性病との関連はない
セックスによる体の不調といえば性病ですが、性交性頭痛と性病との間には何か関係があるのでしょうか?
セックスをした後で急に頭が痛くなると、「変な病気をうつされたかも…」と不安に思う人がいるかもしれません。
そもそも性病は、性行為によってその原因となるウイルスや細菌などに感染することで発症する病気です。
これに対して性交性頭痛は、性行為に原因があるのは同じでも、ウイルスや細菌などによる影響ではなく、血圧の変化や筋肉の緊張、体にかかった負荷などが原因で引き起こされるものです。
つまり、性交性頭痛と性病との間には、何の関係もないというわけです。
ちなみに性病の多くは、原因となるウイルスや細菌などに感染した後、一定の潜伏期間を経た後で症状があらわれてきます。
要するに、セックスをしたことで性病に感染し、その直後に頭痛がするということはまずあり得ません。
以上のように、セックスをした後で頭が痛くなる性交性頭痛の原因には、急激な血圧の変化や筋肉の緊張などいくつかの要素が考えられます。
性交性頭痛は、あまり聞き慣れない病名ですが、決して珍しい病気ではありません。
不安を抱えたままでは、リラックスしてセックスを楽しむことができません。