肌の老化が気になるなら「赤い色の食べ物を!」と専門医
「白米や砂糖など白い食品は万病のもと。認知症や糖尿病、心筋梗塞、がんなどの病気になりやすく、ボケや老化につながります」
そう警鐘を鳴らすのは、40年以上にわたって、のべ20万人以上の患者を診てきた刑部恒男医師だ。
「病気を防ぐには、色着き食品が効果的です。緑はがん、黄色は動脈硬化、赤は骨粗しょう症、茶色はうつ、黒は老化を防ぎます。白い食品を減らして、色着き食品をしっかりとる。これを2週間続ければ、感動的に元気になりますよ」(刑部さん・以下同)
病気知らずでいつまでも若々しくあるためには、体内で起こる「糖化・酸化・炎症」が大敵だという。なかでも厄介なのは酸化だ。空気中の酸素が体内で「活性酸素」となり、酸化と炎症を起こす。
「炎症は、免疫細胞が夜の間に修復してくれます。ですが十分な睡眠を取らないと、修復が不完全なまま朝を迎えて、炎症が慢性化する原因になります。また、炎症の大本である酸化は、酸素がある限り避けて通れませんが、『抗酸化物質』である色素が抑えてくれます。色素を含む色着き食品を食べることで、老化や病気を予防できるのです」
特に重要な色素は緑、黄、赤、茶、黒の5色。なかでも大病を防ぐ効果の大きい無敵食材を、刑部先生に選んでもらった。