ヨーグルトの摂りすぎで便秘になる? 気を付けるべきポイントとは
■ヨーグルトなど「乳製品の摂りすぎ」で便秘が悪化!?
私のサロンでカルテをまとめてみると、女性の約8割の方が便秘の症状を感じていて、6割以上の方が10〜20代の若い時期から便秘に悩んでいました。
男性は下痢気味の人が多いのに対して、女性が便秘になりやすいのは、やはり女性特有のホルモンバランスが崩れ、水分を吸収しすぎるからという説が、最も有力なのではないでしょうか? 女性のむくみやすい体質からも、それは言えるように思います。
さて、便秘を語る上で外せないのは腸内環境、腸内細菌、善玉菌あたりでしょうか。それらを聞くと、乳製品を積極的に摂ろう! と考える方も多いと思いますが、実は乳製品の摂りすぎは要注意です。乳製品は、動物性タンパク質を多く含みます。この動物性タンパク質はとくに、日本人の体には合っていなくて、消化に良いとは言えないのです。
そのため、乳製品を摂ることで便秘になってしまう人もいます。実際、乳製品を多く摂る便秘の方のお腹(腸)を触らせていただくとパンパンでカチカチです。
確かに、チーズ・ヨーグルトなどの発酵させた乳製品は便秘にとても有効です。しかし、それらは動物性タンパク質をたっぷり含むため、消化に悪いケースが多いのです。