ひざ関節“軟骨のすり減り”防ぐには『ペッパー警部』の動きで!
ひざ痛を悪化させないためには、ストレッチや筋トレでO脚の影響を抑える必要がある。そこで、戸田院長に隙間時間で簡単にできる「チョイひざトレ」を教えてもらった。
「変形性ひざ関節症」になると、ひざを伸ばすための筋肉の力が弱くなり、「スクリューホーム運動」が起こりにくくなってしまう。このスクリューホーム運動の能力の低下を防ぎ、関節の軟骨のすり減りを食い止めるためには「大腿四頭筋」の強化が欠かせない、という戸田院長が推奨するのが「チョイひざトレ」だ。
「大腿骨の周囲に存在する大腿四頭筋が強くなれば、スクリューホームが自然とできるようになり、ひざ痛も改善します。筋トレは筋肉の“強度”を高めるためのもので、ストレッチは筋肉の“柔軟性”を保つためのもの。ひざの痛みを改善して強くするためにはこの2つを両輪で行うことが大切です。チョイひざトレはこの2つを兼ね備えている体操なので、毎日、隙間時間に行うことをおススメしています」
■チョイひざトレ「壁もたれペッパー警部風スクワット」1セット5回、1日3セット
【1】滑りにくい場所を選び、背中全面で壁にもられ、両足のかかとをつけてひざより前に出す。
【2】ひざを約120度の角度に曲げた状態から、かかとを床につけ、股関節を開く。