専門家が教える筋肉痛の治し方!仕組みを知って予防しよう
アイシングで患部を冷やすことで症状を和らげましょう。炎症というのは、痛めた部位に栄養素を送り、老廃物を流すため血液が集中することで起こります。血管を冷やして急激に増えた血液量をゆるやかにすることで、痛みが軽減されるのです。
アイシングの方法
氷をビニール袋に入れ、それを直接患部に当ててください。20分を目安にアイシングしましょう。15分未満では深部まで冷やせず、かと言って30分以上続けると、冷えすぎによる防御反応が起きてしまい逆効果です。
赤みが出ても大丈夫
アイシングをしている最中、患部が赤くなっても問題ありません。炎症はそもそも痛めた場所を回復させるために起きているため、血液を患部に集めること自体は必要不可欠なのです。
アイシング中に赤みが増すのは、外から冷やすことで「これ以上冷えないように」と体が血液量を急激に増やすため。一時的なもので心配はいりませんので、離さず冷やし続けてください。
また、当て始めて10分までは冷たくて痛みを感じるかもしれませんが、徐々に痛みと感覚が薄れていきます。20分後には痛みがとれ、可動域も改善されるでしょう。
筋肉痛には静的ストレッチも効果的
筋肉痛の改善には、静的ストレッチも有効と考えられます。