科学的に正しい ストレスを消す「おやすみ前ルール3」
そこで今回堀田先生に解説してもらったのは、おやすみ前の行動習慣によってストレスを軽減し、鬱々とした状況を打破するためのルール。いずれも科学的な研究結果に裏づけられたものだ。すぐ取り入れられる行動なので、ぜひ心がけてみよう。
■SNSの使用は30分以内にとどめる
SNSの使いすぎに注意すれば、孤独感の解消やうつを抑制し、心に幸福感や安定感を与えるという。学生を対象に3週間行った実験では、SNSの使用を1日10分に限定したグループは、いつもどおり制限なく利用したグループにくらべて、孤独感やうつ、不安を抑制する大きな効果が見られた。(ペンシルベニア大学・ハントらの研究)
人は不安になると、不安解消のために誰かを攻撃することで心のバランスを保つ「防衛機制」が発動されるという。
「特に40代以降の中年層は『正しいことを言ってやらねば』と思うがあまり、SNSで過激な発言をしやすい傾向も。長時間使い続けるのは好ましくありません」
■不安を紙に書き出す
不安はあえて紙に書き出すと不安解消に効果的。
4日間、1日15分トラウマや悩みを書くグループと、その日にしたことなど普通のトピックスを書くグループに分け経過観察をすると、ネガティブなことを書いたグループが長期的には免疫、自律神経、精神的な苦痛の改善が見られた。