また、ビタミンB群は摂取した食物を代謝してエネルギーに変えてくれる栄養素でもあります。生命活動の源であるエネルギーの産生には不可欠です。
なかでも糖をうまく体内で利用するためにはビタミンB1、B2、ナイアシンなどが不足すれば血糖値が下がりにくくなり、老化を早める原因になる「糖化」という現象も起こりやすくなります。
さらに、血糖値が高い状態が続くと、神経細胞がエネルギー源となる糖を取り込みにくくなります。神経細胞が糖を利用できなくなれば、いわゆるガス欠のような状態となり、脳の機能低下につながります。
また、ビタミンB群は神経の信号をスムーズに伝え、気分の安定に関わる「ドーパミン」や「セロトニン」、「ギャバ」などの合成にも必要です。
そのため、ビタミンB群の不足はうつ病や不眠症など心の病気の原因にもつながります。心の病気になるとストレスも受けやすくなることから、ストレスによる脳の萎縮も進みやすくなるのです。
ビタミンB群が足りなくなると起こる症状は?
ビタミンB群不足は心身にさまざまな影響を及ぼします。
以下のような症状があれば、ビタミンB群不足かもしれません。ぜひご自身でチェックしてみてください。