ひとくちにピルと言っても、低用量・中用量・高用量・アフターピルなどいくつかの種類があります。そして、それぞれには特徴があります。女性でも意外と知らないピルの種類や特徴について説明します。
低用量ピル
一般的にピルと言えば、この低用量ピルのこと。正しく服用することでほぼ100%、避妊することができます。 またこの種類には、次のような効果も期待できます。
▽低用量ピルの効果
- ・生理痛や生理による出血量を軽くする
- ・生理周期を安定させる
- ・子宮体がんや卵巣がんになりにくくなる
- ・肌荒れやニキビの症状を軽くする
一方、お薬であることから副作用が起きる可能性もあります。 起こり得る副作用には次のような症状が。
▽低用量ピルの副作用
- ・吐き気
- ・倦怠感
- ・頭痛
- ・乳房の張り
- ・血栓(喫煙者は血栓の可能性が高くなるため服用できない場合があります)
ただし、これらの症状は1週間~2週間程度で治まることがほとんど。 最長でも10週間以内には落ち着きます。
中用量・高用量ピル
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ピルには「黄体ホルモン」と「卵胞ホルモン」という2種類のホルモンが配合されていますが、卵胞ホルモンが50㎍のものが中用量、50㎍より多いものが高用量です(低用量ピルは卵胞ホルモン50㎍未満)。