りの人に迷惑をかけないように見ながら記入しなければならず、何度、受付の方や看護師さんが助太刀に来てくれたことか。 その節は大変お世話になりました…スミマセン…。 次に打てる予防接種を確認して、保育園や小学校の行事、仕事の都合と照らし合わせながら予約をとり、前日までに用紙全てを記入し、仕事を早退して、保育園へ急いでお迎えに行き、2人を抱えて病院へ行って受付を済ませるというこの一連の流れをへてようやく予防接種へとたどり着ける…と思うでしょう? こうなった瞬間、 その一連の苦労が一瞬にして水の泡になるんですよねー。 双子で摂取時期がズレるとややこしくなるからと、片方が打てない時は2人とも打たないというやり方をしていたので、双子の予防接種はこの 『病院での検温』 が最後のボスとして常に立ちはだかっていました。
2020年06月26日こんにちは! 野原のんです。 ついに寝返りをマスターした双子。 あっという間に寝返り返りをマスターしたものの…どこまでもコロコロと転がる2人。そろってコロコロコロコロ… この時期の赤ちゃんには手を焼くパパママも多いのではないかと思うのですが、うちの双子も例にもれず手がかかりました。 まずひとりで転がっていったときに良くあるパターンで 『壁際で動けなくなっている』 『消えたと思ったら机の下に転がり込んでいた』 『何度、離してもなぜかコードを引っ張っている』 などなど… 何事もなく過ぎ去ってみれば笑い話に変わるようなことが多々あると思うのですが、双子で一番頻発するのが ■なぜかお互いに重なって引っかかり、動けなくなる双子 これは“双子あるある”なのか、わが家の双子にこの傾向が強く出ていたのかはわかりませんが、頻発していました。 うちは義父お手製の双子用ベビーベッドを使っていて、通常のベビーベッド二台をくっつけた広さがあったので、家事で動くときはそこに入れていたんです。 赤ちゃん二人が寝転んでも十分に動けるスペースはあるはずなのに…気がつけばいつもお互いに重なって引っかかり、動けなくなってふえふえ言っているんですよ。 どれだけ離して寝転ばせても必ずお互いに引っかかる双子…。 何でこの広いスペースで必ずお互いに寄って行って引っかかり合うねんと。 ふえふえ言っている分にはいいのですが目を離した時に顔の上に乗ってしまうと怖いなと思って、外していた真ん中の柵をもう一度設置したんですね。 そしたら いや何でやねんと。 頭と頭を向かい合わせるカタチで寝転がしたのに、何で方向転換してまでそこで絡み合って泣いてんねやと。 でもとりあえず顔にかぶさることはないので、ベビーベッドではこの後、つかまり立ちをするまで真ん中を柵で仕切っていました。 私が家事などをして動きまわらない時は8畳に布団を敷き詰めた状態の部屋にころんと寝かせて、私もそこで座りながら洗濯物を畳んだり休憩したりしていたのですが… ベビーベッドよりもはるかに広いそのスペースでも、 なぜかお互いに引っかかって泣く双子。 ■ある日、引っかかって泣いていない場面に遭遇 これだけスペースがあってなぜ… 両端に寝かせても絶対にお互いにたどり着いて絡みあうんですよ。 寝返りと寝返り返りを駆使したら結構あっちこっち動けるはずなのに、まるで磁石のごとく引力が働いているのではと思うほどにお互いへ吸い寄せられていました。 双子って謎やな…と思いながらせっせと離していた私でしたが、そんなことを繰り返す中で、 ある日2人が引っかかっているのに泣いていない場面に遭遇したんです。 あれ? 珍しい…と見ていると、お互いに触りながらじっと見つめて、そして わ…笑った…!! お互いを見て、触れて、そしてお互いを認識して笑い合ったんです!! もう写真を撮るとかビデオを撮るとかそんなことすっかり頭から抜け落ちるレベルでかわいくて胸がギューーーーーーッと愛しさで締めつけられました。 双子大変…と事あるごとに思っていましたが、この時はあまりのかわいさに 「双子最高かよ…」 と天を仰ぎました…!
2020年06月15日こんにちは! 野原のんです。 双子のいる生活が当たり前になった頃、双子も家族の顔を見てよく笑うようになりました。 赤ちゃんが自分を見てニコッと笑ってくれるのって本当にかわいくて胸がキュンとなりますよね。 上2人の時もいい笑顔を写真におさめたくて、スマホの連写機能をふんだんに使って何度も何度も撮っていた記憶があります。 どの写真もかわいくていい笑顔なのですが、その中でもここ! この瞬間! という笑顔満開の瞬間っていうのがあるんですよね〜。 そんな瞬間を捉えたくて今回も連写で撮りまくっていたのですが… 2人のタイミングがそろう瞬間を捉えるのは… 難易度がめちゃくちゃ高かった… ■双子がそろって笑顔の瞬間を撮影するのは大変 1人ずつなら20連写くらいしていれば最高な瞬間って結構撮れるのですが、その一瞬が2人そろうのってレア中のレアなんですよね。 普通に接していれば2人そろってニコーっとする瞬間がよくある気がするのですが、スマホを構えると途端にレア度が上がり、一瞬というよりもはやコンマ何秒の世界…。 上2人の時代よりも機能が上がっているはずの 連写機能ですら捉えらないんです。 とりあえず1人ずつのいい瞬間は撮れているし気長に奇跡が訪れる瞬間を待とうかとも思いましたが、せっかくの双子なんだから、いまこの時期しかない笑い方をする笑顔の二人そろった写真がほしい!! という思いからどうしても諦めきれず…。 どうにかならないものかと思いながら何となく動画を撮っていたのですが… ふと、気がついてしまったのです。この一連の悩みの解決方法を。 ■双子を動画撮影してみたところ…!? なぜ気がづかなかったのか…写真に収めたい! という気持ちから静止画でどうにか捉えようとばかりしていましたが、いまのこのデジタルな時代… 動画から一場面を切り抜くことなんて簡単なんですよね。 双子がニコッと笑う瞬間は私と目があった時だったので、動画を撮りながらスマホ画面ではなく双子を見ながら話しかけていると よし!! 早速動画の確認を… …んんん、絶妙に片方がぶれてる。 もう一回! …というのを繰り返すこと数回 無事、めちゃくちゃにかわいい二人そろった笑顔の写真を手に入れることに成功しました! 動画だと写真よりもブレは多いし、くり抜きにするとサイズや画質の面では少し落ちますが、双子や人数が多い時などなかなかそろった瞬間が撮れない場合、使える手だなと思います。 すでにやってるよという方も多いとは思いますが、私はこの方法で最高の写真を確保できたので参考までに書いてみようかなと…。 その瞬間の動画と静止画、両方が残るというお得感もありますしね!
