桂ざこばさんも亡くなった「大人の喘息」掃除中に咳が止まらない、台風が来ると息苦しい人は要注意!
つまり、900万人近くの患者が、適切な治療を受けず、自分が喘息であることに気づいていない“隠れ喘息”だというのだ。すでに病院にかかっている患者と年齢分布が同じだとすると、500万人ほどが40代以上の女性だということに。これは40代以上女性の8人に1人に該当する。
「何日も咳が止まらないのに、風邪が長引いているだけだと思い込んで、病院に行かず放置したままでいると、重症化する場合もあるので注意すべきです」
そこで、自分が“隠れ喘息”かどうかをチェックするために、寺嶋教授に見逃しやすい16の症状を教えてもらった。
「とくに今の梅雨時季など、雨や台風による気圧の変化で息苦しくなったり、咳き込む人は隠れ喘息を意識したほうがいいでしょう。また、就寝後、深夜や明け方に咳き込んで目が覚める、エアコンの冷たい風に当たると咳が出る人も要注意です。
それから家の中を掃除しているときに咳が止まらなくなる人は、ホコリやダニ、ハウスダストなどのアレルギーに反応している可能性があります」
16項目中3つ以上該当する人は、“隠れ喘息”を疑い、病院で診察を受けたほうがいいという。成人喘息は、生活の質を著しく下げてしまう。