あなたの「冷え方」からわかる、冷え性タイプと対策【百木ゆう子】
そのとき親指は足の裏を押し、4本指は足の甲をストレッチするように伸ばします。5秒数えてパッと放します。
サーッと血液が勢い良く流れていく感じがわかると思います。
足先の血流を一時的に遮断すると、血管拡張作用のある一酸化窒素(NO)が発生し、自律神経の調整とは関係なく、血管がパッと開きます。
そうすると温かい血液がダーッと流れて、足全体が温かくなってきます。
下半身型冷え性
下半身型冷え性の方は、冷えている下半身よりも、腰まわりや坐骨神経などに原因が隠れている場合もあります。腰痛や婦人科系疾患にも気をつけましょう。
お風呂に入っても足だけ温まらない、痛みを伴う、片側の足だけが冷える……などがある場合は血管に問題がある可能性も。
念のため医療機関の受診をおすすめします。
内臓型冷え性
交感神経の働きが弱い方が多い内蔵型冷え性。暴飲暴食・睡眠不足・ストレスなどが引き金になっている場合が多いのが特徴です。規則正しい生活を心がけて、体質から改善していきましょう。
■冷えに悩まない体はつくれる
冷え性は「自業自得病」ともいわれます。
食事のバランス、運動で筋力をつけておく、しっかり眠って心も体も修復する……などの方法で、血流が良くなれば、肌や髪、爪もツヤツヤになります。