あなたの「冷え方」からわかる、冷え性タイプと対策【百木ゆう子】
耳の方が温かければ四肢末端型冷え性かもしれません。
下半身型冷え性
体で作られた熱は、血流によって全身に運ばれますが、さまざまな要因で下半身の血流が低下し、冷えを感じることがあります。
たとえば、腰の骨が変形したり、お尻の筋肉が固くなったりすると、神経が圧迫されて血管が細くなり、血流が悪くなるのも要因のひとつ。婦人科系のトラブルから血流が悪くなることもあります。
下半身型冷え性は、腰痛持ちの方、男性にも多く見受けられる症状です。
内蔵型冷え性
環境に応じて収縮するはずの血管が開きっぱなしの状態だと、手足は温かいのに内臓が冷える原因になります。
ぽかぽかして一見良さそうですが、熱がどんどん逃げていっている、ということ。体質や不規則な生活が原因の内蔵型冷え性は、下腹部痛や便秘、下痢、膀胱炎などを引き起こすことも。
クーラーの効いたところやスーパーの生鮮食品売り場などの寒いところに行くと、途端にお腹が痛くなることもあるタイプ。手足が冷たくないため、「隠れ冷え性」タイプともいえるでしょう。
■冷え性タイプ別、冷え撃退法
四肢末端型冷え性
片足を反対の足の膝の上に乗せ、組んだ姿勢から足の指をつかみます。