2018年8月24日 16:00
糖尿病引き起こす「脂肪肝」の恐怖…予防にベストな運動法を伝授
これを解消するためには「食事の適正化」「体を動かす」「十分な睡眠」が肝心だと河盛先生は話す。
「まず食事。ごはんやパンなど炭水化物をきちんと取って、無意識のうちに多く取ってしまっている脂まみれの内容を見直しましょう。運動する筋肉へのエネルギー源となるタンパク質をきちんと取ることが大切です。和食が最良ですね。食べる順番にも留意し、野菜やきのこ、海藻類を食事の前半に取り、それから肉、魚などのタンパク質やごはんを十分においしく食べるようにしましょう」
もちろん、食べた分だけ体を動かす習慣をこまめに取り入れることを河盛先生は推奨する。
「自宅から300メートル程度しか離れていないコンビニに車で出かけるという人が多いのですが、買い物は“最高の運動”と捉え、車や自転車を使わず歩いてみましょう。駅でも階段を使うなど、意識的に体を動かすことを習慣づけてほしいです」
さらに、食後に体を動かす習慣をつけると、筋肉がブドウ糖を取り込むことで血糖値の急な上昇を抑えるだけでなく、筋肉も付くという好循環が生まれるという。
まだまだ暑い日が続いて寝苦しい季節だが、睡眠不足はすい臓から分泌されるインスリンの働きを低下させて血糖値を高めてしまうとともに、日中の間食を招くことにもつながってしまうので要注意。