2016年5月9日 11:36
朝食にアレを食べると、昼食・夕食の糖質吸収も抑えられる?
ブルーカレント・ジャパンはこのほど、専門家監修のもと、「極端な糖質制限の危険性」「適度な糖質を健康的に摂る方法」について明らかにした。
2月3日~5日にかけて、10代~70代の男女700人を対象に「食事によって積極的に摂(と)るべきであると思う栄養素」を尋ねたところ、「食物繊維」(66.4%)、「ビタミン」(65.0%)、「ミネラル」(49.5%)、「カルシウム」(63.1%)といった栄養素が上位に並んだ。
しかし、「糖質」と回答したのは19.1%で、同じ三大栄養素である「たんぱく質」(42.0%)よりも半分以上少なかった。糖質カットで痩(や)せるということが認知された影響もあってか、積極的に摂ろうとの意識は希薄であることがわかった。
近年、三大栄養素のたんぱく質、脂質、糖質のうち、糖質を制限する食事療法「糖質制限」が注目されている。糖質制限をすることで血糖値の急上昇を防ぎ、太るホルモン「インスリン」の過剰な分泌を抑え、痩せやすい身体を作るという原理だ。
しかし、東京慈恵医科大学附属病院 栄養部課長の濱裕宣先生や、解毒女子の会主宰・伊澤花文先生などの専門家は、自己流や極端な糖質制限は逆効果になると指摘している。