バランス能力、柔軟性、筋力上げる「健脚エクササイズ」
(松井先生・以下同)
中高齢期にロコモが進むと、日常生活における移動に必要な機能が徐々に低下し始め、体幹や筋肉の柔軟性も衰えてしまう。
「ロコモ予防のためには、何より移動機能に必要な筋肉をつけることが大切です」
松井先生がおすすめする、筋力や柔軟性のアップに効果的なのが次の「健脚エクササイズ」だ(体調をみながら実践し、痛みなどがある場合は運動を中止するように)。
■足腰鍛錬の必須メニュー「基本のスクワット」(1セット10回を1日2セット)
(1)肩幅より少し広めに足を広げて立つ。つま先は60度ほどひらく。
(2)ひざが内側に向かないように、お尻を後ろに引くように体を沈める(ひざがつま先より前に出ないように)。
※呼吸をしながら行う。
■力強く歩けるふくらはぎに「ヒールレイズ」(1セット10〜20回を1日2〜3セット)
(1)両足で立った状態からかかとを上げる。(2)ゆっくりかかとを下ろす。
※バランスが不安定な人は、イスの背もたれなどに手をついて行う。
■柔軟性・バランス能力・筋力を丸ごとアップ「フロントランジ」(1セット左右それぞれ5〜10回を1日2〜3セット)
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