ビューティ情報『鳥インフルエンザ異変の場合、死者予想は最悪64万人…卵急騰に海外では少女死亡』

2023年3月21日 06:00

鳥インフルエンザ異変の場合、死者予想は最悪64万人…卵急騰に海外では少女死亡

「ブタは鳥や人のインフルエンザの両方に感染します。懸念されるのは、ブタが同時感染してしまった場合、体内で双方の遺伝子の組み換えが起きて、人に感染しやすい鳥インフルエンザウイルスができてしまうことです」

では、実際に鳥インフルエンザが人へ感染し、人から人へ感染できるように変異してしまった場合、どのような症状が考えられるのか。「可能性は低いですが」と前置きし、東北大学災害科学国際研究所の医師・児玉栄一さんが語る。

「H5型に関しては、免疫がありません。現在のワクチンでどこまで予防効果があるかわかりませんが、重症化予防はできるのではないかと、期待しています。症状に関しては、気管支炎や上気道炎で人が死亡することはまれですが、鳥インフルエンザは肺胞で複製しやすく、肺炎のリスクが高いです。新型コロナのような高齢者の重症化リスクばかりでなく、インフルエンザは2歳以下の子どもの死亡率が上がります」

厚労省では、鳥インフルエンザのような新型インフルエンザが発生した場合の被害想定をしている。資料によると、約8週間でピークに入り、最大で日本の全人口の25%(3200万人)が罹患し、医療機関の受診者は1300万~2500万人、入院患者は53万人から200万人、そして中等度の毒性であっても死者17万人、重度の毒性であれば64万人と、新型コロナの死者7万人を超える試算なのだ。

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