2017年8月18日 15:38
がんと診断された女性が治療と就労を両立できた理由は?
アデコはこのほど、「働く女性におけるがん治療と仕事と両立」に関する調査結果を明らかにした。同調査は7月21日~31日、何らかの形で就業している20~50代の女性200人および企業の人事担当者596人を対象に、インターネットで実施したもの。
がんと診断されて不安になったことについて尋ねたところ、56.5%が「仕事への影響」と回答した。次いで「家族への影響」(43.0%)、「治療による体調の変化」(42.5%)となっている。
勤務先での不安や心配について質問すると、「職場への迷惑」(59.0%)、「業務遂行への影響」(46.0%)、「治療や療養のために休暇を取ること」(43.0%)が上位を占めた。「周りから必要以上に気を遣われること」(30.0%)、「不特定多数に知られ詮索されること」(25.5%)など、職場におけるコミュニケーションを懸念する声も多かった。
がんと診断されて以降も就労を継続した目的について聞くと、74.0%が「家計を維持するため」と答えた。「治療費を工面するため」(35.5%)、「働くことに喜びや生きがいを感じるため」(28.5%)という回答も多い。
治療と就労を両立した理由は何か聞くと、64.0%が「職場の上司・同僚・部下等の理解・協力があったから」