2020年05月24日こんにちは! 野原のんです。 上の子って結構つきっきりなので成長のひとつひとつをちゃんと見守れることが多いのですが、下の子になればなるほど「え!? いつのまに!?」という成長の瞬間を見逃してしまう場面も増えますよね。 今回はそんな中で何とか見ることができた双子の寝返り話です。 手足をよくバタバタと動かして体を捻る動作を良くするようになった4か月頃。 ベビーベッドに寝かせていても足の力でぐんぐん上に上がって柵に引っかかったり、ラグマットの上におろしているとお互いに引っかかったりしていたので 「寝返りの練習はじまったな」 とは思っていました。 ■長女は寝返りする気配がなく心配だったが…!? でも、長女いっちゃんはここから寝返りまで2か月かかったんですよ… 捻りはするけどあと少し、グッとなかなか回転せず下半身を捻ったまま、止まっていたりパタンと戻ったり。 はじめての子だったし3か月には捻っていたのに5か月過ぎてもずっとその調子だったので心配になり、小児科を受診した時に先生に「捻るだけで寝返りする気配がないんです」と相談したんです。 すると と、まさかの解答が 笑 なんやねーんと一気に脱力しました…それまでネットで「寝返り・遅い」で検索をかけては不安を自分であおっていたので…。 結局その言葉を聞いた数日後には無事寝返りしましたし、ご存じの通りいまや寝返りどころかゴロゴロ家中転がって遊んでいます。 そんなことがあったので、双子が体を捻っていても「まぁまだやろな」とゆっくり見守っていました。 が 結果を先に言うと、 双子はそろいもそろって捻りはじめてから寝返りまでがとてつもなく早かった…!! そう…あれは体捻りを頻繁にするようになって数日目、夜ご飯を作っている時でした。 ■双子の初寝返りを見ることができた 慌てて上2人が呼ぶので何事かと双子を見ると… あねちゃんがもうほぼほぼ寝返りしてるーーー!! 何ともう後は腕を抜くだけの状態に…! 頑張れ…! 頑張れ…!! 上2人の手伝いたいけど手伝ったらダメだよねというソワソワした応援をうけ、ふうぅぅんとうなりながら体を揺らした反動で挟まっていた手が抜けてあねちゃん無事、寝返り成功。 早くない!? と驚く私と、すごいね! と喜ぶ上2人。 そして旦那が一言 「…動画撮り損ねた」 あー、本当だ! 忘れてた。 人間焦るといろいろと抜けるものですね…。でも、次はいもちゃんが控えているからいもちゃんこそ、そう意気込んでいた3日後。 いもちゃんもついに体の捻りと足の遠心力で寝返りをしそうな気配が。 これはくるかもしれない。とカメラを起動した瞬間 寝返りしたーー!! あねちゃんよりアッサリと寝返りを成功させたいもちゃん…。 動画は半分以上体を捻っているところからの録画でした…。 でも実は長男ニジくんの初寝返りを見逃していたので、無事に2人ともの初寝返りをちゃんとこの目で見ることができたので大満足! しかし寝返りをマスターすればするほどに、2人で絡み合いえらいことになるとはこの時はまだ知る由もない私でありました…。
2020年05月15日こんにちは! 野原のんです。 今回は双子のベビーカー事情について何を基準にどのベビーカーに決めたかを少し。 ■双子のベビーカー選びは大変 種類が多くて値段の幅も広かったひとり育児の用品と比べると、双子用品は種類と値段の幅の狭さに驚きます。 チャイルドシートやバウンサーなどひとりひとり揃えなければいけない物も多いのに、それに加えて抱っこ紐やベビーカーも わりかし高い中から選ばざるを得ないという事態に。 中古はどうだろうと見てみても元が高いことや数が少ないことも相まって、基本的に双子用品って中古でも値段があまり下がっていないものが多いんですよね。 もうそれなら新品でいいか…とまずはネットで調べるじゃないですか。 でも、実際のサイズ感や押した感じは現物を見なきゃ分からないよなぁと店舗へ行ってみるのですが… 小さいところは置いてないよなと結構大きい赤ちゃん専門店へ行ったのですが、双子ベビーカーは取り寄せになりますとのこと…。 物もわかってないのに購入しなきゃ触ることすらできない不安! これって結構ギャンブルなんですよね。 なにせ 双子ベビーカーは普通のベビーカーと違う部分が多すぎて、確認しなきゃいけない条件が多いんです。 うちの場合ですと、まず車に載せられるのか。マンションの出入り口を通過できるのか。マンションのエレベーターに入るのか。荷物はどれくらい入るのか。 そして基本的に私ひとりで開け閉めや移動をするので、双子を抱えながら素早くベビーカーの開閉はできるのか。閉じた時に片手で持ち上げて移動させることができるのか、など。 やっぱり操作はやってみないことには何とも言えませんしね…。 でもとりあえずできることから! とメジャーを持ってマンションや車、駐車場や家の前の歩道などの幅や高さを調べてメモし、ネットで商品の詳細欄に書いてあるベビーカーのサイズと照らし合わせながら、大きさが許容範囲内のものをピックアップしました。 そこから希望のタイプを選んでいくのですが、種類の少ない双子ベビーカーにもオーソドックスな横並びもあれば縦並びや上下、ひとつひとつに切り離せるタイプなどがあるので、使っている先輩ママの口コミを探したり比較サイトを見たりしながら使い始める月齢に応じたものを探しました。 そしてある程度商品が絞られてきたら、あとは片っ端から店舗に電話! 県内のみならず県外の店舗にも電話しました。 基本的に置いている店舗は少なくて、取り寄せも購入する人のみと言われることが多かったのですが… ついにとある店舗で希望のベビーカーを置いているとの返答が!! もうその日の夕方には行きましたね。うれしくてうれしくて。こうしてようやく念願の現物を触ることができました。 ■わが家が購入したベビーカーは!? そんなこんながあって、わが家が購入したのがアップリカのGRACOデュオスポーツ! 決め手は入る荷物の多さと折り畳みの楽さ。リクライニングなので生後一か月から使用できるところでしたね。 双子ベビーカーの中では横幅がコンパクトな方らしいのですが、それでもマンションのエレベーターはギリギリでした…。 最近はもっぱら乗らなくなりましたが、実際にかれこれ3年使ってみた感想としては これを選んで大正解だったかなと思います。 子どもが増えると荷物も増えるので、ガンガン中に積み込める容量があるのは助かりました。ベビーカーだと靴とかもすぐ脱いじゃいますしね。 双子だと一日出るとなった時に持ち運ぶミルク関連とおむつも半端ない量になりますし、公園などもよく行きますが砂利道でも安定していました。 難点があるとすれば、日除が小さいのであまり意味を成していなかったところですかね。 真夏は別途で日除になるものをかけていました。 でもやっぱり双子ベビーカーはあって損はない!! 歩き始めの頃とか私ひとりでは方々に散る双子を制御しきれなくて半ばくくりつけるような形でベビーカーに乗せたりしていましたが、そのおかげで命があるのかもしれないと思ったり。 双子ベビーカーはとてつもなく目立つという覚悟は必要ですが、それでも私の双子育児には必需品です。
