2019年1月19日 11:00
同じ薬なのに金額が違う…?損しないための「薬局選び」とは
『調剤基本料2』となっていれば、病院の前にある薬局(門前薬局)。『調剤基本料1』は町の薬局。クリニックの前にあっても町の薬局扱いです。『1』のほうが『2』より50円以上割増しに(以下、金額はすべて3割負担の患者が支払う実費)。厚労省は、患者が身近な薬局で気軽に相談できることを目指しています。門前薬局は常に病院の患者が来るため、報酬が抑えられているのです」(内藤さん・以下同)
■ジェネリック薬をたくさん処方している薬局は高い!
「『後発医薬品調剤体制加算』の項目がある薬局は、取り扱い薬のうち、ジェネリック薬を75%以上処方していることを指します。割合に応じて、ほかの薬局より50円以上高くなります」
医療費負担を抑えたい厚労省が、安価なジェネリック薬を多く販売する薬局へ与えるご褒美ということだろうか……。
■おくすり手帳を忘れると加算!毎回おくすり手帳を持たずに薬局に行き「大丈夫です。
次は持参してください」と、薬剤師に言われた経験がある人も多いだろう。
「『大丈夫』というのは、持参しなくても処方はできますという意味。調剤明細書に『手帳なし』と書かれ、40円が請求されています」
以前はおくすり手帳を作るのに費用負担があったが、いまはタダ。