コロナ禍で感染リスクが高まった帯状疱疹ウイルスは「キウイ」「菜の花」で不活化!
(写真:アフロイメージマート)
コロナ禍以降、帯状疱疹を発症している人が世界的に増えているという。新型コロナへの感染が帯状疱疹の引き金となることに関しては、アメリカの約200万人のデータを解析した最新研究もある(https://academic.oup.com/ofid/article/9/5/ofac118/6545460)。
50歳以上では、新型コロナに感染した人はそうでない人と比較して、感染から6カ月以内に帯状疱疹を発症するリスクが15%高く、新型コロナの入院患者では帯状疱疹の発症リスクが21%高いという。
■日本でもここ数年で帯状疱疹の発症数が増加
「原因はさまざまですが、ひとつには免疫機能が関係しています」
こう話すのは、ひめのともみクリニック院長の姫野友美先生だ。
私たちの脊髄には水疱瘡のウイルスが潜んでいる。ふだんはおとなしいが免疫力が低下するとウイルスが活性化して、神経を傷つけながら痛みを起こし、皮膚表面に達して発疹をつくる。これが帯状疱疹の発症だ。
「帯状疱疹は免疫力の低下によって起こりますが、特にホルモンバランスの乱れやすい更年期世代の女性で、帯状疱疹に罹患する人は多い。