2020年04月24日こんにちは! 野原のんです。 いまも何とかかんとか試行錯誤をしながらしている双子育児。 今回は双子育児の難関、授乳! 私なりのやり方と、かなり助けられたアイテムを紹介したいと思います。 産院では母乳とミルクの混合で授乳していたのですが、今回は双子だし。と退院してからも完全母乳にする気はありませんでした。 上2人の時はなるべく完母で…と頑張っていたのですが、私自身母乳の出があまり良いわけではなく、周りの「母乳の方がいいよ」という声がストレスになったりしていたんです。 なので双子だからと自分も吹っ切れて混合にできたのはかなりメンタル的に良かったです。 そして双子の授乳でひとつ決めたことがありまして。 それが、 二人の授乳時間を合わせよう! ということ。 初めはやっぱりバラバラにおなかがすいたと泣いていたんですよ。でもそれに付き合ってると完全に自分の睡眠時間はおろかご飯の時間やトイレへ行くタイミングすらもなくなるっていう…。 ■私が行った双子の授乳方法 初めは一人母乳、一人ミルクで次の授乳時に反対。というやり方をしていたのですがこのやり方だと消化の早い母乳の子が結構すぐに泣くんです。 母乳も足りているのかな? という不安もありましたし、母乳が時間によって出やすい時間と出にくい時間があるなと感じたので…。 なので、私はまず二人を同時授乳してそのまま二人ともミルクをあげる という方法に切り替えました。 同時授乳は産院で教えてもらったのを参考に、 大きいビーズクッションと毛布を駆使しながら二人を左右フットボール抱きにして同時授乳。 これが最初こそワタワタして手伝ってもらっていましたが、何回か繰り返すうちに私ひとりでできるようになりました! 双子たちも慣れてきてくれたというのもあるのかな。 難点があるとすれば、双子をセットするまでと飲み終わって下ろすまで両方の乳が丸出しというところでしょうかね…。なので外に出ている時は一人ずつあげていました。 ■ミルクのタイミングで大活躍してくれた授乳用品 そして母乳が終わればミルク! 母乳後に体重を計って確認とかはまったくしていなかったので完全に感覚で、大体月齢の目安量の半分くらいで作っていました。あとは毎回残すのか足りないって泣くのかで微調整していましたね。 このミルクのタイミングでうちでは大活躍してくれた授乳用品がコレ 使う位置によって角度が変わるので、使いたい角度に哺乳瓶をセットしてあとはそれぞれの口元に持っていくだけ。飲むのが難しいかなと思っていましたが、すんなりと慣れて上手に飲んでくれていました。 ひとりなら抱っこしてあげることもできたのですが、何にせよ双子育児って時間との戦い… 授乳を手伝ってもらえる手がないわが家では、同時授乳が終わったその瞬間からミルクを求めて二人の泣き声が大合唱。 ひとり抱っこであげてる間もうひとりが呼吸困難になるレベルで泣いているのを放っておくわけにもいかないし、ひとり抱っこもうひとりは布団で寝転がしながらあげるっていうのもなぁ…と思っていたので、 二人平等にすぐにミルクをあげられるこのクッションは神がかり的なアイテムでした! 常に何かしら家事育児はあったので、自分たちで飲んでくれてる隙に見守りながら他のことができるのも助った…! 双子育児はとにかくモノに頼れ!! と先輩双子ママからアドバイスされていたのですが、いや本当にそうだなと。頼れるものは片っ端から頼らないと私が死ぬ。と、痛感する日々でしたね…。
2020年04月15日こんにちは! 野原のんです。 いつもウーマンエキサイトさんでは双子が産まれてからの4人育児を出産から振り返りつつ書いているのですが、今回はいったんいつものお話はお休みしたいと思います。 というのも、この3月(もう終盤ですが…)世間は感染症拡大でてんやわんや。 子育て世代も例外なく…モロに影響を受けていますよね。 リモートワークに学校や幼稚園の急なお休み、保育園はやっているものの保育士さんのことや集団生活を考えるといつもの様には預けられない方も多いのではないかと思います。 私もそうなのですが、 子どもも親も自由に動けない期間が続けば続くほどにイライラがーっ! でも、そんな中いろいろなところで何かしらの力になれればと、有料コンテンツの無料開放が出ていますよね! 私が連載させていただいているこのウーマンエキサイトさんでも、『おやこ診断』( iOS / Android )の無料開放を3月いっぱいやっていると知り、光の速さで利用してみました。 ウーマンエキサイトさんのアプリをダウンロードして、自分と家族の名前や生年月日を登録すればOK! 診断では 『あなた(私)の本質』 『パートナーの本質』 『子どもの本質』←一人一人診断してくれています 『毎日の親子関係』 『ファミリー診断』 を見ることができて、その中のいくつかが本来は有料なのですが、いまはすべて無料で読むことができるんです。 ■わが家の診断結果は…!? これ読んでみたのですが、結構当たってたり、逆に「えー? 本当に!?」と新しい視点から見ることができたりするので、遊び感覚で暇をもてあそぶ子どもたちとワイワイできることプラス、知識のひとつとして自分の頭に残るので、ふとした瞬間に参考にできるというところがいいなと思いました。 そんなわが家の診断結果をいくつか… まず10歳の長女いっちゃん 本質は『夢を追い続ける寂しがりや』とのこと。 あぁ…確かに。笑 基本性格や行動パターンは本当に私も本人も笑ってしまうくらいそのままでした。 そしてこの中で書いてある『親が「やらせる」のではなくお子さんに「任せる」方が良いでしょう』という言葉とその理由になるほどなぁと…いっちゃんは確かに自分で考えて動く方が何かとうまくいってることが多いんですよ。 本人にその力があるんだと信じて任せるやり方で良かったんだと、少し私の子育ての背中を押してもらえた感覚になりました。 もうひとつ参考になったのが『叱り方、褒め方』に書いてあった言葉。 叱られてもまた同じ事を繰り返してまた叱られて…というのがあると 親としても「伝わってないのかな。どう言えばいいんだろう」と悩むんです。 そこに本質を踏まえた上でこういう叱り方がいいかもしれませんよ、と書いてあったのです。 