ビューティ情報『「紅茶」がインフルウイルスを撃退、成分が実験で示した効果』

2019年12月5日 11:00

「紅茶」がインフルウイルスを撃退、成分が実験で示した効果

’18年、株式会社バイオメディカル研究所の特別研究員・中山幹男医学博士が行った実験では、シャーレにイヌの腎臓細胞を培養し、インフルエンザウイルスを感染させた。そこに、ティーバッグ1袋を熱湯150ミリリットルで1分間抽出した紅茶を浸したところ、「わずか15秒で99.9%のウイルスを無力化できた」のだという。

「ウイルスは、表面にある『スパイク』という突起物を駆使して、鼻や口の粘膜に侵入、細胞に吸着します。紅茶ポリフェノールは、このスパイクにくっつくことで、ウイルスが細胞に吸着する能力をほぼ100%奪うことができます。同実験では緑茶やしょうが湯、ビタミンC飲料よりも、紅茶のほうがはるかに高い感染阻止率を持つということもわかっています」

さらにこの紅茶ポリフェノール、A型、B型、新型など、あらゆる型のインフルエンザウイルスに同様の効果をもたらしたという。米川さんは、“紅茶が直接体に予防効果をもたらすわけではない”としながらも、こう続ける。「ウイルスに直接働きかけるので、インフルエンザ患者が紅茶を飲むことで、その人から集団への感染を防止する効果も期待できるでしょう」

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