お酒大好き、寝不足…「暑さで胃腸が疲れている人」の特徴と対策
今週は、夏の疲れが気になるときの食薬習慣
衝撃的な暑さをもたらす夏ですが、多くの人が大半の時間を過ごす場所は、エアコン完備の環境だと思います。それなのに、私たちが服装や食事を選ぶときには、外界の環境に合わせて行動することが多いと思います。基本冷えている環境にいるのに、外界に合わせて生活するとカラダを外と中から冷やすような行動をとることが増えてしまいます。
内臓が冷えると食欲不振、膨満感、疲労感などを感じることがあります。これを漢方では、食事からの栄養の消化吸収能力が低下し、持久力が低下している『脾腎陽虚』といいます。それに加え、夏の気候で自律神経は乱され、さらに精神状態も落ち着かなくなることも。
そこで、今週はこれから夏休みを謳歌するためにも『脾腎』を強化することで、胃腸の働きをサポートし、体力を取り戻していきましょう。今週食べるとよい食薬は、【なめこと長芋の生姜味噌汁】。
逆にNG習慣は、胃腸と肝臓に負担を与え『肝脾不調』を生じさせる【偏食、寝不足、飲酒の常習化】です。
食薬ごはん【なめこと長芋の生姜味噌汁】
消化を助け、体力をつける食材の代表食薬ジアスターゼとDHEAを含む長芋、そして腸内環境を整えたり、胆汁の分泌を促す食物繊維が豊富ななめこを具材として、たっぷりの生姜とともに味噌汁にしたメニューが冷えて疲れたカラダには最適です。