認知症を遠ざけるご飯の食べ方 両手を使う&噛む歯を変える
食事の際、食べながら、匂いも楽しむようにすることで、脳の働きを活性化することができます」
【2】意識的に両手を使って食べる
「ふだんは利き手に箸を持って食べるだけかと思いますが、脳のためには、食事中、意識して両手を使うことをおすすめします」
たまには利き手でないほうの手で箸を使ってみたり、ナイフとフォークを同時に使って食べたりすることで脳が刺激され、認知症予防になるという。
【3】食事は「脳トレ」である
「食感や香りを楽しんだり、食べる順番を考えたりするなど、食事というのは、じつに脳をフル回転させている一日三回の“脳トレ”なんです。それを意識するだけで、脳は徐々に若返ってきますよ」
最後に加藤先生から、こんなアドバイスも。
「どんな人にも好き嫌いはあるもの。いくら脳に効くからといって、嫌いなものを無理に食べると脳がストレスを抱え、逆効果になってしまいます。じつは私も肉類が苦手なのですが、新潟出身ということもあって、サケは子どものころから慣れ親しんだ大好きな食材です。みなさんもまずは三大プラズマローゲン食材のなかから、とくに自分が好きなものを選んで、それを優先的に食べてみてください。より効果的に脳を老化から遠ざけてくれると思います」
「女性自身」2021年4月20日号 掲載