思春期に入りつつあって最近難しいなと思うこともあるいっちゃんですが、親として叱る褒めるの対応のバリエーションを増やしていくに越したことはないなと! そして8歳の長男ニジくん 本質は『頼りがいのある縁の下の力持ち』 おお…これはなかなかに意外…! でも基本性格が! 基本性格がもう本当にニジくん!! 本人に読んであげると照れ笑いしていました。笑 ニジくんの診断でちょっとふふってなった言葉がこれ 独特の感性…確かに。 なんかニジくんの診断は全体的に『独特、自分なりの感じ方、豊かな感性、思い込んだら一直線』と、どことなく芸術性を感じる結果に。 ですが得意分野・才能は『補佐する才能』だそう。下町のような家庭や環境をつくると伸びるらしいので下町目指します。 下町がどんな感じなのかわからないので、まずは映画の『always三丁目の夕日』でも見ようかな。 双子は『デリケートなクリエーター』らしいですよ! いまのところデリケートな部分は大いに見えていますがクリエーター的な部分といえば壁の落書きと壁紙剥がしかなぁ…笑 そして地味にジワジワとおもしろかったのが私と旦那の関係性。 ■私と旦那の関係性は…!? 基本的に合わないみたいです!! 笑 いままでと変わらず、つかず離れず絶妙な距離感でいきたいと思います。 とにもかくにも学校にも気軽に遊びにも行けなくてストレスでケンカが増えていた上2人と、お昼にゆったりワイワイ笑いながら診断できて楽しかったし参考になりました。 まだまだ子どもが小さくて…という場合も、もしかしたら関わり方のヒントを拾えるかもしれないし、何よりも気晴らしになっておもしろいので、この無料開放の機会に一度のぞいてみる価値があると思いますよ! 無料開放キャンペーンの概要 期間:2020年3月12日〜3月31日 対象者:ウーマンエキサイトアプリをご利用のすべての方 対象コンテンツ:おやこ診断の全て( 詳細はこちら ) 利用方法:下記よりアプリをダウンロードしてご利用ください(ダウンロードは無料です) iPhoneの方はこちら Androidの方はこちら ※4月1日からは、ご購入いただいた有料販売が再開となります。 以前購入された方は4月1日以降も引き続き結果を閲覧できますが、未購入のコンテンツは、4月以降は閲覧ができなくなりますのでご了承ください。
2020年03月24日こんにちは! 野原のんです。 前回 、新生児双子×保育園年中×小学一年生の生活でとりあえずリズムをつかみたいーっ! という記事を書きましたが…人間、慣れというものはスゴいもので3か月もした頃には何となくそれぞれのタイミングをつかめるようになってきていました。 うちの双子たちが結構しっかり決まった時間睡眠を取ってくれる子たちだったというのも大きいと思います。 それでもやっぱり、うまくかみ合わなくてバタついたり上の子のことが後回しになったり…ということも多々ありましたが…。 しかし、そんな日常で大事件が…!! ■長男ニジくんが保育園から通知書を持ち帰ってきた はじまりは年中の長男ニジくんが保育園から持ち帰ってきた通知書でした。 開いてみるとそこには 『保育時間変更通知』の文字が。 そう。出産から8週間…産後休暇から育児休暇に切り替わった瞬間に、保育時間も変更されたのです。 それまでは長時間保育の枠だったニジくん。 長時間保育だからこそ、旦那の出勤に合わせた送り迎えが出来ていたのですが短時間保育になると早朝も延長も入れなくなり、まだ旦那が働いている4時前後でのお迎えになるんです。 お迎えの時間は園によって多少のばらつきがあるようですが、ニジくんの保育園は4時までのお迎えでした。 もちろんお金を払えば延長に1日単位で預けることも可能ですが、さすがに保育料にプラスして毎日の延長料金はキツい…。 双子が産まれてミルクにオムツにとお金が湯水のごとく消えていく中で、その選択は取れませんでした。 と、なると必然的に送り迎えは私の仕事に… 小学一年生の長女いっちゃんは4時前後は塾に行っているか友だちと遊んでいるかという時間帯…。 塾は学校から直接行くから帰ってくる時間が読めない、そして毎日毎日お迎え行くから遊ばれへんというのもかわいそう。 本当にどうしようかと悩みました。 実母や義母は遠くに住んでいて、この時期にはもう帰ってしまっていたので頼れないし… どうしようどうしようと悩みながら近所に住むママ友に相談しました。 すると ■ママ友に相談したところ… なんと! 保育園にお迎えに行く4時前後、遊んでいればその場で見ているし塾から帰ってくるようならママが戻ってくるまで預かっておくよ、と言ってくれたのです…! もう本当に神様に見えましたね… ママ友が無理な日はいっちゃんを待ってお迎えに行くので、もう延長料金かかるのは仕方ない、と諦めました。 でもそれとは別にまたひとつ壁がありまして…。 それは車で保育園に行った時、双子をどうするか問題。 時間変更があったのは3月。季節は春ですがまだまだ極寒の日もある中で、やっぱりベビーカーを片道20分押して送迎するのは双子への負担が大きかったため、基本的に車での送迎を選択せざる得ませんでした。 しかし双子。 ■双子を同時抱きするのは難しかった… 車はチャイルドシートに乗せるのでいけるのですが 駐車場は保育園から少し離れたところにあったんです。 まだ完全には首が座っていなかったので2人同時抱きは、それ専用の抱っこ紐でもない限り厳しい。 1人を抱っこ紐に入れても、もう1人をずっと手で抱っこしているといっちゃんと手をつなげなくて怖い。(大きな横断歩道を渡る) 片手で抱っこも無理! だからといって車に双子といっちゃんを置いていくのはもっと無理。 これは本当に悩んで試してを繰り返し、 たどり着いたのがこのスタイルでした。 これなら、チャイルドシートからもわりとすぐにセッティング出来ます。 ただスイングはコツをつかむまでなかなか難しかったし、このスタイルは抱っこ紐の子にもスイングの子にもやっぱり多少の圧迫感は出てしまうので、もう出来る限り安全な最速で園に行って帰ってきていました。 おんぶが出来るようになる半年過ぎまでの3、4か月…ひたすらこのスタイルで送り迎えをしていたのは、いま思い返してもわれながら頑張ったよな…と自画自賛しています。
