医師が推奨、重病リスク高める「隠れ脳梗塞」自己チェック法
隠れ脳梗塞は医学的には「ラクナ梗塞」と呼び、脳内の細い動脈にできる直径15ミリ未満の梗塞のこと。自覚症状がないのでCT検査やMRI検査で見つかることが多いという。
隠れ脳梗塞の“ささいな前兆”に気づくことが大事というのは、隠れ脳梗塞に関する多数の著書がある眞田クリニックの眞田祥一院長。
「人間の脳は、一部の機能がダメになっても、ほかの神経細胞でそれを補う『代償機能』があり、これが働くことによって動作、体の機能に支障がでないようにしていますが、実際には神経細胞が傷ついているので日常のなかでささいな神経症状が出てくる場合があります。これらを見逃さないこと。たとえば一瞬、意識を失うことがあってもすぐに戻る。頭痛やめまいが起こってもすぐによくなるので、『頭が痛いのは風邪のせいかも』『足がふらつくのは運動不足のせい』と、都合のいい解釈をしてしまう人が多いのです」
一般的に手足のしびれなどの知覚や言語、思考の領域は代償が効きにくいといわれている。実際に西城さんも、隠れ脳梗塞を起こしていた’01年秋には「ふらつく」「しゃべりづらい」といった不調を訴えていたそうだ。
次のようなことがあったら要注意!3つ以上当てはまる人は、隠れ脳梗塞の恐れがある。