2021年2月18日 15:50
医師考案 痛みの原因を見極めてひざ痛解消!半数は腰が原因
「関節痛の原因は、必ずしも痛む部位にあるわけではないんです」
そう語るのは、6万人の関節痛を解消してきた、お茶の水整形外科 機能リハビリテーションクリニックの銅冶英雄名誉院長だ。
「ひざ痛に悩む患者さんの5割は、じつは腰椎が関係しています。腰椎の椎間板がずれることで、ひざにつながる神経を圧迫してしまい、ひざが痛むのです。この場合、いくらひざのストレッチをしても根治にはいたりません……。しかし、痛みのもとに合った体操を行えば、ひざ痛は改善できます」
銅冶先生によると、腰椎の次に多いのは、関節のゆがみや軟骨のすり減りなどひざ関節それ自体に原因がある場合で、患者の4割を占めるという。残る1割弱は、ひざの皿や周辺の筋肉由来の痛みだ。
そこで今回は、ひざ痛の9割を占める、腰椎とひざ関節由来のひざ痛を改善する体操を教わった。
「まずは痛みナビ診断で、痛みの原因を探します。
Aから順番に体操を行い“痛みが和らぐ動き”を見つけましょう。痛みが和らいでいるというのは、その部位のズレやゆがみが正されているということです。和らぐ動きが見つかったら、その動きをもとにした“痛みナビ体操”を行ってゆがみを修正していきます」