2020年03月15日こんにちは! 野原のんです。 新生児の双子との生活が始まったわけですが、その時点で上2人は小学1年生と年中だったんです。 まだお風呂も次の日の用意もひとりで完璧にはできない年齢。 おまけに長男ニジくんは保育園だったので送迎もありました。 ■長女いっちゃんの生活リズムは? まず、小学校一年生。長女いっちゃんのリズムがコレ… 1年生は帰ってくるのが早い。そして帰ってきてからが宿題や、友だちとの約束、用意で、ずーっと何かしら動き回るんですよね。 学童の放課後学習へ申し込みはしていたものの、学童に行くとひとりで帰ることになりかねなかったので、不安で、それなら近所の子たちと学校が終わって、そのまま帰ってきてもらう方が安心でした。 そして年中の長男ニジくんのリズム… ■長男ニジくんの生活リズムは? 保育園は「早朝・延長保育」だったので、旦那の協力もあり何とかなっていました。 (短時間保育になるまでの話はまた次回、書きます) 旦那がどうしても迎えに間に合わない! という日は、家に帰ってきていた、いっちゃんにも協力してもらい、車で新生児の双子を連れて、ニジくんを迎えに行きました。 双子をあまり外に出すべきではない時期なのは分かっていましたが、義母や実母がいない日だと、どうにもならず… 「家に小学1年生と新生児の双子を置いていくよりマシだ!」 と、なるべく急いで迎えに行っていました。 双子が産まれてしばらくは、旦那も職場とかけ合い、平日はなるべく勤務時間を短くてしてもらっていたので、かなり助かりました。 ■双子の生活リズムは? 新生児の双子のリズム…なんて、あってないようなもの… 同時に泣いてみたり、交互に泣いてみたり、2人そろって謎に動かずに起きていたり。 抱っこと授乳に追われ、お昼に少しでも時間があったら私もこまめに寝て… 3時にいっちゃんが帰ってきてから寝るまでは、双子が寝ていたり、機嫌が良いスキに上2人のことをして、という感じでした。 ご飯や洗濯物、掃除はありがたいことに、実母が「1か月なるべくやるから」と言ってくれていたので、正直ほとんど丸投げ状態でした。 それにも関わらず、日々ずっと疲れている私。 今日何したっけ? と考えても、 双子のおむつを変えて、授乳して、ミルクをあげて、哺乳瓶を消毒して、おむつを変えて、寝て、おむつを変えて、授乳して、おむつを変えて、ミルクをあげて、消毒して、寝て、おむつを変えながら宿題を見て、授乳して、ミルクをあげて 近所で遊んでいた、いっちゃんのトラブルの対応して、消毒して、おむつを変えて、ご飯の用意をして、双子を抱っこしながら保育園関連を見て、小学校の用意をして、おむつを変えて、号泣する双子をあやしながらご飯を食べて、すぐに子どもたちをまとめてお風呂に入れて、授乳して、ミルクをあげて… なんだこのリズムは 笑 ザザッと書いたけど、毎日がこういうわけでもなく、こんな感じの日がランダムにある感じでした。 ■育児書に書いてあることはほとんどできなかった 『赤ちゃんは暖かいお昼にお風呂?』 ムリムリ。寝なきゃ睡眠時間がそこしかない。 『授乳は抱きしめて目を見つめながら?』 ムリムリ。両サイドに双子を抱えて、同時授乳していると目が合わないんだ。 『ミルクはひとりずつ抱っこして丁寧に?』 ムリムリ。だって大体、双子のひとりが号泣しているもん。 育児書に書いてあることなんて、ほとんどその通りにできず、はじめての子どもが双子だったら、私はきっと 「闇落ちしていたな」 と何度も思いました。 まだ3、4人目だから、ある程度の手抜きや様子見もできたけど… それでもリズムがつかみにくくて、日々、右往左往ドタバタとしていました。 でも、そんな日々の中でひと段落し、疲れ果てた夜の10時。 ふと自分の周りを見たときに、子どもたちの寝顔が並んでいたんです。 涙が出るくらい“幸せ”だと思う瞬間 でした。 どんなに日々が寝不足でしんどくても、身や命を削っていても、子どもたちの安心しきった寝顔を見てるだけで、愛しさで胸がギュンとするんですよね…! 「明日も頑張ろう」って心の底から思いながら、暖かい子どもたちの真ん中に寝転がる瞬間が、何よりも幸せでした。 …まぁ、その1時間後には起こされるんですけどね…
2020年02月24日こんにちは! 野原のんです。 双子を無事に産んで、家に帰り、4人育児がスタートしたのですが…出産から2週間たてど、3週間たてど…まっっったくおなかが萎まない…!! さらに、いろんな傷やたるみで見るも無残な状態で… ■全然萎んでこないおなか 産後すぐは、まだおなかが出ている、と分かっていたのですが、さすがに数週間たつと、いままではある程度、萎んできていたんです。 それが、今回は全然萎んでこない… どれくらい萎んでいないかと言うと、前開きのパジャマのボタンがギリギリしまるかしまらないか、というくらい。 この頃、 あまりの「おなか具合」 におもしろ半分で、自分のおなかの写真を撮っていました。 でも、それがおもしろいを通り越して、深刻になるレベルでして… 妹にその写真を送ったら“スター・ウォーズのジャバ・ザ・ハット”を重ねたコラ画像になって返ってきました 笑 妊娠線もバキバキ。 皮膚は伸びきってヨレヨレ。 人間の限界に挑戦していたおなかは、もうあっちこっちシワシワで、2度と人前になんて出せない見た目になっていました。 すごく太った人が痩せる「ビフォーアフター番組」で、痩せたぶんだけ皮がタルンタルンになった映像を見たことがあると思うのですが、そのタルンタルンにプラスして、皮膚が極限まで裂けて伸びた跡がキッチリと残っているんです。 そして、そのタルンタルンの中で不自然におなかがボッコリと出ていて… いやー…もう、筋トレやダイエットで、どうにかなるものではないな、と諦めの境地に入るくらい。 本当に誰が見ても「うわ…」って言うくらい、ひどいありさまになっていました。 仕方がない。 そう思うようにしていましたが、私も一応は女性でして…そりゃあ、キレイなおなかでいられるならいたかったという気持ちだって、もちろんあるわけですよ。 ■友だちから旦那のグチを聞くことに… ちょうどそんな時に、友だちから、 「産後キレイにもどって跡形もない人もいるのに、何でそんなに汚いの?」 と旦那に言われたというグチを聞いたんです。 ありえない!! 腹立つ!! キレイな人もいるかもしれないけど、そんなの体質もあるし、赤ちゃんとか妊娠の経過によっても変わるのに! と、友だちと一緒にめちゃくちゃ怒りました。 誰も妊娠線つくろう! とか、皮膚の限界まで伸ばそう! なんて思っていないですもん。 ただひたすらに、 元気なわが子を産み育てたい、 そのために、命と体を削ってきただけなのに… でも、友だちとそんな話をしながらも、ふと思ったんです。 ■何となく旦那に申し訳なくなった うちの旦那…何も言わないけど、この人この先一生、私の妖怪のようなおなかと付き合っていかなきゃいけないんだよな…と。 何となく、申し訳なくなりました。 わたしも好きでこうなったわけではないけど、人よりもひどい状態な自覚は十分ありましたし、妹や友だち、実母からも「おなかすごいね…こんなにシワクチャになるものなんだね。そもそもこれ凹むの?」と言われ、地味にチクチクときていたんですよね。 なので旦那に「友だちが旦那さんにこんなこと言われてね〜」と話した時に、チラッと言ったんです。 「私のおなかも相当ひどいけどね。さる(旦那)に申し訳ないくらい」って。 そしたら、旦那は何でもないみたいな顔をして びっくりしました。 本当にキャラじゃないんです。日頃から感謝の言葉も何も口にしない旦那だったので、まさかそんな言葉が返ってくるなんて思いもしませんでした。 そして 「子どもを産んでくれてありがとう」、「そのためにできたものなんだから何のマイナスでもない」 と… ちょっとだけ、この旦那で良かったと思い、ホロッと泣きそうになりました。 まぁ、その後「こんだけシワシワでフニフニだと触ったらめっちゃ気持ちいいもん」と言われて、本音は絶対にそっちやろ…となりましたが 笑
