2016年5月9日 11:36
朝食にアレを食べると、昼食・夕食の糖質吸収も抑えられる?
糖質の吸収を抑える栄養素として「食物繊維」が挙げられる。近年の研究では、水溶性の食物繊維「大麦β -グルカン」を含む食品の摂取により、糖質の吸収が53%抑制されることが報告されている。
また、朝食に大麦を食べると、朝の直後だけでなく昼や夕方の糖質の吸収を抑制することが明らかとなった。研究では、被験者は朝食として糖質の含有量が50gになるように調整した大麦、または白小麦パンを摂取。昼食後に血糖値を比較したところ、朝食で大麦を食べた群は、白小麦パンを食べた群と比べ44%糖質の吸収が抑えられていたことがわかった。
このように、1日の最初に食べた食事が、次の食事の血糖値に影響を及ぼすことを「セカンドミール効果」と呼ぶという。大麦は、可食部100gあたりの食物繊維が精白米と比べて約20倍も多く、朝食の主食を「大麦ごはん」に置き換えるだけで、無理なく糖質をコントロールできるとのこと。
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