肌の健康を守る香りとは? エネルギーあふれる国産の香りを化粧品に取り入れる!
温泉好きには有名な場所です。薩摩富士と呼ばれる美しい開聞山のふもとに、70年以上の歴史を持つ日本最古のハーブ園「開聞山麓香料園」があります。
園内の蒸留工場に、戦前から使用されているという蒸留釜が並ぶ姿は圧巻です。そこで採れた精油……レモングラス、ローズマリー……その香りは市販のものとはまったく異なり、複雑で、立体感があり質の高いエネルギーを感じる素晴らしいものでした。
この土地で大事に育てられたエネルギーあふれる植物の恵みを、自分が開発するスキンケア商品に配合し、絶対にお客様に届けようと心に決めた訪問でした。
芳樟との出会い
このハーブ園の目玉である芳樟(ホウショウ)。クスノキの仲間で、葉から精油が取れます。その精油には、高い鎮静効果を持つ成分「リナロール」が、ラベンダーの倍以上含まれていました!
この芳樟に含まれるリナロールは、非常に上質なもので、フランスに輸出されていた時代もあったそうです。
すべて手作業~芳樟の収穫・蒸留を体験
芳樟の枝から若い枝と葉っぱだけを手摘みで集めていきます。質の高いリナロールを抽出するための大変な作業ですが、葉を手摘みしているときから、優しい香りに癒されるのを感じました。