食欲が止まらない!寝ても眠い! 一般的なうつとは違う「冬季うつ」に要注意
一方、冬季うつの場合は、倦怠感や気力の低下は共通しているものの“過眠”や“過食”“体重増加”などが特徴です。
とくに〈日中、眠気がひどくて起きていられない〉〈甘いものが食べたくなり、菓子パンなどの炭水化物を食べすぎてしまう〉などという方は冬季うつの可能性があります」
右の表をみて、自分に症状がないか確かめてみよう。
「原因は日照時間の低下と言われていますが、不安な気持ちが症状を悪化させる可能性も」
特に今年は、元日から地震や飛行機事故などのニュースが立て続けに起きているので注意が必要だ。冬季うつには、どのように対応すればいいのか?
「まず、(1)朝起きたら太陽の光を浴びること。曇りや雨の日は電気スタンドの光を30分程度当てて代用を。(2)簡単な体操でよいので体を動かすこと。さらに、(3)朝食をとることも大事です」
(1)~(3)を習慣づけることで、メラトニンやセロトニンの分泌が促され、症状が和らいでいくという。■歯ごたえのある食材が神経を活性化させる
管理栄養士の小原水月さんは、「具だくさん味噌汁と、雑穀米ごはん」をすすめる。
「体を温めることで、副交感神経が優位になり、心が落ち着きます。