2020年02月14日あけましておめでとうございます! 野原のんです。 子どもたちに協力してもらって描いた年賀状…。それぞれが持っているネズミのイラストは、子どもたち本人が描きました! 今年もよろしくお願いします。 新年、1発目のコミックエッセイも、双子が退院してきて、わが家の4人育児がはじまるところからのスタートです。 ■里帰りをせずに家で過ごすことにした 今回の産後、私は里帰りをせずに家で過ごすことにしました。 わが家の方が流れを作りやすく、何かにつけて動きやすいですし、何より 上2人が学校と保育園に通っていたこと が大きかったからです。 里帰りをすると、地元から離れることになるので、常に小学生と年長が1日中いる状態になり、それはどうしても避けたかったのです。 昼間は上2人が学校と保育園に行ってくれる環境の方が、圧倒的に子育てしやすいと考えての選択でした。 正直、不安はありましたが、里帰りはしないと決めたときに、義母と実母が入れ替わりでしばらく泊まって「いろいろするよ」と言ってくれたので、遠慮なく甘えました。 退院してきてまず思ったのが… これは2人目を産んだときも感じたのですが、いやもう完全に巨人の勢い! 笑 長男のニジくんなんて、まだまだふわふわした幼児、と思っていたのに…2000グラムちょっとの双子を前にすると、もう行動のひとつひとつが全部荒々しく見える! だがしかし、これは想定内。 上の子が巨人に見えたり、動きが乱暴に感じることも、2人目育児のときに経験してきたから、それくらいじゃ動揺しないぜぇ…! と、どっしりと構える私。 そして、晩ご飯を食べて、双子とともに睡眠へ… しかし、ここでソッと開くドアと、そのすき間から話しかけてくる上の子。その声でふえっとなる双子。 これが頻発するとイライラしてきちゃうんですよね。 「双子が寝られへんから後にして!」と、言いたくなっちゃう。 でも、2人目育児のときに、私はここで 上の子を怒ってすごく後悔 したんです。 上の子はママが久しぶりに帰ってきて、うれしくていろいろと話したいだけなのにって…。 そういう後悔がずっと頭にあったので、あえて上の子の言葉に毎回、返事をしていました。 赤ちゃんって、繊細ではあるけど産まれてしばらくは、なんだかんだ周りで話していても、大声で話さなければ、気にせず寝たりするんですよね。 ■睡眠不足に陥ることが不安だったが… しかし、双子の育児で不安だったのが、夜泣き×2と、授乳×2からくる睡眠不足…。 こればっかりは、双子の先輩ママが言っていた通り、結構しんどいものでした。 でも不思議なことに、授乳時間の数分前に目が覚めるんです。双子が泣き出す気配を察して、泣く前に意識が浮上します。 そして何よりも、私が3、4人目育児で一番驚いたのが… ■双子の泣き声で感情的にならなかった 赤ちゃんって、表現方法が「泣く」しかないので、ひたすら泣きますよね。 1人目のときは何で泣いているのか分からず、ひたすらアタフタとしては泣き止まないわが子を永遠に抱っこしながら、自分も泣いてたりしていました。 2人目のときは上の子が泣いて、下の子も泣いて、どうしたらいいか分からずイライラしたり、上の子の叫び声と、下の子の泣き声で頭が痛くなって、泣いたことも。 結構、生活していて泣き声に追い詰められました。 でも今回、泣き声が2倍なのにも関わらず、まったくと言っていいほど双子の泣き声で、 私が感情的になった記憶がありません。 これまでの経験と体験から、赤ちゃんの泣き声をいい意味でスルーできるし、受け止められる余裕が身についたんだな、と自分でも驚きました。 「母は強し」というけれど、母も経験を重ねて日に日に強くなるんだなぁと…あらためて実感した4人育児のスタートでした。 まぁ…こんなこと書いてあれなんですが、双子が2歳になったいまは、泣き声ではなく、叫び声×4に頭をかかえている私ですがね…。
2020年01月20日こんにちは! 野原のんです。 うちの双子はDDツイン。二卵性双生児です。双子を妊娠して初めて知ったのですが、一概に双子と言っても「MMツイン」や「MDツイン」などへその緒や胎盤の数などでいくつかに分けられます。 一般的にイメージする同性の見分けがつかない双子というのが一卵性。 (ほとんどがMMツイン、MDツインですが、たまにDDツインにもいるそうです) 男女の双子や同性でもあまり似ていないのが二卵性(DDツイン)という感じです。 なので、DDだと診断された時、私の中では 「似てる感じはきょうだい程度っていうし、そんな似てないかな」 と思っていたんですね。 ですが… ■まったく見分けがつかなかった 赤ちゃんってみんな何となく似ていますよね。 それも相まって、正直、まったく見分けがつきませんでした 笑 助産師さんや看護師さんも 「まったく分からない。ここまで似てるDDちゃんは初めて見た」 と…。 双子は産まれた時にすぐ足にネームタグを取りつけていて、そこに「野原ベビー1」、「野原ベビー2」と書かれていたんですね。 なので私も含め全員が、オムツやミルク、着替え、もく浴…その都度ネームタグを確認していました。 しかし… 私の出産した病院は、退院の際、 ネームタグを切らなくてはいけない という決まりがありました。 最初の数日こそ「まぁ、見てるうちに分かるようになるか」と気楽にいたのですが、4日たち、5日たち…気がつけば退院の日。 ■ネームタグにサヨナラしなければいけないことに動揺 「ネームタグ外さなきゃダメ!? これ外したら多分、車に乗せるあたりで、もうどっちがどっちか分からなくなる自信あるよ!? 」と、焦りなら旦那に連絡していた私。 後で冷静になった時に「イチゴ状血管腫のある方が“いもちゃん”って、見わけ方ができたな」と気がつきましたが、退院当日の私はひたすら見分けられないまま、ネームタグにサヨナラしなければいけないことに動揺していました。 