2022年3月14日 11:00
介護現場で働く医師が推奨「認知症の予防に1日1.5リットルの水を」
人の体から500ミリリットルのペットボトル1本分の水が失われるだけで意識障害が起こるのです」(竹内先生・以下同)
竹内先生は、最低でも1日に1.5は水分をとってほしいという。水分は水に限らず、お茶やコーヒー、牛乳、ジュース、スポーツ飲料などを含めても構わないが、アルコールは含まない。
「お水で1.5ミリリットルとれれば理想的ですが、水だけではそんなに飲めないという人は、お茶やコーヒーといった好みの飲料を含めて構いません。カフェインのとりすぎには注意が必要ですが、脳の働きを考えた場合、水分をとってもらうことが第一です」
ただし、味噌汁やスープについては塩分や具の量など家庭によってまちまちなので、水分として計算するものは“食べる”ではなく“飲む”ものに限るそう。
「特に、朝起きぬけのコップ1杯の水(または白湯)はおすすめです。午前中に半分の750ミリリットルほど飲んでいれば、脳から全身が活性化され、活動的な一日が送りやすくなります」
■運動習慣も大事。相乗効果が見込めそう
そして、水不足を解消するためにも習慣づけてほしいのが運動。
「運動といってもウオーキングで十分です。
運動習慣がある人は、自然と体が水分を欲する傾向にあります。