ビューティ情報『がん治療中もキレイを諦めない! 女性がん患者を支えるアピアランスケアとは』

2017年2月17日 12:00

がん治療中もキレイを諦めない! 女性がん患者を支えるアピアランスケアとは

で決定する。腫瘍が大きい、リンパ節転移が多い、増殖スピードが速い場合などは、抗がん剤による化学療法を行う。また、がんがホルモンで成長するタイプならホルモン剤を投与し(ホルモン療法)、HER2という増殖因子を持っているタイプならそれを抑える薬(分子標的治療薬)を使用する。

ホルモン受容体(ER)もHER2の受容体も持たないタイプを「トリプルネガティブ」と言い、増殖スピードが速いため、たとえ早期乳がんでも、化学療法が行われることが多いという。

2013年には、ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが乳がんを発症していない両乳房を予防のために切除し、後に乳房再建をしたことで話題となった。

「彼女の場合は、遺伝子検査でBRCA1(がん抑制遺伝子)に変異が見つかり、もし乳がんを発症したらトリプルネガティブの可能性が高いことを知っていたので、予防のために乳房を切除するという選択をしたのでしょう」と土井医師は解説する。

●抗がん剤の副作用で「見た目」はどう変わる?
○QOLを高める「アピアランスケア」

がん治療に伴う副作用には個人差があるが、どのような副作用が起こりうるか不安に思う人も多いことだろう。

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