看護師さんに「ネームタグ、つけたまま退院したらダメですか?」と聞いたのですが「取らなきゃいけないんですよ」と…。 刻々と迫る退院時間、退院の服を着てベビーベッドで眠る双子。そして、見分けられない母。 焦った末、私の中にとあるアイディアが浮かびました。 ■あるアイデアがひらめいた これは天才的なひらめきや!! ネームタグがついている、いまのうちに! と思い立ったら即行動。 2人お揃いで退院用に買っていた、真新しい靴下の足の裏部分に、部屋にあった油性マジックの黒でしっかりくっきりと名前を書きました。 そう、書いたのですが、靴下がブカブカだった… 冬の退院だったので、分厚くて暖かそうな靴下を買っていましたが、産まれたての赤ちゃんの足は思っていたよりも小さく、靴下をしっかり履かせていても、少し手足をパタパタすると、スルンと脱げてしまう状態でした。 完璧や! と思ったら策も前途多難。 どうしようかと考えていたところに、看護主任の方が来ました。 そして一言。 「ネームタグ、必ずおうちで早めに取ってくれるのなら、つけて退院してもいいですよ」 ありがたやーーー!! どうやら主治医の先生たちに掛け合ってくれたようで 「なるべく早いタイミングで必ず取るのなら」 と、ネームタグごとの退院の許可がおりたのです! こうして双子は無事にネームタグをつけた上から、名前をデカデカと書かれた靴下を履き、退院することができました。 この靴下は履けなくなったいまも、良い思い出の品として、そっと棚の奥にしまっています。
2019年12月26日こんにちは! 野原のんです。 いよいよ近づいてきた退院の日。 一晩、ひとりで2人を見るというミッションもなんとかこなした私でしたが、ちょっと気になることが… 産後数日たったあたりに双子の妹、いもちゃんのうなじあたりにポツンと小さい赤いものが。 繊維でもついたかな? と触ったのですがとれず。虫刺され…? いやでもあり得ない…? 何となく気になって触るものの腫れる様子もなく。 ■先生に聞いてみたところ… 湿疹にしてはひとつだけだし、うーん… ネットで検索しようとしましたが、こういう時にネットで自己流検索をかけると不安になってしまう!! と思い、思い切って先生に聞いてみたところ… 「これはイチゴ状血管腫やね」 と… イチゴ状…血管腫!? 「え!? 腫瘍なんですか!?」 一気にサーっと血の気が引いた私だったのですが、どうやらこのイチゴ状血管腫は乳児血管腫とも言い、良性の腫瘍なんだとか。 「これからちょっと大きくなるだろうけど、3歳頃には薄くなっていき、小学生になる頃には赤みはほぼ消えることが多いから、いまは様子見でいいよ」とのことでした。 でも、経過を見ていく上で治療が必要になるケースもあるらしく… 「過剰に心配する必要はないものだけど、後に響く可能性もあるものだから一応」と説明されましたが、始終「大丈夫、大丈夫〜」と言われるほど、軽い症状のものでした。 その説明通り、いもちゃんの血管腫は2歳頃までずっと大きくなり続け、一番、大きいときは本当にこれ消えるの…? と不安になるほどに。 触るとポコっと出ていて、子どもの細い爪だと不意に傷つけて出血してしまいそうで、本人が気にして触るときは絆創膏を貼ったりしていました。 が、 2歳過ぎたあたりを境目に少しずつ、でも確実に小さくなっていったんです! ありがたいことに出血したり、ただれたりもなく、薬や手術といった方法を取らずに、あと数か月で3歳になるいま、注意して見ないと、わからないくらい小さく薄くなりました。 ■ほとんどが経過観察で自然に薄れていく 本人が間違えて爪でカリッとやってしまっても、なんら問題もないし、髪の毛を結わいてもほとんど気づきません。 産後、すごく気になって心配していたイチゴ状血管腫は、不安になるほど成長したかと思いきや、素早く薄れていきました。 早めに治療をすすめられるものでないのなら、ほとんどが経過観察で自然に薄れていくようです。 「大丈夫」と先生から初めに言われた言葉を、最近になってようやく信じた私です 笑 次回、ついに退院! 家での4人育児が幕を開けることに… 続く
2019年11月26日こんにちは! 野原のんです。 双子が産まれ、はじめての帝王切開や同時授乳など、怒とうの流れについていくのがやっとだった私ですが、じつは何よりも衝撃を受けたのが… 体重 。 今回の妊娠、つわりで8キロ減ってからの増加だったのですが、後半の追い上げが凄まじく… 最終的に元の体重プラス22キロになった私。 つわりで減った分と合わせるとトータル30キロの増加。… 小学生ひとり分、増えておる。 振り返れば、前半はつわりで動けず、後半は逆流性食道炎と体の重みからくるアチコチの痛みで動けず、最終的には皮膚が裂けるから動くのが嫌になってしまい、妊娠中は、ほぼ動かなかったな、と…。 でも妊娠中に「体重めちゃくちゃ増えてね〜」と言うとだいたい と、みんなに言われていたし、私自身も 「まぁそうよな。仕方ない。2人だし」 と思っていたのですが… 双子を産んだ翌日に体重を測ったところ… え…? 待って、双子はそれぞれ2700グラムちょい。合わせてほぼ6キロ。双子だけで6キロ。 おかしい。産めば10キロくらいは減る予定でいたのに…羊水と胎盤って0グラムなの…? 謎の現象にしばらく考えたあと、凹む私。 双子だからと、気を抜きすぎた。 しかし、ここで助産師さんから 天使の助言 が。 なるほどね! 上の子2人のときも、産後すぐには、そこまで体重が減っていなかったことを思い出し、ホッと一安心…したのもつかの間。 ■産後はじめてのシャワーでさらなる衝撃が! 体重は気にしないでおこうと思いながら、産後はじめてのシャワーに入った私に、さらなる衝撃が…! おなかに…ジャバザ○ットおる…(某宇宙戦争映画に出てくるナメクジみたいなやつ) 「胸骨のなんちゃら突起」という骨を骨折してまで、おなかで育てた双子。大きく育ってくれたのは、すごくありがたいのだけど… 限界まで広がった子宮と位置がおかしい内臓。そして、伸びすぎて限界をこえ、プチプチと裂けまくって戻らない皮膚と増えすぎた脂肪。 子どもを産んだはずなのに、 通常妊娠の臨月くらいあるおなか がそこにはあったのだった…! そら…体重減らんわ…。 続く
