腸内細菌を“理想のバランス”にするには? 食事傾向別に“おなかの中”をジャッジ!
「穀物や野菜、豆や芋類で食物繊維をなるべく毎食摂り、足りない分はサプリやスムージーなどで補ってもOK。十分に食物繊維を摂れば便秘が改善され、悪玉菌が増えにくい環境にもなります」
anan世代の女性の食生活はタンパク質と脂質が多い傾向があるそう。糖質オフダイエットをする人が多いためではと、井上さんは推測する。糖質制限をすると食物繊維の量が減って便秘に。また、肉やプロテインなどのタンパク質ばかり摂りすぎると悪玉菌のエサになり、腸内環境の悪化を招く…。
「腸内細菌の多様性を保つためにも食事の偏りを改善し、多くの品目をバランスよく食べることを心がけましょう。そして適度な運動をし、腸に悪影響を及ぼすストレスをためないように。ガチガチの腸活は挫折しやすいので、できる範囲で少しずつ生活を見直すこと。
長い目で見れば、それこそが腸の健康につながると思います」
大事なのは腸内細菌のバランス!
善玉菌2:日和見菌7:悪玉菌1
悪玉菌
【主な悪玉菌】
発がん性物質や腐敗産物を作り出し、病気や老化と深く関わるとされる。タンパク質や脂質が中心の食事、不規則な生活やストレス、便秘などが原因で増えていく。