2022年8月31日 15:50
50代からの“思秋期”は「肉を食べて!恋をして!」ボケないための過ごし方8
■“思秋期”の過ごし方で老化を遅らせられる
「私が考える“思秋期”というのは、中年と老人の間の時期。年齢でいうと、男女共に50~70歳ぐらい。これから高齢期をどう迎えていこうかと考える期間です。たとえば、70代になってもバリバリ働いていてリタイアしない人は、日常的に前頭葉が活発に機能しているので、若々しい。80歳になっても“思秋期”が続く人もいます。いっぽう、定年後に何もせず、60代で“思秋期”を終えて、早く老化してしまう人もいます」(和田先生・以下同)
前頭葉の機能が落ちると、自発性や意欲が減退し、感情のコントロールが利かなくなる。また思考の切り替えが悪くなり、新しい発想や創造性がなくなるそうだ。
「たとえば、外食は行きつけのお店しか行かない。
あるいは同じ著者の本しか読まなくなる。料理のレシピが増えない。会話もワンパターンのことしか言わなくなる。さらに、“あれ” “それ”と、人や物の名前が出てこなくなったり、一度怒りだしたらブレーキが利かなくなるような症状があれば、前頭葉が衰えてきていると自覚したほうがいいでしょう」
【“思秋期”チェックリスト】
□ 人・物の名前がなかなか出てこない
□ 行く店がいつも決まってきた
□ 同じ著者の本ばかり読む
□ 料理のレシピが増えない
□ 似た服ばかり着てしまう
□ 同じことを繰り返して言いがち
□ 怒りだしたら止まらない
□ 全体的に意欲が落ちた
では、どのようにすれば前頭葉が鍛えられるのか。