2022年10月26日 15:50
気分が落ち込む、ぼんやりする……マスク酸欠が原因?“みぞおち揉み”で深い呼吸を取り戻す
自律神経のスイッチを切り替えるために、呼吸を深くする腹式呼吸が大事になってきます。腹式呼吸で酸素の量を取り込むためにも、ガチガチになった横隔膜を『みぞおちもみ』でほぐして、肺活量を増やしていきます」(永井さん・以下同)
1日1分「みぞおちもみ」をやると、その後、過呼吸気味で浅かった呼吸が深くなってくる。
長引くコロナ禍で動悸や息切れ、パニック症状に見舞われるという40代の女性は、「みぞおちもみ」の後、肺活量が250ミリリットル増の2500ミリリットルにもなり、過呼吸が治ったという。体調面でも動悸・息切れが治まってきて、肩から胸の部分が軽くなったと感想を語った。
「体内に取り込む酸素量が増えきますので、血流がアップして代謝が促進されます。眠りが深くなり、睡眠不足が解消されるので、1日気分よく過ごせるようになってきます。やっているうちに心が軽くなるのが実感できます」
■横隔膜をほぐして血流も肺活量もUP
その「みぞおちもみ」は3つのステップがあり、所要時間はトータルで1分。さっそくトライしてみよう。
【ステップ1】おなか太鼓で神経と筋肉をリラックスさせる
(1)へそから上に指で数えて8歩目あたりの位置を確認する。