2022年12月29日 15:50
お餅を食べる前に10回! バタカラ体操でお餅による窒息や誤嚥性肺炎を防ぐ
お正月はお餅による窒息事故が目立ちます
お雑煮にお汁粉、いそべ餅など、お餅を使った食事がおいしい時季ですが、お正月はお餅による窒息事故が目立ちます。高齢になると噛む力や飲み込む力が弱くなるため、お餅による窒息には注意が必要です。また、飲み込む力の低下は、誤嚥性肺炎を引き起こす場合もあります。
年末年始に発生するお餅の事故や誤嚥性肺炎を防ぐために、誰でも無理なくできる体操を、介護予防トレーナーで健康づくりトレーナーの久野秀隆先生に教えてもらいました。高齢の方はもちろん、先を見据えて若い世代の方もぜひ実践してみてください。
■食前10回の「パタカラ体操」でごはんもおいしく、誤嚥性肺炎も防ぐ
このパタカラ体操のコツは、パ・タ・カ・ラの4文字を発音しながら行うこと。食事の前にそれぞれ10回程度行います。
・「パ」は唇を鍛える
「パ」と唇をしっかり閉じて発音することで、唇の筋肉を鍛えることができます。
口をしっかり閉じることができるようになり、口から食べ物がこぼれにくくなります。
・「タ」は舌を鍛える
舌を上あごにくっつけて発音する「タ」。食べ物を押しつぶしたり飲み込んだりするときの筋肉を鍛えることができます。