食後もダルくならず脳の働きがアップ!Dr.白澤すすめる「糖質制限」
自然に脂肪を燃焼させるため、ダイエットにもなる。
ケトン体回路の利点はそれだけではない。糖分を取ると、血糖値が急上昇した後に急降下する「血糖値スパイク」が起こり、眠くなったり、体がだるくなりがちだが、ケトン体回路を使えば、食後も頭はスッキリして作業パフォーマンスも向上し、イライラしなくなり、ストレスに強くなる。
「海外では小麦製品の摂取過多が認知機能低下と関係しているという論文は多くあります。特に菓子パンは、グルテンに加えて糖分の塊ですから注意しましょう。まずは小麦製品を大幅にカットするだけでも、脳への影響がわかると思います」
■肉や魚、ナッツなどが脳によくておすすめ
菓子パンは血糖値を急激に上げる。小麦製品を好んで食べる人は、まずは主食を米(ご飯)に替えてみよう。
しかし、ご飯だからと安心して糖質過多になると3型糖尿病を招きかねない。
ご飯も1日にお茶わん1~2杯くらい(60~120グラム)にし、最終的には白澤先生が推奨する1日60グラムまで減らしたい。
「いちばん簡単なのは、おかず中心の食事にすることです。肉、魚、野菜はそのままの量で構いませんし、果物も砂糖を加えず生食であれば問題ありません。