2019年10月26日こんにちは! 野原のんです。 前回 、なんとかトイレへの旅を乗り越えた私ですが、休む暇もなくはじまる双子の育児… 起き上がるたびに、ハァハァ言うのが落ち着いてきた頃、カラカラと部屋に連れてきてもらった双子たち。 包まれて寝ている姿は本当に「かわいい」の一言に尽きる!!! つんつんとほっぺを触ってみたり、指に触れてみたり… 数時間前まで、この子たちがお腹にいたんだよなぁ…なんて、なんとも言えない気持ちになる私。 何回出産しても、やっぱり産まれたばかりの赤ちゃんに触れるときは、ワクワクとドキドキとキュンキュンとで「うーっ!」ってなるんですよね〜。 でも、このかわいい子たちにあげなくてはいけない大切なものが… それが初乳! 完母でいくにせよ、混合にせよ、ミルクにせよ、初乳だけはみんなあげるんじゃないかな? と思うのですが、初授乳の前に立ちはだかるのが… 母乳や乳腺の確認もかねたマッサージ。 これが毎回、痛いんです… 効果音にすると「ギュッ グニッ グッギュィーーン」みたいな 笑。 私は上の子たちのときから、母乳の出がそこまで良くないので、入院中にマッサージを結構うけるのですが、毎回「いーデデデデデデ!」となっていました。 双子のときもやっぱりあまり母乳の出は良くなかったのですが、なによりも赤ちゃんにくわえてもらうのが一番! とマッサージ後、とりあえず双子に初授乳することに。 ひとりずつやるのかな? と思っていた私の周りに、おもむろにクッションを敷き詰める助産師さん。 え? ん? え? 動揺する私に「おっぱい両方出しておこう。両手ふさがるから」と一言。 初っぱなから 同時授乳だとーーーーーーーー!? いや、え? どうしたら、え? え? と動揺している私をよそに、授乳クッションの高さを調整するために、下に布団を挟み込んだりしながら 「はい! じゃあ1人目からいくね!」と助産師さん。 えーーーーーーーーーー!!! あれよあれよという間に両手に双子。 なんだこの状態は… 何がどうなっているんや… 混乱しながらも見下ろすと、まだうまく吸いつけない双子が、それぞれに何とか吸いつこうとしている。 その顔を見ていたら… あれ…なに、涙が… 5年ぶりの授乳の感覚。 やわらかくて、暖かくて、軽い、手のひらに収まってしまう小さな頭。 産まれたんだな…この子たち、2人で。 両手がふさがったまま止まらない私の涙を、鬼のようだと思っていた助産師さんがやさしく拭いてくれたのは、いまでも忘れられないです。 そして同時に思っていました。 「まったく身動きが取れなくなるけど、これ…一人でどうすればいいんや…」 続く
2019年09月27日こんにちは!野原のんです。 ついに双子を出産した私。 しかし次の日、朝から待っていたのは…地獄の歩行訓練でした… 帝王切開の次の日は看護婦さんが鬼に見えるよ〜なんて話しは聞いていたのですが、、まさに…鬼そのものだった… 手術からおよそ20時間後 背中には麻酔の管が入り、腕には点滴。 足はメディキュットみたいな長い靴下の上から血栓防止の機械が取り付けられて、尿管がつけられ、指にも胸にもよく分からない機材が付いているその状態で 内臓切って丸一日も経ってない人に笑顔で言う事かそれは!?!?!?(言うことです) でも…歩ける気どころか起き上がれる気すらしない…としぶる私に なん…だと… それは取りたい。通常出産の時のようにお股にダメージは受けていないのですがやっぱり違和感はあるので、、 取れるのなら…そのためなら… まずは背もたれをゆっくり上げていくところから。 …うん。よし。いける。 「次はベットの淵に腰掛けてみましょうか」の言葉と同時に看護婦さんが補助してくれながら座ってみると… 頭の上から一気にサーっと血が引くように冷えていく感覚と目眩が… だがしかし、どうしてもトイレに辿りつきたい…!!! その一心で「大丈夫です」と言ったものの、モニターを見て一度寝かされる私。 そこからモニターで確認しながら、落ち着いてから再度挑戦! 今度は座ってもなんとかいけた!!! しかし立ち上がった瞬間… 体が…重い…立つだけで息切れと動悸が… こんなにも…体が言う事を聞かなくなるものなんですね…。 全っっっ然楽じゃないんですけど!!!!!! 私は帝王切開の方が割と辛いんですが!!!!!! 子どもを産み出すって本当にどんな方法だろうと命をかけるものなんですね…。 部屋の横、ほんの数メートル先にあるトイレが何十キロにも感じる程に遠い… スロープにしがみつき、気をぬくと頭から血が無くなってしまうのでは無いかと思うくらいの感覚と、心臓のドクドクを全身で感じて、ハァハァ必死に呼吸をしながら重い足と点滴を引っ張って何とかトイレへたどり着きました。 そして念願の尿管とのサヨナラ…!!! 少しだけホッとしたのもつかの間、そこに来た助産師さんが笑顔で一言 だよねーーーーーー(泣) そう。帝王切開ってただの手術じゃなくて出産。つまりは産んだ休む間も無い子育てのスタートがきられると言う事… 内臓…切ってんねんぞ… なんて、弱音を言ってる暇もなく部屋に連れて来られる双子たち。 「退院までに、一晩2人を見れるようにしなきゃね!」 笑顔でそう言った助産師さんの顔は、きっと生涯忘れない… 続く
2019年08月29日はじめまして! 野原のんと申します。 今でこそ双子を含む4人の子育てもボチボチ慣れてきたのですが、双子育児が始まったばかりの頃は本当にどうしたらいいのやら… 上2人が2歳差でなかなかに大変だったのですが、双子はまた全然違う大変さで…。 そんな試行錯誤やハプニングの日々をゆっくり振り返りながら描いていきたいと思います。 帝王切開の当日、学校と保育園を休んで病院へ来た上2人。 でも予定時間が伸びに伸び、だいぶ飽きてダラけている時に手術開始! 手術が始まってからの体感時間は私はあやふやで長いような短いような… 旦那曰く、30分くらいで赤ちゃんが来ると説明されていたのに40分以上待っていたそう。 そして…ついに!! 上2人(と、旦那)と双子の対面が!! 看護師さんに「次のエレベーターで来ますよ〜」と言われて待つ事数分 ドキドキ…ドキドキ… 2人とも2500をゆうに超えて産まれた我が家の双子。 NICUに入る事なく2人揃って保育器に入って元気に移動! 産まれたての赤ちゃんとの対面はニジくんの時に見たけれど記憶には無くて今回がほぼ初めてに近い長女いっちゃん。 そして産まれたばかりの赤ちゃんを見るのがはじめての長男ニジくん。 保育器の中でふにゃふにゃと動く双子と写真を撮りながら不思議な気持ちになったそう。 私はというと徐々に麻酔がひいていくけど体が動かせなくて、何となくボーっとしながら「あぁ…ついに我が家に双子が来たんだなぁ…」と、辛くて長かった妊娠生活が終わる嬉しさと無事産まれてきてくれた安堵感で全身が脱力していました。 病室で背中の麻酔に気を使いながらもこの時はまだ、どうやって授乳しようかとか、同時に泣いたらどうしようかなんてのは後々考えたらいいや〜と思っていたのですが… 想像していたよりも数倍、悩み戸惑いそして全力で走る日々が待っていようとは…次回へ続きます。
2019年08月10日