『アイドル保健体育』が話題に。竹中夏海「プロ意識が高い子ほど、周囲に相談できない」
ananフェムケア連載「Femcare File」。今回は、“アイドル×健康課題”をテーマにした書籍を発表し、話題を呼んだ振付師の竹中夏海さんにお話を伺いました。
振付師として10年以上、多くの女性アイドルと関わってきた竹中さんが感じた、自分らしい不調との向き合い方とは?
低用量ピルに出合って生理中の生活が一変。
’21年にアイドルと生理などタブー視されていたトピックを扱った著書『アイドル保健体育』を発表した振付師の竹中夏海さん。この本を書いたきっかけは?
「生理の時に白い衣装を着るのが不安だったり、ステージでは気を張っているけど終わった瞬間、倒れ込んでしまう子がいたり…。振付師として10年以上、女性アイドルたちの不安や不調に直面して、モヤモヤが溜まりに溜まっていたんです。彼女たち自身も、支えるスタッフも、応援するファンも正しい知識を持ったほうがいいと感じ、アイドルを取り囲む人たちの中で抜け落ちていた生理についても可視化させたいと思いました」
ある意味、アイドルの“生々しい部分”を書いた内容を、ファンはどう受け止めたのだろう。
「ネガティブな反応はまったくありませんでした。