食事で美肌を作るために意識してとりたい「タンパク質食材」
紫外線の害はある程度、体内の鉄分が防いでくれますが、やはりこれも食事から摂取できていない人が非常に多い。そればかりか、20~30年分の月経による鉄分の流出があるため、どんどん紫外線に負けやすくなっています。さらに、鉄分がないとコラーゲンをつくることができないため、ますますシワやたるみがひどくなって--まさに悪循環といえます」
では具体的に、どんな食生活をめざせばよいのか。柴先生が、意識的にとりたい“タンパク質”食材を教えてくれた。
【牛肉】
「美肌に欠かせない栄養素(タンパク質、鉄や亜鉛などのミネラル、ビタミン類)をバランスよく含んでいるので、とりあえずこれを食べていれば、というほど王道。でも、いきなりステーキはハードルが高いので、脂肪分の少ないミンチで作った料理や、薄切り肉をひと口、ふた口から始めてみて。霜降りなどの脂には大量の消化液が必要なので、人によっては消化できずに下痢をしたり、気持ち悪くなったり……必ず赤身肉で。また、赤身肉はかたいので、煮込むのがおすすめ。
すね肉でもホロホロになり、食べやすいですよ」(柴先生・以下同)
【レバー】
「タンパク質はもちろん、鉄分がとても豊富。