足の老化防止の“切り札”「アキレス腱伸ばし」のメリット
人の体重を支える「足」の骨には、縦方向と横方向に弧を描くように3つのアーチがあり、それらが体重を分散するようにして体を支えている。
かかとと小指の付け根を結ぶ「外側の縦アーチ」、かかとと親指の付け根を結ぶ「内側の縦アーチ」、5本の指の付け根を結ぶ「横アーチ」の3つで、このうち加齢とともに崩れてきやすいのが「内側の縦アーチ」で、「扁平足の原因になりやすいという。
“第二の心臓”と呼ばれることもある「ふくらはぎ」は、アキレス腱とつながる「下腿三頭筋」が大半を占める。
「アキレス腱が硬くなると下腿三頭筋をしっかり伸縮できないため、脚の血流が低下し、冷えやむくみにつながります。また、歩くときにすねを前に倒す動作がしづらくなり、足のアーチを崩してしまいます。アーチの崩れは扁平足につながり、外反母趾など足のトラブル全般につながります。アキレス腱は年齢とともに硬くなるので、若さをキープするためにも、毎日の『アキレス腱伸ばし』が欠かせないのです」
■こんなにいいことずくめの「アキレス腱伸ばし」
【足の若さを保つ】
加齢とともに硬くなりがちなアキレス腱の柔軟性を維持することで、いくつになっても正しく歩き続けることができる。